寂聴さんの誕生日
なんばの高島屋で行われていた瀬戸内寂聴展へ行ってきました。今日が最終日だったので、何としても行かねばと思って行ったところ、5月15日は寂聴さんのお誕生日だったようで、記念の絵葉書を2枚いただきました。
寂聴さんとの(一方的な)関わりは10年ぐらい前になるでしょうか。当時、源氏物語にハマっていて、大学受験の最中か終わった直後で、古典の原文のまま読んでいました。確かNHKの番組だったと思いますが、寂聴さんが出られていて、瀬戸内源氏を書かれたことを知り、読みました。
しばらくして、京都・嵯峨野をぶらぶらしたとき、偶然寂聴さんのお住まいである寂庵に行き着き、そしてちょうど当日は寂聴さんの法話の日だったので、飛び込みで聞かせていただきました。もうあれから10年近く経ちます。
展覧会では寂聴さんが創られたもの、寂庵に贈られた物、これまでの作家生活でしたためられた本など、多数展示されていました。
今年は寂聴さんの作家生活50周年、そして源氏が書かれてから千年になります。長きに亘って愛され、読まれ続けるには何かしらの理由があります。寂聴さんが「生きることは愛すること。世の中をよくするとか、戦争をしないとか、その根底には愛がある。それを書くのが小説と思う。」とおっしゃっておられます。形は変われど、愛があるということが人を惹きつけて離さない魅力なのだと思います。
また、直接お話を伺えればと思います。
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