総会や防災訓練
今日の第1日程は、ある会社を退職された方々が集まる会の総会に、来賓として呼んでいただきました。昨年の総会に引き続き、今年も挨拶させていただく機会を得ました。議会報告を皆さんにお渡しして、これまでの活動についてお話させていただきました。ありがとうございました。
総会を後にして、せせらぎ公園へ。市の総合防災訓練に参列しました。本番さながらの訓練で、市の機関だけでなく県や自衛隊、協力企業などが共に参加していました。現場の方だけでなく、我々もしっかりと危機感を維持していかなくてはならないと改めて感じました。
午後からは何かと物議を醸した映画『靖国 YASUKUNI』を観ました。国会議員が一般公開前に試写会をさせたということで、一躍有名になった映画です。
巷では何かと議論が行われていました。観てからでないと議論はできないと思ったので、大阪まで観に行こうと思いましたが、なかなか時間が作れませんでした。8月15日を過ぎてすぐの、和歌山での上映会ということで、議論へ加わるには今更と言われそうですが、ようやく拝見しました。
拝見した感想ですが、事前の期待感があまりに高すぎたのか、「あれ?こんなもんなん」と拍子抜けしてしまいました。あっさりとした淡白な作品でした。
事前の告知ビラには「『靖国刀』の鋳造を黙々と再現してみせる現役最後の刀匠。その映像を抽象的に構成しながら、映画は『靖国刀』がもたらした意味を次第に明らかにしていく。」とあります。しかし、観ていて、刀匠が靖国刀を鋳造する映像が何かの伏線になっているのか、と思いきやそんなこともなく。結局最後まで靖国刀がもたらした意味を理解できないまま、終わってしまいました。
靖国神社を取り巻くトラブルや混乱の状況と、靖国刀を黙々と再現する刀匠の姿をつなげただけで、作者は我々観た者の意識をどこへ持って行きたいのか、捉えることができませんでした。
カメラワークが悪く、観にくい場面もいっぱいありましたが、着眼点はとても良かったと思います。しかし、これだけで靖国を議論せよと言われても、正直難しいというのが私の感想です。
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