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2008年12月31日
赤い闘士達

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 今日は朝から東京への移動です。大晦日の朝早い便でしたが、結構多くの方が搭乗していました。
 羽田空港に着いて京急とJRを乗り継いでさいたま市の浦和へ。第87回全国高校サッカー選手権大会に、母校の近大和歌山高校が2年連続の出場で、応援のためにさいたま市駒場スタジアムに来ました。1回戦の相手は北海道代表の北海高校です。
 前半に1点取りましたが、オウンゴールで同点に。後半で1点追加し、2-1で北海高校に勝利しました。試合終了直後には、吹奏楽部による演奏の下、校歌を歌いました。
 昨年と同じ場所で同じように応援し、校歌を歌い、年の瀬を迎えることになりました。

 さて、今年1年も皆様には大変お世話になりました。ありがとうございました。私の議員活動も1期目の折り返しが見えてまいりました。
 応援していただいている皆様には、議員として、和歌山市民の一人として、十分目に見える形での活動をお示しできたかどうか不安は残りますが、和歌山県下で一番若い議員として、考えや動きを表していきたいと思います。変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。また、皆様のお考えやご意見もぜひお寄せ下さい。メールや郵便、ファックスなどあらゆる方法をご用意してお待ちしております。
 なお、市議会議員を含む政治家は、こちらから積極的に年賀状などの挨拶状をお出しすることが法律で禁止されています。いただいたものに対してのみ、自筆でお返事させていただくことになっていますので、ご理解をお願いいたします。
 それでは、良いお年をお迎え下さい。来年もよろしくお願いいたします。

 
2008年12月30日
年末のご挨拶回り

 今日は一日ご挨拶回りに費やしました。
 歩いていれば色々な情報が入ってきます。一見、直接政治に関係ないようなものもありますが、どこでどういうつながりになるか分かりません。
 今日、私が重点的に回った地区では、最近空き巣が増えているそうです。その聞いた話を私があちこちで話のネタとして使いますから、少しでも気にしていただいて、防犯のお役に立てればと思います。
 外にいてもあまり寒くない日でした。年明けからは活動範囲をもっともっと広げていこうと思います。
 明日は午前中に埼玉へ向かいます。我が母校の近大和歌山高校がサッカーの全国大会に出ていて、明日1回戦が行われるので、応援に出かけます。応援よろしくお願いします。

 
2008年12月29日
みかんを頂きました

 今朝、支援者の方からお電話をいただき、たくさんのみかんを頂戴しました。この時期は本当にビックリするぐらいみかんを食べます。家族で喜んでいます。
 その後、年末にお願いされていた案件について、年明けに動き出すことが分かったので、私に依頼された方にそのご報告をしました。
 それが終わったら、今度は年末のご挨拶回りです。
 まだまだ仕事は続きます。

 
2008年12月26日
08年の御用納め

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 今年も御用納めとなりました。
 今朝は連合和歌山へ出向き、ご挨拶。その後、ある会社の退職者会の集まりで年末のご挨拶と昨今の政局の状況や選挙の日取りなどについて、お話させていただきました。
 市役所に入って、11時から来客があり、この1年のお礼を申し上げ、来年も更なるご支援をお願いしました。
 その間に、控室へ写真の、第4次和歌山市長期総合計画前期基本計画の案が届けられていました。A3の紙に85ページもあります。この長期総合計画に対して、意見を述べることができます。ぜひ、計画をこちらでご覧になってご意見をお寄せ下さい。
 その後は、議会事務局とこの1年お世話になった部署へご挨拶に回らせていただきました。
 夜には消防団の夜警詰め所を訪問させていただきました。宮前では皆さんの前で挨拶もさせていただきました。吹上の詰め所を訪れ、砂山の詰め所で巡視に回る市長や同じ会派の寒川副議長を出迎えさせていただきました。
 着々と年の瀬が迫ってきます。

 
2008年12月25日
2回目の特別警戒巡視

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 今日は午前中から市役所にいました。お昼には支援者の方からお声がかかって、一緒にご飯を食べながら、今年1年のことや当面の課題などについて話しました。
 夜は消防団の年末火災特別警戒慰労巡視です。昨年と同じように、市長や議長と一緒に紀ノ川の北側を中心に回らせていただきました。
 19時半に消防局を出発しましたが、その少し前に着いて、炊き出しのカレーをいただきました。普通のカレーのはずなのですが、格別おいしく感じるのは何でなんでしょうか。
 湊から加太へ向かい、踵を返して紀伊など岩出との境を回って市内に戻るコースです。途中ハプニングもあり、予定より20分ほど遅れて終わりました。
 昨年に比べると、全体的に火災の件数が減っています。今年の年末も火災がなく終わることを願っています。
 明日も巡視は行われますが、メンバーは変わります。地元で一行をお迎えしたいと思います。

 
2008年12月24日
そういえば、クリスマス

 今日の午前中、東京から帰ってきました。飛行機を降りるときにCAさんが「よいクリスマスをお過ごし下さい」とアナウンスしていて、クリスマスやったんやなぁと思いました。クリスマスに対する意識がかなり薄くなってきているように思います。
 そのままリムジンバスに乗り、市役所へ入って数時間仕事していました。夜は支援者の方に呼ばれて、一緒に夕食を食べました。
 こんな日程だと、「クリスマス」を強く感じる場面もないですよね。

