節分に響く豆まきの声
今日は節分。暦の上では今日まで冬で、明日から春。とはいえ、そんなに急に暖かくなるわけではありませんし、春を感じられるまではもう少しかかるようです。
最近は「鬼は外、福は内」の声を聞かなくなりました。私が子供の頃は近所から良く聞こえてきましたし、我が家でも大きな声で豆をまいていました。特にどういう理由があるというのではないのですが、豆はまくものの、大きな声を出すことはしなくなりました。
しかし今日、豆まきをしている家族に遭遇しました。お父さんと男の子が鬼のお面を被り、お母さんとおばあちゃんと女の子が豆をまいていました。その姿をほほえましく思いながらも、文化の継承は大切だと思いました。
文化といえば、恵方巻きは関西だけの風習です。それが数年前から全国区となり、関東でも食されるようになりました。
それと、柊の木に鰯の頭をつけて玄関先につるすのも、関西独特の風習です。実は全国共通だと思っていたのですが、関西独特のものだったと今年初めて知りました。昔からやっていたので、てっきりそうだと思っていたのですが、正直ちょっとびっくりしました。
絶えることなく残り続けること、残し続けることが人と人のつながり、地域を支える力の一つになるのだと思います。そんなことを考えた今年の節分でした。
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