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2007年11月09日
火事から見えること

 今日午後2時45分ごろ、東京都港区芝の7階建てマンション最上階から出火し、7階部分約145平方メートルを全焼した火事がありました。
 7階の家主(65)とその妻(61)、母(88)の3人が屋上に取り残され、妻と母が東京消防庁のヘリコプターで救助され、家主は階段から自力で逃げました。3人は煙を大量に吸い、都内の病院に運ばれたそうです。東京消防庁が、火災で逃げ遅れた人をヘリコプターで救助したのは初めてのことだったそうです。夕方のニュースではその模様が中継で流されていて、しばらく見ていました。
 今回の火事はまさに都市型の火事で、ビルが林立する都心で、ビルの周辺に十分な空地がなく、消火活動が容易でなかったこと、また隣のビルとの高さに差があり、移ることもできないなどの課題が見つかりました。
 同時に、都心だからといって若者だけが住んでいるのではなく、60代と80代の高齢者だけの世帯が存在し、その割合が案外多いということが分かりました。では、和歌山はどうか。
 今年3月末現在の和歌山県の高齢化率は24.6%で全国第10位。和歌山市は県内市町村で低い方から4番目ですが、それでも22.7%となっています。また県下で65歳以上の高齢者のいる世帯のうち、一人暮らしおよび夫婦のみの世帯は58.6%と過半数を超えています。和歌山は全国的に見て高齢化率が高い地域であることが分かります。
 今回の東京の火事と同じようなことが和歌山でも起こる可能性が高いです。早いうちに対策を考えなければならないと思います。

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(読売新聞ウェブからの写真)

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