 
2008年12月23日
天皇誕生日

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 昨日で12月議会も終わり、今日は東京にいます。
 朝の飛行機で羽田に着いて、用事を一つ済ませ、皇居へ向かいました。天皇誕生日と正月には天皇陛下の一般参賀が行われます。今年は陛下のご体調が芳しくなかったこともあり、午後の一般参賀が取り止めとなりました。
 残念ながら、参賀の会に間に合いませんでしたので、名刺を差し出してお祝いを述べさせていただきました。写真は参入口となった坂下門の風景です。
 その後は会員になっている「がんばろう、日本!」国民協議会の「望年会」に初めて参加させていただきました。
 奈良県選出の前田武志参議院議員をはじめ、都・県議会、市・区議会や会の趣旨に賛同して活動を支えている方がたくさん集まられました。
 私も遠くから来たということでご挨拶させていただく機会を得ました。定額給付金についての一般質問と、そこから派生した定額給付金の再考を求める意見書が議会を通ったことについてお話させていただきました。
 聞けば会員の中の議会でもいくつかのところが意見書案や特別決議案を出したようですが、ほとんど否決されてしまったそうです。「保守ガチガチの和歌山」というイメージがある中で、よく通ったなと言う声をたくさん聞きました。
 その後は高校の後輩と食事をしながら、今後の展望について話しました。明日の午前中、和歌山へ戻ります。

 
2008年12月22日
12月議会最終日

 今朝は和駅での街頭演説です。和駅では今年最後の回となりました。家を出る頃には雨が降り出して、かなり冷える街頭活動でした。今年1年ご清聴・ご声援いただいたお礼と、今年の10大ニュースの1位が中国産毒入り冷凍餃子や農薬汚染野菜など、食の安全についての事件が選ばれたことをお話しました。
 毎回何か一言私につぶやくメガネをかけ、作業服で通勤している若い男性がいます。今年最後の一言は「ジャマ!」でした。渡したビラを目の前で破って捨てたり、「死ね」と言ったり、この1年のバリエーションは色々でした。身の危険を感じることもありましたが、今はどこの誰だか分かっていますし、鉄道警察隊のお巡りさんも見ててくれているので、安心して活動できます。
 今日が12月議会の最終日です。午前中は意見書の文案について、各会派での調整が行われました。今回、私の一般質問にも取り上げた定額給付金について、国にその実施を再考するよう求める意見書を出すことになりました。各会派の幹事長が調整して下さり、26名の連名で提出することになりました。その文面はデータベースに置いておきますので、ご覧下さい。
 午後から開かれた本会議では、各常任委員長から審査の結果と概要が報告されました。続いて採決が行われました。一旦休憩した後、10月の公営企業決算委員会の報告と決算認定の採決が行われました。
 次に一般会計特別会計の決算審査の報告がありました。以前にこの場でもご報告しましたが、私は決算委員会の委員で、委員会の席では決算を認められないということで、不認定の結論を出しましたが、認定するという人が多数で、委員会の結論としては認定となりました。
 出された数字自体に間違いはなく、一部で政策的に考え方の違いがありましたが、それは大きな問題ではありません。一番引っかかったのは、真摯に説明しようという意思のなさと、自分が出してきたものを説明できないプロ意識の欠如にありました。そのためにわざわざ部局別に分けて審査しているにも拘らず、自分の持ち場のところでさえ、資料をバラバラと繰らなければ説明できない、頭に入っていない、分かるように説明できない。それでどうして認めてくれって言えるのでしょうか?
 私が秘書のときは、代議士から頼まれた調べ物を自分も同じように勉強し、資料の中身はかなり頭に叩き込んで、調べてくれた人に成り代わって代議士に説明できるところまで持っていきました。深い専門分野になれば、私も付け焼刃ですからその人にお願いしましたが、しかしかなりの勉強はしました。
 秘書と職員さんを一緒にしちゃいけないのかもしれませんが、同じような気もするのです。
 委員会では不認定としておきながら、本会議で認定したら筋が通りませんし、改善されたとは思っていないので、不認定の意思表示をしました。
 追加の人事案件と意見書の採択をして、今議会は閉会となったわけです。
 定額給付金は2月1日で区切って実施するようですが、本当にできるのでしょうか?ぜひ意見書の文もご覧下さい。

 
2008年12月21日
暖かな冬至

 今日は冬至です。皆さんのお家では柚子風呂をされましたか?うちでは8個浮かべました。湯船に浸かっていると、心地よい香りに包まれて気持ちも穏やかになり、ついつい長く入ってしまいます。暦の上では冬至から本格的な冬が始まるとされています。しっかりと湯に浸かって身体を温めて、風邪を引かないようにとの、先達の知恵なのでしょうか。

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 とはいうものの、今日の午前中はすごく暖かかったです。ジャンバーを持って出ましたが、全く出番がありませんでした。
 まずは岩出へ。年明け早々にある岩出市議選にチャレンジする池田せいごさんの事務所開きに行ってきました。自分の事務所開きを彷彿とさせる感じでした。友人代表で瀧橋本市議が挨拶されました。岸本周平さんやわざわざ仙台の市議さんも来られてました。
 写真は池田さん。しっかりと自分の言葉で語られました。3人のお子さんを心配なく育てられる岩出市にしたいと、決意を述べられました。

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 その後は旧桃山町にある桃源郷運動公園へ。第1回紀の国チャレンジカップが開催されました。これは障害を持った方のためのサッカー大会です。
 アルテリーヴォ和歌山上赤坂佳孝選手と上赤坂佳宏選手が指導しているチームも出場したので、応援に出かけました。会場の外では、選手がコーチからフォーメーションや動きについて、熱く指導されている姿も見かけました。
 私が会場へ着いたときには上赤坂選手のチームが暫定1位で決勝進出が決まっていました。そのまま勝ち進んでくれると願いながら、次の日程のために会場を後にしました。その後もらった連絡で、決勝は0-0でPK戦の末、惜しくも負けてしまったそうです。残念でしたが、また来年もチャレンジしてくれると思います。

