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2007年11月04日
突然の辞意表明

 14時過ぎに一つの連絡が入りました。「小沢さんが代表辞めるって」
 それから14時半ごろに、ちょうど見ていたテレビで、ニュース速報が流れました。「小沢民主党代表が辞意表明、午後4時から記者会見。」
 そのすぐ後に、ある支援者から電話、「どうなるんよ、民主党は!」

 小沢代表にとっては、そういう選択肢もありかな、と思いました。「無責任だ」という声があるようですが、必ずしもそうだとは思いません。安倍さんのように、首相の座に自らしがみついておきながら、突然放り投げたのとは違います。しかし、私のような民主党の末端からすれば、前途多難、大嵐です。
 小沢さんの頭の中には、かなり壮大な大計画、先のイメージがあったのだと思います。そこにたどり着くための道筋はいくつかあったはずですが、その中から今一番選ぶべきは「連立政権」や「政策協議の場の設置」だと思われたのでしょう。政権の懐に入って、その中でグリングリンかき混ぜてやろうと言うのは、小沢さんが考えそうなことです。
 その間の詰めた考えが小沢さんの中にあったのでしょうが、それが党の役員会でうまく伝わらなかった。この場合、小沢さんが全てをさらけ出して話すか、全役員が小沢さんの思いを忖度してついていくかしか、選択肢はありません。戦略を全て話すわけには行かないし、全役員は忖度しないし、役員総取っ替えもできない。結果として「不信任をつきつけられた」というところに落ち着いたのでしょう。
 政権を維持するためにはなりふり構わない自民党ですから、それに勝つためには我々もなりふり構わない戦略が必要だと、元自民党の小沢さんは考えたのでしょう。一度民主党に政権を持たしてみればどうなるかの大実験をしようとしたのかも知れません。ただ、これらは自らの浅はかな議員秘書の経験から、あくまで勝手に小沢さんに有利に想像するだけで、事実ではありません。マスコミから流れる情報が全てでもありません。その点、ご理解下さい。

 こういう逆風のとき、党本部は我々末端の人間の声を聞いたり、助けてくれたりはしません。しかし、最大の突風は我々に吹き付けます。明日から風に耐える日が始まります。

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