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2008年01月22日
熊本から大分・日田へ

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(ホテルの部屋から見た熊本城。天守閣が修復工事中です。)  今日は森林保全議連視察の2日目です。朝9時半から熊本市役所にお邪魔し、森林かん養林の整備について、担当課の係長さんからお話を伺いました。  お話を伺って初めて分かったのですが、熊本市で使われる水道水の100%が地下水なのだそうです。こういう街は他に例がないそうです。しかし工業化の進展とともに、地下水の汚染が心配され、全市的に地下水の保全に取り組み始められました。  また、年々地下水の水位が減少傾向にあり、熊本市が市民に対し、水道使用量の増える7・8月に10%の節水をしてもらう活動を3年計画で行い、3年目の昨年夏、目標の10%には届かなかったものの、平均8%の節水を実現しました。  同時に、地下水脈の上流に位置する森林の間伐や下草の処理など森の整備を始め、十分な水を蓄えることのできる森づくりに取り組まれました。森林に降った雨はおおよそ15年ほどかけて、地下水となって市民の飲み水になるそうです。  このおいしい水がペットボトルに詰められ、市内の駅などで売られており、年間3万本ほどの売り上げがあるそうです。水道水ではあるけれども、ミネラルウォーターだと担当者の方がおっしゃっておられました。  熊本県にも森づくり税があり、その補助を受けて、かん養林の整備が行なわれています。同じ税金が和歌山にもあります。今後、森づくり税を利用した森林保全の方法も、私達の検討課題に上がりました。  昼食の後、電車を2本乗り継いで大分の日田へ。湯布院温泉へ向かう車中は温泉を目的としたお客さんでいっぱい。しかし、ちょっと違ったのは、そのお客さんの話す言葉が違うということ。そう、韓国から由布院へ向かうお客さんがほとんどを占め、日本人の方が少なかったです。近年、韓国からのお客さんがものすごく増えているそうです。海外から観光客を呼び寄せることも、課題としてあるなぁと思いました。  明日は日田市の取り組みについて勉強します。
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