ボーナスアップ?
今開かれている議会で、市職員のボーナスアップについての議案が出されています。同時に、これまでの慣習で、議員のボーナスもアップすることになります。金額にして、4万円ぐらいです。
支援者の方からメールで、私がこの事についてどう考えているのかと問われました。次のようにお答えしました。
「あくまでも個人的な考えと前置きした上でお話します。
基本的にはボーナスと給与については切り離して考えなければならないと思います。
ボーナスの引き上げについては、市職員全員がその対象となっております。人事委員会勧告を受けた場合、引き上げを行うのが、市としての通常の対応です。
同時に慣例で議員のボーナスも引き上げるという対応をこれまで行ってきました。今回の引き上げも慣例に則った形です。引き下げのときも同様に慣例で引き下げを行います。
今回慣例を使うことを否定すると、これまで市職員と同じように上下させるシステムを否定することになります。そうするとボーナス支給のための根拠を失うことになりますので、これまで通り慣例に従うべきだと考えます。
職員給与の削減については、職員の生活の基礎を支える根本ですので、本来なら削減はすべきではないと思います。
しかし、和歌山市自体が倒産しては元も子もないので、市民に対する負担増と一番の支出項目である人件費の削減に至ったわけです。当然議員も同等の痛みを分かち合わなければならないと思います。
明日から始まる議会の中で何らかの策を提示し、一定の結果をお示ししたいと考えています。」
公務員には会社員のように、スト権が与えられていません。その代わり、給与の増減については、中央省庁であれば人事院が、市役所であれば人事委員会が組織から独立して、物価や一般企業の給与水準を基にして、金額を決めています。法で定められた制度である以上、これを遵守する義務があります。
しかし、議員は別だと思います。私が上乗せ分を供託したりしてパフォーマンスしてもいいのですが、そこからは何も生まれない、ハレーションを起こすだけだと思うので、自ら襟を正して自分たちができる策を考えたいと思います。
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