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2010年09月30日
議員定数 2減へ

 和歌山市議会9月定例議会も明日最終日となります。今日は議決の精査などを行うために、会派の総会がありました。
 その他にも、尖閣諸島問題に関連する意見書や国立大学の運営費交付金を確保するよう求める意見書が提案される予定です。
 そして、議員定数を2減する条例案が最大会派から提案されます。2月議会で設置された議員定数問題特別委員会で調査・議論されてきましたし、先日も竹下譲 拓殖大学地方政治センター長にご講演いただきました。竹下先生は定数削減に反対で、削減の前にまず議会改革を行わなければならず、改革ができなければ定数が何人になっても、市民から不要論が出ると、おっしゃっておられました。
 そんな講演を受けながらも、議会改革の話が出ず、市民受けしやすい定数の削減が先に出てきました。定数削減より、議員報酬の引き下げや市民に対する議会主催の説明会を行うなど、先にできることはあったはずですが、それをすっとばしてしまいました。
 議員が定数削減に反対すれば、すぐに「保身」だと言われますが、憲法にも一つの章を立ててまで設けられた民主主義のシステムである地方自治を維持することは、議員としてすべきことのひとつであり、それを財政上の問題で捻じ曲げることは認められません。
 財政上の問題なら、議員報酬を大幅に引き下げたらいいのですが、人数は市民の声を反映させるために必要です。財政か、民主主義か、どちらを優先するのか、言うまでもなく民主主義です。
 何が何でも定数削減に反対するわけではありません。議会として、やるだけのことはやって、それでもなお、市民の皆さんから「削減せよ」と言われれば、私は議員としてそれに従います。しかし、今の状態は、全てやり尽くしたとは言えません。
 思っていることを全て書ききれていませんが、以上のような考えから、今回の議員定数削減条例には反対させていただきます。

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