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活動報告 アーカイブ

2004年11月30日

今日から始めます

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 はじめまして、山本忠相です。

 今日から日記を書き始めます。よろしくお願いします。
 僕自身、色んなことをやっているんですが、今の活動についてお話します。
 10月から埼玉県川越市で活動をされている「いわさき真人」さんのお手伝いをしています。「いわさき真人」さんは来年1月23日に行われる川越市長選挙に出馬を表明されています。
 まったく議員経験や秘書経験がなく、急に亡くなったお父さんの後を継ぎ、タクシー会社を経営されている「いわさき真人」さんのマニフェスト作成も一緒にさせていただきました。リンクを貼っていますので「いわさき真人」さんのホームページもご覧下さい。

2004年12月01日

駅頭活動中!

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 平日は朝夕、「いわさき真人」さんと一緒に川越市内の鉄道各駅駅頭に立って、ご挨拶をさせていただいています。  ようやくマニフェストも完成して、お配りをさせていただいています。マイクでしゃべりながらビラを配る・・・突き詰めていくとこんな形になりました。これだとしゃべりながらでもビラを配ることが出来ます。以前通っていた予備校の先生みたいです。  寒い時期だと、手がだんだん悴んできて、本当に辛いです。暖冬といいつつも、やっぱり「冬は冬」です。

2004年12月14日

ふたご座流星群を見てきました

 昨日の夜、先日まで住んでいた家の前にある公園へ、「ふたご座流星群」の観測に行ってきました。
 着くやいなや、立て続けに2つの流れ星に遭遇。しかし、後が続かず諦めて帰宅しました。
 今晩、仕事場から帰宅するときに偶然、それもすごく明るくて尾の長い流れ星を見ることが出来ました。本当に幸運でした。
 「しし座流星群」は何度も見たことがありましたが、「ふたご座」は今年初めて見ました。オリオン座もきれいに見え、星団もはっきり肉眼で確認できました。
 これからは毎年、私と同じ星座の「ふたご座流星群」を観察したいと思います。

2004年12月16日

謙虚さ・・・

 「謙虚さ」・・・私にはちょっと耳に痛い言葉ではあります。
 1999年9月、国会議員の秘書となり、多くの秘書の大先輩にかわいがって頂き、多くの選挙を経験し、多くのノウハウやキャリアを頂きました。それゆえ26才でそれなりを扱いをしていただけるようになりました。
 結果として今、こんなエラそうにしているんですけども。時として「謙虚さが足りない」とお説教をいただくこともあります。その時々に身を律して毎日を生きていこうと思っています。


 ところで、風の便りで聞いた話です。
 「いい遊び相手が出来た。」ある市の市長が選挙前、自分に挑戦する相手候補のことをこう言ったとか。謙虚さって大事だと再認識しました。

2004年12月20日

トップクリエイター

 ある方から「髪が長くなったね」とご指摘を受けました。確かに少し長くなってうっとおしく思っていたところです。ちょうど今日はお休み。そこで私の友人に切ってもらいに行ってきました。私の友人は渋谷のヘアーサロン「FREEVE」でトップクリエイターをしているCHIHARUと言います。ここ2年ぐらいはずっと彼女に切ってもらっています。
 たくさんのお客さんの髪を切って、腕を上げ、3人のトップクリエイターのうちの一人になりました。自分の周りの人間が世に出てえらくなっていくことは本当にうれしいことですし、より一層がんばろうと思いました。

2004年12月21日

さむい!めっちゃ寒い

 今日は本当に寒いです。元々寒いのは得意ではなく、ましてや和歌山から見れば北の東京や川越で過ごすことはつらいものがあります。びっくりされるかもしれませんが、例年9月末にはコタツをいれています。でないと寒いのです。そういえば、福島出身の友人が冬に雪が降っていても窓を開けて寝られるけど、暑いのが苦手で4月にはクーラーを入れていました。東京の夏でクーラーを入れたことのない僕とちょうど逆のことをしていたのを思い出しました。
 今日の夕方、他のスタッフから「焼いも」をもらいました。川越はいもでも有名です。『栗より美味い十三里半』と言われ親しまれ、享保の時代に青木昆陽により広められました。川越地方の畑作地帯に広まり、やがて天明(1781~1789)の大飢饉に威力をふるったことから、ますます盛んになったそうです。
 『栗より…』の言葉や川越にいも作りが広まった経緯など、まだまだ知られていないと思います。このことをどれだけ多くの人に知ってもらうかが、これからの課題ではないでしょうか。

2004年12月22日

1通のメール

 昨日の夜、事務所に1通のメールが届きました。
 昨晩はJR川越線の的場駅でいわさき真人さんと駅頭活動を行いました。正直、ローカル線の小さな駅で、1時間に上下6本の電車しか来ませんし、お客さんは多くありません。
 その駅での活動を終え、いわさきさんとミニ集会に参加した後、事務所に戻ってきました。そのときに届いていたメールは、的場駅の駅頭で演説を聞いてくださった方からのメールでした。
 余りにも早いレスポンスに驚いてしまいました。そして「寒い中、来ていただき、ありがとうございます。」の言葉に少し感動してしまいました。
 今まで秘書業を5年以上やってきて、駅頭で訴えをさせていただいて、うるさいとか苦情をいただいたことは数知れずですが、お礼を言っていただいたことは初めてでした。それと共に財政再建や行政改革の必要性を理解して下さっていることに、感謝とお話ししていることの正しさを実感しました。

2004年12月27日

「カタン」って知ってます?

 「カタン(Catan)」っていうボードゲームをご存知でしょうか。初めての方はぜひ公式サイトをご覧になって下さい。どういうゲームか、どんなルールかよく分かります。簡単に説明すると、家や街を開拓し、開拓した場所から資源を得て、また家を建て街を広げ、10ポイントを獲得した人が勝ちというものです。
 このゲームが私の周りで非常に流行っているんです。昨日の夜、友人の家にお邪魔して、カタン大会をしました。私は仕事があったので、21時過ぎに合流しましたが、私以外の友人4人は15時過ぎから集まって、私が到着するまでに5ゲームやっていました。
 今年の始めにはカタンを知っていましたが、仲間内でこんなにブームになるとは、ビックリです。ダーツバーならぬ「カタンバー」もあるとか。今度探して行ってみようと思います。
ちなみにこの日は、11点を取って上がる直前に、僕の次の人が先に上がって、1勝も出来ませんでした。

2004年12月28日

今、どうなっているのか…

 26日、スマトラ沖地震で大津波が発生し、スリランカ・タイ・インド・インドネシアなどに未曾有の被害をもたらしました。その津波は日本でも観測されたそうです。
 ニュースを見ていると、ホテルや街が津波に飲み込まれていく様子が映し出されています。滞在者が決死の覚悟で撮影したのでしょう。
 昨年のちょうど今ごろ、「避寒」のため、私はプーケットを訪れていました。旅行中、毎日パトン・カロン・カタビーチに通い、ピピ島へも渡りました。日本ではなかなか巡り会えないきれいなビーチが今、惨劇の地になってしまったことは本当に残念です。それ以上に毎日犠牲者の数が増えていくのを知る度に、胸が詰まる想いです。
 阪神・淡路大震災を和歌山で受け、中越地震の被災地に入り、今回の地震と大津波。改めて自然の力を見せつけられました。
 残念にも、犠牲となられた方のご冥福をお祈りし、傷を負われた方の一日も早い回復と、被災地の復興を願って止みません。

2004年12月29日

冬将軍到来!

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 今日の雪はすごかったです。お昼過ぎまでずっと降っていました。ニュースによると、平年よりも4日早いのだとか。今朝、起きたときは雨のようだったのですが、家を出るころには雪になっていました。自転車で通勤していますが、手袋をしていないと、寒さで手がかじかんで、ブレーキが掛けられなかったでしょう。  事務所から見える周辺の家々の屋根はうっすらと化粧し、車にもしっかり雪が積もっていました。街宣隊もお昼までで活動を中止しました。  気分的にはなんだかうれしい感じもしますが、活動をする上では支障があります。この冬は雪とも戦わなければならないかもしれません。

2005年01月01日

最後で最初の活動

 04年も過ぎ去って、05年が訪れました。
 10月から活動を始めて、もう3ヶ月になりました。全国一斉に行われる衆議院総選挙や参議院通常選挙などの国政選挙と違って、市長選挙はその実施が周知されにくく、盛り上がりにくいようです。そんな中でも、少しでも候補予定者を知ってもらおうと、活動を続けています。
 大晦日の昨日23時から日付の変わった元日1時まで、喜多院の山門前にてご挨拶をさせていただきました。04年としては最後の、05年としては最初の活動です。残り雪が足先に冷たく痛かったのですが、参拝に訪れていた市民の皆さんの反応は暖かかったです。
 旧年中は大変お世話になりました。本年も何卒よろしくお願いいたします。

2005年01月04日

暖かかったよ

 今日は仕事始め。いわさき事務所も正月特別日程が終了し、平常に戻りました。今朝、東京から車で出勤しましたが、今まで平均1時間半かかっていたのが、今日は1時間で着くぐらい、川越街道が空いていました。
 昼間は本当に暖かかったですね。でも夜になってちょっと風が出てきて、寒くなってきました。明日もすごい晴れるようです。今夜は放射冷却で冷えそうです。風邪をひかない様、お気を付けを。
 ともかく、今年一年よろしくお願いいたします。

2005年01月06日

和歌山の友人達から

 今日、旧住所からの転送で、年賀状が届きました。誰も彼もしばらく顔を逢わせていない友人ばかりでした。友人からだけではなく、恩師からも年賀状をいただいた。みんな元気そうでうれしかった。なかなか田舎に帰ることが出来ない物悲しさを感じてしまいました。
 もらった年賀状を見ていて思いました。パソコンやEメールが普及して、味気の無い活字だけの挨拶が多かったのですが、改めて自筆の年賀状っていいなぁと。
 人それぞれに字が全く異なります。手書きの文字自体がその人の人となりではないでしょうか。文字を見て、その人の顔が浮かぶ、それが自筆の一番いいところだと、「手紙主義者」の私は思っています。

2005年01月07日

食べそびれました

 今日は七草でした。毎年七草粥を食べていましたが、今年は仕事に追われて、七草を買うことさえも忘れていました。
 そういえば、去年も七草を探すのに苦労しました。買うのを忘れていて、忘れていることに気付いたのが夕方。ほとんどのスーパーにはなく、探しまくって、ほんの少しのパック詰めのひとつを手に入れました。
 「そこまでしなくても」と思われるかもしれませんが、私にとってはそんな季節の習俗が非常に重要なのです。
 やはり日本文化の根幹を成す事柄だと思うので、これからも大事にしていこうと思いますが、残念ながら今年は忘れてしまいました。

2005年01月10日

願掛け酒断ち

 今日は成人の日。私は成人式には参加しませんでした、というよりできませんでした。
 当時大学受験浪人中で、翌日がセンター試験でとても成人式に参加している状態ではなかったから。後々友人から聞いた話ですが、成人式の会場で「山本忠相死亡説」が流れていたそうなのです。1番来そうな奴が来ないから死んだという話になったとのこと。本当に笑えます。
 ここ例年、成人式で暴れる奴の多いこと多いこと。一体どういうつもりでやってるのか、理解できない。酒を飲んで式典を妨害して、何になるんでしょうね。
 酒といえば今、酒断ちをしています。選挙の前は当選の願掛けでいつも酒断ちをしています。何かを犠牲にして願掛けをすると、叶うことが多いと思います。

2005年01月13日

ゲットできず

 私は毎週木曜日、川越東口クレアモールの中にある吉野家に行きます。その目的は、夕飯を食べるためと、「R25」をゲットするためです。
 「R25」とはフリーペーパーで首都圏において60万部ほど発行されています。
 今、フリーペーパーが街中にあふれています。一番多いと思うのは就職・アルバイト情報誌。次は住宅物件情報誌ではないでしょうか。そしてイベントなどの情報誌が続きます。
 これまでは情報は有料なのが相場でしたが、インターネットが普及して、マガジンタイプやタブロイドタイプの情報誌にも、手軽に無料で手に入るという環境の波が押し寄せているのでしょうか。

2005年01月16日

あお、あか、き

 今日、戦いの火蓋が切って落とされました。今回も選管に一番乗り。その後、くじで順番が決まるのに早く行く意味があるのか、と思われるかもしれません。ところが、それが意味があるんです(と、少なくとも私はそう思っています)。
 小さいことかもしれませんが、他の陣営が入ってきたときに、自分よりも先に着いている陣営がいると相手に、やられた!と思わせることが出来ます。それも戦いの一種で、心理戦です。
 そういうことの積み重ねで最後には大きな差を生むことが出来ると思っています。どんなに強い相手であっても、ひるむことなく候補者が最後まで戦い抜けるよう、サポートしていきたいと思います。
 公営掲示板にポスターが貼られました。現職は青、女性候補は赤、そしていわさきさんは黄色と三者うまく色の棲み分けが出来ました。出来ればやっぱり1番が良かったけど、今日はあまりくじ運が良くなく、2番でした。

2005年03月01日

3月ですね

 今日から3月です。
 「1月行く、2月逃げる」といいます。このペースで3月も「去って」しまうのかと思うと、ちょっと怖くなります。
 一月半ほど書き込みをお休みしてしまいました。川越市長選挙がどうにもならないくらい忙しくなり、書き込む余裕がなくなって・・・。選挙は残念な結果に終わり、「選後処理」に追われているうちに2月が逃げてしまいました。ほったらかしにして申し訳ありません。
 川越市長選挙では、本当に残念に思うことがありました。さいたま市、所沢市に次ぐ、埼玉県ナンバー3の都市でありながら、市長選挙の投票率が32.1%しかない。3人いたら1人が投票に行ったか行かなかったかの、この数字。
 地方分権・地域主権が叫ばれている現代において、叫び声とこの状況をどう理解していくのか、どうこの2つのギャップを埋めるのか、正直難題です。それとも叫び声は空耳だったのか・・・。
 マスコミを見る限りでは、声は聞こえてくるのですが、声の主は日本全国の生活者からではなく、実は永田町や霞ヶ関から、だったりするのでしょうか。

2005年03月20日

揺さぶられた街

 皆様もすでにご存知の通り、今日10時53分ごろ、福岡県西沖を震源とする最大震度6弱の地震が発生しました。実は私も、4月24日投開票の衆議院福岡2区補選において、民主党の公認を受けた平田まさのりさんの応援に3月16日から入っており、震度6弱の揺れを受けました。
 事務所周辺は水道管破裂による漏水以外、目立った被害はありませんでしたが、市内最大の天神や玄界島などでは相当の被害が発生し、残念にも亡くなられた方もおります。
 私にとって、大きい地震はこれが3度目となりました。阪神・淡路大震災、ボランティア活動で訪れた新潟・小千谷の地震、そして今度の地震。地震が起きた時、直感で命の危険までは感じませんでしたが、事務所前の街路灯がメトロノームのように左右に振れ、電線が空を切ってヒュンヒュンと音をさせていたのが、未だに記憶に残っています。
 また事務所の駐車場のブロック塀が倒れ、車2台が直撃を受けました。車を動かせるように、事務所スタッフ20人ほどで瓦礫をどけました。車で動かそうとしましたが、うまくいかず、結局のところは人力がモノを言いました。
 避けることのできない天災で、どうすることもできないですが、しかし事前に備えておけば避けられる被害もあります。今一度、「備え」の重要性と人力のすごさを感じました。
 最後になりましたが、亡くなられた方のご冥福と、被災された皆様にお見舞を申し上げます。

2005年03月22日

2日経って、これからのこと

 地震の発生から2日が経ちました。被害状況が明らかになるとともに、徐々に復旧への動きが始まっています。今日未明からの雨が大雨と予報され、二次災害の防止から福岡県内にある避難所への避難者は2千人余りいらっしゃる。今のところはそんなに強い雨は降っていないが、今後どうなるか分からない。避難されている方々の不安と疲労はピークに達しつつあるのではないでしょうか。
 昨日は鳩山由紀夫衆議院議員をはじめとする多くの国会議員、秘書の皆さんが被害の実態調査に市内各地を駆け回ってくれました。その報告は平田まさのりホームページで公開されていますので、右下のリンクからぜひご覧になっていただきたいと思います。
 私も実際、市内のある住宅地を一軒ずつ訪問して地震の被害を伺ってきましたが、建物などに大きな被害はなく、あっても花瓶が割れたなどの程度で、人的被害は聞かれませんでした。
 その時、新潟の小千谷を訪れたときのことを思い出しました。車で小千谷に向かうと、途中までは目立った被害は見受けられず、とても被災地だとは思いませんでした。ところが急に風景が変わって、道路の地割れ、家屋の倒壊、信号の停電や電柱の傾斜など、目に見える被害が現れました。いくら大きな地震でも、どうも地域の地盤の強さなどによって、被害が異なるようです。
 被害の大きい地域と被害がほとんどない地域。それぞれへの対応は大きく異なります。福岡市だからといって、すべて一緒とは行きません。被災者も戸建に住んでいたり、マンション住まいだったり、個人によってそれぞれ異なる。相手によってニーズが異なるところが難しいのです。
 こういうとき解決のために、さまざまな意見を集約し、納得していただき、一定の方向性を打ち出していくのが、政治の役目だと考えます。こんなときこそ、特定の利益に加担せず、納得していただける説明をしなければ、政治の存在意義はないのではないでしょうか。そういう「政治」を目指していきます。

2005年04月03日

「3秒」の違い

 日常生活の中では「3秒」など、あっという間に過ぎ去って、取るに足りない時間かもしれません。しかし今日、その「3秒」が人の生死を分けるかもしれないということを知りました。
 昨日から今日に日付が変わったころ、東京からの応援チームとの宴の帰り、いつものように自転車で歩道を走っていました。右の車道は、0時を過ぎているにも関わらず、多くの車が通っていました。
 突然後方から、やんちゃな兄ちゃんが乗る車に付いているマフラーの大きな爆発音がした次の瞬間「ドカーン」とマフラーの音とは違う大きな音。振り返ると、車道と歩道の境に立っている電柱に赤い車が突っ込み、電柱を中心に回転し、車道をふさぐ形で止まっていました。その電柱と自転車に乗った私の距離はわずか10m、まさに「3秒」の違いでした。
 もし「3秒」遅く電柱の横を通っていたら、もし車が歩道側に回転していたら、今ごろは三面記事の中だったかもしれない。そう思うと今更ながら背筋がゾッとしました。
 決してエイプリルフールのネタではないですよ。

2005年04月08日

もうすぐ2時です

 選挙になると、夜中に寝て、早朝に起きるという生活が当たり前になります。3月前半、千葉の県議補選では、夜中1時に寝て、朝4時半頃起きていました。それに身体が慣れて、しばらくは4時半頃、自動的に目が覚めて、二度寝していました。
 早く帰って身体を休め、翌日に備えればいいのですが、あれこれとやり始めるとするべきことがいっぱいで、止まらなくなるというのが実際のところです。
 今日の福岡は日中、冬用のスーツでは汗ばむぐらいの陽気で、すでに桜も満開、早い木では葉桜になっているものも見かけました。東京に比べれば、季節の変わり方も早いようです。日も長くなりました。やっぱり日本は縦長なんですね。
 そろそろ仕事再開です。いつ終わって、今日の睡眠時間はどれぐらいなんでしょうか・・・。

2005年04月15日

車いすに乗ってみて

 今日、機会があり車いすに乗ってみました。普段、平田さんが活動中に車いすで移動されているのを見ていると、大変なんだろうなぁと思うのですが、何がどれだけ大変なのかという実感はありませんでした。
 実際乗せてもらって、操作はある程度言うことを聞かせられるものの、たった3センチの段差を上がることができませんでした。
 また後ろに介助者がいるという想定で、車いすを押してもらいました。段差を降りるとき、どうしても体が前屈みになります。私は身体を十分支えられるものの、平田さんは腹筋がないので、前に投げ出される形になります。それは車に乗っていて急ブレーキを掛けられ、身体が外に投げ出されるような状態。非常に怖いのです。安全に段差を超えるため、後ろから段差を超えようとすると、後ろまで回転してしまうような気がして、恐怖感があります。
 今日のお昼に平田さんは、その5センチの段差を自分だけで飛び乗るように上がりました。私も同じことをしてみましたが、全くできませんでした。
 筋肉の付きが自分より弱い人が、車いすを操作して段差を超え、その上選挙活動をしている。どれだけ大変なことか。理解したつもりになっていた自分に、ちょっとガツンとやられた出来事でした。

2005年04月16日

未来は・・・

 今日も本当にいい天気でした。外に出る仕事が続いているので、少しづつ焼けてきています。
 今日はお昼過ぎに駅頭で平田候補の街頭演説会を行いました。会場の設営をした後、ビラ配りの役目を仰せつかりました。会場の中はすでにビラを配るスタッフが大勢いて、あまり同じところにいるのもくどいと思い、路を隔てた反対側の歩道の横に陣取りました。
 思ったよりビラの取りが良く喜んでいたところ、私が立っていた場所のすぐ近くで子どもを自転車に乗せた男性が、候補者の演説を止まって聴いていらっしゃいました。
 演説会が終わって、撤収するために歩道に立った私の隣に、その方は並ばれました。私は聴いてくださっていたことを分かっていたので、候補のビラをお渡ししました。するとその男性は私にこうおっしゃいました。
「未来はこの子のものですから、この子に渡してください。」
 確かに有権者はその男性ですが、我々が政策を唱え創ろうとする未来はその子のもの。今日もひとつハッとさせられました。
 その子は女の子で2才だとお父さんであるその男性は教えてくれましたが、お父さんの問いかけにその子は右手の人差し指を立てて私に見せてくれました。ビラを受け取った彼女は満面の笑みを私にくれました。私もうれしくなって手を振ると、彼女は振り返してくれました。そしてお父さんは私に「ありがとうございました」と言ってくれ、「こちらこそ、ありがとうございました」とお礼を言いました。
 自分の仕事は今の有権者だけに対するものではない、未来の有権者に対してもまともな政治を提供していかなければならない、それを約束する非常に重い仕事だと改めて感じました。
 あの言葉、一生忘れることはないでしょう。

2005年04月20日

1ヶ月目の今日

 今朝の目覚ましは強烈でした。6時11分に最大震度5強の地震が福岡市を襲い、それで目が覚めました。福岡での大きい地震はこれが2度目、そして奇しくも今日は前回の地震からちょうど1ヶ月。けがをされた方も数十名いらっしゃるとのことです。
 しかし、天災だけはどうやっても避けられないもの。避けられないものだからこそ、日ごろからの備えがやはりモノを言い、それが被害を軽くさせます。
 私はなぜか、寝ているとき、地震の直前2、3秒前に目が覚めます。たかが2秒前に目覚めても、と思われるかもしれませんが、されど2秒。この2秒で初期動作ができるのです。
 私の場合、まず近くの窓をどんな状態であっても全開にします。地震で建物が歪んでも外に脱出できるようにです。閉じ込められたら窓を割ればいいのですが、割ると破片が飛び散って無用なけがをする可能性があります。そのためにいつも、まずは窓を開けるようにしています。
 この癖も阪神大震災以降から自然と身に付きました。自分としては、そんなに恐ろしくはなかったのですが、潜在意識の中でいつの間にか、身に付いたのでしょう。
 余震もあります。皆様くれぐれもお気をつけ下さい。

田中眞紀子さんの演説

 今日、平田まさのり候補の応援に田中眞紀子衆議院議員がいらっしゃいました。会場の広場や周辺の道路は満員の人だかりで、まさに押し競饅頭状態でした。
 外相時代の「事件」など色々あったでしょうが、その人気は全く衰えていないように感じました。
 手前味噌ですが、今までは自分のボスであった岩國哲人代議士の演説が一番だと思っていました。独特の間合い、言葉遊びを取り入れたり、韻を踏んだりと、今の政治状況をおもしろく、分かりやすく、難しい言葉を使わず、聞く人を煙に巻くこともない演説をされ、聞いてくださった方から、いつも良かったとのお声をいただきました。
 しかし田中眞紀子さんの演説は、田中角栄元首相の血を引いていらっしゃるからなのか、数千人の聴衆の心を一瞬にして掴みました。話すことによって声の強弱を変え、口調を変え、テンポを変え、「七色の演説」と言っても良いと思いました。
 テレビなどで演説の一部が放送されているのは見たことはありましたが、実際の演説を間近で聞かせていただいたことは初めてでした。
 話が次から次へと進み、笑いどころもあり、そして候補者への応援もしっかり含まれている。自分達が訴え続けてきたことを短いフレーズの中にシンプルに分かりやすく織り込んでいる、こんな演説は聴いたことがないと思うと、これまでの労をねぎらってもらっているようで、思わず涙が出てしまいました。そのときは数千人の聴衆や周りのスタッフのことを全く気にすることもなく、恥ずかしいとも思いませんでした。
 政治家とは言葉で仕事をするもの、私は岩國代議士からそう教えられました。しかし最近、言葉自体がないがしろにされ、私が聞いていても明らかにおかしいと思う「言葉」がまかり通っています。私も完璧ではありませんが、親や人生の先輩から学び、言葉の重みを自分の失敗など痛みで知りました。言葉を間違えると、求めるものと全く逆の結果を生むこともあります。
 言葉が人をひきつけ、人の心を掴み、そして人を動かす。この仕事を選んだ以上は、言葉をもっと大切にしていこうと、改めて思いました。

2005年04月27日

戦い済んで、日が暮れて

 戦いは終わりました。結果は報道されている通りです。小泉政権に対する信任を問う選挙でもありましたが、民主党は2議席を失うことになりました。
 負け惜しみと取られるかもしれませんが、今回の選挙で小泉政権が国民から信任を得られたとは思っていません。宮城では互角の戦い、ここ福岡では大差をつけられての負けではありませんでした。小泉首相の朋友と言えども、圧倒的な勝利ではなく、とても信任されたとは言えません。
 国会では郵政民営化の天王山が目前に迫っています。民主党も候補者も、それを支えるスタッフも次の戦いに向けて、腰をすえて準備に励まなければならないと思います。

2005年06月22日

いよいよ都議選の幕開けです

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 あさって24日から東京都議会議員選挙がスタートします。  今回民主党は、全都で51人の公認候補予定者を擁立し、総力戦の布陣をひいています。  ただ、残念なことに、いまいち盛り上がりに欠けているというのが、毎日活動を続けていて感じるところです。  選挙管理委員会も投票率アップを狙って、ポスターを作製しました。派手なポスターで、町内掲示板でも目立つ存在です。週刊誌にも色々いわく付きと書かれたポスターです。  その反面、バスの正面に掛けられた告知の垂れ幕。なんと貧相なことか。なんかいかにも「予算消化」と感じてならないのですが・・・。  「走る広告塔」をもっとうまく使えなかったのか。はたまた投票率を上げないための策略なのか、私には分かりません。

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 これがバスの垂れ幕です。

2005年11月01日

今日から11月です

 6月の下旬から日記を休んでいましたが、11月初めの日に当たり、再開させていただきます。今後ともよろしくお願いいたします。

 さて、この4ヶ月余りの間、本当に色々なことがありました。
 政治の世界では、都議選が終わって、後片付けがひと段落したとたんに、郵政民営化法案が否決されたことによる衆議院の解散総選挙。
 私は東京の家を引き払って、和歌山へ戻り、和歌山2区の岸本たけし事務所に入り、手伝いをさせていただきましたが、残念な結果に。
 というか、民主党の議員が激減し、党存続の危機が・・・。よく知っている議員さんもたくさん、落選されました。本当に残念です。
 でも、後ろを向いていても仕方ないので、前を向いて毎日一歩一歩進むしかありません。

 これからは更新頻度をあげて、拙いながらも色々お話させていただきたいと思います。改めて、よろしくお願いいたします。

2005年11月03日

神の気分

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 今日は文化の日。この時期になると、地元の神社などで秋祭りが多く行われます。  岸本たけしさんと一緒に、地元の神社の秋祭りにお伺いしました。朝一でお伺いしたので、神社の広場では催し物の準備中で、皆さんにご挨拶をした後、拝殿でお参りをしました。  神社の方のお取り計らいで、本殿に上げていただいて、大祭盛会のご祈祷に参列させていただきました。  写真は本殿の前からふもとを写したものです。神様はいつもこの風景をご覧になって、ふもとの人々を見守ってくださっているのでしょう。  神社へ続く道は、車1台がやっと通れるような急な坂道で、途中対向車と顔合わせしてしまい、すれ違いが大変でした。  本殿にまで上げていただいて、お参りをさせていただき、心が洗われたように思います。

2005年11月14日

台湾を思い出す

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 去る11月7日、粉河・桃山・那賀・打田・貴志川の5町が合併をして新市「紀の川市」となりました。そして新しい街の市長と市議会議員を決める選挙が12月4日告示、11日投票で行われます。  すでに前哨戦は始まっていて、それぞれの陣営が事務所を構え始めています。特に市長選挙に出馬を予定している2陣営は、おにぎりと熊のキャラクターを使って、知名度アップを図っています。  そしてここ数日で、青色無地の幟と緑無地の幟が立て始められました。それらを見たとき、昨年行った台湾を思い出しました。

 私が台湾を訪れたのは2004年3月5日、3月20日に行われた台湾総統選挙の直前でした。国全体がヒートアップし、盛り上がっていました。そして街は「青」と「緑」に塗り分けられていました。

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 「青」は国民党のカラー、「緑」は民進党のカラー。街中至る所に青・緑の幟、小旗、ステッカーなどがつけられていました。スローガンや党首の顔写真が入ったものまで、ありとあらゆるものがありました。日本よりも文書図画に関する規制がゆるいのか、これでもかと掲示物がありました。そんな環境に心躍ってしまったことは言うまでもありません。

 台湾の友人から言われたのが、人の多いところでは政治の話をしてはいけない、ということでした。なぜなら、すぐケンカになるからです。それを聞いて、そういえばと、思い出しました。台湾の国会議員が議場で殴り合いのけんかをしているシーン、皆さんも一度はご覧になられたことがあると思います。あれを思い出してしまい、絶対話さないようにしようと思いました。
 そんな台湾のことを思い出させる、市長選前哨戦です。

2005年12月02日

久しぶりに東京へ

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行ってきました。  以前お世話になった方々や議員秘書の仲間に会ってきました。気が付けば外はすっかり日が暮れていて、国会議事堂はライトアップされていました。  早くも今年も1ヶ月足らず。あっという間に過ぎてしまいました。あさってからは紀の川市長選挙が始まります。県内では今年最後の大きな選挙。できるだけのお手伝いをさせていただこうと思います。

2005年12月10日

いよいよ最終日です

 明日は紀の川市長選挙・市議会議員選挙の最終日。1週間長いようであっという間でした。天気も雨から曇りに変わりましたし、投票率もそんなに下がらないかと思います。
 初代紀の川市の市長を決める今回の選挙、結果がどうなるのか、注目です。

2005年12月12日

初代市長・市議決まる

 昨日那賀郡5町の合併による紀の川市の初代市長と市議会議員を決める選挙が投開票されました。
 残念ながら、応援していた市長候補は約3千票の差をつけられ、負けてしまいました。私は開票所にいましたが、同時に市議会議員選挙の開票も行われたため、結果を見守る多くの市民でごった返していました。
 結果は結果として受け止め、円滑な市政運営に努めていただければと思います。

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2006年01月01日

2006年の幕開けです!

 明けましておめでとうございます。 2005年は本当にお世話になりました。そして今年もどうぞよろしくお願いいたします。
 さて、昨年を少し振り返ってみようと思います。
 まず、2004年10月から埼玉県川越市に入り、1月に行われる市長選挙の準備をし、いわさき真人さんと共に戦いました。2月中旬までに後片付けを終え、川越を離れました。
 3月1日から2週間、千葉県我孫子市で千葉県議補選のお手伝いをし、1日休みを挟んで、福岡に飛びました。
 4月に行われた衆議院福岡2区補選で戦った平田まさのりさんの支援に出かけました。4月末に福岡を離れ、帰京しました。
 そして今度は夏の東京都議選。中央区で梶川やすじさんと戦いました。
 都議選が終わったのもつかの間、衆議院が解散され、総選挙となり、和歌山へ帰って来ました。和歌山2区の岸本たけしさんと活動したのが昨日の出来事のようです。
 次から次へと選挙に追われる日々でした。そういう意味ではあっという間の1年だったように思います。1番大きなことはふるさと・和歌山へ帰ってきたことでしょうか。
 いよいよ今年、私にとっては大きな勝負の年となります。どうぞよろしくお願いいたします。

2006年01月14日

県連定期大会が開かれました。

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 今日、民主党和歌山県連定期大会が開かれました。  昨年夏の総選挙で敗北を期した責任を取って、岸本たけし氏が代表を辞任し、後任に岸本周平氏が選出されました。  今日の大会に前原誠司代表も駆けつけ、1時間弱の講演とパーティーでの挨拶をいただきました。講演は立ち見が出るほどの盛況で、熱気ムンムンでした。


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 パーティー終了後は木村良樹和歌山県知事との懇談会が行われ、前原代表はそちらに出席されました。その後、松下政経塾出身の前原代表は、松下幸之助氏のお墓を参られました。

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 恥ずかしい話ですが、和歌山に住んでいながら、実は幸之助さんのお墓の場所を初めて知り、和歌山に祭られていることも初めて耳にしました。  和歌山が生んだ偉人のことを知らなさ過ぎる、そのことを恥ずかしく思い、ふるさとのことをもっと知ろう、勉強しようと反省しています。

2006年01月17日

11年が経ちました。

 やっぱり今日はこれを書くより他はありません。そうです、あの地震から11年です。
 あの日、僕は風邪を引いて寝ていました。夜明け前、突然の大きな揺れで目を覚ましたのは、言うまでもありません。
 和歌山市は震度5でした。しかし今のように強弱の区分けがなかったので、どっちに当たるのかは分かりませんが、しかし今まで経験したことのない揺れでした。揺れが収まっても安心はできませんでした。余震があると思っていたからです。
 時間が経つにつれて、日が経つにつれて、被害が明らかになりますが、自分には何もできませんでした。ただ毎日学校へ通うだけ。それが義務だと言われればそれまでですが、そのことをむなしく思っていました。
 私は、阪神以外に大きな地震に2度遭遇しています。1つは新潟の小千谷市役所の前でボランティア活動をしている時に、余震の一番大きいものに遭いました。
 もう1回は福岡西方沖地震で、仕事で福岡市内にいた時に遭いました。どうも地震を呼ぶ男のようです。
 阪神以後、寝ていても地震が来る2.3秒前に目が覚めるようになりました。大きくても小さくても、地震が来ることが分かってしまう体質になってしまったようです。でも、そのおかげで初動が早くなって、避難路を確保できるようになりました。たかが2.3秒ですが、されど大きい2.3秒です。

 そんな私の話はさておき、亡くなられた6434名の方のご冥福と、ご遺族のお心が1日でも早く癒されますようお祈りし、今日の日記を締めたいと思います。

2006年01月18日

勉強会とご挨拶回り

 昨日17日は、岸本周平さんが主宰する勉強会「LINKS和歌山(通称 周平塾)」の第1回勉強会が行われ、第1回目の講師としてローソンの代表取締役社長兼CEOでいらっしゃいます新浪剛史さんがいらっしゃいました。
 新浪さんはローソンの経営に関して、工夫された点などをお話されました。例えば、ナチュラルローソンを立ち上げた経緯、地域限定商品の販売など、一言で言えば、これまでのコンビニエンスストアーの概念を変える『発想の転換』のお話でした。これは企業経営に関わらず、政治の世界でも『発想の転換』が必要だと痛感しました。

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 今日は周平さんと一緒にご挨拶回りをさせていただきました。岡崎、伊太祁曽の方から雑賀崎まで、回らせていただきました。

2006年06月21日

命をつなぐバトン

 この3日間は、毎日大阪まで通って応急手当普及員の講習を受けていました。
 応急手当の講習は普通救命講習と上級救命講習があります。私はこのどちらの講習も修了していますが、残念ながらこの二つは決まり上、人に応急手当の技術を教えることはできないことになっています。そこで、応急手当普及員の資格を取って、一人でも多くの方がいざという時、救命活動に携わっていただけたらと思いました。

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 和歌山は阪神大震災の震源にも近く、南海・東南海地震の発生もそんなに遠くない未来だと言われています。また天災だけでなく、今一緒に暮らしている家族が倒れたとき、真っ先に助けることができるのは自分しかいません。  119番で救急車をお願いしてから現場に到着するまで、全国平均で約6分かかると言われています。しかし、心臓が停止してから3分で約50%、5分でほぼ100%の人が助からないという統計が出ています。  できることなら使わずに済んで欲しい。しかし、使わなくてはいけないときにその技術を持っていないがために、手をこまねいているというのは不本意です。助かる命を助けたい、救命のリレーの第1走者は、実は身近にいる人間なんです。だからこそ、その技術を持ち、誰かに伝えたいと思いました。

 受講生の中には、ABCラジオの「おはようパーソナリティ道上洋三です」に出ておられる秋吉英美さんもいらっしゃいました。お伺いしたところでは、2日目の朝にラジオで講習のことをお話されたらしく、すぐに反響があったとか。マスコミの力はすごいです。

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2006年06月24日

いいことあるよ

 今日は根来寺にいらっしゃる画僧牧宥恵さんの三昧画(ざんまいが)の展覧会と記念講演会に伺いました。

 宥恵さんは、三昧画では大手の通信講座にも取り入れられるほど有名な方だそうです。宥恵さんの描かれた絵を拝見して、どこかで見たことがあるような気はしたのですが、それを描かれた方がこんなに近くにいらしたとは思いも寄りませんでした。
 三昧画はなんとも雰囲気のある絵で、心穏やかになれる、まさに癒しの絵です。

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 絵を拝見した後の講演会では、宥恵さんが三昧画を描かれるようになった経緯や、最近の活動、憲法9条を含めた平和についてのお話をされました。何より残った宥恵さんの「あの世で地獄か極楽か知らないが、その審判を受ける時、僕は戦争には加担しなかったと言いたいだけのこと」という言葉でした。たとえ戦争に巻き込まれて死んだとしても、戦争という人殺しにだけは関わらなかったと、胸を張って言いたい。ただそれだけの想いだそうです。
 ほとんどの人は戦争なんかしたくないはずです。命を失い、財産を失うだけの行為をほんの一握りの人間がしたくて、それに突き進んでゆく。イラクでの戦争もアフガンでの戦争も未だに終わっていません。本当はみんな疲れてやめたいはずやのに。

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 会場には岸本周平さんもいらしていました。一緒に宥恵さんの「いいことあるよ」の横で記念撮影です。いいことあればいいな。

2006年07月01日

高校生に「仕事」を伝える

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 今日は先輩の紹介で、高校1年生相手に「議員秘書ってどんな仕事?」というテーマでお話をさせていただきました。

 コンサルタント会社に勤めている先輩がボランティアでお手伝いされているOiE(おとな・イン・エデュケーション)という団体があります。詳しくはぜひOiEのホームページをご覧になっていただくと分かりやすいのですが、簡単に言うと、そろそろ進路を決める時期に差し掛かる中高生に、実際社会で働いている大人が自分の仕事について話をし、進路決定の一助になればと活動しているものです。
 今回は私を含め、6人の講師がお話をしました。派遣会社で経営企画をされている方、旅行添乗員、製薬会社にお勤めの方、エアラインスクールを経営されている方、一級建築士と多岐に渡っています。僕もぜひ他の方のお話も聞いてみたかったのですが、しゃべるのと聞くのと両方同時にできないので、残念でした。

 私は今回お話しさせていただくにあたって、「議員秘書になってくれる人を増やしたい」というよりは「政治ってなんだろう?」「政治に興味が持てた」と思ってもらえることに重きを置きました。
 若い人が政治に関心を示していないと言われる中で、近くに政治の現場で働いてる人が来て話をすれば興味を持ってもらえると思いました。
 しかし、何より難しかったのは、生徒さん達に「分かる」ように話をしなければならないこと。専門用語や現場で使っている言葉で話すのは簡単ですが、そうすると彼らの実感からは遠く離れてしまい、興味を持ってもらえません。興味がないと、彼らは簡単に寝てしまいます。
 そこで、学校から修学旅行先を自由に決めていいという条件をもらったと仮定して、「修学旅行に行くならどこ?」というお題を出し、みんなに行きたい場所を国内外問わず出してもらって、手を上げてもらって行き先を決めてもらいました。
 そして、実はこのプロセス自体が「政治」であって、国会や県議会・市議会がしていることは生徒会や学級会でしていることと変わりないことだと説明しました。

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 それ以外には「私が政治家を目指すようになった理由」や秘書の一日の仕事についてお話しました。  今回スピーカーをさせていただいて、自分が駅頭に立って話したり、政策について話しているのは、本当に相手に理解されているのか、疑問に思いました。  自分は政治家になりたくて、中学生のことから新聞を読んだり、テレビのニュースを見たりして政治に大きな関心を持っていたけど、目の前にいる人が全く同じだけの政治に対する興味を持っているかというと、そうではないんですよね。ましてや、学校での生活が大部分を占める高校生が、自分と同じ興味関心を持っているということにムリがあると分かりました。  話の中身を彼らの生活になぞらえて、物理的だけではなく、僕の立ち位置を彼らと同じフィールドにして話すことがどんなけ大事で、どんなけ難しいか、よく分かりました。  私にとっても貴重な体験ができ、有意義な時間を過ごさせてもらって、感謝しています。

(なんかエラそうに話しています・・・)

2006年07月09日

全国の志士集まる!

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 民主党青年局全国研修会が8・9日の両日に渡って東京の日本青年館と党本部を会場に行われました。私は和歌山県代表として参加させていただきました。当日は44都道府県から84人が参加しました。  今回の研修では、議論をうまく進める方法であるファシリテーションや、初めての人とも打ち解けて話せるようになるアイスブレイクの技術を習いました。  お恥ずかしい話、ファシリテーションもアイスブレイクも知りませんでした。アイスブレイクに至っては「アイスクリームを食べる休憩」だと思っていたぐらいです。

 その後は地域が重ならないようにしてチーム分けをし、実際にファシリテーションの技術を実践する場も設けられました。私がいたのはBチームで8人でした。北は北海道の網走市議、南は鹿児島の青年隊員まで。中には私が以前から知っている人もいて、数年ぶりの再会で驚きました。
 チームが違う人とも、紹介のチェーンでたくさんの方と名刺交換をさせていただきました。それぞれの地域でみんな一生懸命がんばっておられます。党勢的には全国でも弱いほうの和歌山ですが、「負けてられやん、がんばらな!」と決意を新たにしました。

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集合写真はBチームのみんなで撮ったものです。 前段左から大西さん(徳島)、私、金子伊達市議(福島)、荻原さん(神奈川)、後段左から泉ケンタ衆議院議員、三本さん(鹿児島)、国本さん(大阪)、木原さん(大分)、谷村網走市議(北海道)、大畠章宏衆議院議員。 集合写真を撮ってたのはうちのチームぐらいではないでしょうか。それほど結束を固めました。これからもみんなとやり取りをしていきます。

2006年07月15日

ドクターヘリと商店街

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 「ドクターヘリ」というのをご存知でしょうか。  「ドクターヘリ」とは、辺鄙な地域で発生した急を要する傷病者に対して、いち早く治療を開始するために、医師を患者の下へ送り、救命救急センターまで運ぶヘリコプターのことです。  和歌山のように南北に長細く、山間地が多くて、海岸線沿いにしか主要道路が走っていない地理で、南の方で発生した傷病者を救命救急センターまで運ぶ場合、救急車で2~4時間ほどかかるそうです。その間に助かる命も助からなくなってしまうことがあります。  「助かる命は助けたい」というお医者さんの熱意と住民の願いによって、県立医大にヘリが導入されたのは3年前のことです。全国で7番目と非常に早い段階で取り入れられました。現在では9道県10地区で運用されています。そして、国公立大学の附属病院では初めての導入だそうです。  これまでの3年間1000回以上の運行実績について担当のお医者さんやスタッフの方からお話を伺えました。  また特別講演として、元警察庁長官で、現在はドクターヘリの導入を進めるNPO法人救急ヘリ病院ネットワーク(HEM-Net)の理事長でいらっしゃる國松孝次さんが「ドクターヘリの有効性と将来」というテーマでお話下さいました。  國松さんは講演の中で、「和歌山のような遅れたと言っては失礼ですが、遅れた県が先んじてドクターヘリを導入され、機能している。このことは他府県の模範となる。」とおっしゃっておられました。  和歌山のドクターヘリは近畿圏で唯一運行されていて、県を越えて奈良や三重の一部もカバーしている優秀なシステムだそうです。現場の方も色々工夫されたそうです。一人でも多くの命を助けたいという思いが伝わってきました。他の県でも早く導入されるように願うばかりです。今後もこの活動に関わっていきます。

 その後、商店街のまちづくりフォーラムに参加しました。早稲田大学通りの商店会で会長をされていて、先の衆議院総選挙で自民党の比例ブロックで当選された安井潤一郎さんが講師でいらっしゃいました。
 安井さんは、とにかく色々みんなでやってみなければ始まらないとおっしゃって、早稲田の大学生と一緒に色々と活動されたお話をされました。

 今日は勉強になるお話をたくさん聞けた一日でした。

2006年07月23日

和歌山市 夏の陣


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 暑い熱い真夏の戦いです。
 今日から和歌山市長選がスタートしました。全部で6人の候補者が立候補の届出をしました。
 これに2日先んじて、県議会議員の補欠選挙が告示され、2議席に対して3人が立候補しました。民主党も和歌山県議会議員選挙で初めての公認候補を出しました。県議会議員の選挙で民主党が公認候補を出していなかったのは、和歌山だけではないでしょうか。
 政治的にも経済的にも、これ以上遅れを取ることはいただけませんし、現状のまま放置することはもっての外です。かといって、即効性のある方法をとっても麻薬と一緒で、とんでもない副作用が現れます。正直、一足飛びには行きません。
 しかし常々、「何とかしたい」という思いは強くあり、それを持ち続けることが大事なのだと思います。

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 和歌山市の次のリーダーと、県議会での和歌山市の代表を選ぶ選挙は、今月30日投開票です。

2006年07月29日

戦い済んで、日が暮れて

 21日から始まった県会議員の補欠選挙、今日が最終日でした。この9日間、選挙カーに揺られることがほとんどの毎日でした。
 今回の選挙では、2台の選挙カーが走りました。1台は候補者の選挙カー。これは紫色のTシャツを着たクルーが乗り、支援をお願いして回りました。もう1台は公認した民主党の選挙カー。私はこれに乗っていました。
 朝8時から夜8時前までのほぼ半日、和歌山市内を縦横無尽に走り回ります。おそらく「うるさいなぁ」と思われる人も多いと思います。夕方とかラッシュ時間帯をゆっくり走ってて「邪魔やなぁ」と思う方もいらっしゃると思います。
 ベランダから「うるさいっ!」と怒鳴られたり、クラクションを鳴らされたり、耳を押さえながら足早に駆けて行く方も見かけます。本当に心苦しく、気を遣いながら選挙活動をしているのですが、現在の法律で認められた限りある方法で、できるだけ多くの方に投票していただくには、できることを最大限するしかありません。本当に選挙運動って難しいんです。

 今日は最終日でしたので、市内全域を走りました。和歌山市は都市部も田園地帯も抱える街です。
 ビルやマンションを抱える中心部から、市の東部にある田園地帯へ車を走らせると、風が変わるのに気付きました。熱く止まった風から、涼しく動く風へ。田んぼを抜けて車の中へ入ってくる風は本当に涼しいのです。こんなにも違うんやなぁと驚いてしまいました。自然の力はすごいと再認識した一瞬でした。

2006年07月30日

伊太祁曽神社のわくぐり

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 県議補選の期間中、選挙カーを走らせていると、伊太祁曽神社の周辺で「わくぐり 7月30日31日」と書かれたのぼりをたくさん見かけました。  その時から「わくぐりって何?」と思っていて、今日伊太祁曽神社へやってきました。  今までなかなか自分の生活圏でない地域でのお祭りだったので、今年まで知らなかったのですが、毎年行われているそうです。  正式には「茅輪祭(ちのわまつり)」といい、神社で頂く人形に罪や穢れを移して、茅輪を3回くぐり、お祓いをするものです。最後に小茅輪を頂いて、家の玄関にお奉りするというもので、我が家の玄関にもお奉りしています。  なぜ3回くぐるのか分からないのですが、こういう独特の神事には非常に惹かれるものがあります。  来年も忘れずお参りしたいと思います。

2006年07月31日

歴史が動いた日

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 昨日行われた県議会議員補欠選挙で、民主党公認の藤本眞利子さんが60,668票を獲得して、当選させていただきました。  当選の報が入ってきたのが、日付も変わった12時半頃。事務所前でたくさんの支援者の方と喜びを分かち合いました。  この保守王国と言われる和歌山の県議会で初めての民主党議員が誕生した瞬間です。まさに「歴史が動いた日」といっても過言ではありません。  ただ残念なのは、投票率が低かったこと。和歌山市長選と同日であったにもかかわらず、44・42%で戦後最低となってしまいました。争点がないわけでもなく、市の借金(市債残高)が3400億にものぼり、企業で言う「倒産」に当たる財政再建団体転落寸前と追い詰められた中で、借金を返しつつも市民へのサービスは低下させないという、至難の業をどうこなしていくのか。首長や議員に求められるものは厳しくなっていきます。

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 今朝は岸本周平さん、藤本さんと共に駅頭に立ちました。  まず、7時から市駅前で、8時からは和歌山駅前で街頭活動を行いました。両駅共にたくさんの方が「入れましたよ」「これからもがんばって」と声を掛けて下さいました。  さて、いよいよ本格的に走り出します。来年の4月まで残り9ヶ月。一人でも多くの方にご支援いただくよう、お願いしてまいります。自分も「入れましたよ」「これからもがんばって」と声を掛けてもらえるよう、しっかりがんばります。

2006年08月03日

オープンキャンパス

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 今日、ちょっと用事があって、母校である近畿大学附属和歌山高校へ行ってきました。正式名称で自分の母校を言うのは久しぶりです。普段は「近大」とか「近附(きんぷ)」で通じてしまうので、略して言ってしまいます。  行っても部活をやってる生徒だけかなぁと思っていたら、校門の周辺に相当の人だかりが・・・。なんやろう?と思ったら、オープンキャンパスの日でした。  小学生らしい子とその親御さんがたくさんいらっしゃいました。僕が受験のときはオープンキャンパスとかなくて、先輩に連れってもらって学校を回った覚えがあります。年々大学受験の実績も上がっているようで、うれしい限りです。ま、生徒さんががんばってるだけで、僕は何もしてないんですけど。  暑い夏ですが、精一杯頑張って、ぜひ僕の後輩になってください。僕は大したことないですが、僕以外の先輩はみんな立派な方ばっかりですから。

2006年08月05日

セルジオ越後さんの講演会

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 今日は岸本周平さんが主宰する「LINKS和歌山」の勉強会に、サッカー解説でおなじみの、セルジオ越後さんがいらっしゃいました。  セルジオさんは笑いも交えながら、教育やスポーツ振興のお話をされました。中でも記憶に残ったのが、次のお話です。

 セルジオさんが、ある学校へサッカー教室へいらしたとき、あいにく雨が降ってしまいました。仕方がないので、バレー部の許しを得て、体育館で講義をされたそうです。その時、セルジオさんのお話がおもしろそうだと聞きつけたバレー部やバスケ部の部員達が体育館に覗きに行くと、サッカー部員は彼らに「お前らの種目には関係ないから来るな」と言うようなことを言ったのだとか。
 こういう排他的なことがあると、スポーツは決して広がらないし、チームも強くならないとセルジオさん。例えば、野球でシカゴとニューヨークが戦うとなったら、シカゴ住民はその人がどんなスポーツを愛好していようとも、必死でシカゴチームを応援する。彼らの結集点は個々のスポーツではなく、シカゴという街なのだと。
 甲子園に出たチームを応援するのも、野球部だけじゃなくてバスケでもサッカーでもバレーでも、種目に関係なくみんながそれぞれの競技の応援に出かけると、その学校なり地域のチームは非常に強くなる。引いてはそのことがスポーツを盛り上げることになるのだそうです。「野球は好きやけど、サッカーは嫌い」と言ってる間は決して強くならないとおっしゃっておられました。

 確かにそう言われれば、どこか自分の中にも排他的なところがあるなぁと思いました。どの点を中心にして回るのか。その点が変わるだけで大きい円になったり、小さい円にしかならなかったり。セルジオさんのお話で大事なことを気付かせてもらえた、そう思いました。

 勉強会が終わったあと、地元のお祭りに行ってきました。以前お世話になった方はいらっしゃらなかったのですが、その奥様がいらしたので、ご挨拶をしてきました。

2006年08月06日

よさこい踊りの講習会といちご電車

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 今日はまず朝から紀州よさこい踊りの講習会に行ってきました。  元々当日の沿道の交通整理や実行委員会のお手伝いをするスタッフに登録をしていたのですが、具体的に何をするかは説明会で説明がありました。ところが7月に行われた説明会の日が、東京での党青年局研修会と重なってしまい、行けてなかったのです。それで今日、説明会に参加したのですが、今日はよさこい踊りの講習会とドッキング。いきなり鳴子を渡され踊ることに・・・。  踊りの振り自体はそんなに難しくないのですが、組み合わせと順番がまだ完全に覚え切れなくて、時々往生しました。50人ぐらい習いにいらしていて、関心の高さに驚きました。私も何とか頭に叩き込みましたので、当日はしっかりスタッフしながら踊りたいと思います。20日の和歌山城周辺におりますので、お見掛けになりましたら、お声を掛けていただければ幸いです。

 午後からは第1回貴志川線祭りで伊太祁曽神社へ。
 廃線の危機を乗り越えた貴志川線の、シンボルとも言える「いちご電車」のお披露目です。貴志川線の未来を”つくる”会のメンバーでお世話になってる方がいて、ご挨拶がてらお伺いしてきました。先週の伊太祁曽神社のわくぐり神事よりも人出が多く、驚きました。いつもこれぐらいお客さんがいたら、「廃線」という問題もなかったのにと思いました。しかし、「廃線」という問題が表れたからこそ、沿線に住んでいらっしゃる方が貴志川線の存在を改めて考える契機となったのも事実で、その結果がこの、生活者と和歌山電鉄の二人三脚ではないのでしょうか。

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 私も先週、十数年ぶりに貴志川線に乗りました。何かきっかけがないと乗らないのも事実です。例えば、交通センター運転試験場が沿線にありますから、貴志川線に乗って免許の更新に出かけたら、貴志川線での運賃分が免許更新料から割り引かれるとか、何か「きっかけ」があるといいですね。実現は難しいかもしれませんが、始めからできないと言ってたら、何にもできないですし、まずは何かやってみることが大事かも・・・と思います。

2006年08月13日

13年半ぶり!

 昨日はお盆で同級生が何人か和歌山へ戻ってきてるようなので、恩師をお招きして、14人で集まりました。場所は和歌山駅の近くにあって、やはり同級生の1人がやっている焼き鳥屋さんです。

 一番長く会っていない人とは13年半近くぶりになります。中学卒業の時と今とではそれなりにみんな変わっていました。僕は全然変わっていないと言われましたが。それだけ離れていても、全然ブランクを感じませんでした。そのうちアルバムも登場して、アルバム写真と今の顔を見比べたりしていました。

 今回の集まりが実現した陰にはSNSの力があります。SNSとは、ソーシャル・ネットワーク・サービスといって、参加者が互いに友人を紹介しあって、新たな友人関係を広げることを目的に開設されたコミュニティ型のWebサイトです。私はmixi(ミクシィ)に加入していますが、この中には出身校や趣味、興味や地域で集まるコミュニティがあります。
 私の母校もその中にあったので、入らせてもらいました。このおかげで、遠くに離れた同級生ともやり取りが容易にでき、このお盆の集まりとなりました。この日は夜中まで思い出話に花が咲きました。

2006年08月14日

同級生の死

 おとついの同窓会で一つ、残念なことが分かりました。同級生の1人が亡くなっていたのです。ちょうど私が東京にいる間のことで、存じ上げなかったことを申し訳なく思っています。
 そうらしいという話は聞いていましたが、確実なものが得られていませんでした。おとついの会で確証が得られたので、お参りに行かせていただきました。

 元々中学も4クラス160人しかいないので、みんなは私を知っていて、私もみんなを知っているという、非常に個々の距離が近い学校でしたから、私も当然、なくなった彼のことを知っていますし、ましてや小学校から9年間の同級生、忘れるはずがありません。
 そして彼は色んな面で僕とは対照的な男でした。彼は背が高く、身体ががっしりしていたのに対して、私は背が低く、こじんまり。彼は大人しく、落ち着いていて、物静かだったのに対して、私は大人しくなく、落ち着きがなく、いつもガチャガチャしていました。だからこそ仲良くなれたのかも知れません。

 今日、お線香を上げさせていただきました。遺影の中の彼は、僕が知っている彼と変わりなく、笑顔で収まっていました。違うのは動かず、しゃべらず、二次元だということだけです。
 もう彼が亡くなってから4年になるそうですが、ご家族の悲しみはまだ癒えていませんでした。本当に余りにも早すぎました。おばあさんが亡くなられたことや仕事などが一時に重なって、重圧になっていたのかもしれません。「限界や」と言っていたそうですが、彼のことだから表に出さなかったのかも知れません。それに気付いてやれなかったのが悔やまれて・・・とお母さんがおっしゃっておられました。

 彼のお母さんから伺ったのですが、彼は生前、お家で僕の話をよくしていたそうです。彼のお兄さんの名前に「忠」という字を使っていて、その字が引っかかったのか、「忠相が・・・」「忠相が・・・」と僕のことを話していたそうです。本当にうれしく思いました。

 この間は何人かと13年半ぶりのブランクを埋められましたが、残念ながら埋めることのできない時間の溝を作っていました。これほど辛いものはありません。

2006年08月21日

よさこい!どっこいしょ!

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 19・20日の両日、市内では紀州よさこい祭りが行われ、私はボランティアスタッフとしてお手伝いをさせていただきました。  13時に市役所の前の西の丸に集合して、活動内容の説明と配置の指示を受けます。お日様が出てて、結構暑かったのですが、お祭りがスタートする頃にはいい感じに雲が遮ってくれて、だいぶ楽でした。  私は中央郵便局前の沿道を受け持ちました。踊りのスタート地点から比較的近く、私のいる周辺で1回目の踊りが終わるような場所です。 周りに邪魔になるものがなく、写真やビデオ撮影にはベストポジションです。そのため、たくさんの人が集まっていらっしゃいました。踊り場を確保するために設けられた三角コーンの位置を直したり、お客さんにプログラムやうちわ、千社札のシールを配ったり。スタッフは赤のTシャツを着ているので、お客さんが近づいてきて、質問されることもありました。「○○というチームは何時ごろ来ますか?」とか「ステージ広場はどこですか?」などなど。仕事柄、ご質問にはできうる限りお答えさせていただきました。

 途中、休憩を頂いたので、会場に来ていた同級生と会って、少し案内をしました。同級生は妹さんと来ていました。妹さんも同じ学校で、私の後輩に当たります。最後に会ったのは彼女が小学校低学年の時だったと思います。あの頃の面影を残しつつも、すっかり大きくなって、来年にはお嫁さんに行くそうです。ビックリしました。ちょうどその時、飛び入り連の時間になり、ちょっと失礼して私も飛び入りしました。のっけから振りの順番を間違い、すかさず同級生に指摘されてしまいました。休憩の後、引き続き持ち場に戻り、パレードが終わったら撤収して、ごみ拾いをし、砂の丸へと向かいました。

 砂の丸の舞台でも演舞が行われ、私が行ったときは表彰式が行われていました。その後、総踊りの時間になり、3回踊りましたが、そのうち2回が総踊りの曲『YAPPA紀州』を作詞作曲し歌っている、和歌山出身ウインズさんの生演奏踊りでした。3回続けて汗だくになりながら、踊りました。ほんまに楽しかったです。

 今年は3回目、年々出場チーム数もお客さんの数も増えています。和歌山の若者が中心となって、もっともっと盛り上がれる場になって欲しいと思います。よさこいがきっかけとなって、みんなが活き活きとして活気が出るなら本当にいいと思います。暑い中は結構辛かったですが、みんなが踊ってる姿には感動しましたし、みんなと踊れたのは気持ちよかったし。来年もまたお手伝いさせてください。

2006年08月24日

ポスティング出動!

 政治活動といえば、駅前や繁華街などでの街頭演説とポスティングです。街頭演説はちょくちょくしていますが、ポスティングは久しぶりです。プレス民主号外和歌山県連版を持って、ご近所を歩きました。
 これまで、色々な選挙に携わってきましたが、まず手始めが街頭演説とポスティングでした。知名度を上げなくてはならないからです。今回のビラの中身は、先日行われた県議補欠選挙の結果をお知らせするものです。統一地方選挙ももう目の前ですし、日々の活動が大切になってきます。
 近いうちには、私の経歴や活動、政策について書いたものを配布させていただこうと思っています。

 8月も残り1週間、夏も過ぎ去ろうとしています。時間を大事にして活動を続けてまいります。

2006年09月01日

茨木で見た神業

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 お隣の大阪では、10月に行われる統一衆議院補選に向けて、民主党公認候補として大谷信盛さんが活動されています。  近畿ブロックでも大谷さんになんとか国政復帰をしていただきたいということで、一致団結して活動に加わらせていただいています。  今日は各県連代表が集まって、9月の活動について話し合いました。いつもは副幹事長さんが出席してくださるのですが、党務が重なってしまい、私が出席させていただきました。  茨木市にある事務所に到着して、会議は30分ほどで終了。その後、兵庫県連の方は会議の後も支援者回りに出られるということでしたので、特に予定を入れてなかった私もご一緒させていただきました。  二人でたくさんのお宅を伺わせていただきましたが、反応は色々。基本的には好感触でしたが、ピッシャリ断られる方もいらっしゃいました。  行きに帰りに自己紹介がてら色々お話をさせていただきました。今は参議院議員の秘書をされていますが、元々は政党の本部にいらした方で、とても足下にも及ばない大先輩でした。私が支持者の方とお話していると、その感触を聞いてすかさずポスターの掲示をお願いしたりと、やわらかい語り口、その笑顔はまさに神業で感動してしまいました。  偶然ではありましたが、すごい方とご一緒できて感謝しています。

2006年09月11日

熱海に新市長誕生!

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 岩國哲人事務所勤務時代、私の上司で、政策秘書をされていた斉藤栄さんが、昨日投開票の行われた熱海市長選挙において、当選されました。  昨日、熱海市のHPで確認していましたが、今朝岩國代議士がお知らせ下さり、私も祝電を送らせていただきました。  岩國代議士や地元の市議会議員さんのHPには、斉藤さんが元気に戦われている姿が記されていました。  数年後、熱海の街が劇的に良くなったと言われるよう、ご活躍をお祈りしています。そして、本当におめでとうございます!  私も来春、斉藤さんに自分の結果を胸を張ってお知らせできるよう、がんばります。

2006年10月09日

オープンカフェな秋

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 今日は京橋の上で行われているオープンカフェへ顔を出してきました。昨年から始まったこの企画は社会人と和大の学生さんが協同で行っています。  明るい時間に一度行ったのですが、夕方から、同時に行われたカメラウォーキングの発表会があり、そこに知り合いのカメラマンで地元でも活躍されている徳田さんがいらっしゃるということだったので、出直しました。  カメラウォーキングに参加された方の写真がスクリーンに映し出されます。撮ったご本人にマイクが渡され、解説や感想をお話されました。  近所であり、数え切れないほど訪れていた和歌山城の風景でも、全くどこにあるのか思い浮かばないものもあり、新鮮でした。  これを定点観測的に何年も続けて、その変化を見ていくのもまたひとつの楽しみと、徳田さんや主催者の方と意見が一致しました。
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2006年10月21日

ろうそくの火の温かみ

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 11月25日(土)には和歌山城とぶらくり丁で、竹を切った灯篭でライトアップするイベント「竹燈夜(たけとうや)」が行われます。  今日はそのプレイベントへ出掛けてきました。会場には19時過ぎに着いたのですが、ほんわかとオレンジ色のやさしい光に包まれていました。今日は少し風があり、消えてしまうものもありましたが、スタッフが見回って消えたろうそくに火を点します。この役目を私も当日します。  みんなが色々とアイデアを出し合って進めるイベント。一緒に成功させたいと思います。

 今日の午前中には、和歌山刑務所で行われていた矯正展へ行ってきました。和歌山だけでなく、各地の刑務所内で作られた家具や日用品などが即売されていました。施設見学もあり、刑務所内を見せていただきました。新築されて間もない建物で、非常にきれいでした。残念ながら所内は撮影できなかったのでお見せで来ません。受刑者の方を影で支えるたくさんの方がいらっしゃることも分かりました。

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2006年10月22日

よーい ドン!

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 今日は和歌浦ジャズマラソンを走ってきました。  本番に向けて、1ヶ月過ぎから和歌山城の周辺をほぼ毎日走っていました。10時半に私の出場する10キロがスタートしました。  走るときは靴に時間を計測するためのICチップをつけます。今まで出場したマラソンではスタートとゴールの2回、チップの通過をチェックして正確な時間を計るのですが、今回の大会はスタートが全員同じでゴールのみの計測でした。そのことを知らなかったので、最後尾から走り出してしまい、スタートゲートを越えるまで時間がかかり、ロスしてしまいました。  目標は50分を切ること。普段の練習のおかげで、舗装された路面は非常に走りやすく、たくさんの人を抜かしていきました。海を挟んだ不老橋付近の風景を眺め、ジャズを聴きながら快調に走り、ゴールしました。  結果は公式タイムで52分11、手元の時計で50分06でした。39歳までの10キロ男子で882人中277位、総合で2018人中525位でした。  5キロランには岸本周平さんが「チーム周平」を組んで参加されていました。来年もまたがんばりたいと思います。

2006年11月05日

大和御前の宮 秋季大祭

 今日はよさこいのお手伝いで、JR紀伊駅から車で5分ぐらいのところにある、大和御前の宮の秋季大祭にお邪魔してきました。
 聞いたお話では、大和御前の宮は由緒正しく、この辺ではかなり有名なお宮さんだそうです。やはり生活圏が違うと、こういう情報にもかなりの差があるとつよ感じました。
 午前中に神事が行われ、氏子さんから「護摩焚きの煙にあたると縁起が良い」と教えていただき、あたらせて頂きました。
 午後一でチームさんの演舞が始まりました。途中、間に紀州よさこい総踊り曲「YAPPA 紀州」のレクチャータイムもあり、氏子さん達がたくさん参加してくださいました。そのおかげもあって、最後の総踊りは非常に盛り上がりました。イベントの最後は餅まきで、私もたくさんのお餅をいただきました。

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2006年11月15日

作戦会議と準備会

 今日の夕方、同級生2人と作戦会議です。お正月の同窓会の打ち合わせの後、本題というか副題というか、僕の話です。
 勤めている会社やご家族のお知り合いに広めていただけるようお願いしました。おじいさんが老人会の役員をされているようで、ご挨拶させていただく機会を得られるようにもお願いしました。
 その後、人それぞれポイントは違っても、一つや二つの悩みはあり、お悩み相談室へ。私はすっかり聞き役です。話せば気分は楽になるんでしょうね。そんなことならいくらでも!っていう感じです。
 気付けば日も落ちて、辺りはすっかり暗くなっていました。あっという間の2時間でした。

 夜はよさこい祭りの準備会へ。もう来年に向けて動き出しています。2回目の開催で初めての出席です。みんな真剣に議論です。2年後の和歌山城築城400周年に当たる第5回開催や第10回開催にどのようなビジョンを持って挑むか。来年の祭りの走り出しについて話し合いました。
 どんなお祭りになるか、できるか、楽しみです。

2006年11月16日

手厳しいご意見

 今日は同級生宅を回らせていただきました。出てくるツールは自転車です。
 出発前にはどこを回るか決めて、地図とにらめっこ。ロスなく効率よく回れる順番を考えます。段取りをしっかりしておかないと、後が大変です。これは何事にも言えるかと思います。
 お伺いしてもお留守のお宅もあります。そこにはご挨拶状と共にポストへ。本人とは誰ともお会いできませんでした。確かに、平日のお昼にいるわけありません。うろうろしてるのは私ぐらいのもんで…。
 大体はお母さんが出てこられました。4月に結婚されたとか、今神戸にいるとか。消息をお伺いしながら、自分の話もさせていただきます。驚かれたり、喜んでくださったり、反応はさまざまです。それでもほぼ100%私の名前を覚えてくださっていて、それは少ない生徒数で濃い付き合いの賜物かなぁと感謝しています。
 中に1軒、大変手厳しいご意見もいただきました。「まだ若いんちゃう?社会経験少ないやろ。」「民主党か、何にもしてへんやん。まだ自民党の方がマシやな。」「政治家って全然信用できへんで。」などなど。たじたじとなりながらもお話を伺いました。
 確かに、3年前に行われたある新聞の世論調査のひとつ、職業別信頼度調査で、「信用している人」または「ある程度信用している人」と答えた人の割合が、医師81%、教師58%。対して政治家は15%でした。ちなみに占い師は20%。世の中では政治家は占い師より胡散臭いと思われているのです。これまでやってきたことの結果ですから、この仕事を選んだ以上、結果を背負うのは仕方ありません。そして少しでも払拭できるように仕事をしていきたいと思います。
 で、このお母さんも知らない人ならこんな話はしないのでしょうが、小さいときから見てきた子どもですから、本音を話して下さったんだと思います。普通はうるさい人のところに近付かなくなるんでしょうが、僕は事あるごとにそのお母さんのところに行こうと思います。うるさいことを言わなくなった今、うるさいことは最大のエールだと思っていますので。

2006年11月23日

「食祭」とミニミニ運動会

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 今日は和歌山城の砂の丸広場と西の丸広場で、和歌山の特産品や名物をテーマにした「食祭(しょくさい)」が行われました。私もお手伝いで、砂の丸ステージで行われる来場者参加型ゲームのセッティングなどをさせていただきました。
 ゲームは「フードバトル和歌山城秋の陣」と題して、野菜や果物などの食材を指定した目方に感覚だけであわせるものや、大豆を箸で渡してどれだけ多くリレーできるか、小さいざるで水をどれだけ多くすくい取れるか、梅干の種をどれだけ遠くへ飛ばせるかを競いました。このゲームをうまく進ませるスタッフをしていました。
 そして「食祭」の目玉になっているのが、「紀州和歌山創作吉宗鍋」で、直径2メートルの大鍋で作られた鍋がお客さんに振舞われました。今年はボルシチ風で、市内にあるホテルのシェフの皆さんが協力して作ってくださいました。鍋にクラッカーが添えられ、スープにつけていただきました。いいだしが出ていて、すごくおいしかったです。一緒だった他のスタッフの皆さんもいただいて、おかわりまでした方もいらっしゃいました。

 お昼休みの時間に、知的障害児を預かっていらっしゃる福祉団体のミニミニ運動会に行ってきました。ちょうどお昼休みで、親御さんと一緒にお昼ご飯を食べている子や食べ終わって待ちきれずにはしゃいでる子もいました。ある女の子のお弁当箱をリュックに詰めてあげたら、「お兄ちゃん、ありがとう」と言ってくれてすごくうれしくなりました。そのあと、おおかみのかぶりものをした子と一緒に記念撮影をしました。
 障害を持った方と接する機会が比較的身近に多くありました。私は和歌山大学附属小学校の出身で、姉妹校に附属養護学校があり、交流学級で一緒に遊んだりしていました。また、ある横浜の市会議員の事務所では障害を持った方に入っていただいて、事務所を動かしていました。一緒に仕事していても支障があるどころか、本当に一生懸命仕事をされていました。あとは受け手の問題だけかも知れません。これからもっと子ども達と接する機会を作っていきたいと思います。

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2006年11月25日

竹燈篭が照らす和歌山城

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 今夜は和歌山城で「竹燈夜」が行われました。このイベントは、竹を切ってろうそくを点してライトアップしようというもので、今回初めて行われました。和歌山城とぶらくり丁の2会場で約7千本の竹燈篭が立てられました。
 僕は主会場和歌山城二の丸広場の一角の燈篭を担当しました。途中何度か、雨がぱらついて火が消えたりしましたが、おおむね順調に進みました。近所のおじさんを見かけたり、支持者の方が僕を見つけて声を掛けてくれたり、多くの方が来られました。
 和歌山の秋の風物詩になるよう、今後もお手伝いさせていただこうと思います。

2006年11月30日

幸福(しあわせ)のスイッチ

 今日も同級生回りをしました。今日のエリアは河北の26号線より西側です。一番西は加太でした。原付のメーターは60キロを越えましたが、予定していたより半分程度しか回れませんでした。天気は良かったのですが、昨日よりかなり寒めでした。
 昨日までのように、19時ぐらいまで回ってる予定だったのですが、今日は早めに17時過ぎで切り上げました。それは『幸福のスイッチ』を観るためです。
 全国上映に先駆けて、和歌山で先行上映されていたのですが、今日が最終日だったので、ジストシネマ和歌山へ観に行ってきました。最終日なので、人が多いのかと思いきや、自分を入れて観客が11人でした。ちょっと残念です。この映画は田辺でロケされたものです。各機関が全面協力で、田辺市民の方々も出演されていました。いつもとんがってる女の子が丸くなっていくお話です。(詳しいことはぜひ映画をご覧下さい。)
 映画の中で沢田研二さん扮する小さな電気屋の社長が、お客さんから頼まれた雑用をタダでやることに反抗した娘にこう言います。
「ウチで売ったもんは、ウチでとことん面倒みやなあかんのじゃー!」
商売と一緒で、政治も応援してくれた人をとことん面倒みやなあかんと思います。言いっぱなしじゃあかんのです。有権者も票を入れっぱなしじゃあかんのです。ちゃんと仕事してるか、いつも見てないとあかんと思うんです。要望に応えるというのは本当に大変なことやと思います。
『幸福のスイッチ』、ぜひ観て下さいね!

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2006年12月02日

インドオリヅルの子株

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 今日は冷たい風が吹き、時々雨がぱらつくような天気でした。こんな日でも市内のあちこちを回っています。
 昨日伺った同級生から「明日、ここでお花のバザーがあるからおいでよ」と声を掛けていただき、早速伺いました。
 午前中は雑用をこなして、14時過ぎに伺ったのですが、すでにお花はほぼ完売状態。午前中は身動きが取れないほどの混雑だったそうです。
 同級生とは中学を卒業してからのことや最近の政治のことなど話しました。その後、そのお母さんと、別の同級生のお母さんの3人でお茶を飲みながら政治・教育・経済など、色々なことを話す小さな「サミット」となりました。
 帰り際には、写真のインドオリヅルランをいただきました。ニホンオリヅルというのもあり、葉の緑と白の配置が逆になってるそうです。ひとついいことを教えてもらいました。

2006年12月03日

医療系産業廃棄物処理場建設問題

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 今日19時から砂山小学校の体育館で、青岸に建設が予定されている医療系産業廃棄物処理場についての、市長と住民の対話集会が行われました。
 住民自治会は建設に反対しており、それに対し大橋市長は「廃棄物処理法に則って出された計画に不備がなければ、市長に拒否する権限がない。過去に拒否して起された訴訟で敗訴し、6千万円余りの損害賠償を払うことになった前例もある。」と答えました。
 当該計画の土地は、和歌山市が行った地震被害想定調査で、東南海地震では震度5強、中央構造線の地震では震度6強が観測されると予測されています。また液状化の危険度が高い、または極めて高いと予測され、津波も3~3.5メートル観測されるとしています。
 市は処理施設の土台を3メートルの高さにし、津波が来ても最小限の被害に食い止められるようにし、35メートルの杭を打ち、液状化にも耐えられるように指導した、と答えました。
 しかしなぜ、処理施設を地震・津波・液状化と、ヘレンケラーの三重苦のような土地に建てなければならないのか。おそらく地価が安かったのでしょうが、それに対する合理的な説明が全くない。
 市は土台と杭で大丈夫と思っているのだろうが、何分相手は自然である。阪神大震災のとき、阪神高速が横倒しになると誰が事前に予測できたか、阪急の伊丹駅がつぶれると誰が考えたか。すべては予測不可能なんです。
 何より怖いのは、未処理の廃棄物。地震で避難し、体力や抵抗力が弱ってるところへ、津波で流れた未処理の廃棄物から伝染病が蔓延し、2次被害をもたらすことも考えられる。
 計画の土地に医療系産業廃棄物処理施設を造ることは、市にとって新たなリスクを抱えることになる。
 もし私が市長なら、業者にこう言うだろう。
「業者さん、提出された書類に不備も違反もありません。市長としては廃棄物処理法に基づき、計画の許可を出すことになるでしょう。しかし、市民の代表である市長としてお願いしたい。この土地は非常にリスクがある。相談に乗るから、他の場所に変えてもらえませんか。」と。
 やはり市長さんは、廃棄物処理法の許可権限者である以上に、選挙で市民から請託を受けた代表者であり、その最大の責務は「市民の命を守る、暮らしを守る」ことだと考えます。岩國哲人代議士は「市役所は市民のお役に立つ所」と言われ、私はそう習いました。これでは「市役所は業者のお役に立つ所」、中身と看板が違うので、看板を下ろしていただかなくてはなりません。
 市は市民の側に立つのか、業者の側に立つのか。今後もこの問題に取り組んでいきます。

2006年12月13日

グラス作りに挑戦!

 支援者のお一人が開いていらっしゃる吹きガラス工房「Ever Green Ⅱ」で、グラスを作らせていただきました。以前からお約束をしていたのですが、ようやく実現しました。
 工房は四季の郷公園の前にあります。工房に着いたとき、2人のお弟子さんが作品を作っておられました。しばらくその作業を見学させていただいて、実際の作業に入ります。
 軍手をして腕カバーをつけ、道具の使う順番や手順、注意点を教えていただいて、まずはグラスの模様を作ります。鉄の机に四角の枠があり、砕いた色ガラスを散りばめます。模様が決まったら、長い鉄の筒先に溶けたガラスを巻き取ります。溶けたガラスは水あめのようです。巻き取ったガラスを色ガラスの上で転がすと色ガラスが溶けたガラスにくっついて、模様になります。
 急速に固まってくるので、炉で熱して息を吹き込み、溶けたガラスを膨らませます。ちょうどいい大きさになるまで、炉で熱しては息を吹き込むという作業を繰り返します。いい大きさになったら、鉄の棒を付け替えて、口を広げていきます。思ったより広げるのに力が要ります。もたもたしてると、あっという間にガラスが硬くなって、炉で温め直しです。

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 思ったよりも小さくなってしまいましたが、初めてにしてはこんなもんかな、と思っています。24時間じっくり冷まして出来上がりです。
 お弟子さん達は、吹き方を変えたり、遠心力を使って長く伸ばしてみたり、色々な技術を使って様々な形を作り出されていました。模様も形も何一つ同じものはできません。これぞ手作りの特徴です。
 30分ほどでしたが、いい体験をさせていただきました。ありがとうございました。
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2006年12月17日

東北アジアに暮らして

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 今日は私が所属していた「新人会」という勉強会の講演会に参加してきました。
 まず、「新人会」という会についてご説明すると、私が大学受験浪人生のときに通っていた予備校で日本史の講師をしていたのが八柏龍紀先生で、予備校を出た後、八柏先生の下に学生と社会人が集い、語らい呑むという会です。今年度から学生のみに組織換えしたために、一応所属「していた」と過去形です。
 新人会主催の講演会も11回を数え、今回はテレ朝の『朝まで生テレビ』にもよくご出演されている政治学者で東京大学情報学環教授でいらっしゃる姜 尚中(カン・サンジュン)先生にお出でていただき、八柏先生と「東北アジアに暮らして」というテーマでお話いただきました。
 姜先生はアジア地域における北朝鮮のこれからや、朝鮮半島の南北分断による日本への影響などお話され、八柏先生は日本人の美意識や、学歴資本が経済資本に転換している現状とこれからについて話されました。
 ご存知の方も多いと思いますが、姜先生の語り口は常に静かで、しかし、しっかりと語られて引き込まれてしまいました。八柏先生はこれまでのご自身の経験を中心に、分析をされていました。
 あっという間に時間が過ぎるほど、引き込まれる議論の時間でした。

2006年12月18日

何でもありですか?!

