懸案事項
今月末から来月頭にかけて、和歌山市の姉妹都市である中国山東省の済南市へ、友好訪中団の一員として参ります。今日は、その実施説明会が行なわれました。
済南市にとっては、和歌山市が姉妹都市を結んだ最初の街です。面積や人口は、さすが中国だけあって、和歌山市の比になりません。
ちょうど日本で言う花博のような、造園花卉博覧会が済南市で行なわれています。私にとっては初めての中国訪問で、とても楽しみにしています。
さて、最近色々なところから、ある相談を持ちかけられます。それは、市立小学校の給食の民営化についてです。
先日、白浜でさせていただいた講演の場でもこの話が出てきました。昨日は教職員の方から、不安視するお話がありました。今日は、実際子供を通わせている保護者から、ぜひどうなっているのか聞かせて欲しいと問い合わせがありました。
来年度から小倉・高松・雑賀小学校の3校で、学校給食が民間委託されます。すでに今年度から貴志・貴志南小学校が民間委託されています。市当局としては、単独調理校44校中半分の22校を民間委託し、残り20校となっています。どの学校をいつ民間委託するかという工程表も明らかになっていません。
市当局の説明では、公務員である調理員を民間業者の社員に置き換えるだけで、食材の調達などはこれまで通り市教委が行ない、食の安全などには問題ないと言っていました。
しかし、実際色々な方面の不安が保護者を中心に広がり、払拭できていないのが現状です。確かに、経費削減効果は大きいのでしょうが、社会で子供を育てるという点からは疑問が残ります。
単に賛成反対の議論ではなく、できるだけ色々な人が不利を被らない方法を探るため、しばらく調査をして、考えをまとめようと思います。
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