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2009年09月27日
命のバトンをつなぐ人が増える

 今朝は、消防局で行なわれた普通救命講習に行ってきました。
 たいていはこう書くと講習を受けに行ったと思われると思いますが、今回は講師として参加させていただきました。しかし、講師として参加するといっても、私にとってはこれも研修の一環です。
 プロフィールにも書いていますが、私は「応急手当普及員」という資格を持っています。この資格は、普通救命講習の講習会を行うことができ、普及員の開講する講習会を受講すると、消防署で受ける講習と同じように、修了証がもらえます。
 しかし、実は今回私が講師をしたのには理由があり、応急手当普及員の資格にも更新があります。更新は3年に1回と決まっていて、今年がその年でした。
 心肺蘇生法のやり方も変わってきていますし、自分達教える側の技術維持や向上も必要で、それらを学ぶために更新制度があり、今回は実践で学び、向上させることになりました。
 全部で30人の受講者がいらっしゃいましたが、そのうちの10人を担当させていただきました。軽く私がデモンストレーションをして、受講生の皆さんに人形を使って練習していただきました。
 一巡した後、今度はAEDのデモ機を持ってきて、色々なシチュエーションを想定して、練習していただきました。
 私が資格を取得したときは、人工呼吸2回に対して心臓マッサージ15回が1サイクルで、このサイクルを効率良く続けられるよう、傷病者に対する立ち位置などを習いました。
 ところが今は、心臓マッサージに重点が置かれ、呼吸よりも血液の循環を止めてはならないというのが救命の理念になっています。
 そもそも、私が応急手当普及員の資格を取ったのは、私がお世話になったある方の教えに沿ったからです。見知らぬ誰かのためではなく、自分の大切な人や家族のために、救命の技術を持っていて欲しいと、その方の住む街で普及活動をされています。目標は街の人全員が救命の技術を持っていること。何かあってもお互いに助け合える街を創るのが目標と、私に話してくれました。
 私はとても共感を覚え、まずは真似をするところから始めようと、普通救命の講習を受け、上級の講習を受け、普及員の資格を取りました。
 理想は和歌山市民全員が、目標は市民の半分が救命の技術を持っていること。目標に近づけるだけの活動を十分に行えていませんが、一人でも増やしていければと思います。
 ぜひ、皆さんも普通救命講習を受講して下さい。そして、命のバトンをつなげられる人になって下さい。お願いします。

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