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〒640-8235
和歌山県 和歌山市 東長町9-1
TEL:073-426-2475
FAX:073-426-2475
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 この「明日はどっちだ!?」のコーナーでは、山本ただすけの時事問題に対する考えや、政策などについてお話させていただきます。皆様のご意見やご感想をお待ちしています。
なお、文字が赤くなっているところは、リンクになっています。そちらもぜひおいでください。

 「明日はどっちだ!?」の命名についてお話させていただきます。
 政治家や政治に携わる人間は、常に様々な判断が付きまとい、また常にそれを求められます。右か左か、進むのか退くのか、その判断如何によっては、多くの方々の幸せをも左右しかねません。明日はどっちへ行くのか、まさにそのことを名前にさせていただきました。
 

2009年03月31日
1万2千円もらいます!

 いよいよ年度末です。役所でも人事異動があり、数人の方が挨拶に来られていました。
 今日、私に関係する政治団体の収支報告書を県庁へ提出したのですが、ちょうど市町村課で課を離れる方が挨拶をされているところで、タイミング悪くそこへ入っていくことになってしまいました。
 私の所属する会派で、昨年までお世話下さっていた女性事務員さんも今日付けで退職されました。出会いと別れの春です。

 今日31日、定額給付金の申請書が全世帯に対して発送されたようです。明日には皆さんのお宅に到着し、市役所へ返送していただいたくか、持参していただき、処理が済み次第、第1回目の振込みが4月28日に行われます。
 さて、ここでも何度かお話してきましたが、私は定額給付金の実施に反対をしてきました。その理由はこれまでに述べたとおりですし、昨年12月5日に行った一般質問でも反対の意思とその理由を明らかにしてきました。
 和歌山市における定額給付金に係る予算は、08年度補正予算に組み込まれていました。当初は、先の2月定例議会でこの補正予算の中から、定額給付金の部分だけを削った修正案を提出しようと画策していました。もらえるものをもらえなくするのですから、市民から石を投げられることも覚悟したうえで、政治家として議を通そうと腹をくくっていました。
 数日後、ある京都市会議員とお話しする機会がありました。その時に今考えてることをお話ししたら、その方は「実施に反対してそれが通っても、給付金のお金は国庫に戻るだけで、市民に対してメリットがない。和歌山市の60億が国庫に戻ってきても、給付金実施のための事務費にもならない。それなら配ってその後で、『やっぱり効果がなかったでしょ』と議会で問えばいい。そのためには、あなたももらって使えばいい。」とアドバイスを下さいました。
 やはり議会の先輩、私のように考えが浅はかではありませんでした。〆木先生も同じことをおっしゃっておられました。
 ということで、私も1万2千円をいただいて、使うことにします。何に使ったかも、ここでお話していきます。そして半年経って、「やっぱり効果がなかった」ということを証明していきたいと思います。

 
2009年03月29日
高札 桜祭りの惨劇

T_B_IMGP1482.JPG

 先日、奈良県川上村から帰ってきた日に、旧消防局跡地横に写真の高札が掲げられていました。4枚の写真とともに、次のように書いてあります。


高札 桜祭りの惨劇

 和歌山公園は国指定の史跡です。花見をされるのは結構ですが、史跡地内での遺構等(樹木を含む)に影響があると考えられる炭火などによるバーベキュー等の火気の使用はご遠慮ください。(特に重要文化財である岡口門、附帯物である土塀などの周辺でのバーベキュー等は遠慮してください。)

過去2年間の被害状況
・桜の根元に放置された炭の跡。桜の根は地表近くに根を張るため熱に弱いと言われている。
・放置された缶と炭状態の木材。燃え盛っている状態を想像するとぞっとする。
・岡口門西側の石垣沿いに点在する炭の跡。炭の空き箱をそのまま放置している。石垣も文化財です。
・表門東側の水路に捨てられたおでんの具。雨が降ると流れ行く先は堀。

 後始末もせず放置し、余ったからといって酔いに任せて水路に不法投棄することは花見をする資格がないものと考えます。また、桜の枝を支えている支柱を炭を熾す燃料代わりにする者もあり、今回見付け次第、器物損壊で警察に通報します。昨年、火の不始末で消防の出動もありました。さらに、キャンプ用テーブル、バーベキューセットをそのまま放置した者もありました。
 尚、今年の花見については携帯ガスコンロ、電気プレートの使用は許可しますが、不法投棄などが行なわれた場合は、来年全面的に火気の使用を禁止します。また、花見で生じるゴミなどはできるだけ持ち帰られるようお願いします。

和歌山城管理事務所

 残念ながら一部のマナーが悪い人によって公園が荒らされています。マナーというより最低限のルールです。そのために和歌山城で桜を楽しめなくなることは、和歌山市民にとっても不幸なことではないでしょうか。
 お花見される方は、一度ぜひ高札を見ていただいて、みんなでルールを守って楽しみませんか。

