具体的な審査は今日まで
アバローム紀の国にある樹です。たわわに果実が実っているのを、今日の帰り道に見つけました。名前は分からないのですが、初めて見たので、写真に撮ってみました。
今日は平成20年度決算審査の4日目です。今日は第7班まちづくり局と農業委員会、第8班の建設局が審査の範囲です。そして今日も特別会計がたくさんあります。
まちづくり局…食肉処理場事業特別会計、卸売市場事業特別会計、駐車場管理事業特別会計、土地区画整理事業特別会計
建設局…土地造成事業特別会計、住宅改修資金貸付事業特別会計、下水道事業特別会計、漁業集落排水事業特別会計、農業集落排水事業特別会計
特別会計が多い分だけまた、説明が長くなります。時々お経を聞いているよりもツラくなり、説明している方もきっとしんどいだろうなぁと思い巡らせてしまいます。
ここに「三つ子の赤字兄弟」が二人います。
一人は土地造成事業特別会計です。これは加太の手前にあるスカイタウンつつじヶ丘を造成するために作られた特別会計です。バブル前に計画され、バブル中に造成を開始し、バブルがはじけてから販売を開始したため、全く採算が合わなくなりました。かなりの値引き販売にもかかわらず、未だに完売できていません。その上、完売しても200億円余りの借金が残り、結局は市民の税金で埋め合わせしなければならなくなるでしょう。
もう一人は下水道事業特別会計です。ハコモノ建設を優先し、整備が遅れたために、高い事業費負担が重く圧し掛かり、赤字です。もう説明が長いとか言ってられなくなります。
途中で止めることができず、何か良い手立ても見つからないまま、今日に至っています。
公営住宅の家賃滞納も多く、市所有の土地を無断使用していても賃料を払わなかったり、ひどい事案がたくさん出てきます。一体どうなっているのかと頭を抱えてしまいます。何でこんな風になってしまったのでしょう。
議員には市に対して「ちゃんとしなさい」としか言えません。我々が動くことはできないので、もどかしい部分もあります。こうして事実をお伝えすることしかできないのが実情です。
昨年も書きましたが、決算審査は「認める」か「認めない」の選択肢しかありません。「ここの部分はおかしいから認めない」というやり方はありません。ですから、いくつもの悪い点があっても、7割が問題なければ認めざるを得ないのです。そういう点でも、決算審査は本当に難しいです。
週明け月曜日に採決が行われます。
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