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2010年05月31日
今日で5月も終わり

 早いもので、今日で5月も終わりです。今年に入って5ヶ月も経ってしまったのかと思いました。まさに「光陰矢の如し」です。
 さて、毎年5月31日は世界禁煙デーです。これはWHO世界保健機関が1988年に定めたもので、世界中で禁煙にまつわる様々な祭典が行われています。
 この日にWHOはタバコ使用の危険性とタバコ産業の事業展開について広く社会に情報を送り、WHOがタバコ病の流行と闘うために何をしているか、世界中の人々が健康と健康的に生活することを主張し、未来の世代を守るために何ができるかを知らせています。
 またWHOでは毎年禁煙デーにスローガンを発表しています。2010年のスローガンは「Gender and tabacco with an emphasis on marketing to women(ジェンダーとタバコ 女性向けのマーケティングに重点をおいて)」です。
 これまで様々な禁煙活動が推進されてきた結果、先進国では喫煙者の割合が毎年減少しており、日本の統計でも同じ傾向が見られます。しかし、男女で見た場合、男性の喫煙率が下がりつつあるのに対し、女性の喫煙率は10%前半と低いものの、低いまま推移していて減少の傾向が見られません。
 そのような現状から、今年は女性の禁煙に重点を多き、女性が喫煙することで被害を受けやすい子供を保護しようという動きとなりました。全国的に「女性と子どもをたばこの害から守ろう」というスローガンで活動されているようです。和歌山県が作成した啓発用のポケットティッシュにも、そのスローガンが入っています。
 23日に行われた禁煙デーフォーラム2010 in 和歌山でもコーディネーターをさせていただきましたが、すでにタバコ問題は避けて通れないところまで来ています。聞けば、大阪府下のタクシーは原則車内禁煙になるそうです。全面禁煙の実施に着手していないのは、全国で和歌山だけとなりました。都道府県別のタクシー禁煙状況マップをご覧下さい。
 中には「タバコを吸う人の権利も守れ」とか禁煙ファシストとか言われますが、他人の煙を吸わされない権利を守ってからだと思います。昔、よく言われましたよね。「他人が嫌がることはするな。自分がされて嫌なことは他人にするな」と。本当の基本原則に立ち返って考えて見なければならないときだと思います。
 10月には、またタバコが値上げされます。禁煙治療も保険が適用されます。これを機にタバコの呪縛からの逃避を考えてみてはいかがでしょうか。

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