11年が経ちました。
やっぱり今日はこれを書くより他はありません。そうです、あの地震から11年です。
あの日、僕は風邪を引いて寝ていました。夜明け前、突然の大きな揺れで目を覚ましたのは、言うまでもありません。
和歌山市は震度5でした。しかし今のように強弱の区分けがなかったので、どっちに当たるのかは分かりませんが、しかし今まで経験したことのない揺れでした。揺れが収まっても安心はできませんでした。余震があると思っていたからです。
時間が経つにつれて、日が経つにつれて、被害が明らかになりますが、自分には何もできませんでした。ただ毎日学校へ通うだけ。それが義務だと言われればそれまでですが、そのことをむなしく思っていました。
私は、阪神以外に大きな地震に2度遭遇しています。1つは新潟の小千谷市役所の前でボランティア活動をしている時に、余震の一番大きいものに遭いました。
もう1回は福岡西方沖地震で、仕事で福岡市内にいた時に遭いました。どうも地震を呼ぶ男のようです。
阪神以後、寝ていても地震が来る2.3秒前に目が覚めるようになりました。大きくても小さくても、地震が来ることが分かってしまう体質になってしまったようです。でも、そのおかげで初動が早くなって、避難路を確保できるようになりました。たかが2.3秒ですが、されど大きい2.3秒です。
そんな私の話はさておき、亡くなられた6434名の方のご冥福と、ご遺族のお心が1日でも早く癒されますようお祈りし、今日の日記を締めたいと思います。
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