乗り越えられない壁
今日の議会では、22年度の最終補正予算について、各委員会での審査が行われました。
私の所属する総務委員会では、担当する部局の支出にあたる歳出と、全部局の収入に当たる歳入を担当しています。そのため、歳入の説明は結構長く、また市債の発行金額の変更も一部担当しています。
途中休憩を挟んで、議案の採決まで行いました。
市役所を出るとき、消防局の部長さんがいらしたので、ちょっと気になっていたことを聞いてみました。和歌山市消防局にも高度救助隊、いわゆるハイパーレスキュー隊があります。その高度救助隊をニュージーランドの被災現場に派遣できないのだろうかと。
部長さんのお話では、全国の特殊救助組織はいくつかのグループに組織されていて、順番に受け持ちの期間が決まっているそうです。海外などでの救助事案が発生したときは、その日の受け持ち担当のグループに属する自治体の特殊救助組織が派遣されることになっているそうです。
そして、今回のニュージーランドの場合、あと2日発生が早かったら、和歌山市消防局のハイパーレスキュー隊が所属するグループの受け持ちだったそうです。
そこで、和歌山市の隊が志願して行くことはできないのか聞いてみたのですが、国からの派遣要請がないと出られないそうです。
しかし、せっかくの能力があるのに本当にもったいない。ましてや現地では1分1秒を争う状況。その上、和歌山も他人事ではない。いつ大きな地震が起きてもおかしくない確率が出されている中で、人助けになり、実戦の経験も積める。非常にいいことだと思うのですが、壁があるのです。
乗り越えられそうで、乗り越えられない壁。悔しいです。乗り越えたいです。
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