子ども達に伝える地震津波の怖さ
今日の午後、片男波の自治会で幼稚園児・小学生を対象にした防災の勉強会がありました。子ども達60名ほどが参加しました。
和歌浦の自治会は積極的に防災対策に取り組んでいます。というのも、東南海・南海地震が発生した場合、津波による大きな被害を受けることが分かっているからです。大人に対する防災教育はかなり進んでいるようなので、夏休みを利用して子ども達に防災の重要性を知ってもらおうと自治会が企画したものです。
玉置自治会長がスライドを使って地震や津波のメカニズムや怖さを説明し、続いて県が作成したビデオを観ました。その後、消防局から来た起震車に乗って地震の揺れを体験してもらいました。
起震車は単に揺らすだけではなく、阪神・淡路大震災や中越地震など実際の地震の揺れを再現したり、これから起こるであろう東南海地震を予測した揺れを起こしたりできる、なかなかの優れものです。それぞれの地震でも、揺れ方に特徴があって、違いが分かります。
起震車を体験した子ども達は「楽しかった、もっと乗りたい」とか言っていましたが、実際の地震ではそうは言ってられません。来ると分かっているものといつ来るか分からないもの、椅子に座ってるだけと回りがぐちゃぐちゃになる中では、全く違います。
子ども達に危機感を持てというのは難しいかもしれませんから、揺れに慣れて機敏に動けるようにしていくのも、一つの手かもしれません。
夏休みだからこそ、こういうことも学んでもらえる機会が市内各地であればと思います。
|