 東京に来ましたので、岩國哲人代議士を訪ね、私の今の状況をご報告し、今後の戦略などについてご指導いただきました。来春の統一地方選挙において、岩國事務所の元スタッフ7人が立候補の準備を進めています。他の人の状況も聞きながら、自分もしっかりやらなければと、改めて思いました。

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 で、先日からマスコミで取り上げられている石原都知事の四男さんが作品を提供したという「トーキョーワンダーサイト」の本郷ビルを見てきました。お休みなのか、人の気配がなく、また人通りが少ないので、記念撮影のお願いできる人がおらず、外観だけ写してきました。
 高校時代、定期試験の時、担任が黒板に「李下に冠を正さず」と書いていました。都知事は「悪いことしてない」と逃げ切ってしまうのでしょうが、やはり「李下に冠を正さず」、今回のことは残念です。

 そして、東京のある区で電柱に張られている演説会告知用ポスターを見つけました。こんなの見たのは初めてです。東京って何でもありなんやね、と思ってしまいました。

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2006年12月25日

凍てつく寒さの駅頭演説

 今日、久しぶりに岸本周平和歌山1区総支部長の駅頭にご一緒しました。
 市駅にて6時45分から始めましたが、夜も明けきらず、ほんの少しの風が吹くだけで、指先が痛くなってきました。そのうち、のぼりを持ったまま手が固まってしまい、動かせなくなってしまう始末。
 8時前には和歌山駅に移って駅頭再開。和歌山駅は風がないものの、下からの冷え込みがきつく、足先が痛くなってしまいました。普段なら何でもない地面の出っ張りが、足を貫くように痛く感じました。
 でも過去には雪の中の街頭演説や、始発~終電駅頭マラソンもやりましたし、もっときついことはいくらでもありました。寒さきつさにはだんだん慣れてくると思います。通勤途上の同級生にも会えましたし、またやろうかなと思ってしまいます。

 その後はご支援下さる方を訪問し、年末のご挨拶をして参りました。

2006年12月28日

御用納め

 僕の場合は年末年始関係なしですが、世の中は今日が御用納めです。今日も朝からご支援下さってる方々を訪問して、年末のご挨拶をして回りました。今日は気温が低くないものの、風が強く、とても寒く感じました。
 会社は大掃除をしているところが多かったです。お掃除の邪魔をしに行ってるようで、恐縮です。でもたくさんの方が、残り3ヶ月をどう戦うか、この不完全な若者を心配し、応援してくださることに感謝しています。
 そして、明日からは歳末恒例「スーパー前街頭演説」。今年が2回目です。3日間、市内各所のスーパーの前をお借りして、岸本周平さんとペアーで街頭演説をして回ります。ゲリラ的にやりますので、どこでやるのか事前にお知らせできないのですが、もしお見かけになりましたら、応援してやってください。

2006年12月29日

寒風演説旅

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 今日から3日間、歳末恒例の「スーパー前街頭演説」がスタートしました。
 朝から小雪がちらつき、ものすごく風がきつかったのですが、午後になってからは拍車がかかり、吹雪いてきました。強風にあおられた雪が顔に当たると痛いのなんの。さすがに、一時屋内に避難しました。
  岸本周平さんからマイクを譲り受け、来春の統一地方選挙に向けて民主党和歌山県連が初めて行った候補者公募のこと、また自分が公募に合格し、候補予定者として活動していることなどをお話しました。
 のぼりを持っていても、余りの寒さに手が固まってしまいました。そして時々私たちに近寄ってきて、「後で飲んで」と温かい缶コーヒーやお茶を差し入れしてくださる方が3人もいらっしゃいました。1箇所終わったあとの、あの缶の暖かさには本当に癒されました。
 そんな中、ただでさえ少ない年金がまた減らされて、本当に生活が苦しいと窮状を訴えてこられる方が何人もいらっしゃいました。お話を伺っていて涙が出そうになりました。何とかしなければならない、本当にこのままではいけないと一層感じました。

2006年12月30日

スーパー前街頭演説2日目

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 昨日の天気がウソのようです。少し風はあるものの、穏やかな日差しで、大変ではありません。どうなっているんでしょう?
 今日は主に河北のスーパーを回りました。去年も反応が良かったスーパーでは、やっぱり今年も反応が良かったです。
 どこの場所でもやはり少しは立ち止まって聞いてくださる方がいて、私達にご意見をおっしゃる方もいらっしゃります。好感やご批判など多岐にわたります。私達は聞く耳を持っていますので、いつでもお声を掛けていただければと思います。

2006年12月31日

今年も終わろうとしています

 早いもので2006年もまもなくその幕を閉じようとしています。僕と関わりのあった皆様、本当にありがとうございました。
 そして来る2007年は戦いの年。戦いに挑む以上は覚悟を持って戦いの場に赴きます。当然「結果を出す、そして不退転」の決意で望みます。よろしくお願いいたします。
 皆様におかれましては、良いお年をお迎え下さい。

2007年01月01日

あけましておめでとうございます

 2007年、新しい年の幕開けです。そして戦いの日まで実質3ヶ月。「結果を出す、そして不退転」の決意で望みます。1日も早く『紀州ルネッサンス』が実現できるよう、力を尽くしてまいります。
 今朝は毎年和歌山城下で行われている「新春つれもて歩こう走ろう会」に初めて参加しました。これまでは天守閣に登って、初日の出を拝むだけだったのですが、ベイマラソンにも出て、走ることに慣れたので、参加させていただきました。
 行ってみると、2千人以上の参加者がいて、ごったがえしていました。結局走りにくいので、足を上げて歩きました。その後は天守閣に登って、お日様を拝みました。
 午後からは氏神様の矢宮神社に初詣しました。

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2007年01月04日

新聞に載りました。

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 和歌山市議会議員立候補予定者の記事に顔と名前を載せて下さいました。なかなかいい位置です。
 和歌山特報さん、ありがとうございました。

2007年01月09日

何のこれしき

 今年最初の駅頭街宣を行いました。6時45分から市駅で、8時前から和歌山駅です。連休明けということもあり、若干通勤の方が多かったように思います。
 今朝は底冷えはするものの、風は強くなく、年末29日のスーパー前街宣を思えば、本当に楽なものでした。岸本周平さんと二人で「あの街宣を経験しておけば、たいてい大丈夫」と笑いながら話しました。
 とは言うものの、冬の街宣はやっぱり寒いものです。

2007年01月10日

和歌山→大阪→和歌山

 今日は日程がギチギチの一日でした。
 南海電車市駅9時発のサザンに乗り、大阪へ。よさこい祭りの楽曲に関する著作権について伺うため、日本音楽著作権協会(JASRAC)を訪れました。30分ほど注意すべき点などを教えていただきました。
 JASRACを出るともう11時、そろそろお昼です。電車の中吊り広告に、阪急百貨店で催されている「東北物産展」の告知がありました。そこには「備長炭で香ばしく焼きました。とろとろ卵まで、比内地鶏の親子丼」と書かれ、親子丼の写真が載っていました。これを食べようと思っていたので、阪急百貨店へ。

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 催事場に着いて地図をもらい、親子丼のブースを目指しました。すると、11時過ぎなのに、もう10人ぐらい並んでいます。その最後尾に並び、待つこと15分ほど。中に案内され、席に座って待つこと10分。お目当ての比内地鶏親子丼がやってきました。味わっていただきました。
 その後、民主党近畿ブロックの事務局研修会へ。和歌山以外の府県連がどのような活動をしているかを発表しあい、今後の活動の参考にさせていただきました。
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 研修会を中座し、和歌山へ。夕刻から連合和歌山さんの旗開きがあり、参加させていただきました。先日、連合和歌山さんからご推薦いただき、関係議員・候補予定者の一人として、ご来場の皆さんにご挨拶させていただく機会を得ました。本当にありがとうございました。今日させていただいた挨拶を載せさせていただきます。

「皆様、こんばんは。皆様からご推薦をいただきました、民主党公認和歌山市議会議員候補予定者 山本ただすけ 28才です。昨年9月、岸本周平総支部長の肝いりで初めて行われました地方議員の候補者公募、私 山本ただすけは和歌山市議会候補予定者で唯一ただ一人の公募合格者でございます。ご推薦いただいた限りは、皆様に恥をかかすようなことはいたしません。しっかりがんばります。よろしくお願いいたします。山本ただすけでした。ありがとうございました。」

 壇上から降りた後、〆木佳明先生が労働組合の役員さんを引き回ししてくださいました。同じ選挙で戦うにも関わらず、〆木先生の大きく広い心に感謝しております。また、ご挨拶させていただいた際に「元気が良かったねぇ」とお褒めの言葉をいただきました。明日からも元気いっぱい活動を続けます。

2007年01月15日

民主党定期大会1日目

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 今日明日と2日間にわたって、東京で民主党定期大会に出席します。今年の会場は千駄ヶ谷にある日本青年館。ここは昨年の党青年局のフォーラムでも使われた会場です。昨年の党大会は東京プリンスホテルで行われましたが、昨今「政治とカネ」の問題が取りざたされ、派手にやって無駄なお金を使うことへの理解が得られないとの判断で、質素にお金をかけずに行われました。
 1日目は各県2名ずつの地方代議員と衆議院・参議院公認候補予定者の特別代議員が集まって、実質的な審議が行われました。和歌山は私と岸本周平和歌山1区総支部長、藤原県連副幹事長が参加し、3人が仲良く並んで着席しました。
 本当に幅広く、色々な意見が出されました。今年は統一地方選・参議院選挙と大きな2つの選挙が行われます。2つの選挙で必勝を期すためにも相応の布陣をお願いしたいとの意見が多く出されました。また、民主党の政策や今放映されているテレビCMについての意見もありました。
 会場では秘書時代に可愛がって下さった先輩で出馬の準備をされている方など、懐かしいお顔にもお目にかかることができました。中でも夏の参議院選挙で全国比例区から出馬を予定されているたるい良和さんとお会いしたときは、広い会場の中、簡単に分かりそうにもないのになんとなくお互いの目が合い、たるいさんに「遠くからでもすぐ分かりました!」と言われました。そんなに目立ってたわけではないと思うのですが…。でもたくさんの人の中でもすぐに分かるというのはいいことだと思っています。

2007年01月16日

定期大会2日目

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 今日は朝からの会議です。定期大会の本大会が行われました。全国から同志が集まり、会場がいっぱいです。ご来賓のご挨拶に続き、小沢代表の挨拶です。
 静かに淡々とお話されましたが、しかし決意と情熱が感じられる演説でした。また演説の中で、何かとマスコミに取り上げられている政治資金の「事務所費」について説明がありました。一部にはあたかも不実の報告をしているかのごとく書いていましたが、小沢代表ははっきりと「私の政治資金の処理においては使途不明の資金やほかの経費の付け替えなど今日、問題になっている不正や虚偽記載は一切ない」とおっしゃい、国会の場でもはっきりさせていくと付け加えられました。
 本大会が終わったあと、会場で岩國哲人代議士を探してご挨拶をし、近況を報告して堅い握手をいただきました。岩國代議士はいつも私のことをお気に留めてくださり、よくお電話もいただきます。
 その後、もう一つ会議に出席して、午後からは連合本部や在京和歌山県人会でお世話になっている方々へご挨拶に伺いました。

2007年01月18日

地震セミナーに参加

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 今日13時から県文で「地震に関するセミナー」が行われ、参加してきました。
 先日、文部科学省の関係機関である地震調査研究推進本部から地震動予測地図が発表され、その地図も拝見していましたが、今日はその予測地図に関する説明もされました。
 特に私が注目したのは、公立学校の耐震工事が進んでいないことです。文科省から具体的に数字を示して説明されたのです。和歌山県の小中学校の施設に対する耐震診断の実施率は87%で全国9位と対応が進んでいます。
 しかし問題はその先で、昭和56年以前の建物に対する耐震化率は18.2%と全国平均28.6%を大きく下回り22位。全体の耐震化率も47.1%と全国平均54.7%を下回り32位となっています。現状把握は早くできているのに、その後の対応があまり進んでいないことが分かりました。
 これでは、いざ避難しようと思っても避難先の学校がつぶれているというお寒い状況を想像するに難くありません。
 またパネラーの方も、とにかく死なさないこと、死なないことが大事だとおっしゃっておられました。私も常々そうお話してきました。街がどんなにつぶれても、人間さえいれば必ずその街は復活する、と申し上げてきました。やはりその認識は正しかったようです。
 この後すぐに来てもおかしくない地震のこと、もっと真剣に考えなければならないと思います。

2007年01月19日

朝から夜まで出ずっぱり

 今日は、まず朝から支援者の方に引き廻しをしていただきました。「引き廻し」とは、その方がお持ちの人脈の中で私を応援してくれそうな方のところへ一緒に行き、応援していただけるよう一緒にお願いに上がることです。
 やはり知っている人と一緒に行くのは、効果絶大です。人と人のつながりを再認識させられます。引き廻ししてくださる方の信用でお話させていただく機会を得、また応援してくださいます。飛込みとは全く効果が違います。お昼ご飯を挟んで、14時過ぎまで引き廻していただきました。
 その後、岸本周平さんと合流して中小企業関係の団体へご挨拶に伺いました。
 夕方からは連合和歌山の和歌山市を担当する和歌山地域協議会の新春の集いに参加しました。今回も壇上に上げていただいて構成員の皆さんにご紹介いただきました。ありがとうございました。
 ということで、今日は朝から夜まで出ずっぱりの一日でした。

2007年01月20日

松枯れを食い止める

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 いつも何かとお世話になってる方からお電話をいただき、和歌浦の松に松枯れが広がりつつあり、それを予防するための薬剤注入とその勉強会をするので来ないかとお誘いを受け、お伺いしてきました。
 まずは今の松枯れの状況や原因、薬剤の取り扱い方などを、ファイザーのご担当の方に教えていただきました。それから妹背山や塩竈神社へ向かい、実際に松に薬剤を注入しました。
 正直、今日まで松がどういう原因で枯れるのか、全く知りませんでした。また北海道と青森以外の都府県で被害が出ているほど広がっているとは思いもよりませんでした。
 詳しいメカニズムなどはファイザーさんの松枯れ対策専門サイトをご覧になっていただくと分かりやすく説明されています。
 今回の活動は周辺住民の方々が自主的に始められ、ファイザーさんが薬剤の無償提供を申し出られたそうです。このような事業を全国で行っておられ、和歌山のケースが27件目になるそうです。
 ただ残念なのは、松枯れの原因であるマツノザイセンチュウに侵入された松の木は治療する方法がなく、100%枯死してしまうそうです。そのため、元気なうちに薬剤を注入し、マツノザイセンチュウの侵入を予防するのだそうです。
 あの和歌浦の風景から松がなくなったら本当に味気ないものになってしまいます。せっかく観光に来ていただいても、物足りなく帰られるのは忍びないです。山部赤人や芭蕉が見た風景を残すのもまた私達の責任です。和歌浦の松を残すことは、すなわち自分たちの文化を守ることでもあると再認識しました。
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2007年01月22日

外に出れば、何かに当たる

 今朝は月曜恒例の駅頭街宣です。いつものように岸本周平さんと一緒に市駅、和歌山駅の順番で回ります。
 市駅での街宣を始めた時点で、かなりガスっていました。冷たい風が吹いてきて、霧が濃くなり、急に寒くなります。途中から手が痛くなりました。
 和歌山駅では、バス待ちのお客さんが初めて見る長さの列になっていました。そんな時、周平さんが「和歌山市では隣にいる山本ただすけ君 28才を筆頭に…」と話されると、かなりの注目を浴びます。そんな若い人が出るのかと肯定的に見られているのか、若いだけじゃなぁと否定的に見られているのか分かりませんが、皆さん関心は持っていただいてるようです。
 その後、周平さんや藤本眞利子県議と一緒に関係団体へご挨拶に伺いました。3ヶ所お伺いした後、周平さんと一緒にお昼をいただきました。連れて行ってくださったのは、とあるラーメン屋さん。
 和歌山ではちょっと有名なお店らしく、私は今まで見たことない太麺でした。先々代から続く特注の太麺だそうです。またこのだしがうまいのなんの。また食べに行こうと思います。
 帰り際にご支援をお願いしましたが、義理のある方がいらっしゃるそうです。しかし、私の家の近所にお住まいのお友達をご紹介くださり、早速お伺いしてきました。
 周平さん曰く、いいことも悪いこともあるけど、外に出れば何かに当たる。出なければ何にも当たらないし、何も始まらない、と。本当にそうだと思います。
 一日一日が大事な活動の日々です。

2007年02月04日

「温かい」差し入れ

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 今日も市内各地をご挨拶しに走り回りました。
 午前中にある支援者の方から「会わせたい人がいるから」とお電話を頂き、バイクですっ飛んでいきました。ご紹介いただいたのは、市内にある企業の方でした。自分のことなどお話させていただき、応援してくださることになりました。ありがとうございます。また、お仕事で取引のある方々をご紹介くださるとのこと。本当に感謝申し上げます。
 午後になって、途中立ち寄った先で「がんばれ!」という応援メッセージ付きのあったかいたこ焼きをいただきました。心も身体も「あったかく」なる差し入れ、ありがとうございました。

 さて、明日は月曜日。恒例の早朝駅頭街頭活動です。6時45分から市駅、8時から和歌山駅で、岸本周平さんと一緒に行動します。

2007年02月05日

今朝の駅頭街宣から

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 今朝は6時40分ぐらいから市駅で、8時から和歌山駅で恒例の駅頭街宣です。
 今日は2月最初の活動と言うこともあり、新アイテム「たすき」を持っての登場です。
 テーマカラーのオレンジに紺の文字です。そしてこれ、手作りなんです。これまでと違って、一気に注目を浴びました。同じようにご挨拶してても視線を強く感じます。
 暖冬とはいえ、やっぱり朝は寒いもの。しかし、笑顔を忘れず、ご挨拶します。たまに返してくださる方もいて、気持ちいいものです。途中、岸本周平さんの支援者の方があったかい缶コーヒーをくださり、生き返るような気持ちがしました。本当にありがとうございました。

2007年02月07日

反響アリ!

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 月曜日の駅頭で使ったたすき、効果バツグンでした。
 昨日は後輩から連絡があり、「今朝市駅にいらしたのは山本先輩ですよね?」との問い合わせ。そうだよと返事したら、「政治を志されてるなんて、励まされます」とのこと。逆に私の方が励まされます。
 また今朝は同級生から連絡がありました。彼女のお父さんが活動しているところを通りがかられたそうです。私のことを覚えていてくださって、その話を昨日されてたと教えてくれました。
 かなりの効果がありました。これからも続けてまいります。

2007年02月11日

なんでそんなことするんや!

 今朝は長坂隆司県議会議員の事務所開きが行われ、行って参りました。長坂先生は今度の県議会議員選挙では民主党の推薦を受けておられます。今日は民主党和歌山県連青年局長として、また長坂先生の地元・高松地区に隣接する砂山・吹上地区から出る市議会議員の候補予定者として参列させていただきました。
 事務所前には両方の沿道にたくさんの支援者の方々がいらっしゃって、長坂先生のお人柄と人気を表しているように思いました。

 事務所開きが終わってからはいつものようにご挨拶回りです。午前の部を終えての帰り、ぶらくり丁を通りました。すると、バス停のアクリル板が割られていました。割れ方を見ると、明らかに故意に拳で殴って割ったようです。
 酒に酔っていたのか、ムシャクシャしていたのか分かりませんが、何でそんなことをするんでしょうか?
 ニューヨークの割れ窓(ブロークンウィンドウ)理論からすれば、こういう行為を決して野放しにしておいてはいけません。かといって、何でも取り締まればいいというものでもないですが、しかしやっていいことと悪いことがあります。これは許されることではありません。
 こういうことがない街にしていきたいと考えています。

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2007年02月13日

午前と午後

 昨日が祝日だったため、恒例の早朝駅頭街宣を今日行いました。
 市駅では後輩が、和歌山駅では小学校の部活でお世話になった先生が覚えていてくれて、挨拶してくださいました。
 そんなに冷たくはなかったのですが、少し風があって冷えました。太陽が昇って日が当たると寒さが和らぎます。やっぱり太陽の力は偉大でした。
 駅頭が終わってからはご紹介いただいた支援者のお宅へご挨拶に伺いました。少しお話をさせていただいて、お仕事で親しくしていた方をご紹介して下さると言ってくださいました。またリーフレットを配っていただけるとのことで、100枚お預けしました。本当にありがとうございます。
 その後、中学の時の部活の後輩がやっている自動車整備会社を訪れました。彼は私より2つ年下ですが、立派に社長業をやっていました。彼にも次につながる人を紹介してもらい、早速午後に訪問してきました。
 今日はどちらかというと午前中が調子よく、午後は相手の方が不在だったり、よい返事をいただけなかったりと、もう一つでした。やっぱりそういう日もあるんですね。

2007年02月15日

写真撮影

 写真撮影と言っても、ポスターの写真ではありません。新聞社が報道記事に使うための写真です。
 代表して誰かが撮るのではなく、各社がそれぞれ撮影します。社によって撮り方もまちまちです。枚数・距離・名前を書いた紙のあるなしなど。撮られる記者さんの裁量なんでしょう。
 その後はいつも通り、ご挨拶回りです。

2007年02月16日

引き廻し

 今日は午後から福祉関係のお仕事をされている後援者の方に引き廻しをしていただきました。
 ちなみに「引き廻し」とは業界用語で、後援者のお知り合いの方をつれていただいてご紹介頂き、ご支援をお願いする活動のことを言います。
 親戚の方やお仕事で関係されている方など、18時過ぎまでで50軒弱訪問させていただきました。ありがとうございました。中には市営団地で一人暮らしのご老人宅も訪問しました。ここでのお話は「明日はどっちだ!?」でお話させていただきます。
 このような引き廻しをしてくださる方を募集しております。今日のように50軒紹介して欲しいとは言いません。2.3軒で結構ですので、お知り合いやご友人のお宅へ連れて行っていただけないでしょうか。お願いいたします。

2007年02月17日

今日も引き廻し

 昨日に引き続き、今日も引き廻しです。
 お昼を一緒にいただいて、19時過ぎまで連れまわっていただきました。
 どこへ行っても「28か、若いなぁ~」と言われます。若いだけというのは弱点だと思っていましたが、言葉の端々に若いことに対する期待をすごく感じます。
 そういえば「若いのはアカン」と面と向かって言われたことがありません。経験不足に対する不安はお持ちなのでしょうが、それ以上に期待感の方が上回るのでしょうか。
 寄せていただいたご期待を決して裏切ることのないよう、活動していこうと改めて思いました。

2007年02月18日

藤本県議の事務所開き

 今朝は藤本眞利子県議の事務所開きへ行って参りました。
 外の道まで人が溢れるほどの大盛況でした。よく存じ上げている方にもたくさんお会いしました。
 ある後援者の方から「遠慮してたらアカン!」と叱咤され、集まられた方に名刺をお渡しし、ご挨拶させていただきました。
 まずは藤本県議の勝利から、自分にも弾みをつけたいと思っています。

2007年02月19日

段々日は長く

 毎週毎週、朝の駅頭に立っていると、段々日の長くなるのが良く分かります。毎回同じ時間に家を出ますが、空の明るさが変わっているのを感じ取れます。
 そしてもう一つ変わっているのが、声を掛けてくださる方の数です。初めは一人もいらっしゃらなかったのが、今では1箇所につき10人ぐらいはお声を掛けて下さいます。ほんまにうれしくてたまりません。もし見かけられましたら声を掛けてやってください。一層がんばりますので。
 その後は応援してくださる方にちょっとしたお願い事をしてきました。早速動いてくださり、明日にはお返事をいただけるようです。ありがとうございます。
 昨日行われた藤本眞利子県議の事務所開きのお礼状が届きました。このフットワークの良さは見習わなければならないと思いました。

2007年02月23日

立候補予定者説明会

 今日、商工会議所の大ホールで市議会議員選挙の立候補予定者説明会が行われました。
 私は市内の支援者宅を訪問する予定にしていたので、代理を立てて行ってもらいました。説明会には全部で48陣営が来ていたそうです。一層厳しい戦いになりそうです。
 たくさんの書類をいただいたので、これから処理していきます。選挙の書類は色々と細かい取り決めがあります。それを守らないと、立候補すら認められません。

 また、今日から始まった市議会2月定例会で、議席の2減が正式に決定し、今度の選挙から適用されます。このことで経費が2300万円削減できるそうです。その分、一生懸命仕事しないといけませんね。

2007年02月24日

励ます会

 今日の夕方、岸本周平後援会の有志の方が、『山本ただすけを励ます会』を開いてくださいました。
 ビッグ愛の会議室をお借りして行われましたが、ほぼ満員のなかで行われました。5人10人の中でお話したり、街頭でマイク持って話すのは慣れたものですが、50人ぐらいというのは今までにない経験で、少し緊張して話がまとまらなかった気がします。
 今まで議員をしていたわけではないので、実績などありませんから、私という人間がどういう人間かを知っていただくというところに重きを置いてお話しました。
 また先日発表になった市の来年度予算や、人口減少についてもお話させていただきました。場数を踏んでいないせいもありますが、ほんまに下手な話でした。
 少しずつ上手に自分の考えを伝えられるように訓練したいと思います。拙い話を20分も聞いてくださった皆さん、本当にありがとうございました。そして、よろしくお願いいたします。

2007年02月25日

いきなりミニ集会

 今日の午前、ある支援者の方が創られる老人福祉施設の棟上式があり、お邪魔しました。
 その施設で働く方や施設を創るのに関わっていらっしゃる方々30人ほどが集まりました。みんなで一緒に食事をして、片付けた後、私を含めた8人で近くの喫茶店へ。
 そこで、社長さんのお取り計らいで、急遽ミニ集会を開くことになりました。昨日は50人ほどの方がいらしたので、どちらかというと私からの一方向の話になってしまいましたが、7人だと相手のお話を伺いながら自分の話もすることができるので、少人数の方が私は好きです。自分の視点視線以外から見たお話を伺いたいと思うので、自分が話すのは3割、話を聞くのが7割になるように気をつけています。今日は老人福祉に関わっていらっしゃる方々なので、主に福祉政策のお話をさせていただきましたが、皆さんが現場にいらっしゃる方なので、逆にこちらが勉強させていただきました。
 厚生労働省による制度変更などで、現場には今かなりの混乱をきたしています。お世話するのでも大変なのに、制度変更にヘルパーさんやスタッフが勉強し、ついていかなくてはならない。新たな資格制度を創設して、その取得を必須とするところなど、省庁からの天下りの臭いがプンプンします。
 現場の声をもっと大きく伝えることこそ、「命を守る、暮らしを守る」ことになると考えます。今日は本当にありがとうございました。

 明日は月曜日。6時45分から市駅前で、8時から和歌山駅で朝の街頭演説です。

2007年02月26日

△印の候補予定者

 今朝はいつもの通り、6時45分から市駅前、8時からは和歌山駅で岸本周平さんと一緒に街頭演説です。周平さんの新しい政策ビラが出来上がり、それを一緒に配布しました。いつもはのぼりを持ってご挨拶しているだけなのですが、ビラまき役をさせていただいたので、通勤の方とかなり近い距離で、中には「がんばりや」や「あんたが新人の候補者さんや」などと激励してくださる方も数人いらっしゃいました。
 声を掛けてくださり激励していただくと、うれしくなり自然と笑顔になります。もっとやろうという気にもなります。そういうのがあるからやめられません。

 夕方には連合和歌山地協の春闘決起大会に呼んでいただき、県議会や市議会の諸先輩方がいらっしゃる中、ご挨拶をさせていただきました。新人の出席が私一人でしたので、目立つお詫びをしながらたすきを使わせていただきました。
 大会が終わった後、幹部の方とお話しました。某地方情報誌に市議会議員選挙の状況分析が掲載されていたそうで、私は△のボーダーライン上と評価されていたそうです。圧倒的に現職が優位な中で、どういう戦いをするかが、残り40日の自分に課せられた課題だと思っています。
 ご挨拶の機会をいただきまして、本当にありがとうございました。

2007年02月27日

新しい視点

 午前中、支援者の方からご紹介いただいた化学会社の社長さんを訪問しました。先々週からアプローチしていたのですが、お忙しいようでなかなか会えず、今日お電話したところ「今からだったらいいよ」とお許しをいただいて、行ってきました。
 初めに自分のことを少しお話させていただいて、社長さんからの質問にお答えする形でお話させていただきました。「拉致問題はどう思う?」「和歌山の活性化ってよく言うけど、そもそも『活性化』って何?」などのご質問に対して、自分なりにお答えさせていただきました。
 「今の市議会にはサイエンティフィックな考え方をする人がいないから、そういう考え方を持って欲しい」とか「首から上だけで考えるんじゃなくて、心とか腹とかで考えて仕事して欲しい」という激励もいただきました。
 されてるお仕事が違うと、ものの見方が全く違います。たくさんの方のお話を伺って、自分がすでに持っているものとは違う別の視点も取り入れて行きたいと思います。

 昨夜の連合和歌山地協でのご挨拶の中で使った「背は低くとも志は高く、身体は小さくとも夢は大きく」というフレーズがかなり好評だったそうです。ありがとうございます。

2007年03月01日

残り45日

 今日から3月です。早いもので、告示まで残り45日となりました。
 これまでご尽力下さいました支援者・関係者の皆様にまずもってお礼申し上げます。そして4月22日まで、どうぞよろしくお願いいたします。
 なかなか思うように動けてなくて、皆様には「不甲斐ないなぁ」と思わせてるかも知れませんが、本人も一生懸命やっておりますので、どうか温かい目で見守ってやって下さい。

2007年03月02日

市議会を傍聴しました

 和歌山市議会が2月23日から26日間の日程で開かれています。今日は議会内の各会派による代表質問が行われました。代表質問はそれぞれが一番聞きたいことを市長始め市の幹部に聞く機会です。ですので、市長が行った施政方針演説に対する質疑が多くなります。
 午前3人、午後は休憩を挟んで4人の議員が質疑を行いました。市長の施政方針演説を踏まえ、教育問題や市当局の事務遂行について、企業誘致など多岐にわたる課題について議論されました。
 残念なことに、午前は自分を含めて3人、午後は少し増えてのべ15人ぐらいの方が傍聴にいらしてました。市民の関心は低いようです。もっといらっしゃるかと思ったのですが、ギリギリに着いた私が一番乗りでした。
 生活に直結する議会ですから、もっと関心を持ってもらえるように何か策を考えなくてはならないなぁと感じました。

2007年03月09日

二人の小さな追っかけ

 今日は市内で政策ビラをまいてもらいながら、マイクで街頭演説をしました。5分程度の演説を場所を変えて行いました。
 途中、小学3年の女の子二人がずっと付いて回ってくれました。トラメガ持って演説するのが珍しかったのでしょう。場所を変えても私がお話することは同じなので、彼女たちもフレーズを覚えて私が話す後を真似して言います。きっと話の中身は分からなくても、これが私の仕事だということは理解してくれたと思います。
 誰もいないところで話すよりは、聞いてくれる人がいる方がうれしいですし、話し甲斐もあります。名刺をあげると、彼女たちが大事にしている、キャラクターの着せ替えをして遊ぶカードの中にまぜてくれました。名刺の「28才」と書いてあるのを見て、「お兄ちゃん」と言ってもらえたのもうれしかったところ。
 周辺を演説し終えて帰る時、見送りまでしてくれました。そして「今度いつ来るん?」とまで聞いてくれます。まだ9才で投票まで11年ありますが、その興味をあと11年持ち続けて欲しいと願います。大人から人気があるのはもちろんのこと、子どもから人気があるのもいいなぁと思った街頭演説でした。

2007年03月11日

事務所開きのお知らせ

 ご支援いただいている皆様には大変お待たせいたしました。これからの戦いの本陣となる事務所を開設いたします。紆余曲折あり、たくさんの皆様にお助けいただきながら、ようやくここまでこぎつけました。ご協力いただいた皆様にはまずもってお礼申し上げます。
 何かとご多用の折とは存じますが、下記の通り事務所開きを行いますので、お集まり下さいますようお願い申し上げます。

日時 2007年3月17日(土) 15時00分から
場所 山本ただすけ新事務所
     和歌山市堀止西1-1-16(和歌山バス堀止バス停前)
     電話:073-424-6614
※近隣には駐車場があまりございません。なるべく公共交通機関等をご利用下さい。ご協力をお願いいたします。

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2007年03月18日

事務所開き

 昨日、事務所開きをさせていただきました。「新人なのに遅い」とお叱りを受けながらも、ようやく本陣を置かせていただきました。
 事務所開きには50人余りの皆さんにお集まりいただきました。また岸本周平和歌山1区総支部長、連合和歌山村上正次会長、藤本眞利子県会議員から応援のご挨拶をいただきました。すごく風がきつく、寒い中おいで下さいまして、本当にありがとうございました。
 そして今日は、附中の同級生が大活躍してくれました。受付も、司会進行も、がんばろう三唱も、写真撮影も同級生がしてくれました。もう言葉にしようのないぐらい感謝感謝です。

 事務所開きが終わってから、周平さんとパームシティー前で街頭演説を1時間半。やっぱり風がきつく寒かったのですが、本当にびっくりするほどの声援や反応の多さ。少しずつ和歌山も変わりつつあるのかなぁと思いました。
 その道すがら、周平さんから「あのがんばろうをやった子はいい感じやったねぇ」と言っていただきました。自分のことを褒められたわけではないのですが、自分のことのようにうれしいかったです。
 その後事務所に戻り、同級生と今後の活動について話し合いました。

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2007年03月19日

感謝の気持ち

 事務所開きの後、「がんばろう三唱」をしてくれた同級生がやっている焼き鳥屋へお礼を言うために伺いました。
 彼は高校卒業後、焼き鳥の修行に入り、21才で自分の店を構えた一国一城の主です。私は彼を目標の一つにしていましたので、今まで彼の背中を見て、たとえ道は違えども追いかけるように私も走ってきました。
 彼や従業員の子と和歌山市のことについてかなり話しました。同級生からは和歌山に住む生活者の一人として普段の生活から思うところを、従業員の子は大学で専攻している経済学から見た和歌山はこうすべきだという考えを聞かせてもらいました。話し終わる頃には、もう時計は夜中の2時半を指していました。
 片づけが終わって帰るとき、二人は入り口で並び店内に向かってこう言いました。「今日も一日ありがとうございました、明日もよろしくお願いします」と。同級生に真意を聞いたところ、やっぱりこのお店があって生活できてるのだから、お店にも感謝すべきだ、と。言われてみれば確かに。
 「自分もやった方がええで」との助言を受け、早速私もやり始めました。やってみれば何となくすがすがしい気持ちになります。ちょっとしたことで心の持ち様も変わってきます。いいことを教えてもらいました。こういうことを今後も生かして行きたいと思います。

2007年03月28日

参議院公認候補決定!

 午前中はいつものように挨拶回り。14時過ぎからは、今夏の参議院選挙で和歌山県選挙区から立候補の決意をされた「阪口直人」さんの記者会見が行われ、小沢代表も来和されました。
 記者会見の後、小沢代表とツーショット写真を撮る予定でしたが、小沢代表が風邪引きのためキャンセルに…。残念です。
 阪口さんとは旧知の仲で、お互いが議員秘書時代からのお付き合いです。私が岩國事務所勤務時代、阪口さんは岩國代議士と同じ神奈川県選出の代議士秘書をされていて、何かと行き来がありました。また、私がアフガニスタンへ単身乗り込んだ時も、国連の選挙監視団として渡航された経験からアドバイスや情報を下さったのが阪口さんでした。
 また一緒にお仕事できるのがうれしく、また和歌山にご縁のある方だと知り、驚きました。今年の夏は熱い夏になりそうです。

2007年03月30日

県議会議員選挙始まる

 いよいよ今日から県議会議員選挙が始まりました。和歌山市選挙区では16議席に対して19人が立候補しました。
 今朝、民主党公認の藤本眞利子候補の出陣式に行ってきました。いつもながらたくさんの支援者の方が集まってらっしゃいました。和歌山市選挙区では数少ない女性候補で、唯一の民主党公認候補です。
 なんとしても当選していただくよう、お手伝いしてまいりたいと思います。

2007年03月31日

命を守る第1バトン走者

 私が「応急手当普及員」の資格を持っていて、以前の活動報告には資格を取ったときのお話も書かせていただきました。
 ある福祉事業の会社から依頼を受けて、応急手当の講習会を開かせていただきました。今回初めて自分だけで講習をしようと試みたのですが、これがなかなか難しく、消防署の職員さんに来ていただいて、お手伝い(実際はかなりの部分助けて)いただきました。
 なぜ応急手当が必要なのかの座学、人工呼吸法と心肺蘇生術の習得、AEDの使い方を習っていただきました。
 使わないに越したことはないのですが、いざという時、知っているのと知らないのでは大きな差があります。無駄に命をなくさないためにも、これからも広めて行きたいと思います。

2007年04月04日

ひどい渋滞

 今日もあちこち歩き回っています。
 最近近所で特に目に付くものがあります。それは「渋滞」です。何が原因かというと、日赤医療センターへいらした患者さんなどの車の渋滞です。
 和歌山の医療の中核となる機関のひとつですから仕方がないのでしょうが、しかし患者さんにしてみれば治療してもらう前から一苦労で、大変でしょう。
 また駐車場から連なる車の列で、他の車、特に救急車の通行の妨げにならないかと心配します。目の前には保育所もあり、歩行者の方には危険があるのではないでしょうか。
 少しでも参考になればと思い言わせていただくと、パーク・アンド・ライド方式というのがあります。これは例えば、日赤医療センターの駐車場が足りなくて渋滞になるのであれば、市役所横の市営中央駐車場に車を止め、専用のバスで病院へピストン輸送します。
 それだけで待ち時間の解消など、来院される方の負担を減らすことができます。うまく融通すれば、並ぶ必要もなくなります。
 こういうやり方も参考までに考えてみてはどうかと思います。

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2007年04月14日

戦いを前にして

 いよいよ明日から本戦が始まります。
 今、頭の中をこの数ヶ月のことが想い巡っています。

 自分に足りないものがこれでもかと言う位にあります。
 思うように行かないことや、思ってもない方向に進むこともありました。
 予想もしていないところで躓くこともありました。
 自分で抱えすぎて、持ちきれなくなってもいました。
 弱いところを追求され、泣いたこともありました。
 悲しすぎる現実を見せられ、泣いたこともありました。
 思わぬ出会いや、新たな人とのつながりも生まれました。

 そして、明日という日がやってきます。
 山本忠相が地に足をつけて立たせていただいてることに感謝します。
 これはすべて、私の回りにいる皆さんのおかげです。
 本当にありがとうございます。そして、最後までよろしくお願いいたします。


 公職選挙法の規定により、選挙期間中の更新が認められていません。
 しばらくのお休みをいただきますが、それでも「山本ただすけ」は戦っています。
 市内でぜひお会いしたいと思います。

2007年04月23日

スタートライン

 4月22日投開票が行われた統一地方選挙後半戦・和歌山市議会議員選挙で2660票のご支持をいただいて、当選させていただきました。
 市民の皆様から「山本忠相、スタートラインに着いて良し」とお許しをいただきました。すべてはここから始まります。選挙期間中に訴えさせていただいた通り、私は常に市民である皆さんおひとりお一人の方を向き続ける、このことを忘れず議員活動をしてまいります。
 議会の中では唯一の20代で最年少です。まだまだ頼りないかも知れません。知識不足、経験不足で、皆様に教えていただくことがたくさんあります。しかし、あきらめることなく、お付き合い下さい。「一人ぐらいまともなんがおったな」と言われるように仕事をしていきたいと思います。

 なお、公職選挙法の決まりで、当選のお礼をウェブ上で申し上げることができません。ご容赦下さい。

一夜明けて

 事務所を片付けて、家に帰り、前のブログを書いて2時間寝ました。
 起きて最初の活動は、月曜日恒例の朝の駅頭街宣です。岸本周平総支部長、そして同級生2人が手伝ってくれました。遅くまで事務所に詰めてくれて、寝不足の状態でしたが来てくれました。そこはやはり同級生、無茶な無理はダメですが、少々の無理は聞いてくれます。
 市駅と和歌山駅での駅頭が終わった後、連合はじめご支援下さった関係団体へ、当選のご報告に伺いました。午後からはご支援下さった方のお宅へご挨拶回り。睡眠不足で何となく眠たいけれど、眠たくない、なんか変な感じが続いていました。
 途中、市役所に寄って当選証書をいただきました。これで「間違いないんだなぁ」と実感しました。ご報告のご挨拶がすぐにできませんが、必ずお伺いしますので、猶予をお与え下さい。よろしくお願いします。

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2007年04月25日

復活!

 選挙が行われるにあたり、3月末まで粘って紀州よさこい祭りの実行委員会に出ていましたが、さすがに4月に入り、身体のやりくりが難しくなって、4月はお休みしていました。
 しかし、選挙も終わりましたので、昨日のスタッフ募集部会、今日の実行委員会に復活です。実質1ヶ月空いたことになるのですが、かなり久しぶりのような気がします。
 昨日のスタッフ募集部会では桜餅でお祝いしてくれました。今日の実行委員会ではご挨拶の機会をいただきました。
 海祭りまで残り2ヵ月半、しっかり準備して、楽しいお祭りになるようがんばります。

2007年05月02日

初登庁

 今朝、今回の選挙で当選した議員全員が集まる議員懇談会が行われました。それに先んじて、必要書類を提出し、議員バッジをいただきました。小さいながらも、色んな意味で重みのあるバッジです。事務局の方がスーツの襟につけて下さいました。
 次に議員のその日の出席簿である登庁表示板の自分の名前のボタンを押して灯りをつけます。一番最後にあり、分かりやすく間違いにくい場所にあって助かります。市役所本館1階の総合案内所横にあります。市役所へお出での際はぜひご覧になって下さい。
 その後、全議員が一つの部屋に集まって自己紹介をし、大橋市長からのご挨拶、市幹部の皆さんの自己紹介があり、30分ほどで終わりました。
 事務局から市の予算やこれまでの施策に関する資料をどっさりいただきました。まずはこれらの書類にしっかり目を通して、市の基礎的な情報は頭に叩き込みたいと思います。

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2007年05月12日

敬老会とテント張り

 選挙前にご支援のお願いに伺った敬老会の月例会があり、当選のご報告をさせていただきました。いつもお会いさせていただいている方達ばかりですが、改めてのご報告です。本当に皆さん喜んで下さいました。私の挨拶の後、皆さんはカラオケを歌われます。本当に元気な方ばかりです。

 敬老会の会場を出て、車を走らせます。今度は旧桃山町へ。
 紀ノ川の打田との境の桃山側に町民グランドがあります。そこで明日、第7回全国障害者スポーツ大会グランドソフトボール近畿地区予選会が行われるのですが、その会場設営をお手伝いしました。
 テントを立てて足に重りをつけ、飛ばされないようにします。人数が多いとあっという間に終わります。
 当初は市内でと考えられていたそうですが、予定していた某企業のグラウンドが使えず、桃山に落ち着いたのだとか。場所を決めるに当たり、最も重要なことがあるそうです。それは「回りが静か」なこと。市内にもいくつかグラウンドはありますが、横を車が頻繁に通ったりしてかなりの音がするそうです。視覚障害の方にとっては指示を出す声が全て。騒音で声がかき消されると試合になりません。
 テントを立て終わって一段落したときに気付いたのですが、鳥のさえずりが聞こえるような場所でした。その後「音の話」を伺ったのですが、なるほどと思いました。普段では見過ごす(聞き過ごす)ようなことに気付かせてもらったお手伝いでした。

2007年05月13日

和歌祭

 今日は和歌祭の日でした。今年から前夜祭が行われるようになったようですが、都合で行けませんでした。
 残念ながら選挙が終わって期間が短かったために、今年も観客止まりです。来年は何かに参加させていただけたらと思います。
 人が集まるところに行くと必ずと言っていいほどご支援いただいた方にお会いします。今日も祭りの会場で4人の方にお会いしました。

 和歌祭へ行く前に、月に1回お母さん達が集まってお昼を食べ、カラオケを歌う「仲良し会」に行ってきました。この会のメンバーのほとんどが、私を応援して下さった方々です。これからも毎月来ても良いとお許しをいただきました。ありがとうございます。

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2007年05月20日

初戦突破!

 今日は私もサポーターの一員である市民サッカーチーム「アルテリーヴォ和歌山」の応援に行ってきました。今回は全国社会人サッカー選手権大会和歌山県予選の1回戦で、アルテリーヴォの公式戦最初の試合と言うこともあり、サポーターが200人ほど応援に来ていました。
 アルテリーヴォは特定の企業チームから派生したチームではなく、サガン鳥栖のような市民が手作りするサッカーチームです。一から立ち上げてこられた方には大変なご苦労があったと思います。中で活動されている方々の中に、高校時代の恩師や、普段お世話になっている方までいらっしゃいます。
 スポーツといっても、中高とバドミントンをやっていただけで、サッカーは授業でしたぐらいの私ですが、一人でも多くの方にチームの存在を知っていただいて、ファンが増えていけばうれしいし、そのお役に立てればと思っています。
 途中、「おっと!」と思わせるプレーや、みんなで思わず「きれいやなぁ」と言ってしまうようなループシュートなど、魅せてくれるワクワクさせられた試合でした。ちなみに結果は9-0でアルテリーヴォの勝利。次の試合は5月27日(日)橋本市の南馬場グラウンドにて、10時キックオフです。
 次の試合もがんばれ!アルテリーヴォ!

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2007年05月21日

まもなく臨時議会

 あさって23日から、和歌山市議会でも臨時議会が開かれます。主な議題は正副議長や常任委員長の選任です。それ以外にも、2月の定例議会から選挙を挟んだこの議会までの間に、市当局が議会に承認を得なければならない議案が上がってきます。写真のような議案書が渡されました。議会毎にこのような議案書が渡されるようです。
 今日は所属会派である「民主クラブ」の総会があり、臨時議会での対応を話し合いました。と言っても、色々と教えていただくことばかりですが。
 その後、議員が使う図書室へ、どんな本が置かれているのか見てきました。事務局の方から、調べ物の仕方などを教えていただきました。
 23日の議会は10時開会の予定です。氏名や住所などを申込書に記入するだけで誰でも議会を傍聴できます。ぜひお出で下さい。

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2007年05月23日

臨時議会開会

 今日から28日までの日程で臨時議会が開かれています。選挙が終わっての議会ですので、まず最初の仕事は正副議長を決めることから始まります。
 私の席は一番前の中央「7番」、新人1年生は基本的に前の方に座ります。後ろに行くほどベテラン議員さんが座ります。これは国会でも同じです。
 臨時議長は議会の最年長者である、同じ会派の山田先生が行われました。正副議長は選挙で選ばれます。議場の出入り口が閉鎖され、投票用紙が配られます。投票用紙は市議会議員の選挙のような投票箱の中で勝手に開く合成紙ではなく、普通の紙でした。点呼があり、名前が呼ばれると投票用紙を持って一番前の演題へ行き、そこにある投票箱に入れます。これで投票は終了。事務局の方が開票して結果が発表されます。
 次の本会議は28日月曜日です。議会で分野別に審議する常任委員会の所属や委員長などを決めます。

2007年05月28日

臨時議会閉会

 選挙後の臨時議会が閉会しました。
 市議会には総務・厚生・経済文教・建設企業と4つの常任委員会があります。私は建設企業委員会に所属することとなりました。また同時に副委員長の重責を担わせていただくことになりました。
 本格的には6月の定例議会からとなります。まだ委員会の担当する仕事がどんなものか良く分かっていません。毎日何かと勉強です。

2007年06月08日

岩國代議士とのツーショット

 久しぶりに東京に来ています。明日、こちらで在京和歌山県人会の総会があり、それに出席するためです。
 その前に今日東京入りして、国会の議員会館のうち、民主党の先生方のお部屋に当選のご報告をするため、訪問させていただきました。
 選挙前、お願いに上がっていましたので、お礼とご報告を兼ねての訪問です。秘書時代に可愛がって下さった先輩秘書や同僚秘書の皆さんも喜んで下さいました。
 中でも一番喜んでくれているのはやはり、師である岩國哲人代議士です。今までで初めて代議士とツーショット写真を撮らせていただきました。改まって写真を撮って見ると、恥ずかしいような気がしなくもありません。
 皆様もご存知の通り、選挙戦2日目に和歌山へお出でいただき、個人演説会でお話いただきました。また秋口にでもお出でいただいて、講演会を開きたいとお話しました。日程が決まりましたら、お知らせします。

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2007年06月09日

在京和歌山県人会総会

 今日は在京和歌山県人会の総会に出席しました。
 東京へ出てきて、回りに和歌山県人がいなかったとき、同郷の方と時間を共にしたいと思い、参加させていただきました。入会に際し、同じ民主党の平野博文代議士に紹介人になっていただきました。平野先生はかつらぎ町のご出身です。
 今年は総会に先立ち、海南ご出身である小野田寛郎さんのご講演が予定されていました。しかし残念ながら、前日に風邪をお召しになり、小野田さんがお書きになったメッセージを奥様が代読され、引き続きご講演されました。
 その後の総会も滞りなく終わり、懇親会となりました。県選出の国会議員の皆さんもいらっしゃり、仁坂知事は最後まで参加されていました。また知事はご挨拶の中で、「昨年までは東京にいたのに、参加していなかった。今年からは毎年参加します!」と宣言されました。
 愛称「ぼうず」こと田中太山さんの書のパフォーマンスも見せていただきました。同じテーブルの方を含め、たくさんの方とお話をして、3時間あっという間に過ぎました。
 県の東京学生寮に入っている方を除けば、会員の中ではかなり若い方で、参加者の中では一番若かったと思います。
 例年と同じく、梅干や梅関連製品、県出身の企業さんのご協力を得て、たくさんのお土産をいただきました。ありがとうございました。

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2007年06月13日

グリーンピア南紀の視察

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 今、年金の納付記録が社会保険庁によって迷子にされ、連日マスコミ等で「消えた年金」問題と報じられていることはご存知のことと思います。しかし、実は和歌山にはもう一つ第2の「消えた年金」問題があります。それは、グリーンピア南紀の払い下げと賃貸借の問題です。今日、東京から超党派の国会議員がグリーンピア南紀の視察にいらっしゃるということで、民主党和歌山県連を代表して、阪口直人さんと一緒に参加してきました。
 年金福祉事業団の合理化政策によって、全国13ヶ所の大規模年金保養基地(グリーンピア)が自治体などに安価で払い下げられました。年金の122億円をかけて建設されたグリーンピア南紀は那智勝浦町と太地町に2億7千万円で売られた(押し付けられた)のです。
 そしてその施設を中国系の会社が運営したいと言い出しました。ここまでは良かったのですが、問題は①運営会社がホテルにはしないと言っていたのに、5つ星のホテルにしようとしている。②大幅な計画変更や進捗の遅れが生じている。③那智勝浦町の持分だけ借りて、山を切り崩して開発しようとしている、などなど。
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 そして、1番の問題は、10年間借りた後、運営会社が譲り受けたいと言えば、それまでの10年で支払った賃料1億6千万円を譲渡のための金額とみなして、それ以上払わなくても良いという点です。どうしてそんな契約なのか、なんでそんな契約を結んでしまったのか、最大の疑問です。それも町が買った値段よりも9千万円も安い。まさに???です。
 そもそも、建設費用の122億円は国民から国が預かった「年金」です。その施設を売るのであれば、同じ値段か、限りなくそれに近い値段でなければ使った年金を回復できません。使った年金を回復させる義務があると思います。バブルや減価償却で目減りするのは仕方ありません。しかし2桁も変わってしまうんでしょうか?建物も老朽化し始めているとはいえ、手を入れれば十分使えます。それは今日見てきたからはっきり言えます。
 勝浦町議会の寺本議長さんが教えて下さったのですが、役場近くのホテルも廃業したものの、3億円ほどかけて改修したら、今はわんさかお客さんが入っていると。なんか素直にうなづけないことが行われています。こうやって年金が「消えて」しまうんやなぁと思ってしまいました。
 私が直接どうこうできないのが残念なのですが、良識ある議会や役場の皆さんにがんばっていただいて、正していただきたいと思います
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2007年06月14日

6月議会21日開会

 今日、議会の日程や運営について決める「議会運営委員会」が開かれ、6月の定例議会は21日から7月11日までの21日間と決まりました。
 今回の議会では議員が市執行部に対し施策について聞くことができる一般質問をさせていただくことになりました。所属会派の民主クラブはベテランの先輩議員さんばかりで、私に質疑の機会を与えて下さいました。目下質問の中身を思案しているところです。今回は福祉行政、財政問題、行政改革の中からある程度しぼって質疑したいと思っています。
 また今日は14時から財政制度、特に今国会に提出され審議中の新しい地方財政再生制度についての説明会が行われました。今後、これまで一般会計しか見てこなかった制度から、特別会計や公営企業・行政法人の会計も市財政の健全度合いを測るための指標に含まれることになります。そもそもそれが当たり前で、そうでなかったことがおかしいのです。また、表に出にくい赤字が隠れ借金と言われて、ある日突然破綻するということが起こりえたのです。
 今の和歌山市は下水道事業、土地造成事業、国民健康保険で大きな赤字を抱えています。その総額ざっくりと言って165億円余り。正直、こればっかりは起死回生の一手などありません。
 市当局は財政危機を発令しましたが、これからどうするのか、具体的なことは言っていません。精神論だけで危機を乗り越えることはできません。拙いながらも、私も何かお役に立てたらと思っています。それが私の役目です。

2007年06月15日

水泳インターハイ県予選

 夏が間近となって来ました。この時期は色々なスポーツの大会で熱い時期でもあります。
 今日は支援者のお嬢さんが出場する水泳インターハイ県予選へ応援に出掛けました。
 大会が行われたのは、秋葉山の水泳場。実は生まれて初めて秋葉山の水泳場へ行きました。夏休みになると開放されているのですが、今までなぜか近いのに行くことがありませんでした。
 競技は今日明日の2日間行われます。そのお嬢さんが出場されるのは100m背泳ぎとメドレーリレーの背泳ぎ。彼女は水泳の選手だと知っていましたが、泳ぎを見るのは初めて。なんかすごく緊張しました。
 合図と共に勢いよくスタートし潜行、浮上して腕で水をかきます。順調よく進み、ターンして2位との差をどんどん引き離し、そのままトップでゴール!松岡修造ばりに大声で応援したかったのですが、回りが意外とおとなしく、一人だけヒートアップするのもどうかと思ったので、心の中で腕をブンブン振り回して、大声あげて応援しました。やっぱり応援してる子が勝つとめっちゃうれしいですね。私を応援して下さった皆さんもこんな心境だったのではないかと思いました。
 試合の合間に支援者の方とお話をしました。実は和歌山には「長水」と呼ばれる片道100mのプールがないそうです。確かに秋葉山も片道50m。実際全国大会が行われる会場は全て片道100mだそうです。和歌山の選手は50mに慣れてると100mを泳いだときに感覚が狂うのだとか。秋葉山は屋外で屋根がないので空を見て泳ぐとまっすぐ泳ぎにくいそうです。ターンがある分、ロスタイムもある。だから和歌山の水泳はなかなか伸びないのだと。
 布団の上で泳ぐ練習してもうまくはなりません。ジャマイカのボブスレーのようなことはまれなことです。ビック愛が建設されるときに100mプール建設の話もあったそうなのですが、水泳連盟公認の施設を整えるには予算が足りなくて流れてしまったそうです。ここにも予算の壁が…と思ってしまいました。
 たとえ壁は厚くとも、何かいい方法があるように思うのだけどなぁと考える今日この頃です。

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2007年06月17日

阪口直人 事務所開き

 今日は阪口直人さんの事務所開きが行われました。本当にたくさんの方々にお出でをいただきました。ありがとうございました。雨を心配しましたが、梅雨の始め休みでホッとしました。
 党本部を代表して平野博文代議士、連合和歌山の村上会長、部落解放同盟の中澤委員長にご挨拶いただきました。
 阪口さんから決意表明をさせていただいた後、みんなでガンバロウを三唱し事務所開きは終わりました。
 阪口さんはその後、隊員6人を引き連れて県下縦断自転車キャラバンに出掛けました。今日は田辺まで行く予定で、少しきつい雨に打たれながらも無事田辺に着いたと夕刻に報告を受けました。明日は勝浦まで行く予定です。見かけられましたら、ぜひご声援をお願いいたします。

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2007年06月22日

6月定例議会開会

 今日から(厳密に言えば、日付が変わってしまったので、昨日から)6月定例議会が始まりました。前にも書きましたが、会期は今日から7月11日までの21日間です。
 この議会から頂いた議会内での役は、「建設企業委員会副委員長」、「環境保全特別委員会委員」、「市議会だより編集委員」です。
 来週25日(月)13時から(予定ですが)一般質問に立ちます。打順は3番目です。今日、ようやく原稿が出来上がりました。下手に読まないよう、練習します。中身は財政問題と福祉行政について。詳しくは25日に質問が終わってから、原稿を載せたいと思います。
 お昼過ぎ、原稿を書いていると、小学校時代の恩師が会派控室に訪ねて来て下さいました。学校の先生ですから、市役所の中でも学校教育の部署にいらっしゃるそうです。その先生は生徒会の顧問で、私は生徒会の役員をしていたので、お世話になりました。久しぶりにお会いできてうれしかったです。

 今は夜中の2時半。ついさっき帰ってきました。なぜそんなに遅いのか?それは、実行委員をやっている「紀州よさこい祭り」の準備をしていたからです。去年は単なるボランティアスタッフの一人でしたが、今年は2段階昇格して実行委員をさせていただいています。で、祭り当日のボランティアスタッフに沿道整理などをお願いするグループのチーフです。去年の不備や反省点を踏まえて、観客の方にも、ボランティアの方にも、踊り子さんにも楽しい時間をすごしていただくよう、しっかりがんばりたいと思います。
 ちなみに今年の祭りは、8月18・19日にけやき大通りで、海祭りは7月16日に片男波で行われます。ぜひお出で下さい。

2007年06月24日

マレーシアってどんな国?

 今日は朝から阪口事務所におりました。少数精鋭でやっているので、事務局次長の出番はうんとあります。
 お昼過ぎから、県国際交流センターで行われた「ちょこっとコンサート」に参加しました。今回はマレーシアについて知る回でした。和大のシステム工学部で勉強されているムンアティさんとファイザーさんがナビゲーターをして下さいました。
 初めは映像を使ってマレーシアについて、クイズ形式で教えてもらいます。マレーシアは文化や食事など、色々な面でマレー系と中国系、インド系が共存していることを知りました。また、たくさんの観光地があることも知りました。

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 次に、ナビゲーターのお二人がマレーダンスを披露して下さいました。手の細かい動き、全身を使っての表現など、非常にきれいでした。私を含めた10人ほどが、前に出て代表でお二人からダンスを習い、一緒に踊りました。
 そして、マレーシアのじゃんけんを習い、みんなでじゃんけん大会です。日本との違いは、チョキが鳥になっていることで、勝ち負けは変わりません。小学6年ぐらいの女の子と二人残ってしまい、勝負して彼女が勝ちました。もし勝ってしまったら大人気なくてカッコ悪いなぁと思っていたので、ホッとしました。彼女は賞品でマレーシアの絵葉書セットをもらっていました。
 最後にお菓子のつかみ取りがあって、マレーのドリアンキャンディをもらいました。どんな味か楽しみです。次はどこの国なのでしょうか?次も参加したいと思います。
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2007年06月25日

一般質問やりました!

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 今週の議会は一般質問ウィークです。私も早速機会を頂いて、今日質問に立たせていただきました。昔なら私のような駆け出しの議員は質問なんかできず、先輩方の質疑を聞いて、2期目ぐらいから質疑に立つのが通例だったと聞きました。しかし時代は変わり、うちの会派の先輩方は、場数を踏んでなんぼやから、どんどん行け!と言って下さいます。
 一般質問1日目の3番バッターでした。写真は質問を始めてすぐのものです。頭から間違えてしまい、議場に笑いが漏れました。後ろの北野議長も笑顔です。
 では、今日の質疑の議事録を記します。なお、これは原稿ベースで、速報版です。実際の議事録は若干異なることをお含み置きください。正規は後に発行される議事録に拠ります。

《質問》
 市民の皆さん、先輩同僚議員の皆さん、市幹部の皆さん、こんにちは。民主クラブの山本忠相です。先の選挙におきまして、2,660票を頂いて当選をさせていただきました。実績のない若者に対する有権者の皆様のご期待のお心がこの結果であると深く心に刻んでおります。今回の議会では最年少、唯一の20代。しっかりと若者の声を聞き集め、活動につなげていきたいと考えております。どうぞよろしくお願いいたします。
 さて、議長のお許しをいただきましたので、財政問題と福祉行政の2つの分野について、質問をさせていただきます。

 まずは財政の問題についてです。去る6月15日、北海道夕張市の財政破たんなどを受け、財政悪化の早期是正策を盛り込んだいわゆる「地方公共団体財政健全化法」が参議院本会議において与野党の賛成多数で可決、成立しました。この法律は財政の健全度を測る基準としてこれまでの一般会計のみに基づく評価に変わって、国民健康保険事業、介護保険事業、下水道事業、土地造成事業などの特別会計や公営企業の会計をも含めた「連結実質赤字比率」という指標が新たな基準として導入されるものです。
 それに先立つ6月13日、市長は定例記者会見において、「法案が成立すれば、和歌山市が財政再生団体に転落する恐れがある。」と述べられ、また、下水道料金の値上げなどの措置にも触れられたと聞き及んでおります。
 2005(平成17)年度の決算では、下水道事業で約105億円、国民健康保険事業で73億円余り、土地造成事業で約56億円と多額の累積赤字を抱え、のっぴきならない状況となっています。
 「地方公共団体財政健全化法」の言う健全化団体と再生団体の基準となるべき数値は、後々総務省が決定し発表されることになりますが、イエローカードとレッドカードの差は歴然としています。また、その基準数値の発表を待たなくとも、本市の赤字解消は一筋縄ではいきません。市長は「全庁的な赤字削減の取り組みを進める」と述べておられますが、どのようにしてこの「地方公共団体財政健全化法」に対応し、財政危機に対処しようとされているのか、市長のお考えをお伺いします。

 また、財政問題に関連して、この台所事情が大変苦しいとき、気になるのが予算の使いきりの問題であります。私の母親も毎日、新聞に折り込まれるスーパーのチラシを見比べて、同じ卵でも少しでも安いところで買う、そうして予算を余らせて別の物を買う、または余りを積み重ねていざというときのために貯金したりと、相当の工夫をしております。市民の中には、「市は予算を使い切るのが美徳で、まじめな公務員さんはそれを忠実に実行している」と思っていらっしゃる方もおられます。家計を預かる方からすれば、予算の使い切りは理解されません。
 そこで、本市では未だに予算の使いきりが行われているのかどうか、また改善されているとすれば、どのように改善されているのかをお伺いします。
 次に、税を納めるということに対して、先日市民の方から、こんなお話を伺いました。県の自動車税と、市の軽自動車税の納付書がほぼ同時に届いたらしいのですが、県の納付書にはコンビニでも支払えるようにバーコードが付いていたけれど、市の納付書には付いていない、仕方がないから市の納付書に合わせて、銀行で支払った、ということです。確かに私の手元に届いた原付バイクの納付書にもバーコードはありませんでした。市民生活者のライフスタイルが多様化し、必ずしも銀行や郵便局の開いている時間に行きにくい方もいらっしゃると思います。また、IT技術の進歩により、インターネット上での決済も安全かつ確実に行えるようになっています。
 そこで、市民の利便性を図り、かつ税の収納率の向上を図るために、納税者に対して多くの選択肢を提供して、個々人に合ったものを選んでいただけるようにするのが、行政におけるサービス精神ではないかと考えますが、本市の現状と見解をお伺いします。

 次に、福祉行政についてです。本市では介護予防の拠点として市内8カ所に地域包括支援センターを設置し、保健師や介護支援専門員など従事者の皆さんで介護予防のケアプランの作成や虐待の相談業務などを実施されていると思いますが、一部の自治体では人員不足などでケアプランの作成に追われ、認知症患者をめぐる相談業務など、他の業務に支障を来たしているところもあると聞き及んでおります。
 高齢化が進む中で、特に保健・福祉等の関係部局や機関との連携強化を図るなど、介護に関する業務を円滑かつ適切に行っていただかなくてはなりません。
 介護予防は高齢者が介護を必要とせず、元気で生き生きとした生活が送れるようにするとともに、増加し続ける介護給付費を抑制するためにも重要な取り組みであります。そのためにはまず、利用者である高齢者の方々に介護予防の必要性を認識してもらうことが重要だと思います。介護予防事業の対象者として認定する特定高齢者は、65歳以上の高齢者の5%と国では想定しているようですが、本市ではどのくらいいらっしゃるのでしょうか、人数と割合をお示しください。また、今後増え続けるであろう高齢者に対する介護予防の重要性をいかに理解していただくか、そのための取り組みをさらに充実すべきだと考えますが、これに関する見解と具体的な施策があれば、お聞かせ下さい。
 以上、お伺いして、第1問とさせていただきます。 

《大橋市長 答弁》
 今国会で可決された「地方公共団体の財政の健全化に関する法律」に基づく、新たな地方財政再生制度が施行されるのに当たり、財政の健全化を判断する指標の1つとして地方
公共団体のすべての会計の実質収支に着目した「連結実質赤字比率」が導入されます。
特別会計で、多額の累積赤字を抱え、毎年赤字が増え続けている本市にとって、この「連
結実質赤字比率」は、平成17年度決算では、全国1844の市区町村でワースト11位と、大変厳しい状況にあります。
 現行の財政再建団体に相当する「財政再生団体」になれば、原則として市債の発行が制限され、道路整備や学校建設などの社会資本の整備に必要な事業が事実上できなくなりますし、更に、市民の皆様に対して重い負担増と著しいサービス低下が求められることとなりますので、何としても財政再生団体に陥ることだけは、避けなければなりません。
 この難局を乗り切るためには、まず何より、全職員で危機意識を共有し、一丸となって、財政健全化に取り組むことが必要であると考えています。まず、危機意識の共有については、私が各局と各局が抱える課題について話し合う「朝の会」において、新たな地方財政制度について説明を行うとともに、各職員に対しても和歌山市の財政状況を説明する通知を行いました。更に、財政健全化に向けた方策を取りまとめるため、去る5月14日に、関係各局に「地方財政再生担当」と「行財政改革推進担当」の発令をし、全庁的な検討体制を整え、現在、財政健全化策の検討に入っているところです。
 新たな危機的局面を迎えておりますが、必ず克服することができるという強い信念を持って、市民の皆様のご理解を得つつ、この夏までに、全会計で、累積赤字を減らしていく財政健全化策を取りまとめ、9月議会以降に諸議案を提案し、何としても赤字体質からの脱却と累積赤字の解消の目処がつくようにしたいと思っています。


《名越財政局長 答弁》
 翌年度の予算削減を恐れ、入札差金などで余った予算を無理に消化するいわゆる「使い切り予算」については、単年度予算主義が原因の1つとされています。
 本市では、「使い切り予算」の弊害を排除するため、平成17年度の予算編成方針において、予算執行段階で、事務事業の執行方法、基準などについて、創意工夫により節減された一般財源の2分の1以上を翌年度の予算に加算する「成果上乗せ方式」による予算制度を定め、平成18年度予算編成から本格的に導入しています。このことにより、節減された一般財源効果額を、平成18年度予算編成では、約1,500万円、平成19年度の予算編成では、約5,900万円を各部局の財源配分額にそれぞれ上乗せするなど、事務事業の効率化と2箇年に渡る予算編成の考え方に立ち、「使い切り予算」からの脱却に努めています。
 これまで本市におきましては、徴収対策や滞納整理など様々な強化策に取り組み、市税収納率の向上と収入確保に努めてまいりましたが、一方で議員ご指摘のように、納税者の立場にたった納税環境の整備など、納税における利便性向上のための取組みは、今後さらに推進すべき税務施策のひとつと考えてございます。
 現在、納税者を取り巻く社会的経済的変化に応じ、市税の納付手段と機会の拡大を図るため、ITの活用により地方税の申告、申請、納税等の手続きを可能にするシステムを構築すべく「地方税電子化協議会」が中心となって、自治体共通のシステム開発と運用が進められておりますが、本市もこれにオブザーバ会員として参加し、このシステム導入の方向性を検討しているところでございます。
 そのほかにも、本市では、納税窓口の庁外開設や開設時間の延長等、納税者が利用しやすい窓口の構築を進めてきたところです。「コンビニ納付」に代表される収納事務の民間委託につきましては、導入や運用に係る経費の問題、個人情報の保護対策等の課題が残されており、今後その費用対効果も含め研究してまいりたいと考えております。
 税源移譲が実現したことに伴い、今後納税者の市税に対する関心が増す中で、納税者の利便性を考慮した納税環境の整備に向け、さらに創意工夫を講じていきたいと考えております。

《有本健康福祉局長 答弁》
 本市の特定高齢者数は平成19年3月末現在、約270人で、65歳以上の高齢者数に対する割合は、0.31パーセントです。
 次に、高齢者に対する介護予防の必要性の周知は大変重要であり、「市報わかやま」や地域包括支援センターを通じて行っています。
 また、平成18年度の介護予防事業は、運動器機能向上事業だけでしたが、平成19年度からは、口腔機能向上事業と訪問型介護予防事業を追加しています。
 今後も、各種パンフレットの配布等を行いより一層周知を図りながら、運動器機能向上事業等の充実に努めて参ります。


《再質問》
 それぞれの質問にお答えいただきました。ありがとうございます。それでは、再質問をさせていただきます。
 「地方公共団体財政健全化法」への対応と、財政危機への対処については理解できました。しかし、今の和歌山市の財政状況、新法との兼ね合いなど、まだまだ市民の理解を得られるところまで行っていないように思います。我々議員のみならず、例えば、この問題についての市民向けの説明会を開くなど、市民ひとり一人の理解を得るための努力が必要なのではないでしょうか。市当局のお考えやご尽力いただいていることがもっと市民に伝わるよう広報活動などをしていただくよう、要望いたします。
 次に、「使いきり予算」についてです。2006(平成18)年度予算から、節約された分の半分を翌年度に上乗せするという制度を導入して、工夫をされているということは分かりました。しかし、この点もそういう工夫をされているということが、市民のもとにまで届いていないのではないでしょうか。市はせっかく努力しているのに、市民は知らない、これは大変もったいないことです。ですから、未だに年度末になると道路工事が多いのは、予算が余って消化しているのだと思っている市民が多いんです。良いことをしているのですから、もっとアピールしていただきたい。その点、より一層の努力をしていただきますよう、要望いたします。
 また、納税者の利便性の向上についてもお答えいただきました。納税者の納税機会を広げるために色々と研究していただいている点はよく分かりました。2003(平成15)年4月の地方自治法施行令の改正によって、各種税や使用料金がコンビニやネット上での電子決済ができるようになりました。政令指定都市では横浜市や川崎市、また本市と同じ中核市では相模原市が住民税や固定資産税、軽自動車税、国民健康保険税や水道料金を支払えるようになっています。本市でも水道料金が支払えるようになっていることは存じていますが、より一層納税者の利便性を向上できるよう、ご尽力をお願いいたします。

 次に、介護予防についてもお答えいただきました。65歳以上の高齢者人口が総人口に占める割合である高齢化率は本市の場合、本年3月末で22.7%となっています。先月、国立社会保障・人口問題研究所から発表された『日本の都道府県別将来推計人口』では、18年後の2025(平成37)年には和歌山県の高齢化率は35.4%になると推計されています。このような環境の中で、高齢者の方々が介護保険のお世話になることなく、元気で生き生きと生活していただけるような対策は大変重要です。 そこで、先ほどご答弁いただきました、今年度から始まった口腔機能向上事業と訪問型介護予防事業とは具体的にどのようなものかをお伺いして、再質問とさせていただきます。


《有本健康福祉局長 答弁》
 口腔機能向上事業の内容は、口腔機能の減退を早期に予防することで高齢期における食生活を中心とした生活の質の維持向上を目的として、特定高齢者に対して歯科検診を実施し口腔機能の状態の把握と評価を行い、それを基にデイサービスセンター等で、咀嚼トレーニング、ブラッシング指導等を実施します。
 次に、訪問型介護予防事業の内容は、閉じこもり、認知症、うつ等の予防・支援を目的として、これらの状態にある特定高齢者を対象に、保健師等が居宅を訪問して、生活機能に関する問題を総合的に把握・評価し、必要な相談・指導を実施します。
 以上いずれの事業も平成19年7月実施予定です。

《再々質問》
 口腔機能向上事業と訪問型介護予防事業についてご答弁いただきました。
 私は、これらの事業を積極的に展開していただきたいと思います。しかし、市が利用者に対して制度を使うよう押し付けることはできません。サービスを受ける側の高齢者が受けたいと言わなければ、せっかく作った制度も生きてきません。そのためにも制度の存在と仕組みがしっかりと理解していただけるような、効果的な広報活動をしていただけるよう切に要望して、私の質問を終わります。ご静聴ありがとうございました。

2007年06月29日

一般質問が終了しました

 今日の議会で一般質問が全て終了しました。来週からは、市当局から出された議案を、担当の委員会に振り分けて、審議が行われます。建設企業委員会は一番たくさんの議案を抱えています。
 今日の議会は、朝にある議員から緊急質問が出されたので、いつもと違うペースで進みました。緊急質問とは、市政の運営に与える影響が大きい重要な議題が持ち上がった時に、どう対処するのかを市当局に対して問い質すことのできる、他の質問より優先して行える質問のことです。今日の緊急質問では、去る22日に読売テレビのニューススクランブルで、旧丸正再開発への市の補助金について放送された中身に対して、市長が抗議をしたことについてと、昨日報道された教育長の辞任についての2点です。
 市長は読売テレビに対し、再三まちづくり補助金について説明したにもかかわらず、放送ではその部分を全て省き、あたかも市長が特定の企業に補助金という名目で公金を不正に支出しているかのごとく印象付ける編集を行い放送したとして、読売テレビに対して昨日付けで抗議文を送ったものです。
 これに対し、事実と違うからといって抗議文を出していたら、放送の度に毎度毎度抗議文を出すのか、要は見る側の問題であって、一々反応しなくてもよいという趣旨の質疑が行われました。
 また、教育長が7月末で辞任したい旨の辞表を提出したことに対して、前任の教育長も任期途中で辞め、立て続けの任期途中の辞任とはどうなっているのか、教育に政治が介入しているのではないかという趣旨の質疑が行われました。
 これにより、今日の一般質疑は午後から行われ、予定の一般質問は全て終了し、議案の委員会付託が行われました。
 国が3億、県が1億、市が2億、合計6億円の補助金。決して安くはないです。しかし、市もめちゃくちゃな財政難。一般企業のやることに、行政がそこまで首を突っ込むのもどうかという気もします。
 何より、今日で一般質問が終了。来週から委員会に舞台を移します。

2007年07月01日

サンデー行動

 今日は朝から橋本へ。阪口さんを支援する方が集まって、一斉ポスティング活動をしました。
 朝8時半、車にビラを積んで阪口事務所を出ます。10時に林間田園都市駅前集合で、着くと40人近くの方が来て下さっていました。たき洋一橋本市議会議員は、駅前で街宣活動も併せてしていました。
 皆さんに地図とビラを渡します。基本は2人1組ですが、私は手馴れていることと近場を割り当てていただいたので、一人で活動しました。
 160戸ぐらいのお宅に、およそ1時間で配布しました。他のベアーが全て帰ってこられたのを見て、和歌山に戻りました。
 13時過ぎに和歌山に着いて、それからは事務所で仕事です。
 明日もいつもと同じように、朝から市駅で街宣活動です。

2007年07月02日

「年金通帳」と委員会審議

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 今週もいつもと同じ、市駅前での朝の街頭演説からスタートしました。
 今朝は、岸本周平さんと二人、トラメガで話すことよりも、党の年金改革案の一つである「年金通帳」をイメージしたビラを配りました。
 「年金通帳」とは、今の年金手帳を一歩進ませて、通帳を見ればいつからいつまでどこでどういう種類の年金をどのぐらいの期間掛けていて、その掛け金の総額がいくらで、その結果もらえる年金がいくら、ということが一目で分かるようにしたものです。年金のことがその一冊で全て分かるので、安心できます。
 2時間弱で1000部以上配りました。それだけ年金に対する関心が高いことが伺えます。ただ、男女問わず、私と同じぐらいの若い世代の方の受け取りが少なかったことが心配です。これから自分たちが一番掛け金を多く支払っていかなくてはならないのに、その制度設計の参加しないのは、よくないことだと思います。
 「別に国のお世話にならなくても老後のお金ぐらい自分で手当てするから関係ない」という風に考えているのでしょうか?機会があれば、本音を聞いてみたいと思います。

 その後は市議会へ。今日からの議会は、委員会審議が中心です。建設企業委員会副委員長としての、本格的な仕事が始まりました。
 市役所がこの4月からの局制移行に伴って、所管部署が少し変わりました。今日は消防局と水道局、明日は建設局から出された議案について審議します。消防局からは消防団員さんなどの公務災害についての補償の変更についての議案、水道局からは職員待遇の変更についての議案が出され、それぞれ当局から説明を受け、各委員が当局に質問をし、回答を得ました。そういう形で、審議が行われます。
 今日は初めての副委員長の仕事で、事務局の方に教えていただきながら、こなしました。少しずつ慣れていきたいと思っています。

2007年07月11日

6月定例議会が終わりました

 6月定例議会が閉会しました。当選後初の本格的な議論を行った議会を無事終えることができました。ご支援下さいました皆様には心からお礼申し上げます。
 最終日の今日は本会議が開かれ、まず各委員会から審議内容についての報告がされ、採決されました。その後、「道路特定財源制度の堅持を求める意見書」、「大滝ダム建設に関する基本計画の変更に対する意見書」、「旅田卓宗議員の辞職を勧告する決議案」が審議されました。
 また空教育長が今月末辞職されることに伴い、新しい教育長の人事について市当局から提案がありました。新しい教育長は岩出在住で、元桐蔭高校の校長をされた方です。無記名投票の結果、有効投票38票中、賛成22票、反対15票、白票1票で人事案は承認されました。
 2人続いて教育長の任期途中での辞任、そして水道管理の責任者である公営企業管理者も同じく今日付けで辞任されました。人事ってこんなにも目まぐるしく変わるものなのかと思ってしまいました。

 私が所属する建設企業委員会は17日に閉会中審査を行います。通例は議会の会期中に審査を行うのですが、閉会中でも審議に値する重要な事柄が発生した場合、委員長の裁量で委員会を招集することができます。
 今回は、明日12日に市長が大滝ダム建設費の追加負担がないよう国土交通大臣に要望するため、その報告を委員会として受けて、引き続いて大滝ダムの現地視察に出掛けます。和歌山市の生活水を支える施設を見てきます。

2007年07月12日

参議院選挙始まる

 今日から、天下分け目の第21回参議院通常選挙が始まりました。民主党が政権交代に大手をかけるかどうかの大事な選挙です。この和歌山でも候補者を立てて戦っています。
 私も民主党候補者の選対事務局次長を仰せつかり、主に届出や法規などを担当しています。今日も8時半からの立候補届出に行ってきました。2回くじを引いて、届け出順が決まり、七つ道具やビラに貼る証紙をもらってきました。
 公営掲示板へ貼る候補者ポスターのオペレートもしました。しかし、和歌山市の割り振りは少しうまくいきませんでした。スタッフが少ないため、一人何役もしなくてはなりません。そして一人で進めなくてはなりません。そのため、落ちてしまうところもできてしまいました。一人でやるとチェック機能がないのと同じです。ご迷惑を掛けた皆さんにお詫びします。
 何はともあれ、今日から17日間の戦い。長丁場ですから、じっくりやって行きたいと思います

2007年07月15日

台風の裏側で

 台風4号が行き過ぎました。非常に強い勢力で、九州を中心に大きな被害をもたらしました。
 和歌山では、海南市の男性が屋根に上ろうとしてはしごから落ち、頭に大けがをされたこと以外にけがなどの報告はないようです。浸水や土砂災害、停電なども県内各地で発生しました。
 そんな荒れた天気の中でも、選挙活動は続けなければなりません。警報が出たときはストップしますが、そうでなければ続行します。
 昨日の夜、活動の途中で市の職員さんに会いました。お話ししてみると、警報が発令されたので、各部3名程度出勤して、万が一のときに備え待機されるのだそうです。
 今朝、警報が解除され、待機も解かれたので帰宅される、その職員さんに会いました。朝まで寝ずの番だったそうです。そうやって、危機管理の体制があり、いつ何時何かが起こっても、市民の安全のために市の職員さんが動いてくれる体制が整っている。本当にありがたく思います。
 待機された職員の皆さん、お疲れ様でした。ありがとうございました。

2007年07月16日

よさこいで夏始まる

 新潟中越沖地震で亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げますと共に、被災された皆様に心からお見舞い申し上げます。
 2004年10月の中越地震の際、小千谷市役所まで行き、救援活動をお手伝いさせていただきました。復興半ば、住民の皆さんのお心がようやく癒え始めたであろうこの時期に、追い討ちを掛けるような今回の地震。本当に心が痛みます。梅雨明けきらず、二次災害が起こらないことを祈るばかりです。


 夏の訪れを告げる「紀州よさこい祭り」プレイベントである「おどるんや海祭り」が、片男波海水浴場の特設ステージで行われました。海水浴のお客さんも混じっての総踊りで、すごく盛り上がりました。
 今日は給水の担当として、演舞が終わった踊り子さん達に水分補給をしていただくブースに入りました。海水浴をしながら、踊りを見ていただき、中には一緒に踊っていただいた方も。大成功に終わりました。
 お昼は片男波自治会の皆さんが運営されている海の家のカレーライスを頂きました。しかし、残念なことに名物の「玉爺の焼きそば」を口にすることができず!また行きたいですけど、行く余裕がないです。でもお盆までには食べに行きたい!強く強く思っています。

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2007年08月18日

よさこいの夏が開ける

 今年もよさこいの夏がやって来ました!今日と明日の2日間、和歌山全体がよさこいの熱を帯びます。
 今年は完全2日のプログラムが組まれています。1日目の今日は高松とぶらくり丁でよさこいの演舞が、和歌山城では初めての企画「城ロック」が行われました。「城ロック」には和歌山で活動されているバンドやダンスチームがその腕を披露されました。サマソニみたいな感じの音楽祭「紀州よさこい」版です。
 朝から猛烈に暑く、舞台に立たれた方もマイクで「ギターが熱くて触れない」とおっしゃっておられました。歌ったり、魅せる方も、またそれを観る方も大変だったと思います。中でも印象に残ったのが「coo」というデュオグループです。ヴォーカルの声は透明感があり、今日はもうこれで終わり?っていうぐらい最高潮の盛り上がりを見せていました。思わず携帯で写真を撮ってしまいました。

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 今日の私の仕事は、会場から出るゴミを持ち込む方に分別していただくエコブースにいました。燃えるゴミ・プラ・かん・びん・ペットボトル・割り箸を持ってこられた方に分けていただきます。案外皆さん、若い方も含めて、ちゃんと分けて下さいました。強制はしなかったのですが、お願いすればちゃんと分別して下さいましたし、ご自身でやってくださったのには、驚きました。そして去年よりマナーが良くなったような気がします。私の感覚では、去年かなり各地にゴミが散乱していて、撤収するときの掃除が大変だった気がしたのですが、今年はそんな光景をほとんど見かけませんでした。本当にうれしく思います。
 いよいよ明日が大本番!皆さんも来て下さいね!

