間伐材の活用法を求む!
森林環境保全促進和歌山市議会議員連盟の出張で、和歌山市民の森がある奈良県川上村へ、今日と明日の2日間、視察に来ています。和歌山市からバスで約2時間半、三重県との境に川上村はあります。
まずは川上村役場を表敬訪問しました。川上村は地方財政健全化法による健全化判断では、全国でも5本の指に入る好成績だったそうです。却って和歌山市は後ろから数番目。まさに上流と下流ですねとお話しました。
現在、和歌山市民の森へと続く道が土砂崩れによって寸断されています。次はその現場を視察に行きました。山から道路上に崩れた土砂はすでに撤去されていましたが、ひび割れがあり、いつ再び崩れてもおかしくない状況だということで、通行止めになっています。復旧の目途は立っていません。山へ入って行けないので、市民の森がどういう状態になっているのか、把握できないそうです。
写真はその土砂崩れの現場を背にして撮ったものです。危ないのであまり下に行かないでくれと言われました。
視察の前後をマイクロバスで移動しているときは雪が散らついていました。山々の頂上も少しガスがかっていました。やっぱり市内よりだいぶ寒かったです。
その後、「山幸彦のもくもく館(川上村林業資料館)」へ伺いました。ここには川上村での林業の歴史や使用する道具が展示されており、吉野杉の製材の種類などを知ることができました。
それから村役場の総務課長さんや市民の森を管理して下さっている皆さんと意見交換をしました。その中で出てきたのは、外国からの輸入材に押されて国産の木材が売れない。割り箸でさえも輸入がほとんど。この状態がこのまま続けば、日本の森が維持できなくなってしまう。木を育てるために山を手入れし間伐するが、その間伐材をそのまま山に放ってある。あまりにももったいないので、何か使い道がないかというお話が出ました。
色々と加工してベンチなどに、というアイデアも出ましたが、決定打となるようなものではありませんでした。ぜひ何か良いアイデアがあれば教えて下さい。
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