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2008年09月22日
委員会審査2日目

 今日の委員会では建設局の基盤整備部、住宅部、下水道部の審査が行われました。
 基盤整備部の審査では、議案第15号で出されている湊南第2ポンプ場雨水幹線工事の工事費用を8千万円増額する補正予算が主に審議の中心となりました。
 今回の増額の原因は、①工事のために幅が半分になる道に対して、地元から道幅を確保して欲しいとの要望があり、隣接の日赤看護学校のテニスコートをつぶして迂回路を作る、また別の地にテニスコートを作るために費用②工事箇所の一部から、染料の中間物であるパラニトロクロクロロベンゼンが見つかり、その土壌と濾水の処理に多額の費用を要したためです。
 パラニトロクロクロロベンゼンは強い臭気がありますが、吸い込むだけでは体に害はありません。しかし、その土壌の撤去のため、半月ほど工事が止まりました。
 工事のための土壌検査で4箇所ボーリング調査をしていましたが、その範囲にも重なっていませんでした。事故といえば事故のようなものです。しかし、工事の前にその土地がどういう使われ方をしていたのか、調べることはできなかったのかなぁという思いもあります。有害物質があるかどうかを調べるのではなく、土地が粘土質なのか砂質なのかを調べるためのボーリング調査だと建設局長はおっしゃっておられましたが、古い歴史は分からないと言って決められた箇所数だけボーリング調査するだけでいいのでしょうか。設計段階で設計業者が調べるべきものではないのかと思いますが、違うのでしょうか。
 ちなみに、ボーリング調査は最低400mに1箇所することになっていて、その費用は国から出ます。それ以上ならどれだけやってもいいのですが、その分は自費、つまり市が負担しなければなりません。ですから、最低限度の分しかしないことになります。
 今年度でこの工事の期限が切れてしまうので、8千万円の補正予算を認めないとお金がなくなった時点で工事は終了、中途半端になった部分は来年度に再査定をして工事の入札をしなければならなくなり、その場合は8千万円では済まないそうです。トータルコストという視点では、このまま続けさせる方がいいのですが、事前に予見できなかったのかと言う点では市当局の説明で納得はできていませんし、危機管理についても具体的な改善策を用意していなかったので、議案に賛成していいものかどうか、微妙です。とにかく、市民が損しないように判断したいと思います。
 委員会での配布資料と21日の豪雨の被害についての報告が来ましたので、データベースに載せておきます。

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