2007年08月19日

寄っちゃった?よさこい祭り

 よさこい祭りに寄っちゃっていただけましたでしょうか?
 午前中はカンカン照りだったものの、午後から少し雲がかかって日差しが遮られるという、理想の天気になりました。スタート前からお客さんが沿道でお待ちになる状況。ものすごくうれしかったです。
 今日の私の仕事はけやき大通りパレード競演場の沿道整理をしていただくお祭りスタッフ(通称キラ☆ピシスタッフ)の統括責任者です。総勢150人弱の大所帯です。しかし、パレードは彼らがいないと成り立ちません。警察から沿道警備を何人置かないとけやき大通りの交通規制を許可できないと言われていますので、求められた人数を置かなくてはなりません。
 今年は立ち上がりが早く、またお手伝い下さる企業さんが何社もいらっしゃったので、早いうちにスタッフさんを確保できました。ありがとうございました。
 北側南側の沿道を東西にウロウロしながら、周囲の状況やスタッフさんの様子に目を遣ります。調子悪くないか、熱中症になっていないかを見ながら歩きます。
 夜には突然土砂降りの雷雨、スタッフは全員ビチャビチャになりました。少ないレインコートを女性から配るのに手分けして走り回りました。1回止んでも終了間際にまた降り出します。そんな悪条件の中でも皆さん一生懸命して下さって、笑顔で帰られました。不手際をその笑顔で助けられました。本当にありがとうございました。
 来年はいよいよ記念すべき5回目!どこのポジションにいるのか分かりませんが、きっとよさこい祭りの現場にいることでしょう。来年もよろしくお願いいたします。そして、ありがとうございました。

2007年08月20日

熱冷めて

 今朝は2週間ぶりの朝の市駅前街頭演説がありましたが、よさこい祭りの撤収と和歌山城の清掃があったので、そちらに行きました。
 前にも書きましたが、今年はゴミの散乱が余りなく、マナーが良くなったなぁと改めて思いました。市役所前はいつものように車が通り、昨夜の喧騒を感じさせるものはありませんでした。
 夕方には県連の幹事会に参加し、その後ぶらくり丁のよさこい事務所へ行って、片付けのお手伝いを少ししました。
 今日の新聞折込に市議会だよりが入っています。私が6月議会の一般質問で取り上げた介護予防について、簡単に書いています。また各委員会別の議員紹介も顔写真つきで載っていますので、ご覧になって下さい。
 明日は平常通り、和駅での朝の街頭演説から始めます。

2007年08月23日

初めての要望活動

 昨日今日の2日間、紀の川大堰の建設計画について要望活動をするため、国土交通省の近畿地方整備局と本省へ行ってきました。
 紀の川大堰は六十谷橋の西側に位置し、昭和62年から建設が開始されました。紀の川の洪水時と渇水時の流水量の差が大きく、平成に入ってからも2年・6年・7年と3度の渇水が発生し、6回の取水制限をしています。その度に紀の川下流の和歌山市では水の確保に苦慮してきました。そこで紀の川大堰を建設し、流れてくる水を堰き止め、計画的に下流へ流すことによって、安定した生活用水の確保が可能となります。
 平成21年度中には完成の予定でした。しかし、大阪府南部へ紀の川の水を分ける計画でしたが、大阪府から分水計画見直しの申し出があったため、昨年計画変更があり、工事費の不足などで、完成が遅れる見込みとなりました。
 そこで今回、市議会の中にある「紀の川大堰建設に関する議員連盟」の役員と議員有志で国交省に対し、当初計画の規模で、予定通りの平成21年度中完成を求めるため、要望活動に出かけた次第です。
 直川地区では水がつくこともありました。自然災害はいつやってくるか分かりませんので、1日も早く完成していただきたいと思っています。

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(附属の先輩である国土交通省谷口技監の部屋にて)

2007年08月30日

東京での地方議員研修会

 今日明日と2日間にわたって、東京で民主党地方自治体議員フォーラムが行われます。
 1日目の今日は全体講演が主で、まず法政大学法学部の廣瀬克哉教授から、地方議会改革の具体的な手法についての講演です。地方議会は本来どうあるべきか、どうすれば活発な議論がなされるのかなど、実際に各地の議会で行われている具体例を挙げてお話されました。
 お二人目はテレビでもおなじみ、経済アナリストの森永卓郎さんの講演です。森永さんは統計の数字などを使って、小泉政権以降格差が拡大していることを具体的にお話して下さいました。とても慣れていらっしゃって、笑いを取りつつも分かりやすくまじめに、格差の広がりが地方自治体に与える影響について教えて下さいました。
 3人目は、先日の地方統一選挙で衆議院議員から転身された達増拓也岩手県知事が、現在の岩手県を取り巻く現状などについてお話下さいました。

 講演の後は懇親会が行われました。秘書時代からの知り合いなど、たくさんの方々とお顔を合わせました。小沢代表の挨拶が始まると、舞台の前はカメラや携帯を持った人々で埋め尽くされていました。参議院選挙の小沢効果もあるのでしょう。
 その後は党青年局主催の青年議員交流会です。事前に選挙で使ったポスターを持ち寄って、広告の専門家による批評と、会場からの人気投票が行われました。トップは18票を獲得した吉羽美華寝屋川市議のポスター。お家がデザイン事務所をされているとかで、お父さんの仕事の集大成だとか。ちなみに私のには3票いただきました。ありがとうございました。
 各県毎に壇上に上がり、PRの時間をいただきました。アンダー45ギリギリのたき洋一橋本市議と共にお話させていただきました。ちなみに、なんで人差し指を出しているかというと、「和歌山市議会でトップ当選、下からトップ当選」と話しているからです。
 引き続き、明日もお勉強です。

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(秘書時代から友人の柳ケ瀬裕文大田区議撮影)

2007年08月31日

研修会2日目

 今日の研修は3つの分野に分かれました。農業政策、自治体の財政分析、教育問題の3分野です。私は自治体の財政分析についての分科会に参加しました。地方財政健全化法の施行を受けて、自治体が出来得る財政改善のための分析手法について、教えていただきました。しかし、正直ちょっと難しかったです。
 その後総会が行われ、地方議員から党に対する要望などが出されました。そして全日程が終了です。
 岩國事務所秘書時代の後輩である森愛大田区議と共に、岩國代議士の下を訪れる予定にしていましたが、代議士との日程が合わず、やむなく断念。次の上京の折に行こうという話になりました。

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(総会終了後の会場にて。藤本眞利子県議撮影)

2007年09月02日

日程掛け持ち

 今日は同じ時間に日程が重なってしました。実はこういうときが一番困ってしまいます。それぞれの日程に重い軽いがないので、どう調整するかが味噌です。

 まずは紀州よさこい祭りの沿道や各会場でお手伝い下さったお祭りスタッフ「キラ☆ピシスタッフ」の皆さんの労をねぎらう打ち上げです。実行委員とスタッフ合わせて50人余りの方が集まりました。
 片男波自治会の玉置会長が海の家3号店を開けて下さり、「特製玉爺の焼そば」を振舞って下さいました。
 その後は杉谷実行委員長恒例のビンゴゲームです。杉やんの「ビンゴシュート!」の掛け声を聞いていると、つい「実行委員やります」と言いたくなってしまいます。去年の自分がそうでした。スタッフの方々から、「来年もまたやりたいです」という感想を頂いて、うれしくなりました。
 ビンゴゲームの途中で失礼して、次の日程へ。

 支援者の方がバーベキューをやっているということで、呼んで下さいました。同じ趣味を持つ方々が年に何度か集まられるそうです。そこにお邪魔しました。
 初めての方々とご挨拶をしつつ、焼いて下さったお肉を頂きました。大学生ともお話ができ、また近いうちに彼らが今どんなことを考え、何に興味を持っているのか聞いてみたいと思います。
 100%完璧ではありませんでしたが、両方の日程に顔を出すことができました。

2007年09月03日

さぁ、議会だ!

 今朝はいつもと同じように、岸本周平さんと市駅での駅頭から始まりました。今日から新学期ということもあり、小学生から高校生までが増え、活気・パワーが感じられました。
 その後、議会で民主クラブの総会です。10日から議会が開かれますので、そのための打ち合わせを行いました。今回も一般質問に立たせていただきます。ネタは現在調査中です。質問の期日が決まりましたら、お知らせします。
 今回の議会では、市当局提出の下水道料金約4割もの値上げ、都市計画税の税率引き上げなど、市民負担について審議しなくてはなりません。確かに和歌山市は今、大赤字火の車ですが、しかし住民税や国民健康保険料の値上げなど、まさに「値上げラッシュ」で生活は圧迫されるばかり。バランスの問題もありますので、慎重な審議をしていきたいと思っています。

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 写真は今回の議会で使われる、市当局から提出された議案書です。これに沿って審議が行われます。

2007年09月06日

まっかっか

 「和歌山城のもみじのことかぁ」
 紅葉はそんなに早くありません。まっかっかなのは、和歌山市の財政のことです。

 今日、議員を対象に、先に成立した地方財政健全化法を見越した財政の見通しと再建策についての勉強会がありました。
 市当局からはあれこれと提案がありました。こうすればとりあえず赤字を減らすことができるという提案でしたが、しかしどうやってもゼロにはならないとのこと。
 現状のままでは、5年後の2012年には2006年度の約3.3倍に当たる578億円余りの累積赤字になってしまうとのこと。
 何とかして赤字を減らさなければならないのですが、今私の頭の中には効果的な具体策が浮かんできません。日産のゴーンさんのような方が和歌山市にもいてくれればいいのですが…。
 しかし、住みづらい街にだけはしたくない!その想いはあります。とにかく、がんばってみます。

2007年09月08日

本2冊と子ども祭り

 月曜日には一般質問の要旨を提出しなくてはなりません。2つの分野で質問を考えていましたが、そのうちの1つが、先に質問の通告を出された先生のものとかぶってしまい、急遽別分野にチェンジです。そのため、質問の組み立てをやり直しています。
 そんなことを言いながらも、昨日の夜から、質問には直接関係ない2冊の本を読みました。1つは鷲田小彌太著の『夕張問題』、もう一つは長嶺超輝著の『裁判官の爆笑お言葉集』。2冊をほぼ1日で読みました。
 『裁判官の…』は爆笑と題名についていますが、決して笑えるようなものではありません。とても重く感じるものがありました。『夕張問題』は財政危機に瀕している和歌山市のために何かヒントを得られるかと思い、読んでみました。
 夕方からは、支援者の方が直川にある児童養護施設の夏祭りに連れて行って下さいました。園長先生にご挨拶をし、生徒さんがやっている露店を見て回りました。近所の子ども達もたくさん集まって、にぎわっていました。近いうちに日常どういう風にされているのか、見学に行ってみようと思います。

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2007年09月10日

政治の秋 ~9月定例議会~

 朝晩涼しくなってきました。秋になってきたんだなぁと感じます。
 今日から市議会9月定例会が始まりました。会期は10月1日までの22日間です。秋の臨時国会も今日から。県議会の9月定例会は明日から開会です。国会では与野党の論戦で「熱い秋」になりそうですが、市議会も下水道料金の値上げや都市計画税の引き上げなど、生活に直結する議案が市当局から出されていて、「熱い秋」になりそうです。
 今回も一般質問に立ちます。順番は6番目。予定では13日(木)の午後からです。日程が決まりましたら、改めてお知らせします。
 以下は今回市当局から提出された議案一覧です。できるだけ議会の動きや色々な情報を提供していきたいと思っています。

1 市長専決処分事項の報告について(和歌山公園動物園内における負傷事故に対する損害賠償)
2 市長専決処分事項の報告について(公園内における負傷事故に対する損害賠償)
3 市長専決処分事項の報告について(自動車事故に対する損害賠償)
4 市長専決処分事項の報告について(自動車事故に対する損害賠償)
5 市長専決処分事項の報告について(市営住宅及び改良住宅に係る使用料等の支払請求及び住宅明渡しの請求に関する訴えの提起)
6 平成19年度和歌山市一般会計補正予算
7 平成19年度和歌山市水道事業会計補正予算
8 平成19年度和歌山市工業用水道事業会計補正予算
9 和歌山市情報公開条例の一部を改正する条例の制定について
10 政治倫理の確立のための和歌山市長の資産等の公開に関する条例の一部を改正す条例の制定について
11 和歌山市職員の修学部分休業に関する条例の一部を改正する条例の制定について
12 市長等の給料の特例に関する条例の一部を改正する条例の制定について
13 和歌山市職員恩給条例等の一部を改正する条例の制定について
14 和歌山市税条例の一部を改正する条例の制定について
15 和歌山市重度心身障害児者医療費の支給に関する条例の一部を改正する条例の制定について
16 和歌山市自動車駐車場の駐車料金に関する条例の一部を改正する条例の制定について
17 和歌山市自転車等駐車場の保管料金に関する条例の一部を改正する条例の制定について
18 和歌山市手数料条例の一部を改正する条例の制定について
19 和歌山市下水道条例の一部を改正する条例の制定について
20 和歌山市火災予防条例の一部を改正する条例の制定について
21 市道路線認定について
22 市道路線変更について
23 土地処分について(園部地区)
24 土地処分について(つつじが丘)
25 工事請負契約の締結について(東部1号汚水幹線工事その3)
26 工事請負契約の締結について(公共下水道新堀第5雨水幹線工事)
27 工事請負契約の締結について(東部5号汚水幹線工事その3)
28 工事請負契約の締結について(公共下水道新堀第1雨水幹線工事その3)
29 工事請負契約の締結について(野崎都市下水路流入渠工事その3)
30 工事請負契約の締結について(貴志都市下水路流入渠工事その4)
31 工事請負契約の締結について(湊南第2雨水ポンプ場ポンプ設備工事)
32 工事請負契約の締結について(中之島雨水ポンプ場電気設備工事)
33 工事請負契約の締結について(青岸クリーンセンター燃焼設備更新工事その2)
34 物品購入契約について(救助工作車Ⅲ型)
35 物品購入契約について(高度救助用資機材)
36 物品購入契約について(高度探査装置)
37 平成18年度和歌山市水道事業決算の認定について
38 平成18年度和歌山市工業用水道事業決算の認定について

2007年09月11日

あれから6年

 今日の議会は、議案精読のため休会です。一般質問に向けて、準備を進めました。質問に使う裏づけの資料を探して、具体的な数字を間違いのないよう拾ってきます。
 質問のシナリオをイメージして、どういう質問をするかを決め、市当局との答弁の摺り合わせをします。そのために必要な数字や具体例を探します。岩國事務所での秘書経験が生きて、欲しい数字がどこにあるかがかなり的確に分かります。質問時間より調査や組み立てにかなりの時間を要します。そちらの方が味噌かも知れません。

 今日は9月11日。アメリカ同時多発テロから6年が経ちました。さすがに6年も経つとマスコミでの取り上げられ方も小さくなったような気がします。あの日から3ヵ月後に、ニューヨークのあの現場に立っていたのが、そんなにも前のことかと思ってしまいます。
 時々この「EarthCam」というサイトで、今のグラウンド・ゼロの様子をライブ映像で見ています。
 次から次へと悲しい事件、信じられないような事件が起こり、過去の事件は段々と忘れ去られていってしまうのでしょか。
 忘れなくてもいいように、心が痛む事件が起こらないことを祈ります。

2007年09月12日

驚きのニュースが…

 今日から一般質問が始まりました。今日から3人ずつ、議員が一般質問に立ちます。
 今日の質問では、市長の政治姿勢や、ゴミの有料化などが問われました。
 午後の休憩のとき、安倍首相が辞職するというニュースが飛び込んできました。あまりにも唐突で、本当に驚きました。なるのも辞めるのもかなりの覚悟がいると思うのですが、きびすの切り返し方が早すぎて、正直ついていけません。このやり方が、安倍さんのおっしゃる「美しい国」の美しい辞め方なんでしょうか。
 なんとなくですが、郵政民営化の採決のとき、反対していた城内さんを説得している安倍さんと、今の安倍さんとでは、見た目で別人のように見えるのですが、私だけでしょうか。健康に問題があるようですが、引き続き議員として、やっていけるのかなぁと思いました。

 私の一般質問ですが、特段の日程変更がなければ、明日の午後、2番目の登板となります。
 おおよそ14時過ぎから質問を始めます。よろしくお願いいたします。

2007年09月13日

07年9月議会の一般質問全文

 議員になって2回目の一般質問に立たせていただきました。今回は2日目の3番目に登板です。
 質問前は45分ぐらいかかるかなぁと思っていましたが、実際やってみると30分で終わってしまいました。時間が読めないのは、まだまだ慣れていない証拠です。
 今日の質疑の議事録を記します。なお、これは原稿ベースで、速報版です。実際の議事録は若干異なることをお含み置きください。正規は後に発行される議事録に拠ります。

《質問》
 こんにちは。民主クラブの山本忠相です。
 先の6月定例会において、初めて質問をさせていただき、今回が2回目となるわけですが、質問させていただく前に、去る8月18・19日の両日、和歌山城を中心に市内各地で行われました「第4回紀州よさこい祭り」におきまして、市当局の皆様には多大なるご協力を賜りましたことを、関係者の一人として心からお礼申し上げます。
 さて、9月1日は防災の日、8月30日から9月5日までは防災週間でありました。また9月9日は救急の日、15日までが救急医療週間です。議長のお許しをいただきましたので、防災対策と救急体制について、質問をさせていただきます。

 まずは防災対策についてです。
 文部科学省に設置された地震調査研究推進本部地震調査委員会が発表した「『全国を概観した地震動予測地図』2007年版」によると、和歌山と大阪の境目にある中央構造線断層帯における30年以内の地震発生確率が最大5%、マグニチュード8.0程度で、本市はレッドゾーンと予測されています。
 また、南海トラフを起因とする東南海・南海地震においてもまた、震度6弱以上の地震発生の確率が高く、同じくレッドゾーンとされています。
 地震発生時に人的物的被害を抑えることとともに、情報の収集と伝達が重要となることは言うまでもありません。
 そこで、地震などの大規模災害発生時において、関係機関や市内各拠点との連絡体制はどう整備されているのか。また被害状況などの情報収集体制はどう構築されているのかをお答え下さい。
 また、人的物的被害を抑えるために市が現在実施されている木造住宅耐震診断・改修事業につき、本市における必要性や実施状況についてお示し下さい。

 次に救急体制についてお伺いします。
 日常、市民の命を守る最前線で活躍されているのが、救急業務に携わっておられる職員の皆さんだと思いますが、現在の和歌山市における救急車の出動件数、現場到着に要する平均時間など出動状況について、全国平均との比較、また10年前の本市状況との比較、および平成18年中の搬送者の傷病の程度についてお答え下さい。
 以上、お伺いして、第1問とさせていただきます。 

《静川危機管理監 答弁》
 大規模地震等による有線回線の途絶や輻輳等通信回線の障害に備え、市の災害対策本部では本市に活動拠点を置く、国土交通省近畿地方整備局和歌山河川国道事務所をはじめ、日本赤十字社和歌山県支部や電気・ガス・鉄道等のライフライン関係機関、放送関係機関、災害拠点病院などの医療関係機関、また各地区の支所・連絡所に相互通信が可能な防災行政無線を設置しています。
 災害時には、このシステムを活用して、市の災害対策本部とこれらの機関が相互に情報を共有し、適切な対応ができるよう通信手段の確保に努めているところです。


《木村まちづくり局長 答弁》
 東南海・南海地震の備えとして平成16年度から取り組んでまいりました木造住宅耐震診断は、昨年度までに1,276件の診断を行いました。今年度は、8月現在で241件の申込みを受け付け、診断士の派遣を随時行っているところです。また、平成17年度から実施いたしました耐震改修補助事業につきましては、昨年度までの2ヵ年で59件の改修費補助を行い、今年度は、70件の予定件数に対し79件の申込みを受け付け、現在作業中でございます。
 この木造住宅の耐震化は、来るべき大規模地震の被害を最小限に抑え、市民の安全、安心を確保するために、大変重要なことと認識し、その必要性の普及、啓発に努めているところです。


《丸山消防局長 答弁》
 平成18年中における当市の救急出動件数は、17,159件で、現場到着に要した時間は、平均5分45秒で、全国平均では、6分30秒です。
 平成8年中の当市の救急出動件数は、10,904件で、また、現場到着所要時間は、4分23秒でしたが、平成18年中の出動件数は、約1.6倍に増加し、現場到着所要時間も、1分22秒の増加となっています。
 平成18年中の救急搬送人員は、16,182人で、傷病程度別では、死亡を含め重症1,207人で7%、中等症4,818人で30%、軽症は10,161人で63%でした。


《再質問》
 それぞれご答弁をいただきましたので、再質問をさせていただきます。
 大災害というものは訪れに予告がありません。そして、その規模は自然が相手ですから、予想もつかないものがやってくるかも知れません。
 例えば、阪神・淡路大震災の際、阪神高速の高架が横倒しになるなんてことを誰が想像し得たでしょうか。得てしてその被害は、我々の想像を超えることがあります。
 有線回線は寸断され、携帯電話も電源が確保できなかったり、基地局の損壊などで使用できないことは想像できますが、防災行政無線も災害時に必ず機能するとは限りません。
 また場所によって被害状況も変わってくるでしょう。市内各地それぞれの場所でどのような状況になっているか、避難所の状況はどうなのか、詳細で正確な情報収集をし、的確な判断を下さなければなりません。
 そこで最近特に注目されているのが、アマチュア無線愛好家やその団体の協力を得て、情報収集を行い、また内外に対して情報を発信するというものです。
 新潟県中越・中越沖地震に見舞われた上越市では、これまでの防災行政無線や、各地の町内会長へ一斉にファックスをするなどの方法で情報を伝達することにしているほか、今年度中に衛星を使った携帯電話を導入するとともに、緊急時の情報通信手段をより多く確保するため、民間の無線愛好者のグループと協力のための協定を結んで、市内の被害の状況や、避難した市民の様子などの情報を収集して市に伝えるほか、市が用意した避難場所や救援物資などの情報を市民に伝えることなどの支援を行うことが取り決められたそうです。
 冒頭でも触れた紀州よさこい祭りでも、祭りの模様をアマチュア無線で発信しましたが、沖縄を除く全国と、韓国ソウル、パラオ諸島にまで発信ができました。また最近の無線機器は乾電池でも十分交信ができるものも出ているそうです。
 このような現状を踏まえ、本市でもアマチュア無線愛好家やその団体の協力を得て、情報の収集発信をする体制作りをするのがよいと考えますが、当局のお考えをお聞かせ下さい。
 木造住宅耐震診断・改修事業について、大地震の際は多くの木造住宅が倒壊し、その犠牲となる方が多いのが実情です。神戸市では、阪神・淡路大震災の際、家屋倒壊による窒息・圧死の割合が死者数の約70%を占めるという報告がなされています。まず命を守れば、街の復興も生活の再建もできます。まだまだ木造住宅の多い本市において、今後耐震診断・改修事業にどのように取り組んでいくのか、お伺いします。

 次に救急体制についてです。
18年度の出動件数は10年前の約1.6倍、現場までの所要時間も1分22秒延びている、また救急車で運ばれた方のうち、約63%が軽症であったとお答えいただきました。
 最近、救急車を不適切に、いわゆるタクシー代わりに呼ぶ人がいる、そのために、本当に必要としている方の下へ遅延するという事態も発生していると報道されています。
 一例を申し上げますと、駆けつけた救急隊員に保険証を差し出し、「100メートル先に病院があるから、その子を連れてって」と言って熱のある幼児を指さし、ホームパーティーの準備に追われる主婦。子どもの様子がおかしいとの通報で駆けつけてみると、様子がおかしいのはペットだった。「30分後に救急車を1台」という出前の注文まがいの119番通報。1日に2度救急車を要請したことを医師にたしなめられ、「税金を払っているのになんで救急車を使っちゃいけないの?」と言い放った人もいたそうです。
 横浜市が昨年4月に実施した調査では、救急搬送した軽症事案の約半数は「不適切な利用」にあたったと報告されています。そのため、横浜市では虚偽の救急車利用者に対して過料を課す条例づくりを検討し始めています。
 また、東京消防庁は本年6月から、救急隊員が現場で救急搬送の必要のない患者を選別する「トリアージ」制度を全国で初めて試験運用し始めました。社会の高齢化もあり、搬送の遅れが重大な結果を招くケースが増えていることから、軽度の患者や救急車をタクシー代わりにしようとする通報者には民間搬送の利用を求めているそうです。総務省消防庁も昨年7月から全国の救急搬送にトリアージ制度導入が可能かどうかの検討を始めているようです。
 救急車とはその名の通り、傷病者を「急いで救う」ための車です。本市でも先程申し述べたような不適切な利用があるのではないかと危惧しております。
 そこで先程答弁していただいた、搬送者のうち約63%の軽症者について、救急搬送の必要がなかった例があったのではないでしょうか。また本市における救急活動は、市民の要請に十分応えられる体制になっているのか現状と、10年間に約1.6倍となった搬送者数に対する対策についてお答え下さい。
 以上、お伺いして、第2問とさせていただきます。 

《静川危機管理監 答弁》
 大規模災害により、有線通信が途絶した場合の情報の収集・発信手段として、アマチュア無線の協力を得ることは、大変有効であると認識しています。
 このことから、本市におきましても日本赤十字社や災害ボランティア団体が保有するアマチュア無線を活用した通信訓練等を定期的に実施しているところです。
 今後も災害時におけるアマチュア無線の有効的な活用について、その充実を図ってまいりたいと考えています。


《木村まちづくり局長 答弁》
 大規模地震の備えとして、今後一層の木造住宅の耐震化を図るためには、耐震診断の実施促進が重要であると考えています。このことから、その必要性の広報や啓発をより効果市民が安心して住宅の耐震化に取り組めるようにする環境整備として、耐震設計や工事の専門家の育成にも県と協力しながら検討、研究に取り組んでまいります。

《丸山消防局長 答弁》
 軽症者の救急搬送の必要性については、軽症と診断された方でも、多くは、当初訴えた症状から必要性があったものと考えますが、救急隊員の応急処置や医師による早期の治療を受けたことにより結果的に軽症となったものと考えられます。
 本市における救急活動の現状は、10隊の救急隊を擁し、いずれにも高規格救急車を配置し また、救急救命士が乗り組み、現時点では搬送先も十分確保でき、救急活動が円滑に行われていると思います。
 救急需要増加対策については、救急需要の増加要因として、高齢化の進展や国民意識の変化によるものといわれていますが、中には緊急性の無いものと考えられる事案が含まれることから、安易な救急利用の抑制を図るため、救急の集いや広報活動を通じて、市民に正しい救急車の利用について、理解を深めていただけるよう努力しています。


《再々質問》
 それぞれお答えいただきました。
 アマチュア無線愛好家やその団体の協力を得ることについて、災害に打ち勝つため、いわゆる民活を災害対策に加えることは不可欠であります。そのためには普段からの関係作りが大変重要であると考えます。普段から協力を仰げるような体制を組んでいただくようお願いいたします。
 木造住宅耐震診断・改修事業について、神戸市が阪神・淡路大震災の後、建設した仮設住宅は4万8300戸、建設・撤去費用は現時点で1700億円程度と、莫大な費用を費やしています。今のうちに耐震改修を施しておくことによって、命が助かり、住宅の確保ができるなど、トータルコストの面で優れていると考えます。
 市民の中には、耐震改修しても日常生活の居住性が向上するといった目に見える効果がない、見た目が悪い、費用がかかるなどマイナスイメージもまだまだあるようです。これらを払拭できるよう、働きかけをお願いいたします。
 救急体制について、市民の要請に応えられる体制を敷かれていることは、市民にとって大変ありがたいことだと思います。今後もその体制を維持していただくようお願いいたします。
 最後に、本市の防災対策について、市長の決意の程をお伺いして、私の質問を終わります。ありがとうございました。

《大橋市長 答弁》
 安全で安心して暮らせるまちづくりを目指し、防災対策を推進してきた中で、私はその究極は、尊い命を災害から守る施策を優先し、実行することであると常日ごろから認識しているところです。
 昨今各地で大規模な地震が発生し、老朽化した建物の倒壊により、一瞬にして尊い命が奪われると言った悲惨な状況を目の当りにする度、防災対策を急がねばと思う毎日でもあります。
 建物の耐震対策は、議員ご指摘のとおりまさに地震防災の第一歩だと改めて感じているところです。
 こういった意味におきましても、これまで進めてきた小・中学校や住宅の耐震化を少しでも早く完了させなければならないと強く思うものでございます。
 また、災害による被害を最小限に抑えるためには、防災関係機関が十分に連携し、互いに情報を共有することが極めて大切なことであり、日ごろから防災行政無線やアマチュア無線などによる情報収集が円滑に行えるよう、ネットワークづくりを推し進め、災害時にも有効に機能する通信システムの確立が不可欠であると考えています。

2007年09月18日

決算の議案

 連休明けの今日は和駅での朝の街頭活動から始まります。昨日は祝日でしたので、市駅での街頭活動はお休みです。そしてまた来週もお休みで、とても残念です。

 朝の活動が終わって、議会に向かいます。今日は一般質問の4日目。同じ民主党の〆木先生が質問に立たれました。
 本会議が終わると、分厚い封筒が届いていました。中身は18年度決算を審議するための議案書でした。写真は議会の控室にある私の机の上で撮った議案書です。一番手前が決算書でタウンページぐらいの厚みがあり、中身は使われたお金の内訳がずーっと書かれています。これの全てに目を通して、適切にお金、つまり税金が使われたかどうかを確認し、疑問があれば市当局に質問をします。
 後ろの右の冊子は、市の監査委員から出された意見書で、第三者から見て適切にお金が使われたのかどうかを見た結果が書かれています。左の冊子は決算報告書で、具体的に何にお金を使ったかが書かれています。
 決算特別委員会は今の定例会が終わった10月2日から予定されています。それまでに読破しなければ!

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2007年09月19日

一般質問の日程終了

 3連休を挟んで、5日間の一般質問が終わりました。全ての質問が終わった後、市当局から出されている議案が、担当の委員会に割り振られます。
 私の所属する建設企業委員会には17の議案が割り振られました。明日からこれら議案の審議に入ります。
 ます明日20日は消防局と水道局の議案、21日は建設局の議案を、基盤整備部・住宅部・下水道部の部署別に分けて審議をします。

2007年09月20日

委員会審査始まる

 今日から舞台は委員会に移ります。私のいる建設企業委員会には今回17の議案が割り振られています。
 審査1日目の今日は、消防局と水道局に関する議案の審査です。
 消防局からは、全国消防救助技術大会に参加するための旅費や、火災予防運動のための経費などが新たに必要となったため、予算の補正が出されました。また水道局からは、浄水場の緊急修理にかかった費用を確保するための予算の補正や、水道局が持つ土地の売却に関する許可が求められました。
 今日の議案に関しては特段の問題はなく、審議はすんなり終了しました。

2007年09月21日

委員会審査2日目

 今日の委員会では、建設局から出された議案を、基盤整備部・住宅部・下水道部の順で審査を行いました。
 まず基盤整備部の議案は公共工事の入札結果について了解を求めるものです。各工事についての入札結果である「開札調書」が配布されました。「開札調書」にはそれぞれの工事について、どこの業者がいくらで入札し、結果どこの業者が落札したかが全て書かれています。委員全員で見て、特に問題となる点はありませんでした。

 次に住宅部から、スカイタウンつつじヶ丘の土地販売価格について、実勢価格と大きな隔たりがあるため、価格を引き下げたいとの議案が出されました。また複数区画を購入する人向けの割引についても提案されました。
 ある委員からは、以前に行った引き下げの際に、すでに住んでいる方々から反対運動があったが、今回は大丈夫なのか、との質問が出されました。市当局は、すでに3回の住民説明会を行い、理解を得ているので、現在は大きな混乱はないとの答弁を得ました。
 またある委員からは、他の新興住宅地と比べて、住むことのメリットや特長が乏しく、住民が惹きつけられるような魅力がない、との意見が出されました。ただ地方財政政策の点から、一刻も早く売却しなければならないので、そのための努力をするよう意見が付されました。

 最後に下水道部から、下水道料金を平均39.3%値上げする議案が出されました。この値上げにより、下水道事業の収支をトントンにでき、19年度末の予定で121億1300万円となるであろう赤字をこれ以上増やさなくても済むそうです。しかし余りにも大幅すぎる値上げに、委員から質問が多数出ました。
 平成9年度から事業の単年度赤字がずっと続いていること、普及のための人員が揃っていないこと、汚水処理のためのランニングコストが49億余りもかかるのに利用料で21億ほどしか賄えていないこと、普及率100%の東京でさえも毎年30億の赤字が出ていることなどが明らかとなりました。
 しかし、ここにもまた地方財政政策の壁があり、議案を蹴るという流れにはなりませんでした。市民生活者の皆さんに負担をお願いしなければならないのは、大変心苦しく思います。我が家も下水道ですから、来年からかなりの値上がりになります。生活が苦しい方などはどうされるのか、心配です。
 連休明けは議案の採決になります。

2007年09月25日

苦渋の決断

 今日は委員会での採決の日。それぞれの委員会が開かれる前に、会派の議員全員が集まって、それぞれの議案に対する賛否をどうするか、議論をしました。
 一番もめたのは、やはり下水道料金の値上げに関してでした。突然平均約4割もの値上げは市民にとって過重な負担となる。しかし、新しい地方財政政策の下では、現状の赤字を増やし続ける下水道行政のままでは、置いておけない。財政再建団体に転落すれば、今以上の負担を求められる。こんなどっちに転んでも苦が待っているという岐路に立たされました。
 同時にまた、市当局が下水道事業を安定化させようという努力が足りないということも見えてきました。下水道を繋ぎ込んでもらうために、各家庭を回って説得する普及員の数が、2人から1人に減っているのです。何万とある世帯を回るための人員が一桁であることさえ驚きなのに、その上まだ減っているという事実。正直怠慢といっても過言ではありません。と言って、今からわっさわっさ動いたとして、普及率を何パーセント上げることができるのか、期待できる数字は出ないでしょう。
 八方塞の状態ですが、値上げを呑まざるを得ないと思いました。しかし、フリーハンドで認めてしまえば、苦しくなった時にまた値上げで乗り切ろうと安易に走るのではないかと思い、足かせとして相応の努力をすることを確約させなければならないと考えました。
 そこで、賛成する代わりに、当局に具体的な工程表を策定し、議会に対して明らかにするよう求める「付帯決議」を付けるよう求めました。付帯決議とは議案に、審議の中で出た注文を考慮するよう議会から当局に求めるものです。しかし、付帯決議には法的拘束力がありませんし、それは裁判でも判例として残っています。(東京地判昭和54年3月29日訟月25巻7号1809頁に「法案審査の際、国会の両議院の各地方行政委員会が行つた付帯決議について、当該各決議は各委員会の一般的希望ないし意見の表明にすぎず、関係行政庁に対する法律上の拘束力を有しない。」とあります。)
 〆木先生と相談したところ、「少数意見の留保」という方法があると分かり、議会事務局とすり合わせをしました。少数意見の留保とは、議案に反対したが賛成多数で可決された場合、反対した側である少数の意見を本会議で発表してもらい、議事録に残すというものです。しかし、そこで根本的な問題が出てきました。我々民主クラブの議員がこの議案に反対すると、反対多数で否決されてしまい、少数意見でなくなるので「少数意見の留保」ができないことが分かりました。
 白か黒かだけで、意見をつけることができない。委員会の開会を無理矢理1時間延ばして、議論を詰めましたが、結果思うようには行きませんでした。
 その後、委員会が開会され、議案に賛成の意を表す「起立する」ことしかできず、脱力感を感じながら控室に戻りました。
 負けたように思う悔しい一日でした。

2007年09月27日

環境保全対策特別委員会

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 今日は環境保全対策特別委員会が開かれました。事前に市当局から配布された、18年度の市が行った環境政策に関する報告書『平成19年版和歌山市の環境』を基に議論が行われました。  今回は、この報告書に沿って3点質問させていただきました。

 まず1つ目は、現在和歌山市が認証を受けているISO14001環境マネジメントシステムについてです。ISOの認証を得るための目標はどのように設定しているかを問いました。市当局から各部署において設定しているとの答弁がありました。ISOの認証システムは、まずそれぞれの事業に関して自ら目標を設定し、その目標を達成できたかどうか、どの程度達成できたかを認証機関に審査してもらうものです。つまり、ハードルが高かろうと、低かろうと、自分で立てた目標を達成さえできていれば、ISO認証をもらうことができます。
 次に、その認証をもらい、維持するためにどのぐらいの予算を使っているのかを問いました。市当局から当初で年間100万円以上、現在は入札になっていますがそれでも50万円以上使っているとの答弁を得ました。
 ISO認証を得ることの対外的なメリットを問うたところ、市内企業への環境にやさしいイメージを与えることができるとのことでした。
 目標を達成できたかどうかだけを見てもらい、環境にやさしいイメージを与えるのに、年間50万円以上使うのは、財政が逼迫し色々なものを削減する傾向の中で、もったいないと思いました。また一般企業では、ISOの認証を継続しない企業も出てきています。ノウハウも得られているので、わざわざISO認証を継続する必要はないように思います。
 わざわざ多額の費用をかけなくても、市内のNPO法人などの協力を得れば、費用もかからず、今以上のイメージアップにつながると思い、その点を指摘しました。

 次に昨年度の公害苦情の処理状況について、ばい煙や悪臭、騒音などすべての公害に寄せられた苦情の解決率が見事にオール100%という優秀な成績。そこでその「解決」とはどういう状況か、気になったので教えてもらいました。
 すると、たとえ公害苦情の原因がなくなっていなくても、3ヶ月経って引き続き市民から何も言ってこなければ、「解決」となるとの答弁がありました。これは一体どういうことでしょうか?市が解決のための手立てを打ってくれると信じて待っていたら、3ヶ月経っていて「解決」になっていた。そういうこともありえるわけです。きっとそんな「ほったらかし」をしているとは思いませんが、しかし一般的に言う「解決」ではないと言うことは分かりました。何らかの公害で困っている人が泣き寝入りにならないよう、この点は今後、当局の姿勢を質していきたいと思います。

 3つ目に、工業排水の色抜き条例について質問しました。正式名称を「和歌山市排出水の色等規制条例」といい、平成3年に制定されました。和歌山市内に工場を置く業者は、その排水に規制値以上の色が着いていてはいけないという条例で、制定時は全国各地から視察があったといいますが、最近は全くないとのこと。
 排水がきれいだと言うのは良いことなのですが、会社としては浄化装置に相当の資金をつぎ込まなければならず、また給水されている工業用水よりもきれいにして排水しなければならず、相当の負担になっているそうです。これでは企業がもっと条件の良いところに逃げてしまいます。
 食品の消費期限改ざん問題などでも分かるように、今は汚染物質を垂れ流しにするような企業に明日はありません。消費者が黙っていません。それに下水道があるのですから、排水管をつないでもらって、下水道使用料金を企業から頂けばいいと思うのですが、市当局はこの条例を誇りに思っているようです。
 市が傾きかかっているのですから、これ以上企業が市外へ逃げてしまっては、元も子もありません。この点についても、今後違う面からの切込みを考えていきたいと思います。

2007年09月28日

クラブ総会

 今日のお昼には、私が所属する議会内の会派「民主クラブ」の総会がありました。といっても、そんな大そうなものではありません。所属の議員5人が集まって会議をするというだけのことです。たまにニュースなどで、国会内での民主党の代議士会や議員総会の模様が流れていますが、あれの5人バージョンだと思ってください。
 今日は1日の本会議に向けて、議案の採決などについて確認をしました。それぞれの委員会での審査状況の報告をして、賛否の確認をします。
 あと、議会内や会派で相談したり、意思統一を図らなければならないことなどを話し合って、総会は終わりました。
 議会が開かれない日は、このような活動もしています。

2007年09月30日

雨の運動会

 地元の砂山小学校からお招きを受けて、運動会の参観に行ってきました。ひょんなご縁で、私が小学校の時にお世話になった先生が砂山小学校にいらっしゃり、懐かしい思いがします。
 自分が小学生のときのように、入場行進、校長先生の言葉、準備体操と続きます。そうしていると、ポツポツと雨が…。校長先生のお話の中にも、「9時ごろが一番天気が悪く、その後良くなるようです」とおっしゃっておられました。
 プログラム2番の、2年生の徒競走になると結構な降りに。校長先生は「子ども達のために、保護者の方がお休みの今日に何としてもやり切りたい」としきりにおっしゃっておられました。
 しかし、そんな思いもむなしく、雨は強くなるばかり。校長先生の判断で、徒競走が終わった時点で、一時中断となりました。校長先生は携帯で他の学校の先生に電話をし、他校の状況を聞いておられます。すでに中止したところや、始める前に中断したところもあるようです。
 私は次の日程があったので、10時15分ぐらいに失礼しましたが、その後雨は止まず、そのまま延期になったようです。
 ブルーシートの上でみんなで食べるお弁当がものすごくおいしかったりするのですが、それができなかったのは子ども達も親御さんたちも残念だったろうと思います。でもそれもまた思い出になるのかも知れませんね。

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2007年10月01日

9月議会閉会

 今日で9月議会が閉会しました。今回の議会では、重度心身障害者に対する医療費助成を打ち切る議案が継続審議になったほかは、全ての議案が可決成立しました。
 中には賛成するに当たって、苦しいものもありましたが、自分も市民の一人として、財政破綻と天秤にかけたとき、致し方ないと判断しました。
 話を聞きつけた支援者から、本当に市民の方を向いて仕事してるんか!とお叱りのお電話も2本頂戴しました。最終的には自分の判断で賛成をしましたので、お叱りは甘んじで受けます。しかし、葛藤もあったことはご理解を頂きたいと思います。併せて、9月25日の活動報告をご覧下さい。
 今議会も無事終えさせていただきましたこと、有権者支援者の皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました。

2007年10月02日

新コンビ結成

 昨日の朝はいつも通り、岸本周平さんと市駅で朝の街頭演説をしました。周平さんほど数は多くないですが、段々声を掛けてくれる方や会釈をして下さる方も多くなってきました。一方通行ではないというのが、本当にうれしく思います。
 思えば、去年のちょうど今頃から朝の街頭演説を始めました。もう1年が経ちます。早いものです。
 そして今日は、和駅での街頭活動。周平さんは東京へ出張のため、一人で駅前に立つ予定でしたが、思わぬ相方ができました。瀧洋一橋本市議が和歌山に所用があり、朝の街頭活動を一緒にやってくれました。一人でやってると、心が萎えてくるのですが、二人だとモチベーションが下がりません。また元気な瀧さんとですから、こっちが元気をもらいます。
 一人でやってるときも、見かけられたらぜひ声を掛けて下さい。

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2007年10月03日

ダウンしました

 今日は17時から民主党県連の常任幹事会、19時からはよさこい祭りの来年に向けたプロジェクト会議や、最近できた和歌山情報発信SNSのオフ会と参加する予定でしたが、昨日の夜から熱が出てダウン、寝込んでおります。
 かかりつけのお医者さんに診ていただいて、薬をもらい、熱だけは下がりましたが、まだまだ背中や腰が痛い状態。
 どうぞ皆様も季節の変わり目、お気を付け下さい。

2007年10月06日

悲しい知らせ

 今日は悲しい知らせが続きました。
 ひとつは、マスコミでも報道されていましたが、ベトナムで枯葉剤の被害を受けて生まれた結合双生児「ベトちゃん、ドクちゃん」の兄であるグエン・ベトさんが亡くなったこと。ベトさん、ドクさんには今から3年前、ベトナム・ホーチミンのツーズー病院でお会いしました。
 ドクさんは松葉杖を片手に歩き、ツーズー病院で看護のお仕事をされていました。彼ら2人以外に枯葉剤の影響で身体のハンデを持って生まれ、親から見捨てられた子どもたちの下へ、案内をしてくれました。そして最後にベトさんのベッドへと案内してくれたのです。別の病院職員の方から、ベトさんと一緒に写真を撮っても良いと言われましたが、とても撮ろうという気にはなりませんでした。
 年齢が3つしか違わないと言うこともあって親近感を覚え、またベトさんの存在自体がベトナム戦争を語り継ぐ一つの方法であると思っていました。本当に残念です。

 もうひとつは、この春の私の選挙でご支援下さった方が亡くなりました。その方のお家のご近所を一緒に回って、私への支援をお願いして下さいました。
 私を引っ張ってご支援をお願いしてくださった方が亡くなったのは初めてです。棺の隅にお花を手向け、手を合わしながら「ありがとうございました」とお礼を述べました。
 ご遺族から「仕事しっかりがんばれよ、と言っていました」とのお言葉を頂戴しました。まだまだ至らなくてご心配ばかりお掛けしていますが、少しずつ進歩していきます。

 ただただご冥福をお祈りするばかりです。

2007年10月07日

我以外、皆我師也

 今日は、私が中学時代にお世話になった恩師のお別れ会があり、参加してきました。
 1部では順番に献花し、ご遺族がお礼の言葉を述べられました。会場には、市の教育関係者をはじめ、多くの方が会場いっぱいにいらしてました。中学時代の担任や教わった先生などもいらしていて、懐かしくご挨拶をさせていただきました。先生方は私の当選をとても喜んで下さっていました。
 2部は食事をしながら、先生との思い出を語る会でした。実は私は、中学時代にこの先生から直接教えを請うたことがありませんでした。私が入学したときはすでに教頭をされていて、また同じ学年に理科の先生がいたため、直接教えていただくことがなかったのです。
 しかし、部活の顧問でしたので、色々とお世話になった次第です。中学時代、私はバリバリの風紀委員長をやっていて、どちらかといえば融通の利かない方でした。今でも思い出すのは、学校の廊下で、規則などガチガチにやっている様を見て、先生が私に「ちょっと丸くほぐしてやらんといかんなぁ」とおっしゃられたことです。そのときの様子を今でもはっきりと覚えています。今思えば、何であんなにガチガチだったのかと思うだけでも笑えてきます。
 最後にお会いしたのは、日付は忘れましたが、数年前のこと。東京で秘書をしていて、帰省していたときに、市駅の前で通勤中の先生とお会いしました。通勤途上ということもあり、ご挨拶程度で済んでしまいましたが、結局それが最後になりました。
 今日のタイトルは先生が好きな言葉です。私以外、みんな私の師である。そんなことを胸に秘め、教育現場に立たれていたそうです。本当に残念でなりません。

2007年10月10日

決算審査1日目

 今日から決算特別委員会の本格審査が始まりました。18年度に使ったお金について精査するものです。国会で言えば、主に参議院でやっている仕事になります。
 1日目の今日は議会事務局・人事委員会・選挙管理委員会・監査委員会・出納室・消防局・教育委員会のお金の使途について審査しました。
 午後からの教育委員会の審査では、全体的に予算カットが行われているのに、一部の費目について全く手がつけられていないものがあり、それがおかしいと委員から指摘がありました。
 写真は支払い明細書のファイル群です。それぞれの大項目の中から、相手や金額の詳しく知りたいものをファイル群の中から探します。写真は今日の分だけです。私も学校で使うパソコンの契約状況が知りたくて、このうちの一つのファイルを見せてもらいました。
 本来はこれら全てを確認しなくてはならないのですが、物理的に無理があり、我々がそれぞれの視点で気付いたところを当局に確認することしかできません。大項目の数字だけが並んだ冊子でもタウンページぐらいあります。決算の審査だけで1年ぐらいかけられるように思います。
 明日は市民環境局と健康福祉局の審査になります。

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2007年10月11日

決算審査2日目

 今日の決算委員会は、市民環境局と健康福祉局の審査をしました。
 この2局は課題の多い部局で、市民環境局はゴミの処分費用や赤字となっている国民健康保険事業、住宅新築資金・宅地取得資金両貸付事業の会計を抱えています。また健康福祉局は生活保護の費用や老人保健、介護保険事業などの会計を抱えています。
 これらのお金が、18年度においてどう使われたかを確認しました。委員からの指摘で、まだまだ工夫できる点が多そうです。
 昨日写真で見ていただいたファイルが、1局4列、全部で8列並びました。職員さんが入れ替えされるのも一苦労です。

 明日は市長公室・総務局・財政局の審査です。財政局と言えば、「和歌山市の借金」の話です、長丁場になりそうです。

2007年10月12日

決算審査3日目

 今日の決算審査では、市長公室・総務局・財政局の審査が行われました。
 財政局については、税金の未収が多いので、未収の徴税を急ぐよう要望などが出されました。
 また、中小企業向けの融資が焦げ付いている点の改善指摘もありました。
 私は、財政局がある事業系の協同組合に支出している21万円の補助金について、その使途と必要性について市当局を質し、その補助金は必要ないと指摘をしました。市当局からは、監査委員からも数年前に指摘を受け、今年度から廃止したとの回答を得ました。

2007年10月14日

県連大会が行われました。

 今日は、民主党和歌山県連の定期大会・記念講演・躍進パーティーが行われました。
 まず定期大会では06年度の活動報告と決算、07年度9月末までの活動報告と以後の活動計画及び予算案について審議をしました。また役員選考委員会において審議された新役員案が上程され、代議員の満場の拍手を持って承認されました。
 その後、記念講演として、徳島1区選出の仙谷由人衆議院議員から「今こそ政権交代で日本を変える」と題したお話を頂きました。
 躍進パーティには、党本部から鳩山由紀夫幹事長も駆けつけて下さり、ご挨拶いただきました。私は定期大会とパーティーの司会という大役を仰せつかり、無事その任を果たすことができました。併せてこの場では、新役員のお披露目もさせていただきました。
 民主党和歌山県連の主な新しい役員は次の通りです。以後、よろしくお願いいたします。

代表 藤本眞利子 県議会議員
代表代行 山部弘 海南市議会議員
副代表 岸本周平 和歌山1区総支部長
副代表 阪口直人 和歌山2区総支部長
幹事長 〆木佳明 和歌山市議会議員
副幹事長 山本忠相 和歌山市議会議員
副幹事長 瀧洋一 橋本市議会議員

2007年10月15日

決算審査4日目

 月曜日は、いつものように市駅前での朝の街頭演説から始まりました。最近、色々と声を掛けてくれる方が多くなって、本当にうれしいです。
 今日の街頭は風がきつく、寒かったです。太陽に照らされて、あったかくなるとやる気が全然違います。

 決算の審査はいよいよ最終日。今日はまちづくり局・農業委員会・建設局の審査です。
 私はまちづくり局の審査で、和歌山城の使用に関する指摘を行いました。建設局の審査では、先に報道された、建設局の職員が市営住宅団地のエレベーター検査費用を自腹で支出していた問題で、支出の期日が今回の決算に含まれるため、そのことに対する質問も出ました。
 決算案は明日採決が行われます。

2007年10月16日

修学旅行、決算審査終了

 火曜日は和駅前の街頭演説からスタートです。今日も寒い朝でした。しかし、わかちか広場の地下入り口に立っていると、下から温かい空気が流れてきて、幾分寒さが和らぎます。
 今日は中学校の修学旅行のピークのようで、わかちか広場には3校の生徒が集まり、次々と和駅から電車に乗り、出発しました。外へ出て動きやすい季節です。私達はマイクで挨拶しながら見送りました。

 決算の審査は最終日。決算案に対する採決が行われ、賛成多数で平成18年度決算を認定しました。

2007年10月20日

地区文化祭とDVD収録

 杭ノ瀬地区会館で今日・明日と「杭ノ瀬文化祭」が行われています。その開会セレモニーへ呼んでいただき、参加しました。大橋市長もお出でになって、ご挨拶されました。

 その後、母校である近大和歌山高校へ。開校25周年を迎え、記念DVDが作成されることになり、その中に収録される卒業生の座談会に参加してきました。
 同じ年代の人がいなくて、2期、14期、17期の方とお話しました。気付けば、学校ができて、半分以上のところにいたんですね。ビックリです。
 座談会が終わって、14期の子達と一緒に記念撮影をしました。その中の一人が音楽活動をやっていて、名前を岡田淳さんと言います。今は主に東京で活動していますが、イベントなどでよく和歌山に帰ってこられるそうです。明日も御坊のイベントで歌われるそうです。家業を継いだり、母校の近附へ戻ってきて教員をやったり、音楽活動をやったり…。それぞれに自分の人生を歩んでいます。活躍もされ、本当にうれしく思います。

2007年10月22日

寒風吹きすさぶ

 今日は月曜日。市駅前での街頭演説から一日が始まります。
 先週と劇的に季節が変わりました。市駅前を寒風が吹きすさびます。余りの急激な気候の変化に戸惑ってしまいます。さすがに周平さんも「今日は寒いねぇ」とおっしゃってました。太陽が顔を出して、照らしてくれるのを心待ちにしていました。
 まだまだもっと寒くなるんでしょう。今週もお気をつけて、お出かけ下さい!

2007年10月23日

下準備が大事

 今日は和駅での街頭演説から始まりました。
 修学旅行に出かける中学生を1校見送りました。他に、地震保険のPRをされる団体の方、和服でお店のアピールをされる方、ポケットティッシュを配る方と、駅前は結構混雑しました。
 街頭演説が終わると県連に移動して、政治スクールの要綱について打ち合わせをしました。
 11月3日13時から商工会議所の大ホールにおいて、政治スクールわかやま設立記念講演会を行います。講師として、岡田克也衆議院議員をお招きします。申し込み不要、入場無料です。ぜひご参加下さい。
 スムーズに事を行うためには、根回しと下準備が大事です。8割ぐらいそれで決まると言っても、過言ではないと思います。残された時間はあるようでないので、しっかり準備を心がけます。
 その後、市役所で委員会についての打ち合わせをしたりで、あっという間に夕方になってしまいました。日が落ちるのも早くなってきています。

2007年10月28日

済州市姉妹都市訪問団

 今日は和歌浦ベイジャズマラソンが行われ、10キロランにエントリーしていましたが、体調が良くなく断念しました。他にも日程が色々と入っていたのですが、動けませんでした。
 夕方、韓国済州市姉妹都市提携20周年祝賀訪問団の皆さんが来和され、その記念祝賀会が行われました。朝にはベイマラソンにも出場されたそうです。
 市議会からは私を含め11人の議員が出席しました。和歌山市を代表して大橋市長・北野議長、済州市を代表して、金方勳(キム・ハンプン)済州市副市長がご挨拶されました。
 私の座ったテーブルには、済州市役所の方と同行記者の方が同席されました。毎年6月には済州島マラソン、11月には済州みかん・かきマラソンが行われるそうです。韓国の一番南に位置する済州島ではみかんと柿が特産で、毎年秋にみかん・かきマラソンが行われているそうです。そういう意味では、和歌山と共通点がたくさんあります。
 来年のマラソン大会には参加させていただくことをお約束しました。下手なタイムを出さないよう、トレーニングしなければなりません。
 マラソン・みかん・柿でつながる友好関係を深めていこうと思います。

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(ご挨拶される金方勳済州市副市長。)

2007年11月02日

明日、岡田克也代議士来和

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 いよいよ和歌山でも政治スクールが始動します。来年2月からの開講を前に、プレイベントとして、明日13時から市役所前にある和歌山商工会議所4階大ホールにて、「政治スクールわかやま設立記念講演会」を行います。講師には元民主党代表の岡田克也代議士をお招きして、お話しいただきます。  申し込み不要、入場無料です。お時間がありましたら、ぜひお出で下さい。

2007年11月05日

一晩明けて

 小沢代表の辞意表明から一晩。今日は月曜ですので、いつものように市駅での朝の街頭活動から始まります。
 市民の皆さんから何らかの反応があると覚悟して行きましたが、いつもと同じ感じでした。東京と和歌山、中央と地方は別物とご理解を頂いてのことか、それとももうあきらめ、愛想つかされてしまったのか、本音のところは分かりません。しかし、市民の皆さんの気持ちがどう変わろうとも、私達は私達に与えられた仕事を粛々としなければなりません。

 朝の活動が終わり、市役所へ。今日から建設企業委員会の行政視察で福岡と長崎へ赴きます。1日目の今日は福岡入りし、福岡市の多々良浄水場を見学しました。
 福岡市は人口が約141万人で和歌山市の約3.7倍、面積は約340キロ平方で和歌山市の約1.6倍を誇っていますが、紀ノ川のような大きい河川を有していないので、水の確保に大変ご苦労されています。
 中小河川に複数のダムを作り、ダムから流れた水をポンプアップしてダムに戻し、貯水するという方式を採っています。そのため、どうしても「質より量」になっていました。市民から、水道がおいしくないとの苦情を受け、約53億円を投資して、浄水処理工程の途中に「オゾン処理+粒状活性炭吸着処理」をする高度浄水処理施設を2年前から設置し、稼動し始めました。高度浄水処理によって、通常の沈でん・ろ過の浄水処理方法では除去できないカビ臭物質、トリハロメタンの原因となる有機物質、陰イオン界面活性剤等の処理ができるそうです。
 水道水の高度浄水処理は東京や大阪でも行われていますが、まだまだ行っているところが少なく、福岡市も色々な工夫や実験を行い、試行錯誤されています。
 和歌山市の場合、紀ノ川の渇水時と洪水時の水位の差は日本一激しいものの、水の確保は福岡市に比べればやり易いと思います。また水質も比較的良く、おいしい水だと思います。しかし、トリハロメタンなどの発ガン性が疑われる有機物質は取り除かなければなりません。費用対効果の検証もしなければなりませんが、安全な水のためには一考の価値があるように思います。

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(オゾン発生装置の小窓をのぞいています。)

2007年11月06日

視察2日目

 視察2日目の今日は、福岡から長崎に移動し、長崎市役所で「市営住宅等の指定管理者制度の運用」と「公共事業の電子入札」について説明を受けました。
 長崎市は和歌山市と同じく中核市で、人口約45万人、面積は和歌山市の約1.9倍の約406キロ平方あります。
 平成17・18年の合併前の旧長崎市における市営住宅等を全て指定管理者制度で管理を民間業者に委託しています。入居から補修、滞納家賃の徴収まで任しています。空き部屋の補修などはまだ市が直接行っていて、100%の委託ではありません。また、業者が各種受付窓口を設けているにもかかわらず、苦情などが市の管理課に寄せられることもあり、課題がいくつかあるようです。4年間委託をして課題を洗い出し、業者選定も含めて見直しを行うそうです。
 電子入札では、コスト削減や事務処理の迅速化を目指し、ネットを利用した電子入札が行われています。長崎市は横須賀方式をベースとしたシステムを使っています。入札担当者は「私が担当になってから業者の人と顔を合わせたことは一度もありません。」とクリーンさを話して下さいました。また、入札手続が全てネット上で公開され、市民の誰もが入札に関する情報を見ることができます。透明性の高い制度が作られています。
 説明を受けた後、長崎市議会の議場を見せていただきました。合併の特例で議員数が51人となっていますが、本来は定数が44人だそうです。民主党会派の議員が一番多く、また民主所属の議員が11人もいらっしゃいます。和歌山も追いつかなければなりません。凶弾に倒れられた伊藤一長前市長の席に座らせていただきました。
 宿舎に入り、夕食までの時間で、近くにあった出島を見学してきました。出島は鎖国時のオランダ交易の拠点であることは良くご存知だと思いますが、明治末期に埋め立てられてしまい、その姿を消してしまいました。しかし、歴史上重要であることから、長年にわたり史跡周辺の土地を公有化し、平成8年から出島の復元事業が始まりました。江戸時代の広さ・姿まで戻すことを目標に長期計画が立てられ、進められています。復元された建物の中では、当時の様子を再現したり、食器や道具、蘭学から発明されたもののレプリカなどが展示されていました。財政的に苦しい中でも文化を大切にされています。和歌山もその点は学ぶべきだと思いました。

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 明日は和歌山へ戻ります。

2007年11月07日

帰りの車内の話題は…

 視察の日程を全てこなし、和歌山へ帰還です。9時少し前に宿舎を出発して、博多・新大阪経由で帰ってきました。博多から新大阪間の新幹線が2時間45分。こんなに長く電車に乗ったのは久しぶりです。和歌山に着いたのが16時過ぎ、すっかり夕方です。
 車内での話題はやはり、小沢代表の辞意撤回についてです。特急や新幹線内の電光掲示板にニュースが流れますし、携帯で最新の情報を得ることもできます。新聞の論説を読んだりして、他の先生方と色々お話もしました。
 しかし、結局のところ本当のことは分かりません。知っているのは小沢代表と福田総理の二人だけです。マスコミが色々と事実を伝えているようですが、決して100%ではありません。二人が全てを話されたとは思えないからです。となると、やはり「真実」はお二人の胸の内にしかないということです。外野があれこれ邪推しても推測の域を出ず、確かめる術もありません。
 解散権は福田総理がお持ちですから、最終的には福田総理のご意志で行使されます。年末やら、年始やら、予算通過後ということも予測であり、本当かどうか分かりません。
 分からないことだらけの中で、自分に与えられた仕事をさせていただいている毎日です。

2007年11月10日

6Aぇ~まちプロジェクト

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 先月、ぶらくり丁にあるよさこい事務所で、和大附属小学校6年A組のみんなが街づくりについての発表をするというチラシを頂きました。自分の母校でもあるし、子ども達が街づくりをどういう視点で見ているか、興味があったので参加してきました。
 高松にある和大生涯学習センターで行われたのですが、行ってみて「教育研究発表会」の一環だということが分かりました。和大附属小学校は教育研究校で、新しい教育の手法などを実験的に行い、その成果を発表し、学者の批評を加えたりして、全国での教育に生かそうという取り組みが行われています。そのため年に1回、全国から先生が集まってきて、その成果を披露する「教育研究発表会」が開かれるのです。
 まず、「ぶらくり丁に人を呼び込むためにどうしたらいいか」「和歌山の特産を使ったお菓子は創れないか」などのテーマを持った10のグループが、それぞれの活動について報告しました。続いて、それをサポートした大人が4人登場し、子ども達と一緒に活動した感想などをお話されました。
 その後、それぞれのグループに分かれ、会場にいる大人と自分たちのテーマについてディスカッションする場がありました。これはかなり画期的だと思いました。私はぶらくり丁を掃除して人を呼び込むという活動をし、「ぶらくり丁に喫煙コーナーを作り、ゴミ箱を設置したい」というグループと、お客さんを呼ぶために自分たちでイベントを企画したいというグループと話をしました。
 しかし、残念だったのがそこに居合わせた大人で、例えば喫煙コーナーを作るという話で、「世界的にタバコを吸う人が減ってきている中で、喫煙コーナーを作るのはダメだ」と言い切ってしまう人がいるのです。これでは子ども達が自分で考えることができません。やっぱりこの場では、「世界的にタバコを吸う人が減ってきてるんだけど、なぜだと思う?」「最近喫煙コーナーってちゃんと囲われてるんだけど、それはどうしてかな?」と問いかけて、考えてもらわなければならないと思うのです。
 そんなところから、世の中にはタバコを吸う人と吸わない人がいて、お互いにお互いを慮る必要があるということを理解するようになる。それが、いじめや人を傷つけたりしないことにつながるのではないかと思うのですが、浅はかでしょうか?

 子ども達を見ていて、昔の自分を思い出しました。知りたいことがあれば、市役所や県庁へ堂々と押し掛けて行き、色々と教えてもらったことと重なりました。夏休みに呼び出され、自分が何かやらかして怒られるのかと思ったら、『ごんぎつね』の文章に記号などを書き加え、研究発表で使う資料作りのお手伝いをしたこともありました。それがみんなに配られているのを知って、とてもうれしかったことを覚えています。

 子ども達の活動は3月いっぱいまで続くそうです。

2007年11月11日

日本海側の京都へ

 今日から党の地方自治体議員フォーラム近畿ブロックの研修会が行われています。近畿2府4県の民主党所属自治体議員が集まっての勉強会です。今年は京都府連さんがお世話して下さいました。今回は和歌山県連から、藤本眞利子県議と私が参加しました。
 和歌山駅から8時45分発のスーパーくろしおに乗り込み、京都で乗り換えて舞鶴へ。3時間20分かけて12時過ぎに到着です。日本海側の京都へ行くのは初めてです。
 お昼を舞鶴で食べようと決めていたので、駅前を散策しました。すぐ近くに商店街があるものの、日曜日ということもあってか、食べ物屋さんがなかなか見つかりません。地元の物を食べたかったのですが、お店自体が見つからなければ、お昼を食べそびれてしまいます。結局、かなり歩き回って、やっと見つけた食堂で、カレーのお昼となってしまいました。後で分かったのですが、舞鶴には「海軍メニュー」というのがあったそうです。残念…
 15時から研修が始まり、同志社大学の新川達郎教授から「ローカルマニフェストと議会・議員の役割」、福山哲郎参議院議員から今臨時国会に民主党が提出している法案の審議状況と財源について解説していただきました。
 当然ながら、議員が集まれば話題は小沢代表の辞任問題と、大阪市長選の動向になります。若手からベテランまで、それぞれに様々なご意見をお持ちです。皆さんのお話を聞きながら納得しつつ、自分の考えもお話しました。これっという答えが定まっていませんから、結論は出せませんが、私は以前お話した通りの考えに変わりはありません。
 研修は明日も続きます。

2007年11月12日

防衛の最前線へ

 今日の研修会は、まず前原誠司衆議院議員から「わが国の安全保障のあり方」と題してお話いただきました。その後、海上自衛隊舞鶴地方隊を訪問し、見学しました。
 まず舞鶴地方隊の歴史や国内での位置づけなどの説明を受けました。舞鶴地方隊は秋田から島根までの日本海側を警備担当区域として活動しています。ちなみに和歌山市は呉地方隊の管轄になります。
 舞鶴総監部内にある海軍記念館を見学して後、整備のため帰港していた護衛艦「すずなみ」の船内を見せていただきました。「すずなみ」はテロ対策特措法により、今年3月14日から8月27日までの167日間、約180人の隊員と共にインド洋上での活動に従事していました。昨年2月に就役したばかりで、新しい艦艇です。艦長以下多くの隊員の皆さんが出迎えて下さいました。艦内の装備について説明を受けながら、現物を見せていただきました。
 次に舞鶴航空基地に移動し、哨戒ヘリの装備について説明を受けました。「すずなみ」には2機の哨戒ヘリが搭載できます。
 日本海側は脅威と隣り合わせの厳しい環境であると思います。私達の安全を守って下さる自衛官の皆さんに最大の敬意を持って、見学させていただきました。
 舞鶴基地を離れ、舞鶴市内にある赤レンガ博物館へ。世界のレンガについての展示がなされていました。昼食を食べて、和歌山へ4時間かけて戻ってきました。

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(「すずなみ」の前方甲板にて)

2007年11月14日

祝!NPOセンター5周年

 今日の明るい時間は、書類の整理や日程の調整、支援者の方からご相談があったので、その対応をして過ごしました。
 18時からはわかやまNPOセンターの法人化5周年記念の交流会が行われ、参加させていただきました。私が会場に着いたときにはほぼ満員で、聞くと200名以上の方がいらしていたそうです。会場にはよく存じ上げている方もたくさんいらっしゃいました。
 わかやまNPOセンターは、一般のNPO団体が様々な活動をしていく中で、それぞれの活動が円滑に進むようアドバイスを与えたり、それぞれの団体が足らないところを補うために間を取り持ったり、情報共有の場を設けたりと、いわゆる「NPOのコーディネーター」をなさっているところです。
 ご来賓のご挨拶の中で、日本NPOセンター代表理事の播磨靖夫さんのお言葉の中に、「こんなにNPOを支える仕組みは他の地域にはない」とおっしゃっておられました。このお言葉は活動されている方々には「勲章」で、自信を持っていいと思います。色々な形で地域社会を支える仕組みができていることは誇りです。和歌山がNPO先進県として進んでいくことも視野に入れてもいいのではないでしょうか。
 写真のしおりは社会福祉法人一麦会「麦の郷」の皆さんがひとつづつ手作りで作られたものです。色も紫根やざくろ、ウコンや柿渋など自然のものでつけられています。このしおりの収益の一部が映画『ふるさとをください』の制作費に充てられます。10月に和歌山でロケを行ったそうです。政治スクールでも教材として、この映画を見ていただこうと思っています。

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 このしおり、良く見ると風情があって、かわいいでしょ!

