いいことあるよ
今日は根来寺にいらっしゃる画僧牧宥恵さんの三昧画(ざんまいが)の展覧会と記念講演会に伺いました。
宥恵さんは、三昧画では大手の通信講座にも取り入れられるほど有名な方だそうです。宥恵さんの描かれた絵を拝見して、どこかで見たことがあるような気はしたのですが、それを描かれた方がこんなに近くにいらしたとは思いも寄りませんでした。
三昧画はなんとも雰囲気のある絵で、心穏やかになれる、まさに癒しの絵です。
絵を拝見した後の講演会では、宥恵さんが三昧画を描かれるようになった経緯や、最近の活動、憲法9条を含めた平和についてのお話をされました。何より残った宥恵さんの「あの世で地獄か極楽か知らないが、その審判を受ける時、僕は戦争には加担しなかったと言いたいだけのこと」という言葉でした。たとえ戦争に巻き込まれて死んだとしても、戦争という人殺しにだけは関わらなかったと、胸を張って言いたい。ただそれだけの想いだそうです。
ほとんどの人は戦争なんかしたくないはずです。命を失い、財産を失うだけの行為をほんの一握りの人間がしたくて、それに突き進んでゆく。イラクでの戦争もアフガンでの戦争も未だに終わっていません。本当はみんな疲れてやめたいはずやのに。
会場には岸本周平さんもいらしていました。一緒に宥恵さんの「いいことあるよ」の横で記念撮影です。いいことあればいいな。
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