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2012年01月01日
凛として和歌山、凛として日本

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 2012年、新しい年が明けました。昨年のことを思えば、素直に「おめでとう」という言葉が、口にしにくい正月です。
 しかし、後ろ向きのことを言ってばかりもいられません。それでも、私達は生きており、生きていかねばなりません。そのためにも、少しずつでも動かなければならないと思うのです。
 元日、年の区切り。私達はなぜ365日ないしは366日を「一年」として区切っているのか。そんなとりとめもないことを正月に考えてみました。
 人類が人間に近づいていくにあたり、多くの過程をたどりました。ヒト科のサルから猿人、原人、旧人、そして現代人と同じグループである新人となります。新人は現生人類とも呼ばれますが、この新人が地球上に現れたのが、およそ20万年ぐらい前です。
 20万年は7300万日。もし、これを何の区切りもつけずに暮らしていたとすれば、
「きょうは何日だったかな?」「7299万6491日ですよ。」
「7304万15日、夜のニュースです。」
「そういえば7300万1125日に友達と会ったんだけど・・・」
みたいな会話が交わされていたのかも知れません。しかし、人類は自然の状況、季節の移り変わりなどを捉えて、「365」という区切りを見つけ出し、暦にしていったのでしょう。
 ただそれは、人類が自然の流れを捉え、自分たちに分かりやすくしただけではなく、同時に心の整理もしやすくした先達の智慧ではないかと思ったのです。
 個人差はあると思いますが、得てして私達は「1月1日から何かをやる」とか「12月31日で止める」ということを言い、実行します。節目・区切りがあれば、何かに取り組みやすいという点は大いにあるでしょう。
 気持ちの部分、また自然の一部として生きるものその両方を兼ね備えさせる形で、1年は365日という区切りをつけたのではないでしょうか。区切りなく、際限なく続くものではなく、どこかで「それまで」と「これから」を分ける節目をつけたことは、先達の智慧なのではないでしょうか。
 そんな誰もが分かっている当たり前のことを、あえて難しく考えることから、2012年は始まりました。ムダかも知れませんが。

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 今朝は和歌山城お正月恒例の「歩こう走ろう会」に参加するつもりが、うっかり目覚ましをセットし忘れ、砂の丸広場へ着いたときにはすっかり撤収も終わっていました。そのまま、初日の出も済んだ天守閣へ登り、元旦の市内を望みました。正月からやってしまったなぁという感じです。
 ここ数年、議員また公務員といった仕事が相当なバッシングを受けています。現状が良くないのは、過去に特定の人にだけ特別の利益がもたらされることを行ってきたことが、原因の一つだと言えます。現在、そういうことはゼロではありませんが、ゼロに限りなく近くなったと思います。
 そうなれば、私達は自分の仕事で評価をしていただくしかありません。政治はどうしても結果責任を問われますから、全てうまくいくとは限りませんが、媚びることなく正々堂々と議論で辿り着きたい、そんな凛とした気持ちで、この一年も仕事に取り組んでいきます。

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