台湾を思い出す
去る11月7日、粉河・桃山・那賀・打田・貴志川の5町が合併をして新市「紀の川市」となりました。そして新しい街の市長と市議会議員を決める選挙が12月4日告示、11日投票で行われます。
すでに前哨戦は始まっていて、それぞれの陣営が事務所を構え始めています。特に市長選挙に出馬を予定している2陣営は、おにぎりと熊のキャラクターを使って、知名度アップを図っています。
そしてここ数日で、青色無地の幟と緑無地の幟が立て始められました。それらを見たとき、昨年行った台湾を思い出しました。
私が台湾を訪れたのは2004年3月5日、3月20日に行われた台湾総統選挙の直前でした。国全体がヒートアップし、盛り上がっていました。そして街は「青」と「緑」に塗り分けられていました。
「青」は国民党のカラー、「緑」は民進党のカラー。街中至る所に青・緑の幟、小旗、ステッカーなどがつけられていました。スローガンや党首の顔写真が入ったものまで、ありとあらゆるものがありました。日本よりも文書図画に関する規制がゆるいのか、これでもかと掲示物がありました。そんな環境に心躍ってしまったことは言うまでもありません。
台湾の友人から言われたのが、人の多いところでは政治の話をしてはいけない、ということでした。なぜなら、すぐケンカになるからです。それを聞いて、そういえばと、思い出しました。台湾の国会議員が議場で殴り合いのけんかをしているシーン、皆さんも一度はご覧になられたことがあると思います。あれを思い出してしまい、絶対話さないようにしようと思いました。
そんな台湾のことを思い出させる、市長選前哨戦です。
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