こどもの日にちなんで
毎年こどもの日になると、今年の子どもの数が発表されます。
今年の子どもの数(15才未満人口)は昨年より11万人減って1714万人となり、28年連続減少となったそうです。
総人口1億2760万人に占める子どもの割合は13.4%と、これも過去最低で35年連続の低下となったそうです。
和歌山県で見ると、県人口に占める子どもの割合は13.1%と、やや全国平均を下回っています。また65歳以上の老年人口が占める割合は26.1%と、子どものほぼ倍となりました。孫1人に対しておじいちゃんおばあちゃんが2人いる計算になります。
国も少子化対策といいながらも、決定打は未だ出ていません。それ以上に、経済状況が悪くなって、夫婦共働きで食べていくのがやっとで、子どもまで…というのが実情ではないでしょうか。
仕事を増やして、安心して生活していけることが、一番の少子化対策だと思います。公共工事を増やして仕事を作り出すのもいいですが、どうしても継続性に欠けます。そうなると、重きを置くべきは医療や介護になると思います。
特に介護は、老年人口が増えていくばっかりで、今の時点でも追いつかない状態です。最も人手不足に喘いでいる業種ではないでしょうか。
風が吹いたら桶屋が儲かるではないですが、お年寄りを大事にすれば子どもが喜ぶ。そんな社会を創っていかなくてはと思います。
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