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2006年10月10日
2人の子どもはどうなるのか?

 北朝鮮による核実験の報道で埋もれてしまったニュースがいくつもあります。そのうちの一つを取り上げたいと思います。それはタレントの向井亜紀さん(41)夫妻が米国の女性に代理出産を依頼して生まれた双子の男児(2)についてのことです。
 今日、品川区は双子の出生届を受理するよう命じた東京高裁決定を不服として、最高裁への許可抗告を同高裁に申し立てました。8日に行われた品川区長選挙で当選した浜野健氏が、法務省の示した抗告を求める方針に沿った模様です。
 現在の民法では、「出産した女性を母親とする」との法解釈があり、国は代理出産で生まれた子の出生届を受理しない立場を取っています。ところが、民法が制定された当時と今とでは、科学技術のレベルは格段に違い、今回のケースは民法の全くの想定外であったことは法曹関係者も認めるところです。
 しかし、現にお子さんがこの世に生を受け2才になり、両親と暮らしているのに、その立場はいつまでも宙ぶらりんというのはどうなんでしょうか?まずもって考えるべきは、2人の子ども達が安心して、日本国民として暮らせるようにすること、これが第一で、そのためには私は速やかに政治の「英断」が必要だと考えます。
 と、同時に法律の不作為を直さなければなりません。今国会においてでも、民法改正を含めた対応を、議論をすぐに始めるべきです。それをしないならば、それは国会が国民に対する職務を放棄したも同然で、国民に対する冒涜以外の何物でもありません。
 今国会においても、難問が山積している状況は分かりますが、刑法における時効や刑罰の引き上げを行ったように、この問題にも対処していただきたいと思います。全ては私たち生活者のために、なのです。

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