 
2008年12月19日
クラブ総会

 今日は議会としては休会ですが、それぞれの会派で集まって、クラブ総会が行われました。
 週明け、今議会に提出された議案を採決するため、会派の5人で集まって、それぞれの委員会での審議状況を報告し合いながら、議論しました。
 議論になったのは、学童保育を有料化することと、私の委員会で問題となった駐輪場等の指定管理です。寒川先生と私がそれぞれ、委員会としての意見と申し入れをしたことを報告しました。
 後は、「定額給付金の再考を求める意見書」について、他の会派との意見がまとまりません。今回の一般質問でも定額給付金の愚を取り上げましたので、ぜひこの意見書を通して、国会や総理の元に送りたいと思います。
 市当局から、昨今の経済状況の悪化を受けて、職員雇用の手立てをするという報告がありました。データベースに置いておきます。

 
2008年12月18日
住金の視察

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 今日の議会は、環境保全対策特別委員会が開かれました。委員会開会後、すぐに住友金属和歌山製鉄所の視察に出かけました。
 現在建設中の新第1高炉の建設現場や周辺の環境対策を見に行きました。私は同じ会派で住金出身の東内先生にピタッとくっついて、工場内の動きやシステムなど色々と教えていただきました。
 鉄を溶かすときに出るガスを再利用したり、煙から有害物質を除去する装置、鉄分などを含んだ水を処理する施設など、見学させていただきました。
 また建設中の新第1高炉の作業状態も建屋の中に入って見せていただきました。多くの人や車がひしめき合うように動いていて、勢いを感じました。
 写真は新第1高炉の建屋につながる通路で、東内先生に撮っていただきました。製鉄所って壮観です。

 
2008年12月16日
委員会での採決

 今朝の市駅での街頭演説は、昨日に比べてだいぶピリッと寒い活動でした。マイクを持っている手が段々と動かなくなってきます。終ってから温めても手の甲に痛みが少し残ります。しかし、手袋しながらしゃべるのも不細工ですし、このまま続けます。
 議会では、委員会審査の最終日、討論と採決が行なわれました。昨日の委員会で出た意見を踏まえて、結論を出すことになりました。昨日申し入れをしたことも含めて、意見が出されました。消極的ではあるとしながらも、賛成多数で可決され、これまでの議論を最終日の本会議で、委員長から報告することになりました。
 夕方から連合推薦の地方議員団会議が行なわれ、県議3名、市議6名がこの1年の活動について報告をしました。私は作成した報告書をお渡しさせていただきました。
 なお、当局から「中小企業金融相談窓口の年末実施について」報告がありましたので、データベースに置いておきます。

 
2008年12月15日
市当局に申し入れ

 今朝は和駅での街頭演説です。久しぶりに冬らしい寒さでしたが、風がなかったので、体感温度はかなりマシでした。しかし、長時間立ってると手もだいぶ冷たくなります。
 議会では委員会審査の2日目です。建設局の基盤整備部、住宅部、下水道部の順番で審査です。基盤整備部の主な議案は、市駅や和駅などの自転車・単車の駐輪場運営を来年度から3年間、一般企業に指定管理で委託するというものです。
 委託のための業者選定で、2社が3箇所と1箇所を受け持つことになりました。しかし、審査の過程で、これらの業者が東京と大阪に本社を置いていることが分かりました。
 委員の中からは、和歌山市に法人市民税を落としてもらえない会社を選ぶと言うのはどうか。また以前にこの件で、できるだけ市内業者を選ぶように求めていたにも拘らず、それが守られていないと指摘がありました。
 当局からは、市内業者に対しては相応の加点をした上で、過去の業績や金額などを総合的に評価して指定管理者を選定したと答弁がありました。このような時期だからこそ、あえて市内の方を雇うように求めたところ、現場責任者以外は市内の方をパートなどで雇っていると言う答弁でした。その後も議論を行いましたが、以前の委員会での指摘が守られていないと言うことで、委員会の総意として市長はじめ市当局に申し入れを行うことになりました。
 「申し入れ」ということが初めての経験でした。市長室で市長・副市長・建設局長の下、委員会としての意見を委員長が述べ、文書を渡しました。市長からは、誠実に対応する旨の回答を口頭でいただきました。
 これを受けて、明日の委員会で採決が行われます。

 
2008年12月14日
jazzな夜

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 今日の午後は日程がキチキチでした。
 まず、こでまり会のボウリング大会&忘年会がありました。はじめはボウリングをさせてもらう予定でしたが、次の日程が急に入ってきたので、ご挨拶だけさせていただいて会場を後にしました。
 その後の日程というのが、おどるんやの第4回準備会です。前回第3回準備会のとき、急に決まりました。おどるんやにとっては重要な議題、来年の開催日程を決めるです。3つの日程案に絞り込まれ、それぞれが腹を割って話し合いました。それぞれの立場で、思いの丈をぶつけ合いました。西平会長に伺ったら、過去5年間の実行委員会でも、これほどの徹底した議論をすることはなかったそうです。
 2時間の徹底議論の末、日程が決まりました。後ほど、おどるんや事務局から正式に発表があると思いますので、それまでお待ち下さい。
 本当はこの後引き続いて、おどるんやの忘年会があったのですが、会議だけで失礼をして、次は花山温泉へ向かいました。
 色々とお世話になっている瀧益生先生のバンドがクリスマスライブをされたので、参加させていただきました。写真の一番左、ドラム担当が瀧先生です。ゆっくりと先生の演奏を聴かせていただいたのは初めてです。何人もよくお顔を存じ上げている方がいらっしゃいました。
 およそ2時間、クリスマスに関する曲や有名なジャズの演奏をじっくりと聞かせていただきました。慌しい年末に、こんないい時間をいただけて良かったです。また、来年も楽しみにしています。
 

