六分(りくぶ)の侠気(きょうき) 四分の熱
妻をめとらば才たけて
みめうるわしく情(なさけ)ある
友をえらばば書を読みて
六分(りくぶ)の侠気(きょうき) 四分の熱
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これは与謝野鉄幹の『人を恋うるの歌』の第1節です。先日、ある大事な方からこの詩を教えていただきました。正直、私はこの詩を存じ上げませんでした。
その方とは4時間ほど、色々なお話をさせていただきました。ほとんど問答形式で、まず初めに私に投げかけられたのは「なぜ、政治は必要か?」でした。そして政治家に必要なもののひとつが「六分の侠気 四分の熱」だと教えていただきました。義理人情だけではギクシャクする、情熱だけでは動かない。どちらも持ち合わせて、そのバランスが大事なのだ、と。
その他にも、歴史上の出来事の本当の見方や、読んだ方がいい本を教えていただきました。
その方とお会いできて本当に良かったと思っています。久しぶりに頭をガツンとやられました。自分がいかに物事を知らなさ過ぎるかを再認識しました。このまま行ってしまわなくて良かったと思いました。
次にお会いできるのはいつか分かりませんが、その時には「ちょっとは勉強したみたいやな」と言われるようにはなりたいと思います。
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