何が悪いのか、分かりません
今朝は久しぶりに和駅前での街頭演説です。11月は祝日や出張で1回しか立てませんでした。そうこうしているうちに、12月。今年もあと1ヶ月を残すのみとなりました。本当に1年経つのは早いですね。
今日の演説では、定額給付金についてのお話と、明日から12月議会が始まるというお話をさせていただきました。
お昼を食べに出ようとしたとき、ある新聞社の記者さんに呼び止められました。私に聞きたいことがあるとのことで、総選挙のことかなぁと思っていたのですが、そうではありませんでした。
市当局から市議会議員に対して、事前に報道内容を報告されるというのはよくあるのですか?と聞かれました。これだけ言っても何のことやら分からないと思いますので、事の発端を詳しくお話します。
11月13日、教育委員会から連絡がありました。加太少年自然の家で開催した行事で、参加費を集め経費を支払って残ったお金を、冷蔵庫などの備品購入に充てるなど不適切な会計処理があり、そのことが翌日発売の『報道ワカヤマ』に掲載されるということで、不適切な会計処理の経緯説明、取材内容を記録した取材対応票、翌日発売される記事のコピーが届けられました。
これから報道される内容を事前に市議に報告するのは、「知る権利」を侵害することになるし、取材活動がやりにくくなるとこの記者はおっしゃいました。例えば談合の報道で、市議に事前報告して、それを握りつぶされる可能性があると話されていました。
私は『報道ワカヤマ』の代表記者をよく存じ上げていますが、おそらく市側から記事の事前提出を求めたのではなく、前もって渡して挑発したんじゃないかと推察しています。
かなり厳しい見方をしますが、事前報告を受けた市議から圧力がかかって、記事が握りつぶされるようなマスコミなら、はなっからないほうがマシです。市議にそんな権力があると思う方がナンセンスです。市議にそんなパワーはありません。(私だけかもしれませんが。)
それに、取材活動がやりにくくなるとか言ってるのは、怠慢であり甘えです。そんな障害を乗り越えて取材するから、その記事に価値があり、購読者が購読料を払い、記者に給料が払われます。「大本営発表」だけを掲載するのなら、日本の新聞は官報だけでいいと思います。
教育委員会が不適切な会計処理をしたのは事実です。チョンボしたことには変わりなく、市民の代表ということで出てきている市議に報告するのは当然だと思います。事前に記事を不適切な方法で入手したのであれば問題ですし、内部資料をそのまま配ったやり方は改善されるべきであると思います。
そういう考え方を持っていますので、残念ながらこの記者さんのおっしゃってることは、私にとってストンと落ちるものではありませんでした。様々な立場でお考えがあろうかと思います。「お前は間違っている」ということであれば、ご意見を賜れば幸いですし、勉強させていただこうと思います。
当局から「犯罪の起こりにくいまちづくりの推進計画」と中央卸売市場の過誤納電気料金返還の補正予算について資料が届けられましたので、データベースに置いておきます。
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