命をつなぐバトン
この3日間は、毎日大阪まで通って応急手当普及員の講習を受けていました。
応急手当の講習は普通救命講習と上級救命講習があります。私はこのどちらの講習も修了していますが、残念ながらこの二つは決まり上、人に応急手当の技術を教えることはできないことになっています。そこで、応急手当普及員の資格を取って、一人でも多くの方がいざという時、救命活動に携わっていただけたらと思いました。
和歌山は阪神大震災の震源にも近く、南海・東南海地震の発生もそんなに遠くない未来だと言われています。また天災だけでなく、今一緒に暮らしている家族が倒れたとき、真っ先に助けることができるのは自分しかいません。
119番で救急車をお願いしてから現場に到着するまで、全国平均で約6分かかると言われています。しかし、心臓が停止してから3分で約50%、5分でほぼ100%の人が助からないという統計が出ています。
できることなら使わずに済んで欲しい。しかし、使わなくてはいけないときにその技術を持っていないがために、手をこまねいているというのは不本意です。助かる命を助けたい、救命のリレーの第1走者は、実は身近にいる人間なんです。だからこそ、その技術を持ち、誰かに伝えたいと思いました。
受講生の中には、ABCラジオの「おはようパーソナリティ道上洋三です」に出ておられる秋吉英美さんもいらっしゃいました。お伺いしたところでは、2日目の朝にラジオで講習のことをお話されたらしく、すぐに反響があったとか。マスコミの力はすごいです。
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