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6Aぇ~まちプロジェクト
先月、ぶらくり丁にあるよさこい事務所で、和大附属小学校6年A組のみんなが街づくりについての発表をするというチラシを頂きました。自分の母校でもあるし、子ども達が街づくりをどういう視点で見ているか、興味があったので参加してきました。
高松にある和大生涯学習センターで行われたのですが、行ってみて「教育研究発表会」の一環だということが分かりました。和大附属小学校は教育研究校で、新しい教育の手法などを実験的に行い、その成果を発表し、学者の批評を加えたりして、全国での教育に生かそうという取り組みが行われています。そのため年に1回、全国から先生が集まってきて、その成果を披露する「教育研究発表会」が開かれるのです。
まず、「ぶらくり丁に人を呼び込むためにどうしたらいいか」「和歌山の特産を使ったお菓子は創れないか」などのテーマを持った10のグループが、それぞれの活動について報告しました。続いて、それをサポートした大人が4人登場し、子ども達と一緒に活動した感想などをお話されました。
その後、それぞれのグループに分かれ、会場にいる大人と自分たちのテーマについてディスカッションする場がありました。これはかなり画期的だと思いました。私はぶらくり丁を掃除して人を呼び込むという活動をし、「ぶらくり丁に喫煙コーナーを作り、ゴミ箱を設置したい」というグループと、お客さんを呼ぶために自分たちでイベントを企画したいというグループと話をしました。
しかし、残念だったのがそこに居合わせた大人で、例えば喫煙コーナーを作るという話で、「世界的にタバコを吸う人が減ってきている中で、喫煙コーナーを作るのはダメだ」と言い切ってしまう人がいるのです。これでは子ども達が自分で考えることができません。やっぱりこの場では、「世界的にタバコを吸う人が減ってきてるんだけど、なぜだと思う?」「最近喫煙コーナーってちゃんと囲われてるんだけど、それはどうしてかな?」と問いかけて、考えてもらわなければならないと思うのです。
そんなところから、世の中にはタバコを吸う人と吸わない人がいて、お互いにお互いを慮る必要があるということを理解するようになる。それが、いじめや人を傷つけたりしないことにつながるのではないかと思うのですが、浅はかでしょうか?
子ども達を見ていて、昔の自分を思い出しました。知りたいことがあれば、市役所や県庁へ堂々と押し掛けて行き、色々と教えてもらったことと重なりました。夏休みに呼び出され、自分が何かやらかして怒られるのかと思ったら、『ごんぎつね』の文章に記号などを書き加え、研究発表で使う資料作りのお手伝いをしたこともありました。それがみんなに配られているのを知って、とてもうれしかったことを覚えています。
子ども達の活動は3月いっぱいまで続くそうです。
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