麦の郷での研修
民主党大阪府連自治体議員研修の2日目です。
大阪府連から研修のご相談があったときに、大概のものは大阪にはあるので、かなり悩みましたが、和歌山にあって大阪にないもの、そして大阪での施策に生かしていただけるものということで、麦の郷さんにお願いしました。
朝一で麦の郷がモデルになった映画『ふるさとをください』を鑑賞していただきました。映画が100%リアルではありませんが、かなり事実に基づいて作られています。その後、実際の現場である麦の郷へ。
理事の伊藤先生だけでなく、実際に作業所で働いていらっしゃる4名の方にもお話を伺うことができました。障害をお持ちだという点では同じでも、そこまでの経緯や家庭環境など様々です。そんなところまで突っ込んでお話をしていただき、聞いていて涙が出てきました。
精神障害を持った人が人を傷つけるなどの事件を起こす。それは、その人を取り巻く環境が悪い。治療を怠らせない、その人を受け止める環境があれば事件は起こらない。伊藤先生はそう断言されます。確かに、麦の郷ではそんな事件は起こっていません。
同じ税金の使い方でも、精神病院へ入れっぱなしで医療費を支払い続けるのか、それとも彼らが仕事をして少しでも稼いで、税金を払ってくれる環境を作るのか、2つにはかなりの差があります。
大阪は知事以下、かなりシビアに対応されていますが、時間の経過と言うベクトルも含めて考えてもらえたらと思います。
今回の研修がその契機になれば、とてもうれしいです。
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