被災体験をしてみる
わかやまNPOセンターの企画で、模擬訓練としての被災体験をしようという催しがあり、参加してきました。
和歌浦自治会の玉置会長はじめ役員の皆さん、NPO団体や企業の方々が、ブース展示として参加されていました。
また阪神・淡路大震災を神戸で被災された美野さんが、地震の直後にどんな不都合が起こるか、身をもって体験されたことをお話して下さいました。
例えば、メガネをかけている人はメガネがどこかに行ってしまって分からなくなるとか、寝る時は夏でも厚手の靴下を履いているとガラスの破片を踏んでもケガしにくい、笛と小さいライトを常に首からぶら下げていると瓦礫の下敷きになっても、助かる率が高いなど、実体験からのお話をして下さいました。
私も常に枕元に小さなライトを置いています。今度は笛をライトにくっつけておこうと思います。
玉置会長は、自治会の中で「助けられたい人」と「助ける人」を地図に落としておいて、緊急時に役立てるということを実践されています。これが全国でも注目されていて、月に何組も視察に来られるそうです。しかし、和歌山市の中でも場所によって温度差がかなりあるということが分かってきた、と玉置会長とお話ししていた中でおっしゃっておられました。和歌浦は地震が来たら、すぐに津波の被害が想定されます。普段からかなりの危機感をお持ちですが、必ずしも他の地区とはその危機感を共有できないようです。
写真は、すぐできる担架です。毛布と物干し竿などのしっかりした棒が2本あれば、すぐにできます。実演したときに、皆さんが怖がっておられたので私が実験台になって一番手を引き受けました。写真はその後のもの。みんな安心して乗っています。このかんたん担架の作り方は、普通救命講習でも習います。消防局でも講習会をやっていますし、私が講習会を開くこともできます。ご希望があればお伺いします。
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