2007年11月15日

テレビの取材

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 テレビの取材は、当選直後のテレビ和歌山のインタビュー以来、2回目です。今回は某民放の報道番組の取材で、テーマは「グリーンピアのその後」です。
 国から格安で売り払われたグリーンピアの施設は今どうなっているのかを追跡取材されているそうです。6月に国会議員団と一緒にグリーンピア南紀を視察した中から、那智勝浦町の元町議さんと私が選ばれました。
 朝9時に和歌山市を車で出発し、上富田・新宮を経由してグリーンピア南紀まで3時間半。長い道のりでした。グリーンピア南紀は現在、那智勝浦町と太地町が敷地建物を所有していますが、今回の取材では太地町から許可が下り、那智勝浦町からは拒否されたそうです。そのため太地町側から那智勝浦町側にある建物を見ながら、元町議さんと一緒にインタビューを受けました。
 何回見ても立派な建物でした。このまま遊ばせておくのが本当にもったいなく思います。しかし、中国系外資による再開発は頓挫し、振り出しに戻りました。
 国が年金の掛け金約122億円をかけて建設し、世の批判を受けて持て余し、小さな町に大きな施設を押し付けて、このことを終わりにしようとしています。国は、もう終わったことと思っているかもしれません。地方分権といいながら、このような施設を押し付け、その反面、財政の健全化を求めてくる。二重人格としか言いようがありません。そして、突っ込んだ年金の掛け金はできるだけ多く回収する努力もしない。本当に何を考えているのか、分かりません。
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 写真はグリーンピア南紀の中にある植木でできた迷路です。グリーンピアの行方は、まさにこの迷路の中を彷徨っているようです。

2007年11月16日

心強い声援

 朝一で、以前お受けしていた介護に関するご相談を解決するため、市役所で打ち合わせをしました。
 それからある団体の総会へ出席。会員の皆さんにご挨拶をさせていただく機会をいただきました。会員の多くの方が、選挙でご支援下さいました。お一人ずつ、名刺をお渡しして、お話させていただきました。
 本当に皆さんが私の当選を喜んで下さっていました。ある方は選挙当日、テレビ和歌山でずっと結果を見て下さっていて、テロップで当選と出た時に、お風呂に入っているご主人さんに大声で当選を伝え、ご夫婦で喜んだというお話をして下さいました。
 そういうお話を聞くと、もっともっとがんばらなくっちゃっと思います。今後ともよろしくお願いいたします。

2007年11月17日

イベントの秋です

 秋になれば、何かとイベントが多くなる時期です。
 今日はまずビッグホエールで行われている人権フェスタに出かけました。
 お昼の時間に出かけ、藤本眞利子県議がお手伝いされているという「かすうどん」屋さんを訪ねました。テーブルに座っていると、次から次へとお客さんが並び、途切れることがありません。厨房は注文をさばくのにてんてこ舞い。予想以上の入りだったのだと思います。かすうどんが飛ぶように売れていきました。そんな状況を横目で見ながら、おいしく頂きました。スタッフの皆さん、お手伝いできず、すいません。本当にお疲れ様でした、そしてごちそうさまでした。
 その後、市和商デパートへ。着いたら終わる少し前でした。それでもお客さんはわんさか。同級生の子どもが市和商の生徒なので捜しましたが、全然見つかりませんでした。売り場で中学時代の美術の先生に再開しました。今はデザイン科で教鞭を執られているそうです。お会いできて、うれしかったです。
 15時からは男女共同参画に関する勉強会。現状や課題を教えていただきました。
 今日は盛りだくさんの1日でした。

2007年11月19日

政治スクールの見学

 来年2月から民主党和歌山県連でも「政治スクール」を開講します。全国では30番目の開講です。
 政治スクールの事務局長を仰せつかりましたので、どのように運営していこうか、ヒントを頂きに埼玉県連で行われる政治スクールを見学させていただきました。
 ご担当の方から、「電車で人身事故もあり、今日はちょっと少なめ」と言われましたが、それでも30名弱の方がいらしてました。また私と同じように、広島県連からも4名見学にいらしてました。
 今日のテーマは社会保障についてでした。日本の現状や、福祉先進国と言われる北欧からフィンランドの例などを詳しく解説されていました。

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 確かに、特に北欧では福祉の充実が進んでいますが、その反面税金の率はかなり高くなっています。北欧と日本は文化も違いますし、即導入というわけにはいきません。何が一番いいのかという点においては、考えていけると思いますし、北欧の制度は参考になると思います。

 ちなみに、今日は月曜日でしたのでいつものように、岸本周平さんと一緒に市駅前での朝の街頭演説から始まりました。

2007年11月20日

行ったり来たり

 昨晩、浦和での埼玉県連政治スクールの見学を終え、羽田6時45分発の始発便で和歌山へ帰還。雑用をこなし、12時から議会の控室でクラブ総会。来週から議会が始まるので、その打ち合わせです。今回の議会でも質問をさせていただきます。
 打ち合わせが終わって、正午のNHKニュースを見て、その後に『生中継ふるさと一番!』という番組が続きます。今日は紀の川市からの生放送で、黒豆などの紹介をいとうまい子さんがされていました。
 テレビを見終わって、市内を何箇所か回り、再び関空から羽田へ。明日の朝から視察のため、移動です。しかし、今日はどうも調子が良くありません。出発のときは使用機到着遅れのため10分遅発、到着のときは羽田でバードストライク(離着陸時、飛行機のエンジンに鳥が入ったりすること)のため、滑走路が閉鎖され、夕方の混んでる時間で着陸の順番待ちをさせられ、伊豆大島の上空をぐるぐる旋回。そのおかげできれいな夕日を見ることができましたが。

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 結局、羽田まで1時間40分かかりました。ものすごく疲れて羽田の出口を出ようとしたとき、見たことのある人が…あっ、いとうまい子さん!さっき、テレビで見て同じ和歌山にいらしたのに、今は同じ羽田にいるなんて!つい声を掛けてしまい、「私も和歌山の人間で…」などとお話させていただきました。一緒に写真を撮らせていただいたら良かったんですが、いとうさんが私服でいらっしゃったのでご遠慮させていただきました。でも、それだけで疲れが吹っ飛んだ感じがしました。
 いきなり話しかけたのに、ちゃんと笑顔で受け答えして下さったいとうさん、ありがとうございました。

2007年11月21日

いきいきと生きる

 今日は朝から障害者雇用の先進事例について、視察をしました。午前中は東京都三鷹市にある横河電機㈱へ、午後はスターバックス社を訪問しました。
 まず横河電機㈱では、横河ファウンドリー㈱という子会社を設立し、そこに21名の知的障害者の方がお勤めになっています。彼らは横河電機や関連会社から発注される名刺やスタンプの製造、ファイルのリサイクル、社内で発生した古紙やゴミの回収、請求書や資料の封詰め、廃機器の解体分別などを請け負っています。
 ロビーで待っていると、実際に働いている知的障害の方が迎えに来て下さり、職場まで案内していただきました。職場では業務を担当している人が、それぞれに説明して下さいました。後で人事担当(横河電機では「人財部」と言います)の方から聞いた話ですが、見学者に対する説明は会社からこう言いなさいと決めているのではなく、各人がそれぞれに自分で考え、説明しているとのことでした。また、例えば、スタンプを作る人の場合、小さいスペースに漢字がたくさん並ぶと、字がつぶれて見えにくいので、書体を漢字だけ教科書体に変えるなど、それぞれに工夫をする余地が与えられていました。
 ただ単にマニュアル通りこなすだけの仕事ではなく、それぞれに工夫し考える余地を与えることで、あくまでも自立の一助になるように、との配慮がなされていました。また、一つの業務に偏ることがないよう、複数の業務ができるように訓練されているそうです。これは、別の社会に出たとき、一つのことしかできないよりもいくつかのことができるほうが道が広がるという配慮からです。
 単なる法律上の数合わせだけの障害者雇用ではなく、「パートナー」としての障害者雇用という会社の姿勢がはっきりと見えました。人財部の方にとっては、ここまで来るのに大変だったろうと思います。まねするものもなく、自分達で採用の方法を決めなければなりません。しかし、会社としての理念がはっきりしていたので、障害者であろうとなかろうと、会社にとっての「パートナー」探しという意味ではっきりしていたのだろうと思います。
 長くなりましたので、午後から見たスターバックスの報告は明日にします。

2007年11月22日

いきいきと生きる その2

 昨日の視察報告の続きです。午後からお伺いしたスターバックス社についてです。
 JR山手線原宿駅から少し歩いた、メイン通りから路地へと入ったところにお店はありました。お昼のピークを過ぎた14時にお約束をしたのですが、外のテラス席も満席の状態で、お忙しい時にお願いしてしまったみたいでした。
 本社の人事担当の方と一つの机を囲んで、パソコンでの画像などを見ながら、スターバックス社の取り組みについてお話いただきました。
 スターバックス社では従業員をパートナーと呼び、障害を持った従業員をチャレンジドパートナー(CP)と呼んでいます。1店舗に1人のCPを入れるよう取り組んでいます。今はまだ首都圏中心ですが、少しずつ範囲を広げて、関西圏でも実施していきたいとおっしゃっておられました。
 CPは訓練を受けて段階的にできる業務の幅を広げていきます。はじめは店舗の掃除からゴミの処理など、簡単なことから。できるようになってきたら、他のパートナーの補助を受けながらレジ打ちや発注、商品の製造など、レベルを上げていきます。実際はなかなかレベルを上げるのが難しいようですが、中には数名一人で業務をこなせるCPもいるそうです。その彼の映像を見せていただきました。アルバイトを超えた、お客さんにコーヒーの専門知識を提供できるバリスタを目指して勉強しているそうです。
 この店舗で働いているCPさんと店長さんにお話を伺いました。私達が本社の方から説明を受けている間も、こまめに掃除やゴミ出しをされている姿を見ていました。本当に笑顔で今の仕事が楽しいとおっしゃっておられました。店長さんも他のCPさんと仕事されたことがあり、障害者の方と接するのに慣れてらっしゃいました。接客の現場で障害者が働くことはまだまだ難しいことであると思います。しかしそれを様々な工夫で実現し、障害者も社会を支える一人になっているのです。
 数年前、アイ・アム・サム(2001) という映画があったそうです。この映画がきっかけで、スターバックスへの採用希望が急激に増えたそうです。しかし、両社の方が、ハンデがあっても仕事に対して正面から向き合い、決してあきらめないという姿勢を持った人を採用しているとおっしゃっておられたのが印象的でした。

2007年11月23日

今年の大鍋は

 今日は勤労感謝の日。日々お仕事で日本を支えて下さっている皆さんに心から感謝します。
 毎年恒例となってきました砂の丸広場での「食祭」が今年も行われました。今年の創作大鍋「吉宗鍋」は南蛮鍋でした。お天気が良かったものの、少し風があり肌寒かったです。
 お昼をここで済ますつもりだったので、「トンガの鼻自然クラブ」の皆さんが作られたちらし寿司を買って、南蛮鍋と一緒に頂きました。
 さて、来年はどんな鍋になるのでしょう?楽しみです。

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2007年11月25日

よさこい秋祭り

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 今日は「よさこい秋祭り」が和駅のわかちか広場で行われ、スタッフとしてお手伝いしてきました。  よさこいはどうしても夏のイメージがあり、来年の夏まで間が開いてしまうと寂しいので、秋にもお祭りをということで、企画されました。また同時に、新チーム結成やどこかのチームに入って踊ってみたいという方のサポートのため、開かれました。  写真の通り、これでもかというくらいに広場に人が集まり、外で音を聞きつけた方も地下まで下りて来ていました。結果、大成功に終われました。  来年の5回目に向けて、また走り出します。

2007年11月26日

質問作成中

 いつものように、市駅での朝の街頭活動から始まりました。とても太陽が恋しい季節となってきました。晴れていると早くから顔を出してくれますが、曇ってるとなかなか顔を見せてくれません。そんな時ほど、「早く出てきてくれないかなぁ」と思うほど、寒かったりします。段々厳しい季節になって行きます。

 明日から12月議会が開かれます。3回目の議会で、3回目の一般質問をします。打順は一般質問1日目、30日の3番目で、お昼からの登板になります。
 今回は分野を教育に絞って質問をします。質問の構想は前々から練っていたので、かなり下調べもしました。初めての一般質問に比べると、だいぶコツもつかめてきて、勝手が分かってきました。
 比較的早くに質問を決め、市当局と議論を進めてきたので、いい感じに組み立てられてきていると思います。いつものように、議事録の速報を掲載しますので、ご覧下さい。

2007年11月27日

12月議会開会

 今年最後になる12月議会の開会です。今回は12月の祝日の関係もあり、11月の開会になります。午前中に本会議が開かれ、諸般の報告と市当局から議案の提案がありました。
 進めている一般質問の勉強を途中で抜けて、東急インで行われていた和歌山社会経済研究所主催のシンポジウムに行ってきました。私が会場に着いたとき、仁坂知事の講演が始まったところでした。経済産業省で得られた知識と分析力でお話されていました。

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 夜には、来月から始まる日赤医療センターの新築工事に伴う地元説明会に行ってきました。

2007年11月28日

今日のいろいろ

 今日も議会が開かれました。今日は先に市当局から決めてほしいと出された、市長などの給与カットについての議案を審議し、可決しました。
 午後からは質問の調整です。どうしても当局と折り合わないところがあります。あさってが質問なので、あまり時間が残っていません。明日までとことん詰めていこうと思います。
 夜には連合和歌山地協の皆さんと市政政策懇談会が行われました。主に労働政策について、市当局から担当官、連合推薦を受けている市議会議員が集まって話し合いました。

2007年11月30日

07年12月議会の一般質問全文

 今日の質疑の議事録を記します。なお、これは原稿ベースで、速報版です。実際の議事録は若干異なることをお含み置きください。正規は後に発行される議事録に拠ります。

《質問》
 こんにちは、民主クラブの山本忠相です。
 今回は入り口の主題を教育に絞って質問をさせていただきます。
 まず、子ども達の「放課後」対策についてお伺いします。
 昨今、登下校中や放課後において、子ども達が犯罪に巻き込まれる事例がいくつか報道されています。また放課後の使い方によっては、一つの見方として、通常の学校教育では学べない社会性、例えば学年を超えた縦の関係を学ぶ場として、活用できるのではないかと考えます。
 そこで、本市の小中学校における、いわゆる「放課後」対策はどのように行われていますか。具体的に制度として確立されている場合は、その制度の概要をお答え下さい。またその制度を利用している児童生徒は何名いらっしゃいますか。そのうち障害児は含まれていますか。いる場合は人数をお答え下さい。「放課後」対策における障害児への対応はどのようにされていますか。当局として現状をどう捉えていらっしゃいますか、考えをお示し下さい。

 次に小学校の統廃合についてお伺いします。
 ある市民の方から、隣接する小学校で児童数に10倍もの差があるのはおかしいのではないか、とのご意見を頂戴しました。
 実際調べてみますと、昨年度の資料で、例えば雑賀崎小学校の児童数が105名なのに対して、直線距離で1.5キロ離れている隣接の雑賀小学校の児童数は945人と9倍の差がありました。また元々の設置校である野崎小学校が肥大化したために分割誕生した野崎西小学校が本校を上回る児童を有するという例もあります。その反面、中心市街地では、児童数145人の本町小学校から直線距離で600メートルしか離れていない城北小学校に171人の児童が在籍しており、中心地の過疎化が顕著であります。このように学校間での児童数格差が生じている状況をどのように捉えていらっしゃいますか。お答え下さい。

 続いて教育現場での男女共同参画についてお伺いします。
 国は1999年に施行された男女共同参画社会基本法に基づき、2000年12月に男女共同参画基本計画を定めました。この中には「ジェンダー・フリー」という言葉でもって男女の性差や区別さえも否定するものが含まれていました。この考え方が咀嚼されることなく教育現場へ下りたため、2003年9月、静岡県沼津市の9つの小学校が5年生を対象にした校外宿泊学習で児童を男女同室に宿泊させていたことが発覚。翌日には山形市でも同様のケースがあったことが分かりました。
 昨年6月、文部科学省は「学校における男女の扱い等に関する調査」を行っております。調査結果は都道府県別に発表されていますが、和歌山県において、林間学校や修学旅行など宿泊を伴う活動の際に男女同室となっている学校が小学5年6年共に2校ずつありました。これは同じ学校と推察されます。また、体育の着替えを男女一緒に同室で行う学校が小学5年で14校、6年で11校、中学1,2年で各8校、3年で7校ありました。そして、児童生徒の名前を呼ぶ際、男女統一的に「さん」付けしている例が小学校で18校ありました。
 そこで、男女共同参画基本計画が2000年12月に制定された際、本市では教育現場でどのように取り入れましたか。また先程具体例を挙げたような事例が本市ではなかったでしょうか。
 以上お伺いをして第一問といたします。

《大江教育長 答弁》
 議員ご指摘のとおり、中心市街地での児童数の減少や、隣接する2校間に児童数の大きな差があることも認識しております。
 学校教育は、集団による教育が基本であり、教科学習はもちろん、運動会や文化祭などの学校行事やクラブ活動などにおいても、子どもたちの個性を伸ばし、社会性と生きる力を育てるためにも、一定規模の集団が大切であります。
 今後、児童数が減少傾向にある中で、地域の子どもは地域で育て学ぶことができる環境づくりを基本として、通学区域の見直しをはじめ、学校間連携や統合を含め、幅広い視野に立って検討をする必要があると考えております。
 平成12年に策定された男女共同参画基本計画にもとづき、男女共生教育を進めるためには、教育現場にある歴史的・社会的・文化的に作られた性差に気づき、職員研修を通して、男女共生教育の必要性を感じ取ることからスタートし、子どもたちに男女共生の意識を育てる実践をしていくことが大切だと思います。
 その実現に向け、現在、初任者研修や新任教頭、新任教務主任を中心に研修会を実施しております。
 また、教育環境の改善として具体的に男女混合名簿の実施を呼びかけ、平成15年度には全ての小学校で実施をしております。また、中学校では現在8校で実施しており、導入に向けて職員会議等で検討を重ねているところです。
 なお、本市におきましては、男女同室着替えなどの不適切事例は報告されておりません。

《馬場教育局長 答弁》
 市教育委員会での、子どもの放課後対策は、中学校では実施しておりませんが、小学校では、放課後子ども教室推進事業(あいあい教室)及び放課後児童健全育成事業(学童保育)の2事業を実施しています。
 まず、あいあい教室では、子ども達が地域社会の中で、心豊かで健やかに育まれる環境づくりを推進することを目的に、現在、雑賀崎小学校はじめ9校において、あいあい教室を実施し、463人を受け入れています。
 また、学童保育では、放課後に適切な遊びや生活の場を与えて、子ども達の健全な育成を図ることを目的に、現在、小学校42校、民間保育園13箇所と併せて、55箇所で学童保育を実施し、1,997人を受け入れています。
 次に、障害児の受け入れ状況でありますが、あいあい教室では3人、学童保育では21人を受け入れています。
 最後に障害児の対応等についてでありますが、あいあい教室及び学童保育では、集団行動ができることを、条件に、その障害の程度によって受け入れており、今後も、学校の施設や諸条件にもよりますが、障害児が放課後に、児童と活動を共にすることにより、障害児の健全育成となるよう努めてまいりたいと考えています。

《再質問》
 それぞれご答弁をいただきましたので、再質問をさせていただきます。
 まず、子ども達の放課後対策について。
 保育所および小学校での、教育と福祉両面からの制度についてお示しいただきました。しかし、今の答弁の中から、中学生については空白地帯となっていることも分かりました。ぜひ、この中学生について空白を埋めるように要望したいと思います。中学生になれば必要ないと一般的に考えられるかも知れません。中学生になればしっかりしていると思われるかもしれません。しかし、中学生はまだまだ子どもだと中学生の子どもをお持ちの親御さんはおっしゃいます。ご対応いただけるようご配慮下さい。
 また、障害児についても、福祉と教育の両面から支えていただけるよう、制度の拡充をお願いします。少しでも自立の助けになるようにと、親御さんたちは考えていらっしゃいます。折りしも、来月3日からは「障害者週間」が始まります。特にご配慮いただきますようお願いいたします。

 次に、小学校の統廃合について。
 私が先程指摘したことに対するご認識が当局にあるということは分かりました。さて、そこで具体的にどのように進められるのでしょうか。お考えをお示し下さい。

 最後に、男女共同参画の政策について。
 先にお示ししたような不適切な例は報告されていないというお答えでした。これについてはひとまず安心をいたしました。ただ、今後もそういう事例が発生しないよう、指導と確認をしていただきたいと思います。
 と言いますのも、先程本市も則っているとお答えをいただいた国の男女共同参画基本計画が5年毎に見直しをされており、2005年に第2次基本計画が決定をされています。当初の基本計画の中に誤った考え方があり、その結果、教育現場での不適切な事例につながったとの反省から、大幅な見直しがされています。
 第2次基本計画の中には、例えば、「ジェンダー・フリー」という用語を使用して、性差を否定したり、男らしさ女らしさや男女の区別をなくして、人間の中性化を目指すこと、また家族やひな祭り等の伝統文化を否定することは、国民が求める男女共同参画社会とは異なる。例えば、児童生徒の発達段階を踏まえない行き過ぎた性教育、男女同室着替え、男女同室宿泊、男女混合騎馬戦等の事例は極めて非常識である。また公共の施設におけるトイレの男女別色表示を同色にすることは、男女共同参画の趣旨から導き出されるものではない。これについて、広く国民に周知徹底する。とあります。
 本市でも国の男女共同参画基本計画決定を受けて、和歌山市男女共生推進行動計画を策定されたと聞き及んでおりますが、第2次基本計画決定の後、本市の計画はどのように見直しをされましたか。具体的にお答え下さい。
 またこのような流れを市長はご存知でしたでしょうか。あわせてお伺いし、再質問といたします。

《大橋市長 答弁》
 和歌山市では、現在「和歌山市男女共生推進行動計画」に基づき、第3次事業実施計画を推進しているところでございます。
 市の第3次「事業実施計画」策定にあたり、どのように見直したかとのご質問ですが、「第3次事業実施計画」は『行動計画』に基づく最終次の計画として、第1次・第2次計画からの施策を含めた総括的な推進を図ることとしており、実施計画の見直しは特に行っていません。しかし、本市の男女共生推進に係る諸問題についてご審議いただく「和歌山市男女共生推進懇話会」において、「ジェンダー・フリー」に関連するさまざまな誤解、特に他市の不適切な事例等を踏まえての議論が行われ、「和歌山市においては不適切な事例はないものの、今後もあらゆる機会を通して、正確な理解の浸透を図るため、広く周知・啓発の努力は必要である。」などのご意見等があり、その後の事業推進により充実を期しているところでございます。
 また、このような流れを知っていたのかとのご質問ですが、平成12年に定められた第1次の「基本計画」後、「ジェンダー・フリー」に関する不適切な問題が発覚してきた状況の中で、平成17年に決定された「第2次基本計画」では、これまで使われていた「ジェンダー」から「社会的性別」として明記され、その視点についても明確な定義が示されています。これらの経緯とともに「第2次基本計画」の趣旨を理解し、すべての男性・女性の人権が尊重され、個性と能力が十分に発揮できる社会、喜びも責任も分かち合える和歌山市の男女共同参画社会の実現を目指して取り組んでいるところでございます。

《大江教育長 答弁》
 小学校の統合や通学区域の見直しなどを進める上で、児童の学習環境を最優先に考える必要があり、そのためには、保護者や地域住民と十分に協議を重ね、通学の利便性や安全性を確保することはもとより、よりよき学べる環境づくりをしていかなければならないと考えております。教育委員会としましては、適正な規模、配置等について検討するため、平成20年度に有識者会議の設置に向け、取り組んでまいります。

《再々質問》
 まず小学校の統廃合について、大江教育長からお答えを頂きました。
 ぜひ早いうちに有識者会議を置いて動き出していただきたいと思います。やはり子どもも少ない人数よりはある程度の人数の中で揉まれる方が、しっかりとした人格形成が可能になると考えます。また武田信玄が言った「人は城、人は石垣、人は堀」という有名な言葉があります。まさに、「人づくりは街づくり、街づくりは国づくり」であると考えます。こんな話を大江教育長に申し上げたら逆に失礼かも知れません。ただ、私みたいな人間が29才にして市議会議員をさせていただけるのも、この和歌山で教育を受けたからだと自負しております。
 とにかく、教育からの街づくりをしていただけるよう、また教育は決して合理化のものさしだけで計ってはならないと思います。予算など厳しい状況ではありますが、市長には特段のご配慮をお願いいたします。

 次に男女共同参画の政策についてです。
 本市では国からの基本計画を鵜呑みにすることなく、和歌山市に合った形での男女共同参画の形を検討されたとご答弁いただきました。このことは真の地方分権の姿であると思いますし、全国的な「ジェンダー・フリー」の流れに乗らなかったことで疑心暗鬼になられたり、試行錯誤されるなど、ご苦労があったことだと思います。今後も男女の区別と差別を混合したり、間違った男女共同参画の考え方が広がらないよう、実施計画の一層の推進をお願い申し上げまして、私の質問を終わらせていただきます。

2007年12月02日

中央市場の鍋まつり

 今日のお昼は、中央卸売市場での鍋まつりのご案内を頂いていたので、お伺いしてきました。
 ちゃんこ・ふぐ・くえ・あんこうなど9種類の鍋を市場の皆さんが用意され、振舞っていました。私が会場に着いたときにはすでに、くえ鍋は終わっていて、あんこう鍋と鯛鍋の2つを頂きました。

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(左があんこう鍋、右が鯛鍋)

 どんぶりの大きさに、市場の皆さんの心意気みたいなものを感じてしまいました。2つの鍋をしっかり頂いてウロウロしていると、即売コーナーで数の子や鮭など、お正月を迎えるための品も売られていました。あんこうの解体ショーも始まり、人だかりができていました。見る見るうちに吊るし切りで捌かれていました。まつりの途中では、大橋市長もお出でになって、ご挨拶をされていました。
 心も身体もあったまるひとときでした。

2007年12月03日

いつもと違う

 毎週月曜日は市駅前での朝の街頭演説からスタートしますが、今朝は周平さんが出張でお休み。そのため、特別体制で周平後援会の皆さんと演説&ビラまきを計画していましたが、かなりの土砂降りであえなく中止に。
 雨の日のビラまきは最悪だと経験則から言えます。まず配るビラが濡れます。傘をさしながらビラを配るのは大変苦労します。そして、受け取る方は手がふさがっているので、取ってもらえないことがほとんどです。雨の日は何かと行動が遅れがちになるので、急いでる人には嫌がられます。そんな悪条件の中で、ビラを配っていいことはありません。ということで、中止になりました。
 議会では、一般質問の2日目が行われました。

2007年12月04日

踏んだり蹴ったり

 昨日の朝の街頭演説は雨で中止。今日は和駅で元気に!と思っていたら、アクシデントです。
 朝5時過ぎに、阪和線が車両故障で止まり、南海に振り替え輸送となりました。7時の時点で、市駅との間のシャトルバス乗り場は列が駅舎の南端まで伸びていました。しかし、肝心のバスは来ない。いつもは何台も止まっているタクシーが1台もない。こんな日に限ってどうなってんの?と思ってしまいました。後で、市駅との間の電車もすし詰めだったそうです。JRはこんな時、他の交通機関に連絡しないんでしょうか?ちょっと連携が悪いような気がします。
 で、ビラ配りは殺気立っている皆さんに配りにくく、中止となりました。ビラを見て、「故障の詫び状か?」とか言われましたので。明日、仕切り直しです。
 一般質問3日目の今日は、うちの会派の寒川先生が質問に立たれました。

2007年12月05日

仕切り直し

 2日続けてうまく行かなかったビラ配りを仕切り直ししました。出張から帰られた周平さんと一緒にマイクを持ち、ビラを配りました。今日はいつもと同じ、和駅の朝の風景でした。
 一般質問は4日目の質疑が行われました。本会議が終わった後、建設企業委員会の勉強会を行いました。委員会を開く前に、当局から出されている議案の説明を正副委員長で受けます。説明を受けた後、疑問点などを解消します。ややこしそうなところは、あらかじめ資料を用意してもらうなど、対応を求めます。その上で、円滑に議事が進むよう、こちらも準備します。
 このような下準備があって、議案審査が行われます。

2007年12月06日

一般質問最終日

 今日は一般質問5日目、最終日でした。今日は午前午後それぞれ一人でしたが、午後の質問では、質問者の質問内容がよく分からなくなり、質問を整理するため、一時議事が止まりました。
 明日からは委員会審査に入ります。

2007年12月07日

イエローカード

 今日から委員会審査に入ります。今議会ではうちの委員会に付託された議案は、ほぼ全部が「人件費の精算による予算の減額」でした。これは、担当部局の職員数が予算を組んだときに比べて少ないと、必要な人件費が少なく済み、余ると思われる金額を予算から外すものです。今日は消防局と水道局の審査でした。

 午前中、副市長と財政局長が控室を訪れ、今日の昼過ぎに地方財政健全化法のイエローカードとレッドカードの基準が発表されると連絡がありました。
 14時過ぎに局長が報告書を持ってこられました。これによると、今後、地方自治体の財政を5つの指標でどの程度健全なのかを計り、基準値を超えたものをイエローカードである「早期健全化団体」と、レッドカードである「再生団体」に分け、赤字処理をしていくものです。
 今回の基準値の発表で、和歌山市は5つのうち、2つはクリア、2つはアウト、1つは不明という結果が出て、イエローカードとなる公算が大きくなりました。ただ、今年度の決算は、昨年度の決算より悪化する方向で、かなりレッドカードに近くなります。
 これらのことを整理して、近くお知らせしたいと思います。

2007年12月08日

被災体験をしてみる

 わかやまNPOセンターの企画で、模擬訓練としての被災体験をしようという催しがあり、参加してきました。
 和歌浦自治会の玉置会長はじめ役員の皆さん、NPO団体や企業の方々が、ブース展示として参加されていました。
 また阪神・淡路大震災を神戸で被災された美野さんが、地震の直後にどんな不都合が起こるか、身をもって体験されたことをお話して下さいました。
 例えば、メガネをかけている人はメガネがどこかに行ってしまって分からなくなるとか、寝る時は夏でも厚手の靴下を履いているとガラスの破片を踏んでもケガしにくい、笛と小さいライトを常に首からぶら下げていると瓦礫の下敷きになっても、助かる率が高いなど、実体験からのお話をして下さいました。
 私も常に枕元に小さなライトを置いています。今度は笛をライトにくっつけておこうと思います。
 玉置会長は、自治会の中で「助けられたい人」と「助ける人」を地図に落としておいて、緊急時に役立てるということを実践されています。これが全国でも注目されていて、月に何組も視察に来られるそうです。しかし、和歌山市の中でも場所によって温度差がかなりあるということが分かってきた、と玉置会長とお話ししていた中でおっしゃっておられました。和歌浦は地震が来たら、すぐに津波の被害が想定されます。普段からかなりの危機感をお持ちですが、必ずしも他の地区とはその危機感を共有できないようです。

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 写真は、すぐできる担架です。毛布と物干し竿などのしっかりした棒が2本あれば、すぐにできます。実演したときに、皆さんが怖がっておられたので私が実験台になって一番手を引き受けました。写真はその後のもの。みんな安心して乗っています。このかんたん担架の作り方は、普通救命講習でも習います。消防局でも講習会をやっていますし、私が講習会を開くこともできます。ご希望があればお伺いします。

2007年12月10日

街頭演説のかけもち

 今朝は、いつものように市駅前での街頭演説から始まりました。しかし、和駅では連合の皆さんが最低賃金と職場環境の改善を求めるアピール活動をされます。7時40分ごろ、周平さんを一人残し、後ろ髪を引かれる思いで市駅前を後にしました。
 和駅では〆木先生とともにマイクを持たせていただき、連合の皆さんと一緒に啓発用のティッシュを配らせていただきました。最低賃金は大人だけの話ではなく、高校生も関わりがあります。和歌山県の最低賃金は662円で、近畿2府4県では最低です。経済状態が良くないので、仕方ないと言えば仕方ないのですが、仕方ないと言ってしまえばそれまでなので、何とか改善の策を講じていかなければならないと思います。

 議会では委員会審査の2日目です。今日は建設局中基盤整備部・住宅部・下水道部の審査になります。中身は先週末と同じ、「人件費の精算による予算の減額」でした。

2007年12月11日

委員会での採決

 昨日までに担当の委員会の審査はすべて終わりました。今日は議案についての採決を行いました。一部の議案に対して、共産党から反対が出ましたが、すべての議案に対して、賛成多数または賛成全員で可決されました。

2007年12月13日

環境特別委の視察

 今日行われた環境保全対策特別委員会では、市内企業の実例を視察すると言うことで、花王㈱和歌山工場へ赴きました。
 世界中にある花王の工場の中で、和歌山工場は会社の全生産量の3分の1を作り出していて、金額ベースでは半分を占めているという説明が、環境対策の設備を見学する前にありました。子どもの頃にも見学に行ったりして、身近だった工場はそんなにすごかったのかと驚きました。
 工場内では、排水を微生物によって浄化する施設、廃油や廃棄物をプラントで燃やし、その廃熱を再利用する施設、洗剤を乾燥させたときに紛れ込む小さな粒子を回収する装置などを見せていただきました。
 生活に身近で世界的な規模の企業であるからこそ、最大限の努力をされていました。

2007年12月14日

議会も最終盤

 いよいよ12月議会も終わりが近付いてきました。今日はクラブ総会を開き、来週月曜日に行われる本会議での議案の賛否について、話し合いました。また、今議会では5本の意見書が提出される予定です。
 議会2日目に可決された、職員と議員のボーナスを人事委員会勧告に従って0.05ヶ月分増やす議案については、新聞などでも取り上げられ、値上げラッシュのこの時期に賃上げするとは何事ぞ!というご批判もたくさん頂きました。
 先日ここでもご報告いたしましたが、地方財政健全化法の基準指標が総務省から示され、和歌山市はイエローカードである早期健全化団体に指定される公算が大きくなったこともお話しました。議会の総意として、市が財政的に厳しい状態だと言うことは重々承知しておりますし、あぐらをかいているだけではなく、早くから検討は進められてきました。そして今日、ようやく一つの目に見える形として、市民に皆さんにお示しできるようになりました。今日の議会運営委員会で、「議会費に関する検討協議会」を設置して、具体的な削減策を2月議会に提出できるようまとめることが決まりました。
 議員は経費削減をするということでまとまりましたので、あとは具体的にいくら削るのかを詰めることになります。数字的な面とともに、政策の点からも努力していきたいと思っています。

2007年12月15日

生活の足をどう守るか

 今日はNPOが主催された、生活の足である公共交通をどう守っていくか、という勉強会に出席しました。
 和歌山市も中心地はまだ便利なものの、郊外に出れば出るほど便数が少なかったり、バスが通っていなかったりします。和歌山市以外の県内はもっと厳しい状態です。
 そのため自家用車が活躍するわけですが、いつとても車に乗れるとは限りません。そもそも車を持っていない、免許を所持していなければ乗れませんし、最近では高齢者の運転ミスが原因の事故なども報告されています。身体の衰えで運転できなくなることもあります。普段運転できる人でも、飲酒していれば、ハンドルを握れません。このように必ずしもみんながみんな、自家用車の恩恵に与れるわけではないのです。
 そこで、活躍するのが公共交通なのですが、営利企業である以上、採算が合わなければ整理されていきます。公共交通の足がなくなった「交通過疎」の地域をどのようにカバーしていくのかが、今後の課題となってきます。
 本市の現状を調べて、市政に活かしていきたいと思います。

2007年12月16日

5年目に向けて

 紀州お祭りプロジェクトの第5回紀州よさこい祭り準備会と忘年会に参加しました。
 これまで「5年後の和歌山を変える」を合言葉に活動してきました。いよいよ来年が約束の「5年目」になります。そして、戦災で焼けた和歌山城の再建50周年に当たります。色々なアイデアや企画を出して、皆さんに楽しんでいただけるようがんばっていきます。
 皆さんからもご希望があれば、ぜひお知らせ下さい。

2007年12月17日

12月議会最終日

 今朝もいつものように市駅前での街頭演説からスタートです。今日は岸本周平後援会の方と政策ビラを配りました。

 いよいよ議会最終日となりました。午前中は建設企業委員会の委員長報告の読み合わせを行い、会派で議案の賛否について話し合いをしました。「委員長報告の読み合わせ」とは、委員会に付託された議案を審議し、その結果を本会議で議員全員に委員長が報告するのですが、委員会で討議された中身と結果が漏れなく含まれているか、齟齬がないかを全員で確認するものです。その後、本会議が開かれ、議案の採決を行いました。
 本会議終了後、共産党から、市営住宅の駐車場管理について、一般質問での当局の答弁とその後のマスコミ報道との食い違いがあり、事実関係をはっきりさせたいと言う申し出があり、2月定例議会までの間で、臨時に委員会を開き確認をする方向である旨の報告を頂きました。
 国会ほどではないですが、「越年委員会」のようです。

2007年12月18日

餞(はなむけ)

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 今日、ある介護施設の入社式に招かれ、行ってきました。普通の会社の入社式なら特段ここで書くこともないのですが、今回は特別です。
 介護施設を運営する会社に入社した宮里泰広さんは知的障害を持っています。県立和歌山産業技術専門学院に1月から新設された総合実務科の第1期修了生として、去る14日に学校を巣立ちました。宮里さんは修了式で答辞を読みました。
 在校中、企業実習でこの介護施設に来て、互いの相性も良かったので、そのまま就職となりました。入社式の前に少しお話をさせていただきましたが、一見して知的障害を持っているとは思えませんでした。
 施設の利用者さんや関係者を前に、入社式が始まると、宮里さんはとても緊張していて、その緊張感が私にまで伝わってきました。挨拶の機会を頂きましたので、「智慧の塊である利用者の皆さんが子や孫のように彼を育て、彼は一生懸命皆さんをお世話してくれると思います。お互いに高めあって、そしてお互いに補う関係が出来上がると思います。」とお話させていただきました。
 まさに、先日東京で見た、横河電機やスターバックスで活き活きと活躍する障害者の方と同じです。決して和歌山だからできないのではありません。これには都会も田舎も関係ありません。要はやる気の問題だけのように思います。
 入社式の後、宮里さん指揮の下、クリスマス会で披露する歌の練習の声が響き渡っていました。
 これからも時々施設を訪れて、宮里さんのがんばる姿を見ていこうと思います。

2007年12月20日

5分にまとめる

 今日の午前中は議会の控室にいて、次の2月議会に向けた政策の打ち合わせなどを行いました。
 夕方からは連合和歌山地協主催の政策懇談会が行われ、出席しました。藤本県議はじめ、連合推薦の県議3人と、私や〆木先生を含む市議会民主クラブの5人が集まり、今年1年の議会での活動を報告しました。
 当初、一人5分ということでしたが、皆さんそれぞれ持ち味があり、なかなか思うようには行かないものです。ましてや座ってる順で回ってきたので、他の先輩市議を差し置いて、私が話すことになり、恐縮しました。
 これまで3回行った議会での一般質問の項目をお話しして、今後の目標として「山本と言えば○○」というような専門分野を作りたいと決意表明をし、今年1年の議会報告をさせていただきました。
 話したいことはいくらでもありますが、与えられる限られた時間で絞ってお話しするのは難しいことです。

2007年12月25日

今年最後の街頭

 今年の朝の街頭演説もいよいよ最後となりました。昨日が天皇誕生日の振り替え休日だったので、市駅前での年内最終が先週の回でした。
 今朝は和駅東口で行いました。岸本周平さんと一緒に東口で立つのは2回目になります。前回よりは慣れていただいたのか、会釈などを返して下さる方も多くなりました。ありがとうございました。
 昨年10月から始めた(正確には、周平さんのに乗っかった)街頭演説も1年を超え、2年目へと入りました。これまで無事に行ってまいりました。また激励の声や差し入れなど頂き、心から感謝申し上げます。ありがとうございました。
 迎える新年の活動もよろしくお願いいたします。なお、この年末も恒例の歳末スーパー前の街頭演説を行います。お見掛けになりましたら、お声を掛けてやって下さい。

2007年12月26日

消防団の巡視

 昨日から大晦日の31日まで、消防団による年末火災特別警戒が行われています。皆さんのお近くでも、小さな消防車が火の用心の声をスピーカーで流したり、または拍子木を鳴らしながら歩いて火災の警戒に当たっていただいています。
 今日と明日は、市長による消防分団の慰労巡視が行われます。1日目の今日は市長と共に北野議長と、消防の所管委員会である建設企業委員会を代表して私が各分団を回らせていただきました。和歌山市内には全部で42の地区消防分団がありますが、今日はそのうちの24地区に行かせていただきました。
 19時半に消防本部を出発して大新分団からスタート。中心部から我が砂山・吹上地区、雑賀崎や和歌浦、山東を回って宮前から最終の広瀬分団にたどり着いたのが23時でした。各分団で市長からのご挨拶の後、北野議長は「ご苦労様です」と、私は、市民のためにご尽力いただいていることへの感謝の意味で「ありがとうございます」とお声を掛けさせていただきました。
 2007年の締めくくりに火事を出さない、そして何事もなく新しい年が迎えられるよう、お気をつけ下さい。そして何より、消防団の皆さんには、心から感謝申し上げます。

2007年12月28日

御用納め

 早いもので、今年も御用納めとなりました。今年は日が良く、金曜日が御用納め。新年は4日さえ休みが取れれば、最長9連休です。海外脱出組もきっと多いんでしょうね。
 朝から市役所の中で、お世話になった方々にご挨拶して回りました。お世話になっているにも拘らず、出向かなかった場合はお詫びいたします、申し訳ございません。
 明日からは歳末スーパーの街頭演説です。皆さんのお近くにお邪魔するかも知れません。その節はご声援をお願いいたします。

2007年12月29日

今年も歳末スーパー前街宣

 さて、今年も始まりました、歳末恒例スーパーマーケット前での街頭演説です。
 新年を迎える準備のためのお買い物でごった返すスーパーの前で演説をすれば、多くの方に姿を見て、声を聞いていただけます。今年も岸本周平さんと一緒に二人で市内の各地を回りました。
 スタートは周平さんの地元・広瀬地区にあるエバーグリーン・コーナン・ヒラマツ広瀬店の前です。ここの人通りは本当にすごい。ひっきりなしに車や人が出入りする演説の黄金地帯です。
 その後松源やゴトウ本店などの店先の路上で演説しました。私の地元の松源本店前でもさせていただきました。地元だけあって、かなり知っている方や支援者の方にお会いできました。
 しかし、残念ながら私が今年の歳末スーパー街宣に参加するのは今日のみ。明日は少し年末のご挨拶回りをしたりして、あさってからの大事な日程に備えます。

2007年12月31日

まず1勝!

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 今日から我が母校である近大附属和歌山高校が、全国高校サッカー選手権大会でその勇姿を見せてくれます。私は勝手一人応援団としてスタジアムに乗り込みました。  朝8時半のリムジンバスで和駅から関空へ。9時55分発のANAで羽田に降り、地下鉄を乗り継いで浦和美園駅に着きました。しかし駅からスタジアムまで1キロ強歩かなければなりません。駅からスタジアムの姿が見えているのですが、なかなか着かない。ギリギリキックオフ直前に着きました。  応援の生徒、ブラバン、ご父兄の皆さんと固まって座っておられました。在学中にお世話になった先生にご挨拶し、スタンドに陣取ります。  相手は山形代表の羽黒高校。開始5分で先制点を奪われます。しかし後半、怒涛の追い上げで3点をもぎ取り、見事に勝利しました。本当にうれしかった、久しぶりに感じたうれしさでした。  次の試合は年を跨いで、あさっての2日。次の試合が楽しみです。
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2008年01月02日

赤い闘志がみなぎる

 いよいよ近大和歌山の2戦目、相手は群馬代表の前橋育英高校。結構強いらしいです。
 しかし開始2分、先制のゴールを決めます。一気に近大イレブンの勢いが変わりました。スタンドの応援にも熱が入ります。後半、同点となる1点を取られるものの、その直後に勝ち越しのゴールを決め、そのまま試合終了。3回戦へと進みました。
 今回の試合で残念だったのは、試合中、育英高校の選手がうちの選手を殴ったらしく、レッドカードで一発退場となりました。確かに負けていて焦る気持ちは分かりますが、手を出しちゃいけません。思わず「うちの後輩に何すんねん!」と口にしてしまいました。
 アルデリーヴォ和歌山を運営している知り合いにメールしたら、ものすごく喜んでいらっしゃいました。
 さて明日は3戦目。もっとワクワクさせてくださいね。

2008年01月03日

3戦目の結果

「試合が終わりました。終わってしまったんです!」
 このフレーズは元日に見たお笑い番組で、博多華丸・大吉さんが川平慈英さんのモノマネをするネタの一部です。茶化すわけではなく、本当にそう言いたくなる気持ちでした。

 今日の試合は岩手代表の遠野高校が相手です。21回目の出場とかなり場慣れしていそうです。
 前半先制されるものの、直後に同点のゴールを決めます。後半に1点を返され、その後も相手ゴールを何度となく襲いますが、得点にはつながりません。結局、そのまま試合終了となりました。
 もうちょっとで得点になるプレーがいくつもいくつもあったんですが、本当に残念です。
 そして、今日も後半終了少し前に、相手の選手がレッドカードをもらい退場しました。スタンドの反対側での出来事だったので、原因がはっきり分かりませんでした。フェアプレイの点では近大和歌山の選手は本当にすばらしいと思います。日々の練習でも監督にうるさく言われているのでしょう。当たり前のことですが、なかなかできないものです。

 また来年もピッチに立って、きっと国立へ連れて行ってくれるものと信じています。
 選手の皆さん、本当にお疲れ様でした。そして、ありがとう。

2008年01月04日

本格始動

 今日は御用始めです。昨日の敗戦の気分を引きずりながら5時に起き、羽田から7時25分発のANA機に乗り関空へ。リムジンバスで市役所へ10時ちょっと前に着きました。
 議員になって初めてのお正月なので、役所の中のしきたりがまだ分かっていません。控室にいると、10時に全館放送で「市長から年頭の挨拶があります。」とのこと。自席に座って聞きました。こういうことになっているんですね。市長の顔を見ず、声だけ聞いてると、臨場感と緊張感がなく、なんかもったいない気分になりました。
 それから庁内をご挨拶に、本館・東庁舎・消防庁舎・あいあいセンターを全部下から上へ回らせていただきました。新人なので、職員の方にも覚えてもらえてないですから、少しでも顔を覚えていただけるようにと行きました。上の方の階では、各種業者の集団とバッティングし、ちょっとバツが悪かったです。中には、雑誌を読んでて私の挨拶に返事しない見向きもしない課長がいらっしゃいました。その課長にとって、私は挨拶する価値もないようです。新人だから仕方ないですね、悲しいですが。
 午後からは支援者のお宅や会社へ挨拶回りをしました。

2008年01月07日

演説初め

 今年最初の早朝街頭演説を行いました。月曜ですので、いつものように市駅前での活動です。
 朝から大きな音ですが、今年もお付き合い下さい。

2008年01月08日

連合和歌山旗開き

 今夜は連合和歌山の旗開きがありました。知事や和歌山市長をはじめ首長、議員が顔をそろえました。民主党県連を代表して、藤本県議が挨拶しました。
 「今年もよろしくお願いいたします。」とご挨拶に回らせていただきました。

2008年01月09日

市議会だより編集委員会

 今日は市議会だより編集委員会が開かれました。各会派から一人ずつ集まって、議会が終わるたびに発行される市議会だよりの中身を打ち合わせしています。
 今回は12月議会の議会報告をするものです。具体的な中身や写真・イラストに至るまで、全員で話し合います。これまでにも何回か集まっていて、今日は最終原稿の確認作業をしました。
 皆様のお手元には2月1日前後、「市報わかやま」と一緒に自治会を通じて配布されます。ぜひご覧になっていただき、ご意見をお聞かせ下さい。

2008年01月12日

こでまり会の新年会

 こでまり会の新年会に呼んでいただきました。
 こでまり会は藤本県議が顧問をされている親睦会です。昨年のぶんだらにも連を組んで出場し、私も思いがけず先頭で踊らせていただきました。
 今年は何か工夫をして出させていただけたらと思います。

2008年01月13日

消防出初式と成人式と

 今日は日程が本当にたくさんありました。
 まず朝は、消防出初式が砂の丸広場でありました。消防署員、消防団の皆さん、婦人防火クラブの皆さん、医師会や民間救援隊、事業所内の自衛消防団の皆さんが参加されました。

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 私は市議会で消防所管の委員会の副委員長をさせていただいてるので、ひな壇の一番前で拝見させていただきました。実は今まで消防出初式を見たことがなかったので、初めての体験をさせていただいたのですが、救助訓練や分列行進を見ていて、その迫力に圧倒され、感動してしまいました。
 砂の丸での式典が終わり、堀端に移動し、今度は放水訓練を見学しました。これまで消防隊員だけで訓練を行っていたのですが、今年から一部の消防団の方々も一緒に参加されていました。上へ下へと放水され、日ごろの訓練の成果を見せていただきました。

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 式が終わった後、消防団の中にいた支援者の方からお電話を頂きました。閉式の辞が読まれた後、救助訓練と分列行進が行われたのですが、一応閉式したので、そのときに私はコートを着て、訓練と行進を見ました。しかし、その方からは、下にいる者は同じように寒い中で制服だけでいる。国会議員だってコートを着なかったんだから、着るべきではなかった。とお叱りの内容でした。私は謝罪をし、今後注意しますとお答えしました。

 出初式が終わった後、バイクで土入の市民温水プールへ。水泳の記録会が行われていて、支援者の娘さんの応援に出かけました。ついてすぐスタートで、1着ゴールするところを見ることができました。支援者の方のお店でお昼を食べた後、成人式の会場へ。

 成人式はビッグホエールで行われました。私の時は市民会館が会場でした。しかし、私は自分の成人式に出席していません。出席できなかったのです。大学受験浪人中で、当時は東京の予備校に通っていて、成人式の翌日がセンター試験だったので、泣く泣く出席をあきらめたのです。ですので、人生で最初の成人式となりました。

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 今年の和歌山市の新成人は4128名、昭和62年4月から63年4月生まれの方たちです。つまり、昭和生まれの人だけで構成されるのは今年が最後になります。9年前の自分の成人式の時も、こんな感じだったんだろうなぁと思いながら、壇上から、会場の席から見ていました。
 毎年どこかで「荒れる成人式」のニュースが流れていましたが、和歌山市はみんなちゃんと座っていました。明日もそんな話を聞かずに済めばと思います。
 新成人の皆さんには「成人手帳」というものがプレゼントされます。青い表紙で、『2008はたちのつどい』と書いてあります。私も1冊頂きました。9年目にしてやっと手にできた成人手帳。本当は「1999」と書いてあればいいのに、としみじみ眺めてしまいました。
 会の最後には、紀州よさこい祭りオフィシャルチーム「紀風」の皆さんが3曲披露して下さいました。
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 その後、マリーナシティで行われていたフリーマーケットに顔を出させていただいたりと、かなり充実した一日となりました。

2008年01月15日

最後は横浜へ

 今朝の和駅前での街頭演説は岸本周平さんが出張のため、私一人で行いました。今年初めての一人街頭演説でした。休憩中のタクシー運転手さんや通勤中の方が数名声を掛けて下さいました。知人が声を聞いていたようで、「今朝も寒かったから大変でしたね」と激励のメールをくれました。
 その後は少し挨拶回りをし、午後は少し市役所へ。配布書類などを受け取った後、県連に寄りました。18時からは平和フォーラムの新年会に、民主党県連を代表して参加させていただきました。
 新年会が終わって、ロイネットの前からリムジンバスに飛び乗り関空へ。ANAの羽田行き最終便で横浜まで来ました。
 明日は民主党定期大会が横浜みなとみらいのパシフィコ横浜で行われます。私は8時半から会議が入っています。大会の模様をここでご報告したいと思っています。

2008年01月16日

民主党大会

 昨日も書きましたが、今日は民主党の党大会です。県連からは藤本代表と私の二人が代議員として参加しました。次期衆院選の候補予定者である岸本周平さんと阪口直人さんが特別代議員として参加しました。
 朝7時に起きて朝食の後、地図を片手に歩いて会場へ出かけました。ランドマークタワーが見えていて、その向こうに会場であるパシフィコ横浜があるのですが、なかなかたどり着けません。結局25分ほど掛かりました。
 8時半から財政的なことを中心に話す会議があり、議論が行われました。10時からの全体会議にギリギリで終了しました。午前中の全体会議では、財政会議の報告、事前に通告のあった質問に対する回答、また会場からの質問に答える形で進みました。

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 お昼休憩の間には、各地で活躍されている方や、お世話になった先輩秘書の皆さんにお会いできました。
 午後の会議では、来賓の挨拶、小沢代表の挨拶、議案の採決が行われ、その後次期衆院選を戦う候補予定者が紹介され、壇上に上がり、菅直人代表代行の発声で「がんばろう」三唱が行われました。
 党大会が終わり、会場のすぐ近くにある海上保安庁横浜海上防災基地・海上保安資料館横浜館に向かいました。2001年12月22日に発生した北朝鮮による工作船事件で沈没し、その後引き上げられた不審船が展示されているので、見に行きました。こんな船が…と思いましたが、スクリューなど装備を見ると普通の船ではなく、ロケットランチャーや自動小銃などの武器の一部が展示されていました。説明員の方にお尋ねしたら、「これはほんの一部です」と答えられ、驚きました。写真は不審船の内部を写したものです。会場では拉致事件の特別展示も行われていました。

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 かなり前のことなので、忘れられつつあるとは思いますが、しかし当時はこの工作船事件が世の中を震撼させたのを今でもはっきりと覚えています。
 見学を終えて、青葉区へ向かいました。秘書時代にとてもお世話になった菅野義矩横浜市会議員を訪ねたのですが、残念ながら事務所に戻られていらっしゃいませんでした。しかし、菅野さんの奥様やスタッフの皆さんがいらっしゃって、懐かしくお話させていただきました。
 明日のお昼の飛行機で和歌山に戻ります。

2008年01月17日

帰還して勉強会

 朝、突然だったのですが、東京の恩師の家を訪ねました。お休みだったのですが、予告なしで申し訳ありませんでした。しばらくご無沙汰してしまい、当選してからのことなどをお話しました。余裕を持って行ったつもりだったのですが、あっという間に時間が過ぎ、急ぎ羽田空港へ。
 12時過ぎのフライトで関空に着き、そのまま市役所へ。15時からクラブ総会が開かれ、政務調査費の検討についての進捗状況を、〆木先生からご報告いただきました。おおよそ議論がまとまってきたようです。
 16時からは海洋研究開発機構の金田義行先生にお出でいただき、地震研究についてご講演を頂きました。金田先生は海洋研究開発機構の海洋工学センターで、地球深部探査船ちきゅう号を使った地震のメカニズムについて研究されています。今は新宮を中心に東南海・南海地震の巣である熊野沖をちきゅう号で調べていらっしゃいます。
 基本的な地震のメカニズムやこれまでの研究で分かったこと、またいち早く地震の発生を伝えるシステムについて分かりやすく説明していただき、興味深く勉強させていただきました。
 金田先生の言葉で印象的だったのは、「これまでの震度測定は、例えば心臓が悪いのに、肩に聴診器をあてて診察しようとするものでした。今の研究はまさに悪いであろう心臓に聴診器をあてて心臓の状態を診るものです。」と話されたことです。これでものすごく分かりました。
 地震が来る前に少しでも研究が進んでくれればと思います。

2008年01月21日

熊本へ

 今日は月曜日でしたので、いつものように岸本周平さんと一緒に市駅前での街頭演説から始まりました。昨晩の天気を見ていて、一体どんなけ寒いんやろと心配しましたが、予想していたよりはマシでした。しかし寒いことには変わりはなく、手はしっかり冷たくなりました。
 その後、政治スクールの事務をこなし、お昼からは森林保全議員連盟の視察に出ています。今回は熊本と大分の日田へ、どのように森林保全をやっているか、その実施例を研究しに行くものです。成果は奈良県にある「和歌山市民の森」の整備に役立てられます。
 「和歌山市民の森」は紀ノ川の源流に位置し、まさに和歌山市民の命の源です。この森をどのように守っていくのか、数年前から議会でも議論になっています。
 今日は移動だけでしたが、明日から実際に勉強してきます。

2008年01月22日

熊本から大分・日田へ

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(ホテルの部屋から見た熊本城。天守閣が修復工事中です。)  今日は森林保全議連視察の2日目です。朝9時半から熊本市役所にお邪魔し、森林かん養林の整備について、担当課の係長さんからお話を伺いました。  お話を伺って初めて分かったのですが、熊本市で使われる水道水の100%が地下水なのだそうです。こういう街は他に例がないそうです。しかし工業化の進展とともに、地下水の汚染が心配され、全市的に地下水の保全に取り組み始められました。  また、年々地下水の水位が減少傾向にあり、熊本市が市民に対し、水道使用量の増える7・8月に10%の節水をしてもらう活動を3年計画で行い、3年目の昨年夏、目標の10%には届かなかったものの、平均8%の節水を実現しました。  同時に、地下水脈の上流に位置する森林の間伐や下草の処理など森の整備を始め、十分な水を蓄えることのできる森づくりに取り組まれました。森林に降った雨はおおよそ15年ほどかけて、地下水となって市民の飲み水になるそうです。  このおいしい水がペットボトルに詰められ、市内の駅などで売られており、年間3万本ほどの売り上げがあるそうです。水道水ではあるけれども、ミネラルウォーターだと担当者の方がおっしゃっておられました。  熊本県にも森づくり税があり、その補助を受けて、かん養林の整備が行なわれています。同じ税金が和歌山にもあります。今後、森づくり税を利用した森林保全の方法も、私達の検討課題に上がりました。  昼食の後、電車を2本乗り継いで大分の日田へ。湯布院温泉へ向かう車中は温泉を目的としたお客さんでいっぱい。しかし、ちょっと違ったのは、そのお客さんの話す言葉が違うということ。そう、韓国から由布院へ向かうお客さんがほとんどを占め、日本人の方が少なかったです。近年、韓国からのお客さんがものすごく増えているそうです。海外から観光客を呼び寄せることも、課題としてあるなぁと思いました。  明日は日田市の取り組みについて勉強します。

2008年01月23日

こんなところまで飛び火

 視察の3日目です。
 大分の日田市役所で、森林保全に関する説明を受けました。日田市は市町村合併で、その面積が和歌山市の約2.8倍、森林が約82%を占めています。主な産業も林業で森林保全の必要性を特に求められる状況でした。緑の確保と同時に、その担い手も育成しています。そのための予算も確保し、積極的に取り組まれていました。
 視察が終わり、市役所を出るとき、議会事務局の市議会だより担当者から電話がありました。実は市議会だよりは古紙100%の紙を利用していたのですが、その表示に偽装があったそうです。製紙会社からの謝罪があり、今度の2月発行時に、偽装の事実と会社からの謝罪があったことを一緒にお知らせするそうです。
 皆さんもご存知の、年賀はがきから始まった古紙配合率の偽装がこんなところまで影響を及ぼしています。私も話を聞いて本当に驚きました。
 写真は日田でお昼と食べたお店の近くの建物です。歴史的な雰囲気のある建物を通りごと残し、景観の維持に努められていました。和歌山市にもこのような町並みが残っていればよかったのですが、戦災で焼けてしまい残念です。

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2008年01月25日

役員会など

 今日は党県連の役員会がありました。政策では国会で取り上げられている道路特定財源について、街頭でのアピール活動を行うことになりました。
 私が担当している中では、来月からスタートする「政治スクールわかやま」の準備の状況を報告しました。
 夜は連合和歌山地協の新春の集いに呼んでいただきました。色々な場面でお顔を逢わす方から、久しぶりの方までいらっしゃり、皆さんにお一人ずつご挨拶させていただきました。

2008年01月27日

おどるんやフォーラム2008

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 さっき、寅さんが放送されていました。ヒロインは吉永小百合さん。初めて観たのでいつのかと新聞を見たら、「1974年」とありました。今から34年前、私が生まれる4年前、うちの親もまだ結婚してませんでした。吉永小百合さん、きれいでした。今のご本人も番組の最後に出られていましたが、全然変わらないなぁと思いました。

 今日は紀州よさこい祭りを運営する紀州お祭りプロジェクトの総会である「おどるんやフォーラム」が開かれました。だいたい150名の方がいらして下さいました。写真はプロジェクトの西平会長がご挨拶されているところです。(そういえば、西平会長は「和歌山の吉永小百合」と言ってもいいかもしれません。)
 昨年の祭りでは終わり際にものすごい雷雨があり、総踊りと演舞の表彰式が中止となりました。その代わりの表彰式が今日、フォトコンテストの表彰と共に行われました。
 今年の祭りのテーマや概要などをお話し、祭りでいいことがあった方々にそのエピソードをお話していただく「ハッピートーク」も行われました。

 フォーラムが終わった後、実行委員で新年会が行われました。その中で、気になることが2つありました。一つは、ある方から言われたのですが、毎週駅前で朝の街頭演説をしているとき、楽しそうにしているときと、不機嫌そうにしているときがあると指摘されました。いつも特別な感情を持たずにしているつもりなのですが、その方にはそう見えていたようです。そんなつもりはないのですが気をつけます、とお答えしました。
 もう一つは、別の方から、頭を下げすぎだと言われました。その方曰く、議員は選挙に出る前は偉そうにしてるのに、選挙終わったらペコペコしていると。実は全く逆のことを言われる方もいます。人によって捉え方が違い、難しいです。バランスの採り方かもしれません。いっつもそうしてるわけではないのですが、そのように見られているようです。
 どちらの場合も、私に本音をぶつけて下さっていることに感謝しつつ、気をつけようと思います。

2008年01月28日

前橋へ視察

 月曜日の朝は恒例の市駅前での街頭演説です。今日はいつもと趣向を変え、民主党のメンバーで道路特定財源のビラを配りながら、政策を訴えました。党本部が作ったビラですが、ちょっと物足りない感じがします。はなっから難しいことばかり書いても読んでさえももらえなければ意味がありませんから、イメージ戦略で攻めてもいいのでしょうが、それにしてもちょっとつかみにくい感じが残ります。
 皆さんを残して、8時過ぎに市役所へ。今日から全国大会誘致議員連盟の視察で、群馬の前橋と新潟へ参ります。

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 くろしお、東海道・東北新幹線と各停を乗り継ぎ前橋へ。元デパートの建物を活用した「前橋プラザ元気21」という施設でお話を伺いました。12月にオープンしたばかり、7階建てのこの建物には、観光課やコンベンション協会、こども図書館や子育て広場、市民活動支援センターや中央公民館があり、3月にはスーパー、4月には医療福祉専門学校が入ることになっています。
 コンベンション協会の方にこれまでの経緯や今後の戦略を伺いましたが、とてもお話がうまく、つい「また来てみようかなぁ」と思ってしまいました。こう思うのがまさに相手の思う壺なのでしょう。
 17時前ではありましたが、中心地であるもののあまり人通りがありませんでした。どこも中心市街地の活性には頭を悩ませているようです。首都圏から近いこともあり、学会や大会での集客があるそうです。
 中心になる人がいることで、事業が大きく動き出すのを感じました。
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2008年01月29日

前橋から新潟へ

 視察の2日目です。午前中は前橋から新潟への移動です。
 高崎から上越新幹線に乗り、長いトンネルを抜けると、一面の銀世界。スキーを楽しむであろう人々が越後湯沢駅でどっと降りていきました。寒いのが苦手なので、新潟も雪だらけで嫌だなぁと思っていましたが、また長いトンネルを抜けて新潟市に入ると、あれっ?と思うような普通の都会風景。雪はほとんどありません。拍子抜けしましたが、かなり安心しました。
 お昼は越後名物へぎそばを頂きました。へぎ(片木)とはそばが入っているこの木枠の器のことを言い、新潟のおそばには布海苔が入っているそうです。

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 お昼の後、新潟市役所へ移動し、コンベンションについての説明を受けました。新潟市が政令指定都市となったことに加え、夏の洞爺湖サミットに先駆けた先進8カ国(G8)労働大臣会議が行われるとあって、かなり勢いづいていました。
 視察を終え、ホテルに入った後、夕食までに少し時間があったので、近くのホテルで3時間100円のレンタサイクルを借りて、コンベンションの行われる「朱鷺メッセ」を見学してきました。中心地には何ヶ所ものレンタサイクルステーションがあり、事前に登録をすれば基本料金3時間100円で自転車が借りられます。朱鷺メッセにはホテル日航新潟も入っており、会議の会場としては立地は最高です。また博物館や美術館も併設し、レベルが高く感じられました。
 大きな会議では、会場と宿泊場所の確保がキーになると、担当者の方はおっしゃっておられました。仕事で来られるので、観光は二の次だそうです。また受け入れ窓口が一本化されていることや実施のための資金貸付制度などが整備されていました。
 必要な整備さえすれば、和歌山市も十分戦っていけると思いました。

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(朱鷺メッセから佐渡島を望む。)

2008年01月30日

雪国から帰還

 視察の最終日です。今日は和歌山へ帰るだけです。
 ホテルを出て、新潟空港へ向かいます。搭乗案内が始まるまで、空港内を探検してみました。比較的新しい空港でしたが、やはり地方空港なので、あっという間に4階までの全フロアを回ってしまいました。普段から関空に慣れていると、少し物足りなさを感じます。
 雪の影響なのか、離陸してしばらくは揺れていました。雲の切れ間から地上を見ると真っ白でした。
 和歌山に着くと、新潟より和歌山の方が寒くて驚きました。そう感じたのは私だけかと思いましたが、他の先生方も同じように思われたそうです。
 和歌山の課題は見えましたので、次はこれらを生かす方法を考えたいと思います。

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2008年01月31日

毒ギョウザに注意!

 昨日から中国産冷凍ギョウザから薬物が検出され、それを食した方が一時重体になったと報じられています。その後も続々と被害報告がされ、その件数は400件にも上っています。
 輸入元が大手のため、和歌山市内での販売状況を気にしていたのですが、夕方保健所から報告がありましたので、皆様にもお知らせします。

・流通状況 下記の店舗で販売が確認されました。
 店舗名 スーパーサンワ楠見店
 所在地 和歌山市楠見中24-8
 商品名 冷凍食品 手包みひとくち餃子
 販売数量 30~40袋
 回収状況 18袋

 現在のところ、この製品を食べて被害を被ったという届出はないようです。
 しかし、本当に何を信じたらいいのでしょうか。安全な食べ物は存在するのでしょうか。本当に不安になります。

2008年02月03日

今日は節分

 暦の上では今日までは冬、明日からが春になります。我が家でも節分の行事は欠かしたことがありません。
 まるかぶりの恵方は南南東でした。今年も何も言わず食べました。関西では当たり前ですが、関東では最近になって恵方巻を食べるようになったようです。東京で一人暮らししているときでも恵方巻を食べ、豆まきをしていました。本当は、柊の木にいわしの頭をつけて、玄関先に飾るようですが、我が家ではそこまでしていません。
 最近の家庭では季節の行事を行わないところもあるようですが、こういう文化を残していかなければと思います。
 春とは名ばかり、明日の朝も寒いようです。

2008年02月04日

あれ?

 今朝もいつもの月曜日のように、市駅へと出かけていきました。
 が、いつもならいてはるはずの周平さんがいません。なんで?と思いながら待っていましたが、結局来られず。どうも、今日は市駅はお休みだったようです。いつものことなので、チェックから外れていました。
 午後は支援者の方からお願いされた、アスベストを使った建物を解体するための対策に走り回りました。現在は使用されていないのでいいのですが、いつまでも放っておく訳にもいかず、建物を解体するにも普通の建物と同じように壊すわけにはいきません。
 地震など自然災害でつぶれて、二次被害が出る前に対処したいものです。

2008年02月05日

窮地に立たされた人

 今日、ある方から相談を受けました。その方は50歳代前半の男性、過去に脳梗塞を患い、下半身不随となり、重度障害者の認定が下りています。仕事にも就けないため、生活保護を受けています。
 これまで、障害者自立支援法による生活支援などを介護施設から受け、週1回のデイケアーは生活保護法の制度にないため、「要介護4」として介護保険で賄われています。
 月に90数時間の介護・生活支援が認められていますが、障害者自立支援法の給付金額があまりにも低いために、お世話をしている介護業者が採算割れの状態になっています。同じ内容の支援を受けても、障害者自立支援法と介護保険の給付金額の差はかなり大きい(今回の場合2.5倍)のです。
 生活保護を受けている人は、国民健康保険・介護保険に加入していないので、65歳までは介護保険を使うことが原則できません。また、生活保護も介護保険も両方同時に使うことができない決まりになっているのです。
 ですから、今回のこの方の場合、このまま生活保護を受けて、給付が低くても面倒を見てくれる介護業者を探すか、それとも生活保護をやめて、国民健康保険に入って保険料を払って、介護保険で面倒見てもらうかの、二つに一つしかないのです。しかし、後者の場合、生活するための収入があることが前提ですから、結局は今のままの状態を維持し続けるしかないのです。しかし、必ずしも、すぐに後を受けてくれる業者が見つかるわけでもありません。今お世話をして下さっている業者が手を引けば、この方は一人世の中に放り出されることになるのです。
 お世話するヘルパーさんも人間です。霞を食べて生きているわけではありません。労働に見合った報酬を支払わなければなりません。障害を持っているがために生きる権利を奪われてはなりません。この方はまさに制度の狭間に立たされているわけです。
 今更ながらですが、障害者自立支援法という法律はどうにもならんと実感することになりました。役所の課長や班長も頭を悩ましてくれましたが、法律で決まっていることを勝手に逸脱することはできません。無法地帯になることは許されることではありませんし、私もそんなことを求めたり、望んだりしていません。
 今日は結論が出ず、ケアマネージャーさんなどを交えて、対応を話し合うことになりました。

2008年02月07日

政治スクールの準備

 今月から開催する民主党和歌山県連「政治スクールわかやま」の準備が大詰めです。今回は事務局長をやらせてもらっています。事務局長の最大任務は講師を確保することです。実はこれがなかなか難しく、手間のかかる仕事です。
 開講式は16日に行います。第1回目はスクールの塾長でもある岸本周平さんに「グローバル経済化と格差問題」というテーマでお話いただきます。
 また4月19日には、ローカル・マニフェストを提唱され、超党派で「地域・生活者起点で日本を洗濯(選択)する国民連合」(略称:せんたく)を発足させた北川正恭 早稲田大学大学院教授が講師としていらっしゃいます。ぜひこの「せんたく」についてのお話も伺えればと思います。

2008年02月09日

雪中梅

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 我が家の梅の木も先日からちらほらと花が咲き始めました。春が近いのかなぁと思っていましたが、今日は朝からの雨がお昼前には雪に。  ちょうど県連での常任幹事会の帰りに、雨から雪に変わる瞬間を見ることができました。傘をたたいていた雨音が突然静かになり、空から白い粒が降り始めました。スイッチを切り替えたような、一瞬の出来事でした。そんなこともあるのだなぁと思い、少しだけ空を眺めていました。  今日の幹事会では、昨年末からの活動内容や道路特定財源に関する政策調査の報告、署名運動について話し合いました。

2008年02月11日

知事の考え

 今日14時から県文で青年会議所が主催した「青年と知事の対話『道路特定財源と和歌山県の将来』」に参加してきました。
 日々報道されているように、仁坂知事は道路特定財源の暫定税率を維持したいと考えています。この税金が入ってこないと、新しい高速道路は疎か、今ある生活道路の維持補修すらできないというのが知事の主張です。
 和歌山は基幹軸から外れていますし、土地柄車でないと移動が不便です。本県において道路の必要性は言うまでもありません。そして、作ったら終わりではありません。使えば痛みますから、直さなくてはいけません。その頻度もやや高いでしょう。
 その一方で、和歌山県民は首都圏の人に比べて3倍ものガソリン税を払っています。暫定税率が始まって34年、その利は大都市に吸われ続けました。今まで和歌山はじめ地方は「ほったらかし」だったのです。そのことは知事も認めていらっしゃいます。
 その上で政府・自民党は、どの口で「あと10年続けさせてくれ」と言うのでしょうか。これからの10年、大都市の分も含めて、和歌山はじめ地方に落としてくれる確約をしてくれるなら、引き続きの暫定税率を認めていいかもしれません。しかし、今まで通り変わりなく制度を続ける中で、認めろと言うならば、和歌山県民をバカにしています。
 質疑応答の中で、運送業を営んでいる女性が、「あるファーストフード店が地域によって価格差をつけているように、ガソリン税も地域差をつけたらどうか」と提案されていました。もう今まで通りのやり方ではダメだと思います。大都市は公共交通も発達していますし、車がなくても生活できます。道路特定財源ができた当初は、車に乗る人が少なく、受益者負担の意味で制度が成り立ってきたと思います。
 しかし、今は一家に2台あるような時代。ほぼ全国民が何らかの道路の恩恵に与っています。そんな状況で、引き続き道路特定財源制度を続けるべきかどうか、考える必要があると思います。

2008年02月15日

顔が見たい

 今日は朝一に県連で打ち合わせがありました。月曜の道路視察について、日程など詰めておくところがあったので、協議しました。
 午後からは、政治スクールの講師をお願いしている方の下へお伺いし、1時間ほどお話して、資料を頂いてきました。
 夕方、ある支援者の方からお電話をいただき、家まで来て欲しいということでしたので、お伺いしました。何か心配事か、困ったことでもあったのかと思って伺ったのですが、私の顔を見たかったとのことでした。今の国会での民主党のことや、市政についてなど2時間ばかりお話をしました。
 そういうふうに、気安く呼んでいただけるのはありがたいことです。いつまでも、距離の近い議員を目指します。

2008年02月16日

政治スクール開講!

 和歌山でも民主党政治スクールがスタートしました。全国で30番目の開講となります。昨年から受講生の募集を始め、書類審査を経て、23名が選ばれ、晴れて今日の開講式となりました。
 今日は藤本眞利子県連代表から主催者として開講の挨拶を頂いた後、塾長である岸本周平さんから開講講義として「グローバル経済化と格差問題」と題して、講演をしていただきました。私はスクールの事務局長として、司会を務めさせていただきました。

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 これから毎月1回開講し、講義を受けた後、2~3のグループに分かれ、受けた講義の問題に対して議論を行ってもらおうと思っています。
 何分初めてで、右も左も分からずなんとか運営しています。すでに開講している県からアドバイスを頂いたりしましたし、私自身、埼玉県連の講義を見学してきました。
 来月は市内にある福祉施設の見学をした後、そこの職員さんから福祉を取り巻く環境などについてお話していただきます。

2008年02月17日

井筒監督の講演

 今日はお昼過ぎから、ある団体の集まりに来賓として呼んでいただき、参加してきました。始めは子ども達のダンス、新体操の演舞、大人のコーラスと楽しませていただきました。続いて、家族関係がどれだけ大切かというお話を聞きました。
 その後、市民会館へ移動し、井筒和幸監督の講演を聞きました。監督の平和感など、本当に盛りだくさんで、楽しめました。

2008年02月18日

那智勝浦道路視察

 今日、勝浦にある建設中の那智勝浦道路の視察に東京から、川内博史衆議院議員大島敦衆議院議員田村謙治衆議院議員が視察団としていらっしゃいました。県連からは藤本眞利子代表はじめ、9人が参加しました。
 南紀白浜空港でお出迎えし、バスで新宮へ。那智勝浦道路の新宮側の起点を見ました。地元の道路建設推進派の方々が横断幕を持って待っていらっしゃいました。その方々の代表からお話を伺い、川内団長が党の政策も含め、地元に不利なことはなく、道路を作らないということではないと説明されました。移動し、高架橋脚工事の現場にも行きました。
 また、道路の計画上にあるグリーンピア南紀跡地にも行きました。私はもう3度目になります。その後、すぐ横にある保養センターの会議室で地元住民の皆さんと意見交換をしました。この意見交換会と後に続く記者会見の司会をさせていただきました。

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私の右から田村謙治衆議院議員、川内博史衆議院議員です。
 3人の議員を白浜空港までお送りし、和歌山へ戻ってきました。
 これから、よさこいの打ち合わせに出かけます。今年のお祭りに向けた新しい組織に変わるため、引継ぎを始めます。

2008年02月19日

2月議会 実質スタート

 昨日は新宮へ行ったため、朝の街頭演説ができませんでしたが、今朝はいつも通り和駅から始まりました。岸本周平後援会の皆さんと、道路特定財源暫定税率についての政策ビラを配りました。
 お昼前には議会の控室に入り、午前中に行われた議会運営委員会での報告を受けました。2月議会の会期は26日から3月24日までの28日間となる予定です。
 13時からは全員協議会で、市当局から08年度の予算組みについて説明を受けました。地方財政健全化法が施行されることに伴い、イエローカードの健全化団体から青信号の健全団体へできるだけ早く戻れるようにするための予算だと、大橋市長から説明がありました。今日からタウンページ2冊分ぐらいあるような議案書を読むことになります。

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 議案書以外の資料はデータベースに置いておきますので、ご覧下さい。また議案書は市役所7階市政情報課で有料にて頒布されています。
 会議が終わった後、4月から始まる「後期高齢者医療制度」について、これまでの老人医療制度とどう違うのかという点を中心に、市の担当者から教えてもらいました。今までは世帯での保険料負担が、新制度では個人それぞれに、夫婦世帯ならば2人分の保険料を負担していただくことになります。
 仕組みを教えていただきましたが、担当者も私も納得いかない部分があります。その点は今後、制度を作った国に対して改善を求めていきます。

2008年02月21日

全身痛し

 少しずつ春が近付いてきたなぁと感じられるようになりました。朝、顔を洗うときの水が少し、ほんの少しですがぬるみ、外が明るくなるのが少し早く、暗くなるのが少し遅くなってきました。
 外へ出て、何かやってみたいなぁと思うものの、なかなか時間が取れません。でも身体を動かさなきゃと思い、今年から極真空手に入門しました。年明けに入門したものの、昨日ようやく今年の稽古始めとなりました。
 作法や基本の型を教えていただき、筋トレをやって1時間半。なんとかいけましたが、今朝起きたら全身筋肉痛でした。相当身体がなまっていたのでしょう。しかし、翌日に痛くなるということにほんの少し、若さの喜びを感じたりしました。
 今日は一般質問のネタ調べを行いました。私の質問は3月5日の3番目、お昼からの登場です。

2008年02月24日

オンパクの取り組み

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 NPOの主催で、和歌山を活き活きさせるためのヒントを得ようという趣旨の講演会があり、大分の別府温泉で「別府八湯温泉泊覧会(通称オンパク)」の運営をされているNPO法人ハットウ・オンパクの理事である野上泰生さんのお話を伺ってきました。
 別府温泉は言うまでもなく非常に有名な温泉地ですが、それでも年々来客数が減ってきているそうです。そこで、野上さんをはじめ、旅館や商店の経営者、主婦、学生、大学教授など地元の人が地域の資源を活かそうと集まったのが始まりだそうです。
 路地裏を散策するツアーや別府八湯88箇所を全部入ると「温泉名人」に認定される制度などを企画し実行しているそうです。また、この成功ノウハウを他都市でも活かし、和歌山でも行われます。
 野上さんは「オンパクは小さな成果の積み重ね」で、「役所が必要とする客が何万人増えたとかという大きな数字よりも、我々がどうなったか、どう変化したかが重要」だとおっしゃっていました。オンパクもお金がないので、あるものを活かしただけで、別府の場合はそれがコミュニティーとしての路地裏だったそうです。
 地域づくりは個性的で素晴らしい反面、ボランティアが頼りで、規模が小さく集客に苦労し、情報発信が下手で、独りよがりになりがち、持続性・継続性に欠けるといった脆弱な事業基盤を補う仕組みが必要で、それができればうまく回ると指摘されていました。
 一度別府へ行って体験してみたいと思いましたし、自分の立場で何ができるのか考えてみたいと思います。ただ、はっきり言えるのは、行政はあまり手出ししない方がいいようです。

2008年02月25日

いよいよやってきた

 今朝も市駅前での朝の街頭演説からスタートです。晴れたせいもあってかなり寒かったです。太陽が出てきて照らされると、本当にあったかい。しかし、くしゃみを連発。いよいよやってきました、花粉症の季節。しばらくつらい日々が続きます。
 活動中に「あれ、山本君?」と声を掛けられました。支援者のお父さんが通りがかり、声を掛けて下さいました。周平さんに比べればまだまだですが、少しだけ知ってもらいつつあるのかなぁと思います。

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 街頭演説を終え、帰ろうとしたとき、駅前の看板が新しくなっているのに気付きました。前のが、端からめくれて痛んでいたので、きれいになって良かったです。ただ、道路特定財源の議論を行っている中で、紀淡連絡道路はできるのだろうか、必要なのだろうかという思いはあります。
 その後、役所に入って、一般質問の通告と打ち合わせをしました。午後には、政治スクールの講師と打ち合わせです。また役所に戻って、新聞を読んだり、質問を書いたりして、19時前に庁舎を出ました。
 明日からいよいよ議会です。明日の朝は和駅に立ちます。

2008年02月26日

2月議会が開会

 今朝は和駅での街頭演説からスタートです。周平さんはマイクでしゃべり、私はビラを配りました。途中で雨がパラパラしてきました。雨が降るとビラ配りは本当にやりにくくなります。濡れたビラをお渡しするのは忍びなく、少しでも濡れないようにと思うのですが、なかなか難しいです。
 その後、役所に飛び込んで、10時から本会議が開かれました。当局から年度末による補正予算が出されました。今日はその中身について、説明がなされました。
 また、議員の政務調査費を月額17万円から10万円に減らすとともに、1円からの領収書添付を義務付ける条例が提案され、全会一致で可決されました。これは新年度となる4月から適用されます。これにより年間3,360万円が削減されることになります。条文はデータベースにありますので、ご覧下さい。
 昼からは一般質問の中身に関して、当局と議論を行ないました。なかなかうまくまとまらない部分があり、難航しています。

2008年02月27日

議会2日目

 2月議会の2日目です。
 昨日の議会で市当局から提案された最終の補正予算を担当の各委員会に割り振る手続きを行いました。水曜日の一般質問に向けて、調整が大詰めです。
 夜には、長渕剛ファンが集まる会が月1回行われていて、参加しました。請謁ながら、その会の「会長」を仰せつかっています。正直、私が歌える長渕さんの曲は「乾杯」ぐらい、知っているのも「とんぼ」と「巡恋歌」ぐらい、この会に入らせていただいて「勇次」を知ったような具合で、他の会員さんからしたら、ファンなんて言うのがおこがましく恐縮しているのですが、それでも迎えてくださるので、顔を出させていただいています。
 他の会員さんに勝てるといったら、新極真空手をやっているということぐらいです。まぁ、まだ始めたばかりですが…。
 会は毎月第3水曜日に行われています。飲んで、食べて、歌ってと、楽しくやっています。興味を持たれましたら、ぜひご一報下さい。

2008年02月28日

委員会審査

 昨日の本会議で市当局から出された補正予算を、それぞれ担当の委員会に割り振りをしました。今日は、それを委員会の場で審査しました。ただ、日が一日しかないので、かなりタイトに議事を進めなくてはなりません。
 中身は基本的に年度末の人件費や事業費の精算、それと今年度に終わらなかった事業を来年度に持ち越すための許可を得ることです。
 一部の議案に対しては反対の意見も出ましたが、ほとんどは理解を得て通りました。
 今日の委員会で配布された上水道・工業用水道・下水道の繰上げ償還の説明と経営健全化計画をデータベースに載せておきます。これは、高い金利で借りている債権を先に返して、利子の低いものに乗り換えることで、それが認められるために各局が健全化計画を立てて、それが良ければ借り換えが実行されるというものです。
 一般質問が迫ってきたので、そろそろ詰めきらなければなりません。まだ全然原稿が書けていません。一般質問の項目一覧表も配布されましたので、載せておきます。

2008年02月29日

二月逃げる

 今年の2月は1日だけ多かったので、得した気分になったのですが、しかしその2月が終わります。今年が始まってもう2ヶ月が過ぎます。本当に早いです。議会が終わる頃には、3月も終わり。
 「一月行く、二月逃げる、三月去る」昔の人は本当にうまく言い当てたものです。
 この時期になると、そろそろ花粉の季節。4回目のつらい春がやってきます。

2008年03月01日

同い年の活動

 今日は朝から東京です。9時55分のANA機で羽田に着き、そのまま四谷に直行です。議会開会中なので、本来は遠出しないのですが、今度の一般質問に関わるフォーラムが行われるので、参加してきました。
 お昼は、東京にいるときによく行ったタイヌードルのお店で食べました。パッタイもおいしいのですが、普通の汁のあるヌードルにし、ニョクマム(ナンプラー)を人より少し多めに入れて食べました。それから近くの会場へ。
 参加したフォーラムは「嫌煙権運動発足30周年記念フォーラム」です。この運動は1978年2月18日に始まりました。つまり、私と同い年なのです。これまでどういう活動をされてきたか、日本を取り巻く現状、世界の状況はどうかを教えていただきました。
 和歌山からわざわざ来たということで、ご挨拶の場も与えていただき、運動が始まった年に生まれ同い年であり、また4日後に議会で喫煙についての質問を行うことを報告させていただきました。
 運動が始まった78年には成人の喫煙率が男性で74.7%(2869万人)女性で16.2%(664万人)だったのが、07年には男性40.2%(2016万人)女性12.7%(684万人)と、割合では減ったものの、実数ではやや減か増加を示しています。残念ながら、喫煙の害に対する理解が進んだとは言いがたい状況です。
 20数年ヘビースモーカーだったけど、タバコを止めてこの運動に参加している会員の方のお話も伺えました。今日教えていただいたことなどを今度の質問に活かしたいと思います。

2008年03月02日

障害児の文化祭

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 朝の飛行機は出発がものすごく早く、お昼の飛行機で東京から帰ってきて、その足で県立体育館で行われている「障害児者家族のつながりを広める文化祭」に行ってきました。
 会場に着いたときは、抽選会をやっていて、ものすごくにぎわっていました。閉会式までの間、各学校の生徒さんが作られた作品を見て回りました。
 会場の前の方へ行くと、今度政治スクールでお世話になる麦の郷の田中理事長先生もいらして、ご挨拶させていただき、一緒にいらしたスタッフの方をご紹介いただきました。
 閉会式では数人が舞台へ立ち、「そんなまちを」という曲を演奏し、みんなで歌って終わりました。ものすごくシンプルな曲ですが、聴くほどに深い思いが感じられます。サビの部分だけ、ご紹介しておきます。

♪きみとぼくのいきているまち
 ゆうひのきれいなまち
 よびかけあえばえがおがかえる
 そんなまちを

2008年03月03日

新年度予算審議入り

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 今日はひな祭り。我が家の玄関にもガラスでできた雛人形が二対飾られています。加太の淡島神社では雛流しが行われましたとお昼のニュースで流れていました。私はまだ実際見たことがないので、一度行ってみたいのですが、議会と重なっているので、当分難しそうです。
 議会では、先週に行われた補正予算の審議について報告がなされ、採決が行われました。建設企業委員会の報告は私が行いました。
 その後、市長から施政方針演説が行われ、各局長から新年度の予算編成について説明がありました。新年度予算の審議は初めてなので、ほんの少し緊張して議場へ赴きました。
 また、議員提案で「道路特定財源の確保に関する意見書案」が出され、採決の結果、賛成多数で採択されました。私は反対をいたしました。
 委員会での審議報告と意見書については、データベースにおいておきます。
 明日は各会派からの代表質問が行われます。我が民主クラブからは東内先生が質問に立たれます。

2008年03月04日

代表質問

 今日の議会では各会派の代表質問が行われました。
 5会派5人が登壇しました。我が民主クラブからは東内敏幸先生が「和歌山市基本構想の策定について」「財政運営について」「次代を担う人の育成について」「食育と休耕地の活用について」の4点を質問されました。その他の会派の質問項目については、データベースの「08年2月定例議会代表・一般質問通告表」をご覧下さい。
 代表質問は一般質問と違い、質問と答弁それぞれ1回のみで、深く掘り下げることができません。単刀直入に質問し、答えを引き出す工夫が必要です。それゆえ一般質問より経験と技術が物を言うように思いました。
 そういう技術も勉強していこうと思います。

2008年03月05日

気合を入れて、質問できず

 今日から一般質問が始まりました。私は3番目です。いそいそと準備しましたが、私の前で議事進行がかかり、止まってしまいました。
 議事進行とは、議題に直接関係あるもので、かつ、議事を進める上ですぐに処理しなければ後々の進行に支障を来たす場合に、議長に対してその整理を求めるものです。すぐに処理しなければならないということから、発言の許可に優先性があると言われています。
 今回の場合、私の前の吉本議員が、前日の新風クラブ中村先生の代表質問に対して子どものころは給食がおいしくない時代で、中学校で弁当になった時は涙が出るほどうれしかった」と市長が答弁したことを受けて、「当時の調理員や生産者の気持ちを考えると、配慮に欠けるのでは」と市長の考えを質しました。これに対して市長は、「自分の子ども時代の給食は味のしないコッペパンと脱脂粉乳で、鼻をつまんで飲んだ。調理員が一生懸命努力していることは、今も昔も変わらない」と答えたことに議事進行がかかりました。
 人の苦労や痛みが分からなくて、市政運営をやってもらっては困る、市長としてあるまじき答弁だと言うことで、議事進行となりました。
 結局そのまま議事を進めることができなくなり、明日へ持ち越しになりました。私の質問も明日に変更です。

2008年03月06日

08年2月議会の一般質問全文

 今日の質問の議事録を記します。なお、これは原稿ベースで、速報版です。実際の議事録は若干異なることをお含み置きください。正規は後に発行される議事録に拠ります。

《質問》
 おはようございます。民主クラブの山本忠相です。
 今回は災害対策、福祉行政、喫煙についてお伺いします。
 まず、災害対策、福祉行政について、昨年の9月議会においても地震を中心とした災害対策について質問いたしました。今回は少し視点を変えて、災害時に支援が必要と思われる障害者・高齢者等に対する対応について質問をさせていただきます。
 1995年の阪神・淡路大震災では6,434名もの多くの犠牲者を出し、この頃から国は積極的に障害者や高齢者など災害弱者対策に乗り出しました。2004年に起きた新潟中越地震では、内陸部直下型地震の死者40名のうち、65歳以上の高齢者23人・乳幼児2人・児童4人と災害弱者が70%以上を占める結果となり、このことから震災時の災害弱者救助・支援対策が非常に難しいことが分かりました。その主な死亡原因は地震による圧死やショック死でしたが、中には避難生活の長期化により、慢性疾患の悪化やいわゆるエコノミークラス症候群(正式には肺塞栓症・肺血栓塞栓症)のため、避難期に高齢者を中心に犠牲者を出しました。高齢者以外にも、障害者・傷病者・乳幼児・妊産婦なども災害発生時には避難や生活に大きなハンディを負うことになります。
 このような場合、災害対策ではありますが、同時に要援護者への対応ということで、福祉という2つの側面が考えられます。地域防災計画と地域福祉計画など諸計画がつながりをもって対応されなければなりません。そこでお尋ねします。本市における災害時の災害弱者対策について、現状はどうなっているか、お答え下さい。
 次に喫煙についてお伺いします。
 この3月1日から、タバコを自動販売機で購入する際に「タスポ」という、あらかじめ成人識別をするためのカードを使う制度が本格導入されました。宮崎と鹿児島で先行導入され、和歌山は第二次導入の区域にあり、6月からの運用となっています。自動販売機の設置者が7万円程度を払って、タスポ対応の機械を取り付けています。今回のタスポ導入は、未成年者にタバコを買わせないとの目的から導入されたものです。
 そこで、まず基本的な部分として、喫煙による健康への被害は市としてどの程度と見ていますか。未成年者の喫煙の状況はどうですか。喫煙が医療費高騰の原因の一つになっていると思うが、そのような意識は持っておられますか。学校での喫煙に対する指導はどう行なわれていますか。補導活動は年間どの程度行なっていますか。そのうち、未成年者による喫煙に対する補導指導件数はどれだけですか。市内に設置されているタバコ自販機の数は何台と把握していますか。また成人識別システム導入に当たり、タバコ関係団体からは何か連絡はありましたか。あったのであれば、どのような内容で、それはいつありましたか。
 以上をお伺いして、第一問とさせていただきます。 

