3月去る
あっという間に3月も去っていってしまいました。明日から4月です。1月に続く区切りの月でもあります。
ニュースなどでも取り上げられているように、道路特定財源ガソリン税暫定税率が廃止になります。福田首相は「この混乱の原因は民主党にある」という趣旨のご発言をされたようですが、確かにそれはそうでしょう。参議院で自民党が多数を取っていれば、自分達の都合の良いように持って行けていたのですから。
一部には、この混乱が悪いようにおっしゃる方もいます。本当にそうでしょうか?今までのやり方が正しくなかったのですから、正しく直せば全く違うやり方になってしまうこともあります。今まで、どれだけの人が、ガソリン税53.8円のうち25.1円が暫定税率だと知っていたでしょうか?暫定税率って何?というところから始まったかもしれません。私も暫定税率という制度があったこと自体、知らなかった一人です。
暫定税率がなくなれば、みんながガソリンをジャブジャブ使って、CO2を排出し、環境を重視したサミットの開催国として恥ずかしいと政府はおっしゃいます。しかし、そんなジャブジャブ使うほどの余裕がどこの家庭にあるでしょうか?食べることだけで窮屈している国民が五万といるのに、です。仕方なく通勤に車を使わざるを得ない家庭も多いでしょう。その家庭にとっては大助かりです。
税金を集めることには必死でも、払うことにはかなり消極的です。年金の誰のものか分からない記録は、大部分が解決できないままです。その上、先日も書いたように「記録はがし・払い渋り」で一層国民を苦しめています。そんな嫌な部分は3月と共に去ってしまえばよかったのですが、そうはいきませんでした。
しばらくは何かと混乱することがあるでしょう。案外心配するほどのことは起きないと、私は楽観視していますが、ないとは限りません。正しいことのための代償として、ご容赦いただければと思います。
明日からも日程が目白押し。4月は「疾走」していきそうな予感です。
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