 
2008年12月13日
楽農のすすめ

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 今日は久しぶりの政治スクール開講です。10・11月は選挙があるとの事で先延ばししたのですが、結局選挙はなく、無駄に時間を空けてしまった感じになりました。
 今回は農業体験ということで、紀の川市鞆渕の東浦博さん宅へ伺いました。東浦さんは今までのような農業ではなく、多くの工夫を施した農業を展開されています。
 東浦さんの農業のコンセプトは「年寄り一人でもできる、生活できるだけの安定した収入がある、継続してできる」です。そしてこの農業を東浦さんは「楽農」と名付けています。楽にできる、楽しくできるから楽農です。
 東浦さんは農家の定義すら変えてしまいます。「農家は農作物を作っているのではない。農家が作物を合成するわけではない。作物を作るのは種である。その種でしかできない。偉い学者でも植物を合成して作ることはできない。この世に全く同一の植物は存在しない。わらもない、籾殻もない、白米だけを作るということはできない。農家は植物の育つ土地を管理しているだけ。そして消費者でもある。」
 言葉を並べただけでは伝わらないと思います。私もちゃんと説明しなければ、これだけで伝わるとは思っていません。しかし、今までの発想と違うので、分かりにくいとは思います。理解に時間がかかると思います。
 東浦さんは私たちに多くの「?」を投げかけてくれました。なぜ?どうして?ほなどうする?この「?」を持ち続けることが大事だと教えてくれたように思います。とても印象的でした。
 ぜひもっと多くの人に東浦さんの農業を知ってもらいたいと思いました。

 
2008年12月11日
記憶の中で生きる

 今日の議会は一般質問の最終日でした。質問の後、議案を担当の委員会に割り振る手続きをしました。明日からは委員会での審査に入ります。
 今日の夜は砂山地区連合自治会の懇親会がありました。このような地元の懇親会に呼んでいただけたのは初めてです。
 会には県議会議員3名、市議会議員は私を含めて3名来ていました。1地区に議員がこれだけいるのは、市内でも珍しいと思います。
 皆さんのテーブルにご挨拶して回らせていただきました。ほとんどの方が初めてでした。家の場所をご説明したら、祖父の話になって、祖父を良く知っていて下さる方が何人もいらっしゃいました。今年、13回忌法要を行いましたが、未だに記憶に留めて下さっている方がいることをうれしく思いますし、誇りに思います。

 
2008年12月10日
議論白熱

 今日は一般質問5日目です。午前午後それぞれ一人ずつ、質問に立たれました。
 午後の本会議が終わってから、支援者の方から困りごとがあるとのことで、お伺いしてきました。
 少ない年金生活だが、片目がほとんど見えず、その上リウマチまで出てきて、医療費や保険料が大きくなってきている。どうしたらいいだろうかと言うご相談でした。私だけではうまくお返事できないので、詳しい方に助言を仰ぎました。
 夜には第3回よさこい祭り準備会が行われました。来年の祭りに向けて、本格的に動き出しました。来年の課題について、かなり熱い議論が行われました。

 
2008年12月09日
一般質問4日目

 今日の議会も引き続き一般質問が行われました。
 一般質問はそれぞれの議員が思い思いの質問をすることが出来、着目するテーマや切り口も全く違います。個性がはっきりと現れ、聴いていても面白く、また勉強になります。
 麻生内閣の支持率が急落しています。もう末期症状です。そんな自民党の中では、何やらモソモソと動いている方もいて、もう統率が取れていないようです。

 
2008年12月08日
原稿書き

 今日は和駅での街頭演説の日でしたが、4時ごろまでプレス民主の原稿を書いていて、起きられませんでした。申し訳ありません。
 紙面の1ページを任されていますので、結構な原稿量になります。各総支部長の紹介については主張も異なるため、その部分はそれぞれに書いていただくことにしました。
 それ以外の、県議会や各市議会、県連の活動については、原稿を書かせていただきました。文字数に制限があるので、まとめるとなると頭が痛くなります。党本部の編集者のお力も借りて、いいものに仕上げたいと思います。
 議会では一般質問の3日目となりました。
 市当局から、中小企業緊急経営対策資金融資制度の対象となる業種を拡大するとのことで、追加業種のリストが届きました。データベースに置いておきます。また和歌山市中小企業緊急経営対策資金融資制度については、こちらをご覧下さい。

 
2008年12月07日
帰ってきました。

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 札幌から帰ってきました。今回の勉強会では、夕張の村上先生はじめ、北海道の過疎地の医療現場で活躍されている先生方のお話を伺うことができました。和歌山市にも参考にすべきところが多いと思いました。
 これからインフルエンザが流行ります。特に、新型インフルエンザが広がると、最悪の場合全国で64万人が亡くなるという推計も出ています。それだけでも、予防医療の重要性が分かっていただけると思います。
 今後、議会の質問でも取り上げて行きたいと思います。
 写真は勉強会の会場から歩いてホテルに帰るときに通った大通公園のイルミネーションです。