《有本健康福祉局長 答弁》
 障害者や高齢者等に対する災害時要援護者制度につきましては、平成19年10月に局内会議及び庁内会議を開催し、要援護者登録制度の創設について広報・周知した後、自ら要援護者名簿等への登録を希望した者の情報を収集する方式(いわゆる手上げ方式)で実施するよう決定いたしました。
登録の対象となる方は、災害時に何らかの理由により情報収集や安全な場所への避難が困難で、第三者の支援が必要であると思われる方々で、本制度への登録を希望され、名簿の作成・保管・配布を了解いただける方です。
 また、本制度は近隣社会の共助に基づいた支援が大変重要となることから、本制度に対する地域住民の方々のご理解を得たうえで、体制作りに取り組む必要があると考えています。そのため、本制度の説明と協力を各種関係団体等にお願いし、制度の内容を広報誌等に掲載し地域住民のご理解を得たうえで、登録の受付を行って参りたいと考えています。
 また、災害時において指定避難場所等では避難生活が困難と思われる方々の避難施設として民間社会福祉施設等を利用できる体制を整備する事により、災害時における要援護者の安心できる生活環境を確保できるよう各施設に、要請して参りたいと思っています。
 未成年の喫煙が、法律で禁止されているのは、喫煙により、がんや心筋梗塞などのたばこ関連疾患を、早期に発病する危険が極めて高いことや、成長を阻害すること、ニコチンによる依存症が短期間で出現することによるものです。
 たばこを吸う人のがんになる割合は、吸わない人に比べると、男性では、喉頭がん32.5倍、肺がん4.5倍、肝臓がん3.1倍であり、がん以外にも肺気腫、胃潰瘍、心筋梗塞などさまざまな病気への影響も指摘されています。
 また、平成18年の和歌山市の肺がん死亡率は、人口10万人に対して65.8で、全国値50.1の1.3倍であり、過去20年間で2倍以上に増加しています。
 これらのことから、喫煙による健康被害は、極めて大きく、医療費への影響も甚大と考えられます。
 保健所では、「健康わかやま21」に基き、たばこ対策に取り組んできたところですが、平成18年度に実施した調査結果では、高校生の喫煙率は、学年が上がるにつれて高くなっているものの、平成13年度と比較すると高校3年生男子の喫煙率は34.3%から15.2%に減少し、女子では16.7%から8.6%と減少しています。
 減少した理由としまして、学校保健において喫煙防止教育の実施により、たばこの健康影響についての普及啓発が考えられます。
 また、喫煙のきっかけとしては、「好奇心」「友達、先輩のすすめ」などが主な理由であるため、新規喫煙者を作らないようにすることが課題であります。
 本市においても、国と同様に未成年の喫煙ゼロを目標とし、目標達成に向け、家庭、学校、保健所、医療機関等、地域社会全体で未成年の禁煙をサポートできるよう今硬も取り組んで参ります。


《木村まちづくり局長 答弁》
 現在、把握しているたばこ自動販売機の屋内外の設置数は、県下で約6,000台です。
 関係団体によりますと、その内の半数近くが市内に設置されていると見込んでいます。
 また、未成年者が自動販売機でたばこを購入することを防止するICカード式成人識別機能付き自動販売機は、県下では本年6月に導入予定であることから、昨年8月及び本年1月にたばこ販売関係団体から、このシステム導入に関しての啓発協力の依頼がありました。


《大江教育長 答弁》
 小学校6年生さらに中学校2・3年生において保健の授業で喫煙による健康への被害を学習しております。
 また、各学校の特設授業として県警本部少年課・医師会・市内3署少年係の警察官・少年センター職員等による喫煙防止教室を開催しています。今年度、少年センターでは公立中学校16校、私立中学校1校、公立小学校1校で児童・生徒への健康被害防止を訴え、心身の健全な発育を図っております。 また、補導活動につきましては、市内の小中・高等学校生徒指導主任や関係教員が少年センター職員及び派遣警察官と同行し、繁華街等を放課後、夜間等に行っています。回数は、年末・年始などを含め年間197回実施しております。
 補導人数は19年4月から12月まで不良行為、犯罪行為等、合わせて128人あり、その内喫煙では5人補導しております。
 また市内中学校での喫煙で学校が指導した生徒の数は108人、同じく高等学校では110人となっております。
 今後とも、未成年者に対する様々な喫煙防止対策をさらに強めてまいる所存です。


《再質問》
 それぞれお答えいただきましたので、再質問をさせていただきます。
 まず災害弱者・要援護者への対応についてです。ご答弁いただいたように、助けて欲しいという人は自己申告で登録して、いざという時にはその名簿を共有して、救助に向かうという制度を準備している、とのことでした。ご存知のように、すでに片男波自治会で助けて欲しい人、また何らかの専門技術、例えばユンボの操作ができるとか、電気工事ができるなどの技術を持っていて、誰かを助けられるよという人を同時に登録しています。ただ個人情報保護の壁でなかなかうまくいかず、本格的に動き出すまでに相当の時間を要したと聞き及んでおります。
 準備段階ということですので、具体的な内容についてお伺いします。まず、災害が発生すると予想されるとき、どういう手順で要援護者を保護されますか。また地域防災計画における東南海・南海地震発生時の被害想定を基にして、避難所における福祉ニーズの高い要援護者の生活者数はどの程度と予想していますか。在宅または避難所にいる高齢者等の要援護者に対してケアマネージャーやホームヘルパー等生活介助者の派遣体制、特に人材の確保ついてはどのように考えていますか。要援護者等専用避難施設として、現在、どのような施設を想定しており、また市内に何か所設置することが可能かと考えていますか。以上お答え下さい。
 次に喫煙についてです。
 やはり未成年者の喫煙がなくならないのは、タバコが買いやすい環境にあるからではないかと考えます。カードによる成人識別を試験的に導入した鹿児島県種子島の例ですが、試験導入する前の2003年の補導者数が39人だったのに対し、導入年の2004年は31人、翌2005年には10人と減少しました。このまま減っていけばよかったのですが2006年の補導人数は84人と急増しました。タバコを買うためにはカードが必要ですから、カードの入手経路を調査したところ、親のカードを勝手に持ち出した、また不正に入手したカードを使い回ししていたことが判明しました。自販機にはカードの名義人と目の前の人が同一人であることを確認することができません。カードを持ってさえすればタバコを買うことができるのです。
 和歌山県議会においては未成年者喫煙防止条例案が出されていますが、これもタバコを買いやすい環境を無くさねばならないという思いから発議されたものと聞き及んでおります。日本自動販売機工業会06年の統計では、全国に約565,200台のタバコ自販機が設置されていると公表されています。また先程市内におけるタバコ自販機の数で、県下で約6千台、その半数近くが市内にあるとのご答弁をいただきました。仮に3000台として、本市の面積を割ると、7万平米に1台のタバコ自販機が存在することになります。これらの状況から、やはり未成年者がタバコを買いやすい環境にあるということは否めません。そこで私としては、市として屋外におけるタバコ自販機を撤去する条例の制定を提案したいと思いますが、市長のご所見をお伺いして第二問といたします。 

《大橋市長 答弁》
 青少年の健全育成や「健康増進法」などの観点から鑑みても、議員のご指摘は、重要な課題と考えます。
 現在、県議会において、和歌山県未成年者喫煙防止条例案が上程されていると聞いているところです。
 今後、この動向を見定めながら、本市としてどのように対応していくか関係部局に研究させ、「健康でいきいきとした和歌山市」を目指す所存です。


《有本健康福祉局長 答弁》
 要援護者につきましては、避難行動に時間を要するため、和歌山市地域防災計画に基づき、避難準備情報を発令し要援護者及び避難支援者に避難の開始をはじめてもらいます。避難に際しては、支援者や地域住民の共助により避難所に誘導して頂きます。また、各避難所内では、要援護者用の窓口を設置し、安否確認や避難所生活の支援を行って参ります。
 なお、避難者数につきましては、和歌山市地防災計画想定地震1(東海・東南海・南海地 )の地震被害想定結果の避難所生活者数が23,942人であることから、要援護者の避難所生活者数につきましては、約3,800人と想定しております。
 多くの施設は職員数に限りがあり、それぞれの施設のケアマネージャーやホームヘルパーについては、災害時には施設利用者等の安否確認や緊急入所の対応に追われる状況が想定されます。そのため、在宅または避難所にいる高齢者等の要支援者に対しては、保健師などの専門職を派遣し健康状態の把握や健康相談の円滑な運営ができるよう、また、他の地方公共団体等からの広域的な応援派遣体制の構築ができるよう、関係機関と引き続き協議して参りたいと考えております。
 要援護者等専用避難施設としては、老人福祉施設・老人保健施設・障害福祉施設等を考えております。しかし、今は担当課を含めその施設の利用方法・利用可能人員・費用等について協議中であり、その協議内容がまとまりしだい、各施設へ協力の要請を行う予定でございます。


《再々質問》
 それぞれお答えいただきました。それでは第三問に入らせていただきます。ご答弁をいただいて率直に感じた点を質問させていただきますので、質問の順番が変わりますことをお許し下さい。
 まず、喫煙の問題です。市長は県議会で出されている条例案の動向を見て研究するとお答えになりました。しかし、この条例案を見てみると、違反の罰則はなく、県や保護者、販売業者などの姿勢を明らかにし、未成年はタバコを吸ってはいけない、未成年にタバコを売ってはいけないという、当たり前のことを当たり前に書いている。裏返せば、当たり前のことが当たり前に守られていないと言うことです。
 WHO世界保健機関において「たばこの規制に関する世界保健機関枠組条約(FCTC)」が2005年2月27日に発効し、168カ国が署名、116カ国が批准し、日本もこの条約に締約しております。この条約はタバコによる健康への被害を抑制すると共に、タバコそのものの販売本数を減らそうという条約です。昨年、タイ・バンコクで行われた第2回締約国会議では、受動喫煙からの保護をうたったガイドラインが全会一致で採択され、加盟各国は2010年2月までに罰則付きの法律を策定することが決議されています。
 これが、日本を取り巻く国際情勢であり、国の法律策定を待つまでもなく、本市として屋外におけるタバコ自販機の撤去する条例の制定を提案した次第であります。同様の取り組みは他都市でも行われています。島根県出雲市では、16年も前の平成6年に屋外から酒の自販機を撤去、タバコについては深夜の販売を停止する条例が制定されました。その2年後に深夜販売の停止が全国に波及しております。また青森県深浦町ではタバコ自販機を屋外から撤去する条例が制定されています。しかしこれも罰則がないため、あくまで販売業者の自主性に任しているとのことでした。
 タバコ屋のおばちゃんからすれば、儲けの約7割をたたき出す自販機を置くなといわれたら困るといわれるかもしれません。しかし、先程ご答弁いただいたように、本市の肺がん死亡率は全国平均の約1.3倍、過去20年で2倍以上の伸びです。医療費の高騰は避けられません。
 タバコ自販機を屋外から撤去する以外にも、例えば未成年でタバコを吸えば、本人と保護者に対し、厳しい罰則を与える。また市内での歩きタバコを禁止するなど、他の方法も考えられます。折りしも、昨日、白良浜を全面禁煙とし、「禁煙ビーチ」としてPRしていくことが白浜町議会で提案されております。県の条例云々ではなく、市長ご自身のお考えで持って、施政方針で述べられたとおり、「健康で思いやりのある安心に暮らせる都市」づくりのために、行動すべきではないでしょうか。ある程度の強制力を持ってすれば、WHOの報告書に日本初の施策として「和歌山市」の名前が残るでしょう。ぜひご一考をお願いし、改めて市長の見解をお伺いします。
 そして、要援護者対策ですが、ご答弁から仔細ご検討いただいているということが分かりました。お答えいただいた事柄以外にも、登録を辞退された方、また漏れた方への対応も含めて十分に検討していただき、またいつ来るか分からない地震への対応ですので、できるだけ速やかに登録制度が実行されるよう求めます。
 以上を喫煙に関してのみお伺いして、私の質問を終らせていただきます。ご静聴ありがとうございました。

《大橋市長 答弁》
 喫煙が健康に悪影響を及ぼすことは今や世界的な常識であり、特に未成年者の防止することは喫緊の課題であると私も認識しています。今回、タスポ導入が行われることになったのも、未成年者の喫煙を根絶していかなければならないとの考えで、たばこ小売業者を含む多くの皆さんが一敦した結果であろうかと思います。
 ご承知の通り、新年度の予算でも市のたばこ税収入を前年度よりは2億円程度少ないとはいえ、約26億円を見込んでおりまして、歳入確保のため、たばこ小売業者の皆さんのご協力は不可欠であります。自販機につきましてはタスポ導入の成果を見ながら慎重に検討すべきものと考えます。  ポイ捨てに閲しましては、本市は20年近く前に地域を指定してポイ捨てを禁止する条例を制定しております。最初は罰則があったのですが、実効ある取締りを行うには膨大な経費が必要で、結局一人の検挙者もないまま罰則を廃止したと聞いております。
 喫煙による健康被害を減らすためには、様々な形での啓発が何より重要であると認識しています。

2008年03月10日

DVDが届きました

 昨年10月に母校の近大附属和歌山高校で撮影した「創立25周年記念DVD」が今日届きました。
 早速、封を開けて見てみました。卒業生が数人集まって話している中に、バッチリ入れてくれていました。それも結構な時間。その後の一人ずつのショートコメントは、自分的にはちょっと失敗したなぁと思いました。もうちょっと、コメントを練っておけばよかったです。
 でももう創立25周年。僕も半分以上になってしまいました。昨日のような気がしているので、結構驚きです。

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2008年03月11日

19時42分 延会!

 今朝も和駅での街頭演説から始まりました。昨日から一転、ちょっと寒い朝でした。活動が終わった後、議会へ。
 今日は一般質問の最終日、最後の一人が質問に立ちました。すんなり終わって、明日から委員会審査に入ると思われたのですが、1問目が終わったところで、議事進行がかかり、そのまま止まってしまいました。
 断続的に調整がなされ、最終的には議長の判断で「議事進行には当たらない」との判断が下されました。明日以降、1日繰り下げることにし、明日は一般質問の続きから行い、今日の会議はひとまず終了となりました。
 今議会での議事進行は2回目で、私が議員になってから一番遅い終わりの時間でした。当事者以外は折り合いがつくのを待つしかなく、降って湧いた時間に色々と仕事を片付けました。
 国会では、民主党が政府の提案する日銀総裁案に不同意とすることを決めたようです。党本部からも説明のメールが届いていました。それには、次のようにあります。

 党内の同意人事決定の手続きに則り協議した結果、以下のとおり決定しましたので、ご報告いたします。
1 日本銀行総裁候補・武藤敏郎君及び同副総裁候補・伊藤隆敏君については、同意しないこととする。その他の候補者については、同意することとする。
2 不同意の理由
武藤敏郎君:財務省そのものの人物であり、日銀の独立性が担保できない。
伊藤隆敏君:通貨価値を守るべき日銀の役割からみて、ふさわしくない。
以上

分かったような、分からんような理由です。これで国民の理解が得られるのでしょうか。心配です。

2008年03月12日

昨日の続き

 今朝の本会議は昨日の続きからです。1日延びたのを今日以降のどこかで吸収することになります。諸々の記録を整理するために設けられた21日の休会日を開くことで、会期通りの24日に閉会できそうです。
 一転、今日の会議はすんなり進みました。一般質問の残りをやり、新年度予算案に対する「質疑」を2会派が行いました。質疑とはお金の使い道のうち、それぞれの会派が特に注目している分野の、金額の積算根拠などを聞くものです。一般質問のように、政策議論はできません。聞く分野は福祉重点だったり、市長の肝いりで行われる政策や新規事業などまちまちです。
 明日からは委員会審査が始まります。明日は消防局と建設局住宅部の審査です。
 県連のホームページも更新しなければならないのですが、私が原稿を書いていなくて遅々として進んでいません。昨日今日と比較的時間があったので、一気にザァッと書きました。まもなく更新されます。

2008年03月13日

言葉は重い

 昨日は思った以上に暖かくなりました。当然花粉は大量に飛ぶわけで、対策していても少しは症状が出ます。今シーズンでは最悪の状態でした。今日は少しマシですが、マスクと目薬、そして「鼻でブロック」は欠かせません。
 今日から委員会審査に入りました。今日は消防局と建設局住宅部の審査です。午前中は消防局の審査を完了しました。最後に、委員会の席上で退職者の紹介と代表者からの挨拶がありました。こういう形をとられるということを初めて知りました。
 委員会に出席している消防局幹部のうち、3名が、住宅部では4名が今月末をもって退職されます。丸山消防局長も退職者の一人です。代表してご挨拶されました。まっすぐ前を向き、時々言葉を噛み締めながら話されました。18.9才から消防に入られ、41.2年勤められた方ばかりだそうです。委員長が感謝の言葉を述べる際、共に起立し、感謝を表しました。私にできたのは、深く頭を下げることだけでした。
 引き続き、住宅部の審査です。審査の過程で、委員から不適切な発言があり、審議がストップしました。速記録を確認し、不適切な部分について議長や議運委員長とともに対応を協議しました。
 議長がおっしゃるには、不適切な発言を残すと、そのこと自体を議会全体が追認したことになり、そのために不利益を被る方もいたり、また議会の品位を落とすことになるので、慎重に対応しなければならないそうです。こういう場合にどう対処したらいいのか、学ばせていただきました。
 その後、発言者から陳謝と発言の取り消しを求められ、委員会としてこれを許し、正常化しました。
 議会での発言は、裁判などになった場合、第1級の証拠として扱われるそうです。議会人として、言葉の重みを改めて痛感する機会となりました。
 審査の中では、市営住宅入居者のおよそ5分の1が1カ月以上家賃を滞納していることが分かりました。この数字はたまたま払い忘れたり、口座振替の残高不足で引き落とせなかった場合でもカウントされてしまうので、正確な数字ではありませんが、約5500戸ある内の1219戸が滞納している(期日に入金されなかった)か、滞納した経験があることになります。
 現在の累積滞納額はおよそ4億6千万円になります。一方、18年度の徴収率は95・6%で、毎年5%ずつ上乗せになる計算です。一部の住宅では、家賃の徴収を民間委託しましたが、今年度の徴収率はほぼ99%になっています。今の分をきっちりもらいつつ、前の分も少しずつ分割で払ってもらうようにしているそうですが、経済状況が悪く、うまくいきません。
 また、市営住宅の土地を借りるために1億2千万円払っているのに、家賃収入が2千万円しかないという例も指摘されました。これは完全に市の財政を圧迫しています。
 数年前から指摘されていますが、遅々として改善されていません。財政健全化団体なんですから、こういうところはキッチリしなくてはならないと思います。

2008年03月14日

2部の審査

 久しぶりの雨です。雨が降ると花粉症がだいぶ楽になり、助かります。
 今日の委員会審査は建設局の基盤整備部と下水道部について行いました。
 委員から質問はいっぱい出ましたが、特に問題なく終わりました。月曜日は水道局の審査を行います。

 明日は11時から和駅で、道路特定財源暫定税率廃止を求める署名活動を行います。皆様のご協力をお願いします。

2008年03月15日

一日きっちり

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 今日は行事がたくさんの一日でした。まず、午前中には、和駅の近鉄前において、県連総出でガソリン税暫定税率の廃止を求める署名活動を行いました。この署名活動は全国で展開されており、100万人の署名を目標に行っています。
 県連で作成した政策ビラを配りつつ、署名へのご協力をお願いしました。写真のように、私一人で延々としゃべらせていただきました。
 最終的に何筆頂いたか集計はまだですが、本当に多くの皆さんにご協力いただきました。また、活動のお手伝いを頂いた皆様にもあわせて感謝申し上げます。ありがとうございました。

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 その後、14時過ぎから「政治スクールわかやま」の第2回講義が行われました。2回目で早速フィールドワークになりました。岩橋にあります社会福祉法人一麦会「麦の郷」へ出向いて、講義と施設見学を行いました。
 同会の理事である伊藤静美さんと、現場でパンやクッキー製作の統括をされている柏木労働部長、銀行員を辞めてクリーニング部の施設長をされている田村さんのお話を伺いました。
 伊藤さんからは、これまで30年間の歩みを中心にお話していただきました。また、現場からの声として、原油高が材料費などに転嫁され、あらゆるところにしわ寄せが来ている現状を、具体的な数字を使ってご説明いただきました。
 クリーニングの作業所では、実際の作業を拝見することができました。作業していらっしゃる方が元気良く「こんにちは!」「ありがとうございました!」と挨拶してくださったのが、印象に残りました。
 受講生からは活発に質問や思ったことなどを話していただきました。印象的だったのが、受講生が質問をし始めると、伊藤さんがその近くに寄って来られて、近くでお話を聞いて下さいました。その姿を見ていて、施設で働く方々にも、そういう風に接していらっしゃるのだろうなぁと想像しました。
 今回は本当にありがとうございました。

 夜には、よさこいの実行委員会メンバーと和歌山のサッカーチーム「アルテリーヴォ和歌山」の選手達と、懇親ボウリング大会があり、参加しました。
 1年以上ぶりのボウリングで大丈夫かなぁと思いましたが、2ゲームやってスコアは144と161、自分としては結構いい結果を出せました。
 選手の中には、近附の後輩もいて、今シーズンもしっがりがんばってもらいたいと思います。そして、応援もさせていただきます!

2008年03月17日

さぁ、月曜日!

 月曜はいつものように、市駅での街頭演説からです。天気予報では、かなりの黄砂が降るとのことで対策をして出ましたが、活動中はマスクを取ったので、元の木阿弥です。くしゃみと目のかゆみに苦しみながらの街頭演説でした。
 今日は委員会審査の最終日で、水道局の番です。水道局は企業的会計処理をしていて、なおかつ上水道と工業用水道の2件分あるので、予算の説明が30分もかかりました。聞いている方はいいですが、説明する方は大変やと思います。
 明日は委員会に付託された議案の採決に入ります。今日までの3日間に配布された資料をデータベースに置いておきます。なお、住宅・基盤整備・下水道部に共通する資料については、省略します。

2008年03月18日

出ては消え、出ては消え…

 日銀総裁選びが完全に行き詰りました。あの手この手で総裁候補の名前が出ては消え、出ては消えの繰り返し。明日以降、日銀総裁は空席となります。
 アメリカの通貨を管理するFRB連邦準備制度理事会の場合、次の議長が決まるまでは今の議長が任期切れになっても、臨時に職務を継続できるという規定があります。しかし、日銀の場合、そういう制度はありません。なぜなら、自民党が多数を占めてきた国会で、政府の出した総裁人事案を否決されることがなかったため、今回のようなことは想定外でした。
 しかし、サブプライムローンの損失が今の時点で約78兆円と日本の一般会計予算にほぼ匹敵し、まだ増える、それに伴って急激な円高になり、金融当局の動きにミスどころか、遅れさえ許されない状況です。こんな中で、日銀総裁の空席は致命的と言えるでしょう。
 先日からの動きを見ていて、これは福田内閣だけが悪いのか?と思えてきます。人事案を拒否する民主党の拒否理由が、身内なので甘く見積もっても、すんなり飲み込めるものではありません。これで支持が得られ続けるのか、心配です。

 今朝は和駅東口で街頭演説をしました。昨日から花粉症がひどくなり、鼻水とくしゃみが続きました。周平さんからマイクをバトンタッチされましたが、鼻が詰まっていて、うまくしゃべれませんでした。
 今日は委員会の最終日。討論と採決です。討論とは、言葉からすると議員同士が意見を戦わせる、テレビの討論番組の風に思えますが、議会での討論とは、議案に対する賛否表明で、たいがいは反対する場合の意見を言う場です。結果は賛成多数、または賛成全員で建設企業委員会に付託された全ての議案が可決されました。
 夜には、青年会議所主催の3月例会に、関西国際空港会社の村山社長が「和歌山と関空」をテーマに講演されるとのことで、行ってきました。
 もっと関空が近くにある利点を活かすヒントをいただけた気がします。また、議会での質問に使いたいと思います。

2008年03月19日

旅立ちの日

 今日は市内の小学校で一斉に卒業式が行なわれました。母校の和大附属小学校、私が住む地区の砂山小学校も卒業式です。出席したかったのですが、議会があり、お伺いすることができませんでした。
 お昼前に自転車で動いたときに偶然、附小から出てくる卒業生や保護者の皆さんの姿を見ることができました。市内に多くの「1年生」が誕生します。新しい生活に早く慣れて、楽しい日々を送られることを望むばかりです。

2008年03月20日

目だけで分かる?

 雨の春分の日です。結構しっかり降りました。
 午前中は勉強会があり、参加してきました。
 最近、外へ出るときにマスクをしていますが、目だけでも私だと分かるようです。市役所の職員さんはよくお会いしているので、見分けが付くのでしょうが、街を自転車で走っていても、車からクラクションを鳴らして手を振ってくれたり、市役所でも一般の支援者の方が見つけてくれたり。よく目だけで分かるなぁと驚いてしまいました。
 いよいよ議会も最終盤です。明日は環境保全対策特別委員会があります。

2008年03月21日

「ふるさとをください」上映会

 今日は環境保全対策特別委員会が行われました。市当局からは新しい市の環境基本構想を作るための土台となる環境基礎調査の結果と、環境保全対策主要事業実施計画の案が示されました。環境基本構想は08年度いっぱいで内容を検討し、09年度から実施するとのことでした。配布された資料をデータベースに置いておきます。

 15時40分からは和歌山市が主なロケ地になった映画「ふるさとをください」の上映会が行われました。先日、県議会でも行われ、できるだけ多くの方に見ていただきたいということで、市議会でも上映会をして下さいました。

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 まず、映画のモデルとなった麦の郷から、先日の政治スクールでお世話になった伊藤さんがお出でになり、ご挨拶と映画の紹介をされました。それから映画が上映されました。ほとんどの議員が残って拝見しました。麦の郷の設立のときにあった話などをそのまま、映画に取り入れられたそうです。
 自分のふるさとで撮られただけあって、「ここはどこ」と言える風景がたくさん出てきました。映画が終わったときには、涙している議員もいました。しかし、先日伺った話では、映画の中に出てくるのは、ほんの一端だそうです。本当はもっともっとご苦労されたそうです。
 「ふるさとをください」は英語やスペイン語の字幕入りも作成され、コスタリカでも上映されたそうです。世界に広がる映画で、”WAKAYAMA”の名が広く知られるきっかけになればと思います。

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2008年03月22日

春の彼岸のお墓参り

 17日から23日まで春のお彼岸です。高野山へお墓参りに行ってきました。
 いつもはJR和歌山線と南海高野線で行くのですが、今回は母親も一緒なので、車で行きました。混んでいることを前提で行ったのですが、かなり空いていて、奥の院まで1時間40分ほどで着きました。
 花粉対策をしていきましたが、市内よりも数倍の花粉が飛んでいるせいか、目はショボショボし、くしゃみを連発しました。やっぱり山はきついです。
 彼岸は明日までですが、たくさんのお墓があっても、新しい花のあるお参りしたであろうお墓は、全体の1割か、多く見積もって2割ぐらいしかありませんでした。残念なことです。
 帰りに大門の近くにあるお助け地蔵さんに寄って、お参りしました。なんと不思議なことに、鼻が詰まって鼻水も出ていたのが、敷地へ入るととたんに止まって、鼻で息ができるようになりました。そのことに気付いたときはかなり驚きました。
 その後、家へ帰るまでいい状態が続きました。無事に帰ってこられたことに感謝しています。

2008年03月24日

2月議会最終日

 いよいよ2月議会も終わりです。この議会が終れば、議員としては1年目を1周したことになります。選挙が終った時には、すでに新年度に入っていて、私は予算審議には加わっていません。08年新年度予算は自ら審議し、(どこまでかは別として)その結果に責任を持つことになります。
 今朝もいつものように、市駅前での朝の街頭演説から一日が始まりました。
 午後イチで議会が始まりました。各委員会での審査の経過と結果が報告されました。新年度予算に関する議案が採決されました。また追加議案として、法務省に対して人権擁護委員に推薦する候補者の選任が出されました。
 最後に、「違法・有害情報から子どもを守るための環境整備を求める意見書案」が審議され、全会一致をもって採択されました。意見書とは、政府や国の機関などに対して、新しい施策の実施や、現行制度の改善などを求めるために、議会全員の総意として提出するものです。実は、この意見書の案文は私が書かせていただきました。誰が読んでも分かりやすいように書いたつもりですが、ご覧になっていただいて、ご意見をお寄せいただければ幸いです。
 データベースに委員会審査の結果と上記の意見書案、議員派遣についての書類を載せておきます。

2008年03月25日

議会は終ったが…

 今朝も和駅前での街頭演説からスタートです。段々寒さが緩んできて、身に堪えることが少なくなりました。
 その後、議会と県連に行って、議会中に手の付けられなかった仕事を片付けます。ひょっとすると、議会中より、終った直後のほうが、何かと忙しいかも知れません。
 夜はよさこい祭りお祭りスタッフ部の部会でした。夏に向けて、着々と準備を進めています。4月6日には、紀州よさこい祭りプレイベントとなる「春祭り」が、市役所前の和歌山城西の丸広場で13時~17時で行なわれます。ぜひ、おいで下さい。

2008年03月26日

高度救助隊発足

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 今朝は消防署で、高度救助隊の発足式がありました。平成16年10月の新潟県中越地震で発生した土砂崩れに飲み込まれた乗用車の中に閉じ込められた当時2才の男の子と母親を救出するため、東京消防庁消防救助機動部隊(通称「ハイパーレスキュー隊」)が駆けつけ、地震発生4日後に親子を助け出しました。残念ながら、母親はその後搬送先の病院で亡くなりましたが、男の子は元気に回復しました。
 「ハイパーレスキュー隊」は阪神・淡路大震災を教訓として東京消防庁に設置されましたが、この中越地震以後、総務省消防庁から政令指定都市および中核市の消防本部に対し、資機材確保と部隊の設置が命ぜられました。
 近畿では和歌山市が昨年12月一番乗りで設置の予定でしたが、機材確保の関係で今日になり、大津市に次いで2番目となりました。
 車両の機能や、例えば人間の吐く息の二酸化炭素で人を探す、音探知装置など高度で高価な機材を実演して下さいました。いざという時には頼もしい存在だと思います。
 しかし、できることなら、これらの機材が使われるようなことが起きないでいて欲しいと願うばかりです。
 その後、議会へ行き、打ち合わせなどをしました。夜には、月に1回の「長渕会」に参加しました。色々と日程の合間を縫っての参加だったため、そんなに長く居られず残念でした。
 5回目の開催で、確か今までで一番多い15人の会員さんが出席して下さいました。また、会場となっているお店も、これまであった3部屋を一つにし、ステージまで設置され、本格的になってきました。この工事は、会員さんのお一人がして下さいました。もっともっと会員さんが増えるのを楽しみにしています。

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2008年03月27日

取っ払い、払い渋り

 昨日、議会の控室に居るとき、岩出の方からお電話を頂きました。お相手は80歳代の男性で、年金の話でした。
 聞いた限りの内容でお話しすると、50年ほど前に勤めていた会社で払っていたはずの厚生年金が、10年勤めたのに1ヶ月しか記録にないとのことでした。
 社会保険事務所に行ったところ、給料明細を出すよう言われましたが、50年も前のものを保存しておらず、勤めていた会社自体もなくなっているため、次善の策を聞いたところ、当時の同僚の方の証言や、本人と社号が一緒に写っている写真などがあれば良いと教えられたそうです。
 それから、昔の同僚を探し、証言を得、写真も借りて、もう一度社会保険事務所へ出向いたそうです。すると、またもや「給料明細を持ってこないと、認めない」と言われ、困って私にお電話してこられました。
 折りしも、夜のあるニュース番組で、同じケースの特集が組まれており、全国的かつ組織的に行われているのではないかと直感しました。まさに国民から年金を受ける権利を「取っ払い」、挙句には受給要件のハードルを上げて「払い渋り」すると言う、本当にこれが国の機関がやることなのかと、怒りよりも情けなさの方が先に来てしまいました。どこまで性根が腐っているのでしょうか。

 夜には和歌山青年会議所の新入会説明会に行ってきました。同級生のお兄さんが紹介して下さったので、入ろうかなぁと思って行ったのですが、残念な会運営のシーンを見てしまい、だいぶ気持ちが萎えてしまいました。それと、もう一つ疑問に思っていることがあり、それに対する納得できる答えをもらえなければ、入れないなぁと思っています。これから6月いっぱいまで、オリエンテーションが6回あるので、そのどこかで持っている疑問を投げかけてみようと思います。

2008年03月28日

音の奏で

 午前中は書類の整理に追われました。終わったものやいらないものを整理しないと、どんどん山積みになって大変です。

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 午後からは市民会館で行われた、母校である近大附属和歌山高校中学校吹奏楽部の第16回定期演奏会に行ってきました。実は演奏会へ足を運んだのは、在校中も含めてこれが初めてでした。
 顧問の先生のお話の中にあったのですが、この演奏会を持って新高校3年生になる生徒は部活を引退になります。近大での集大成をお披露目する場です。多くのお母さん方がカメラやビデオで撮影されていました。
 中にはソロのパートでうまく音が出せず、涙していた子もいました。しかし、その悔しさをバネに、来年はしっかりした音を聞かせてくれるものと期待しています。
 後半はOBOGが混じっての演奏。私は途中でバドミントン部をドロップアウトしてしまった人間なので、戻るところがありません。卒業しても一緒に演奏できるのをうらやましく思いました。

 夜は、連合和歌山地協のボウリング大会に参加させていただきました。百数十人の参加者がいて、お店貸切でした。2ゲームのスコアは両方とも149。色々お話しながら、楽しく過ごさせていただきました。

2008年03月29日

茶の湯の香り

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 今日と明日、市役所前の和歌山城西の丸広場で市民茶会が行われます。昨年は参加できなかったので、どんなものかとワクワクしながら参加させていただきました。
 チケットを買ったとき、日曜日は雨みたいやから、土曜日の方がいいよと言われ、土曜日の券を購入しました。
 過去には2.3度、正式なお茶の席に呼んでいただいたことがありましたが、それからもう何年も経っていたので、付け焼刃ですが、親に作法を教えてもらいました。
 しかし、実際会場に行ってみると、作法があるかどうか関係なく、どんな方でも参加しやすいようにかなり崩して下さっていました。おかげで気兼ねなく参加できました。
 表千家と裏千家の両方が茶席を出していました。表は質素なのに対して、裏は道具にこだわり、それらを客人に披露すると言うしきたりになっているようです。
 朝から2杯のお茶をいただき、幸せな気分でした。

2008年04月01日

四月の風

 今日から4月、新年度の始まりです。今朝は和駅東口で街頭演説を行いました。
 車で移動していると、ラジオから『四月の風』という曲が流れてきました。この言葉を聴いたとき、いよいよ寒さから解かれて起き上がるんやというイメージを持ちました。
 新年度が始まったということで、色々なことが切り替わったり、始まったりしています。
 政策的なことでは、まずは、ガソリン税の暫定税率が終わりました。本来ならガソリンはすぐには値段が下がらないはずなのですが、各スタンドが赤字覚悟で独自に値下げを行ったところもあるようです。
 また、75歳以上のお年寄りを独自の保険制度へ切り離す「後期高齢者医療制度」も始まりました。この保険料が年金から天引きされるため、生活苦に陥る危険性があります。
 和歌山市にとっては、レッドカードである財政再生団体になるかどうかを判定される「運命の1年」であります。なんとしてもイエローカードで留まれるようにしなければなりません。
 どちらかというと、暗めの話題ばかりではありません。和歌山市をエリアとする地域コミュニティFM「FMワカヤマ」が開局しました。ロイネットホテルの屋上にアンテナを置いていて、紀の川市や徳島でも一部聞くことができるそうです。
 今日は開局を祝う会があり、参加させていただきました。周波数は87.7メガヘルツ、ここから愛称「バナナFM」と名づけられたそうです。和歌山市のコミュニティFMは初めてだそうでう。昔、世界リゾート博が行われたとき、会場の中だけで聞くことのできるFMがあって、家でしょっちゅう聞いていました。
 あまり車には乗りませんが、カーラジオは「バナナFM」に固定しておこうと思います。

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2008年04月03日

お昼のお花見

 一度治りかけだった花粉症ですが、またかなりひどくなってきました。どうもスギだけじゃないようです。何に反応しているのか、一度ちゃんと検査してもらおうかと思っています。嗚呼情けない。
 今日は支援者の方で、介護のお仕事をされている方からお誘いを受けて、和歌山城でのお花見に行ってきました。昨年も呼んで頂いて、今回で2回目です。
 このお花見では、介護する側とされる側の方が集まります。自分だけでは出歩きにくくなったお年寄りにとっては、年に一度花見に出かけられることはうれしいことでしょう。実際、私がお話しても喜んでいらっしゃいました。
 本当は私の方が色々とお世話をさせていただく立場なのですが、年齢的にお孫さんの年に近く、逆にお世話していただいてるような感じで、恐縮しきりです。
 毎年こうやってお花見できるのを本当にありがたく思います。

2008年04月06日

走る、募る

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 今日は日曜日でしたが、かなりの早起きでした。というのも、桃山で行われた桃源郷マラソンに出場するからです。今回は3キロランに、アルテリーヴォ和歌山の選手と一緒に走りました。県連代表の藤本県議も共に出場です。
 とりあえず、ペースを調整しながら走りました。普段、走るために特に練習などせず、ぶっつけ本番で走ったので、身体がついてくるかどうか分からなかったのです。その上、走ってみて分かったのですが、山地なのでアップダウンが激しく、かなりきつかったです。アルテリーヴォ和歌山の選手達は普段から練習しているせいか、悠々と走っていました。
 結果、3キロを14分28秒、一般男子64人中19位、総合172人中50位でした。「3キロってこんなにきつかったかなぁ」と思うぐらいのコースでした。

 その後、市内に戻り、和歌山城西の丸広場で行われている「おどるんや~紀州よさこい春祭り」のお手伝いへ。
 今年は8月16・17日に「第5回おどるんや~紀州よさこい祭り」行われますが、そのスタートとなるプレイベントです。この2日間にお手伝いをして下さるボランティアを募るのが私の仕事です。
 昨年、お手伝いしてくださった方々にこの催しのお知らせを送ったところ、36名の方がいらしてくださいました。主催者発表では3千人の来場があったようです。
 祭りをやってる隣の観光バス駐車場は、あっという間に満車になり、入りきらないで外に溢れていました。春の和歌山城はものすごい賑わいです。

2008年04月07日

紙の値上がりの影響が…

 今朝も市駅前での早朝街頭演説から始まりました。
 今朝の駅前は、先週の様子とは明らかに違う点があります。それは、学生が増えたこと。新学期が始まりましたので、通学の児童生徒が増えました。その中には、明らかに真新しい制服を来た子が見受けられました。例えば、近附のブレザーのエンブレムの金色がピカピカしています。彼らは新入生です。
 また、新しいスーツに身を包んだ新入社員らしき人の姿もありました。多くの人が新しい環境に身を置く春です。

 午前中には、市議会だより編集委員会がありました。2月定例議会の広報についての打ち合わせです。ここで、問題が持ち上がりました。昨今の値上げラッシュの影響で、紙の値段が上がったそうなのです。そこで、紙質を維持して部数を減らすか、紙質を落として部数を維持するかの選択をしなければなりません。聞けば、今までの部数で余りがないそうです。つまり、部数を減らすことができないということで、紙質を落とすことになりました。予算が決まっているので、仕方ありません。
 ということで、来月お手元に届く市議会だよりは、だいぶ薄い紙になっています。
 議会の控室には、道路特定財源の暫定税率が廃止されたことによる、市財政への影響についての報告書と、市の財政を執行するに当たっての方針について報告が届いていました。これらをデータベースに載せておきます。

 夜には自治会の総会がありました。2年任期で役員の改選を行いました。各世帯に投票してもらい、会長と副会長を決めるのですが、会長に当選された方が個人的な理由で辞退され、次点の方は来月から海外へ行ってしまうとのことで、決められなくなってしまいました。結果が圧勝だったために、一旦持ち帰っていただくことになりました。
 うちの地区も高齢化が進んでおり、自治会運営も簡単ではないようです。

2008年04月08日

危機は脱出

 昨日の自治会総会で決まるはずだった新役員ですが、当選者に持ち帰って考えていただきましたが、慈善事業を行う団体の役員の仕事が忙しく、受けられないとの返事が、今朝あったそうです。残念なことですが、仕方ありません。緊急に役員会を開いて、次善の策を検討し、新しい役員が決まりました。若輩者ですが、私も会計の職を頂きました。
 しかし実際、後継者問題はうちの自治会だけではないと思います。高齢者の割合が増え、今までやってこられた方の無理が利かなくなり、バトンタッチしようと思っても受けてくれる人がいない。かなり深刻な問題だと思います。少しずつでも受けてくれる人を探していかなければなりません。

 夕方、和大附属小・中学校へ入学式の祝電を持っていってきました。卒業生ですが、まだ入学式などに呼んでいただけないので、せめてものお祝いをと思い、祝電だけお届けしました。
 駐輪場に1人の男子生徒と2人の女子生徒がいて、男子生徒が元気良く「こんにちは!」と声を掛けてくれたことから、少しお話しました。
 彼らはこの春、附中を卒業し、市外の高校へ進学し、今日入学式だった帰りに母校へ寄ったそうです。彼らが60期の卒業と聞き、自分とは14年離れていることなどを話し、「祝電を持ってきた」ということを理解できなかったようなので、自分が市議会議員だということを話すと、合点がいったようでした。
 高校1年生はどの程度政治に関心があるのか、興味があったので話してみると、暫定税率の話や日銀総裁の話など、思った以上に関心を持っているようでした。正直、そんなに期待していなかったのですが、かなり驚きました。新聞やニュースも結構見ていると言っていました。
 中でも女子生徒のうちの一人は、弁護士を目指しているとのことで、かなり細かいことまで知っていて、私も知っている限りのことをお話しました。あきらめずに、しっかりがんばってほしいです。

 夜はよさこいのお祭りスタッフ部の部会がありました。今年の本祭は8月16・17日、言ってももう4ヶ月しかありません。そして今年は2日間とも夕方からのフル興行なので、お手伝いして下さるスタッフさんも昨年の2倍必要です。どうやってその人数を集めるかが課題です。そのための準備を始めました。これからは2週間に1回のペースで部会が行われます。
 8月16・17日の土日、お盆ですがお手伝いいただける方、ぜひご連絡下さい。

2008年04月09日

子供たちの目

 午前中は砂山小学校の入学式に参列しました。議員になって初めての参加です。
 新入生は57人で、1組と2組に分かれます。入場してきて椅子に座っている姿を見ていると、偶然クラスが分かれたはずなのに、何となく違いが見えてきました。
 1組はよく言えば活発、違った言い方をすればやんちゃそうな感じを受けました。2組はおとなしい感じがしました。
 校長先生がご挨拶に続けて、子ども達に1冊の絵本を読んであげました。『だんまりこおろぎ』という絵本です。先生が読んでいる間、子ども達の目は釘付けです。しっかりと聞いていました。私もしっかり聞いてしまいました。
 私も議員としては1年生です。今日の入学式に感慨深いものを感じました。この6年間、この子ども達はどう育っていくのでしょうか。楽しみです。

 夜には、よさこいの実行委員会が行われました。この夏に向けての実行委員会は5回目ですが、初めての参加でした。それぞれの部門で着々と準備が進んでいました。
 今回は5回目の祭りですので、特別企画も進行しています。まだ全容は姿を現しませんが、少しずつ中身も固まってくると思います。ご期待下さい。

2008年04月12日

「気づき」のために

 今日は午前中、県連の常任幹事会が行われました。このひと月の活動報告や党員・サポーターの募集、政治スクールについて報告がありました。

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 午後からは政治スクール第3回の講義を行い、講師として早稲田大学大学院教授の北川正恭先生にお出でいただき、『「せんたく」の目指すもの』という演題でお話いただきました。
 これまでローカルマニフェストの普及と検証に努められ、3月には「地域・生活者起点で日本を洗濯(選択)する国民連合」(略称:せんたく)を旗揚げされました。
 国政でのマニフェストを使った選挙は3回行われましたが、地方にも波及しつつあり、次の統一地方選挙では、住民の方が検証可能な和歌山のマニフェストを出していかなければならないと考えています。
 北川先生のレジュメには、『キーワードは“気づき”。マニフェストという気づきの道具を入れることで、今まで、民主主義、選挙とはこんなものだと思い込んできたことに「ハッ」と気づく。価値を前提にした約束、マニフェストによって、各個人が「気づきによる自己変革」を起こし、疲弊した日本を再生させていく
。』とあります。今日のお話も、まさにこれに基づくものでした。

 昨日の深夜、NHKアーカイブスという、過去に放送した番組を引っ張り出してきて流す番組がありました。今回は1979年に製作された『南極シリーズ 第3回「ペンギンの国」』で、南極に住むペンギンの生態を紹介した番組でした。実はこの番組に、私の高校の恩師が出ていました。恩師は南極観測隊に参加していて、ペンギンの研究をしていました。恩師からメールを頂き、若かりし恩師の姿を見ることができました。

2008年04月13日

老人クラブ総会

 今日は砂山地区の老人クラブ総会が行われ、参加させていただきました。
 ご挨拶を、と事前にご連絡をいただいていたので、何をお話しようか考えていました。自分よりいくらも経験豊富な皆さんに対して、何を言えるだろうかとかなり直前まで悩みました。
 そして、最終的には出たとこ勝負で、お話したのは、後期高齢者医療制度なんか作ってしまい、不安にさせてしまったことへのお詫びと、私の祖父の話をしました。自分の話をするより、祖父の話を知っている方が多少いるだろうと思ったからです。
 会が始まる前に少し、会員の方とお話させていただきましたが、挨拶の後は残ることができなくて、なかなか思ったようにコミュニケートがとれず、残念に思いました。

2008年04月15日

道路特別街宣2回目

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 今朝の街頭演説は特別編成、党本部からガソリン税の暫定税率復活反対の政策ビラが届いたので、和駅の東西に分かれて、関係の方々にも協力をお願いし、活動しました。途中で藤本県議にバトンタッチしながらも、かなりの時間、延々としゃべらせていただきました。たくさんの方にビラを受け取っていただきました。ありがとうございました。

 お昼は、近所の幼なじみと一緒に食べました。普段は仕事で県外にいるので、なかなか会えないのですが、休暇で帰って来ていてお互い時間を合わせて会いました。元気そうで何よりでした。

 夜は青年会議所の新入会オリエンテーションの1回目があり、参加しました。JCの卒業生である、よさこいの西平会長と、市内企業の役員さんがスピーカーでした。

2008年04月16日

ゲートボールだけじゃない!

 先日伺った老人クラブ総会で、会員の方とお話させていただいた時、「グラウンドゴルフの練習をやってるから、いっぺん見においでよ」と言っていただいたので、今朝7時過ぎから見学に行ってきました。
 うちの隣の長町公園では、ペタンクをやっている方がいらっしゃいますが、グラウンドゴルフはやっていません。言葉では何となく分かりますが、実際プレーされているところを見たことがありませんでしたので、伺いました。
 会場に行くと、この間の会で誘って下さった方がプレーをされていて、説明をして下さいました。「本当は全面芝のところでやるんやけど、ここは砂と草が混じってて、読みにくいんよ」とおっしゃっておられました。
 お年寄りと言えばゲートボールだと思っていましたが、今はいくつものスポーツがあるようです。勉強になりました。

 議会の控室へ行くと、共産党の大艸先生や職員の方が、「新聞に載ってましたね」と声を掛けて下さったのですが、本人は何のことか分からず、朝刊各紙を見てみました。すると朝日新聞に、昨日の和駅での街頭活動の記事が載っていて、その中の写真に私が写り込んでいました。それもカラーで。白黒だと分かりにくいですが、カラーだと小さくてもはっきり分かりますね。

 午後からは、今考えている政策の実現可能性について、専門の方にお話を伺いに行きました。今日はしっかりお話できなかったので、明日仕切り直しです。

 東京にいる友人からメールが届きました。結婚するので式に顔を出して欲しいとのことです。また一人、先を越されました。

2008年04月19日

政経セミナーに参加

 今日は京都で行われた「がんばろう、日本!」国民協議会主催の第15回関西政経セミナーに参加しました。
 すんなり京都まで行ける予定だったのですが、出掛けにテレビで、南海が沿線火災で不通になっているとのこと。しかし、すでに切符を持っているし、とりあえず市駅まで行きました。まだ不通で振り替え輸送をしていたので、和駅行きのJRに飛び乗りました。2両しかない電車が、いつもにもない混雑でした。和駅から阪和線の快速に乗り換え、大阪へ。地下鉄と京阪に乗り京都まで、ほぼ予定通りに行けました。

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 今日のセミナーでは前千葉県我孫子市長の福嶋浩彦先生から、ご自身が市長3期の間に行われた議会との関係改革についてお話を伺いました。
 今の議会というのは、どうしても市長から出てくる議案の追認機関になりがちです。個々の議員ではなく、議会の総意としての予算の修正案や議員提案条例などを出すべきである。我孫子市では、市長から出てきた議案を議会が修正なく通すことが恥だと言われているそうです。そのためには、議員同士が徹底的に議論を尽くさねばならない。その上で個々の議員が賛否を判断すべきだと言うのが、概略です。
 自分の中にはチャレンジしたいという思いが強く強くありますが、回りの環境や雰囲気がそれを思い留まらせてしまいます。まだ1年生だというのもあります。
 そうは言っても、いつまでもこの状態でいいとは思いません。歯車を廻し始めなければならないと思います。この間の、北川先生のお話に続き、ますますその思いが強くなりました。

 帰りの電車の中で、偶然中学時代の先輩に会いました。半年ぐらい振りで驚きました。

2008年04月21日

初めての役員会

 今日もいつものように、市駅前での朝の街頭演説からスタートです。終わってから、市役所に行き、配布の資料などをもらいました。
 夜には、新しい自治会になってから、初めての役員会が行われました。長町公園の掃除など、当面の活動について話し合いました。

2008年04月22日

突然の内閣改造

 今日の第一日程は、よさこい祭りの交通規制について、西署での打ち合わせです。実行委員長・事務局長とともに、けやき通りの警備責任者をしている私が伺いました。
 地図を広げて、具体的にどこに何人配置するかを決めていきました。今日はとりあえずけやき通り中心でしたが、今後他の場所についても詰めていくことになります。
 それから市役所へ行き、14時半過ぎまで缶詰になり、15時ごろにようやくお昼でした。
 夕方には、民主党関係団体の会議があり、参加しました。その後、お通夜に参列してお参りをし、20時からよさこいのスタッフ部会へ。
 突然の内閣改造発表で、けやき通りの警備責任者から、お手伝いして下さるスタッフさんの募集担当者に任命されました。一体、今朝の打ち合わせは何やったんやという思いを持ちながらも、拒否する理由はありませんから、募集担当に着任。
 まだ、始まったばっかりですから、ボチボチ行きます。

2008年04月23日

ただいま、移動中

 今日は夕方からが密度の濃い日程でした。
 18時には地区労センターの総会があり、出席させていただきました。19日にペシャワル会の中村哲先生を招いての講演会があり、その報告もなされました。今のアフガンの現状など、中村先生のお話を伺いたかったのですが、19日のブログの通り、別の勉強会に行っていたので、出席が叶いませんでした。
 20時過ぎに終わり、移動。今度は長渕会の例会へ。私が着いたときには、まだ集まりが少なく、とりあえずその場にいる者で乾杯をしました。アガサスの5月号に長渕会のことが掲載され、来月はたくさんの人が来てくれたらいいなぁと話していました。(掲載記事はこちら
 10分ぐらい居て、また移動です。今度はどこへ行くかと言うと、山口県の柳井です。そう、山口2区の衆議院補欠選挙へ、和歌山県連の志願兵として参戦します。和駅からオーシャンアローに乗り、新大阪でひかりレールスターに乗り換えて、今日は広島までしか行けません。明日の朝、山陽本線の各停に乗り柳井入りします。少しでもお役に立てればと思っています。

2008年04月24日

走って、しゃべって、旗振って

 さて、昨日書きました通り、今日終日と明日の午前中は、山口2区補欠選挙での応援活動です。
 7時17分広島発の各停で柳井へ。9時前に事務所入りし、ミーティングに参加しました。その後、それぞれの担当に分かれます。私は、この日初めて行う活動のチームへ編成されました。詳しい内容は今後のために言えませんが、山道を走る走る、本当にきついものでした。しかし、かなりの効果はあったと思います。
 午前中はこの活動に充て、事務所に戻り昼食へ。全員が手弁当です。地の利がなく、探検している時間もないので、目に付いた回転寿司屋に入りました。
 午後イチは電話掛け。平日の昼間なので、ほとんどが留守のお宅でした。しかし、お出になったら、お願いをします。
 16時前に召集され、街宣の先乗り部隊へ。原口一博代議士が街頭演説をされるということで、場所取りと事前告知を兼ねての活動です。行き交う車に対して、目立つようにと思い、旗を振り続けました。

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(1ヶ所目の先乗りにて。後ろにいるのは「民主くん」)

 1ヶ所目が終わると、次の場所へ移動です。その場所は、大きい幹線道路の沿道で、なんと敵陣営の事務所の真ん前でした。ここでも原口先生が演説されましたが、かなり挑戦的です。
 街宣部隊を見送って、事務所へ戻り、また電話掛けです。ちょうど、中仕事と外仕事が半々ぐらいになっていました。明日は朝の街頭演説からスタートです。

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(「民主くん」とのツーショット)

2008年04月25日

山口から帰還

 山口での活動2日目です。
 6時45分に事務所へ集合して、近くの大きな交差点をジャックして、行き交う車に挨拶をします。近くに小・中・高校があり、通学の生徒さんがたくさん通りました。有権者じゃないので無視されがちですが、山口では違うようで、7割近くの子が挨拶をしてくれて、驚きましたし、うれしかったです。やはり明治維新の際、改革の先頭となり、総理大臣を日本一輩出しているだけあって、子どもでも政治活動に対する理解が深いのでしょうか。
 8時半まで行動し、事務所へ戻りました。次は電話掛けの任務を与えられていましたが、急遽昨日と同じ特殊任務のチームへ。中にいるより、外に出たいなぁと思っていたので、渡りに船です。昨日の部隊でもご一緒した奈良県議の藤野さんと共に行動しました。
 午前中いっぱいこの行動をし、事務所へ戻り、そのままのメンバーでお昼を食べに行きました。昨晩、広島風そば飯入りお好み焼きを食べたのですが、今日のお昼もお好み焼き、関西風でした。

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 他の皆さんはその後も活動されますが、私は和歌山での日程があるため、ここで除隊しました。後ろ髪を引かれる思いでしたが、仕方ありません。
 柳井から、あまり駅を飛ばさない快速に乗り広島へ、N700系のぞみに乗り、新大阪でくろしおに乗り換え、17時過ぎに和歌山へ帰ってきました。

 夜は吹上小学校の校庭で、吹上・宮北両消防分団の訓練が行われ、激励に行ってきました。連合自治会長や防火委員さんも来られていました。
 5月11日に市内の消防分団が集まって、消防ポンプ操法大会が行われます。中消防署管内からは吹上・宮北・大新の3分団が出場します。20メートルのホースを3本つなぎ、標的を狙い、放水の開始・停止の伝令を走って行わなければなりません。伝令者はホースに沿って走るので、ホースをまっすぐ伸ばさなければ、ロスタイムが出ます。ホースを2回までしか、跨いではいけないなど、細かなルールがあり、正確さとタイムを競います。

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 吹上分団の団員さんにルールなどを教えていただきながら、見学しました。放水が終わり、自身の安全確認をし、退場すると拍手が沸き起こりました。交代で2回練習をされましたが、それだけでもかなり疲れていらっしゃいました。署員さんから改善のアドバイスを受け、少しでもタイムを縮めようと努力されていました。
 3本のホースをつなぐのには「40秒の壁」があるそうです。これに限りなく近づけると上位に食い込めるそうです。吹上・宮北両消防分団の皆さん、がんばって下さい!

2008年04月26日

メーデーのひとコマ

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(メーデー壇上の自席から)

 今日は連合のメーデーの日。砂の丸にたくさんの方が集まりました。労働について考えながら、みんなで楽しむ日です。
 集会の後は、2班に分かれてデモ行進です。昨年は先頭で横断幕持ちをさせていただきましたが、今年は民主党の連の中に加わりました。コースは市役所前から三木町の交差点を左折し、堀詰橋の手前を左折、市堀川に沿って歩き、市役所西側の通りから和歌山城へ戻るコースで約2キロ、1時間弱歩きました。参加者の中でも若手ですし、最後尾にいましたから、元気よくしっかり声を出して、幟も高く掲げながら歩きました。

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 今年も民主党の店は農産物を販売しました。今年のメニューはりんご・シラヌイ・いちご・花・高野槇など。去年のように売れ残りませんでした。黄色のエプロンをつけて売り子をしながらも、各組合のブースを訪問しました。去年から評判の良かった関電労組のスペアリブは今年も口にできませんでした。残念です。
 ソーセージや鶏のから揚げ、豚汁などあちこちで色々なものを食べました。一番記憶に残っているのが、駿河屋さんの「できたて本の字まんじゅう」です。あつあつで皮も弾力があっておいしかったです。

2008年04月28日

勝って兜の緒を締めよ

 ゴールデンウィークが始まっての飛び石の平日月曜日です。今朝もいつものように、市駅前での朝の街頭演説です。
 昨日投開票された衆議院山口2区補欠選挙では、2万票余りの大差で、民主党の平岡秀夫候補が勝利しました。今朝の演説中に「良かったですね」と声を掛けて下さる方が5.6人いらっしゃいました。全国的にも注目度が高かったことは間違いありません。
 年金の記録問題はほったらかし、後期高齢者医療制度でお年寄りに負担を投げっぱなし、それでいてガソリン税の暫定税率をおっかぶし、誰が納得して自民党に投票するでしょうか。
 しかし、民主党の支持率が上昇していないところを見ると、あくまで敵失であって、民主党自身が支持されているわけではないようです。今こそ、残りの国会会期をどのように攻めるのか、どんなビジョンを持って戦うのかを熟考しなければならないと思います。今回の勝利に気を許していては、足元をすくわれることになりかねません。ここからが正念場だと思います。

 街頭の後、県庁と市役所へ。その後、先日来、お世話になっている方と一緒にお昼を食べました。仕事の話を中心に、かなりたくさんお話しました。
 県連にも寄った後、ごみの事で問い合わせがあったので、その対応をしました。

2008年04月29日

昭和の日

 今日は2回目の昭和の日でした。去年から始まった祝日で、今のところ一番新しい祝日です。世の中はゴールデンウィークですが、残念ながらなかなか休み気分を味わうことができません。そういえば、昨日の街頭演説も、通う人の数が若干少なかったです。カレンダー通りになっている方は出勤されますし、すでにお休みの方もいたのでしょう。
 昨日は春の褒章、今日は叙勲の発表がありました。新聞紙上に載っていたので、ご覧になられた方も多いと思います。和歌山市でも、褒章受章者5人、勲章受章者14名いらっしゃいました。本当におめでとうございます。
 昼からはよさこいのスタッフ部会が開かれて、チラシの原案や担当の分担割をしました。お手伝いいただく方を集めるのは当日までの仕事。いわゆる段取り系に入ります。これがなかなか大変で、毎年苦労しています。
 今年は夕方から夜にかけての開催。少しは涼しくなっていると思いますので、ぜひご参加ください。

2008年04月30日

国会を囲ってしまえ!

 今月初めのここで、「4月は疾走してしまうんじゃないか」と書きましたが、まさにその通りになりました。あっという間に月末です。明日から5月です。
 何と言っても今日は政府・与党がガソリン税の暫定税率を復活させてしまいました。原則は明日の製油所出荷分からまたもや25.1円が加算されます。すぐには値上がりしないはずですが、値下げの時に見切り発車している店が穴埋めに使うかもしれません。
 それにしても、何でそこまで固執するのかが分かりません。和歌山県は率先して旗を振り、先頭で復活運動をやっています。県民の皆さん、そんなに道路のことで困っていますか?困っているのは知事だけでしょう。一体何があるんでしょうか?
 国民の6~7割が復活に反対しているのに、押し通してしまうなら、国会に集結して、国会を取り囲めばいいんじゃないでしょうか。安保闘争の時のように、我々の声をじかにしっかり聞かせればいいと思いますが、乗ってくれる人が少ないでしょうね。

 水曜日でしたので、空手の練習に行きました。ちょっと忙しくて、2週空いてしまいました。私は白帯ですが、色帯の方々と一緒にやらせていただいています。小学生の黒帯の女の子に「(攻撃の)パターンが同じ」と指摘され、最後にドカンと入れられてしまいました。手加減はしてくれていたようです。自分は素人だからと言い聞かせつつも、ちょっと悔しかったです。

2008年05月01日

5月や~い

 新緑まぶしい皐月です。街並みの木々も碧く繁り、ものすごく勢いを感じることができます。夏に向かって盛り上がっていくこの時期が、私の好きな季節でもあります。
 4月は思っていた以上に予定がぎっしりでした。5月は少しマシになるかと思っていましたが、すでに月半ばまで予定が入ってきました。といっても、最初の1週目はほとんどが連休で、1週少ないと言っても、あながち間違いではないと思います。
 そういえば、昨年の5月2日に初登庁し、1年が経過しました。あっという間の1年でした。まだまだ頼りない議員ですが、よろしくお願いいたします。
 さて、この5月はどんな月になるのでしょうか?楽しみです。

2008年05月05日

旗日

 ゴールデンウィークも残すところ明日のみとなりました。皆さんはしっかりお休みされましたか?それとも、どこかへお出かけになりました?お仕事だった方もいるでしょう。祝日のことをちょっと前までは「旗日」と言っていましたが、すっかり耳にすることがなくなってしまい、残念です。玄関先に日の丸を飾ったところから旗日と言うようになったようですが、祝日に日の丸を出す家もごくごく少数になってしまいました。
 今日はあいにくの曇り時々雨。結構風も強く吹いていました。和歌山城天守閣にある鯉のぼりは、ものすごい勢いで泳いでいました。残念ながら、あまりきれいな空ではなかったですが。
 岡公園に展示されているSLが一般公開されていました。私が通りがかったときは、もう片づけをしていましたが、まだ写真を撮ったりしている子どももいました。岡公園にはSLと市電がありますが、どちらも柵で囲われています。月に1回程度だったでしょうか、管理の方が入ってお掃除をされているのを見かけたことがあります。
 子どもの頃は、あのSLに乗りたくて仕方ありませんでした。掃除を手伝うクラブの子どもがうらやましくてなりませんでした。年に1回、こどもの日だけ一般公開しているのだと思います。何度も行ってやろうと思いながら忘れて、行きそびれていました。そのうち、そんなことも言えない年になり、それさえも忘れてしまいました。逆に今なら恥ずかしがることもなく、行けるかなぁと思ったりします。来年、覚えていれば行ってみたいと思います。
 雨の止み間をぬって、支援者を訪問したひとコマをお話させていただきました。

2008年05月06日

合宿という響き

 ゴールデンウィークの最終日です。Uターンラッシュの最中に、勉強会へ出かけます。
 4月19日に「がんばろう、日本!」国民協議会の政経セミナーに参加しました。そのときに合宿の案内を頂き、私も参加することにしました。テーマは「ローカルマニフェストの取り組みを共有し、議会改革を推し進める」です。東京や埼玉、そして北九州からも参加者があり、総勢60名弱いらっしゃいました。
 8時8分のくろしおに乗り、新大阪からひかりに乗り換えました。目指すは熱海。熱海は初めての地です。駅前からホテルの送迎バスに乗り、山道のカーブを右へ左へ約20分。山の上のホテルです。部屋に入って分かったのですが、裏は山、夜は真っ暗でした。

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 13時から17時まで第1部のセミナーです。前千葉県我孫子市長の福嶋浩彦先生から、我孫子での事例を含めて、議会はどうあるべきかのお話を伺いました。4人の都議から東京マニフェストについての取り組み、また小室直義富士見市長から「食によるまちおこしの実践」について伺いました。
 部屋は2人1組で、私は衆議院議員のインターンをしている龍谷大学の学生と一緒になりました。夕食を含めた懇親会で、全員にマイクが回り、私も一言しゃべらせていただきました。熱海市の斎藤栄市長から祝電をいただきました。そう、斎藤市長は私の秘書時代の上司です。事前に懇親会の席で斎藤さんがやった「財政危機宣言」の話を聞きたい!とリクエストしていたのですが、公務と重なってしまい、叶いませんでした。また改めて熱海でお会いしたいと思います。
 やっぱり熱海ですから、温泉です。ホテルの大浴場に行ったとき、誰もいなくて貸切でした。おっきなお風呂を独り占めできるのはいいですね。
 では、これから飲みながらのアフターの議論に行ってきます。

2008年05月07日

合宿2日目

 昨日に引き続き、合宿に参加しています。
 昨晩は12時過ぎまで、一つの部屋に20人ほどが集まって、昨日の議論を踏まえた話や、各地での活動状況、ちょっとした裏話などを聞かせていただきました。
 今朝は9時からスタート。まず、埼玉県越谷市・京都市・川崎市・世田谷区・千葉県と千葉市での取り組みが報告されました。それらを受けた上で、どこがポイントで、どういうところが今後活かせるかを、昼食を挟んでお昼過ぎまで話し合いました。
 最後の総括では、永田町の下請けや代理戦争に巻き込まれることなく、自治の主体性を確立することを目指そうとまとめられました。
 帰りは、大阪方面の新幹線が少なく、時間がかかることもあって、羽田まで出て飛行機で帰ってきました。その方が早いし安いし「急がば回れ」です。

2008年05月10日

常任幹事会と政治スクール

 今日は11時から県連の常任幹事会が行われました。先月の常幹から以降の公式日程などの報告と、政治スクールの進捗状況、そして次の衆議院総選挙での和歌山3区公認候補の公募について検討しました。

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 午後は政治スクールの第4回目講義でした。今回は私の元ボスである岩國哲人衆議院議員に来ていただきました。テーマは「日本の政経手術」と題して、国会のことや出雲市で行った改革などについて広く、90分きっちりお話していただきました。
 岩國代議士に和歌山へ来ていただくのは1年ぶりです。前回は私の選挙2日目に、個人演説会の弁士として入っていただきました。講演の後のサイン会も好評で、書籍を購入されたほとんどの方がサインを受けられました。
 その後、代議士を乗せて和駅まで。2年ほど前までは仕事だったのですが、久しぶりにやると少し緊張してしまいました。代議士は鳥取でのサイン会へ。
 当日はたくさんの皆様にお出でいただき、本当にありがとうございました。

2008年05月11日

40秒の壁

 昨日からのきつい雨でどうなるかなぁと思っていましたが、どうやら朝方に止んで開催の運びとなりました。今朝は第20回消防団ポンプ操法大会が行われました。
 市内から小型ポンプ操法では9分団、ポンプ車操法は1分団が参加しました。市長と北野議長の挨拶の後、大会が始まりました。
 隣で消防局長や課長がルールを説明して下さいました。1隊4人で構成され、指揮者から3番手までいます。1本20メートルのホース3本をつなぎ、放水体制を整えるまでの時間と、開始報告から終了報告までの手順について減点法で採点されます。
 全員が準備につき、指揮者が「操作始め」と号令をかけると、ホースと筒先を持って走り、後ろからホースが来るであろう場所を予測して3本目のホースを伸ばして待ち、1番手が走って持ってきた2本目のホースとつながったら火元に向かって走ります。その際、1番手に「放水始め」の指示を出し、1番手はポンプ手に走って伝令、伝わったら火元にいる指揮者に伝令したことを伝えます。この手順が40秒以内でできるかが勝負の分かれ目です。なかなか説明を書いても分かりにくいと思いますので、このサイトの「4ポンプ操法-小型ポンプ操法」をご覧になって下さい。
 今回の優勝は大新分団、ポンプ車操法は湊分団が県大会に出場します。健闘をお祈りします。

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2008年05月12日

全国の侍集まる

 今日と明日の2日間、東京で民主党地方自治体議員フォーラムが行われます。和歌山からは私と瀧洋一橋本市議が参加しました。
 日程はまず藤井裕久先生が税財政についての党の考え方をお話されました。本来の税金の姿は公平で仕組みが透明で分かりやすく、誰もが納得できるものでなければならず、今はそんな状態ではないと解説されました。
 次に玄葉光一郎先生が地方分権・地域主権について話され、その後、山田正彦先生が後期高齢者医療制度を中心とした医療改革についてお話されました。
 フォーラムの総会の後、全国政策担当者会議が開かれ、党本部と地方組織間の政策議論を行いました。この会議が押してしまったので、18時からの懇親会での小沢代表の挨拶が聞けませんでした。残念です。

2008年05月13日

スポーツで日本を変える

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 自治体議員フォーラムの2日目です。9時から税財政・分権・医療の分科会に分かれて学びます。私は分権、瀧市議は医療に加わりました。
 分科会の後にはスポーツジャーナリストの二宮清純さんが講演されました。テーマは「スポーツが変われば日本が変わる」
 スポーツは遊びであり、公共財である、決して学校の”体育”とは同じではないと「スポーツの定義」を始めに話されました。ドイツでの事例やJリーグ結成に加わったときのお話など聞かせていただきました。
 このまま今日は東京に留まり、明日は議員会館を回ります。

2008年05月14日

なんとか風は吹いているか

 今日は、東京にいた頃にお世話になった方々や国会議員の先生方を訪ねて、永田町を歩きました。
 永田町の風景もすっかり変わってしまいました。というのも、新しい議員会館の建設工事が進んでいて、前にはなかった建物ができていたり、導線が変わっていました。
 今度、政治スクールで講師として来ていただく予定の友近聡朗参議院議員の事務所にもお邪魔して、直接お願いをしてきました。夕方まであの事務所この事務所と色々回りました。
 国会から長く離れてしまっているので、自分が感じていないだけかもしれませんが、小泉さんの言う「なんとか風」が吹いているような感じは受けませんでした。この間の山口2区では「勝ち風」は感じられたので、まだ感覚がボケたとは思っていないのですが…。
 夕方遅く電話があり、明日の和歌山3区候補者公募について、党本部と打ち合わせをしてきました。今後の戦略など、引き続き詰めていきたいと思います。

2008年05月17日

目を患う

 2日ほど前から右目の白目が充血し、それがすぐに消えませんでした。少しずつ広がってるような気もしましたが、放っていました。
 しかし、私の目を見る人が「大丈夫?」と聞いて下さり、今までにないことで、親も医者に行けと言うので、目医者さんにかかりました。
 調べていただいて、毛細血管が切れて出血していたようで、治るまでに10日ほどかかり、きれいに治るとのことでした。目薬をいただいて、点しています。
 それにしても、患者さんの多いこと。子どもからお年寄りまで、待合室がいっぱいでした。皆さん何かしら患っていらっしゃるようです。
 慢性疾患をお持ちの方は悪化しないように医師の指導を受けなければならないですし、自分の病気の状況が分からない場合ははっきりさせて、対処しなければなりません。簡単に病院へ行っているわけではないですが、不安を取り除きたいから行くしかありません。
 医療費の削減が叫ばれていますが、削減する工夫を考えるよりも、医者にかからなくていい体を作ることが大事なようです。

2008年05月20日

お知らせ2つ

今日はお知らせが2つあります。
①「後期高齢者医療制度」の廃止に向けての緊急講演会
来週5月26日(月) 10時45分~12時15分
ダイワロイネットホテル和歌山4階ブリエにて、民主党の福祉・医療問題のエキスパートである山井和則衆議院議員を講師に迎えての講演会を行います。
昨日と今日、朝の街頭活動ではこの講演会の告知ビラを配らせていただきました。入場無料です。「後期高齢者医療制度」について、一緒に考えてみませんか。

②明日21日、4チャンネルMBS毎日放送の「ちちんぷいぷい」で、採算の取れていない有料道路の特集が組まれています。その関連で、2月に視察した那智勝浦道路も取り上げられます。視察の際の写真を数枚提供させていただきました。
生放送なので多少ズレがあるそうですが、16時から17時の間の15分間だそうです。ぜひご覧下さい。

2008年05月22日

久しぶりなこと

 今朝は六十谷駅で1年余りぶりに街頭活動を行いました。前回行ったのは、市議選の告示前日でした。6時半からの活動でしたので、5時半起きです。しかし、すっかり夜は明けているので、気分的にはかなり楽です。
 六十谷駅は左右のスロープを上がって駅舎に入っていく形になっています。私は大阪側の入り口に立ち、来る人にビラをお渡ししました。和歌山側に比べれば、通る人が少ないので、一人ひとり確実に渡すことができました。その分、個々の人の対応がはっきり見え、悲喜こもごもな気持ちになります。
 学生でも、丁寧に挨拶してくれる高校生から、見向きもしない子まで、さまざまです。近附の後輩のときは落胆が大きくなり、「後輩、挨拶ぐらいせえよ!」と言いたくなりましたが、言えませんでした。ひとり、小学生の子で、私の前で立ち止まって「おはようございます」と挨拶してくれた子もいました。思わず顔がほころびます。お父さんが駅まで送りに来ていて、「いい教育をされてますね」とお話したりしました。
 挨拶一つでやっぱり印象が全然違います。昔から言われていますけど、改めてしみじみと感じました。
 お昼はお世話になってる方と昼食を摂りながら情報交換。県庁まで歩いてきたら、前で県庁にいる同級生に会いました。その後、議会と県連に行き、打ち合わせなどしました。
 家に帰ってきてから、26日の講演会のビラを持って、近所へポスティングに出かけました。途中、後期高齢者の年齢になってる方とお話ができ、介護保険と併せて2万円近く引かれていて、生活もどうにかこうにか。これから引かれる金額が増えたら、生活できんとおっしゃっておられました。これが実情なんです。
 私はいつも言っていますが、福祉はお年寄りだけの問題ではありません。後期高齢者医療制度もお年寄りからの保険料で足りない分は、現役世代の保険組合などから補給を受けます。不足が多くなれば、補給も大きくなって、それは我々の保険料に跳ね返ってきます。我々ももっと負担して行かなければならなくなります。どんな制度であっても、我々現役世代との関係性は100%です。
 そこで真剣に我々の負担と、次代にツケを残さない方法を考えなければなりません。民主党は参議院に後期高齢者医療制度廃止法案を出しました。廃止するだけでなく、次はどうするのかを示す義務も民主党には生じています。バランスの取れた制度を打ち出して欲しいと思います。

2008年05月23日

そろそろ準備

 6月議会が6月12日から開会される予定になっています。今議会でも一般質問をさせていただくことにしています。
 今回のネタは、ひとつは観光振興行政について。今週18日から「城フェスタ」事業が始まりましたが、これについて考えてみたいと思います。
 もう一つは、質問に値するかを検討中です。実際できるかどうか分かりませんので、決まったらお知らせさせていただきたいと思います。
 今日の夕方、環境団体の会長さんとお会いさせていただく機会を得ました。会長さんからは、ぜひ予算書をしっかりと読み込んで欲しい、どこかピンポイントでもいいので、徹底的に深めて研究して欲しいとの要望をいただきました。
 少し腰をすえて、改めて予算書を読んでみようと思います。

議員活動報告会

 朝起きて最初の仕事は溝掃除でした。本当は明日が掃除の日ですが、朝から雨のようなので、今日やりました。終わりかけると雨が降り始めて、すぐに本降りになりました。ギリギリセーフです。
 今日の雨はものすごく降ったり、止んだりの繰り返しです。夕方からはもうずっと土砂降りですが。
 昼からは書類の整理やメールの返信、本を読んだりしていました。晴耕雨読ってやつです。

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 19時から議員活動の報告会を開かせていただきました。私が家を出る直前までは小降りだったんですが、家を出る頃には大降りになっていました。ツイていません。
 支援者がお家を会場として提供して下さいました。そんな土砂降りの中でも、13名の方が集まって下さいました。ありがとうございました。
 私の生い立ちや選挙に出るきっかけなどをお話した後、これまで1年間の活動について、議会報告を使いながらお話させていただきました。当初は質疑応答も含めて1時間で終わる予定だったのですが、皆さんから活発に質問が出されて、トータル1時間半になってしまいました。
 出された質問は、和歌山市の財政や無駄遣いのこと、職員の対応などでしたが、一番熱心に討論したのは教育のことでした。私が質問した「教育現場での男女共同参画の対応について」や、いわゆる「モンスター・ペアレント」についてなど、かなりのやりとりができました。私も勉強する課題も見つかりました。
 なかなか和歌山市についての情報も皆さんの手元に届いていないような感じを受けました。もっと知っていただきたいこともあります。このようなやり取りを定期的に、かつ他でも行って行きたいと思っています。

2008年05月25日

おっと、アブナイ

 先日からノートパソコンが欲しくて、ヤフーオークションに取り組んでおります。残念ながら、なかなか思うようには落札できません。
 昨日も最後の追い込みで他の人にとられてしまい、次の品物を探していました。すると、今日の夜中に出品者からメールが来ていました。
 そのメールの中身は次のようなものです。落札者の都合で入金が再来週になってしまうため、2番目のあなたと契約したい。検討して欲しいとのことでした。
 夕方、違うメアドで出品者からメールが来ていました。落札者が「手持ちが少ないので安くしろ」との無茶な要求をするので、拒否した。ついては2番目のあなたと取引したい。代金は直接私の口座に振り込んで欲しい、とのこと。
 しかし、この2つのメールの書き出しは共に「はじめまして」。差出人はメールを書いたことすら忘れているのか?いいえ、これは立派な詐欺です!そして、2通目のメールの最後にはこう書いてあります。
『メールが重複してしまうことがあると思いますが最終的にはこのアドレスでのお取引となりますのでお手数ですがよろしくお願いします。』
最初から、他にも同じ手口を使っている人間がいるということを分かっているようです。恐ろしいです。
 皆様もお気をつけ下さい。

2008年05月26日

本当の「敬老」へ

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 いつものように市駅前での街頭演説からスタートです。今朝は政治スクールの生徒さんもお手伝いに来てくれました。その後、和駅へ移動。今日2回目の街頭活動です。
 10時から近鉄前で後期高齢者医療制度廃止に向けての街頭活動を行いました。京都から山井和則衆議院議員が弁士として来て下さいました。
 引き続き10時45分から、ダイワロイネットホテルをお借りして、「後期高齢者医療制度の廃止に向けて」と題して山井先生に講演をしていただきました。
 街頭活動の片づけをして、会場に着いたときはすでに満席で、追加の椅子を出していました。平日月曜日の午前なのでそんなに入らないと思っていましたが、予想以上の入りで、この問題への関心度の高いことが窺えました。
 レジュメと資料を使いながらお昼前までお話して下さいました。質問も多く、この制度で困っていらっしゃる方も多いことが改めて証明されました。
 山井先生は「これまで、今の日本を作るためにご苦労されてきた方々を余りにも粗末にした制度である。軽老から敬老の精神に変えなければならない。」とまとめられました。本当にその通りです。
 世帯から75歳以上のお年寄りだけを切り離し、隔離する制度は日本にそぐわない制度だと考えます。皆さんのご意見もぜひお聞かせいただければと思います。

2008年05月27日

日中友好議員連盟の役員会

 今朝は和駅東口での街頭活動です。5月は第1週がゴールデンウィーク、第2週が出張で欠けましたので、東口は今月最初で最後の活動でした。
 その後、市役所へ入り、質問の下調べをしました。
 13時からは、日中友好議員連盟の役員会があり、四川大地震への支援策について話し合いました。県と県議会がそれぞれ100万円を寄付することを決めましたので、市議会としても何かしなければならないのではないか、という話になりました。6月議会中に対応を決めることとなります。

2008年05月28日

日程調整

 今朝は、夜中に電話があったり、寝苦しかったりで、やや寝不足です。
 9時から県連で打ち合わせ。6月28日に鳩山由紀夫幹事長が来和されるため、その行程について話し合いました。演説会をしたいのですが、ちょうどこの日が土曜日の大安吉日でどこのホテルも婚礼でいっぱいなのです。また、総会シーズンで会議室などもふさがっていました。頭を抱えていたところ、1箇所だけ無理を言って空けていただけました。本当に助かりました。

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 夜は月イチ恒例の長渕会。先月にアガサスへ掲載されたことをお知らせしました。今回から正式名称を『紀州長渕ひまわり会』と定めて、ホームページも開設しました。といっても、会長の私は何もしていなくて、副会長以下会員の皆さんが何から何までやって下さっています。ありがとうございます。
 今回はわざわざ大阪から4人来て下さって、26人での開催。ライブもひっきりなし、みんなで歌いました。このことが、だんだん噂になって広まってくれたら、うれしいですね。

2008年05月30日

気づかない視点

 午前中は、6月28日に来られる鳩山由紀夫幹事長の日程の詰めをしました。和歌山と橋本で街頭演説や講演会をするので、移動手段などの確認をしました。
 夜は意見交換会行いました。メンバーは民主党県連に近い人と少し離れた立場の方々。総選挙近しと言われる今の状況で、近くで見てる人はどう感じてるのか、離れている人の目にはどう映っているのか、それぞれの率直なご意見を伺うことができました。どうしても自分は中の人間なので、気づいていないこともありました。
 なかなか手厳しい意見もありましたが、どれも納得できるものでした。問題はいただいたご意見をどう活かすかですが、今の私には最善の術がありません。どうしたらいいか、少し考えてみようと思います。

2008年05月31日

世界禁煙デー

 和歌山でもタスポによる自動販売機でのタバコの購入制限が始まる前日の今日は、世界禁煙デーです。今年のスローガンは「TABACCO-FREE YOUTH」(タバコの害から若者を守ろう、若者に無煙環境を)です。
 しかし、実際の環境は無煙からは程遠いというのが現状です。和歌山市の小学3~6年生の子どもたちに対する調査でも、「いつも周りにたばこの煙があるので何とかして欲しい」、「たまにあるので何とかして欲しい」と答えた子どもが38%、32%いたものの、「いつもあるけど別に気にならない」が17%、「たまにあるけど別に気にならない」が13%と、両方併せて3割の子どもがタバコの煙に慣れてしまっています。
 具体的な害を知ることなく、すでに慣れてしまっているこの状況は非常に怖い危惧すべきことです。タスポなんかの導入よりも、即刻屋外のタバコ自販機を撤去すべきです。一番効くのは物理的になくしてしまうことです。営業権の問題もあるかもしれませんが、欧米諸国でできていることが日本でできないわけがありません。今後もこの問題には積極的に取り組んでまいります。

