子どもは親の鏡
今日は和歌山城とけやき大通りで、和歌山市のこどもの日恒例の「こどもなかよしまつり」が行われました。私は和歌山青年会議所のメンバーとして、スタンプラリーのお手伝いをさせていただきました。
砂の丸広場前からスタートして、城内に3箇所あるチェックポイントを全部回ると景品がもらえるというものです。私はそのうちの1箇所でスタンプを押し、くじを引いてもらって出た数字のスーパーボールを渡すということをしました。
はじめは、すべきことをこなしていただけだったのですが、慣れてきたのか、途中からあることに気付きました。
ある子は自発的に「ありがとう」と言い、ある子はボールをもらったら一目散に去っていく。色々な子どもがいるんだと思いました。
そんな目線で見てたら、結局は親なんですよね。2,3才の小さな子でも親が「ちゃんとありがとうを言いなさい」と言えば子どもは言います。親が言わなければ、子どもは言いません。それが当たり前になってしまう。やはり躾が大きいと思います。
中にはこんな子もいました。スタンプラリーの用紙は400人分しか用意していませんでした。ボールも400個と予備少々。スーパーボールを見つけて、欲しいとせがむ子もいましたが、参加者でなければくじを引けないことを丁寧にご説明して、保護者に納得していただきました。
しかし、子どもは納得しない。机の前で留まってボールを見つめ続けたり、親に欲しいと言ったり。極めつけは大きな声で「ケチ!ケチ!」と連呼しながら去って行く子。
その姿を見て先輩が「自分とこの子やったら、張り回してるけどな」と。私も同感でした。でも、その親は子どもを制止しなかった。結局、子どもの行動から親を見られるのではないでしょうか。自分が親なら恥ずかしいと思うし、親として恥をかくと思いますから。それとも「恥」の概念が薄れてきてるんでしょうか。
私も人の子。自分の親に恥をかかせぬように、と改めて戒めたこどもの日でした。
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