 
2008年12月06日
夕張から予防医療を学ぶ

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 今日は札幌にいます。関空8時発の飛行機でやって来ました。ここ札幌で行なわれる北海道予防医療セミナーに参加しました。
 そんなセミナーのために、何でわざわざ北海道まで、と思われるかもしれません。それには理由があります。
 北海道には夕張という街があります。そう、632億円の借金を抱えきれずに市の財政が破綻した街です。市の破綻と同時に39億円の借金で夕張市立総合病院も経営破たんし、閉鎖となりました。
 税金や使用料は倍増、なのにサービスは半減。最悪の状態に追い込まれた夕張市民からは病院まで奪われ、市外まで行かなくてはならなくなりました。高齢化率は43%と全国1位。少ない年金では医療費どころか、市外まで出る交通費さえ出せません。高齢者はただでさえ病気になりやすいのに、病院はない、検診は受けられない、病院に行けない、健康保険は払えないと悪い条件が見事に揃ってしまいました。
 そんな時、夕張の医療をこのまま放って置けないと立ち上がった人がいます。それが医療法人財団 夕張希望の杜理事長の村上智彦医師です。村上先生がどのような行動をしたかは、村上先生の書かれた著書『村上スキーム 地域医療再生の方程式』を購入してご覧になって下さい。その収益は全額病院の経営に使われるそうですので。
 夕張市と和歌山市は非常によく似ています。財政が破綻またはそれに近い、予防医療にあまり取り組んでいない、高齢化が進んでいる。私は夕張と同じになるのではないかと恐れています。そして何とかしたいと思っています。
 村上先生以外にも、更別村で国民健康保険診療所の所長をされている山田康介医師、町立寿都診療所所長の中川貴史医師、議員の立場で活動されていた金子益三さん、寿都町役場健康づくり課の西弘美さんがパネリストとしてお話されました。
 予防医療にはある程度のお金がかかります。しかし、病気にならなければ医療費がかかりませんから、それでペイできます。今回、突っ込んだ具体策などお話を伺えて、事の重要性を認識できました。遠く離れていますが、強い味方も出来ました。
 写真の左に写っている人が村上先生です。私もご挨拶をさせていただき、少しお話させていただきましたが、少し変わった方です。わざわざしんどい思いをしに夕張に来られるような方ですから、そうでしょう。それを聞きにわざわざ北海道まで来る私もかなり変わっていますが。
 予防医療と福祉は両輪です。今後積極的に取り組んでいく課題の一つです。
 さて、以前にもお願いしましたが、この夕張の実情を、前佐賀市長の木下敏之先生がメルマガで毎週金曜日に配信されています。このメルマガの広告収入が病院の運営費になります。登録も簡単ですので、ぜひご覧になって下さい。よろしくお願いします。

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2008年12月05日
08年12月議会の一般質問全文

 今日の質問の議事録を記します。なお、これは原稿ベースで、速報版です。実際の議事録は若干異なることをお含み置きください。正規は後に発行される議事録に拠ります。

《質問》
 こんにちは。民主クラブの山本忠相です。今回はいわゆる「定額給付金」について、もう一つは市内における「緑」の保全について質問させていただきます。
 まず「定額給付金」についてです。昨日の先輩議員の議論と重なるところもあるかと思いますが、ご容赦をいただきたいと思います。
 10月30日、麻生総理は追加経済対策の柱の一つとして「定額給付金」の実施を打ち出しましたが、その実施に関して政府・与党内でも意見が分かれ、定まらない状況が続きました。11月12日にようやく与党内で、給付金額を1人当たり1万2000円、18歳以下と65歳以上の方々には8000円を加算することでまとまりましたが、28日に総務省が開いた説明会では、制度の骨格もはっきりと示されず、あいまいな返答に怒号が飛んだとも聞き及んでおります。
 給付金に使われる2兆円というお金は、どこかから見つかった埋蔵金ではなく、降って沸いたお金でもありません。言うまでもなく私達国民市民の納めた税金であります。その税金に「給付金」と名づけて「お上が民にくれてやる」と言わんばかりに、国民にバラマこうとしていることが、いかにも麻生さんらしいなぁと感じるのは私だけでしょうか。
 さて、この「定額給付金」は緊急の経済対策・景気対策ということでの実施ですが、私には国民市民のことを考えた経済対策というよりも衆議院総選挙の対策にしか見えないのですが、市長はどう思われますか。ご所見をお伺いします。
 万が一、定額給付金が実施されることになったとして、実施に当たってどういう問題点があり、どういう課題があると認識されていますか。分かりうる、想定できる範囲でお答え下さい。

 次に市内における「緑」の保全についてです。
 先日、埼玉県志木市へ調査に行ってまいりました。その中身は後ほどお話させていただきますが、その際に和歌山市の緑はどういう現状なのだろうかという疑問が頭に浮かんだわけです。戻ってきて調べ始めましたら、本市には平成11年に「緑の基本計画」というものが策定されているということが分かりました。
 そこでこの「緑の基本計画」の基準年である平成7年と比べて、現状の市内の「緑」は増えているのか、減っているのか。お答え下さい。
 先輩議員でありました田上先生が平成15年2月議会において、この「緑の基本計画」について取り上げられ、このときも今回と同じように、緑がどれだけ増えたのか質問されました。
 当時の岡本都市計画部長が答弁に立たれ、「緑の基本計画における市街地の緑化重点地区内の進捗状況についてでございますが、まず公共施設からという観点から、平成14年4月に市の緑化基準を定め、市道及び施設などを管理する関係部局に協力をお願いし、緑化推進に努めているところであります。しかし、現時点ではとりたてて緑化が進んでいると言える状況にはまだ至っていません。
 このため、現在施行されている和歌山市緑を守る条例による施行規則及び和歌山市緑化補助要綱を見直すなどを行い、本市の財政状況の問題もございますが、再度地区住民や事業者に対しても御協力をいただきながら緑化推進を図ってまいらなければと考えています。」とお答えになられています。
 それから5年10ヶ月が経過しました。その後の経過はどうなっていますか。お答え下さい。
 以上で第1問といたします。