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 夕方からはアバローム紀の国で『あがらの和歌山~人間て ほんまに おもしゃいでぇ」の出版記念パーティに行ってきました。
 会の幕開けはよさこい踊りが飾りました。あちこちで見るようになると、よさこいの知名度と信用が上がってきたなぁと肌で感じることができます。
 今回は第2弾でしたが、早速第3弾の出版に取り掛かられるそうです。お土産に本をいただきました。何はともあれ、おめでとうございました。

2008年06月01日

今日から6月

 早いもので今日から6月です。タスポによる成人識別を行う自販機でのタバコの販売が始まりました。自動車の後部座席でのシートベルト着用義務化や「もみじマーク」貼付の義務化も始まりました。
 12日からは議会も開かれます。いつものように一般質問もやらせていただきます。
 今朝は9時から隣の公園の草むしりを自治会で行いました。我が家は自治会役員の会計をしている私と、班長の父親が出動しました。雨で土が軟らかくなっていて、やや引きやすかったですが、とは言うものの相手は草ですから、かなりの体力を使いました。父親曰く、今年はいつもより草の伸びが良いそうです。
 午前中とはいえ、太陽が当たるとかなり暑かったです。大きな木の陰に入ると、涼しくてほっとしました。意味は違いますが「寄らば大樹の陰」でした。

2008年06月02日

ひとり街頭開始

 毎週月・火曜朝の街頭演説を、今月から一人で行うことにしました。30才になりましたし、ちょっとでも党の政策などを知っていただきたく、活動を拡大しました。これまでは月曜日は市駅でしたが、今日からは和駅での活動です。
 しばらく一人で1時間半しゃべってこなかったので、だいぶ勘が鈍っていました。慣れというものは本当にすごいです。少しずつ感覚を取り戻していこうと思います。
 今朝は後期高齢者医療制度についてお話しました。お年寄りに肩身の狭い思いをさせていること、また保険料の負担は当事者のお年寄りだけでなく、現役の世代にも大きく関わりがあることをお話しました。もっと分かりやすいようにお話できるよう、努力していこうと思っています。

 午後から免許証の更新に行ってきました。講習の中で、交通事故の死者数の話がありました。昨年の県下交通事故死者数は56人と、18年に比べて13人減りました。しかし、56人のうち65歳以上のお年寄りの割合が37人と全国ワースト2位だったそうです。こんなところにもしわ寄せが来てるのかと驚きました。車がなければ生活しにくい県ですから仕方ないのですが、安全対策を考えていかなくてはならないと思います。

 今日の「CHANGE」はご覧になりましたか?私は観ていました。前に私が勝手に予測したシナリオ通りには進んでいませんが、神林官房長官の思い通りにも進んでいないようです。これからどんなドラスティックな展開になっていくんでしょうか。

2008年06月03日

雨の朝

 昨日の街頭演説では「梅雨近し」と言っていましたが、近しどころか昨日のうちに入梅してしまいました。今日は市駅前で街頭演説、雨降りで傘を差しながらの活動でした。これから雨の日が多くなると、やりにくくなってきます。雨対策を考えなくてはなりません。
 街頭活動が終わったあと、そのまま県連へ。朝から事務局会議がありました。和歌山3区候補者公募の状況について、〆木幹事長と共に報告を受け、今後の日程について協議しました。
 会議の後は会派控室へ。書類を受け取ったり渡したり。5日に議会運営委員会が行われる予定で、その後にクラブ総会を設定しました。そのときのお昼のメニューを決める大役を仰せつかっていますが、事務局の女の子から聞いた話では、お弁当を配達してくれる業者が2軒廃業したそうです。
 市役所や県庁の休憩時間が1時間に戻り、外で食べる人が多くなったからか、または同業者が増えてきて競争が激しくなったのか、原因は分かりませんが、良いことではありません。なくなったうちの1軒が良かったところなので、残念です。
 11時からは県連のホームページについての打ち合わせ。ホームページの運用もなかなか大変です。これが12時過ぎまでかかりました。
 お昼からは障害者支援の相談や、日程の調整、そして質問の精査に頭を悩ませました。

2008年06月04日

公募応募者が出揃いました

 お昼過ぎから空手の練習に行きました。先月は1回も行けなかったので、1ヶ月ぶりになります。基本動作の確認と蹴り足の技術を習得しました。最後は補強で腕立てとスクワットです。3セットでだんだん回数を減らしていくのですが、動きがゆっくりになってきて耐えなければなりません。師範がおっしゃるには、きついことに耐えないと筋肉にならないそうです。だいぶ足にきました。
 稽古を終えたあと、県連へ移動。三役会議を行いました。和歌山3区の公募応募者が出揃いました。応募書類のコピーを選考委員に配布し、1次の書類選考を行います。その結果にしたがって、2次選考である面接のご連絡を応募者にします。
 いくつかの議題を話し合った後、次の会議へ。今度は選挙対策会議です。もうすぐ解散総選挙が行われるかも知れません。そのために必要な準備について話し合うための会議です。この会議が結構時間を食って、かなり疲れました。
 終わって行きつけのラーメン屋さんへ行き、夕食です。とんこつラーメンと酢豚をいただきました。疲れた身体には酢が効きます。ママさんがサービスで野菜の酢の物を作ってくれました。身体も気持ちも楽になりました。ありがとうございました。

2008年06月05日

実質、議会開会

 今日の午前中、各会派の幹事長が集まって、大まかに6月議会についての中身が話し合われました。お昼に民主クラブのクラブ総会があり、議案の説明などを受けました。
 午後からの議会運営委員会で正式に日程が決められました。6月議会は6月12日から7月1日までの20日間です。
 一般質問は16日からです。私は1日目の1番目、つまり16日10時過ぎから始めます。今回は観光行政と市長の政治姿勢について問います。早速、観光行政の質問について、観光課長とすりあわせを行いました。
 普段は自転車で市役所まで行くのですが、今日は気象庁の雨のレーダー観測を見ると、午後に1時間当たり10~50ミリ降るという黄緑・黄色・橙色の表示があったので、珍しく車で行きました。家を出るときにちょうど降り始め、家へ帰ってきたときにはちょうど止みました。一体、何のこっちゃ…

2008年06月06日

著作権、つつじヶ丘

 今日朝イチの日程は著作権についての勉強会です。よさこいで楽曲の著作権についてレクチャーしたことがあり、それで呼んでいただきました。具体的手法や手続きについて、お話させていただきました。午前中はこの勉強会で使い切りました。
 午後からは、スカイタウンつつじヶ丘の価格策定委員会が行なわれました。これは建設企業委員会副委員長の仕事です。介護福祉施設がつつじヶ丘内の土地を購入したいとのことで、購入を認めても良いか、提示した価格が適正かどうかを、建設企業委員長および市の各局長と協議しました。結果としては、購入を認めるということでまとまりました。
 夜は東京へ移動です。東京国際消防防災展2008へ行ってきます。

2008年06月07日

東京国際消防防災展2008

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 今日は朝から東京ビックサイトで行なわれている「東京国際消防防災展2008」に行ってきました。
 この催しは5年に1度行なわれています。消防・防災に関わる最新の技術や設備を見ることができます。今、消防局所管の委員会に入っていることや東南海・南海地震や中央構造線下の地震に備えなければなりません。そのために必要な技術や設備が一般企業や専門の研究所などから提示されていました。
 写真は「消救車」と言います。名前の通り、消防車と救急車両方の機能を兼ね備えた車です。過去に構想があると聞いたことはありましたが、実際現物を見たのは初めてです。
 この他にも米軍消防隊が航空機火災の消火デモンストレーションをしたり、はしご車の体験試乗などがありました。
 多くのセミナーやシンポジウムも開かれ、そのうちの一つ、東京未来大学名誉学長の多湖輝先生による「効果的な防災教育への社会心理学的アプローチ」というテーマの特別講演を受講しました。和歌山市でも災害の発生危険度が高いにもかかわらず、防災教育が特別進んでいるようには思えません。これは子どもだけでなく大人にも言えることで、地域による温度差もかなりあります。これを埋められるように、受けた講演を活かせればと思います。
 引き続き、明日も参加します。

2008年06月08日

羽田空港にて

 ただいま、羽田空港の待合室です。飛行機への搭乗待ちです。
 今日も朝から防災展に行きました。住宅などの免震設備や炊き出しを効率的に行なう機器などを見ました。
 会場から羽田空港に向かう道すがら、岩國事務所時代にお世話になった方を訪ねました。およそ2年ぶりぐらいでお会いしました。選挙中も激励の電話をいただいたりしました。選挙以降、長らく失礼をしてしまいました。3時間弱、色々とお話をして、帰り際にはお土産までいただきました。ありがとうございました。
 20時20分発のANAに乗って、和歌山へ帰ります。

2008年06月09日

他市の議会はこんなに違うのか

 今月に入って単独で街頭演説を始めましたが、2回目は合同になりました。明日、全国一斉で後期高齢者医療制度廃止に向けての街頭演説活動をしますが、和歌山では拡大して今日は市駅でも行ないました。
 28日に鳩山由紀夫幹事長が来和されますのでその案内と、後期高齢者医療制度廃止のビラを配らせていただきました。
 その後、橋本へ移動です。今日は瀧洋一橋本市議の一般質問が行われますので、傍聴してきました。今回は政治スクールの講座の一環として連絡しましたので、2人の受講生が来てくれていました。橋本市の女性会議の皆さんがいらっしゃっていて、傍聴席はほぼ満席でした。
 橋本市の質問の仕方は、まず議員が演壇に登壇して、質問します。市当局がそれに答えた後は、議員が自席で質問をします。これはクエスチョンタイムのような一問一答で行なわれます。そして60分という時間制限があります。この辺は和歌山とは全く違います。また傍聴席と議場は手を伸ばせば届くような距離感です。
 和歌山市の場合は、全3問まで質問でき、時間は無制限です。その気になればいつまででもしゃべってていいわけです。実際そんなことはしんどくてできませんが。毎度演壇で質問します。傍聴席と議場は1階違います。ですから、だいぶ離れているように感じます。
 一問一答と事前に答えのすり合わせをしておく方法、どちらも良し悪しがあり、一概にどっちがいいか言えません。それぞれの与えられた状況を最大限に活かしていくことが大事だと思っています。

2008年06月10日

全国一斉街宣活動

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 今朝は民主党後期高齢者医療制度廃止に向けての全国一斉街宣活動を行いました。毎週火曜日は街頭活動をしているので、特に珍しくもないのですが、実は全国一斉に活動していました。
 今回は関係団体や支援者の方が応援に駆けつけて下さいました。人数が多いと、たくさんのビラを受け取っていただけます。写真は活動の様子です。こういうときは大体私が写真係なので、写っていません。
 まもなく年金から保険料の2回目の引き落としがあります。政府・与党は改善すると小手先だけの手直しを言っていますが、今月に引き落としには何ら変化がありません。ここから2ヶ月もお年寄りにとっては苦しい生活が続きます。早いうちに解決しなければなりません。
 夜はよさこいのスタッフ部会がありました。募集チラシも完成し、7月の市報月報とともに皆さんのお手元へ届けられます。ぜひご覧下さい。

2008年06月12日

22時08分退庁

 今日から6月定例議会が始まりましたが、波乱の始まりとなりました。
 議長と副議長が辞職届を提出しました。これは慣例で、一人が長期にわたって職を独占しないということから、毎年この6月議会で交代するようです。
 正副議長が辞めてしまうと、議会としては真っ先に正副議長を決めなくてはなりません。正副議長が議会の進行役であり、進行役なしに議事を進めることが出来ないからです。これは地方自治法や議会規則でどの議案よりも最優先されることが定められています。ということで、正副議長を決めることになります。
 議長は一番人数の多い第1会派から、副議長は次に人数の多い第2会派からというのが、これまた慣例となっています。今回、第2会派からは副議長の候補者がいないと回答されました。そこで第1会派が正副議長を出すと言ってきました。しかし、本来は第2会派に候補者がいなければ、第3会派が出すことになっています。私のいる民主クラブは第3会派で、しかも副議長候補がいます。ここで戦いとなりました。大きいからと言って正副議長を独占するのか、それともこれまでの筋通りに行うのか、せめぎ合いです。
 結果として折り合いがつき、議長は第1会派から、副議長は第3会派の我が民主クラブの寒川篤先生に決まりましたが、長い時間がかかりました。今日行う予定だった議事のだいたい7割を来週月曜日に持ち越して、21時に延会しました。いつも以上に疲れた感がありました。寒川先生が副議長就任のご挨拶を終えられ、片づけをしたりして、市役所を出たのが22時08分でした。
 しかし、実は正副議長を誰にするかでモメても、それは市民にとって大した問題ではありません。どちらかと言えば、内輪モメに見えてしまいます。誰にとっても得策ではありません。筋論にしたがって、早く決まって欲しかったと言うのが、私の感想です。

2008年06月13日

第1回読み原稿完成

 いよいよ来週の月曜日に一般質問に立ちます。質問と回答に齟齬があってはならないので、当局に読み原稿を渡します。それが慣例になっています。(またですか、と言われそうですが。)
 特に1年生なので気になるんでしょうね、原稿をもらいに日参してくれます。また、質問の前日に市長の勉強会があります。市長や市幹部が集まって、質問内容と回答が合っているか、市の方針に反するような答弁がないかを確認します。
 私の場合、月曜の質問なので、前週の金曜に勉強会が行なわれます。それまでに必要なので、金曜の午前中には渡さなくてはなりません。議会控え室の前で担当官が待ち構えてくれていました。それでギリギリ午前中に渡すことができました。
 しかし、完璧ではないのでもうちょっと見直す必要があります。この週末にでも、もう一度繰ってみようと思います。

2008年06月14日

開所1周年、監査法人

 今朝はまず、ケア付き高齢者賃貸住宅の開所1周年祝賀会にお招きいただきました。藤本眞利子県議、岸本周平総支部長とともに、挨拶させていただく機会を得ました。
 午後には県連の常任幹事会が行なわれました。明日に行なわれる和歌山3区公認候補者公募の手順やその他報告事項がありました。
 夜はNHKのドラマを見ていました。今週から始まった「監査法人」というドラマでです。
 今回は、期末監査で監査法人から決算の承認を得られず、会社が倒産すると言うところから始まります。2002年ごろをモデルに話は展開していきます。
 私の友人にも公認会計士をしている人間がいます。日本でも有数の監査法人に勤務しています。上場企業の監査もしてると聞いています。決算時期は本当に大変だそうです。ドラマが完全にそのままだとは思いませんが、NHKのドラマはかなり忠実に再現しているようなので、彼がどんな仕事をしているのかとても興味があり、観ています。今後の展開が楽しみです。

2008年06月15日

大きな地震

 まず、昨日発生した「岩手・宮城内陸地震」において、犠牲となられた方々にお悔やみ申し上げると共に、被災された皆様にはお見舞いを申し上げます。一日も早い復旧を願って止みません。
 今回の地震は山間部が震源で、都市型地震とはまた違った課題をあぶりだしたように思います。和歌山のように、山間部と都市部が混在した地域ではどういう被害が発生するか、想像できません。想像できないですが、想像して対処を考えなくてはなりません。
 午後には和歌山3区の候補者公募応募者の面接を行いました。おととしは私が面接された側でしたが、今度は面接する側になりました。十人十色、人の色々な面が見えました。

2008年06月16日

一般質問…のはずが

 今朝は先週行なった全国一斉街頭演説の最終回を和駅の東口で行ないました。党本部から届いた新しいビラを配らせていただきました。
 議会では今日から一般質問の日程です。今議会では私がトップバッターです。朝からいそいそと準備をしましたが、登庁したらちょっと雰囲気が違う。聞けば、最大会派の新和クラブから12人が出て、新会派を結成したとのこと。そのため、調整が必要となり、しばらく議会の進行が止まりました。当初は午前中に議案説明、午後から一般質問だったのですが、ずれてきました。
 夕方に議案説明だけ行い、それ以後の日程は明日以降としました。ただ、目処は立っていません。今日は、政治スクールの受講生が議会見学に来る日だったので、都合が悪かったのですが、結局8名が来てくれて、待ちぼうけを食わせてしまいました。本当に残念です。
 筋論から言えば、内輪もめで市民のための議論ができないのは、市民に対して本当に申し訳ないですし、正しい議会の姿ではないと思います。ただ、これを乗り切らないと話が前に進められないと言うのもあります。
 今後、遅れた分を吸収していくことになり、迷惑をおかけするようなことにはならないと思います。しかし、どうも私の質問の前で止まってしまう、そんな癖がついてしまったような気がします。

2008年06月17日

08年6月議会の一般質問全文

 今日の質問の議事録を記します。なお、これは原稿ベースで、速報版です。実際の議事録は若干異なることをお含み置きください。正規は後に発行される議事録に拠ります。

《質問》
 皆さんこんにちは。民主クラブの山本忠相です。大変長らくお待たせをいたしました。
 まず、質問に入ります前に、6月14日に発生いたしました岩手・宮城内陸地震では、今朝の時点で死者10名、行方不明者12名、負傷者が230名余りと甚大な被害をもたらしました。残念ながら犠牲となられました方にお悔やみを申し上げますとともに、被災された皆様には心からお見舞いを申し上げます。そして、一日も早い復旧を願ってやみません。
 では、質問に入らせていただきます。
 私もこの議会に来させていただきまして1年が経ちまして、今回5回目、今のところ皆勤賞でこの質問に立たせていただいておりますが、毎度毎度でお耳汚しになりますけれども、御容赦をいただきたいと思います。
 今回は、観光行政について及び市長の政治姿勢について、この2点について質問をさせていただきます。
 まず、観光行政についてです。
 本年5月18日から和歌山城再建50周年の城フェスタ事業が開始をされました。約半年をかけてさまざまな催しが展開されていくわけですが、オープニングイベントに参加された方からはいまいち盛り上がりに欠けるといった声も聞かれましたし、市民への浸透度は低いように見受けられます。
 また、5月18日から始まる城フェスタの総合案内--今、私の手元にあります。こういった内容のものです--トータルの開催案内が書かれておりますが、この総合案内が我々議員の手元に届いたのが5日前の5月13日でありました。我々市役所にいる議員には5日前で、一体市民の皆さんの手元にはいつ届くのかと。ともすれば届かずじまいに始まってしまったのではないかと私は危惧をしております。
 そこで、まず城フェスタ事業について、そもそもどのようなPR戦略を持っているのか、これまでどういうPRを行ってきたのかをお尋ねいたします。
 また、この総合案内パンフレットが5日前に届く事態に至ったのはなぜか、あわせてお答えをいただきます。
 次に市長の政治姿勢についてです。
 2月定例議会において、我が会派の〆木議員が道路特定財源の暫定税率復活をめぐる市長の行動について質問を行いました。その際、納税者の視点に立って行動してもらいたいと要望をいたしました。
 しかし市長は、4月29日に紀伊半島一周道路行進と銘打ったデモ行進に参加をされ、暫定税率と地方道路整備臨時交付金制度関連法案の再可決を求められました。翌30日には暫定税率を復活させる税制改正法案が衆議院で再可決、5月13日には改正道路整備費財源特例法が衆議院で再可決され、すべてがもとに戻ったわけであります。
 デモ行進までされ復活を望まれた道路特定財源が、市長の思い通り復活したわけであります。これで市民生活が守られたとお考えでしょうか、お答えください。
 以上で第1問といたします。

《大橋市長 答弁》
 道路特定財源の暫定税率が復活したが、これで市民生活が守られたと市長は考えているのかと、こういう御質問であります。
 道路特定財源の暫定税率と地方道路整備臨時交付金制度の延長に係る法案が衆議院で再可決され、道路財源が確保されることになりました。これによりまして、街路事業や和歌山北インターチェンジ建設などの道路事業が当初予算どおりに進められ、また、市民生活に密着した生活道路の整備や道路維持、補修などへの影響が回避でき、市民生活が守られたことに、市政を預かる者として安堵しております。
 今後も、暫定税率が適用されなかった期間の地方道路譲与税などの減収分につきまして、道路整備に支障が生じないよう十分な予算措置を講じるよう、国に対して強く求めていきたいと考えております。
 また、原油価格の高騰によるガソリンや原材料を中心とする諸物価の値上がりと品薄につきましても、市民生活に大きな影を落としており、効果的な対策が速やかに行われるよう国に対して強く申し入れてまいる所存であります。

《山本まちづくり局長 答弁》
 城フェスタ事業について、どういうPR戦略を持っているか、これまでどういうPRを行ってきたか、また5月18日から始まった城フェスタの総合案内が5月13日に届いたのはなぜかという御質問です。
 ことしの城フェスタは、5月18日にオープニングイベントとして、市内中心部では7年ぶりとなります和歌祭の渡御行列を初め、木ノ本の獅子舞、岡崎の団七踊りにも参加していただきました。当日は天候にも恵まれ、大勢の皆さんが御参集いただく中、華やかに城フェスタ’08のスタートを切ることができたと思っています。
 城フェスタ事業のPRにつきましては、市内、県内、県外への周知PRとして対象区域別に宣伝活動方法を選びながら、事前周知用チラシ、ステッカー、横断幕、懸垂幕の製作及び掲示、またテレビ・ラジオでのスポット放送の実施、首都圏に対しても東京モノレールへの車内中吊りポスターの掲示等を行ってきました。このほかにもホームページを初め雑誌、マスコミなど、さまざまな媒体を使って城フェスタ事業の認知度を高めるべくPRを行っています。今後も、さまざまな周知媒体を使って、より効果的なPRに努めたいと思っています。
 城フェスタ’08の年間スケジュールを紹介するイベントカレンダーがオープニングの直前になってしまったことにつきましては、城フェスタ事業の財源であるまちづくり交付金の内示額が予定より少なく、事業の縮小も考慮しなければならなかったことも一因であり、加えて各イベントのスケジュール等の調整後、作成に取りかかった関係で、配布がおくれたものでございます。

《再質問》
 それでは、御答弁をいただきましたので、再質問に入らせていただきます。
 まず、観光行政についてです。
 総合案内パンフの作成がおくれたことについては理由はわかりました。閉会中に経済文教委員会が開かれ、城フェスタ事業の財源であるまちづくり交付金が道路特定財源暫定税率の廃止に伴って減額内示をされたことについて審議され、委員からも、こんなところにまで道路特定財源が入り込んでいるのかという声があったということを聞き及んでおります。また、その後暫定税率が復活され、増額の修正内示が出され、再び経済文教委員会が開かれことも聞き及んでおります。
 ともかく、作成がおくれたことは事業にとっては相当な痛手であります。中身についても、とても来てくださる方を意識してつくられたものであるとは思えません。例えば、別府や横浜のパンフは相当な工夫をされております。今日ここにちょっと持ってきておりますが、こちらが別府で行われている「オンパク--別府八湯温泉泊覧会」というパンフレットですが、比較的厚みがあるもので、事細かにどういうイベントがいつ行われるか、また、中に地図もありまして、ここはどういうところがおいしいよとか、どういうところが泊まれるかとか。これ1冊を持っていれば十分オンパクというものを楽しむことができるというものです。
 また、今行われている横浜のフランス月間ということで、このようなコンパクトな案内もつくられております。ぜひ市長、ちょっとこれをご覧下さい。
 このように、期間中ずっと手元に置いておけて、だれもが参加したいと思える、見たらわくわくするようなものを本来はつくるべきではないでしょうか。
 そして、市長も御存じだと思いますけども、「ふるさとをください」という映画です。私たち議員も議会の一室で拝見をいたしました。この映画は、市内にあります複合的障害者支援施設「麦の郷」がモデルになっております。市内の数カ所もロケ地となりました。同じくロケ地になったのが紀の川市であります。ここに紀の川市の今年の1月号の広報がございます。紀の川市は1月号の広報の全36ページのうち8ページも、この「ふるさとをください」に関連をして紙面を割いております。「なかまたちの願い」ということで大きくスタートしております。これもちょっと市長にごらんになっていただきたいと思います。
 そして、紀の川市はこの広報を皮切りに障害者のことに触れ、市民に対する理解を深めようとしました。そして、施設の視察に来られた方々をめっけもん広場や根来寺へ来てもらえるような積極的な提案をされているようです。
 翻って、私たちのこの和歌山市は何か行動を起こされたでしょうか。ある麦の郷の職員さんが私に、私たちは和歌山市にお世話になっているのに和歌山市に受け手がいない。和歌山城も見て泊まっていってほしいのにと、素直な気持ちをお話し下さいました。
 映画が広まれば施設を見に来る人がたくさん来ます。積極的に私たちが受け入れれば評判も広まり、映画を上映したいというところも出てきます。つまり、お互いに相乗効果が生まれます。
 この「ふるさとをください」は、和歌山市がつくったものではありません。しかし、自分のもののように大切に扱い、このことを積極的に観光につなげていくような貪欲さも必要ではないかと思いますが、当局の見解をお伺いいたします。
 そして、本年4月に和歌山大学観光学部が開学をいたしました。先の議会で〆木議員の質問に対して、連携を模索していくと答弁をされております。その連携はいつ、どのような形で行うのですか。または行えているのであれば、その状況をお答えください。
 次に、市長の政治姿勢についてであります。
 道路は市民生活そのものだと言われて、デモ行進を知事とともに市長は行われました。しかし、福田首相は道路特定財源の一般財源化を表明しております。これは、市長からすれば市民生活の危機であると受け取られていると思いますが、ならば一般財源化反対のデモ行進はしないのでしょうか。
 年金の記録問題、後期高齢者医療制度の問題、また、先ほど市長御自身が御指摘された原油高や原材料費高騰の問題など、市民生活に影響の大きい問題が発生するたびにデモ行進をされるのでしょうか。しないのならばデモ行進をする問題としない問題の差は何ですか。
 以上をお伺いして、第2問といたします。

《大橋市長 答弁》
 4月末、市長は市内を暫定税率反対のデモ行進をしたということに関連しての御質問であります。一般財源化については反対のデモ行進をしないのか、市民生活に影響が大きい問題でデモ行進はなぜしないのか、デモ行進をする問題としない問題の差は何なのかと、こういう御趣旨でございました。
 道路特定財源への私の思いは、今年2月議会で施政方針や一般質問の答弁で述べさせていただいたとおりであります。和歌山市のような地方都市では、道路は命綱であり、今後も産業基盤の強化や防災対策などを目的に着実に道路整備をする必要があると考えてございます。
 さて、去る4月末に市内を道路行進したことについてでありますが、4月中旬に道路特定財源関連法案の早期成立を求める県内首長会議が県市長会、県町村会の共催で開催されまして、その会議において、国会での再可決や県民、市民に広く理解を求めるための啓発活動として紀伊半島一周道路行進キャンペーンが発議され、県市長会初め8団体で構成される実行委員会が設置されたものであります。道路特定財源の暫定税率と地方道路整備臨時交付金制度の延長の問題に関しましては、本市の平成20年度当初予算が可決されており、事業の執行に支障が生じ、市民生活に大きな影響が生じるとの思いから、行進の趣旨に賛同し、私が先頭を切ってデモ行進を行ったものであります。
 また、来年度から予定されております道路特定財源の一般財源化につきましては、本市のように道路整備が必要な自治体に対しては、一般財源化後も必要な道路整備のための財源が十分確保できるよう、一般財源化分あるいは税率上乗せ分の税源を地方に移譲するなどの改革も含め、地方の意見を十分踏まえた議論を求めていきたいと考えております。
 また、諸物価の高騰、年金記録問題、後期高齢者医療制度など、市民生活に影響を及ぼしている問題はいろいろございますが、今後も、道路特定財源の一般財源化を含むそれら個々の問題についても、市民生活を守る立場としてすべて同じように各関係機関などと協議を行いながら、その時々で何がより効果的な方法なのかを検討し、国への要望や啓発活動などを行ってまいりたいと考えております。

《山本まちづくり局長 答弁》
 観光行政について、期間中ずっと手元に置いておいて参加したいと思えるようなものをつくるべきであったのではないか、また、何でも本市の観光につなげていけるような貪欲さも必要ではないか、和大観光学部との連携はいつどのような形で行うのかという御質問です。
 現在のイベントカレンダーは、手軽にだれもが見ていただける城フェスタ’08の周知用チラシとして、来ていただく方々にどんなイベント等があるかをお知らせすることを目的として作成いたしました。
 しかし、イベントカレンダーは、市内はもとより県外のキャンペーン活動等、城フェスタ’08の今後のPR活動のあらゆる場面において登場するわけで、単にイベント周知の紹介だけでなく、和歌山城の魅力やひいては和歌山市の観光資源の紹介も含め、手元に置いておけるような魅力あるイベントカレンダーの作成を心がけたいと思います。
 また、今後のPRにおいても、和歌山城や本市の歴史、文化などを含めたさまざまな角度から地域資源を再検討し、本市の観光につなげられる観光資源を発掘することで、より多くの人々が和歌山市を訪れていただけるようなPRに努めたいと思います。
 和歌山大学観光学部との連携ですが、今年度から城フェスタ実行委員会の委員として観光学部長にも参画していただきました。城フェスタでの連携の一例として、和歌山城内において夏にイルミネーションを点灯する予定ですが、そのデザインや設置作業も和歌山大学の教授や学生とも連携します。また、将来的には市民公開講座の開設や共同研究なども視野に連携を深めていきたいと考えてございます。

《再々質問》
 種々御答弁をいただきました。再々質問に入らせていただきます。
 まずは観光行政についてです。
 動きが後手後手になることで、結局は市民の大事な税金を生かして使えない。効果を目減りさせてしまっていることになります。今年度は城フェスタ事業に7,400万円もの予算を組んでおります。7,400万円が1億円、2億円の効果を生み出せば、市民も文句は言いません。しかし、かけた分以上の効果が出ないのであれば市民は決して納得しないでしょう。あらかじめ50周年が来ることがわかっているのですから、昨年度に効果的なPR戦略を練り、予算を組んで、ことしに備えるべきであったと思います。
 また、和大観光学部の生徒に対しても、夏休みに帰省する際、和歌山にはこんな場所があるから来てよ。こんなイベントもあるから見に行こうよと、人を呼び込んでもらう観光大使のような役割をしていただいたらどうでしょうか。彼らにはその素質が十分あると思います。
 そうやって巻き込んでいけば、人が動く、物が動く、お金が動く、こうして和歌山の経済も少しはよくなると思います。
 来年は市制施行120周年に当たります。同じ轍を踏まないよう対処されることを求めます。
 次に、市長の政治姿勢についてです。
 市長は、それぞれの問題をすべて同じように扱っている、つまり差はないとおっしゃられました。政策に差はありません。しかし、優先順位はあります。そして何を優先させるべきか、それは命にかかわる問題を優先すべきだと思います。確かに年金の問題は国が責任を持って行うべき仕事であります。後期高齢者医療制度は国が県や市町村に実施を強制した制度で、市がどうこう言っても始まりません。それも理解できます。  しかし、市民は市長に対して、正しいことを言ってほしい、そのことを期待しているのです。市民の目からは、市長は道路問題にばかり目が行っていると見えています。それは本意ではないとおっしゃられるかもしれません。そうであれば本当に市民の気持ちや思いを酌み取れていらっしゃるでしょうか。酌み取れていらっしゃるのであれば、コッペパン発言のようなことがぽろっと出てこなかったと思います。
 本年1月の市長新春記者会見の際、市長は道路特定財源の話を涙ぐまれながら話されたと聞き及んでおります。市長は道路のことで涙されましたが、私は道路のことでは泣けません。しかし、80数歳のおばあさんが年金が減らされる上に保険料で2万円も引かれてしんどいわ、頑張ってよと、私の手をとり、手押し車を押しながら去っていく、その丸くなった背中を見ているほうが、よっぽど涙が出てきます。  我々が泣いていたんじゃあかんのですけれども、逆に市民から、泣きたいのはこっちだと言われてしまうかもしれませんが--失礼しました。
 種々申し上げましたけれども、年長者である市長に対して、正しくない言い回しもあったかもしれませんが、しかし和歌山市を何とか少しでもよくしたいという思いは、経路が違うだけで同じだと思っております。その点は御理解をいただき、円滑な市政運営をしていただくよう求めまして、私の質問を終わります。

2008年06月18日

イチからのスタートでも

 昨日は火曜日でしたので、朝は街頭活動を市駅で行いました。
 一人でやり始めて、イチからのスタートのような感じです。そんな中でも、会釈や挨拶をしてくれたり、話しかけて下さる方もいて、うれしくなります。今日も後期高齢者医療制度の話をしましたが、なかなか言葉だけでは伝わりにくいと感じています。何らかの工夫を考えたいと思います。
 議会では今日も一般質問が継続されています。いつもは1日に3人ですが、今回は遅れているので、1日4人に詰めて行われています。4人だと聞いている方も大変ですが、勉強になります。議会の椅子の座り心地があまり良くなく、身体が疲れます。自費で交換しようかとも思うぐらいです。前へ後ろへ体勢を変え、全く落ち着きません。
 他の先生方の質問を聞いていると、たまにパッとひらめくことがあり、その度にメモしています。ひらめくことも色々あり、しょうもないことから政策のヒントまで幅広いです。
 夜は青年会議所の例会へ。新入会員オリエンテーションの5回目です。今回は出席確認のファックスが来なかったので、そのままビッグ愛へ行ったら、そんな時に限って場所が違い、遅れての参上となりました。今日の講師は際コーポレーションの中島武社長で、演題は「地方はオリジナリティで勝負!~和歌山を元気にしよう」です。結果的には、大変興味深いご講演だったのですが、途中からで中島社長の生い立ちとかが分からず、満たされませんでした。残念ながら、青年会議所とのご縁は薄いようです。

2008年06月19日

プレス民主の発送

 今日の議会は一般質問の3日目です。今日も4人が登壇しました。順調に議事は進みました。
 本会議終了後は建設企業委員会の正副委員長勉強会です。委員会に付託される議案の中身について、事前に当局から説明を受けます。今回は大きな案件がなく、すんなり進みそうです。

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 写真は月に2回お送りしている民主党機関紙『プレス民主』の束です。毎回千数百人の方にお送りしています。6月下期号がまもなくお手元に届くと思います。
 実は宛名の帯を巻くのは手作業で行われています。今回もボランティアで2日かけて、2、3人でやって下さっています。これまでもずっとそうです。私も少しお手伝いしましたが、本当に微々たる物です。
 民主党和歌山はこうやって支えられています。本当にありがとうございます。

2008年06月20日

バタバタのお昼

 今日の議会は、一般質問に3人が登壇しました。その後、議案がそれぞれの委員会に付託され、審議が開始されます。
 午前中の本会議終了後には、森林環境保全促進和歌山市議会議員連盟の役員会が行われました。会長は同じ会派の東内先生、私は会計の役をいただいています。会計報告と昨年末に行った「和歌山市民の森」土砂流出防止木柵設置の報告がありました。
 その後、建設局基盤整備部から、委員会の中での報告について相談があり、正副委員長でお話を承りました。その打ち合わせの途中で、日程繰り上げの連絡が入り、あわてて会派控室に戻り、お昼を食べました。
 12時半から日中友好和歌山市議会議員連盟の役員会が開かれました。こちらでは副会長の役をいただいています。先の四川大地震への対応について、会長から報告があり、会長名で中国大阪総領事宛にお見舞い状を送り、お見舞金を送るかどうかについて審議を行いました。25日の総会で会員の意見を聞いて、決めることとなりました。
 そうこうしている内にお昼休みが終わり、予鈴がなりました。そして午後の本会議に入ります。こんなバタバタのお昼休みは、なかなか体験できないものです。

2008年06月21日

鮮やかなあじさい

 今朝は県連の三役会議が行なわれました。議題は衆議院総選挙の向けての準備についてです。1区2区での現況の確認、および3区での候補者公募の進捗状況について報告および協議を行ないました。

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 役所からの帰りは和歌山城の中を通って帰ります。砂の丸の東側階段下にあじさいが咲いているところがあり、今が花の盛りです。ここは「鶴の渓」と名付けられています。名前までは知られていませんが、ちょっとした名所だと思います。きれいに手入れされていますので、ぜひお出かけ下さい。

2008年06月23日

心無い言葉、心強い言葉

 今朝も街頭演説で和駅に立たせていただきました。今までと違い、話しているとあっという間に時間が過ぎます。
 月曜の朝から駅路降りたとたんに大きな音で出迎えられ、不快な思いをされている方もいらっしゃるかと思います。極力音量の調整をして、ご迷惑にならないようには気をつけています。しかし、皆さんの受け取り方もあるので、完璧だとは言いません。
 そんな中でも、心無い言葉を掛けられることもあります。和駅では毎回必ず言う方がいます。先日の後期高齢者医療制度廃止の全国一斉街頭演説では、配ったビラを目の前で破り捨てられました。
 今朝は、しゃべっている私の隣を通る時に「死ね」と言われました。怒りというよりは、悲しくなります。確かに通勤通学の邪魔をしているのは私の方なので、「申し訳ありません」という以外にありません。
 秋葉原や大阪駅の事件など、人を傷つけること自体が目的の事件が頻発しています。平気で他人に「死ね」という言葉を投げかけてしまう心の荒み具合には、言葉が出てきません。本当に残念です。
 議会では、委員会審査が始まりました。私の所属する建設企業委員会では、消防署と水道局の審査が行なわれました。

 先程、報道ステーションでゴルフの上田桃子選手の特集が放送されていました。
 上田選手はアメリカから一時帰国して参戦したサントリー・レディースオープンで15日、逆転優勝を果たしました。アメリカでの成績不振で苦しむ姿やトレーニングしている姿が取材されていました。
 松岡修造さんとの対談で「勝ちますんで、見てて下さい。」と言う言葉に力を感じました。なんか高校受験や昨年の選挙の時の自分を少し思い出しました。私の場合は、時として根拠がないのですが、上田選手の場合はそう言い切れる根拠と言うか自信が自分の中にあるのでしょう。私もそう言えるように努力をしていきたいと思います。

2008年06月24日

朝から晩まで

 火曜日は市駅での朝の街頭活動です。ひとり立ちして間がないので、そんなに知名度があるとは思っていませんが、少し挨拶してくれる方もいます。市議会での議案審議の中身についてなどをお話させていただきました。
 今日の委員会は建設局の基盤整備部・住宅部・下水道部の審査がありました。基盤整備部の審査では公立学校の耐震補強工事の入札審査を、住宅部の審査ではスカイタウンつつじヶ丘の分譲地販売状況などについて、下水道部の審査では下水道の普及率について取り上げられました。今日の委員会で配布された資料をデータベースに置いておきます。
 昼過ぎには県政記者クラブにて、28日の鳩山幹事長来和の日程について記者説明をしました。
 夜はよさこいのスタッフ部会でした。7月の市報と共に、スタッフ募集のチラシが配布されます。全市の約14万世帯に届けられます。祭りを支えるスタッフ募集が本格的に動き出します。
 昨日のブログを読んで、メールを下さった方がいました。「”根拠のない自信が本当の自信だ”と言う言葉を聞いたことがあります。頑張って下さい。」や「嫌な言葉をかけられても、ポジティブに。」と書いて下さっていました。ありがとうございました。

2008年06月25日

一石三鳥のイベント

 今日の委員会は議案に対する討論と採決が行われました。主な議題は、条例の法律の改正による引用条項の変更と、入札工事の承認です。
 夜はよさこいの実行委員会がありました。この夏に向けての実行委員会は今回が10回目で、全員集合の号令が掛かりました。今年の実行委員会は初めての参加です。
 今日はスタッフ募集に関して報告と議決を取りたい案件がありました。報告は今日までのスタッフ応募状況についてです。現在はウェブでの申し込みが主ですが、市報月報と共にチラシが市内全戸に配布されるので、これから増えてくると思います。諮りたかった案件は企業・団体からのスタッフ応募についてで、実行委員の皆さんの意見を伺い、アイデアをもらえればと思い、出させていただきました。
 やはり一人の頭の中で考えてると、抜けてる視点がありました。いくつかご意見をいただいたので修正し、次の委員会で報告したいと思います。

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 今日の夜はもう一つ。月イチ恒例の長渕会がありました。今回は末広がりの8回目です。日程が重なったので、途中で失礼させていただきましたが、写真に写っている一番手の「岡ちゃん」の演奏だけは聴かせていただきました。
 会の中で「クリーンわかやま ふるさとをみがこう」キャンペーンの案内をいただきました。チラシを見ると、音楽を通して地球環境を考えようという催しが7月5日に行われるそうです。片男波野外音楽ステージや和歌山城の西の丸広場、わかちか広場でイベントが行われます。
 その一つに、市内7つのライブハウスが、共通の入場券で何度も出入り自由な「わかやまライブハウスクリーンツアー」も行われます。アロチのアビーロードで20時30分から写真の「岡ちゃん」も出演します。夕涼みしながら音楽を聴き、環境保全活動にも参加できる、一石三鳥のイベントにぜひ参加してみてください。

2008年06月27日

暑い1日でした。

 議会は昨日今日と特別委員会の日程です。昨日は地震対策特別委員会が行われましたが、私は委員ではないので、市役所内にはいましたが、出席はしていません。今日は環境保全対策特別委員会が行われました。こちらの委員ですので、当然出席です。
 今月は環境月間ですので、これに関連して行われたイベントや工場の立ち入り検査の結果報告が市当局からありました。配布された資料はデータベースに置いておきます。
 委員会が終わった後は、県連で明日の鳩山幹事長来和の打ち合わせです。機材の確認や日程の最終調整を行いました。
 役所から出たら、市役所前の信号で、同じよさこいの実行委員をしている山本さんに会いました。今年の実行委員会には山本姓が3人いてるのでややこしいのですが、幸い3人とも別々の部署にいてて、重なることがなく、助かっています。会った山本さんは砂の丸の企画運営を担当していて、商工会議所の会議室を借りる手続きに来てたそうです。昨日は実行委員長、事務局長、私が所属するスタッフ部会を統括する副実行委員長に、信号を渡った反対側で会いました。
 祭りまであと50日。これから動きが慌しくなります。段取りでほとんどが決まると言っても過言ではありません。しっかりと準備を進めます。
 夜には連合和歌山議員団会議の総会が行われ、参加しました。組合の方とお話をさせていただき、政策のヒントもいただきました。今年もしっかりと活動を行っていきたいと思います。
 明日は鳩山幹事長が来和されます。10時20分からメッサオークワ高松店前で街頭演説。その後、堀止商店街を視察し、13時から華月殿で政局講演会が行われます。奮ってご参加下さい。

2008年06月28日

鳩山幹事長の想いは伝わったか

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 今日は鳩山由紀夫幹事長が和歌山にいらして下さいました。
 10時30分からの街頭演説は、新しく出来たメッサオークワ高松店前で行いました。およそ400名もの方が集まって下さいました。私は今回写真係でしたので、演説の出番はありませんでした。なお、当日歩道を占拠し、多くの皆様にご迷惑をおかけしましたことを、この場を借りてお詫び申し上げます。
 その後、神明神社に移動し、藤本県連代表や岸本総支部長とともに、必勝祈願のお参りをしました。徒歩で堀止商店街へ。今日の私の唯一かつ最大の任務が、商店街を先導する案内役です。たくさんの方に幟を持ってもらったり、ご協力をいただきました。ありがとうございました。
 それぞれの商店主の皆さんが喜んで迎えて下さいました。同時に、地方の商店街の現状も直接お話していただきました。堀止商店街は、少し前までは、選挙の時には必ず最初にみんなが来たというにぎわった場所でした。人通りも多く、自転車は降りなきゃ歩けない場所でした。しかし今は車さえ通れてしまうような場所になってしまいました。その視察のときに残念なことがありましたが、それはまた改めて書かせていただきます。
 その後、政局講演会の会場である華月殿へ移動しました。開始の10分前には椅子席は満席、追加の椅子を用意しましたが足りず、立ち見のお客さんも出て、ロビーにも人があふれました。ロビーでは中の声が全く聞こえず、あわててハンドスピーカーのマイクを演題のマイクにくくりつけて、外でも鳩山幹事長の声が聞こえるようにしました。バタバタしたせいで、汗だくになってしまいました。
 結局、600名のお客さんが来て下さいました。座席がなかったり、聞こえなかったりでご不便をおかけしましたが、これについてもお詫びいたします。
 終了後は鳩山幹事長が皆さんと握手をしてお見送りをされました。そして、橋本での演説会へと移動されました。今日の講演会は、年齢の高い方が多いように思いました。やはり後期高齢者医療制度に対する不満をお持ちの方が多かったのではないかと思います。そのことをしっかりと受け止めなければならないと思います。
 両会場にお出でいただきました皆様、ご協力をいただきました方々、快く訪問を受け入れて下さった神明神社や商店主の皆様にお礼申し上げます。ありがとうございました。

2008年06月30日

前半終了

 今年も早いもので前半終了となります。月日があっという間に過ぎ去り、怖ろしい気さえしてきます。
 いつものように和駅での街頭演説から一日が始まりました。日々会釈をして下さる方、挨拶をして下さる方が増えてきて、聞き流されていないと感じることが出来ます。
 今朝は、この半年を振り返ったお話をさせていただきました。政治的には、安倍前首相の突然の辞任から福田内閣の誕生と、やや不安定な前半でした。
 原油高が引き金となって、ガソリンのみならず、日用品や食料品の値上がりが止まりません。そんな生活の一助となるように行われたガソリン税の暫定税率廃止も、1ヶ月で政府・与党の再議決によって復活させられてしまいました。それ以後も原油はジリジリと高くなっています。
 安倍前首相が3月末までに全面解決をされると公約された年金の記録問題も、今日に至るまで解決を見ておりません。4月からは後期高齢者医療制度が始まり、老後の生活の糧である年金から保険料を強制的に引き落としすると言う所業にでました。すでに4・6月と2回の年金から引き落としされています。払われるべきものは払わない、取るものはしっかり取る。これが政府の姿勢です。
 現役の世代にも、健康保険料に後期高齢者医療制度への「支援分」としての上乗せが始まり、実質負担増となっています。
 心穏やかに過ごせる残り半年であって欲しいと願うばかりです。

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 明日が6月定例議会の最終日となります。クラブ総会を開いて、議案の賛否などについて話し合いました。
 27日付の『報道ワカヤマ』に、私の一般質問について掲載されました。ぜひご覧下さい。

2008年07月01日

6月議会が終わり

 今日が6月議会最終日となりました。今朝は市駅前で街頭演説を行い、市役所へ向かいました。
 お昼を挿んで、午後から本会議が開かれました。各議案に対する審査の結果報告が、各常任委員長からなされました。一部の議案に対しては共産党から反対討論がありました。採決の結果、全ての議案が賛成全員または多数で可決されました。
 続いて人事案件として、中村教育委員長および大江教育長の任期満了に伴う教育委員の選任が提案され、全員の賛成をもって引き続きお二人がその任に当たられることとなりました。また、固定資産評価委員の選任と人権擁護委員の推薦も上程され、共に全員の賛成が得られました。
 次に意見書の審査に入りました。今回、発議第1号として「各種健康保険制度の一元化によって、保険財政の健全化を進め、国民皆保険制度の維持を求める意見書案」が市民クラブから、発議第2号として「保険財政の健全化を進め、国民皆保険制度の維持を求める意見書案」が民主クラブ・新和クラブ・共産党・無所属2人の共同で提出されました。
 中身については明日のブログで詳しくお話したいと思いますが、1号は市民クラブのみの賛成者12名、2号は民主クラブ・新和クラブ・共産党・無所属2人の賛成者14名で共に否決となりました。
 閉会に当たり行った遠藤議長の挨拶の中で、先の議長選挙にかかる混乱から議事日程が遅れたことに触れ、「私の不徳の致すところにより議会が遅滞し、市民の皆さん、市当局、議会の皆さんにご迷惑をおかけし、心よりお詫び申し上げる」と謝罪されました。今までこのような市民に対する公式の謝罪を聞いたことがなかったので、議長の真摯なお姿に共感を覚えました。なかなか当たり前のことが当たり前にできないからなんですが、当たり前に行われるよう少しずつ変えていきたいと思います。

2008年07月03日

後期高齢者廃止の要請

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 今日、NTT労働組合退職者の会和歌山市地区協会の役員をされている皆さんが、後期高齢者医療制度を廃止するよう、政府に対しての働きかけを求める要請書を大橋市長宛に提出されました。
 退職者の会西会長(写真右)からの要請書を、市を代表して有本健康福祉局長(写真左)が受け取り、「市長に申し伝えます」と応えて下さいました。
 市が行っている政策ではないので、市長に判断する権限はありませんが、市民の声を集めて、全国市長会などで声を上げていただきたいと思います。
 ちなみに、写真の後姿が私です。

2008年07月05日

和歌山どんどーん!

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 今日の午前中はよさこい一色でした。
 10時から砂山小学校で、今年からの新しい紀州よさこいの普及曲「和歌山どんどん」の練習会がありました。練習の様子を拝見して次へ。
 同じ時間にぶらくり事務所でスタッフ募集のミーティングがあり、遅れて参上しました。ボランティアスタッフの応募状況と、当日までにしなければならないことなどまとめました。細々とした事まで詰めて、確認すべきことやそれぞれがしなければならないことを書き出すと結構あって、分担して取り掛かることになりました。そんなこんなで終わったら、あっという間に13時でした。

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 夜は、前にここでもご紹介した「クリーンわかやま ふるさとをみがこう」キャンペーンに行ってきました。長渕会の会員でもある岡ちゃんのライブがあったので、アロチのアビーロードへ。
 予定時刻の5分ぐらい前に着いたら、岡ちゃんがいて、ご挨拶。全体的に押しているとのこと。長渕会のメンバーも後から来て、一気ににぎやかになりました。周平さんの支援者で、私の応援もして下さった方とばったり遭遇。朝早い駅前街宣でお会いするばかり、ライブハウスでお会いすると感じが違います。聞くと、岡ちゃんと昔、ご近所さんだったとか。世の中は狭いです。
 岡ちゃんの歌もさることながら、喋りが良かったです。さすが月2回、同じステージで歌ってしゃっべてるだけあります。
 ライブハウスという場所にはしばらく足を踏み入れてなかったですが、たまに行くといいものですね。気持ちの雰囲気が変わった気がしました。

2008年07月07日

七夕の朝

 今朝は和駅での街頭演説から始まりました。ひと月経てば、一人の街宣も慣れてしまいました。
 今日のネタは、消えた「厚生」年金560万件の記録についてお話させていただきました。安倍前首相が今年の3月末までに全面解決をお約束された約5000万件の年金記録問題。これも完全解決されないまま、新たに厚生年金で誰のものか判らない記録が発生する事態となっています。年金記録の扱いが本当にずさんだということを中心にお話させていただきました。
 平穏な毎日になりますようにと、七夕の空に願いたくなる気持ちでした。

2008年07月08日

土砂降りの朝

 今朝は市駅前での街頭演説です。元々雲行きが怪しかったのですが、8時過ぎたころから遠くで雷が鳴っているのが聞こえてきました。黒い雲がすぅーっと流れてきて、あっという間に真っ暗に。空を見ながら「もうちょっとだけ待って」と願いましたが、残念ながらポツポツと降ってきてしまいました。
 ひどくなるギリギリまで粘ろうと思いましたが、あっという間に土砂降りになり、軒下へ避難しました。いつもならはっきりと見えている信号の向こう側が、少しもやがかかったような感じに見えるぐらい激しい雨に。本当は出たくないけど、信号が青に変わったから仕方なく、土砂降りの中を歩き出す方の背中を見送っていました。
 かなりゴチャゴチャと混雑した状態だったので、8時20分にはあきらめて活動を終了しました。これまで1年9ヶ月間、街頭活動を続けてきましたが、雨で中断しなければならなくなったのは、初めてです。
 午後からは、ある団体の例会に参加させていただき、挨拶させていただきました。その後は、党県連の会議に参加し、夜はよさこいのスタッフ部会に出ました。

2008年07月10日

六十谷駅での街頭活動

 昨日の夜はよさこいの実行委員会に出席しました。すでに10回目の委員会でしたが、確か2回目の出席になるんではないかと思います。委員の一部が別の打ち合わせと日程がかぶったために、人数の少ない寂しい実行委員会となりました。
 今朝は久しぶりに六十谷駅での街頭活動を6時半から、岸本周平さんと共に行いました。アンケートはがきを配り、市民の皆さんがどんなことに関心を持ってらっしゃるのか、率直なご意見をお聞きしたいという活動です。すでに反響が少しずつあるそうです。結果はここでもご報告させていただこうと思います。
 六十谷駅はわが母校である近附の生徒が最寄り駅にしています。今日も多くの後輩たちが学校へと向かっていきました。聞けば、夏休み前の試験はもう終わったそうです。受験生にとっては天王山の夏です。伸びるようにがんばって欲しいと思います。

2008年07月11日

同い年の仲間

 今夜はある異業種の交流会に参加させていただきました。50数名の方がいらしていました。小売・卸売業の方から、社会保険労務士や行政書士、マスコミの方、介護や病院経営の方など幅広い業種の方がいらしていました。
 中でも弁護士さんが一人いらしていて、よくよく話してみると、自分と同い年だと分かりました。東京などの大都市に行ってしまわれそうですが、和歌山に残ってくれています。色々な方面で和歌山を支えてくれています。そういうのを知るたびに、本当に心強く思います。
 まだまだ話し足りなかったので、また機会を作ってゆっくりしゃべりたいと思っています。

2008年07月12日

ハードな1日

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 今日第一の日程は、砂山小学校でのよさこい「和歌山どんどん」の練習2回目です。前回は同じよさこいのミーティングと重なっていたので早々に会場を後にしましたが、今日は最後までびっちり練習しました。今日までにDVDを見て覚えるつもりでしたが、結局できませんでした。会場で見よう見まね覚えながらの練習になりました。
 前回よりは人数は減りましたが、来てくれた子ども達はしっかり前回の練習を覚えてくれていました。私は踊りに不安があったので、指導は和大のよさこいチーム「和歌乱」の3人にお任せしました。写真にあるように彼女達はしっかり子ども達の心をつかんで教えていました。
 ただ、「おじさん」と紹介されたのがショックでした。

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 13時半からは政治スクールわかやまのフィールドワークで、和駅近鉄前で街頭演説を行いました。9人の受講生が参加してくれました。写真は受講生の西村さん提供です。
 何より驚いたのが、みんなメモも見ずに演説したことでした。メモを見ても良いとお知らせしていたのですが、みんなが思ったことや感じたことを素直にそれぞれの言葉で語ってくれました。その思いが通じたのか、数人の方が立ち止まって聞いて下さっていました。別に上手でなくてもいいんです。どんだけ思いをもって訴えているかが大事なのです。私自身、分かって毎週駅前で立っていたつもりでしたが、そのことを再確認させてもらった、そんな良い機会となりました。
 夕方には関空から東京へ。明日は若者と農村をつなぐセミナー&ワークショップに参加します。

2008年07月13日

若者と農村の共存

 今日は「若者と協働で作る農村まちづくりセミナー&ワークショップ」に参加しました。青山の国連大学1階にある地球環境パートナーシッププラザ(GEIC)の主催です。とかちローカルサミットの連動企画として開催されました。
 最初はお二人の講演を聴きました。お一人は若者と農村をつなぐ企画などのコーディネートをされている方、もう一人は実際に農村でインターンを経験して、今は学生と農業の間を取り持つ仕事をされている方です。それぞれに色々な仕掛けを考えていらっしゃいました。
 その後、4つのグループに分かれてワークショップを行いました。メンバーは学生2人、講演で講師をされた女性、農業研究所の研究員、有機農法やリサイクルシステムの研究開発を行う会社の方、私の6人。テーマは「農村地域の環境に若者が出来ること、期待すること」と「農村と関わる仕組みを考えよう」でした。
 全員立場が違い、色々な思考の中で議論ができて、とても有意義でした。そもそも、この会に参加しようと思ったのは、和歌山市の東部は農村地域です。都市部と農村部が共存していくことはこれからは重要になってくると思ったからです。日本の食料自給率は39%しかない中で、輸入に頼らず都市部を支えることができる条件が和歌山市にはあります。ガソリンがなくなっても人間は生きていけますが、食糧がなくなれば生きていけません。和歌山市で必要な食糧は和歌山市の中で賄えるようにすることが良いのではないか。そのためには農業に若者が従事することが重要となると思いました。それを考えるためのヒントが得られないかと思い、参加しました。
 人のつながりもできました。和歌山に合ったモデルケースを考えてみたいと思います。

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2008年07月14日

『CHANGE』できるか?

 先程まで『CHANGE』の最終回を見ていました。民主党青年局の地方議員ブログ一覧を見ても、『CHANGE』を見ていた人が多いようです。同じ業界をテーマにしたドラマは、やはり気になります。
 1回目放送の後と、途中で修正した私のあらすじ予想はことごとく外れていました。ドラマを創るという役には向かないようです。

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 今朝も和駅での街頭演説をいつものように行いました。今週は「環境サミット」と言われたG8北海道洞爺湖サミットと和歌山市が検討しているごみの有料化を絡めてお話しました。また、この『CHANGE』のことも触れながら話しています。『CHANGE』のような劇的な大きな改革や変化は、実際の政治では望めないが、小さな変化を少しずつ一つずつ積み重ねて、やがては大きなうねりとし、当たり前のことを当たり前に行う政治にしていきたい、そうお話をさせていただいています。
 和駅では極力邪魔にならないように、写真のブロック4つ分の中に納まるよう幟を持って立たせていただいてます。最近はご声援をいただくようにもなりました。本当にありがたいことです。
 しかし、『CHANGE』の最後は解散総選挙という切り札を切るとは思いもよりませんでした。次の解散総選挙は「CHANGE解散」と言われるかもしれませんね。

2008年07月15日

会議が続く

 今朝はいつものように市駅前での街頭演説からスタートです。最近は通勤の方から挨拶していただくことが多くなりました。「おはようございます」この言葉を交わすこと自体が大事だと思います。
 13時からは都市計画審議会が開かれ、委員として参加しました。今回の審議会では、河北地域を中心に雨による浸水対策で整備されている都市下水道を公共下水道に編入する議案が審議されました。すでに整備されている公共下水道と都市下水道を合わせることで効率的に運用できます。国からの補助率も公共下水道の方が大きいので、市としても助かります。そういうことで議案が出されました。全委員から異論なく承認されました。
 17時からは県連で常任幹事会が開かれました。今回は和歌山3区候補者擁立の現状報告、政治スクールの活動報告と予定、県連パーティーについてなどを話し合いました。
 その後、役所に戻り、福祉制度についての問い合わせがあったので、当局に教えていただきました。知らないことがまだまだたくさんあります。

2008年07月16日

まもなく皆様のお手元へ

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 今日、市議会だよりの編集委員会が行なわれました。6月の定例市議会で議論や審議された内容を市民の皆さんにご報告するための市議会だよりを作っています。
 今回は8月10日日曜日に4大新聞へ折り込みされます。ぜひご覧になっていただき、ご意見やご感想などもお待ちしています。
 夜にはANAの最終便で東京へ移動して来ました。明日は丸一日、東京ビッグサイトで行なわれる自治体総合フェア・介護フェアに行ってきます。

2008年07月17日

催しが集積

 今日は朝から東京ビッグサイトで行われている自治体総合フェア・介護フェアに行ってきました。
 会場へ行って分かったのですが、これ以外にも、いくつもの催しが同時並行でかつ融合的に行われていました。保健・医療・福祉に関する国内最大規模の「国際モダンホスピタルショウ2008」、ビジネスイノベーションをテーマに関連するIT製品やシステム全般を展示実演する「第60回ビジネスシヨウTOKYO2008」、グリーンITなど持続可能な社会に必要な各種ソリューション、J-SOX法対応支援などを紹介する「CSR/コンプライアンス・ソリューション2008」、ICカードやICタグの製品・サービスを一堂に展示実演し、ビジネスモデルを探究する「ICカード・タグ & e ビジネス2008」、企業立地を促進する自治体と企業との交流・マッチング。立地条件・優遇措置・提案などを行う「企業誘致フェア2008」、温水浴設備、美容・エステ・ネイル、インテリア、経営支援・ネットビジネス、省エネについての「スパ&ビューティ2008」、宿泊施設を旅行者のニーズにあったリニューアルをすることにより、地域の活性化を計る「ホテル&旅館リニューアル2008」と、9つの催しが行われていて、結局全部を見ることはできませんでした。
 軸足を自治体総合フェアと介護フェアに置いて、国際モダンホスピタルショウと企業誘致フェアを見て回りました。朝からは自治体首長の講演を聞かせていただきました。これらの催しは完全に仕切られていなくて、横断的に色々と見ることができました。医療の新しいシステムや機材などが展示されていて、何がどのように今よりも有利になるのかはよく分かりませんが、しかし何にでも興味があるので、見ていて面白かったです。
 色々な視点でビジネスモデルを作っておられて、説明を受けた後、具体的な事例で質問をして、不測の事態にはどう対処するのかを聞いてみたりしました。
 千葉県柏市のブースで企業立地について1時間弱座り込んでお話を聞かせていただきました。とりあえず何でもいいから企業が来てくれ的な感じではなく、与えられた現状を分析し、しっかりとした理念を持って企業団地形成に取り組んでおられました。これはとても参考になりました。

2008年07月18日

長距離移動

 午前中の便で東京から帰ってきました。疲れているのか、飛行機の中もリムジンバスの中も爆睡していました。
 家に着いて、メールチェックなどをして、17時ちょっと前に橋本へ向かいました。瀧洋一橋本市議がお膳立てをしてくれて、県連青年局共催でマイケル・ムーア監督の映画「シッコ」の上映会が行われました。
 アメリカの医療保険のずさんさを、他国と比較しながら紹介するドキュメンタリー映画です。結局最後は、アメリカ人がキューバで治療を受けて帰ってくると言う皮肉たっぷり、自国では治療を受けられず他国のお世話になると言う悲惨な結末です。日本もそんな風になってしまうのでしょうか。十分警戒すべきだと思いました。
 先ほど橋本から帰ってきました。移動が多くて、かなり疲れました。

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(開会前の会場)

2008年07月20日

紀州よさこい海祭り

 3連休中日の今日は「おどるんや・紀州よさこい祭り」のプレイベントとして、片男波海水浴場の一角をお借りして、「おどるんや紀州よさこい海祭り」が行われました。私は昨年と同じく、踊り子さんが踊り終わった後の給水を担当させていただきました。

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 今年は26チーム600人が踊ってくれました。中でも、今年からの新しい総踊り曲「和歌山どんどん」を子ども達が披露しました。元気良く踊って、祭りを一層盛り上げてくれました。
 もう一つ、紀州よさこいのオフィシャルチーム的な存在である、和歌山大学よさこいチーム「和歌乱」も若さはじける踊りを披露してくれました。
 「和歌乱」のメンバーは、主に市内の小学校で「和歌山どんどん」を教えに回ってくれました。砂山小学校へも2回来てくれた事は、ここでもお話しました。どんどんを教えながら、自分たちの踊りも磨き、学業やその他のこともこなしていく、パワフルさを感じました。
 先の春祭りではポロシャツ姿で踊っていましたが、衣装もしっかりと揃え、一気に成長したように感じました。来月の本祭でどれだけ魅せてくれるのかが楽しみです。

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2008年07月22日

7月22日のこと

 昨日は月曜日と祝日が重なったので、和駅での朝の駅頭はお休みしました。
 今朝はいつものように市駅前で街頭演説をしました。
 午後からは、市民の方からの相談があり、お話を伺いました。
 夜はよさこいのスタッフ部会がありました。祭りまであと25日。いよいよ追い込みに入ります。
 市から「市立学校適正規模適正配置調査検討委員会の開催について」と「市民意見募集(パブリックコメント)手続制度について」の書類が届けられましたので、データベースに置いておきます。

2008年07月24日

財政健全化法を考えた日

 今日の午後、全議員を対象に、19年度の決算速報値で地方財政健全化法に照らし合わせたときの各指標の見込みについて、説明がありました。
 対象となる4指標のうち、和歌山市の全ての会計を合計して弾き出す連結実質赤字比率が、イエローカードである早期健全化段階であることが分かりました。また、下水道事業と食肉処理場事業が資金不足比率で大きな数字となり、経営が悪化していることがはっきりしました。財政局長が個別に聞いて回った結果として、中核市でも最悪の数字だそうです。
 しかし、説明のときから「この数字がなくなったので助かりました」「この部分は入れても良いと認められたので数字が改善しました」など、入れたり引いたりが官僚の胸先三寸で行われているような感じを受けました。

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 夜には、東京大学大学院の神野直彦教授がいらして、「質の高い公共サービス実現のために」というテーマで講演をされました。
 この中でも神野先生は「健全化法は数字をいじくっているだけで、本当にその数字が健全化を図るものとして正しいのかどうか、怪しい」と疑問を投げかけられました。
 講演後、二人でお話させていただいたとき、私は今日の役所の説明を聞いて思ったことを素直に「数字を入れたり引いたり、マジックにかけられているみたいです」とお話したら、「その通りです」と応えてくださいました。その上で「自治体の財政がどんな状態かなんてほっといてほしい。レッドカードだと夕張みたいに職員を減らし、サービスを切って、税金や利用料を上げたりしなくてはならなくなる、と脅されている。そして結局、自治体は職員を減らし、サービスを切って、税金や利用料を上げたりと、破たん処理と同じことをしている。それなら自治体が中途半端にやるより、国が破たん処理した方が徹底していてまだいい。」とお話して下さいました。
 後出しじゃんけんの健全化法に振り回される自治体。少し冷静になって考えて見なければならないように思いました。
 今日配布された資料はデータベースに置いておきます。

2008年07月26日

砂山どんどん!

 昨晩、久しぶりに『朝まで生テレビ』を見ました。今回は対北朝鮮政策をどうするかと言った内容です。テレビをつけてみると、岩國哲人代議士が出演されていたので、つい最後まで見てしまいました。そのため、今朝はいつもよりゆっくりのスタートです。

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 今年から紀州よさこい祭りを盛り上げる一環として、小学生をターゲットにした「和歌山どんどん」という新曲を作り、普及活動をしています。先日、砂山小学校でも2週にわたって講習会が行われたことは、ここでもお話しました。
 今日、砂山小学校の夏祭りがあり、祭りのオープニングでお披露目されました。私も子ども達の姿を写真に収めようと出かけたところ、PTA会長の突然のフリと言うか、お取り計らいで子ども達と一緒に踊ることになりました。
 下手な大人が一人混じって、子ども達には申し訳なかったのですが、しっかり踊ってる姿を一番近くで見ることができ、良かったです。子ども達に踊りを教えてくれた和大の学生にも報告したところ、とても喜んでくれました。

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 その後は、ぶらくり丁にあるよさこいの事務所で、スタッフ配置のミーティングです。応募してくれた方の希望や昨年の配置、全体の人数などを横断的に見て、適材適所で決めていきます。決して適当に決めているわけではなく、頭を悩ませています。一人でやるつもりだったのですが、全ての人についてどういう人か、どんな素養をお持ちなのかを知っているわけではなかったので、情報を共有し、一緒に考えてくれたので助かりました。
 終わってから、西の丸で行われていた障害者の夏祭りにみんなで行きました。障害者のみんなが輪になって踊って、活き活きとして楽しそうでした。

2008年07月27日

護衛艦に乗る

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 支援者の方が誘って下さり、海上自衛隊が広報活動の一環として行っている艦艇の一般公開と体験乗船に行ってきました。
 写真の後ろにあるのが、今回乗せていただいた護衛艦「せとゆき」です。10時に和歌山港を出港し、友ヶ島の近くを通って、戻ってくる1時間半のコースです。ちょっとしたクルージング気分は最初のうちだけ。後はしっかり見学し、隊員さんから説明を伺いました。
 艦には操舵室が2箇所あります。1つは外から見えるブリッジの上。もう一つは艦内部にあります。内
部の方はサブの操舵室で、甲板の司令員から指示を受けた通りに舵を切ります。言われるがままなので、外で何が起こっているのか分からないとおっしやつていました。
 特別に艦長の居室も見せていただきました。執務室と寝室の2間に分かれていて、合わせて12畳ぐらいの広さでしたでしょうか。ベッドの広さも私の身長でちょうどいいかちょっと窮屈なぐらい。乗組員の皆さんのベッドも同じ大きさで、唯一のプライベートな空間です。

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 食堂は休憩室として開放されていました。食堂には書棚があり、たくさんの小説などが置いてありました。私の好きな司馬遼太郎の『菜の花の沖』を見つけたときにはうれしくなりました。
 左の写真は食堂の掲示板に貼られていたものです。「服務の本旨」とあります。現場の皆さんはいつもこういう気持ちを持って活動されているのでしょう。ほんの一部が不祥事を起こすことによって、自衛隊全体の名誉に傷がつきます。本当に残念です。
 自衛隊に対する考えは改めて書かせていただこうと思います。今回はとても有意義な機会をいただきました。ありがとうございました。

2008年07月29日

外国に首根っこをつかまれる日本の食

 今朝もいつものように、市駅前での街頭活動です。今朝は、昨日の集中豪雨で発生した鉄砲水の話、そして農産物貿易交渉の会議であるドーハラウンドについてお話させていただきました。
 子ども3人を含む4人が鉄砲水に飲まれ、亡くなりました。昔から夕立ちはありましたが、今回のような暴力的な集中豪雨はここ数年、目立つようになりました。昨日に引き続き、今日も強い雨が降りました。私達を取り巻く環境が大きく変化しつつあるように思います。小さな環境の変化を機微に捉えて対応しなければ、私達自身の命も危うくなります。
 農業政策については、自国の農業を守るために、海外からの安い農産物に対して高い関税をかけて、価格を同じぐらいにしようという動きの中で、その品目数を増やすか減らすのかで綱引きが行われています。日本としては高い関税をかける品目を増やしたいのですが、輸出国は自国の農作物を買ってもらいたいので、関税のかかる品目数を減らしてもらいたいのです。関税のかかる対象から外れれば、消費者の手に渡る価格が安くなるので、いっぱい輸入してもらえると考えてのことでしょう。
 私達の日本の食糧自給率は39%、食卓に上る6割強が海外からの輸入に頼っています。日本人の生命は、外国に首根っこをつかまれていると言っても過言ではないと思います。海外で何かあって輸出がストップしたら、飢えるのは我々日本人です。そんなことはありえないと思われがちですが、ありえないことが平気で起こるのが現代です。
 幸い米の国内自給率は100%、ギリギリ飢え死にすることはなさそうですが、しかし農業は今日言って明日できるものではありません。土地を確保し、土を耕して、種を植え苗を植え、育てるには時間がかかります。今から年に数パーセントずつでも食糧自給率を上げていくよう、対策を練らなければならないと思います。

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 今日は腹立たしいことがありました。車に乗っていたところ、前の車の運転手がタバコの吸殻をポイ捨てしました。写真中央の白の商用車の運転手です。この車、「奈良」ナンバーでした。他府県に行ったらポイ捨てなんか関係ないのでしょうか。それとも、自分の町の奈良でも同じことをやっているのでしょうか。
 夜はよさこいのスタッフ部会に参加しました。だんだん本祭が迫ってきて、追い込みに入っています。私もスタッフの配置で追い込まれています。

2008年07月30日

心温かなクリームパン

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 今日、ある団体の総会が開かれ、役員としてお仲間に入れていただきました。
 会議の開かれたのが夕方だったため、会員全員にパンが配られました。私がいただいたのは写真のクリームパン。他にもメロンパンや(たぶん)あんぱんがありました。
 このパン、前に政治スクールでお世話になった社会福祉法人一麦会(麦の郷)はぐるま共同作業所の皆さんが作られたパンです。おいしくいただきました。ありがとうございました。
 パン以外にも納豆や豆腐も作っていらっしゃいます。こちらの通販サイトをご覧下さい。

2008年07月31日

”ありがとう”の夏の始まり

 ここ最近「おどるんや」紀州よさこい祭りに関する記述が多くなっています。来月16・17日の両日行われるので、今が追い込みの時期です。自然とよさこいの準備に割く時間も多くなり、ネタとしての登場も多くなります。
 私は今年、お祭りを支えてくれるボランティアスタッフを募集し、それぞれの担当に割り当てていく「ひとり人事課」のような役割をしています。
 今日は、お手伝いの申し込みをして下さった方々に、当日どのようなお仕事をしていただくかをお話しする説明会を開催しました。
 市役所14階にある大会議室をお借りして行いました。会議室のあまりの広さに「前の方へかたまってもらおう」と思っていましたが、来るわ来るわの大騒ぎ。会議室がほぼ埋まってしまいました。
 思ったように手際よく受付できず、ご迷惑をお掛けしてしまいましたが、何とか挽回して終えることができました。
 皆さん楽しみにして下さっているんだということが、ひしひしと伝わってきました。本当にありがとうございました。
 説明会が終わった後は、同級生と新和歌のバグースへ。その同級生が元勤めていた会社の上司と3人で、農業や政治の話をしながら、夕食を食べました。「部長」である彼は部長でありながら私より2才も若い、しかも結婚してて3才の子どもまでいるという。いやはや、ほんとにもう…
 幅広く色々な話ができました。今度、青年会議所でもご一緒します。

2008年08月02日

ぶんだら踊る

 今日はぶんだら踊りの日です。和歌山城再建50周年の年に40回目を迎えました。
 昨年は「こでまり連」からしかお声が掛からなかったのですが、今年はこでまり連に加えて、紀州よさこい連、青年会議所連からもお声が掛かりました。体力的には3往復は可能ですが、身体は一つしかありません。こでまり連が踊ってる途中でよさこい連がスタートし、その次が青年会議所連。どうやっても無理です。
 ということで、やはり今年5周年を迎えるよさこい連で踊りました。沿道の方々にお祭りの告知ビラを配りながら、ビラがなくなれば踊るのみ。少しは賑やかしになったでしょうか?

2008年08月03日

スタッフさん集結

 今日は2回目のよさこい祭りスタッフ説明会です。
 この間は、平日の夜でお仕事帰りとかに寄ってもらえるような時間帯で設定しました。しかし、市内以外の方や夜遅くまでお仕事されている方は参加していただけません。そこで、日曜日の朝と昼に説明会を行いました。朝は説明会に行って昼からお出かけと言う方も、朝はゆっくり寝て昼から行動と言う方も来ていただけるようにです。
 各回とも木曜日ほどではありませんでしたが、思った以上に来て下さり、会場が埋まりました。ありがとうございました。
 説明会後はスタッフが集まってミーティングです。配置の確認や課題の洗い出しなどをしました。

2008年08月04日

それでも朝は来る

 先日から熱帯夜やよさこいの準備で寝不足気味ですが、それでも朝はやってきます。そして今日は月曜日、和駅前での街頭の日です。
 最近は何らかのコンタクトを取ってくださる方が増えてきてうれしいのと、毎回どんなお話をしようか考えるので、張り合いがあります。しゃべりながらでも、少しずつ言い回しや話の並びを変えたりと考えながらしています。
 和駅と市駅では客層が違いますし、降りてこられる時間も違います。まだまだ工夫の余地はありそうです。

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 よさこい関連の企画をお知らせします。
 祭り1日目の17時から19時まで、公園前から三木町交差点の道路上で、和歌山県テニス協会の皆さんがストリートテニスを開催されます。先着100名まで、無料で体験できます。ぜひご参加ください。

2008年08月05日

人を呼び込む

 今朝も市駅前での街頭演説に立たせていただきました。毎週定刻に定点でいると気候の変化が良く分かります。
 朝立ちの後は県連へ。今月下旬に大阪府連から地方議員団が研修に来ます。その受け入れ担当をしているので、府連の担当者と打ち合わせです。今回は座学での研修とともに、麦の郷の見学を入れました。ただ見学するだけではもったいないので、見学の前に『ふるさとをください』を観ていただきます。
 和歌山では泊まりなので、それだけでもいくらかは和歌山に落ちることになります。ちょっとかもしれませんが、その積み重ねが大きいと思います。この『ふるさとをください』を一つのツールとして、人を呼び込むこともできます。それがお互いにとってプラスになってくると思います。
 そんなことも考えながら、お昼過ぎまで下見にお付き合いさせていただきました。
 夜にはよさこいのスタッフ部会です。今回からはスタッフ集めから当日の運営について内容がシフトしてきました。楽しみながらお祭りを支えていただけるように準備を整えていきます。

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 よさこい関連の企画お知らせ第2弾です。
 お祭り2日目のパレードが始まる前に、打ち水大作戦が行なわれます。打ち水で和歌山の温度を2度下げようという催しです。皆さんのお家でも打ち水をぜひやってみて下さい。

2008年08月13日

直前最終の実行委員会

 今日はよさこい祭りが行われる直前の最後の実行委員会でした。
 いくつかの報告が各部門からなされました。直前なので各部門での準備を行っていることもあり、いつもの半分ぐらいの集まりでした。
 我々の部会も途中で抜けて、自分たちの準備に移ったりです。後は祭りが行われるのを待つばかりです。

2008年08月15日

いよいよ明日から

 明日からよさこい祭りが始まります。
 よさこいが始まった当初、メンバーは「5年後の和歌山は必ず変わる!」を合言葉に活動を続けてきました。今年がその約束の5年目に当たります。
 自分達で企画し運営して、たくさんの人に楽しんでもらいたい。その想いが祭りの中心にあります。5年が経つ間にも、多くの仲間が賛同し、共に祭りを創ってきました。私もそのうちの一人です。選挙に出る前からボランティアスタッフで参加させていただき、今は実行委員の一人です。
 議員になったからと言って扱いが変わるわけではありません。私に対しては、どこまで行っても「山本忠相」の扱いです。そういう部分が好きなところでもあります。
 ずっと和歌山にいると、本当に変わったのかどうか分かりにくいので、ぜひ県外の方の意見も伺ってみたいと思います。
 とにかく、明日から2日間、よろしくお願いします。

2008年08月16日

和歌山の夏、よさこいの夏

 いよいよ紀州よさこいが始まりました。今日の日程を終え、ただいま帰ってまいりました。24時ちょっと前です。1日目は比較的早く帰って来れました。
 今日は出だしが雨に祟られたものの、それ以後は何とかもって、無事終了しました。
 運営一筋なので、みんなが踊っている姿を見ることが少ないですが、何かと楽しい部門です。ボランティアの皆さんに手伝っていただきながらも、同時に楽しんでいただければと思ってやっています。
 今年のテーマは「ありがとう」。おそらく「ありがとう」が一番飛び交うのがうちの部門じゃないでしょうか。

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 せっかくの「ありがとう」の年なので、お手伝い下さる皆さんに「ありがとう」を込めたおもてなしとして、市役所の西隣にある紫香庵さんの特製黒糖わらび餅を出させていただきました。これが見事な大ヒットで、あっという間になくなりました。写真はギリギリ最後の1個の写真です。
 こんなに喜んでくれるなんて思いもしませんでした。わらび餅自体がおいしかったことも、輪をかけて良かったのでしょう。
 よさこいは明日も続きます。汗ほとばしる演舞をぜひ間近でご覧になって下さい。

2008年08月18日

「ありがとう」でいっぱい

 「おどるんや~第5回紀州よさこい祭り」は無事2日間の日程を終えました。大きなトラブルや事故もなく、円滑に行えた事を、ご協力・ご支援いただいた皆様に感謝申し上げます。
 今年のテーマは「ありがとうのまち宣言!」、ありがとうの溢れる街にしたいとの思いから、このテーマになりました。昨今、聞くに堪えがたい悲しい事件が頻発しています。様々な要因が重なって、そのような結果に至ったのでしょう。しかし、最悪の事態を迎える前に、心の通い合いで回避できた可能性があります。その糸口となるのが「ありがとう」という、たった5文字だけど思いの詰まった言葉ではないかと思います。このお祭りが心の通い合いの始まりになれればとの思いもあって、2日間行ってきました。 
 昨日は1日目からの引き続きなので、朝の準備は比較的楽でした。機材等のチェックを行い、ミーティングをして、それぞれの部門に分かれます。私はボランティアスタッフさんをどこに何人、誰が行くというのを調整する役です。昨日は大きなキャンセルもありましたが、当日の飛び込み申し込みもあり、何とかうまく乗り切りました。一人二人ではできないけれど、たくさん集まれば何かができる。そんな「人の力」を毎年この時期に感じることができます。

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 日が落ちて、観客の数も踊り子のテンションも最高潮を迎えます。そんなとき、今年から始まった「和歌山どんどん」が鳴り響き、子ども達が一生懸命踊って、会場を盛り上げます。
 祭りが終わり、機材の撤収搬出が済んで、家に帰ってきたのが夜中1時半ぐらいだったでしょうか。意識朦朧として、どうやって風呂に入って寝たのか、良く覚えていません。
 朝8時には西の丸に集まって、清掃と最終の機材搬出です。そのときに一同共通して思ったのが、今年はごみの量が少ないということです。2日間開催になって観客も増え、ごみの量も相応に増えると思っていたのですが、昨年の半分か3分の1ぐらいになっていました。どうしてなのかよく分かりませんが、そういうこともありました。
 和歌山が「ありがとうのまち」になったかどうか分かりませんが、今回の祭りがそのスタートになればと思います。もっともっと和歌山に「ありがとう」が溢れるように。

2008年08月21日

子ども達に伝える地震津波の怖さ

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 今日の午後、片男波の自治会で幼稚園児・小学生を対象にした防災の勉強会がありました。子ども達60名ほどが参加しました。
 和歌浦の自治会は積極的に防災対策に取り組んでいます。というのも、東南海・南海地震が発生した場合、津波による大きな被害を受けることが分かっているからです。大人に対する防災教育はかなり進んでいるようなので、夏休みを利用して子ども達に防災の重要性を知ってもらおうと自治会が企画したものです。
 玉置自治会長がスライドを使って地震や津波のメカニズムや怖さを説明し、続いて県が作成したビデオを観ました。その後、消防局から来た起震車に乗って地震の揺れを体験してもらいました。

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 起震車は単に揺らすだけではなく、阪神・淡路大震災や中越地震など実際の地震の揺れを再現したり、これから起こるであろう東南海地震を予測した揺れを起こしたりできる、なかなかの優れものです。それぞれの地震でも、揺れ方に特徴があって、違いが分かります。
 起震車を体験した子ども達は「楽しかった、もっと乗りたい」とか言っていましたが、実際の地震ではそうは言ってられません。来ると分かっているものといつ来るか分からないもの、椅子に座ってるだけと回りがぐちゃぐちゃになる中では、全く違います。
 子ども達に危機感を持てというのは難しいかもしれませんから、揺れに慣れて機敏に動けるようにしていくのも、一つの手かもしれません。
 夏休みだからこそ、こういうことも学んでもらえる機会が市内各地であればと思います。

2008年08月24日

総会や防災訓練

 今日の第1日程は、ある会社を退職された方々が集まる会の総会に、来賓として呼んでいただきました。昨年の総会に引き続き、今年も挨拶させていただく機会を得ました。議会報告を皆さんにお渡しして、これまでの活動についてお話させていただきました。ありがとうございました。

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 総会を後にして、せせらぎ公園へ。市の総合防災訓練に参列しました。本番さながらの訓練で、市の機関だけでなく県や自衛隊、協力企業などが共に参加していました。現場の方だけでなく、我々もしっかりと危機感を維持していかなくてはならないと改めて感じました。
 午後からは何かと物議を醸した映画『靖国 YASUKUNI』を観ました。国会議員が一般公開前に試写会をさせたということで、一躍有名になった映画です。
 巷では何かと議論が行われていました。観てからでないと議論はできないと思ったので、大阪まで観に行こうと思いましたが、なかなか時間が作れませんでした。8月15日を過ぎてすぐの、和歌山での上映会ということで、議論へ加わるには今更と言われそうですが、ようやく拝見しました。
 拝見した感想ですが、事前の期待感があまりに高すぎたのか、「あれ?こんなもんなん」と拍子抜けしてしまいました。あっさりとした淡白な作品でした。
 事前の告知ビラには「『靖国刀』の鋳造を黙々と再現してみせる現役最後の刀匠。その映像を抽象的に構成しながら、映画は『靖国刀』がもたらした意味を次第に明らかにしていく。」とあります。しかし、観ていて、刀匠が靖国刀を鋳造する映像が何かの伏線になっているのか、と思いきやそんなこともなく。結局最後まで靖国刀がもたらした意味を理解できないまま、終わってしまいました。
 靖国神社を取り巻くトラブルや混乱の状況と、靖国刀を黙々と再現する刀匠の姿をつなげただけで、作者は我々観た者の意識をどこへ持って行きたいのか、捉えることができませんでした。
 カメラワークが悪く、観にくい場面もいっぱいありましたが、着眼点はとても良かったと思います。しかし、これだけで靖国を議論せよと言われても、正直難しいというのが私の感想です。

2008年08月25日

省エネ新技術!

