護衛艦に乗る
支援者の方が誘って下さり、海上自衛隊が広報活動の一環として行っている艦艇の一般公開と体験乗船に行ってきました。
写真の後ろにあるのが、今回乗せていただいた護衛艦「せとゆき」です。10時に和歌山港を出港し、友ヶ島の近くを通って、戻ってくる1時間半のコースです。ちょっとしたクルージング気分は最初のうちだけ。後はしっかり見学し、隊員さんから説明を伺いました。
艦には操舵室が2箇所あります。1つは外から見えるブリッジの上。もう一つは艦内部にあります。内
部の方はサブの操舵室で、甲板の司令員から指示を受けた通りに舵を切ります。言われるがままなので、外で何が起こっているのか分からないとおっしやつていました。
特別に艦長の居室も見せていただきました。執務室と寝室の2間に分かれていて、合わせて12畳ぐらいの広さでしたでしょうか。ベッドの広さも私の身長でちょうどいいかちょっと窮屈なぐらい。乗組員の皆さんのベッドも同じ大きさで、唯一のプライベートな空間です。
食堂は休憩室として開放されていました。食堂には書棚があり、たくさんの小説などが置いてありました。私の好きな司馬遼太郎の『菜の花の沖』を見つけたときにはうれしくなりました。
左の写真は食堂の掲示板に貼られていたものです。「服務の本旨」とあります。現場の皆さんはいつもこういう気持ちを持って活動されているのでしょう。ほんの一部が不祥事を起こすことによって、自衛隊全体の名誉に傷がつきます。本当に残念です。
自衛隊に対する考えは改めて書かせていただこうと思います。今回はとても有意義な機会をいただきました。ありがとうございました。
|