《大橋市長 答弁》

 景気が急激に悪化し、将来に不安を感じる中、消費が低迷し、家庭においては大変厳しい生活を強いられる人も数多くいると考えます。こうしたことを踏まえ、国の新総合経済対策の中で定額給付金の支給が検討されているものと考えます。
 そのため、この定額給付金を支給することは景気の下支え要因として一定の効果があるものと期待しています。


《山本まちづくり局長 答弁》

 まず最初に大きな問題点として考えられるのが短期間に多くの人が手続きをするということで、どういう方法を取れば一番混乱なく正確に安全に迅速に実施できるかが課題となっています。
 現在、国の素案・たたき台では支給方法については口座振込みを中心に考えておりますが、本人確認書類や銀行口座を持たない人への対応などがございます。また一人暮らしの高齢者や障害者、認知症の方などからの申請方法、住所不定者やDV被害者等への対応、転入転出の場合の取り扱い、外国人の具体的な範囲、振り込め詐欺等にあわないための犯罪防止の広報など多くの問題と課題があります。
 市内の緑の保全について、緑の基本計画は、緑の保全と創出を進めるために平成11年度を初年度とし、平成27年度を目標として策定しています。
 計画の目標水準を策定する際、基準となった平成7年とおよそ10年経過した平成18年の緑地を比較した場合、公園で約31ha増加していますが、農地で約420ha減少するなどの要因で、結果として市内全体で約4%、約512ha減少しています。
 平成15年以来の経過についてですが、緑の基本計画では「緑化の目標及び推進方針」として、基準年の平成7年の面積と比較して、公共公益施設の緑化については3倍、その他の民有地等では2倍にすることを目標に各種施策を推進しています。現在の取り組みとしては、まず市の施設から始めることとして「和歌山市所有施設緑化の推進基準」を策定するとともに、今後の取り組みとしましては、市所有施設の緑化から県や国などの公共施設等にも緑化の推進を要請するとともに、民有地等の緑化推進へと広げてまいりたいと考えています。




《再質問》

 それぞれお答えいただきましたので、再質問をさせていただきます。まずは「定額給付金」についてです。
 市長は1問目のご答弁で定額給付金が「景気の下支え要因として一定の効果があるものと期待している」と答えられました。果たして本当に効果があるのでしょうか。
 日本総研の藤井英彦調査部長は「低中所得者層の所得、雇用環境が悪化する中、給付金のほぼ全額が実需に向かうとみている。GDP国内総生産を0.4ポイント程度押し上げる効果もある」と期待するコメントを寄せられています。しかし、GDPの0.4ポイントに相当する金額は2兆円ですから、波及効率は1.0と驚くほど優秀な成績です。
 ところが、実施者である政府の与謝野馨経済財政担当大臣は「今後1年間でGDPを実質で0.1%、名目でも0.1%程度押し上げる効果がある」と試算しました。つまり原価割れです。
 その上、給付は毎月行われるものではありません。1回こっきりです。1万2千円ないしは2万円を1年で考えると、1ヶ月あたり1千円ないしは1600円余りにしかならない。こんな金額で生活支援といえるのか、これで生活が助かると思いますか。ご所見をお聞かせ下さい。
 第1問で山本局長から、多くの問題点や課題についてお答えいただきました。これらはあくまでも一部で、報道などではこれでもかと書き並べているのを目にすることが出来ます。どれだけ混乱させられているか、少し新聞の見出しを並べてみます。「国の迷走に不満も 鹿児島」「あいまい制度に不安の声 福岡」「生活弱者どう救う? 長野」「『経費は全額国負担』と注文も 京都」「担当課も決められない 茨城」あげくは「『市町村にメリットない』など厳しい意見相次ぐ 神奈川」ざっと見ただけでもこれだけありました。
 国からやれと言われたら拒否できない制度で、金は渡すから後は勝手にやってくれ、それが「地方分権だ」という無責任さ身勝手さに「和歌山市は国の奴隷じゃないんだぞ」と怒りすら覚えます。
 こんな思い付きのような制度を実行しようとし、丸投げし、本市職員の皆さんに多大なご苦労を掛けていることは間違いありません。職員の身を預かる市長としてどうお感じになってらっしゃいますか。お伺いします。
 先程も触れました、国の示したたたき台では、経費は全額国が負担するとされています。しかし、その経費の中で、職員の本給は負担されません。現在の配置から人を手当てして、給付金支給のために人を配置しても、その人のお給料が国から出ないのであれば、それは実質和歌山市の負担となります。一方、地方財政健全化法で、無駄な金は使うな、財政を守れと言っておきながら、余分な金を使わせる。国は二重人格かと訝ってしまいます。
 実質市の負担があることについて市長はどう思われますか。お聞かせ下さい。
 今回、和歌山市に下りてくるであろう給付金の金額はおよそ60億円になると昨日の議論でもお答えになられていました。この60億をそのまま市の財政に入れてもらって、使い道は地域で決めさせてもらう方が和歌山市にとっても得策ではないかと思いますが、市長はどう思われますか。

