若さのパワー
6日に行われた「おどるんや春祭り」には27チームもの参加と、3000人ものお客さんが来て下さいました。ステージの周りには常に人だかりができていて、ちょっと離れると踊っている姿が見えないぐらいでした。
27チームの中には、この春祭りでデビューしたチームもあります。その一つが「和歌乱(わからん)」です。「和歌乱」は和歌山大学の学生で構成されています。そもそも、昨年の本祭で運営を手伝ってくれたことがきっかけですが、「踊りもしたい」ということで、チーム結成となりました。紀州よさこいには「紀風」というオフィシャルチームがありますが、「和歌乱」は第2のオフィシャルチームと言っても良いと思います。
踊りの曲や振り付け、あおりも全て自分達で考え、生み出したそうです。まだまだ荒削りな部分もありますが、始めたばっかりにしてはかなりのレベルだと思います。平均年齢はほぼ二十歳ぐらい。彼らのパワーには驚きました。自分と10才違うとこれぐらい違うかと思ったりしました。
10年前、私が二十歳前後の今頃は何してたかなぁと思い返してみると、浪人の後、ようやく大学に入って、手続きとかシラバスの説明なんかを受けながらも、うまく行かなかった受験に焦燥感を持っていた頃だと思います。目の前は明るくないけど、ずっと先に「政治家になる」という目標があって、ようやく自分を保っていました。その気持ちはずっと持ち続けていたので、爆発的ではなく、ジリジリと炭が熾るような思いの日々でした。
私もまだまだ若いと思っていますし、パワーはあると思うのですが、彼らのように弾け飛ぶような勢いはなくなったのか、元から持っていないのか、そういう性質ではないのか。どれなのか分かりませんが、まだまだ負けたくないし、負けないし。彼らのパワーをもらいながら、自分のパワーも高めていこうと思いました。
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