勇気を持って、不認定にしました。
少しずつ「裏金」の実態が出てきましたが、追求はこれからです。
裏金に関して具体的な情報をお持ちの方、また見聞きしたりした方は、ぜひ情報の提供をお願いします。私のメールまたは民主党和歌山県連のメールまでお寄せ下さい。情報提供者の秘密は厳守いたします。
県民・市民の大切な税金をこれ以上、杜撰に扱わせるわけにはいきません。ご協力よろしくお願いいたします。
今日の決算委員会では、これまでの審議を踏まえて、19年度決算を認定するかどうかの採決が行われました。
これまでの委員会では、本来なら市に入ってくる多額のお金が滞納などで入ってこなかった収入未済、またこれまで市に入って来ずにそのまま時効になりもらえなくなった不納欠損がわんさかありました。すでに19年度予算が執行されている時点で地方財政健全化法があり、身構えていなくてはならないにも拘らず、予算の1割近い収入未済や不納欠損を出す始末です。とても財政健全化に真剣に取り組んでいるとは思えません。これは末端の職員が悪いのではなく、トップの責任です。
他にも引っかかる部分はいくつもありました。しかし、私は切り返しが下手でしたので、最後まで追い詰めることができず、答弁された職員の皆さんはチョロイと思われたかもしれません。でも、僕もバカではありませんから、今年引っかかった部分については必ず理論武装します。
最後までモヤモヤ感が解消されないままの今日の採決です。決算はすでに使ってしまったお金の話ですから、不適切だと思っても、市長や幹部に弁償するようには言えません。ですから、結果として何も変わらないのですが、しかしだからと言って諸手をあげて認定はできません。
幸い、委員会開会前に色々とゴタゴタがあったので、同じ委員会に出ていた東内先生や〆木幹事長に相談しました。同じ会派から2人出ていて、片方は認定で片方は不認定だと、何かまずいことがあるのか。どこまで私の判断で決められるのかなど。
東内先生や〆木幹事長からは、自分の判断に任せる、不認定でも会派が影響を受けることはないから構わへんとの言葉をいただき、腹を決めました。
委員会の席上では、共産党の森下議員が討論を行い、認定できない理由を述べられました。続いて採決が行われ、私と森下議員が座ったままで不認定の意思を示しましたが、賛成多数で認定されました。
先日も書きましたが、決算は認定か不認定、0か100しか選択肢がありません。部分的におかしなところがあっても、そこを認めないとすると、全部認めないという形になってしまいます。無理のある制度ですが、そういう決まりになっているので、仕方ありません。
今回改めて感じたのは、会派の先輩方の寛大さです。普通なら1年生議員があれこれ言えず、先輩の言うとおりにするだけなのですが、しっかりと私の話を聞き、アドバイスもくれ、一人の議員として扱って下さいます。本当に有難く思っています。
以上、決算の不認定についてご報告させていただきました。今後も市民の皆さんの負託に応えられるよう、がんばってまいります。
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