2月定例議会が開会
2月定例議会が始まりました。
この時期の議会では、今年度の最終補正予算と、4月からの新年度予算を審議します。まずは今年度の最終補正予算から。
最終補正予算とは、3月で年度末を迎えるため、人件費の精算や、行った事業の費用や入札で安くなったお金などの帳尻合わせをするために行うものです。「入ってきたお金」と、「出て行ったお金」と「手元に残っているお金」を足した金額が合わないとおかしいですよね。それを最終的に合わせることを、最終補正と言います。
今日の本会議では、この最終補正予算案についての説明が行われました。本会議が終わると、幹事長会、議会運営委員会(議運)が開かれ、週明け以降の運営方法などについて話し合いました。
最終補正予算案の審議が終わると、4月からの平成24年度当初予算案についての審議に入っていきます。当初予算案審議の一番初めは、市長の施政方針演説から始まります。
施政方針とは、市長が新年度予算を組むに当たって、「こういう点を大事にした」とか「こういう考え方でこんな政策を実行したい」という、理念や方向性を示すものです。税金の使い道を決めるにあたっても、何も考えず、思いや考えもなく決めることはありません。
例えば、大阪市の橋下市長は、大阪市内でも西成区へ重点的に、世代ではお年寄りを切り捨てるわけではないけど、子供や若者世代にお金を多く使いたい、との方針を出したと、新聞で読みました。必ず何か考えがあって、予算を振り分けるわけです。
家庭の中で考えるともっと分かりやすいかもしれません。昨年テレビの地デジ化が実施されました。実施前に、手元に何に使ってもいいお金が10万円あり、今あるテレビが地デジに対応していないとします。洗濯機は調子悪いし、節電のために太陽光発電システムを付けたい。しかし、もうすぐテレビが見られなくなる。どうしようか・・・
『テレビが見られなくなるのは困るから新しいテレビを買おう』と考えたことが、市長でいう「施政方針」であり、『そのために10万円を使おう』というのが「予算案」になります。
テレビを買いに行ったら9万8千円にしてくれた。2千円余ったので通帳に入れておこう。これが「補正予算」になります。分かりやすいでしょうか?
議運の後は、テレビの収録です。写真は収録前の準備風景です。スーツの襟にピンマイクをつけてもらっています。
テレビ和歌山で、代表質問のダイジェストとともに、各会派幹事長のインタビューも放送されます。その収録がありました。
正直、少し緊張しました。議場で話したり、街頭でマイク持って話したりしても、あまりなんともないんですが、人ではない無機質なカメラのレンズ相手となると、どうもいつもと勝手が違って、非常にやりにくかったです。途中で言うことが飛んでしまって、カンペを読んでしまいました。きっとたどたどしいと思います。
ぜひ放送をご覧下さい。
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