 岸本周平さんの政策ビラを配布する応援のため、今朝は久しぶりに月曜の市駅前街宣となりました。月刊の無料コミュニティ雑誌の配布と重なってしまい、どうしても受け取りが鈍くなってしまいました。残念ですが、仕方のないことです。明日は和駅の東口です。

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 その後、市内のある会社に導入された省エネシステムを見に行きました。このシステムを手がけられたのは、私が岩國秘書時代から十年来お付き合いさせていただいている方です。また、実際開発されたのは和歌山出身の方です。
 このシステムを導入することにより、熱効率を下げることなく、燃費が約20%も向上しました。企業からすれば、これによって経営改善できますし、二酸化炭素の排出量も削減できます。
 もっと高い燃費向上と燃料燃焼の安定を目指して、実働しながらの研究中です。20%の燃費向上でもすごいのですが、ついでに無茶な要求をしてみました。このシステムに廃熱を利用するシステムをくっつけられないかと提案してみました。あながち無茶ではないようで、前向きに検討して下さるそうです。
 燃費向上と廃熱利用が合体すれば、びっくりするような物ができるかもしれません。こういうことで先進事例を作れば、他府県からも見学者が増えるように思います。色々これからが楽しみです。

2008年08月26日

色々重なって

 今朝は昨日に続き、岸本周平さんと一緒に和駅東口での朝の街頭演説です。政策ビラを配りながら、時々マイクを持たせていただきました。
 今日の午後から明日に午前中にかけて、民主党大阪府連所属自治体議員の皆さんが研修のために和歌山へいらっしゃいます。その研修の受け入れ担当をしているので、そのための打ち合わせを行いました。
 18時からは府連の交流会があり、県連からは藤本代表、〆木幹事長、岸本副代表、藤原事務局長と私が参加させていただきました。
 今、議員事務所でインターン生をしている方と同じテーブルになり、これから先のことを少しお話しました。彼からは、どうして議員になろうと思ったのか、どういう流れで今に至ったのかなどを質問されました。私もインターンからスタートしたとお話したところ、次々と質問が続きました。最後に私は彼に、一般企業を経験してからでも遅くない、と言いました。私がよく言われることです。一般企業でのものの考え方は議員になっても役立つと思います。それを持っていない私はその部分で気をつけないといけない、そう感じています。
 その30分後には、同じホテルの同じフロアで青年会議所の総会があり、参加しました。今年から入会が認められ、お仲間に加えていただきました。入会認承式の後、再び府連の交流会へ。
 交流会が終わった後は、よさこい祭りのスタッフ部会へ。9月7日に行うスタッフ懇親会の打ち合わせです。手伝って下さった皆さんに「ありがとう」の気持ちを込めて行います。
 今日は夕方に日程が重なって大変でした。少しずれたり、同じホテルが会場だったりで助かりました。

2008年08月27日

麦の郷での研修

 民主党大阪府連自治体議員研修の2日目です。
 大阪府連から研修のご相談があったときに、大概のものは大阪にはあるので、かなり悩みましたが、和歌山にあって大阪にないもの、そして大阪での施策に生かしていただけるものということで、麦の郷さんにお願いしました。
 朝一で麦の郷がモデルになった映画『ふるさとをください』を鑑賞していただきました。映画が100%リアルではありませんが、かなり事実に基づいて作られています。その後、実際の現場である麦の郷へ。

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 理事の伊藤先生だけでなく、実際に作業所で働いていらっしゃる4名の方にもお話を伺うことができました。障害をお持ちだという点では同じでも、そこまでの経緯や家庭環境など様々です。そんなところまで突っ込んでお話をしていただき、聞いていて涙が出てきました。
 精神障害を持った人が人を傷つけるなどの事件を起こす。それは、その人を取り巻く環境が悪い。治療を怠らせない、その人を受け止める環境があれば事件は起こらない。伊藤先生はそう断言されます。確かに、麦の郷ではそんな事件は起こっていません。
 同じ税金の使い方でも、精神病院へ入れっぱなしで医療費を支払い続けるのか、それとも彼らが仕事をして少しでも稼いで、税金を払ってくれる環境を作るのか、2つにはかなりの差があります。
 大阪は知事以下、かなりシビアに対応されていますが、時間の経過と言うベクトルも含めて考えてもらえたらと思います。
 今回の研修がその契機になれば、とてもうれしいです。

2008年09月01日

やーめた!

 今朝は和駅での街頭演説からスタートです。今日は「防災の日」にちなんで、和歌山を取り巻く防災の話や、今日から値上げをされる日用品や食料品の話をさせていただきました。
 値上げは本当につらいものがあります。7月、8月に続いて3度目の「値上げの一日(ついたち)」になりました。働いて頂く給料は変わらないのに、日々の生活に必要なものが値上がりをしていくと、これは完全に生活を圧迫していると言わざるを得ません。日々苦しくなる生活を少しでも和らげる策を考えなければなりません。
 午後には就職の相談が持ち込まれました。私が特定の受け入れてくれる企業を持っているわけではないのですが、出来得る範囲で対応させていただいています。
 そして夜、一段落した頃、東京から電話がありました。福田総理が辞任するという情報。そのうち、テレビで辞任会見が始まりました。どんなタイミングで辞めようと思ったのか、なぜ今なのかがよく分かりません。
 小沢代表が3選出馬を表明したことにぶつけてきたのでしょう。そして、自民党は堂々と総裁選をやってのけ、民主党は談合のような形で代表を決める。はっきりとした対比の構造を作り出そうとしているように思います。
 総裁選が盛り上がった流れでそのまま総選挙へなだれ込んでいけば、自民党には有利に働くでしょう。しかし、自民党の本質は何ら変わりません。
 普通の人はそんなに簡単に仕事を辞められないのに、総理は簡単に辞められる。そんな印象を受けたのは私だけでしょうか。

2008年09月02日

連合でサンドイッチ

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 今朝は市駅前での街頭演説です。連合和歌山の村上会長はじめ、組合員の皆さんが「STOP! THE 格差社会」キャンペーンで活動され、私の街頭演説と一緒に行なわせていただきました。たくさんの方がビラ入りのティッシュを受け取って下さいました。
 今は特に派遣で働いてらっしゃる方の待遇が悪く、生活苦に陥ってる方も多いそうです。ビラを撒くと、ビラに書いてある相談電話に必ず電話が掛かってくると、村上会長はおっしゃってました。
 演説の内容は、昨日の今日ですから、やはり福田首相の話をしなければなりません。昨日に引き続いて物価の話と絡めながら、話させていただきました。
 市駅の売店には、福田首相の辞任を伝える新聞が並べられていました。大きな文字がとても目立ちます。
 お昼前にはクラブ総会がありました。9日から始まる議会の日程、一般質問は誰がするか、議案などについて話し合いました。今回も一般質問に立たせていただきます。
 13時からの議会運営委員会で議案が提出され、私の手元にも届きました。同時に決算の精査による健全化判断比率の数字が変更になった旨の報告がありました。これはデータベースに置いておきます。
 〆木幹事長と一緒にいる時間が多かったのですが、次から次へとマスコミの取材が相次ぎました。ここ数日、取材のネタが多く、幹事長も対応で大変です。
 夜には連合和歌山主催の政策勉強会がありました。今回は労働局から講師を招いて、派遣労働者を取り巻く環境と法整備についてお話下さいました。今国会で法改正が審議される予定でしたが、かなり難しそうです。一日も早く、希望を持って働くことのできる環境整備が行われることを願います。

2008年09月03日

質問準備スタート

 今日の午前中は質問の下調べです。全部で3問を予定していましたが、市当局とのレクで、日中独居の高齢者に対する介護保険の適用については、改善が見られたので、今回は質問から外そうと思っています。詳細はここでお知らせしたいと思います。
 13時半からは「スカイタウンつつじヶ丘分譲価格策定委員会」があり、出席しました。この委員会は建設企業常任委員会の正副委員長のほか、建設・財政局長など市幹部8名で構成されています。今回は国体に向けたテニスコートを整備するための用地と家庭菜園用の用地を、つつじヶ丘造成の特別会計から和歌山市の一般会計に販売することが議題でした。
 土地造成のためには多額の借金が必要なため、造成費用を一般会計から切り離して、特別会計として独立採算にしています。しかし、整備した全区画を完売しても約270億円の借金が残り、結局は一般会計からお金を出して返済しなくてはならない状況です。その他の特別会計は、国民健康保険事業、下水道事業、食肉処理場事業があります。
 夜は青年会議所の委員会に出席しました。今日が初めての委員会です。会がどのように運営されているかなどの基本的な説明や、11月に行う社会奉仕事業のアイデア出しなどを行いました。
 委員会の途中で、雨が降っていることには気付いたのですが、帰る段になっても止まず、しっかり濡れて残念でした。

2008年09月04日

秋の夜長に

 秋だなぁという感じがします。窓を開けると虫の音が聞こえ、時を知らせる鐘の音もとてもはっきりと澄んで聞こえます。
 和歌山市には和歌山城や市役所に時を知らせる機能が備わっています。7時・9時・12時・17時・21時・22時に音がなります。先程も和歌山城から22時の時報がありました。最近はテレビなどの他の音で掻き消されたり、屋内にいることが多いので、久しぶりにじっくり聞きました。この時間はドヴォルザーク作曲の『新世界より』の中の『遠き山に日は落ちて』が流れます。クラシックの曲ですが、実はこの曲には歌詞があったのです。

(1) 遠き山に日は落ちて 星は空を 散りばめぬ
   今日のわざを なし終えて 心軽(かろ)く 安らえば
   風は涼し この夕べ いざや楽しき まどいせん
(2) 闇に燃えし かがり火は 焔(ほのお)今は 静まりて
   眠れ安く 憩えよと 誘うごとく 消え行けば
   深き森に包まれて いざや楽しき 夢を見ん

 この時期にぴったりな歌詞のように思います。知ればまた日常のひとコマに楽しみが増えます。

 自民党総裁選が面白くなってきました。どうも4人の戦いになるようです。一方、民主党代表選は何も出なくなりました。両方を比べれば、圧倒的に面白く盛り上がるのは自民党総裁選です。だから、代表選挙をやらんとあかんって言ったのに…
 今日は質問の準備や政治スクールの段取りなどで時間を使いました。昨日書きました、日中独居の高齢者に対する介護保険の適用について回答が来ました。またここでお知らせしたいと思います。

2008年09月05日

議会開会間近

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 9月議会の開会が近づいてきました。今日、質問の通告書を提出しました。6番目ということで、何もなければ、12日(金)の14時前後の質問開始になるようです。どなたでも本会議を傍聴していただけますので、ぜひ議会へおいで下さい。
 写真は配布された議案書と公営企業の決算報告書です。9月議会が終われば、引き続き決算委員会が行われます。膨大な書類との戦いがやってきます。

2008年09月07日

まだまだ暑い夏

 今年は7月4日に初めて蝉の鳴き声を観測しました。今朝の時点でまだ鳴いています。まだまだ夏です。
 昨日は朝から県連の常任幹事会が開かれ、上にも書いていますパーティーの役割分担や20日に行う政治スクールの開催報告、また今後のスケジュールについて報告しました。
 夜にはよさこい祭りの反省会実行委員会がありました。今年の運営で良かった点、来年への課題などをみんなで出し合いました。

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 そして今日は、よさこい祭りのボランティアスタッフでお手伝い下さった皆さんとお疲れさま会をしました。総勢で60人余りの方が来て下さいました。
 昨年と同じ、片男波自治会がやっている海の家を開けていただきました。去年と比べるととても人が増えた気がします。
 お疲れさま会恒例、片男波自治会の玉爺こと玉置会長特製の焼きそばや、スタッフのお一人が作って下さった「ねぎピザ」、島橋のロコモコさんが焼き鳥などを振舞ってくれました。
 最後は「和歌山どんどん」と「YAPPA!紀州」の総踊りです。当日は運営で踊ることもままならないので、今日は思う存分踊っていただきました。
 たくさんの方々に支えられて、お祭りは成り立っています。今年も本当にありがとうございました。来年もよろしくお願いします!

2008年09月09日

「よしっ!行くぞ」

 今朝は和駅の両口をジャックして、和歌山県連一斉の街頭活動を行いました。28日の鳩山幹事長が講演される案内を書いた政策ビラを配らせていただきました。これまでより若干取りが良かった気がします。
 その後、議会へ。今日から9月議会の始まりです。会期は30日までです。今日の本会議では市当局から議案の提案説明がされました。
 本会議が終わったあとは質問のすり合わせです。今日の内にほとんど終わって、読み原稿も8割ほど書き上げました。私の質問は今週金曜日12日の3番目、14時前後になると思います。
 夕方、市役所を出て、次の会議の会場へ。18時からと20時からの会議を2本こなしました。帰ってきたら23時半を回っていました。ちょっと疲れました。
 でも、議会が始まるとものすごく気持ちが乗ってきます。明日も頑張ります。

2008年09月10日

本物を自分の目で見る大切さ

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 今日の議会は休会です。明日からの一般質問に向けた準備を、議員側も市当局も行うためです。
 今日最初の日程は、先の北京オリンピック男子レスリングフリースタール60キロ級で見事銅メダルを獲得した湯元健一選手の、和歌山市スポーツ特別栄誉賞授与式に参列しました。
 会場は湯元選手の母校である西脇小学校の体育館でした。2部構成になっていて、1部は賞の授与式、2部は西脇小の児童との祝勝交流会でした。
 子ども達が祝辞を述べたり、花束を渡したり、一人ずつ銅メダルに触れたり、ものすごい体験だったと思います。私も銅メダルを触らせていただきました。ずっしりと重く、裏には輪のヒスイが埋め込まれていました。一生に一度触れるかどうかのメダルにドキドキしました。
 私が一番見たかったのは、湯元選手がみんなの前でレスリングの技を披露するコーナー。体育館の中央に敷かれたマットの上で技をかけます。その動きの一つひとつを子ども達はキラキラした目で見ていました。
 別にレスリングの選手になりたいと思わなくてもいいのです。それ以外でも、自分の興味があるもの、好きなものに打ち込んでみようと思うきっかけになること、それが大事なのです。そのためにも、本物をその目で見るということ、これが一番いいと思います。やっぱり自分も昔はそうでしたから。
 午後からは1件会議に出席。その後、有権者の方からご相談を受けました。

2008年09月12日

今回の一般質問は

 市議会の一般質問2日目です。今日の3番手で質問に立たせていただきました。
 今回は「市の施設について」と「和歌山城の管理について」質問をしました。
 「市の施設について」では、今回は小人町にあるあいあいセンターに注目し、福祉交流館と男女共生推進センターの利用について考えてみました。
 福祉交流館と男女共生推進センターは条例によって用途が定められています。福祉交流館については「社会福祉活動の場として」、男女共生推進センターは「男女共生社会の形成を推進する活動の場として」使えることになっています。
 そもそも用途を制限していることもあってか、利用率が昨年度で、福祉交流館については会議室で38%から59%、工作室は25%前後、料理室は3%。男女共生推進センターは会議室で38%、ホールや研修室は13%から17%で平均して21%と利用が低迷しています。
 関係する活動をしている団体には優先して使わせることとしても、半分以上が空いているというのはもったいないと言わざるを得ません。そこで、カルチャーセンターのような有料の講座に部屋を貸し出してもいいのではないか、その代わりに有料料金を新たに設定するというのを提案しました。このような方法はすでに市民会館でも取り入れられています。そうすれば少しは利用率が上がるのではないかと考えました。
 もう一つの「和歌山城の管理について」では、城内で使われているライトアップ用の照明や街路灯などを省エネで電球交換の手間が要らないLEDに代えていってはどうかという提案をさせていただきました。初期投資は必要ですが、消費電力は現状の半分以下、電球交換の費用も手間もありません。
 今回の質問の底流にあるのは、和歌山市が地方財政健全化法のイエローカードに県下で唯一なることが確実になったことがあります。東京大学大学院の神野直彦教授から受けた講演では、健全化法が正しいかどうかも分からないとおっしゃっておられました。私もそう思うのですが、現在法としてある以上は気にせざるを得ません。その可否は別にして、財政健全の努力を相応にしているかという点にあります。
 下水道料金を上げたり、都市計画税を引き上げたりしているのに、もっと節約倹約をしているかどうか、しっかりその意思を持っているかが重要なのです。低利用率で何も改善しようとしないならば、とても市民に理解を得られるものではありません。
 これを入り口にして節約すること、今あるものをしっかりと活かして使うことを考えていただければと思います。
 当局から「事故米の混入が疑われる食品について」という情報提供が来ていますので、データベースに置いておきます。

2008年09月14日

08年9月議会の一般質問全文

 今日の質問の議事録を記します。なお、これは原稿ベースで、速報版です。実際の議事録は若干異なることをお含み置きください。正規は後に発行される議事録に拠ります。

《質問》
 こんにちは。民主クラブの山本忠相です。議長のお許しをいただきましたので、今回は市の施設利用について及び和歌山城の管理について質問をさせていただきます。
 まずは、市の施設利用についてです。
 現在、市の所有する施設は多く、身近なところでは市民会館や市民図書館、そして博物館などがあります。中でも今回はあいあいセンターについて注目をしてみました。
 小人町にありますあいあいセンターは、1階、2階が城北保育所、3~4階が福祉交流館、5、6、7階が男女共生推進センターとなっております。
 まず、これらの施設は市民に対してどのような形で利用開放をされているのでしょうか。利用に際しての制限はあるのでしょうか。また、それぞれの稼働率はどうなっているのか、お答えをください。
 次に、和歌山城の管理についてということで、特に城内の照明に絞って質問をさせていただきます。
 我が町のシンボルでもあります和歌山城の勇姿が毎晩明かりに照らされて、多くの市民のみならず観光客の皆さんの目を楽しませていることは言うまでもありません。天守閣だけでなく、重要文化財の岡口門、大手門や御橋廊下も国道から見えるように明かりが照らされております。
 これら和歌山城を中心とする和歌山公園で現在利用されているライトアップ用の照明や街路灯など、どのような種類のものが何基使われておりますか。年間の電気代はどの程度要っているのでしょうか。また、電球の交換頻度はどれぐらいですか。1回の交換にどの程度の費用を要しているのでしょうか。
 それぞれお答えをいただきまして、第1問といたします。

《有本健康福祉局長 答弁》
 市の施設利用について、あいあいセンターに入っている福祉交流館は、一般市民に対してどのような形で利用開放されているか、利用の際の制限はあるか、それぞれの稼働率はどの程度かという御質問です。
 あいあいセンターは、市民の福祉の増進及び文化・教養の向上を図るため設置された複合施設でございます。同センターの3~4階の福祉交流館は、一般市民に対しては社会福祉活動の場として施設を利用していただいております。
 また、本市の他の施設と同様に、許可を受けないで寄附を募り、または物品を販売し、もしくは提供することを初めとする禁止行為や公の秩序、または善良の風俗を乱すおそれがある場合等の入館の制限があります。
 福祉交流館の稼働率については、利用実績、時間数を1日の利用可能時間を10時間とした総時間数で除した場合、平成19年度で約40%でございます。

《岩橋市民環境局長 答弁》
 市の施設利用について、男女共生推進センターは、一般市民に対してどのような形で利用開放されているのか、利用の際の制限はあるのか、稼働率はどの程度かとの御質問です。
 あいあいセンターの5、6、7階の男女共生推進センターは、男女共生社会の形成に資する目的のために設置された施設であり、利用される方が使用料を負担し、施設を利用していただくことになっております。
 また、利用の際の制限といたしましては、許可を受けないで寄附を募り、または物品を販売し、もしくは提供することを初めとする禁止行為、他人に危害を及ぼし、または他人の迷惑になるおそれがある場合等の入館の制限があります。また、同一の施設について連続して使用する場合は3日を、同じ曜日に使用する場合は3週を超える使用許可をすることができない旨の制限を設けております。
 男女共生推進センターの稼働率については、平成19年度の実績では約21%となっております。

《山本まちづくり局長 答弁》
 和歌山城の管理について4点ございました。
 和歌山城を中心とする和歌山公園で、現在使用されているライトアップ用の照明や街路灯など、1.どのような種類のものが何基使われているか、2.年間の電気代はどの程度か、3.電球の交換頻度はどれぐらいか、4.1回の交換にどの程度の費用が必要かとの御質問です。
 和歌山公園では、天守閣や御橋廊下の景観をより魅力的なものとするため、夜間のライトアップによる演出を行っています。また、公園内は多くの市民の方々、観光客の方々が散歩や散策に来られることから、安全に、快適に散策できるよう、街路灯を中心として照明設備を設置しています。
 天守閣のライトアップには、ハロゲンランプ23基、ナトリウムランプ16基が設置されており、和歌山公園、岡公園では、街路灯として水銀灯が約120基設置されています。これらの年間の電気代は、概算で380万円でございます。
 また、電球の交換頻度及び1回の交換経費についてですが、交換周期、時期は一定しておらず、交換経費は安定器の修繕等を含めて1回当たり5万円程度でございます。

《再質問》
 それぞれお答えをいただきましたので、再質問に入らせていただきます。
 まずは、市の施設利用についてです。
 福祉交流館と男女共生推進センターの稼働率をお答えいただきました。福祉交流館は約40%、男女共生推進センターについては約21%というお答えでした。
 事前に調べましたところ、福祉交流館については、会議室で38%から59%、工作室は25%程度、料理室に至っては3%の稼働率となっています。男女共生推進センターは、会議室で38%、ホールや研修室は13%から17%で平均して21%になります。
 稼働率が40%や21%とは余りにももったいないと言わざるを得ません。しかし、局長の御答弁にもありましたとおり、福祉交流館については社会福祉活動の場として利用することが、和歌山市あいあいセンター条例で定められており、また、男女共生推進センターは男女共生社会の形成を推進する活動の場として利用することが和歌山市男女共生推進センター条例で定められていますので、ただあいているから何でもござれというわけにはいかないことも理解をしております。
 そこで、ある程度施設設置の趣旨に沿った形であれば、受講者から有料で手芸や趣味を教えるカルチャーセンターのような講座を開くものに対しても施設の利用を認めていってはいかがでしょうか。編み物や陶芸で手指を使うことにより、認知症の予防や広い人間関係の形成など、社会福祉に貢献することができますし、例えば、男の料理教室というものを開けば、家事の大切さを理解することができて、ついては男女共生社会の形成につながっていくのではないかと思います。
 ただ、現在、老人大学などの利用とは異なりますので、有料料金を新たに設定をして区別をすることは必要ではないかと思います。市民会館では、入場料またはそれに類するものを徴収する場合、基本料金に一定割合の金額を加算する方式をとっております。
 このように、工夫をすればやってできないことはないと思います。今回の提案について、当局の見解をお伺いいたします。
 次に、和歌山城の照明についてです。
 観光と安全の面からライトアップや街路灯の設置は欠かすことができないのは言うまでもありません。しかし、ここ最近、原油高の影響で電気料金も値上がりをしており、財政に影響を及ぼすことは必至であります。
 そこで、今後、街路灯やライトアップの照明をLEDに転換していけないでしょうか。最近は、LEDが町中の信号機で使われているのにお気づきの方もいるかもしれません。2005年度の調べでは、和歌山県は信号機のLED化率16.8%で、全国第3位の位置におります。LED化の先進地域と言っても過言ではありません。
 LEDの消費電力はナトリウムランプの約半分、しかし、初期投資は必要となってきますが、その半面半減した電気代で元が取れるということも考えられます。
 ポスト京都議定書の策定が進められている今、地球環境の面でも貢献ができます。長寿命でメンテナンス費用の大幅な削減も期待でき、財政的にも有利であります。
 企業や研究機関からの試験的な設置の申し入れなどがあれば、それも検討した上でぜひLEDへの積極的な転換を考えてみてはいかがでしょうか。財政の面、また、環境対策の面から、これらの視点を含めて当局のお考えをお聞かせください。
 以上、第2問といたします。

《松見副市長 答弁》
 福祉交流館及び男女共生推進センターの利用率向上の手法として、有料でのカルチャースクールなどの利用を認めてはどうかという御質問でございます。
 福祉交流館及び男女共生推進センターは、いずれも地方自治法第244条に規定される公の施設であります。本来、その目的をもって利用に供するために設置したものでございます。
 施設の利用に関しましては、本来の目的に沿った稼働率の向上に努める一方、議員御指摘の利用低迷に関する改善策について、中核市を初めとして同種の施設を有する自治体の状況を調査研究いたしまして、利用の可能性を検討いたします。

《山本まちづくり局長 答弁》
 和歌山城の管理について、電気代の節減、環境への配慮からLEDの転換を考えてみてはどうか、財政の面、環境対策の面から見てもどうかとの御質問です。
 LEDを活用した街路灯やライトアップ用の照明器具については、電気代の削減や電球の取りかえがほとんど要らないなど、環境面でのCO2削減や維持管理経費の軽減などにつながることが予想されます。
 しかし、現在のところ、そういう用途に使用できるまでには技術的に完成していないと聞いてございます。今後、技術開発により街路灯などへのLEDの活用が一般化すれば、和歌山公園内での設置について検討をしていきたいと考えてございます。
 また、試験的な設置の申し入れにつきましても、公園内の施設において可能な限り受け入れていきたいと考えてございます。

《再々質問》
 それぞれお答えをいただきましたので、第3問に入らせていただきます。
 まず、市の施設利用についてです。
 今年度の予算説明書を開いてみました。福祉交流館について言いますと、使用料としての収入は235万5,000円、一方、支出は2,070万4,000円が計上されております。収入ですべてを賄えとまでは言わないまでも、余りにも収支のバランスが悪過ぎます。当然のことながら、しっかりと改善をしていただかなくてはなりません。
 副市長から制度を検討すると御答弁をいただきましたので、着手していただくよう求めます。今後、進捗状況を確認していきたいと思いますし、状況によってはまた一般質問でも取り上げたいと思います。
 次に、和歌山城の照明についてです。
 私が調べたところでは、長野県松本市、松本城周辺の街路、宮渕新橋上金井線では地上設置型のLED照明を設置し、城の歴史的景観と道路や市街地の現代的景観との融合が図られた整備がなされております。
 お城の中で使われている照明がすべてLEDになれば、財政的に負担軽減されることのみならず、環境に優しい和歌山のシンボルとして、和歌山城の新たな魅力をつくり出し、新たな観光客増加の契機になると考えます。
 試験的な設置は受けていただけるとの御答弁をいただきましたので、例えば、公募で広く相互協力の体制を整えるなどして、普及し切って一般化してしまう前にLEDを導入していただくよう要望しまして、私の質問を終わらせていただきます。御清聴ありがとうございました。

2008年09月16日

何を言っているか分からない

 今朝は市駅前での街頭演説からスタートです。なんとなくとても久しぶりな感じがします。
 演説の最中に、いつも市駅のビルを掃除している清掃業者のおばさんが声を掛けてくれました。おばさんは、ビルの中にいるときっと政策をしゃべってるんだろうけど、何を話しているのか全然分からないと教えてくれました。
 確かに、スピーカーは市駅前の横断歩道を向いていますし、駅前のビルに跳ね返っているなぁということは気づいていました。しかし、自分のしゃべっているのを駅ビルの内側で聞いたこともなかったので、分かりませんでした。何を言ってるのか分からないから、うるさいと思われているかもしれません。
 反対向きのスピーカーがもう一つあればいいのでしょうが、そんなお金もないですし、朝からあんまりワンワンやっても気分を害されるだけだということをお話しながら、ご理解をいただきました。
 こうやってアドバイスをしていただけることは本当にうれしいです。気に掛けて下さってるということをひしひしと感じます。
 今日の議会は、引き続き一般質問が行われました。議会が終わった後は周平事務所へ。後援会長や後援者の方と今後の戦略などについて意見交換をしました。
 和歌山市内における事故米の不正流通の調査結果が出ましたので、データベースに置いておきます。

2008年09月17日

一生食べられるか

 今日も議会では引き続き一般質問が行われ、3人が登壇しました。
 本会議が終わった後は、あさってから始まる委員会審査のための、正副委員長勉強会でした。今回提出された議案について、市当局から詳しく説明を聞いて、理解する勉強会です。必要に応じて補足資料を作ってもらうようお願いします。
 少し耳にした話では、明日の本会議に向けた不穏な動きがあるようです。そしてそれはうちの委員会に付託される議案に関することだとか。何も起こらないことを願います。
 いわゆる事故米の不正流通が思わぬ広がりを見せています。かなり多くの人の口に入ってしまっています。役所では、確か大阪府だったと思いますが、一生食べ続けたとしても健康被害はないという発表をしたようです。しかし、一生食べ続けた人もいないのに、何でそんなことを言えるのかが分かりません。直ちに死んだりしないまでも、被害が全くないと言い切ってしまえるところが恐ろしいです。
 じゃあ、そう言うあなたが一生食べれば、と言いたくなってしまうのですが、皆さんはどう思われるでしょうか。

2008年09月18日

和歌山の3人揃う

 今日開いた県連の常任幹事会において、県議会議員の玉置公良さんを、次期衆議院総選挙の和歌山3区候補者として党本部に上申することとしました。
 常任幹事会の席上で玉置さんは「フラフラしていると見えてしまったことは申し訳ない。県議の席を捨ててでも戦いに行こうと決意した。残された時間もない中だが、全力でやります。」と決意を語られました。
 これで和歌山の全選挙区に候補者が揃いました。皆さんの声をしっかりと聞き、届けるための最大限の努力をしていきます。
 今日の議会はやや荒れ模様でした。一般質問の途中で議事進行がかかり、止まりました。その後の議案に対する質疑でも、内容確認のため止まりました。
 ギリギリ常任幹事会へ間に合うように議会も終わり、その後の記者会見にも同席しました。打ち合わせやら準備などで、19時からの青年会議所の例会には遅れての参加。
 今日の例会は和歌山電鐡の小嶋社長さんや和歌山大学観光学部の山田教授さんを招いて、和歌山の活性化についてお話を伺いました。
 時間の関係で2人しか質問を受けてもらえず、聞きたいことが聞けませんでした。今の中心市街地活性化計画について思うところもあるのですが、おいおい解決していきたいと思います。

2008年09月19日

委員会審査

 今日から和歌山市議会は委員会審査に入りました。建設企業委員会では、消防局と水道局の審査が行われました。
 消防局からは、はしご消防車のオーバーホール費用や、消防団および消防職員が技能全国大会に出場するための旅費などの補正予算が提出され、審議されました。
 これまで和歌山市のはしご消防車は4台ありましたが、一番古い物を改修に出したところ、業者から2500万円で整備はできるが、古いので以後の保証はできないと回答があり、廃車を決定しました。そして、その次に古い車両をオーバーホールに出します。その間、市内にあるはしご消防車は2台になりますが、いざというときは周辺の消防本部や企業の消防隊にも応援を求めるそうです。
 水道局からは、紀ノ川大堰の工事に関連して、工業用水道の取水口移動に関わる費用の補正予算が出され、審議されました。
 その後は和歌山3区に出る玉置さんの作戦会議をしました。周平事務所へも出向き、活動の準備をお手伝いしました。何かと慌しくなってきました。

2008年09月20日

徹底議論

 朝イチは周平事務所へ。総選挙関連の庶務事務をして、事務の方と一緒にお留守番です。
 午後からは政治スクールを行いました。今回は元サッカー選手で愛媛県から参議院議員に当選された友近聡朗さんにお出でいただくことにしていましたが、愛媛でも総選挙対策の動きがあり、急遽来て頂けなくなりました。

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 そこで、これまで受講生間で議論をすることが少なかったので、テーマを決めて2時間半議論することにしました。
 1回目は議論そのものに慣れてもらうために、テーマを「和歌山ってこうなったらええんちゃうん」にして、日々の生活などで感じたことや思うことなどをざっくばらんに出していただきました。ジャブ打ちのつもりだったのですが、皆さんすっかりハマってしまい、真剣な議論になっていました。
 それぞれに付箋へ意見を書いてもらい、同じような意見をグループにしてまとめ、お互いのチームに発表し合いました。
 2回目は「民主党よ、この政策をやってくれ!」ということで、民主党のマニフェストに入れて欲しい政策について話し合っていただきました。
 両方のチームで共通していたのは、政治と官僚の関係についてのこと。年金や食の安全など、官僚の怠慢が目に余り、その手綱をしっかりと握れていない政治は変わらなくてはならないというのが、受講生共通の認識だったと思います。
 政策についてはまとめて、マニフェストが完成するまでに党本部に届けたいと思います。

2008年09月21日

歴史的な瞬間

 今朝は日本郵政グループ労働組合(JP労組)和歌山支部結成大会があり、民主党を代表して参加させていただきました。
 これまで郵便局の中には、考え方の違いから2つの組合がありましたが、郵政民営化で分社化し、それぞれの会社の連携や労働条件の悪化が懸念されることから、1つの組合になることが決まり、和歌山市を管轄する和歌山支部を立ち上げることとなりました。
 実際郵便局でお仕事をされている方からもお話を伺ったことがあります。民営化してかなり厳しくなっているようです。それも適度な厳しさではなく、過剰な厳しさだとか。ですから、真夏にも拘らず、来年の年賀状の注文取りをしたりしています。なりふり構わない状態は心配です。
 民営化したから何でもありというわけにはいきません。これからは、郵便局の中での組合の存在感が大きくなり、存在価値が大きく試されることになると思います。そんな、大きな場面に立ち合わせていただきました。
 夜はよさこいスタッフ部会の打ち上げでした。部会の統括をしてくれていた子が来月結婚なので、実際はおめでとうパーティーでした。末永くお幸せに!

2008年09月22日

委員会審査2日目

 今日の委員会では建設局の基盤整備部、住宅部、下水道部の審査が行われました。
 基盤整備部の審査では、議案第15号で出されている湊南第2ポンプ場雨水幹線工事の工事費用を8千万円増額する補正予算が主に審議の中心となりました。
 今回の増額の原因は、①工事のために幅が半分になる道に対して、地元から道幅を確保して欲しいとの要望があり、隣接の日赤看護学校のテニスコートをつぶして迂回路を作る、また別の地にテニスコートを作るために費用②工事箇所の一部から、染料の中間物であるパラニトロクロクロロベンゼンが見つかり、その土壌と濾水の処理に多額の費用を要したためです。
 パラニトロクロクロロベンゼンは強い臭気がありますが、吸い込むだけでは体に害はありません。しかし、その土壌の撤去のため、半月ほど工事が止まりました。
 工事のための土壌検査で4箇所ボーリング調査をしていましたが、その範囲にも重なっていませんでした。事故といえば事故のようなものです。しかし、工事の前にその土地がどういう使われ方をしていたのか、調べることはできなかったのかなぁという思いもあります。有害物質があるかどうかを調べるのではなく、土地が粘土質なのか砂質なのかを調べるためのボーリング調査だと建設局長はおっしゃっておられましたが、古い歴史は分からないと言って決められた箇所数だけボーリング調査するだけでいいのでしょうか。設計段階で設計業者が調べるべきものではないのかと思いますが、違うのでしょうか。
 ちなみに、ボーリング調査は最低400mに1箇所することになっていて、その費用は国から出ます。それ以上ならどれだけやってもいいのですが、その分は自費、つまり市が負担しなければなりません。ですから、最低限度の分しかしないことになります。
 今年度でこの工事の期限が切れてしまうので、8千万円の補正予算を認めないとお金がなくなった時点で工事は終了、中途半端になった部分は来年度に再査定をして工事の入札をしなければならなくなり、その場合は8千万円では済まないそうです。トータルコストという視点では、このまま続けさせる方がいいのですが、事前に予見できなかったのかと言う点では市当局の説明で納得はできていませんし、危機管理についても具体的な改善策を用意していなかったので、議案に賛成していいものかどうか、微妙です。とにかく、市民が損しないように判断したいと思います。
 委員会での配布資料と21日の豪雨の被害についての報告が来ましたので、データベースに載せておきます。

2008年09月24日

委員会での採決

 22日のブログで書きました委員会での審査について、今日採決が行われました。
 議案第1号の補正予算について共産党は反対、議案第15号の工事案件で8千万円の増額補正については2人が反対しましたが賛成多数で可決、その他の議案は賛成全員で可決されました。この後30日の本会議で採決が行われます。
 今回の件は決して大手を振っての賛成ではありません。70点のギリギリ及第点という感じです。これ以上負担を増やすわけにはいかず、しかしこのままで良いわけではありません。危機管理や地元説明などのやり方については、しっかりやり方の改善を求めて行きたいと思います。
 委員会の後は30日の最終日に向けた議案賛否の確認、意見書の取り扱いについてクラブ総会が行われました。
 その後は、周平事務所へ。人の出入りが激しくなってきました。選挙は一体いつになるのでしょうか。
 今日はこれから「紀州長渕ひまわり会」です。たぶん3ヶ月ぶりの参戦です。
 データベースには、中国でメラミンが混入した疑いのある牛乳を使った「クリームパンダ」の、和歌山市での流通状況について報告がありましたので、載せておきます。

2008年09月25日

白浜へ

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 昨日の夜は「紀州長渕ひまわり会」に参加。副会長がメンバーズカードを作ってくれました。会員番号は0。この11回目の会から名誉会長に格上げ(戦力外という話も)されました。7・8月と2回連続で休んでしまいましたから、仕方ないのかも知れませんが。
 今日は議会へ入った後、藤本県連代表、〆木幹事長と共に白浜へ。3区で立候補を予定している玉置公良さんの出馬記者会見があり、県連から3人行ってきました。前半は全体の記者会見、後半は各社個別のインタビューで、私は後半の捌きを担当しました。
 色々と準備で玉置さんのお話を伺うことはできなかったのですが、とても力強く、言葉をしっかりと選んで話されているということだけは分かりました。全区に候補者が揃い、だんだん楽しくなってきました。今まで何度も感じてきた、自分の選挙の時にはない「支える感」が少しずつ蘇ってきています。
 明日は環境保全対策の特別委員会です。
 あと、国民年金保険料の納付通知書が届きました。月額14,410円。ほんまに、老後の生活の糧をちゃんと守って下さい!

2008年09月26日

環境保全対策特別委員会

 今日は私が所属する環境保全対策特別委員会が開かれました。数名の先輩議員が質問され、私も3点質問させていただきました。
 一つは井戸水について。市では水質の定点観測を行っているのですが、昨年度は1地点だけ硝酸性窒素および亜硝酸性窒素の値が基準値を超えている場所がありました。その原因について問うたところ、周辺の農地で使われた肥料が原因だという回答を得ました。農地では肥料を使わざるを得ないので仕方がないのですが、地下水が汚染されないように監視を続けなければならないと思います。
 もう一つは、市が歴史的景観を守るという取り組みをしていると報告があったので、最近和歌山バスが整備を進めているバスシェルターについて質問しました。市はどういう方針を持って景観の保全をしようとしているのか。東京みたいな風景にしたいのか、城を中心とした風情ある景観にしたいのか。その意思がよく分かりませんでした。風情ある景観を維持するならば、和歌山バスの整備しているバスシェルターは対極にあるものに思える。一体どうしたいのだろうというのが率直な疑問であり、所管外ということで明確な答えはいただけませんでした。これは一般質問で取り上げたいと思います。
 3つ目は、市内の企業が環境対策に取り組むとき、それに対する補助金や助成金の案内をちゃんとできるかどうかを質問しました。残念ながら、そのような対応はできないようです。どこかの財団がどんな制度を持っているか把握していないとのこと。相談にも乗ってもらえない市役所は「民のおに立つ」になっているのでしょうか。これも質問しなければならないようです。
 夜には周平後援会の会議がありました。実質の総決起集会です。私も自己紹介とともに一言だけご挨拶させていただきました。

2008年09月28日

活気のある一日

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 今日は各市立小学校の運動会の第1ピークです。私も地元である砂山小学校の運動会を参観させていただきました。
 時代が変われども、やっぱり一番盛り上がるのはかけっこやリレーです。会場全体が沸きます。抜きつ抜かれつのデットヒートを見ていると手に汗握ります。つい大きな声を出して応援してしまいました。前のランナーと大差でも決して手(足)を抜かない走りには心からの拍手を送ります。
 合間に子ども達が踊ってくれたことは一服の清涼になりました。小学校最後の運動会となる6年生は親との綱引き対決。ものすごく見ごたえがありました。結果は1勝1敗で引き分け。こういうときに大人のパワーを知るのだと思います。

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 夕方は以前からこの場でも告知させていただいていました、民主党県連の躍進パーティーが行われました。
 党本部からは鳩山由紀夫幹事長が来て下さいました。何度も来て下さり、和歌山県連担当の役員になっていただいているようです。鳩山幹事長は朝に討論番組3本に出演され、飛行機で白浜入りし、3区の玉置公良候補と紀伊田辺駅前で街頭演説をした後、パーティーにお出でいただきました。
 パーティーに先立ち、講演会を開いたところ、立ち見でも入りきらないほどの大入りでした。座ってゆっくり聞いていただけなかった皆様には、この場を借りてお詫び申し上げます。
 パーティーも800名の皆様がご参加下さいました。私は今年も司会を務めさせていただきました。去年に比べてパワーアップとはいかなかったものの、そこそこの出来ではなかったでしょうか。
 1区から3区まで3人揃い踏みのお披露目はこれが初めてです。しっかりがんばって参ります。

2008年09月29日

秋の風が吹く

 今朝は和駅での街頭演説からスタートです。雨が降るとの予報でしたが、始まりから終わりまで降らず、帰り始めるとポツポツしてきました。日頃の行いがいいのか、たまたまなのか…。
 終わった後は議会へ。明日の採決に向けて、各委員会での審査の状況や意見書の提出についての最終調整をしました。
 夜には、来年2月に行われる「わかやま”元気”1万人フェスタ」の第1回実行委員会が行われ、参加してきました。まだまだ色々なことが構想の段階ですが、少しずつ形にしていきたいと思います。
 ここ2日ほどで、すっかり秋というか冬の入り口のような気候になりました。寝床では、薄いタオルケットから普通の布団に交代です。7月4日に今年初めて聞いたせみの鳴き声も、9月25日を境にピタリと止まってしまいました。夏の終わりです。
 鳴いていた期間が長いのか短いのか、去年までのデータがないので分かりませんが、温暖化の影響で長くなっているのではないかと気にしています。もし情報をお持ちでしたら、ぜひお知らせください。

2008年09月30日

9月議会最終日

 9月議会も最終日となりました。議案の採決などが行われました。建設企業委員会での審査報告は私が行わせていただきました。
 懸案となっていた議案第15号「湊南ポンプ場雨水幹線工事その1」の工事費8千万円の増額補正は賛成多数で可決となりました。先輩議員が議案の反対討論に立たれました。何か疑惑があるようにお話をされていましたが、決定的な証拠と言えるものはなかったように思えます。事前に資料をいただけるというお話をされていましたが、私の手元には届かず、今あるもので判断せざるを得ませんでした。
 ただし、市当局にも改善すべき点があるわけで、その点はきっちりしてもらうよう議会として監視していかなくてはならないと思います。また議会としての対応も一つ勉強させていただきました。
 台風も絡むような秋雨で、相当冷え込んできました。体調を崩されることのないよう、お気をつけ下さい。

2008年10月01日

まだせみは鳴く

 早いもので今日から10月です。10月の和名は神無月です。これは全国の八百万神が出雲大社に集まることからこう言われています。逆に出雲地方では「神有月」と言います。岩國哲人代議士の下でいたので、「10月は神有月」というのに慣れてしまっています。
 今日の午前中はまだ少し曇り空が残っていましたが、お昼ぐらいから秋晴れというか、暑いぐらいでした。まさかと思いましたがせみの鳴き声が…。それも我が家の庭だけでなく和歌山城でも聞きました。まだ夏は終わっていないのか、それとも異常気象なのでしょうか。
 久しぶりに空手の練習へ行きました。たぶん3ヶ月ぐらい空いてしまったと思います。筋トレもあり、かなりきつかったです。体がだいぶ鈍っているからでしょうか。
 その後は県連で、明日の会議の資料などの準備と打ち合わせをしました。昨今の経済の急激な悪化により、総選挙を先延ばしにしようという動きが出ているようです。経済対策は必要ですので第一優先で行うべきですが、いつまでも郵政解散で成立した今の国会に任せておくわけにも行きません。要するにバランスの問題だと思います。
 夜には携帯の機種変をしにお店へ。今の電話機は3年使い、フル充電しても1日ようやく持つ状態になってしまいました。選挙中に電話がつながらないというのは致命傷なので、買い換えました。ワンセグテレビ付の携帯になり、情報からほっていかれることも少なくなりそうです。

2008年10月02日

一筆箋の手紙

 今日もせみの声を聞きました、それも2箇所で。気候は本当に大丈夫なんでしょうか。
 昨日の午前中、私がいないときに砂山小学校の辻校長先生が、先日の運動会参観のお礼にいらして下さいました。辻先生は私が附属小学校にいたときにいらした先生です。直接担任を持っていただいたり、部活で関わるということはなかったのですが、しっかり覚えて下さっていました。公式の礼状に加えて、一筆箋でお手紙を入れて下さっていました。来賓の議員というのは開会式が終わったらすぐに帰るのが普通なのですが、つい子ども達が一生懸命走ったり踊ったりしているのを見ていたら楽しくなって、お昼休憩の前までいてしまいました。好きでいてるから普通じゃなくていいんです。
 もう一人、鈴木先生という方もいて、同じく附属にいらした先生で、部活の顧問で見ていただいたことがあります。知ってる先生が地区の学校にいるとうれしくなりますし、なんとなく心強い気がします。
 昼過ぎからは選挙関係の勉強会をしました。実際の活動から、コンプライアンスまでお話させていただきました。諸々終わったのが19時前。さすがにかなり疲れました。

2008年10月03日

特に変わりない一日

 今朝は記者からの取材がありました。色々話してると1時間なんかあっという間ですね。
 その後は県連で打ち合わせをして、連合へ。選挙のことで打ち合わせです。
 ちょうど15時頃には、周平さんの支援者宅へ。色々とご相談があり、お話を伺ってきました。
 それから周平事務所へ。支援者の方のご相談内容と対応をご報告です。
 夜は青年会議所の委員会でした。今月19日にドラゴンボート大会が和歌浦であるのですが、それに出場することの確認と、来月16日に行われる有功ヶ丘学園の子ども達と行うソフトボール大会やレクリエーションの企画などを話し合いました。

2008年10月04日

第10回政策メッセ

 今日は東京での政策勉強会に出席です。私が秘書時代から入らせていただいている政策分析ネットワークの第10回夏季政策メッセが明治大学の駿河台キャンパスで行われました。
 11時から始まりますので、それに間に合うように家を出ると7時前のリムジンバスで関空へ向かわなければなりません。9時前のANAで羽田へ。機体整備で出発時間が遅れヒヤヒヤものでしたが、予定していた電車に乗ることができました。
 勉強会は3部に分かれていて、2つないしは3つのテーマから自分の興味あるものを選びます。1部では地域活性化政策ワークショップを選びました。ここでは映画を軸とした地域の再編集、柔らかな特徴づけによる地域多様性の創出について学びました。今回は映画という道具を使っての活性化でしたが、道具は何でも良く、要するにどう運営していくか、持続性継続性をどうやって持たせるかがポイントです。
 第2部では米国大統領選挙ワークショップと雇用政策ワークショップの2つがありました。どちらも興味があり迷ったのですが、雇用政策WSに出席し、米国大統領選挙WSはICレコーダーで録音しました。雇用政策WSのテーマは「中堅世代が元気を取り戻すための雇用政策」と題して議論が行われました。高齢者の雇用政策、また若者のニートや非正規雇用の高まりで年齢的に両端の議論は盛んですが、ちょうど真ん中の30・40代の働き手は大変苦しい状態に置かれています。どうすればそんな状況を少しでも改善できるかを話し合いました。
 第3部では石橋湛山賞受賞記念ワークショップ、政策決定プロセス論ワークショップ、自治体シンクタンク論ワークショップの3つがありましたが、自治体シンクタンク論WSを選択しました。
 埼玉県戸田市では市役所の中に政策研究所を作り、5つの政策を実施し、1つの政策について研究している段階です。今年から始まったばっかりなので、本当の中間報告といった形です。シンクタンクを外部においている例が多い中で、戸田市では先進事例を研究した結果、市役所の組織内に置くことを選択したそうです。WSが終わった後で、個人的に少しお話を聞かせていただきました。
 政策分析ネットワークの事務局長をされている田幸さんにも久しぶりにお会いできました。ありがとうございました。

2008年10月05日

目からウロコのお話

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 昨日は東京に居りましたが、今日は和歌山から移動して長野の塩尻に居りました。
 東京財団が主催した地方自治体のガバナンス研究公開研究会in長野県塩尻市「分権時代の議会改革―改革派首長からの提言―」に参加してきました。
 パネリストは前犬山市長の石田芳弘先生、前佐賀市長の木下敏之先生、信州大学教授の又坂常人先生です。
 日本の改革派といわれる首長の動向分析や具体例、また海外の事例などを分かりやすく、それぞれの経験も含めてお話して下さいました。
 講演の最後に質疑応答があり、私も質問をさせていただきました。木下先生から「山本さんはよく勉強されていますね。」とお褒めの言葉をいただき、うれしいやら恥ずかしいやらで恐縮してしまいました。
 会場で配布された論文集も読ませていただいています。改革派首長が苦しみながら戦い抜いてきた記録です。
 実のところ、議会ではこんなことができますよというのは、正式にはレクチャーされていません。同じ会派の先輩議員が、この時にはこうするんだと教えて下さるのみです。論文集の中にも、例えば公聴会を開いて、専門家や学識経験者から意見を聞くことができると書いてあります。そういうことができると地方自治法には書いてありますが、私が入ってから議会の中でやったことはありません。和歌山のために、議会に与えられた権能を最大限に使ってみるよう、努力してみようと思います。
 なお、木下先生のホームページから、財政破綻した夕張市と共に破綻した夕張市民病院の経営を引き継いだ「医療法人 夕張希望の杜」を広告収入で支援するメールマガジンに登録できます。ぜひ、ご協力下さい。

2008年10月06日

復活

 今朝は和駅での街頭演説からスタートです。今日の話のネタは、先日発生した大阪での個室ビデオ店放火事件を受けた、和歌山市消防局の素早い緊急調査のことと、新たに判明した厚生年金の記録改ざんについてお話しました。
 その後は市役所に入り、委員会日程の調整などを行いました。
 午後からは障害を持たれた支援者のお宅へ。総選挙を目前とした今の政治状況や、介護の問題など、実際に障害を持たれた方としてのご意見を伺いました。
 先日から愛車の原付バイクがパンクで使えなくなっていましたが、修理して今日から復活です。これで不便から解放されました。

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 市当局から「和歌山市行財政改革大綱平成19年度実施状況報告書」が届きました。よく読んで、市の改革がどんなところでつまづいているのか、確認して行こうと思います。

2008年10月07日

王監督の引退

 市内の各地を走っていると、金木犀の香りを感じます。姿は見えないのですが、どこからともなく風に乗ってやってくる香りに、秋を感じます。
 昨日お伺いした、病気で障害を持たれた方からお礼のファックスをいただきました。何って言うようなこともしていないのですが、喜んでいただけると私もうれしくなります。
 平成19年度分の決算特別委員会の準備が着々と進んでいます。決算の中身でいくつか疑問点があるところがあり、事前に資料要求を出しています。今日、そのうちの一部について市当局から説明がありました。明日以降も続くものと思われます。
 王監督の最終戦は、残念ながらサヨナラ負けとなってしまいました。ソフトバンクホークスは最下位決定となってしまいました。お身体のこともありますし、長年監督を続けてこられて、お疲れになられているようにも見えます。「ホークスに王監督あり」と言っても過言ではないですが、仕方ないことです。本当にお疲れ様でした。ありがとうございました。

2008年10月08日

準備続々

 今朝は民主党と連合和歌山の合同選対会議がありました。
 この会議の後も断続的に準備が続きます。
 夕方、支援者の方とお会いして、選挙情勢についての意見交換をしました。

2008年10月09日

鳩山大臣、そりゃいかんよ!

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 今日の午前中は自治会の仕事や電話での応対などで時間が過ぎてしまいました。
 午後は写真撮影と、総選挙対応で県連や周平事務所に居りました。日が落ちてからは園部の支援者宅へ伺いました。その帰り道、高台から見えた和歌山市街の夜景がものすごくきれいでした。写真を撮ったのですが、ブレてしまいました。何となくこんな風だというのを感じ取ってもらえればと思います。
 マスコミ報道され皆さんもご存知だと思いますが、鳩山邦夫総務相が3日、佐賀市で地元選出の自民党衆院議員が開いた国政報告会に出席した折、地下水を使った農業に関連し「井戸を深く掘れば、最後にヒ素が出る。和歌山に行かなくてもヒ素入りの穀物ができる」などと発言しました。
 これは本当に被害者を傷つける言葉です。事件で被害を受けたご本人のみならず、ご遺族やご家族の皆さん、地域や和歌山市民全員が傷を負いました。そこにどうして塩を塗るようなことを言うのでしょう。鳩山大臣は本当に人の気持ちが理解できないお方のようです。
 あの人もこの人も発言が軽すぎます。政治家の言葉は大きな影響力を持つのです。そのことを含めて、もっと忖度すべきです。
 和歌山市長名で送られた抗議の申し入れ書と鳩山総務相名の謝罪文を併せてデータベースに置いておきます。

2008年10月10日

メルマガを読んでいただけませんか

 10月10日と言うと、つい「体育の日」と言ってしまいますが、そうじゃなかったですね。
 今朝はトラブルの処理から始まりました。解決に乗り出しましたが、もう取り返しがつかない状態だったので、最善の対応をすることで収めました。
 午後は総選挙対策をして、自治会の仕事もしました。今日締め切りの書類を作成して、砂山連絡所へ提出しました。
 5日のブログで前佐賀市長の木下敏之先生が編集されている、財政破綻した夕張市と共に破綻した夕張市民病院の経営を引き継いだ「医療法人 夕張希望の杜(もり)」を広告収入で支援するメールマガジンが届きました。 夕張希望の杜の理事長村上智彦さんは今回、保健師の仕事について書かれています。最後の行をご覧になっていただきたく、引用してみます。

 先日北海道薬科大学の古田教授が夕張市に、高齢者に対するインフルエンザの集団予防接種を提案していました。 予想通り夕張市は接種率が低く、それに何ら対策もなく保健活動に対する無知・無理解が良く解ります。
 「スケジュールを調整して医師は出すから、それ以外のコーディネイトをやってみませんか?」と随分頑張って提案していましたが、「注射器に薬液を詰めるのは保健師の仕事ではない」「やった事が無いから」と拒否されたそうです。
 この発想ではおそらく永遠に破綻する状態から進歩はないと思います。こんな人達は辞めていただいた方が地域のためだと思います。
 ただ単に仕事を増やされるのが嫌だという事が良く理解できます。
 せっかく日頃から保健師さんという職業を尊敬し、応援したい私ですが、流石にこの地域ではそれ以前の問題のようです。
 「だから破綻した」と言ってしまえばそれまでですが、一日も早く自分達の事ばかりではなくて、ここの高齢者の生活の事も考えてもらいたいと思います。

 かなり辛らつな言葉が並んでいます。保健師の仕事は”お役所仕事”ではないとおっしゃっています。医療や介護、健康や保健の仕事はお役所仕事では成り立ちません。もっと言えば、役所は”お役所仕事”をしてはいけないと思います。和歌山の保健師さんはどんな仕事をしているのでしょうか。興味が湧いてきました。調べてみようと思います。
 最後に、皆さんにお願いです。このメルマガ“夕張市民病院を引継いだ「夕張希望の杜」の毎日”を登録して読んでいただけないでしょうか。メルマガの広告収入が「夕張希望の杜」の運営資金になります。
 市が破綻したために、まともな医療も受けられない方がたくさんいます。住んでいる所で格差があってはいけないと悪戦苦闘している人がいます。ぜひ、今の夕張市を知る意味でもメルマガへの登録をお願いします。
 和歌山市の財政は黄色信号。明日は我が身かも知れません。そうならないためにも、夕張から学びませんか。

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2008年10月11日

玉置公良さんの事務所開き

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 今朝は〆木幹事長とともに、田辺で行われる和歌山3区玉置公良候補予定者の後援会事務所開きに参加してきました。藤本代表、山部代表代行も参加されました。
 事務所のすぐ裏側が漁港になっていて、その一部をお借りして会が催されました。私は会場中程の一段高くなった場所から見ていましたが、ものすごい人でした。撮った写真には全体の3分の1も写っていません。事務局の方に数えてもらったら、1,400人はいらしたそうです。本当にありがとうございました。
 玉置さんの力強い訴えのあと、「変えなアカン!がんばろう!」の三唱で会は終了。結束を確認し合いました。

2008年10月14日

気合を入れて、決算審査

 連休明けの今朝は和駅での一斉街頭活動の予定でした。しかし、あいにくの雨。周平事務所から6時40分に連絡があり、ビラ配りは延期となりました。ということで通常通り、市駅前での街頭演説です。
 自転車にスピーカーとのぼり旗を積んで行きます。いつも声を掛けて下さる方以外は、無反応でそそくさと駅ビルへ吸い込まれていきます。めげそうになりますが、構わず続けます。しゃべってるときに限って雨脚が強くなり、雨の音でかき消されて、スピーカーの音が届きにくくなります。服もビチャビチャになりました。お年寄りの方から「あんまり無理せんようにな」と声を掛けられる始末。笑顔で返すしかありません。終わって帰るときになると、小雨になりました。
 今日から平成19年度の決算審査が始まりました。昨年に引き続き、決算の委員に入れていただきました。
 今日は議会事務局、選挙管理委員会事務局、監査委員会事務局、人事委員会事務局、教育委員会、消防局の決算審査です。
 100%完全にチェックできたわけではありませんが、目に付いたところは指摘をしたつもりです。例えば、今日指摘したところでは、教育委員会において、小学校でのパソコンシステムにかかる費用が年間約1億2千万円かかっています。内訳を聞いたところ、パソコン本体に加えて、サーバーやソフトの費用で、6年の契約になっているとのこと。合計7億円も今後パソコン関係に支出することになります。
 学習指導要領にはパソコンを使った授業が定められているとのことですが、週に1時間しか使わないパソコンにそんなにもお金をかけていいものか、疑問です。
 委員会の質疑で引き合いに出しましたが、先日銅メダリスト湯元選手の母校である西脇小学校の体育館はボロボロで、コンクリが剥がれ落ちてくる有様でした。子どもに当たって怪我してからでは遅いので、早急に修理するか、建て直すべきです。1億2千万あれば体育館ぐらい建てられます。それに、小学生からパソコンの使い方を教えるのはどうでしょう。パソコンは便利ですが、万能ではありません。メリットもあれば、デメリットもあります。やるなら徹底的にパソコンやインターネットから受ける悪影響についても子ども達に教えるリテラシー教育もすべきですが、そこまではしていません。たかだか週に1時間だけですから。
 答弁では、保護者からも好評だ、成績も明らかに上がっている、とありました。具体的な数字で示されたわけではないので納得はいっていませんが、私の方にも反論するだけの資料がないので、今回は矛を収めました。しかしこの件については理論武装して、再チャレンジしたいと思います。
 データベースには委員会で配られた資料を置いておきます。容量の関係で、5つのファイルに分かれていますが、ご了承ください。

2008年10月15日

めっちゃ疲れた、決算審査2日目

 今日の決算委員会では市民環境局と健康福祉局の審査が行われました。
 市民環境局の審査では、主にごみの処分費用に関する質疑がありました。健康福祉局では、国民健康保険や介護保険、疾病予防対策の費用や生活保護費についての質疑が中心でした。
 生活保護の不正受給に対する返還金が18年度に比べて約10倍にまで膨れ上がっています。発覚したのはほんの氷山の一角で、本当はもっとあるのではないか。財政を圧迫しているのみならず、本来給付を受けられる人に行き渡らなくなる原因になるので、対処するよう指摘がありました。
 結局、審査が終わったのは16時40分ごろ。市民環境局の説明は40分、健康福祉局は1時間10分あり、その間は座りっぱなし。エコノミークラス症候群になるんじゃないかと思ったほどです。
 15時から有功ヶ丘学園でアルテリーヴォ和歌山上赤坂佳孝選手がサッカーを教えるというので、見学に行こうかと思っていましたが、行けませんでした。次は行かせていただこうと思います。

2008年10月16日

後半戦へ、決算審査3日目

 今日の決算委員会は市長公室、総務局、財政局の審査を行いました。
 中身的には大きな問題はなかったものの、やはり市の借金が議題となりました。
 それにしても、今年の決算委員会での、当局の答弁がなんとたどたどしいことか。例えば、今日の審査の中で、「還付加算金」が1,150万円余り計上されているので、どういう性質のお金なのか、どういう場合に支出されるのかと尋ねましたが、はっきりした答えを得られず仕舞です。私が「市の瑕疵に因るものか」と聞いたときにはそうではないと言う答えが来ただけ。聞いたことにまともに答えないなんてどういうことか、去年はそんなこと全然なかったです。同じことは隣の野島広子議員もおっしゃっていました。
 来年ちゃんとリベンジするために、もっと勉強します。

2008年10月17日

ドロドロです、決算審査4日目

 今日の決算委員会はまちづくり局、農業委員会、建設局の審査です。すんなり終わると思っていましたが、今回の審査で最長でした。
 まちづくり局の審査は10時過ぎからお昼休憩を挟んで、14時40分まで行われました。最初の部長からの説明は、議員からツッコミが入り、原稿通りに読めない事態に。しかし、決算明細書を見ながら、その場で言葉を足しながら説明されました。行政マンのプロ根性を見せていただきました。
 しかし、後の質疑に対する受け答えが昨日よりひどい状態で、ウダウダでした。他の議員からもかなり厳しい指摘がありました。
 肝煎りのはずの事業が1年も遅れ、事業内容も変更されていて、21年度までの支払いだけが確定している。市営住宅の滞納件数と額が全体の2割近くにまで上っている。かなりずさんな対応をしているように見受けられました。それは他の議員も質疑の中で言っていました。「一体どないなってるんや」というのが正直な感想です。結局、17時ギリギリまで質疑が行われました。
 決算の取り扱いについて議会事務局に聞いてみました。決算はすでに使ってしまったお金なので、議会が決算を認めない、つまり不認定にしても、してしまった事業をなかったことにするといったことはできません。ただ、政治的な意味合いで、不認定となった場合は市長サイドは大きな痛手を負うことになります。私のように全部ではないが、一部について認めたくないと思っていても「一部不認定」という制度がなく、「all or nothing」の考え方で大部分が良ければ認定せざるを得ないという決まりになっています。
 月曜日に採決がありますが、不認定とすべきかどうか、考えているところです。

2008年10月18日

キダ・タロー先生は…

 今朝はまず、散髪に行きました。硬い髪質なので、伸びてくると真横に広がってきます。そうなると見栄えが悪いので、散髪です。トップの写真と同じように、短く切りました。
 その後、友人とお昼を食べ、家で書類の作成と、ネットでニュースを読んでいました。
 夜には、JC青年会議所の10月度例会がありました。今日の講演は、タレントの北野誠さんをお招きして「親子コミュニケーション」というテーマでお話されました。
 が、しかし、話が大きく外れてしまい、浪速のモーツァルト キダ・タロー先生や上岡龍太郎さん、そして私の好きなやしきたかじんさんとの出会いや出来事を話されました。また、北野さんが若い頃に井筒和幸監督と犯した過ちなど、めっちゃおもしろいお話をして下さいましたが、残念ながらとてもここで書ける内容ではないので、ご了承下さい。
 最後の質問タイムでは、せっかくなので「親子コミュニケーション」というテーマに沿って、「2人のお子さんがいらっしゃいますが、有名人のお子さんということで、お子さんが嫌がったりということはなかったですか?」とお尋ねしました。すると北野さんは、自分は子どもがテレビを見るような時間帯からずれて出ているので、子ども達からはあまり意識されてなかった、というような趣旨のお答えをいただきましたが、その後も大きく話は脱線しました。
 ちなみに、タイトルの後に続く言葉は…言えません。

2008年10月19日

裏金に関する情報提供のお願い

 会計検査院の指摘で、国の補助金を不正にプールし、裏金を作っていたことが発覚しました。和歌山県でも、業者に本来の請求額以外の金額を渡す「預け」という手法が使われていたようです。
 そこで裏金に関して具体的な情報をお持ちの方、また見聞きしたりした方は、ぜひ情報の提供をお願いします。私のメールまたは民主党和歌山県連のメールまでお寄せ下さい。情報提供者の秘密は厳守いたします。
 県民・市民の大切な税金をこれ以上、杜撰に扱わせるわけにはいきません。ご協力よろしくお願いいたします。

 今朝は自治会活動からスタートです。我が家の隣にある長町公園の草むしりをしました。日赤医療センターから3人が参加して下さり、総勢15人ほどが集まって、遊具廻りの草をむしりました。
 正面から太陽が当たって、思った以上に暑かったですが、1時間しっかり作業させていただきました。
 その後、祖父の13回忌法要を行いました。うちの家族と伯母2人でお勤めをしました。久しぶりに30分の正座でしたが、足はしびれませんでした。
 それから原付バイクに乗って移動。アマチュア無線をされている皆さんが、紀ノ川の河川敷でバーベキューをされているとのことで、お邪魔しました。去年から2回目です。心地よい風が吹いて、過ごしやすい時間でした。
 その場に、和歌山高校3年生の子がいて、お話しました。驚くことに、携帯の機種と、色が一緒でした。ここまではよくありますが、機種変した日が同じ10月1日。そこまで重なるもんかなぁとビックリしました。聞けば、目下就職活動中とのこと。しかし、和歌山に就職先がなく、苦戦しているそうです。別の男性2人ともお話をし、議員とはどんな日常なのかを聞かれ、お答えしました。
 続いて、よさこいのスタッフ部会のミーティングに参加しました。その後、本屋さんへ寄って、木下敏之先生の『なぜ、改革は必ず失敗するのか』を購入しました。
 今日はかなり盛りだくさんの一日でした。20時頃にものすごく睡魔が襲ってきました。明日の朝の街頭活動は市駅前です。

2008年10月20日

勇気を持って、不認定にしました。

 少しずつ「裏金」の実態が出てきましたが、追求はこれからです。
 裏金に関して具体的な情報をお持ちの方、また見聞きしたりした方は、ぜひ情報の提供をお願いします。私のメールまたは民主党和歌山県連のメールまでお寄せ下さい。情報提供者の秘密は厳守いたします。
 県民・市民の大切な税金をこれ以上、杜撰に扱わせるわけにはいきません。ご協力よろしくお願いいたします。

 今日の決算委員会では、これまでの審議を踏まえて、19年度決算を認定するかどうかの採決が行われました。
 これまでの委員会では、本来なら市に入ってくる多額のお金が滞納などで入ってこなかった収入未済、またこれまで市に入って来ずにそのまま時効になりもらえなくなった不納欠損がわんさかありました。すでに19年度予算が執行されている時点で地方財政健全化法があり、身構えていなくてはならないにも拘らず、予算の1割近い収入未済や不納欠損を出す始末です。とても財政健全化に真剣に取り組んでいるとは思えません。これは末端の職員が悪いのではなく、トップの責任です。
 他にも引っかかる部分はいくつもありました。しかし、私は切り返しが下手でしたので、最後まで追い詰めることができず、答弁された職員の皆さんはチョロイと思われたかもしれません。でも、僕もバカではありませんから、今年引っかかった部分については必ず理論武装します。
 最後までモヤモヤ感が解消されないままの今日の採決です。決算はすでに使ってしまったお金の話ですから、不適切だと思っても、市長や幹部に弁償するようには言えません。ですから、結果として何も変わらないのですが、しかしだからと言って諸手をあげて認定はできません。
 幸い、委員会開会前に色々とゴタゴタがあったので、同じ委員会に出ていた東内先生や〆木幹事長に相談しました。同じ会派から2人出ていて、片方は認定で片方は不認定だと、何かまずいことがあるのか。どこまで私の判断で決められるのかなど。
 東内先生や〆木幹事長からは、自分の判断に任せる、不認定でも会派が影響を受けることはないから構わへんとの言葉をいただき、腹を決めました。
 委員会の席上では、共産党の森下議員が討論を行い、認定できない理由を述べられました。続いて採決が行われ、私と森下議員が座ったままで不認定の意思を示しましたが、賛成多数で認定されました。
 先日も書きましたが、決算は認定か不認定、0か100しか選択肢がありません。部分的におかしなところがあっても、そこを認めないとすると、全部認めないという形になってしまいます。無理のある制度ですが、そういう決まりになっているので、仕方ありません。
 今回改めて感じたのは、会派の先輩方の寛大さです。普通なら1年生議員があれこれ言えず、先輩の言うとおりにするだけなのですが、しっかりと私の話を聞き、アドバイスもくれ、一人の議員として扱って下さいます。本当に有難く思っています。
 以上、決算の不認定についてご報告させていただきました。今後も市民の皆さんの負託に応えられるよう、がんばってまいります。

2008年10月21日

日程がギッチリ

 今朝の街頭活動は和駅でした。私は中央口で、周平さんは東口でマイクを持ちました。昨日は市駅前での街頭演説を、いつも通り行いました。この2日間は今週末25日に行われる政治スクール公開講座と11月1日に行う岡田克也元代表の講演会の告知ビラを配らせていただきました。
 何かと慌しくなってきました。東京からの情報では、今月30日解散、来月30日投票の日程がほぼ確実な情勢になってきたとのことです。あらゆるものがその日程で、急ピッチに進められていきます。連絡や調整など、一気に増えてきました。
 決算審査が終わって、一息つく暇もありません。私も様々な予定があちこちから入ってきて、夜になったらヘロヘロです。先週末から親知らずが痛いのですが、今日はちょっとマシです。選挙から日常活動まで、キッチリ詰まりました。日程調整はすべて自分でしていますので、ちょっとしたパズルゲームの感覚です。
 それとしばらく書き忘れていたのですが、当初10月26日に選挙が行われる想定で、9月の下旬から禁酒を断行し、選挙終了まで続けます。ご理解の程、お願いいたします。

2008年10月22日

ようこそ!中国済南市訪問団の皆様

 今日の午前中は県連に詰めて、各選挙区との調整をしました。今月下旬はイベントラッシュです。県連のホームページでもお知らせしていますので、ご覧下さい。

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 お昼を食べた後、議会へ。13時半には中国済南市友好都市提携25周年祝賀訪問団をお迎えしました。中国共産党山東省委員会常務委員・済南市委員会書記である焉栄竹(えん えいちく)団長をはじめ、7人がいらっしゃいました。
 それぞれの紹介の後、遠藤議長から歓迎の挨拶、そして焉団長から挨拶があり、記念品の交換が行われました。私は写真の、ガラス瓶の飾り物をいただきました。瓶の中に絵が描かれています。上の小さな口から筆を入れて描いたのでしょうか。とても細かい仕事です。
 16時半の記念植樹まで時間があったので、周平事務所へ。いくつかの調整ごとを処理しました。
 議会へ戻ってきて、今度は和歌山城の二の丸広場へ。焉団長と遠藤議長、松見副市長が牡丹の木を植樹しました。
 18時からは友好都市提携25周年記念式典が行われました。私と一緒のテーブルには済南市対外貿易経済合作局の耿建新(こう けんしん)局長がいらっしゃいました。私が若いことに驚かれ、見た目では高校を出て大学に入りたてのようだとおっしゃっていただきました。済南市には現在約200の日本企業が進出しており、済南市としてはもっと出てきて欲しいとおっしゃっておられました。
 今年は日中平和友好条約締結30周年の年にも当たります。来年は中国建国60周年。済南市では日本で言う国体が行われ、また広い中国の文化の違いを造園から知る園林博覧会が開催されます。今年は済南市へ行けませんが、来年はお邪魔したいと思います。
 一行は明日和歌山を離れ、門真のパナソニック本社を見学し、東京へ向かいます。
 当局から全国学力テストに関する結果の報告が届きましたので、データベースに置いておきます。

2008年10月23日

ようこそ!全国環整連の皆様

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 午前中は県連で、今週末の日程調整をしました。25日(土)には政治スクールわかやまを開催します。拓殖大学海外事情研究所長の森本敏さんをメインゲストにお迎えしてのパネルディスカッションを行います。26日(日)には鳩山由紀夫幹事長が和歌山へ来られます。詳しい日程は県連のホームページをご覧下さい。
 午後からは、全国環境整備事業協同組合連合会の第34回全国大会がビッグホエールで行われ、来賓として参加してきました。
 多くのご来賓の挨拶の後、和歌山の組合が作成したDVDを拝見しました。これまでの歴史、これからの新規事業への転換など、業界の課題を明らかにしていました。
 その後、一時失礼をして、周平事務所へ。日程の詰めや名簿整理などをしました。業務量が半端でなく多いです。選挙だから当たり前ですが。
 その帰り、車の冷却水が漏れてなくなり、水温計が上がってしまって、ボンネットから煙が上がりました。こんなトラブルは初めてで、後輩に修理を依頼しました。
 18時過ぎにはビッグホエールへ戻って、懇親会に参加しました。ステージでは引っ切り無しにイベントが繰り広げられました。紀美野町出身の小椋誠也(こむくせいや)さんも出演されていました。応援よろしくお願いします。

2008年10月25日

ねんきん特別便が来ました

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 私にも「ねんきん特別便」が来ました。全ての年金加入者に送られると言われて久しかったのですが、ようやく来ました。家族の中でも最後です。社会保険庁のことですから、年金を忘れるように、私宛に送るのさえも忘れられていたんじゃないかと思っていました。
 記録を確認しましたが、間違いはなかったです。たかだか10年分ぐらいで間違いがあったら終わってるんですが、でも実際に10年でも間違いがある人もいるのでしょうね。
 期間は合っていても、今問題になっている厚生年金の標準報酬月額の改ざんなどは、この通知では確認できません。専用電話に電話しないと確認できないのですが、なぜそんな面倒くさいことにしたんでしょう。「ねんきん特別便」を送っとけば、国民は誰も文句言わないと思ったのでしょうか。浅墓です。
 「ねんきん特別便」でお困りのことがありましたら、何なりとご相談下さい。
 今日は市民会館の市民ホールで、政治スクール公開講座を行いました。

2008年10月26日

鳩山旋風北上!

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 今日は和歌浦ジャズマラソンを走る予定でした。しかし、あいにくの雨。私は雨の時に走る用の装備を全く持っていなかったので、この時期に風邪ひいたりすることを恐れて、出場を断念しました。あまりトレーニングしてなかったというのもあるのですが…。
 今日は鳩山由紀夫幹事長が和歌山に入って遊説をされました。有田・海南・和歌山と北上する形になりました。
 和歌山市ではJR和歌山駅近鉄前で街頭演説を行いました。200人余りの聴衆の前に、鳩山幹事長が姿を現すと、拍手が沸き起こりました。
 この会では司会を務めさせていただきました。通りがかった方など、多くの方が足を止めて下さいました。ありがとうございました。
 その後、鳩山幹事長と岸本周平さんは、市内のスーパーへ立ち寄って買い物をされました。鳩山幹事長の姿に気づかれた買い物客からは握手や写真撮影などをお願いされました。
 最終日程の後、関空までお送りさせていただきました。お疲れ様でした。

2008年10月27日

高い空に流れる雲

 今朝、朝の街頭に出かける際、信号待ちで空を眺めました。空の高いところで雲がとても早く動いています。そういえば、天気予報で雲が偏西風に流されるって解説してたことを思い出しました。「天高く、馬肥ゆる秋」です。
 毎週月曜、市駅前での街頭演説。岸本周平さんは会社の朝礼で挨拶をさせてもらうために、8時過ぎに市駅前を離れ、その後は私がマイクを受け継ぎました。
 県連で仕事をして、auショップへ。昨日の夕方から迷惑メールが引っ切り無しに来るようになり、対処方法を教えてもらいました。きっとどこかからメアドが漏れたのでしょう。本当に迷惑メールは迷惑なだけです。
 それから、周平事務所に入り、色々と調整をしました。どうも、年内の選挙はなさそうです。と、油断させてるだけなのかもしれませんが、今月中に解散がなければ、やはり来年のようです。

2008年10月28日

油断できません!

