banner
profile
policy
activity
blog
db
link
rss
home

〒640-8235
和歌山県 和歌山市 東長町9-1
TEL:073-426-2475
FAX:073-426-2475
mail:

title activity
2007年12月18日
餞(はなむけ)

T_B_IMGP0434.JPG

 今日、ある介護施設の入社式に招かれ、行ってきました。普通の会社の入社式なら特段ここで書くこともないのですが、今回は特別です。
 介護施設を運営する会社に入社した宮里泰広さんは知的障害を持っています。県立和歌山産業技術専門学院に1月から新設された総合実務科の第1期修了生として、去る14日に学校を巣立ちました。宮里さんは修了式で答辞を読みました。
 在校中、企業実習でこの介護施設に来て、互いの相性も良かったので、そのまま就職となりました。入社式の前に少しお話をさせていただきましたが、一見して知的障害を持っているとは思えませんでした。
 施設の利用者さんや関係者を前に、入社式が始まると、宮里さんはとても緊張していて、その緊張感が私にまで伝わってきました。挨拶の機会を頂きましたので、「智慧の塊である利用者の皆さんが子や孫のように彼を育て、彼は一生懸命皆さんをお世話してくれると思います。お互いに高めあって、そしてお互いに補う関係が出来上がると思います。」とお話させていただきました。
 まさに、先日東京で見た、横河電機やスターバックスで活き活きと活躍する障害者の方と同じです。決して和歌山だからできないのではありません。これには都会も田舎も関係ありません。要はやる気の問題だけのように思います。
 入社式の後、宮里さん指揮の下、クリスマス会で披露する歌の練習の声が響き渡っていました。
 これからも時々施設を訪れて、宮里さんのがんばる姿を見ていこうと思います。

Copyright(C)2006-2007 Tadasuke Yamamoto All Rights Reserved.