 
2009年03月28日
命に関わること2つ

 命に関わることが2つあったので、触れたいと思います。
 まずは、「先生を流産させる会」について。愛知県半田市の市立中学で1月に1年の男子生徒11人が「先生を流産させる会」を結成し、妊娠していた30代の担任教諭の給食に異物を混ぜたり、いすのねじを緩めたりする悪質ないたずらをしていたことが分かりました。
 理科の実験で持ち出したミョウバンや食塩を、先生の給食のミートソースに入れたり、チョークの粉や歯磨き粉、のりをまぜたもので車を汚したりしていたそうです。
 11人のうち6人が会の趣旨や目的を分からずに入ったと言っているそうですが、「流産させる会」と名付けられていて、会の趣旨や目的が分からなかったという言い訳は通用しないのではないでしょうか。ましてや中学1年にもなって「流産」が何か分からないと言い逃れできないと思います。
 命が軽々しく扱われている残念で、非常に恐ろしい事例の一つです。

 もう一つですが、ある市民の方から相談がありました。昨年1年間の年金が36万円余りしかないのに、介護保険料と国民健康保険料で27万円余りも払わなければならないという事例です。
 確かに2年前には年金以外に給与所得があったので、1年遅れの計算で年金しかなくても、誰がどう考えても生活できないような金額しか残りません。12ヶ月で割ったら1ヶ月あたり7680円。テレ朝の黄金伝説より低い金額です。
 前の年の収入がそこそこあったからという事情は理解していただいていましたが、それでも今年これからはどうなるのか、不安を感じてらっしゃいました。貯金の取り崩しで生活してきて、維持するのが困難になってきたので、相談されました。
 そのお話の中で、「こんなんやったら長生きなんかしたくないよ」という言葉が耳に残って仕方ありません。これまで日本を支えてきた人に「これ以上生きたくない」と言わせてしまう今の社会。やっぱりおかしいと思えてなりません。
 平成22年度以降、介護保険料が2%ほど値上がりするようです。年金は減らされるかも分からない状況で、本当にこの日本で国民を生きさせる気があるのかと思いました。

 
2009年03月15日
定額給付金を巡るやり取り

 そろそろあちこちで定額給付金の支給が始まりました。和歌山県では北山村が1番目でした。先日も私の電話に、「早くもらえるように言ってくれ」という電話もありました。和歌山市では、懸命にやっていただいているようですが、何しろ人口が多いのでそうすんなりとは行かないと思います。
 さて、もう時効だと思いますので、私が受けた電話でのやり取りを公開したいと思います。和歌山市議会が「定額給付金の再考を求める意見書」を可決して後、和歌山市では市議会が勝手に給付金をもらえなくしたという話が広まり、掛ってきたものです。

電話主(以下、電)「和歌山市でもらえなくて、隣の海南市だともらえると言うことが、不公平だと思わないのか。」

忠相(以下、忠)「確かに不公平かもしれません。しかし、不公平感が生じる制度を国が作ってきたので、その中でやっています。」

電「国がやれと言っているのに、なぜやらないんだ。」

忠「最終的に実施するかどうかの権限を地方議会に与える制度になっていますので、自分の良心に従って政治家として判断しています。私は定額給付金を実施することで、財政に多額の穴を開け、後々我々自身がその穴埋めを、我々がもらった額以上でしなければならなくなるので、反対します。」

電「もしやらないなら、市議会を解散して選挙をし、そのことを市民に問え。」

忠「一つの政策毎で解散選挙をしていたら、毎度毎度解散選挙をやらなくてはならなくなり、そんな前例を作れば市政が停滞しますので、それは正しくないと考えます。」

電「市議会議員が多すぎる。」

忠「そのようなお声も聞きますが、条例の上限である46名から自主的に40名に減らしていますので、努力はしていると思います。」

電「もっと減らせばいいじゃないか。」

忠「地方自治法の決まりで、和歌山市の場合は38名以上46人以内と決まっていますので、それに従っています。」

電「なんでそこだけ国の言うことを聞くのか。」

忠「法律で決められていますので、私達が勝手に法律を変えることはできません。」

電「私は年金12万で生活している。あなたはいくらもらっているのか。」

忠「手取りで46万ほどいただいています。」

電「議員なんか無報酬でやればいい。」

忠「それが理想かもしれませんが、議員を片手間でできるほど楽な仕事ではないですし、私にも家族がいます。霞を食べて生きていけませんので、無報酬というのは無理だと思います。」

 こういうやり取りもありました。結局は最後までお互いの意見をぶつけ合うばかりで、平行線のままでしたが、最後に電話主の方が「ちゃんと話を聞いてくれる市会議員がいるんやな」とのお言葉が救いでした。

 
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