物々しい党大会
今日は党大会で東京にいます。朝9時から永田町の党本部で会議があり、出席しました。地下鉄永田町の駅を出て、党本部に通じる道を行こうとすると、警察官に止められ「どちらへ?」と聞かれました。「会議です」と答え民主党のバッジを見せると通してくれました。党本部の入り口前にも十数人の警察官がいて、もう一度バッジを見せてビルの中に入りました。
1時間半ほどの会議が終わり、2軒隣のビルへ移動です。私より前を歩いている代議員にマスコミが「どんなお話でしたか?」と聞いていました。カメラやマイクを持った記者がワンサカいました。
続いて地方代議員会議が行われました。会場の後ろにはマスコミのカメラがビッシリでした。党幹部が次々と入ってきます。そして最後に小沢幹事長が入ってこられました。一斉にフラッシュが焚かれます。
会議の内容はマスコミに公表しないとのことで「頭撮り」だけの約束になっていたようです。司会者がマスコミに会場から出るよう促されると、マスコミは小沢幹事長の挨拶を撮りたかったので、「約束が違うじゃないか!」なんて怒号も飛んでいました。
結局全てのマスコミが退室するまで、10分弱かかりました。その間、ただ待つだけです。時間がもったいないので、隣の藤本眞利子幹事長に、前段の会議の報告をしました。
会場に静けさが戻り、小沢幹事長が話し始めました。マスコミを遠ざけたのは、政治資金問題について話すに当たり、ちょい噛みの話が一人歩きして欲しくないとの思いからで、党大会でしっかりお話しするから、配慮して欲しいとも付け加えられました。小沢幹事長の話を要約すると次の通りです。
まずはお詫びと私の決意を申し上げたい。私の政治団体に関係する者が逮捕された。非常に誤解を生み、ご迷惑ご心配をかけて申し訳なくお詫びする。
ただ理解してほしいのは、報告書の不記載ミスなど形式的なものは訂正や修正で済んできた。しかし私の場合、最初から逮捕強制捜査になった。理解に苦しむし、承服できない。マスコミは、企業の裏金が入っているかのように報道しているが、全くのデタラメで、そのような金は一切受け取っていない。検察の問い合わせに弁護士を通して返事した。帳簿も持って行ったから理解して頂けたと思う。
検察の恣意的な捜査で日本の民主主義は崩壊してしまう。民主主義を守るためにも決して屈しない。断固戦う。そのために、輿石氏に幹事長職を代行してもらう。不正資金には身に覚えがない、やましいこともない。国民にはっきりするまで戦う。
|
以上のような内容でした。その後の党大会でも、ほぼ同じ内容のことをお話されていました。
党大会の会場周辺は騒然としていました。こんな党大会は本当に初めてです。
今回の事件について、私には真偽の程は分かりませんし、判断できません。一党員として、党所属の地方議員としては、一日も早く白黒をはっきりつけて欲しいという思いのみです。
|