楽農のすすめ
今日は久しぶりの政治スクール開講です。10・11月は選挙があるとの事で先延ばししたのですが、結局選挙はなく、無駄に時間を空けてしまった感じになりました。
今回は農業体験ということで、紀の川市鞆渕の東浦博さん宅へ伺いました。東浦さんは今までのような農業ではなく、多くの工夫を施した農業を展開されています。
東浦さんの農業のコンセプトは「年寄り一人でもできる、生活できるだけの安定した収入がある、継続してできる」です。そしてこの農業を東浦さんは「楽農」と名付けています。楽にできる、楽しくできるから楽農です。
東浦さんは農家の定義すら変えてしまいます。「農家は農作物を作っているのではない。農家が作物を合成するわけではない。作物を作るのは種である。その種でしかできない。偉い学者でも植物を合成して作ることはできない。この世に全く同一の植物は存在しない。わらもない、籾殻もない、白米だけを作るということはできない。農家は植物の育つ土地を管理しているだけ。そして消費者でもある。」
言葉を並べただけでは伝わらないと思います。私もちゃんと説明しなければ、これだけで伝わるとは思っていません。しかし、今までの発想と違うので、分かりにくいとは思います。理解に時間がかかると思います。
東浦さんは私たちに多くの「?」を投げかけてくれました。なぜ?どうして?ほなどうする?この「?」を持ち続けることが大事だと教えてくれたように思います。とても印象的でした。
ぜひもっと多くの人に東浦さんの農業を知ってもらいたいと思いました。
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