高札 桜祭りの惨劇
先日、奈良県川上村から帰ってきた日に、旧消防局跡地横に写真の高札が掲げられていました。4枚の写真とともに、次のように書いてあります。
高札 桜祭りの惨劇
和歌山公園は国指定の史跡です。花見をされるのは結構ですが、史跡地内での遺構等(樹木を含む)に影響があると考えられる炭火などによるバーベキュー等の火気の使用はご遠慮ください。(特に重要文化財である岡口門、附帯物である土塀などの周辺でのバーベキュー等は遠慮してください。)
過去2年間の被害状況
・桜の根元に放置された炭の跡。桜の根は地表近くに根を張るため熱に弱いと言われている。
・放置された缶と炭状態の木材。燃え盛っている状態を想像するとぞっとする。
・岡口門西側の石垣沿いに点在する炭の跡。炭の空き箱をそのまま放置している。石垣も文化財です。
・表門東側の水路に捨てられたおでんの具。雨が降ると流れ行く先は堀。
後始末もせず放置し、余ったからといって酔いに任せて水路に不法投棄することは花見をする資格がないものと考えます。また、桜の枝を支えている支柱を炭を熾す燃料代わりにする者もあり、今回見付け次第、器物損壊で警察に通報します。昨年、火の不始末で消防の出動もありました。さらに、キャンプ用テーブル、バーベキューセットをそのまま放置した者もありました。
尚、今年の花見については携帯ガスコンロ、電気プレートの使用は許可しますが、不法投棄などが行なわれた場合は、来年全面的に火気の使用を禁止します。また、花見で生じるゴミなどはできるだけ持ち帰られるようお願いします。
和歌山城管理事務所
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残念ながら一部のマナーが悪い人によって公園が荒らされています。マナーというより最低限のルールです。そのために和歌山城で桜を楽しめなくなることは、和歌山市民にとっても不幸なことではないでしょうか。
お花見される方は、一度ぜひ高札を見ていただいて、みんなでルールを守って楽しみませんか。
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