 次に市内における「緑」の保全についてです。
 ご答弁の中で10年経って約512ha、甲子園球場約133個分の緑を減らしてしまったということでした。また、田上先生の質問に対する答弁から5年10ヶ月の間、目標は設定したものの、具体的には何もできていないということも分かりました。
 田上先生は同じ質問の中で「これからも期待いたします。もうチェックする機会がございませんので、皆さん方に期待する以外に今日の私の立場はございません。」と述べられています。残念ながら田上先生の期待は見事に裏切られたと言わざるを得ません。だからといって、後ろ向きな批判ばかりしても仕方ありません。
 冒頭で触れました、志木市での調査について少しお話します。
 東武東上線志木駅から程近いところに今回調査した「志木ガーデンヒルズ」という14階建て、総戸数337個の高層マンションがあります。この地は慶應義塾志木高校学生寮跡地で、慶應義塾の出身であり、電力王と呼ばれた松永安左ヱ門氏によって寄贈された敷地に、志木高校の前身となる慶應義塾農業高等学校が設置されたところから始まります。
 農業学校だったので多くの樹木が校内に植えられていましたし、もともと江戸幕府老中で上水道工事を取り仕切っていた川越藩主松平信綱が整備した野火止(のびどめ)用水があり、農業が盛んで多くの自然が残されていました。
 マンション建設では既存の樹木をそのまま残し、マンションを建設するという手法が取られました。建設業者からすれば伐採して、建物が完成後にどこかから樹木を移植する方が安上がりだそうです。しかし、移植された木はその地の緑ではありません。歴史と愛着のあるこの地の緑を出来うる限りそのまま残そうと、マンション周辺の住民や志木市、ディベロッパーが協議を重ねました。その結果、緑地のほぼ半分の1260平方メートルを市民の誰もが入れるように整備、残りの半分はセキュリティーラインの内側で一般公開されませんが、一体感を持って保存することとなりました。公開緑地は市が30年間無料で借り上げ、税を減免しています。
 これが、既存樹木を保全したままでマンション建設を行った全国で最初のケースとなりました。
 当初私は、和歌山市の場合、東京とは違って公の緑が残っているから関係ないと思っていましたが、先程のご答弁の通り、そうではなかったのです。
 そこで、提案をさせていただきますが、緑を残す、または増やす一つの手法として、マンションの新規開発などで、積極的に既存の緑を生かした建て方をするなどした場合に、固定資産税の一定期間一部免除など緑優遇税制を導入し、市内の緑を保全していくことができないでしょうか。トヨタのプリウスなど、車にも自動車グリーン税制が設けられています。いわゆるグリーン優遇税制の土地版と言っても良いと思います。いかがでしょうか、当局の見解を求めます。
 以上をお伺いして、第2問といたします。



《大橋市長 答弁》

 本市での支給総額については約60億円と見込んでおり、また18才以下の子どもが2人いる4人家族の標準世帯においては6万4千円の支給が予定されています。
 最近の経済情勢を踏まえて考えますと、厳しい生活を支える部分と新たな消費を生み出す部分があり、定額給付金の支給は市民への生活支援であり、地域への景気対策になると考えます。
 定額給付金の事務につきましては、年度途中の緊急業務でありますので、当然、職員に負担をかけることになりますが、市民のために全力で給付業務に取り組みたいと考えております。
 定額給付金は国の施策として実施されるものであることから、経費については国において十分に財源措置されるべきであると考えております。
 国においてもたたき台を示した段階であり、今後制度の詳細等が設計されていくと思いますので、他の団体と歩調を合わせて市の考えができる限り反映されるよう取り組んでいくとともに、年度末という繁忙期にあたることが予想されることから、その費用が交付金の対象となると考えられる外部委託を極力活用して、職員の負担ができるだけ軽減されるように事務の執行について検討していきたいと考えています。
 平成19年度決算で連結実質赤字比率が早期健全化基準を超え、県庁所在市・中核市で唯一イエローカードとなった本市にとって、財政危機を克服し、地域を活性化させるためには、定額給付金に加えて、更に今まで以上に使途が限定されない一般財源が十分に確保されることが必要です。
 従来より三位一体の改革で削減された地方交付税の復元や地方税財源の拡充を全国市長会等を通じて国に求めているところであり、今後も引き続き一般財源の確保について取り組んでまいります。



《名越財政局長 答弁》

 市内の緑を増やすために、固定資産税の一定期間一部免除など緑優遇税制を導入してはどうかとの再質問ですが、他の土地と課税の公平性を失することがないか、慎重に判断しなければならないことや、厳しい財政状況の中、市の財政健全化に取り組んでいることから、現時点で、減免制度を拡充することは困難であると考えています。
 なお、市税条例に基づき、市等の公用又は公共の用に供する固定資産については、非課税措置が適用され、また公益のために直接専用する固定資産、有料で使用するものは除きますが、これらについては減免措置が適用されます。
 これらの条項に該当する場合には、申請に基づき、非課税措置や減免措置が適用されるよう、適正に対応しています。



《再々質問》

 第3問に入らせていただきます。まず市内における「緑」の保全についてです。
 平成19年度市政世論調査の結果で、環境は10年前と比べて良くなっていると答えた人が8.6%、悪くなっていると答えた人が12.1%いらっしゃいました。悪くなっていると答えた人のうち52.5%が、緑化の推進不足を環境悪化の一番の原因だと答えています。
 ご答弁にありましたように、確かに財政状況は厳しいです。あえて税収を減らすようなことはしたくないということも理解できます。しかし、居住環境に緑を求める気運は高く、緑の多いマンションは一般のマンションとも差別化が出来ます。優遇があれば積極的に動くディベロッパーもいるでしょうし、好んで求められれば市外からの人口流入も考えられます。住民税も納めてくれる方も増えます。まさに逆転の発想、発想の転換です。
 緑は市民の財産です。同時に二酸化炭素の吸収源という意味では全地球の財産であり、公益性もあります。すぐにとは言いませんが、ぜひ検討をしていただけるよう求めます。今後、私自身もシミュレーションなどもしてみようと思います。

