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2008年02月24日
オンパクの取り組み

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 NPOの主催で、和歌山を活き活きさせるためのヒントを得ようという趣旨の講演会があり、大分の別府温泉で「別府八湯温泉泊覧会(通称オンパク)」の運営をされているNPO法人ハットウ・オンパクの理事である野上泰生さんのお話を伺ってきました。
 別府温泉は言うまでもなく非常に有名な温泉地ですが、それでも年々来客数が減ってきているそうです。そこで、野上さんをはじめ、旅館や商店の経営者、主婦、学生、大学教授など地元の人が地域の資源を活かそうと集まったのが始まりだそうです。
 路地裏を散策するツアーや別府八湯88箇所を全部入ると「温泉名人」に認定される制度などを企画し実行しているそうです。また、この成功ノウハウを他都市でも活かし、和歌山でも行われます。
 野上さんは「オンパクは小さな成果の積み重ね」で、「役所が必要とする客が何万人増えたとかという大きな数字よりも、我々がどうなったか、どう変化したかが重要」だとおっしゃっていました。オンパクもお金がないので、あるものを活かしただけで、別府の場合はそれがコミュニティーとしての路地裏だったそうです。
 地域づくりは個性的で素晴らしい反面、ボランティアが頼りで、規模が小さく集客に苦労し、情報発信が下手で、独りよがりになりがち、持続性・継続性に欠けるといった脆弱な事業基盤を補う仕組みが必要で、それができればうまく回ると指摘されていました。
 一度別府へ行って体験してみたいと思いましたし、自分の立場で何ができるのか考えてみたいと思います。ただ、はっきり言えるのは、行政はあまり手出ししない方がいいようです。

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