政治家の命
今日は「政治家の命」に関わる出来事が2つありました。
ひとつは、4月18日に選挙事務所前で銃撃され亡くなった伊藤一長・前長崎市長の市民葬が行われました。伊藤市長が銃撃されたニュースはまだ記憶に新しいことと思います。同じく政治に携わる者として、非常に衝撃を受けましたし、殺せばすべてが終わると思われていることに怖ろしさを感じました。
もうひとつは、今ニュースでもやっていますが、松岡農水大臣が自ら命を絶ったことです。「ナントカ還元水」は今年の流行語大賞に入る勢いでしたし、事務所費の問題では連日国会で追及がなされている最中での出来事でした。
事情はどうあれ、今回大臣が自ら命を絶ったことはよろしくないと思っています。この間子どもたちの自殺が相次いだ時、確か政治家は「命を粗末にしてはいけない、思いとどまって欲しい」と言っていたはずです。しかし今回のこと。子どもたちからは「言ってることとやってることが違う」と言われるでしょう。
また少しずつ、松岡大臣を取り巻く環境がどうであったかの話が出てくると思います。ただやはり、政治家である以上、説明すべきことがあったと思います。議席は命より重いとは思えません。全てを白日の下に曝すべきではなかったでしょうか。
国会勤務の際、松岡大臣を何度もお見かけしたことがありました。政党が違い、お話することはありませんでしたが、しかし知っている方がこういう形で亡くなられるのはとても寂しく思います。
ご両人のご冥福を心からお祈りいたします。合掌
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