 最後に「定額給付金」についてです。
 市長も職員には負担になるとおっしゃいました。1万2千円のために、職員にも市民にも給付金額以上の負担になるのではないでしょうか。
 同じ2兆円でももっと賢い使い方があると思います。例えば介護職員の給料の補助に使えればよいと思います。本年3月末における和歌山市の高齢化率は23.5%、まもなく市民の4人に1人が65歳以上の方となります。その一方で介護職に就く方の数が減ってきています。仕事がキツイ、勤務時間が長い、その割りに給料が安い、それで仕事を離れる方が増え、お世話する側とされる側のバランスが崩れてきています。
 2兆円を給料の補助に出来れば、仕事を離れる方も少しは減り、新たな雇用を生み出すことも出来ます。所得税や住民税が入ってくれば、賭けたお金ぐらいは戻ってくるのではないでしょうか。これに留まらず、方策は他にもいくらでもあります。
 その昔、江本孟紀さんが「ベンチがアホやから」と言って球界を引退されました。私達国民市民は「首相官邸がアホやから」と言って生活を止めるわけにはいかないのです。市長には、給付金など止めて、もっと良い使い道、地方の実情に即した使い道を探るべきだと市長会などで求めていただきたいと思います。
 最後に、愚問ではありますが、市長は給付金が実施された場合、受け取られるのでしょうか、受け取られないのでしょうか。以上お伺いして私の質問とさせていただきます。


《大橋市長 答弁》

 消費を拡大することで景気を下支えしようというのが定額給付金の趣旨と理解しておりますので、あくまで一般論ですが、所得の多い少ないに関わらず、受け取って使うべきものと考えております。

 
2008年12月04日
明日は一般質問

 明日、一般質問に立ちます。3番目ですので、13時半から14時ぐらいになると思います。お時間ございましたら、ぜひ傍聴にお越し下さい。今回は①いわゆる「定額給付金」について②市内の「緑」の保全についてお話させていただきます。

 今日から議会では一般質問が始まりました。3人の先輩・同僚議員が質問されました。
 質問の原稿を完成させるのに、4時までかかってしまいました。寝て起きて市役所へ。会議中に眠くならず、セーフでした。
 質問を書き、市当局と摺り合わせをするのが、一番パワーを使いますし、楽しいです。

 
2008年12月02日
12月議会開会

 12月議会が開会しました。今日から22日まで行なわれます。
 今回も一般質問に立たせていただきます。12月5日、一般質問2日目の午後から登壇の予定です。
 午後には、岸本周平を支える地方議員懇談会に出席しました。幅広く、協同で活動してまいります。

 
2008年12月01日
何が悪いのか、分かりません

 今朝は久しぶりに和駅前での街頭演説です。11月は祝日や出張で1回しか立てませんでした。そうこうしているうちに、12月。今年もあと1ヶ月を残すのみとなりました。本当に1年経つのは早いですね。
 今日の演説では、定額給付金についてのお話と、明日から12月議会が始まるというお話をさせていただきました。
 お昼を食べに出ようとしたとき、ある新聞社の記者さんに呼び止められました。私に聞きたいことがあるとのことで、総選挙のことかなぁと思っていたのですが、そうではありませんでした。
 市当局から市議会議員に対して、事前に報道内容を報告されるというのはよくあるのですか?と聞かれました。これだけ言っても何のことやら分からないと思いますので、事の発端を詳しくお話します。
 11月13日、教育委員会から連絡がありました。加太少年自然の家で開催した行事で、参加費を集め経費を支払って残ったお金を、冷蔵庫などの備品購入に充てるなど不適切な会計処理があり、そのことが翌日発売の『報道ワカヤマ』に掲載されるということで、不適切な会計処理の経緯説明、取材内容を記録した取材対応票、翌日発売される記事のコピーが届けられました。
 これから報道される内容を事前に市議に報告するのは、「知る権利」を侵害することになるし、取材活動がやりにくくなるとこの記者はおっしゃいました。例えば談合の報道で、市議に事前報告して、それを握りつぶされる可能性があると話されていました。
 私は『報道ワカヤマ』の代表記者をよく存じ上げていますが、おそらく市側から記事の事前提出を求めたのではなく、前もって渡して挑発したんじゃないかと推察しています。
 かなり厳しい見方をしますが、事前報告を受けた市議から圧力がかかって、記事が握りつぶされるようなマスコミなら、はなっからないほうがマシです。市議にそんな権力があると思う方がナンセンスです。市議にそんなパワーはありません。(私だけかもしれませんが。)
 それに、取材活動がやりにくくなるとか言ってるのは、怠慢であり甘えです。そんな障害を乗り越えて取材するから、その記事に価値があり、購読者が購読料を払い、記者に給料が払われます。「大本営発表」だけを掲載するのなら、日本の新聞は官報だけでいいと思います。
 教育委員会が不適切な会計処理をしたのは事実です。チョンボしたことには変わりなく、市民の代表ということで出てきている市議に報告するのは当然だと思います。事前に記事を不適切な方法で入手したのであれば問題ですし、内部資料をそのまま配ったやり方は改善されるべきであると思います。
 そういう考え方を持っていますので、残念ながらこの記者さんのおっしゃってることは、私にとってストンと落ちるものではありませんでした。様々な立場でお考えがあろうかと思います。「お前は間違っている」ということであれば、ご意見を賜れば幸いですし、勉強させていただこうと思います。

 当局から「犯罪の起こりにくいまちづくりの推進計画」と中央卸売市場の過誤納電気料金返還の補正予算について資料が届けられましたので、データベースに置いておきます。

 
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