 今朝の街頭演説は、和駅の東口で周平さんとともに行いました。一人で街頭へ立つようになってから、東口には立っていませんでしたので、久しぶりです。昨日と同じく、朝礼に出かけた周平さんの後を受けて、しゃべらせていただきました。
 不思議なもので、一人でやってると色々な情報を得ようとしますし、急に振られてもいくらでも喋れるのですが、周平さんの補助でやってると喋りが落ちてしまいます。やっぱり頭と口は使わないとあかんみたいです。
 その後は役所や県連へ出入りしました。情報収集や政策の下調べも行いました。党本部や県連のホームページに載せる原稿も書いています。
 どうも、総選挙が来年に延びるようです。マスコミではそんな情報が流れていますが、最終決断ができるのは麻生首相のみです。本音はどうか分かりません。あさって30日がリミット。来年だと油断させておいて、いきなりドーンとやるかもしれません。30日が終わるまでは気が抜けません。

2008年10月29日

上に行けない

 今日は午前中から周平事務所に詰めていました。名簿の整理や打ち込み、県連との連絡調整などで、夕方までいました。
 事務所に来られる支援者の中には、「もう選挙は来年みたいやね」とおっしゃる方もいます。しかし、本当に直近の日程で行われないかと言えば、それは分かりません。明日、大どんでん返しでいきなり選挙になるかもしれません。決めることができるのは総理だけです。
 夜には青年会議所の、来年度に所属する委員会の会合が行われました。10月からは今年度と来年度の委員会が同時に動いています。年度が替わって動き出しても時間のロスが出てしまうため、糊代のように重なっているそうです。来年度に向かって、どんな活動をするのかを教えていただきました。
 ところで、私が書いているこのブログは、民主党青年局にリンクされています。毎日全国の青年地方議員が更新したものは一覧になって見ることができます。最新の4人はトップページに顔写真とともに掲載されるのですが、最新の更新をしても、どうも私のはトップに出ないのです。いつも下の方にいます。なぜでしょう?良く仕組みが分からないのですが、1度ぐらいはトップに出たいなぁと思うのですが、残念ながらなかなかうまくいきません。

2008年10月30日

不況の嵐の下で

 今日はなんと言ってもまず、景気対策のお話です。
 麻生総理は国費の支出が5兆円程度、事業規模にして26.9兆円程度の追加経済対策を発表しました。その中には、世帯につき6万円程度を配るという生活支援定額給付なるものが含まれています。
 この政策は当初、今年中に行うと麻生総理が発表していましたが、今日は今年度中に実行すると変更しました。おそらく解散総選挙の一番近い時期に行うということがありありと見えてきます。
 言葉は悪いですが、給付という名を借りた合法的な買収だと言えると思います。そしてそのツケは、結局我々国民が背負うことになります。正直といえば正直ですが、給付政策の発表と同時に、3年後に消費税を3%アップすると発表されました。
 麻生総理は1年経ったら総理を辞めるかもしれませんが、我々国民は生活することを辞めることはできないですし、日本を出ることもできません。我々今の若い世代や子・孫の世代がツケを背負います。こんなことを認めるわけにはいきません。
 その上、麻生総理が大好きなアキバでも、九十九電機が民事再生法の適用を申請するという始末。皆さんはどうお感じになられたでしょうか。

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 今日のお昼過ぎには、小倉にある県立和歌山産業技術専門学院の総合実務科の生徒さんに、アルテリーヴォ和歌山の上赤坂佳孝・佳宏兄弟選手がサッカーを教えるというので、見学に行ってきました。
 学院長さんや直接指導に当たられている教官の方からもお話を伺う機会を得ました。昨年の1月からスタートした総合実務科には軽い知的障害を持った方々が実践的な企業で働くための技術を学んでいます。しかし、この不況で昨年は卒業生を受け入れてくれた企業も、今年は同じようには行かないとか、5月には求人のあった企業が、今は受け入れができなくなったというお話を伺いました。
 我々を取り巻く環境はとても厳しくても、活き活きとサッカーをする彼らの姿とのギャップがつらく感じられました。
 当局から、今回の急激な経済状況の変化に対応するための手段として、中小企業緊急経営対策資金融資制度が創設され、11月10日から受け付けられます。データベースに資料を置いておきますので、ご活用下さい。

2008年10月31日

江口先生の喝

 ここのところのもっぱらの話のネタは「衆院選はいつなん?」です。私は最近の流れをマラソンに例えてお話をしています。
 10キロマラソンに出るつもりで準備して、よーいドンで走り始めた。9キロまで来たら、「ハーフに変更です」と言われ、仕方なくペース配分をして走り続ける。ようやくゴールかと思って20キロ地点まで来たら、「フルマラソンに変更です」と言われる。走り続けるものの、40キロまで来たら「100キロマラソンです」と言われるんじゃないかと疑心暗鬼になる。体力もいつまでも持つわけではありません。次々にゴールを延ばされたんじゃ、とてもしんどい。
 こんな例え話をさせていただいています。私のように10年もこの世界でいると、多少延びたり縮んだりするのは何とも思いません。しかし、回りで支えてらっしゃる後援者は一生懸命走ってますから、慣れないことも加えて、相当の体力気力を消耗していると思います。少しペースを落として、体力の回復と温存をしてもいいのではと思います。
 市の制度について変更があるとのことで、呼び出しがかかり登庁しました。説明を受けて、本格的に実施に向けて調整するそうです。

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 その後、財団法人和歌山社会経済研究所主催の講演会に参加しました。今回はPHP総合研究所の江口克彦社長が講師でした。
 江口社長は道州制の導入を提唱され、中でも地域主権型の道州制でなければ意味がないとおっしゃっておられました。官僚中心の制度をやめさせ、国と道州、今の市町村に当たる基礎自治体が横並びの対等な立場となって、それぞれが行うべき仕事を分担して行えば良いと話されました。
 「自らのことを『地方』と言って卑下してしまう、中央との上下関係でいいのか、全国どこも『中央』である」と強くおっしゃっておられました。
 例え話で、ある市が既存のビルを活用して小学校にしようと思った。しかし、文科省が小学校の階段の1段の高さは16センチでなければならないと決めてある。そのビルの階段は17.2センチ。たった1.2センチの違いで許可が下りない事態になった。3年かかって交渉してようやく許可された、という具体例を出して、本当にくだらないと切り捨てられました。
 「国民が正しく喜び、幸せになればいいではないか!」とスローガンを掲げ、和歌山が活性化するための具体策を提示され、講演会は終わりました。
 実は、私が東京にいたとき、江口社長に直接ご指導いただいておりました。久しぶりにお会いしてご挨拶をし、京都での勉強会に参加しても良いとお許しをいただきました。厳しいご指導が待っています。
 続いて、和歌山弁護士会主催の、地球環境の危機と環境権について考える勉強会に参加しました。これから日本がどのようにして地球環境に向き合うか、特に政策的にどうして行くのが良いかをお話されていました。

2008年11月01日

霜月、そして…

 早いもので、今年の月めくりカレンダーもあと2枚となってしまいました。1年が経つのをますます早く感じるようになってしまいました。
 選挙が遠のいた(と見せかけているだけかもしれませんが…)ことで、急に今月の日程がボコボコと入ってきました。選挙があるから何も入れたくないと思っていたら何も入らず、遠のいたから大丈夫と思ったら入ってくる。人の想いを読んでるんですかね。

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 今日は岡田克也副代表が和歌山に来て下さいました。橋本の講演会、粉河の街頭演説会の後、和歌山入りです。今日の講演会には700名もの方がいらして下さいました。ありがとうございました。
 私は党本部や県連のホームページに載せていただくための写真を撮り、講演の内容をメモして、原稿に起こすスポークスマン役です。ぜひ、そちらもご覧になって下さい。

2008年11月02日

小春日和

 今日は本当に暖かい一日でした。ちょっと車に乗る用事があったのですが、少し暑いぐらいで、クーラー入れるのもなぁと思い、窓を開けて走りました。心地よい風が入ってきました。
 北九州市で1月に行われる市議選に、友人と言うよりは戦友が立候補します。10月末に民主党の公認が取れたそうです。西日本新聞に後姿が掲載されたとのことです。早速記事を見てみたら、衆院選のあおりを受けているようです。今月中には一度激励に行こうと思っています。

2008年11月03日

楽しかったひと時

 今日は文化の日の祝日で月曜日です。和駅での街頭演説が出来ませんでした。明日はいつも通り、市駅前でやります。
 今日のお昼は「アリランまつり」に来賓として呼んで下さいました。皆さんの前で挨拶させていただき、約7年前にソウルへ行った時のエピソードや、和歌山市が済州市と姉妹都市になっていることなどをお話させていただきました。
 その後は「平和ビビンバ」と言って、ビビンバを日韓、そして中国を加えた3者で一緒に混ぜると言うセレモニーがあり、そちらにも出させていただきました。
 それからは食事タイムで、先程のビビンバやチヂミ、春雨などをいただきました。そして、韓国舞踊やハンドベル、ギター演奏などで楽しませていただきました。
 会の最後は抽選会で、くじ引き役兼プレゼンターまでさせていただきました。当たらなかった人、本当にごめんなさい。とても楽しかったです。

2008年11月04日

バルーンアートを習う

 昨日は祝日でしたので、今週は朝の駅頭が今日だけになります。今日の市駅前が大混雑でした。
 いつものようにしゃべっていると、制服の警察官や私服警官と思しき方々が集まってきました。何が始まるんやと思っていると、逃亡犯検挙にご協力下さいと書かれた看板と、犯人の顔が載ったティッシュを配り始めました。お巡りさんがいっぱいいると何となくやりにくい感じがしました。
 そうこうしてると、近大和歌山高校の生徒がいっぱい集まってきました。どうも遠足で大阪に行くそうです。知っている先生もいらっしゃいました。手を振ってみんなを見送りました。
 続いて婦人防火クラブの皆さんが、住宅用火災報知器普及のティッシュを配ってらっしゃいました。こんな感じで、今日の市駅前はてんこ盛りでした。
 今日最初の日程は、委員会の正副委員長打ち合わせです。まだ具体的な中身はお話できませんが、色々と細かい条件がくっついていて、調整の難しいことがたくさんです。
 この次が連合との会議だったのですが、打ち合わせが思いの外長引いて、会場へ着いたときにはほぼ終わっていました。
 議題とは全く関係ない、以前からお願いしたいことがあり、お話してみました。連合の中にも青年委員会というのがあり、若い人の集まりがあります。私も県連の青年局長という役職をいただいているので、他の20・30才代の人がどんなことを感じ、考えているのかを聞く機会が欲しくて、私の考えを伝えました。近々役員会があるそうで、そこに呼んで下さるそうです。これをきっかけに、色々な若い人が話せる場を作りたいと思っています。
 お昼は、選挙のときに応援して下さったお店へ久しぶりに行ってきました。夜は寿司居酒屋ですが、ランチも出しています。今日は渦潮巻き定食890円をいただきました。お店へ入ったとき、店内には4人の中年の女性客がいらっしゃいました。女将さんが「先生、いらっしゃい」と言ったのを聞いたある方が「何の先生をされてるの?」から始まって、全体を巻き込んで政治談議になってしまいました。なかなかそんな機会はないので、しっかりお話させていただきました。

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 夜には青年会議所の08年度の方の委員会がありました。来週16日に外部との交流事業があるのですが、その打ち合わせと準備をしました。
 それぞれ分担を決めていて、私はバルーンアートの担当になりました。しかし、やったこともないことを言われても…と思っていたら、先輩が教えてくれました。入門編でプードルを教えて下さり、担当になった全員で作りました。16日の交流でキーとなる花の作り方も教わりました。
 空気の入れ加減が難しく、いくつか割っていました。写真は私が作った犬と花です。出来栄えはいかがでしょうか?

2008年11月05日

アメリカは変わるのか

 事前の前評判通り、アメリカの大統領選挙は民主党のオバマ候補が圧勝しました。
 ニュースを見ていましたが、オバマ候補の得た選挙人の数が次々に増えて、あっという間に300台に乗ってしまうほどの勢いでした。今回の選挙で、アメリカはどのように変わっていくのかに興味があります。
 今回の選挙は前回に比べてもかなり多い選挙登録の数、高い投票率が一つの特徴だと言えます。そして、その高い投票率を支えたのが20・30才代の、いわゆる若者と呼ばれる層の参加です。今回のアメリカの選挙を分析して、どうすれば若い人が選挙に行くのか、考えてみたいと思います。
 今日は県連の会議や打ち合わせ、週末に訪問する北九州市議選に出る戦友に渡す檄文を書きました。

2008年11月06日

64.1%ですか

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 私が編集委員をさせていただいている市議会だより。9月定例会号の早刷りが出来てきました。11日の4大紙朝刊に折り込まれます。ぜひご覧下さい。
 今日は午前中に支援者回り、午後は県連と議会、周平事務所と渡り歩きました。夜は、2月に行われるNPOフェスタの実行委員会があり、出席しました。
 昨日、アメリカ大統領選挙の高い投票率について、お話しました。最新の情報では、投票行動を研究している学者の話として、64.1%にまでなると報道されています。この数字は最近100年間で最高の数字です。近年で高いものでも、1960年の63.8%です。
 もう少しすれば、詳しい分析が出てくると思いますが、高い投票率はとてもうらやましく思います。

2008年11月07日

今日したことなど

 今日はまず朝一で周平事務所へ行きました。午前中いっぱい、昨日の仕事の続きをしました。
 お昼ごはんを食べた後、喪服に着替えてお葬式に参列。その帰りに、議会の控室から電話があって、私にご指名で相談したい方がいらしてると連絡があり、30分はお待たせしてしまう旨を伝えてくれるようにお願いして、着替えに帰り役所へ。
 お話を伺えば、成年後見人についてのご相談でした。役所の中の詳しい方が研修でいらっしゃらなかったので、お預かりをして月曜日にお返事することになりました。
 それから県連へ行き、選挙情勢などについてミーティングのような形で、ざっくばらんに話しました。それが終わった時点で、17時半過ぎ。旅行会社で関空行きリムジンバスのチケットを買って、帰宅でしました。
 この週末は北九州へ行ってきます。

2008年11月08日

北九州 応援の旅

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 今日と明日は北九州にいます。来年1月23日告示、2月1日投票の北九州市議会議員選挙に、戦友2人が立候補を準備しているので、その激励に来ました。今日と明日で1箇所ずつ訪問します。
 今日は八幡西区で戦う大久保無我さんの応援です。お昼過ぎに事務所に着いて、ご両親や支援者の方にご挨拶させていただきました。それから2つの商店街を2人でご支援のお願いに回らせていただきました。
 17時半ぐらいまで商店街を回り、移動して今度は住宅地をポスティングです。しかし、結構な雨が降ってきて、1時間も出来ずに終了となってしまいました。
 夕飯は大久保さんと、明日行く、小倉北区から出る予定の永岡啓祐さん、永岡さんのお手伝いをしている大久保さんの同級生の方と4人で食べました。当然酒抜きです。
 その席では2人の情勢や、これから作るビラの案を見ながらどうすれば効果的になるか、作戦会議をしました。
 写真は仕事の電話をする大久保さんです。明日は永岡さんの応援に行きます。

2008年11月09日

北九州2日目

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 今日は昨日の続き、北九州での応援2日目です。小倉北区から出馬予定の永岡啓祐さんのところに来ました。
 わざわざ永岡さんがホテルまで迎えに来て下さり、その足で、小倉北区を含む福岡10区から衆議院選挙で公認を受けている城井崇さんの事務所を表敬訪問しました。
 それから永岡さんの事務所へ。永岡さんの奥様と後援者の方が出迎えて下さいました。それから行動の手順を確認して出発です。
 永岡さんを応援してくれるかもしれない方の名簿を回って、ご支援をお願いしていきます。後援者の方は初めてと言うことで、しばらく私と一緒に回ってやり方をつかんでもらって、分かれて行動しました。これでこれから一人でも動いてもらえるようになります。
 日曜の午前中ということもあって、お家にいらっしゃらないのか、お休みになっていて出られないのか、応答のないところが多かったです。2時間半ほどかかって、予定していたところは全部回りました。
 事務所に戻ってきてお昼を食べ、永岡さんと2人で短期決戦に向けての作戦会議をしました。残された時間はそんなにないので、出来るだけ効果の大きいことを効率よくやるためのヒントを、自分の選挙の失敗例を披露しながら話しました。
 そんなことを言ってるうちに時間が来てしまいました。戸畑駅まで送ってもらって、硬い握手をして別れました。写真は戸畑駅のホームから見えた橋です。とても立派です。こういう風景を見ると、海峡沿いの街だと感じました。
 福岡空港から関空まで、ボンバルディアで移動です。今年は本当によくボンバルディアに乗りました。1月23日から戦いが始まります。また応援に出かけたいと思っています。
 それと近大和歌山高校のサッカー部が県大会で2年連続の優勝、全国大会への切符を手にしました。年末年始は応援に出掛けます。

2008年11月11日

今日の動き

 昨日はいつものように和駅で、今朝は市駅前で街頭演説を行いました。今日は、麻生総理が発表したいわゆる「給付金」と3年後の消費税率上げについてお話させていただきました。
 消費税については、経済状況が好転すればという条件付きですが、3年後には税率を引き上げる。では、なぜ「3年後」なのか、その説明は麻生総理の口からもどこからもありません。来年じゃない、5年後じゃない理由があるように思うのですが、それは国民に聞かせてもらえないのです。おかしいと思います。
 今日は午前中に会議が1件あり、お昼過ぎには県の選挙管理委員会から、色々と問題になっている選挙にかかる公費負担の制度について説明を受けました。
 市の当局から、新保健センター建設についての概要と、中学校の先生が生徒の個人情報の入ったパソコンなどを盗難にあった件の報告が参りましたので、データベースに置いておきます。

2008年11月12日

都市計画審議会など

 今日は第69回の都市計画審議会が開かれました。今回の審議会では、美園町の再開発事業について、材料費の高騰による計画変更を認めてほしいという件、そして生産緑地の認定を求める件の2案件が審議されました。その後、県連や周平事務所へ行き、少し仕事をしました。
 夜には、よさこい祭りの来年度に向けた1回目の準備会が開かれました。22日には城ロック、23日には城フェスタの最終日で、食祭とおどるんや秋祭りが行われます。その打ち合わせをしました。
 そろそろ12月議会での、一般質問の準備も始めています。どうにか2つの事柄に絞れそうです。

2008年11月13日

居心地の良い時間

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 昨年に引き続き、今年もNTT労組退職者の会和歌山市協議会の総会にお招きいただきました。ありがとうございました。
 総会では会社や組合の幹部の方、藤本県連代表や岸本さんが挨拶されました。その後の懇親会では、会員の中でサークル活動としてされている詩吟や民踊の披露、手編み作品の展示が行われました。その後のカラオケでは、お粗末ながら私も1曲歌わせていただきました。
 会員の方から昨年の総会を記録した、写真にあるDVDをいただきました。拝見させていただきます。
 15時前までとても楽しいひと時を過ごさせていただきました。年齢的には会員の皆さんのお子さんと同じようで、とてもかわいがって下さり、居心地がよかったです。
 それから、よさこいの事務所に行き、少し話をして、議会へ。議会ではメールのチェックや調べものなどで、すっかり日が暮れてしまいました。

2008年11月14日

永峰さん

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 このホームページのトップの写真や、「紀州ルネッサンス」のページにある市民と談笑している写真を撮って下さった方がいらっしゃいます。お名前を小林永峰さんと言います。
 永峰さんは主にチベットで撮影をされています。ちょうど今の中国との紛争でも、現地に入られて撮影に臨まれました。また代表作で、都会の中の桜を被写体に、その一瞬を切り取った作品群はコンテストで高い評価を得て、賞に選ばれています。
 最初お願いしたときは、人のポートレートは撮らないからと断られました。しかし、何とか普段の私を知っている人に撮って欲しいと懇願して、承諾して下さいました。
 永峰さんとの出会いは、私の秘書仲間が、秘書をする前に某新聞社でバイトしていたときのバイト仲間です。ある選挙でチームを組んだときにお会いしました。当時のチーム3人と永峰さんとで飲みながら、政治談議に花が咲いたというか、咲きすぎて大激論。「その考え方は間違ってる。」「そんなのは見解の相違や、話にならん。」と口ゲンカ近くまでヒートアップしてしまいました。
 こんな奴とは二度と口も利かんと思っていたのですが、別の秘書の失言により、中の悪いはずの二人が一転タッグを組んで総攻撃。そして朝まで酒を酌み交わす仲になりました。
 私の写真を撮っていただいた時、ほんの少しばかりだったのですがお礼をお渡ししたら、そのまま飲みに行こうということになり、アシスタントの方と3人で明け方まで飲んで、ほとんど使ってしまわれました。そんな豪快な方ですが、写真は繊細で緻密です。
 今回は陶芸をやっておられるお父さんとの初の親子展が開かれ、行かせていただきました。お父さんは登山が趣味で、写真のかわいい登山靴型ストラップを作ってらっしゃいました。気に入ってしまい、2ついただきました。そしたらお父さんから湯飲みを頂戴してしまいました。恐縮です、ありがとうございました。
 今回は移動の都合でゆっくり出来ませんでしたが、断酒が解けたら一杯やれたらと思います。

2008年11月15日

緑と歴史を残す取り組み

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 今日は埼玉県志木市へやってきました。おそらく日本で初めての、既存樹林を活かしたマンションの開発が行われ、その経緯を教えていただき、現状を見に来ました。
 このマンションは「志木ガーデンヒルズ」といい、慶應志木高校旧学生寮の跡地に建てられました。慶應義塾の先輩である松永安左ヱ門氏によって寄贈された敷地に、志木高校の前身となる慶應義塾農業高等学校が設置されたところから始まります。農業学校だったので多くの樹木が植えられていました。寮の取り壊しとともに、民間企業へ売却されマンションの建設計画が持ち上がりました。
 そもそもこの地には、幕府老中で上水道工事を取り仕切っていた川越藩主松平信綱が整備した野火止(のびどめ)用水があり、農業が盛んで多くの自然が残されていました。そのような歴史的経緯もあり、近隣の住民は旧寮跡地にある緑を守ろうと運動を開始しました。
 一般的にこのような運動では、住民の建設反対の意思と、業者の建設促進の意思がぶつかり合って、最終的にお互い妥協点を見つけるというものが多いと思います。ところがこの志木市の場合、近隣住民は最初から建設には反対しない、しかし緑は何とか残して欲しいという、今までにないケースだったのです。
 住民と業者、行政の三者がテーブルについて話し合いを重ねた結果、今までに例を見ない既存の樹木を伐採せずに残したままで活かしたマンションが建設されました。
 今回のフォーラムでは、緑を守る運動をした近隣住民だけでなく、建設した会社の方、志木市の当時の都市計画課の方、今マンションに住んでいる住民の方など、マンションを取り巻くあらゆる立場の方のお話を伺うことが出来ました。

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 このマンションのもう一つの特徴は、野火止用水に近い建設用地の一部を一般に開かれた公園として整備し、30年間志木市に無償貸与するというものです。そうすることで、この地にあった緑をマンションの住人だけが享受するのでなく、他の市民と共有することが出来るようになりました。左の写真がその場所です。近くにお住まいの方が散歩しておられます。これがきっかけとなって、マンション内外で思わぬ人間関係が形成できたと住民の方が話しておられました。
 フォーラムの後の懇親会にも参加させていただき、平場では言えない今だから言える本音の話なども聞かせていただくことが出来ました。
 都会に近いからこそ、あえて緑を残そう、それも由緒ある緑だからこそ一層次代にまで残したいと思われたのでしょう。和歌山は公の緑が多いからか、マンション建設などでは既存の緑が切られてしまい、あとから外から持ってきた植物が植えられます。
 普通に建設するよりは多くのお金はかかりますが、お金では買えないものが残せます。この方法が日本中に広まる日もそう遠くないと思います。

2008年11月16日

青年会議所の社会奉仕事業

 昨日はフォーラム後の懇親会で結構遅くまで志木にいました。他の皆さんよりは少し早く離れさせていただき、都内の宿舎に戻りました。
 羽田7時25分発のANA機で今朝、和歌山に戻ってきました。エコノミーで予約したのですが、前の方の早めに降りられるところを座席指定していたら、プレミアムクラスのシートでした。エコノミーのシートにはついていないたくさんの機能があり、つい子どものように色々と試してしまいました。
 家に着いて着替えて、青年会議所(JC)会員拡大委員会の社会奉仕事業へ向かいました。JC1年生は自動的に会員拡大委員会へ入ることになっています。今回は鳴滝にある県立有功ヶ丘学園で障害を持った子ども達との交流です。
 午前中はソフトボールをする予定だったのですが、あいにくの雨で中止です。昼から園舎で子ども達と一緒に遊びました。園舎は現在建て替え工事中でした。
 私達が用意したのは、ヨーヨー釣りや輪投げといった縁日遊び、先日ここで紹介したバルーンアートと歌の演奏、シャボン玉遊びです。前もって同じバルーンアートの仲間が犬をたくさん作ってくれていましたが、花をみんなに持ってもらうように50個近く作らなくてはならなくなり、四苦八苦しました。そのうち風船が足りなくなり、そこで終わりです。しかし、風船で作った何かが必ず一つみんなの手に行き渡らせることはできました。
 JCの先輩である岡田さんが歌を歌い、鈴やタンバリンを鳴らし、ピアニカを吹いたりと多彩で、うちの委員会の所属ではないのに一生懸命盛り上げて下さいました。ありがとうございました。
 シャボン玉遊びは、子ども達が小さなシャボン玉をたくさん作ったり、大きなシャボン玉にしたり、シャボン玉を吹き上げたりと、これも楽しんでもらえたようです。
 最後に新しく出来た園舎の花壇にさつきの木を記念植樹しました。春にはたくさんの花を咲かせてくれると思います。子ども達からはお礼の挨拶があり、中止になったソフトボールをぜひやりたいとの要望がありました。対戦をとても楽しみにしていたそうです。そのときは外野にでも入れてもらえればと思っています。

2008年11月17日

建設企業委員会の調査視察

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 今日から建設企業委員会の視察で四国に来ています。今日は関空から飛行機で松山に入りました。
 松山では2つのことを調査視察しました。一つは地域住宅計画についてで、市営住宅の建て替えや耐震改修について、松山市で行なわれている施策を教えていただきました。
 和歌山市でも苦労しているのが、老朽化した団地から新しい団地に移り住んでいただくことですが、なかなか進んでいません。今住んでらっしゃる場所を終の棲家にしたいとおっしゃってる方が多いそうです。また新しいところに移ると、家賃も緩やかですが、値上がりしてしまいます。そういう理由で拒否される方がいらっしゃいます。その状況は松山市でも同じでした。松山市では根気よく職員さんが説得にあたって、少しずつ移り住んでいただいてるそうです。和歌山市とは少々進み方が違うようです。
 もう一つは機能別消防団について教えていただきました。和歌山市でもそうですが、消防団に加入数方が少なくなってきて、地区によっては十分に機能しなくなる可能性があります。
 そこで、そのような危機を脱するために、日中サラリーマンで参加している地区にいない方の穴埋めをしてもらうために、その地区にある企業に団参加を求めたり、一定の地区に詳しい郵便局員に団へ参加してもらうなどの手立てを考えました。
 また女性消防団を創設し、日頃の防火啓発を訴えるなどの活動に従事していただいてるそうです。このような新しい取り組みが松山市では積極的に行なわれています。
 松山でやっているからと言って、そのまま和歌山で出来るとは限りませんが、参考にして和歌山に合ったやり方を見つけたいと思います。

2008年11月18日

松山から高知へ

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 今朝は5時45分に起きて、道後温泉の朝風呂に入ってきました。始発のチンチン電車に乗って、ホテルから道後温泉の本館へ。私と同じように、温泉へ入るために電車へ乗っている方もいらっしゃいました。
 写真にあるのが有名な道後温泉の本館です。男の浴室は東西の2つに分かれていました。私が入ったときには15人以上のお客さんがいらして、かなり窮屈でした。ピークが過ぎたのか、一番少ないときで6人。そのときはゆったりと湯船に浸かれました。とても趣のある建物、そして日本で一番古い温泉に入ることができました。

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 ホテルに戻り、朝食を食べた後、高速バスで高知へ向かいました。電車もあるのですが、電車は四国の外周に敷設されているため、およそ4時間半かかります。高速道路は四国の真ん中を突っ切っているので、2時間半で着くことができました。
 高知に着いて昼食を食べた後、高知市役所へ向かいました。高知では水道の基本計画と災害対策としての水道管の二重化について、勉強させていただきました。
 水道の基本計画では高知市がどのように水道を運営し、水の確保をしているのか、調査しました。出来るだけきれいな原水を確保すれば、浄化にかかる費用も少なくて済み、おいしい水を提供できるという点に重きを置いているそうです。
 水道管の二重化は、私が考えているものとちょっと違いました。二重化と聞いて、水道管を外管と内管の二重にしているのかと思っていましたが、実は要となる水道幹線を別ルートで引いて、片方に何かあったときのバックアップを用意しておくというものでした。複線化と言う方が分かりやすいかもしれません。
 高知市も財政的に厳しい状態で、なかなか思うようには進んでいないようですが、和歌山と同じく東南海・南海地震のときは被害をもろに受けるので、対策は着実に進めたいとおっしゃっておられました。

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 ホテルへの帰り道に通りがかった公園にあった立志社の記念碑です。この高知から自由民権運動が始まりました。この平成の世では、和歌山が政治改善の始まりの地になるようと思って、活動してまいります。

2008年11月19日

四国から帰還

 視察の最終日です。朝8時50分にホテルから歩いて、高知市消防局・中消防署へ視察に行きました。
 高知市消防局の通信司令室には和歌山市と同じように、携帯電話からの119番通報の際、通報者がどこにいるか位置が分かるシステムも装備されていました。また東南海・南海地震の際、津波が来ているかどうかを見るためなど防災に役立てるため、桂浜のリアルタイムの映像も常に見ることが出来るようになっていました。
 高知市の消防・救急体制について教えていただき、また消防広域化の課題なども聞かせていただきました。
 消防局での視察を終え、リムジンバスで高知竜馬空港へ。高知竜馬空港はアメリカ・ニューヨークの「ジョン・F・ケネディ国際空港」、フランス・パリの「シャルル・ド・ゴール国際空港」に次ぐ、世界で3つ目の人名がついた空港です。そこから関空に降りて、和歌山に帰ってきました。
 和歌山に帰ってくるといくつかの仕事とともに、残念な知らせが待っていました。私をいっぱい応援して下さっていた方が亡くなっていて、出張中に葬儀が行われていたそうです。参列できず本当に残念で、先程お参りに行ってきました。あんまり突然のことで涙も出ませんでした。改めて感謝の気持ちで手を合わさせていただきました。奥様も私が出張中だとご存知で、「忠相さん来てくれたよ」と遺影に声を掛けて下さり、「お父さんも喜んでいると思います」の言葉に少し救われた気がしました。
 役所にいるときに、東京から私の先輩が調査のために来ていて、久しぶりにお会いしました。先輩は、売却から「たま駅長」で脚光を浴びることになった貴志川線の経緯を調べに来られました。15分ほどしかお話できませんでしたが、鉄道を利用した地域の活性化について勉強させていただきました。他の都市や外国の例なども教えてくれることになりました。
 路線バスのダイヤ改正について和歌山バスから連絡があったと、総務局企画部から報告がありました。報告文書をデータベースに置いておきます。

2008年11月20日

今度は口止め料

 麻生総理は一体どうしちゃったんでしょうか。国民への合法的な選挙買収である「定額給付金」に続いて、不満を言った基礎自治体に対して総額1兆円の交付金という名の口止め料。「1兆円やるから文句を言わずに給付金の事務をやれ」と言わんばかりのやり方。給付金だって、実施するのに経費がかかるんです。そのお金をそのまま基礎自治体にくれませんか?それが本当の地域主権だと思いますが。
 今朝は、岸本周平さんと挨拶回りするのに運転手をしたところからスタートです。お昼を食べた後、防犯対策について、以前地域の方からお願いされていたことを、東警察署の地域課と生活安全課の課長さんにお願いしてきました。
 余談ですが、和歌山でも振り込め詐欺がかなり多いそうです。お気をつけ下さい。
 市役所へ入って、12月議会の一般質問について、市当局の方と打ち合わせをしました。実際質問してものになるかどうか、瀬踏みをしているところです。
 夜には09年度の青年会議所会員開発委員会が開かれ、これから行う事業について話し合いをしました。
 昨日は鼻水が出て、鼻声でしたが、今日は何とか持ち直しました。急に寒くなって身体も全然ついていけてないようです。風邪や薬の効きにくいインフルエンザが流行っているようです。くれぐれもお気をつけ下さい。
 今日、市当局から2件の資料が届いています。一つは、11月15日付わかやま新報に、同じ水道使用量でも料金が違うという記事が掲載されました。それについての釈明が届きました。
 もう一つは、麻生総理がやるとおっしゃっている「定額給付金」について、この対策をするプロジェクトチームが出来ました。その報告です。和歌山市にとっては、余計な仕事が増えました。

2008年11月21日

寒風吹きすさぶ

 今日は変わった天気でした。午前中は晴れていたのに、お昼前に急に曇りだし、気付けば雨です。私が市役所に行く時間には止んでいたのに、しばらくしたらものすごい風雨で、自転車では走れなくなりました。仕方なく家に引き返して車に乗り換えました。外よりも家の中の方が寒いぐらいでした。
 役所に着いてからは、12月議会の一般質問で取り上げる予定の事柄について、当局からレクチャーを受けました。まだ知らないことが多く、質問を書くより勉強する方が先です。
 その後は県連へ行ったり、新聞の切り抜きをしたり、いただいた名刺の整理もしました。
 帰る頃には日も暮れていて、外も寒くなっていました。家ではコタツに入っています。みかんを一気に10個食べたりすると、冬やなぁと思います。

2008年11月22日

暖かい日の光と音楽

 昨日の寒さと風の強さとは打って変わって、今日はなんと穏やかで暖かいことか!目まぐるしく気候が変わります。
 今朝は連合和歌山の組合員の皆さんとクリーンキャンペーンということで、磯ノ浦海水浴場の掃除に参加してきました。例年よりも掃除の実施が遅くなり、海岸はきれいにされていました。それでも、ガラスの破片やタバコの吸殻などが土の中から出てきたりします。それらの小さなごみを集めて回ります。そんなことを1時間余りして掃除は終了。かなりの量のごみが出てきました。

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 午後からは和歌山城の西の丸広場で行われた城フェスタファイナルの1日目、城ロック08に行ってきました。今回、近附の後輩である岡田淳さんが出演してくれました。昨年、近附開校25周年のDVDを収録して以来です。CDの歌声を聴いてはいましたが、やっぱり生で聴くと全然違います。
 彼女は今日の夜、市内5つのライブハウスが共同開催した「マジカルミュージックツアー」にも出演しました。私はこれも応援に行ってきました。明日はライブハウス「Vintage」でミニライブを行います。時間はおおよそ19時55分ごろだそうです。
 今回のイベントだけでなく、だいたい一月に1回のペースで和歌山に戻ってきて、イベントやなんかで歌っているそうです。写真のように、故郷の和歌山城と色づく木々の前で歌うのは、どんな気分なのだろうと思いました。
 会場の椅子に座って、彼女の歌を聴きながら、秘書になって初めて、岩國哲人代議士と一緒にこの和歌山へ帰ってきたときのことを思い出していました。そのときも会場は西の丸広場でした。代議士と一緒に和歌山の土を踏めるのがどんなにうれしかったことか。その時の気持ちが甦ってきました。私にとってはとてもいい機会となりました。
 ちょうど岩國哲人代議士のことに触れたのでもう一つ。今日ビックリするニュースがありました。岩國代議士が現在の神奈川8区から神奈川1区へ国替えするという知らせが届きました。私が秘書をしている間にも2度国替えを経験しました。大局のために決断されたのだと思います。1区でも必勝をお祈りしています。
 明日は城フェスタの最終日、砂の丸広場と西の丸広場でイベントがあります。よさこい秋祭りもあり、私もお手伝いしています。ぜひお越し下さい。

2008年11月23日

おどるんや秋祭り

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 さっき帰ってきました。自転車で紀ノ川大橋を渡ってきたのですが、星がとてもきれいでした。たぶん薄雲だと思うのですが、たくさんの星の中に帯のようにあって、天の川のようでした。
 今日は西の丸広場でWBS和歌山放送ラジオ祭りと一緒におどるんや秋祭りが行われました。隣の砂の丸では食祭が行われ、和歌山城天守閣再建50周年の記念事業「城フェスタ」の最後を飾りました。
 私は舞台袖で降り口の誘導係をさせていただきました。今回はおどるんやだけの催しではありません。後の催しの時間を遅らせるわけにはいかないので、踊り子さんのすばやい入れ替えが求められました。
 結果的にはとてもスムーズに入れ替えも出来、トラブルもなく時間通りに進めることが出来ました。食祭と同時開催ということもあり、主催者発表で約6万8千人の観客動員と、多くの方が見に来て下さいました。
 残念ながら今年は吉宗鍋を口にすることが出来ませんでした。食べられなかったら、どんな味だったのか、余計に気になります。
 これでおどるんやも今年のイベントを全て終了し、踊り納めとなりました。この1年、ありがとうございました。来年もよろしくお願いします。

2008年11月25日

実質12月議会が始まりました

 3連休明けの今朝は、市駅前での街頭演説です。昨日の寒さからすればかなりマシでしたが、途中から少し風が出てきて、やっぱりちょっと寒かったです。
 今日から実質的に12月議会が動き出しました。午前中に議会運営委員会が開かれて、議会日程が決まりました。来月2日から22日までの21日間です。お昼間ですので難しいかもしれませんが、議会の傍聴にもぜひお出で下さい。
 市当局から、食中毒事件の発生について、12月議会に上程される産業部関連の議案の説明、学童保育に係る保育使用料の徴収について、以上3件の文書が届きましたので、データベースに置いておきます。

2008年11月26日

質問の通告が…

 今日、午前中は県連に居りました。お昼過ぎに幹事長の代役を勤める可能性があったのですが、会議が予定通り終わったので代役はありませんでした。
 午後からは周平事務所へ。2時間ほどいたのですが、選挙が遠のいて、人の出入りが少し落ち着いたような気がします。
 役所に戻ってきて、いくつか電話したり、昨日作った食肉処理場に関する統計・決算の表を送ったりしました。
 そろそろ一般質問の通告を出さなくてはいけないのですが、不確定要素が多くてまだ出せていません。議会事務局の担当者には迷惑をかけていますが、様々な日程の兼ね合いもあり、ご容赦いただければと思います。

2008年11月27日

質問に考え巡らせる

 今日の午前中は県連で、党本部から依頼のあった「プレス民主」原稿の調整を行いました。近々和歌山県連の特集を組んで下さるそうで、その分担と取材みたいなことをしました。
 お昼は久しぶりに市役所の14階食堂で食べました。豆腐と蒸し鶏のサラダ定食510円。親子丼とかの方が値段は安いのですが、カロリーは高いのでカロリーの低い方を選びました。
 お昼過ぎに質問の通告を出しました。当局とかなり話をしましたが、質問のテーマ自体に課題があり、かなり頭が痛いです。しかし「聞いただけ」の質問はしたくないですし、そんな提案を含まない質問はしてはならんと言われているので、考えを巡らせてみようと思います。
 ということで質問の順番は6番目、12月5日金曜日のお昼から登壇の予定です。よろしければ傍聴にいらして下さい。

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 15時からはJC青年会議所の会議のお手伝いに行ってきました。今回、和歌山市でJC近畿地区協議会主催の日本JC事業説明会が行われ、近畿にあるJCの理事長他役員が大勢集まりました。
 来年度の日本JCの会頭が各地区を回って、JC活動の”所信表明”をする場です。JCには入ったばっかりなので、このような大きな会議の場に出させていただくのは初めてでした。
 会頭の所信表明演説が終わったあと、会場を離れさせてもらって、市役所に戻り、担当部長や課長と質問を出した政策について、だいぶ話しました。今日はあまり方向性が出せず、月曜日に持ち越しです。
 5月から始まり、先日終了した「城フェスタ」各事業における暫定観客動員数の一覧表が当局から届きましたので、データベースに置いておきます。

2008年11月28日

地震に強い街づくり

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 今日から東京です。朝5時33分のリムジンバスに乗って関空経由で東京へ入りました。
 政策研究大学院大学で「地震に強い住宅に関する国際シンポジウム」に参加しました。飛行機も羽田空港からの電車も遅れていて、会場に着いたら第1部のパネルディスカッションが始まっていました。
 第1部ではインドネシアやネパール、パキスタンなどアジアを中心に地震の多い8カ国で、住民や建設業者、中央政府や地方政府役人の、地震に対するリスクをどの程度認知認識しているかを調べる意識調査を行い、その結果から導き出される防災政策について話し合いました。
 途上国では建築基準の周知徹底もなされておらず、また経済的な事情から、日本のように建設業者へ建設を依頼するのではなく、自らの手や家族で建てることが多いため、地震に対する脆弱性を含んでいることも報告されました。
 第2部では地震に負けない住宅作りというテーマで、地震と建築基準をどう近づけていくかについて話し合いました。また建築基準を近年の震災の経験からどう運用するかも話し合われました。
 勉強会は明日も続きます。

2008年11月29日

どうすれば地震による死傷者を少なく出来るのか

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 今日は、昨日に引き続き、「地震に強い住宅に関する国際シンポジウム」に参加しました。
 昨日行われた住民や政府の地震に対する意識の問題、建築基準に関する課題などの議論を踏まえて、ではどうすれば地震による死傷者を少なく出来るのか、その方策を考えるのが、今日の議論のテーマでした。
 発展途上国では、専門の技術者でない人が家を作るケースが多く、残念ながら耐震性能は貧富の差に比例しているとの報告もありました。また耐震に係る建築技術も普及していないため、震度4や5レベルで簡単に家が壊れてしまうそうです。テレビが棚から落ちたり、食器棚から食器が落ちて壊れたりしていないのに、家の壁は全壊しているなど、日本では考えられない例があります。
 日本では元々それなりの地震への備えがありますが、建物が建てられた年代によって耐震強度がかなり異なります。海外での例も参考に、高額でない耐震補強の技術開発が急がれます。
 シンポジウムが終わった後、飛行機で和歌山へ戻ってきました。よさこいスタッフ部会の忘年会があったのですが、和歌山に着いた時間がちょうど終わりの時間で、2次会からの合流となりました。今年一年、お疲れ様でした。

2008年12月01日

何が悪いのか、分かりません

 今朝は久しぶりに和駅前での街頭演説です。11月は祝日や出張で1回しか立てませんでした。そうこうしているうちに、12月。今年もあと1ヶ月を残すのみとなりました。本当に1年経つのは早いですね。
 今日の演説では、定額給付金についてのお話と、明日から12月議会が始まるというお話をさせていただきました。
 お昼を食べに出ようとしたとき、ある新聞社の記者さんに呼び止められました。私に聞きたいことがあるとのことで、総選挙のことかなぁと思っていたのですが、そうではありませんでした。
 市当局から市議会議員に対して、事前に報道内容を報告されるというのはよくあるのですか?と聞かれました。これだけ言っても何のことやら分からないと思いますので、事の発端を詳しくお話します。
 11月13日、教育委員会から連絡がありました。加太少年自然の家で開催した行事で、参加費を集め経費を支払って残ったお金を、冷蔵庫などの備品購入に充てるなど不適切な会計処理があり、そのことが翌日発売の『報道ワカヤマ』に掲載されるということで、不適切な会計処理の経緯説明、取材内容を記録した取材対応票、翌日発売される記事のコピーが届けられました。
 これから報道される内容を事前に市議に報告するのは、「知る権利」を侵害することになるし、取材活動がやりにくくなるとこの記者はおっしゃいました。例えば談合の報道で、市議に事前報告して、それを握りつぶされる可能性があると話されていました。
 私は『報道ワカヤマ』の代表記者をよく存じ上げていますが、おそらく市側から記事の事前提出を求めたのではなく、前もって渡して挑発したんじゃないかと推察しています。
 かなり厳しい見方をしますが、事前報告を受けた市議から圧力がかかって、記事が握りつぶされるようなマスコミなら、はなっからないほうがマシです。市議にそんな権力があると思う方がナンセンスです。市議にそんなパワーはありません。(私だけかもしれませんが。)
 それに、取材活動がやりにくくなるとか言ってるのは、怠慢であり甘えです。そんな障害を乗り越えて取材するから、その記事に価値があり、購読者が購読料を払い、記者に給料が払われます。「大本営発表」だけを掲載するのなら、日本の新聞は官報だけでいいと思います。
 教育委員会が不適切な会計処理をしたのは事実です。チョンボしたことには変わりなく、市民の代表ということで出てきている市議に報告するのは当然だと思います。事前に記事を不適切な方法で入手したのであれば問題ですし、内部資料をそのまま配ったやり方は改善されるべきであると思います。
 そういう考え方を持っていますので、残念ながらこの記者さんのおっしゃってることは、私にとってストンと落ちるものではありませんでした。様々な立場でお考えがあろうかと思います。「お前は間違っている」ということであれば、ご意見を賜れば幸いですし、勉強させていただこうと思います。

 当局から「犯罪の起こりにくいまちづくりの推進計画」と中央卸売市場の過誤納電気料金返還の補正予算について資料が届けられましたので、データベースに置いておきます。

2008年12月02日

12月議会開会

 12月議会が開会しました。今日から22日まで行なわれます。
 今回も一般質問に立たせていただきます。12月5日、一般質問2日目の午後から登壇の予定です。
 午後には、岸本周平を支える地方議員懇談会に出席しました。幅広く、協同で活動してまいります。

2008年12月04日

明日は一般質問

 明日、一般質問に立ちます。3番目ですので、13時半から14時ぐらいになると思います。お時間ございましたら、ぜひ傍聴にお越し下さい。今回は①いわゆる「定額給付金」について②市内の「緑」の保全についてお話させていただきます。

 今日から議会では一般質問が始まりました。3人の先輩・同僚議員が質問されました。
 質問の原稿を完成させるのに、4時までかかってしまいました。寝て起きて市役所へ。会議中に眠くならず、セーフでした。
 質問を書き、市当局と摺り合わせをするのが、一番パワーを使いますし、楽しいです。

2008年12月05日

08年12月議会の一般質問全文

 今日の質問の議事録を記します。なお、これは原稿ベースで、速報版です。実際の議事録は若干異なることをお含み置きください。正規は後に発行される議事録に拠ります。

《質問》
 こんにちは。民主クラブの山本忠相です。今回はいわゆる「定額給付金」について、もう一つは市内における「緑」の保全について質問させていただきます。
 まず「定額給付金」についてです。昨日の先輩議員の議論と重なるところもあるかと思いますが、ご容赦をいただきたいと思います。
 10月30日、麻生総理は追加経済対策の柱の一つとして「定額給付金」の実施を打ち出しましたが、その実施に関して政府・与党内でも意見が分かれ、定まらない状況が続きました。11月12日にようやく与党内で、給付金額を1人当たり1万2000円、18歳以下と65歳以上の方々には8000円を加算することでまとまりましたが、28日に総務省が開いた説明会では、制度の骨格もはっきりと示されず、あいまいな返答に怒号が飛んだとも聞き及んでおります。
 給付金に使われる2兆円というお金は、どこかから見つかった埋蔵金ではなく、降って沸いたお金でもありません。言うまでもなく私達国民市民の納めた税金であります。その税金に「給付金」と名づけて「お上が民にくれてやる」と言わんばかりに、国民にバラマこうとしていることが、いかにも麻生さんらしいなぁと感じるのは私だけでしょうか。
 さて、この「定額給付金」は緊急の経済対策・景気対策ということでの実施ですが、私には国民市民のことを考えた経済対策というよりも衆議院総選挙の対策にしか見えないのですが、市長はどう思われますか。ご所見をお伺いします。
 万が一、定額給付金が実施されることになったとして、実施に当たってどういう問題点があり、どういう課題があると認識されていますか。分かりうる、想定できる範囲でお答え下さい。

 次に市内における「緑」の保全についてです。
 先日、埼玉県志木市へ調査に行ってまいりました。その中身は後ほどお話させていただきますが、その際に和歌山市の緑はどういう現状なのだろうかという疑問が頭に浮かんだわけです。戻ってきて調べ始めましたら、本市には平成11年に「緑の基本計画」というものが策定されているということが分かりました。
 そこでこの「緑の基本計画」の基準年である平成7年と比べて、現状の市内の「緑」は増えているのか、減っているのか。お答え下さい。
 先輩議員でありました田上先生が平成15年2月議会において、この「緑の基本計画」について取り上げられ、このときも今回と同じように、緑がどれだけ増えたのか質問されました。
 当時の岡本都市計画部長が答弁に立たれ、「緑の基本計画における市街地の緑化重点地区内の進捗状況についてでございますが、まず公共施設からという観点から、平成14年4月に市の緑化基準を定め、市道及び施設などを管理する関係部局に協力をお願いし、緑化推進に努めているところであります。しかし、現時点ではとりたてて緑化が進んでいると言える状況にはまだ至っていません。
 このため、現在施行されている和歌山市緑を守る条例による施行規則及び和歌山市緑化補助要綱を見直すなどを行い、本市の財政状況の問題もございますが、再度地区住民や事業者に対しても御協力をいただきながら緑化推進を図ってまいらなければと考えています。」とお答えになられています。
 それから5年10ヶ月が経過しました。その後の経過はどうなっていますか。お答え下さい。
 以上で第1問といたします。

《大橋市長 答弁》

 景気が急激に悪化し、将来に不安を感じる中、消費が低迷し、家庭においては大変厳しい生活を強いられる人も数多くいると考えます。こうしたことを踏まえ、国の新総合経済対策の中で定額給付金の支給が検討されているものと考えます。
 そのため、この定額給付金を支給することは景気の下支え要因として一定の効果があるものと期待しています。


《山本まちづくり局長 答弁》

 まず最初に大きな問題点として考えられるのが短期間に多くの人が手続きをするということで、どういう方法を取れば一番混乱なく正確に安全に迅速に実施できるかが課題となっています。
 現在、国の素案・たたき台では支給方法については口座振込みを中心に考えておりますが、本人確認書類や銀行口座を持たない人への対応などがございます。また一人暮らしの高齢者や障害者、認知症の方などからの申請方法、住所不定者やDV被害者等への対応、転入転出の場合の取り扱い、外国人の具体的な範囲、振り込め詐欺等にあわないための犯罪防止の広報など多くの問題と課題があります。
 市内の緑の保全について、緑の基本計画は、緑の保全と創出を進めるために平成11年度を初年度とし、平成27年度を目標として策定しています。
 計画の目標水準を策定する際、基準となった平成7年とおよそ10年経過した平成18年の緑地を比較した場合、公園で約31ha増加していますが、農地で約420ha減少するなどの要因で、結果として市内全体で約4%、約512ha減少しています。
 平成15年以来の経過についてですが、緑の基本計画では「緑化の目標及び推進方針」として、基準年の平成7年の面積と比較して、公共公益施設の緑化については3倍、その他の民有地等では2倍にすることを目標に各種施策を推進しています。現在の取り組みとしては、まず市の施設から始めることとして「和歌山市所有施設緑化の推進基準」を策定するとともに、今後の取り組みとしましては、市所有施設の緑化から県や国などの公共施設等にも緑化の推進を要請するとともに、民有地等の緑化推進へと広げてまいりたいと考えています。




《再質問》

 それぞれお答えいただきましたので、再質問をさせていただきます。まずは「定額給付金」についてです。
 市長は1問目のご答弁で定額給付金が「景気の下支え要因として一定の効果があるものと期待している」と答えられました。果たして本当に効果があるのでしょうか。
 日本総研の藤井英彦調査部長は「低中所得者層の所得、雇用環境が悪化する中、給付金のほぼ全額が実需に向かうとみている。GDP国内総生産を0.4ポイント程度押し上げる効果もある」と期待するコメントを寄せられています。しかし、GDPの0.4ポイントに相当する金額は2兆円ですから、波及効率は1.0と驚くほど優秀な成績です。
 ところが、実施者である政府の与謝野馨経済財政担当大臣は「今後1年間でGDPを実質で0.1%、名目でも0.1%程度押し上げる効果がある」と試算しました。つまり原価割れです。
 その上、給付は毎月行われるものではありません。1回こっきりです。1万2千円ないしは2万円を1年で考えると、1ヶ月あたり1千円ないしは1600円余りにしかならない。こんな金額で生活支援といえるのか、これで生活が助かると思いますか。ご所見をお聞かせ下さい。
 第1問で山本局長から、多くの問題点や課題についてお答えいただきました。これらはあくまでも一部で、報道などではこれでもかと書き並べているのを目にすることが出来ます。どれだけ混乱させられているか、少し新聞の見出しを並べてみます。「国の迷走に不満も 鹿児島」「あいまい制度に不安の声 福岡」「生活弱者どう救う? 長野」「『経費は全額国負担』と注文も 京都」「担当課も決められない 茨城」あげくは「『市町村にメリットない』など厳しい意見相次ぐ 神奈川」ざっと見ただけでもこれだけありました。
 国からやれと言われたら拒否できない制度で、金は渡すから後は勝手にやってくれ、それが「地方分権だ」という無責任さ身勝手さに「和歌山市は国の奴隷じゃないんだぞ」と怒りすら覚えます。
 こんな思い付きのような制度を実行しようとし、丸投げし、本市職員の皆さんに多大なご苦労を掛けていることは間違いありません。職員の身を預かる市長としてどうお感じになってらっしゃいますか。お伺いします。
 先程も触れました、国の示したたたき台では、経費は全額国が負担するとされています。しかし、その経費の中で、職員の本給は負担されません。現在の配置から人を手当てして、給付金支給のために人を配置しても、その人のお給料が国から出ないのであれば、それは実質和歌山市の負担となります。一方、地方財政健全化法で、無駄な金は使うな、財政を守れと言っておきながら、余分な金を使わせる。国は二重人格かと訝ってしまいます。
 実質市の負担があることについて市長はどう思われますか。お聞かせ下さい。
 今回、和歌山市に下りてくるであろう給付金の金額はおよそ60億円になると昨日の議論でもお答えになられていました。この60億をそのまま市の財政に入れてもらって、使い道は地域で決めさせてもらう方が和歌山市にとっても得策ではないかと思いますが、市長はどう思われますか。

 次に市内における「緑」の保全についてです。
 ご答弁の中で10年経って約512ha、甲子園球場約133個分の緑を減らしてしまったということでした。また、田上先生の質問に対する答弁から5年10ヶ月の間、目標は設定したものの、具体的には何もできていないということも分かりました。
 田上先生は同じ質問の中で「これからも期待いたします。もうチェックする機会がございませんので、皆さん方に期待する以外に今日の私の立場はございません。」と述べられています。残念ながら田上先生の期待は見事に裏切られたと言わざるを得ません。だからといって、後ろ向きな批判ばかりしても仕方ありません。
 冒頭で触れました、志木市での調査について少しお話します。
 東武東上線志木駅から程近いところに今回調査した「志木ガーデンヒルズ」という14階建て、総戸数337個の高層マンションがあります。この地は慶應義塾志木高校学生寮跡地で、慶應義塾の出身であり、電力王と呼ばれた松永安左ヱ門氏によって寄贈された敷地に、志木高校の前身となる慶應義塾農業高等学校が設置されたところから始まります。
 農業学校だったので多くの樹木が校内に植えられていましたし、もともと江戸幕府老中で上水道工事を取り仕切っていた川越藩主松平信綱が整備した野火止(のびどめ)用水があり、農業が盛んで多くの自然が残されていました。
 マンション建設では既存の樹木をそのまま残し、マンションを建設するという手法が取られました。建設業者からすれば伐採して、建物が完成後にどこかから樹木を移植する方が安上がりだそうです。しかし、移植された木はその地の緑ではありません。歴史と愛着のあるこの地の緑を出来うる限りそのまま残そうと、マンション周辺の住民や志木市、ディベロッパーが協議を重ねました。その結果、緑地のほぼ半分の1260平方メートルを市民の誰もが入れるように整備、残りの半分はセキュリティーラインの内側で一般公開されませんが、一体感を持って保存することとなりました。公開緑地は市が30年間無料で借り上げ、税を減免しています。
 これが、既存樹木を保全したままでマンション建設を行った全国で最初のケースとなりました。
 当初私は、和歌山市の場合、東京とは違って公の緑が残っているから関係ないと思っていましたが、先程のご答弁の通り、そうではなかったのです。
 そこで、提案をさせていただきますが、緑を残す、または増やす一つの手法として、マンションの新規開発などで、積極的に既存の緑を生かした建て方をするなどした場合に、固定資産税の一定期間一部免除など緑優遇税制を導入し、市内の緑を保全していくことができないでしょうか。トヨタのプリウスなど、車にも自動車グリーン税制が設けられています。いわゆるグリーン優遇税制の土地版と言っても良いと思います。いかがでしょうか、当局の見解を求めます。
 以上をお伺いして、第2問といたします。



《大橋市長 答弁》

 本市での支給総額については約60億円と見込んでおり、また18才以下の子どもが2人いる4人家族の標準世帯においては6万4千円の支給が予定されています。
 最近の経済情勢を踏まえて考えますと、厳しい生活を支える部分と新たな消費を生み出す部分があり、定額給付金の支給は市民への生活支援であり、地域への景気対策になると考えます。
 定額給付金の事務につきましては、年度途中の緊急業務でありますので、当然、職員に負担をかけることになりますが、市民のために全力で給付業務に取り組みたいと考えております。
 定額給付金は国の施策として実施されるものであることから、経費については国において十分に財源措置されるべきであると考えております。
 国においてもたたき台を示した段階であり、今後制度の詳細等が設計されていくと思いますので、他の団体と歩調を合わせて市の考えができる限り反映されるよう取り組んでいくとともに、年度末という繁忙期にあたることが予想されることから、その費用が交付金の対象となると考えられる外部委託を極力活用して、職員の負担ができるだけ軽減されるように事務の執行について検討していきたいと考えています。
 平成19年度決算で連結実質赤字比率が早期健全化基準を超え、県庁所在市・中核市で唯一イエローカードとなった本市にとって、財政危機を克服し、地域を活性化させるためには、定額給付金に加えて、更に今まで以上に使途が限定されない一般財源が十分に確保されることが必要です。
 従来より三位一体の改革で削減された地方交付税の復元や地方税財源の拡充を全国市長会等を通じて国に求めているところであり、今後も引き続き一般財源の確保について取り組んでまいります。



《名越財政局長 答弁》

 市内の緑を増やすために、固定資産税の一定期間一部免除など緑優遇税制を導入してはどうかとの再質問ですが、他の土地と課税の公平性を失することがないか、慎重に判断しなければならないことや、厳しい財政状況の中、市の財政健全化に取り組んでいることから、現時点で、減免制度を拡充することは困難であると考えています。
 なお、市税条例に基づき、市等の公用又は公共の用に供する固定資産については、非課税措置が適用され、また公益のために直接専用する固定資産、有料で使用するものは除きますが、これらについては減免措置が適用されます。
 これらの条項に該当する場合には、申請に基づき、非課税措置や減免措置が適用されるよう、適正に対応しています。



《再々質問》

 第3問に入らせていただきます。まず市内における「緑」の保全についてです。
 平成19年度市政世論調査の結果で、環境は10年前と比べて良くなっていると答えた人が8.6%、悪くなっていると答えた人が12.1%いらっしゃいました。悪くなっていると答えた人のうち52.5%が、緑化の推進不足を環境悪化の一番の原因だと答えています。
 ご答弁にありましたように、確かに財政状況は厳しいです。あえて税収を減らすようなことはしたくないということも理解できます。しかし、居住環境に緑を求める気運は高く、緑の多いマンションは一般のマンションとも差別化が出来ます。優遇があれば積極的に動くディベロッパーもいるでしょうし、好んで求められれば市外からの人口流入も考えられます。住民税も納めてくれる方も増えます。まさに逆転の発想、発想の転換です。
 緑は市民の財産です。同時に二酸化炭素の吸収源という意味では全地球の財産であり、公益性もあります。すぐにとは言いませんが、ぜひ検討をしていただけるよう求めます。今後、私自身もシミュレーションなどもしてみようと思います。

 最後に「定額給付金」についてです。
 市長も職員には負担になるとおっしゃいました。1万2千円のために、職員にも市民にも給付金額以上の負担になるのではないでしょうか。
 同じ2兆円でももっと賢い使い方があると思います。例えば介護職員の給料の補助に使えればよいと思います。本年3月末における和歌山市の高齢化率は23.5%、まもなく市民の4人に1人が65歳以上の方となります。その一方で介護職に就く方の数が減ってきています。仕事がキツイ、勤務時間が長い、その割りに給料が安い、それで仕事を離れる方が増え、お世話する側とされる側のバランスが崩れてきています。
 2兆円を給料の補助に出来れば、仕事を離れる方も少しは減り、新たな雇用を生み出すことも出来ます。所得税や住民税が入ってくれば、賭けたお金ぐらいは戻ってくるのではないでしょうか。これに留まらず、方策は他にもいくらでもあります。
 その昔、江本孟紀さんが「ベンチがアホやから」と言って球界を引退されました。私達国民市民は「首相官邸がアホやから」と言って生活を止めるわけにはいかないのです。市長には、給付金など止めて、もっと良い使い道、地方の実情に即した使い道を探るべきだと市長会などで求めていただきたいと思います。
 最後に、愚問ではありますが、市長は給付金が実施された場合、受け取られるのでしょうか、受け取られないのでしょうか。以上お伺いして私の質問とさせていただきます。


《大橋市長 答弁》

 消費を拡大することで景気を下支えしようというのが定額給付金の趣旨と理解しておりますので、あくまで一般論ですが、所得の多い少ないに関わらず、受け取って使うべきものと考えております。

2008年12月06日

夕張から予防医療を学ぶ

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 今日は札幌にいます。関空8時発の飛行機でやって来ました。ここ札幌で行なわれる北海道予防医療セミナーに参加しました。
 そんなセミナーのために、何でわざわざ北海道まで、と思われるかもしれません。それには理由があります。
 北海道には夕張という街があります。そう、632億円の借金を抱えきれずに市の財政が破綻した街です。市の破綻と同時に39億円の借金で夕張市立総合病院も経営破たんし、閉鎖となりました。
 税金や使用料は倍増、なのにサービスは半減。最悪の状態に追い込まれた夕張市民からは病院まで奪われ、市外まで行かなくてはならなくなりました。高齢化率は43%と全国1位。少ない年金では医療費どころか、市外まで出る交通費さえ出せません。高齢者はただでさえ病気になりやすいのに、病院はない、検診は受けられない、病院に行けない、健康保険は払えないと悪い条件が見事に揃ってしまいました。
 そんな時、夕張の医療をこのまま放って置けないと立ち上がった人がいます。それが医療法人財団 夕張希望の杜理事長の村上智彦医師です。村上先生がどのような行動をしたかは、村上先生の書かれた著書『村上スキーム 地域医療再生の方程式』を購入してご覧になって下さい。その収益は全額病院の経営に使われるそうですので。
 夕張市と和歌山市は非常によく似ています。財政が破綻またはそれに近い、予防医療にあまり取り組んでいない、高齢化が進んでいる。私は夕張と同じになるのではないかと恐れています。そして何とかしたいと思っています。
 村上先生以外にも、更別村で国民健康保険診療所の所長をされている山田康介医師、町立寿都診療所所長の中川貴史医師、議員の立場で活動されていた金子益三さん、寿都町役場健康づくり課の西弘美さんがパネリストとしてお話されました。
 予防医療にはある程度のお金がかかります。しかし、病気にならなければ医療費がかかりませんから、それでペイできます。今回、突っ込んだ具体策などお話を伺えて、事の重要性を認識できました。遠く離れていますが、強い味方も出来ました。
 写真の左に写っている人が村上先生です。私もご挨拶をさせていただき、少しお話させていただきましたが、少し変わった方です。わざわざしんどい思いをしに夕張に来られるような方ですから、そうでしょう。それを聞きにわざわざ北海道まで来る私もかなり変わっていますが。
 予防医療と福祉は両輪です。今後積極的に取り組んでいく課題の一つです。
 さて、以前にもお願いしましたが、この夕張の実情を、前佐賀市長の木下敏之先生がメルマガで毎週金曜日に配信されています。このメルマガの広告収入が病院の運営費になります。登録も簡単ですので、ぜひご覧になって下さい。よろしくお願いします。

メルマガ“夕張市民病院を引継いだ「夕張希望の杜」の毎日”登録フォームはここをクリック

2008年12月07日

帰ってきました。

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 札幌から帰ってきました。今回の勉強会では、夕張の村上先生はじめ、北海道の過疎地の医療現場で活躍されている先生方のお話を伺うことができました。和歌山市にも参考にすべきところが多いと思いました。
 これからインフルエンザが流行ります。特に、新型インフルエンザが広がると、最悪の場合全国で64万人が亡くなるという推計も出ています。それだけでも、予防医療の重要性が分かっていただけると思います。
 今後、議会の質問でも取り上げて行きたいと思います。
 写真は勉強会の会場から歩いてホテルに帰るときに通った大通公園のイルミネーションです。

2008年12月08日

原稿書き

 今日は和駅での街頭演説の日でしたが、4時ごろまでプレス民主の原稿を書いていて、起きられませんでした。申し訳ありません。
 紙面の1ページを任されていますので、結構な原稿量になります。各総支部長の紹介については主張も異なるため、その部分はそれぞれに書いていただくことにしました。
 それ以外の、県議会や各市議会、県連の活動については、原稿を書かせていただきました。文字数に制限があるので、まとめるとなると頭が痛くなります。党本部の編集者のお力も借りて、いいものに仕上げたいと思います。
 議会では一般質問の3日目となりました。
 市当局から、中小企業緊急経営対策資金融資制度の対象となる業種を拡大するとのことで、追加業種のリストが届きました。データベースに置いておきます。また和歌山市中小企業緊急経営対策資金融資制度については、こちらをご覧下さい。

2008年12月09日

一般質問4日目

 今日の議会も引き続き一般質問が行われました。
 一般質問はそれぞれの議員が思い思いの質問をすることが出来、着目するテーマや切り口も全く違います。個性がはっきりと現れ、聴いていても面白く、また勉強になります。
 麻生内閣の支持率が急落しています。もう末期症状です。そんな自民党の中では、何やらモソモソと動いている方もいて、もう統率が取れていないようです。

2008年12月10日

議論白熱

 今日は一般質問5日目です。午前午後それぞれ一人ずつ、質問に立たれました。
 午後の本会議が終わってから、支援者の方から困りごとがあるとのことで、お伺いしてきました。
 少ない年金生活だが、片目がほとんど見えず、その上リウマチまで出てきて、医療費や保険料が大きくなってきている。どうしたらいいだろうかと言うご相談でした。私だけではうまくお返事できないので、詳しい方に助言を仰ぎました。
 夜には第3回よさこい祭り準備会が行われました。来年の祭りに向けて、本格的に動き出しました。来年の課題について、かなり熱い議論が行われました。

2008年12月11日

記憶の中で生きる

 今日の議会は一般質問の最終日でした。質問の後、議案を担当の委員会に割り振る手続きをしました。明日からは委員会での審査に入ります。
 今日の夜は砂山地区連合自治会の懇親会がありました。このような地元の懇親会に呼んでいただけたのは初めてです。
 会には県議会議員3名、市議会議員は私を含めて3名来ていました。1地区に議員がこれだけいるのは、市内でも珍しいと思います。
 皆さんのテーブルにご挨拶して回らせていただきました。ほとんどの方が初めてでした。家の場所をご説明したら、祖父の話になって、祖父を良く知っていて下さる方が何人もいらっしゃいました。今年、13回忌法要を行いましたが、未だに記憶に留めて下さっている方がいることをうれしく思いますし、誇りに思います。

2008年12月13日

楽農のすすめ

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 今日は久しぶりの政治スクール開講です。10・11月は選挙があるとの事で先延ばししたのですが、結局選挙はなく、無駄に時間を空けてしまった感じになりました。
 今回は農業体験ということで、紀の川市鞆渕の東浦博さん宅へ伺いました。東浦さんは今までのような農業ではなく、多くの工夫を施した農業を展開されています。
 東浦さんの農業のコンセプトは「年寄り一人でもできる、生活できるだけの安定した収入がある、継続してできる」です。そしてこの農業を東浦さんは「楽農」と名付けています。楽にできる、楽しくできるから楽農です。
 東浦さんは農家の定義すら変えてしまいます。「農家は農作物を作っているのではない。農家が作物を合成するわけではない。作物を作るのは種である。その種でしかできない。偉い学者でも植物を合成して作ることはできない。この世に全く同一の植物は存在しない。わらもない、籾殻もない、白米だけを作るということはできない。農家は植物の育つ土地を管理しているだけ。そして消費者でもある。」
 言葉を並べただけでは伝わらないと思います。私もちゃんと説明しなければ、これだけで伝わるとは思っていません。しかし、今までの発想と違うので、分かりにくいとは思います。理解に時間がかかると思います。
 東浦さんは私たちに多くの「?」を投げかけてくれました。なぜ?どうして?ほなどうする?この「?」を持ち続けることが大事だと教えてくれたように思います。とても印象的でした。
 ぜひもっと多くの人に東浦さんの農業を知ってもらいたいと思いました。

2008年12月14日

jazzな夜

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 今日の午後は日程がキチキチでした。
 まず、こでまり会のボウリング大会&忘年会がありました。はじめはボウリングをさせてもらう予定でしたが、次の日程が急に入ってきたので、ご挨拶だけさせていただいて会場を後にしました。
 その後の日程というのが、おどるんやの第4回準備会です。前回第3回準備会のとき、急に決まりました。おどるんやにとっては重要な議題、来年の開催日程を決めるです。3つの日程案に絞り込まれ、それぞれが腹を割って話し合いました。それぞれの立場で、思いの丈をぶつけ合いました。西平会長に伺ったら、過去5年間の実行委員会でも、これほどの徹底した議論をすることはなかったそうです。
 2時間の徹底議論の末、日程が決まりました。後ほど、おどるんや事務局から正式に発表があると思いますので、それまでお待ち下さい。
 本当はこの後引き続いて、おどるんやの忘年会があったのですが、会議だけで失礼をして、次は花山温泉へ向かいました。
 色々とお世話になっている瀧益生先生のバンドがクリスマスライブをされたので、参加させていただきました。写真の一番左、ドラム担当が瀧先生です。ゆっくりと先生の演奏を聴かせていただいたのは初めてです。何人もよくお顔を存じ上げている方がいらっしゃいました。
 およそ2時間、クリスマスに関する曲や有名なジャズの演奏をじっくりと聞かせていただきました。慌しい年末に、こんないい時間をいただけて良かったです。また、来年も楽しみにしています。
 

2008年12月15日

市当局に申し入れ

 今朝は和駅での街頭演説です。久しぶりに冬らしい寒さでしたが、風がなかったので、体感温度はかなりマシでした。しかし、長時間立ってると手もだいぶ冷たくなります。
 議会では委員会審査の2日目です。建設局の基盤整備部、住宅部、下水道部の順番で審査です。基盤整備部の主な議案は、市駅や和駅などの自転車・単車の駐輪場運営を来年度から3年間、一般企業に指定管理で委託するというものです。
 委託のための業者選定で、2社が3箇所と1箇所を受け持つことになりました。しかし、審査の過程で、これらの業者が東京と大阪に本社を置いていることが分かりました。
 委員の中からは、和歌山市に法人市民税を落としてもらえない会社を選ぶと言うのはどうか。また以前にこの件で、できるだけ市内業者を選ぶように求めていたにも拘らず、それが守られていないと指摘がありました。
 当局からは、市内業者に対しては相応の加点をした上で、過去の業績や金額などを総合的に評価して指定管理者を選定したと答弁がありました。このような時期だからこそ、あえて市内の方を雇うように求めたところ、現場責任者以外は市内の方をパートなどで雇っていると言う答弁でした。その後も議論を行いましたが、以前の委員会での指摘が守られていないと言うことで、委員会の総意として市長はじめ市当局に申し入れを行うことになりました。
 「申し入れ」ということが初めての経験でした。市長室で市長・副市長・建設局長の下、委員会としての意見を委員長が述べ、文書を渡しました。市長からは、誠実に対応する旨の回答を口頭でいただきました。
 これを受けて、明日の委員会で採決が行われます。

2008年12月16日

委員会での採決

 今朝の市駅での街頭演説は、昨日に比べてだいぶピリッと寒い活動でした。マイクを持っている手が段々と動かなくなってきます。終ってから温めても手の甲に痛みが少し残ります。しかし、手袋しながらしゃべるのも不細工ですし、このまま続けます。
 議会では、委員会審査の最終日、討論と採決が行なわれました。昨日の委員会で出た意見を踏まえて、結論を出すことになりました。昨日申し入れをしたことも含めて、意見が出されました。消極的ではあるとしながらも、賛成多数で可決され、これまでの議論を最終日の本会議で、委員長から報告することになりました。
 夕方から連合推薦の地方議員団会議が行なわれ、県議3名、市議6名がこの1年の活動について報告をしました。私は作成した報告書をお渡しさせていただきました。
 なお、当局から「中小企業金融相談窓口の年末実施について」報告がありましたので、データベースに置いておきます。

2008年12月18日

住金の視察

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 今日の議会は、環境保全対策特別委員会が開かれました。委員会開会後、すぐに住友金属和歌山製鉄所の視察に出かけました。
 現在建設中の新第1高炉の建設現場や周辺の環境対策を見に行きました。私は同じ会派で住金出身の東内先生にピタッとくっついて、工場内の動きやシステムなど色々と教えていただきました。
 鉄を溶かすときに出るガスを再利用したり、煙から有害物質を除去する装置、鉄分などを含んだ水を処理する施設など、見学させていただきました。
 また建設中の新第1高炉の作業状態も建屋の中に入って見せていただきました。多くの人や車がひしめき合うように動いていて、勢いを感じました。
 写真は新第1高炉の建屋につながる通路で、東内先生に撮っていただきました。製鉄所って壮観です。

2008年12月19日

クラブ総会

 今日は議会としては休会ですが、それぞれの会派で集まって、クラブ総会が行われました。
 週明け、今議会に提出された議案を採決するため、会派の5人で集まって、それぞれの委員会での審議状況を報告し合いながら、議論しました。
 議論になったのは、学童保育を有料化することと、私の委員会で問題となった駐輪場等の指定管理です。寒川先生と私がそれぞれ、委員会としての意見と申し入れをしたことを報告しました。
 後は、「定額給付金の再考を求める意見書」について、他の会派との意見がまとまりません。今回の一般質問でも定額給付金の愚を取り上げましたので、ぜひこの意見書を通して、国会や総理の元に送りたいと思います。
 市当局から、昨今の経済状況の悪化を受けて、職員雇用の手立てをするという報告がありました。データベースに置いておきます。

2008年12月21日

暖かな冬至

 今日は冬至です。皆さんのお家では柚子風呂をされましたか?うちでは8個浮かべました。湯船に浸かっていると、心地よい香りに包まれて気持ちも穏やかになり、ついつい長く入ってしまいます。暦の上では冬至から本格的な冬が始まるとされています。しっかりと湯に浸かって身体を温めて、風邪を引かないようにとの、先達の知恵なのでしょうか。

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 とはいうものの、今日の午前中はすごく暖かかったです。ジャンバーを持って出ましたが、全く出番がありませんでした。
 まずは岩出へ。年明け早々にある岩出市議選にチャレンジする池田せいごさんの事務所開きに行ってきました。自分の事務所開きを彷彿とさせる感じでした。友人代表で瀧橋本市議が挨拶されました。岸本周平さんやわざわざ仙台の市議さんも来られてました。
 写真は池田さん。しっかりと自分の言葉で語られました。3人のお子さんを心配なく育てられる岩出市にしたいと、決意を述べられました。

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 その後は旧桃山町にある桃源郷運動公園へ。第1回紀の国チャレンジカップが開催されました。これは障害を持った方のためのサッカー大会です。
 アルテリーヴォ和歌山上赤坂佳孝選手と上赤坂佳宏選手が指導しているチームも出場したので、応援に出かけました。会場の外では、選手がコーチからフォーメーションや動きについて、熱く指導されている姿も見かけました。
 私が会場へ着いたときには上赤坂選手のチームが暫定1位で決勝進出が決まっていました。そのまま勝ち進んでくれると願いながら、次の日程のために会場を後にしました。その後もらった連絡で、決勝は0-0でPK戦の末、惜しくも負けてしまったそうです。残念でしたが、また来年もチャレンジしてくれると思います。

2008年12月22日

12月議会最終日

 今朝は和駅での街頭演説です。和駅では今年最後の回となりました。家を出る頃には雨が降り出して、かなり冷える街頭活動でした。今年1年ご清聴・ご声援いただいたお礼と、今年の10大ニュースの1位が中国産毒入り冷凍餃子や農薬汚染野菜など、食の安全についての事件が選ばれたことをお話しました。
 毎回何か一言私につぶやくメガネをかけ、作業服で通勤している若い男性がいます。今年最後の一言は「ジャマ!」でした。渡したビラを目の前で破って捨てたり、「死ね」と言ったり、この1年のバリエーションは色々でした。身の危険を感じることもありましたが、今はどこの誰だか分かっていますし、鉄道警察隊のお巡りさんも見ててくれているので、安心して活動できます。
 今日が12月議会の最終日です。午前中は意見書の文案について、各会派での調整が行われました。今回、私の一般質問にも取り上げた定額給付金について、国にその実施を再考するよう求める意見書を出すことになりました。各会派の幹事長が調整して下さり、26名の連名で提出することになりました。その文面はデータベースに置いておきますので、ご覧下さい。
 午後から開かれた本会議では、各常任委員長から審査の結果と概要が報告されました。続いて採決が行われました。一旦休憩した後、10月の公営企業決算委員会の報告と決算認定の採決が行われました。
 次に一般会計特別会計の決算審査の報告がありました。以前にこの場でもご報告しましたが、私は決算委員会の委員で、委員会の席では決算を認められないということで、不認定の結論を出しましたが、認定するという人が多数で、委員会の結論としては認定となりました。
 出された数字自体に間違いはなく、一部で政策的に考え方の違いがありましたが、それは大きな問題ではありません。一番引っかかったのは、真摯に説明しようという意思のなさと、自分が出してきたものを説明できないプロ意識の欠如にありました。そのためにわざわざ部局別に分けて審査しているにも拘らず、自分の持ち場のところでさえ、資料をバラバラと繰らなければ説明できない、頭に入っていない、分かるように説明できない。それでどうして認めてくれって言えるのでしょうか?
 私が秘書のときは、代議士から頼まれた調べ物を自分も同じように勉強し、資料の中身はかなり頭に叩き込んで、調べてくれた人に成り代わって代議士に説明できるところまで持っていきました。深い専門分野になれば、私も付け焼刃ですからその人にお願いしましたが、しかしかなりの勉強はしました。
 秘書と職員さんを一緒にしちゃいけないのかもしれませんが、同じような気もするのです。
 委員会では不認定としておきながら、本会議で認定したら筋が通りませんし、改善されたとは思っていないので、不認定の意思表示をしました。
 追加の人事案件と意見書の採択をして、今議会は閉会となったわけです。
 定額給付金は2月1日で区切って実施するようですが、本当にできるのでしょうか?ぜひ意見書の文もご覧下さい。

2008年12月23日

天皇誕生日

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 昨日で12月議会も終わり、今日は東京にいます。
 朝の飛行機で羽田に着いて、用事を一つ済ませ、皇居へ向かいました。天皇誕生日と正月には天皇陛下の一般参賀が行われます。今年は陛下のご体調が芳しくなかったこともあり、午後の一般参賀が取り止めとなりました。
 残念ながら、参賀の会に間に合いませんでしたので、名刺を差し出してお祝いを述べさせていただきました。写真は参入口となった坂下門の風景です。
 その後は会員になっている「がんばろう、日本!」国民協議会の「望年会」に初めて参加させていただきました。
 奈良県選出の前田武志参議院議員をはじめ、都・県議会、市・区議会や会の趣旨に賛同して活動を支えている方がたくさん集まられました。
 私も遠くから来たということでご挨拶させていただく機会を得ました。定額給付金についての一般質問と、そこから派生した定額給付金の再考を求める意見書が議会を通ったことについてお話させていただきました。
 聞けば会員の中の議会でもいくつかのところが意見書案や特別決議案を出したようですが、ほとんど否決されてしまったそうです。「保守ガチガチの和歌山」というイメージがある中で、よく通ったなと言う声をたくさん聞きました。
 その後は高校の後輩と食事をしながら、今後の展望について話しました。明日の午前中、和歌山へ戻ります。

2008年12月24日

そういえば、クリスマス

 今日の午前中、東京から帰ってきました。飛行機を降りるときにCAさんが「よいクリスマスをお過ごし下さい」とアナウンスしていて、クリスマスやったんやなぁと思いました。クリスマスに対する意識がかなり薄くなってきているように思います。
 そのままリムジンバスに乗り、市役所へ入って数時間仕事していました。夜は支援者の方に呼ばれて、一緒に夕食を食べました。
 こんな日程だと、「クリスマス」を強く感じる場面もないですよね。

2008年12月25日

2回目の特別警戒巡視

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 今日は午前中から市役所にいました。お昼には支援者の方からお声がかかって、一緒にご飯を食べながら、今年1年のことや当面の課題などについて話しました。
 夜は消防団の年末火災特別警戒慰労巡視です。昨年と同じように、市長や議長と一緒に紀ノ川の北側を中心に回らせていただきました。
 19時半に消防局を出発しましたが、その少し前に着いて、炊き出しのカレーをいただきました。普通のカレーのはずなのですが、格別おいしく感じるのは何でなんでしょうか。
 湊から加太へ向かい、踵を返して紀伊など岩出との境を回って市内に戻るコースです。途中ハプニングもあり、予定より20分ほど遅れて終わりました。
 昨年に比べると、全体的に火災の件数が減っています。今年の年末も火災がなく終わることを願っています。
 明日も巡視は行われますが、メンバーは変わります。地元で一行をお迎えしたいと思います。

2008年12月26日

08年の御用納め

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 今年も御用納めとなりました。
 今朝は連合和歌山へ出向き、ご挨拶。その後、ある会社の退職者会の集まりで年末のご挨拶と昨今の政局の状況や選挙の日取りなどについて、お話させていただきました。
 市役所に入って、11時から来客があり、この1年のお礼を申し上げ、来年も更なるご支援をお願いしました。
 その間に、控室へ写真の、第4次和歌山市長期総合計画前期基本計画の案が届けられていました。A3の紙に85ページもあります。この長期総合計画に対して、意見を述べることができます。ぜひ、計画をこちらでご覧になってご意見をお寄せ下さい。
 その後は、議会事務局とこの1年お世話になった部署へご挨拶に回らせていただきました。
 夜には消防団の夜警詰め所を訪問させていただきました。宮前では皆さんの前で挨拶もさせていただきました。吹上の詰め所を訪れ、砂山の詰め所で巡視に回る市長や同じ会派の寒川副議長を出迎えさせていただきました。
 着々と年の瀬が迫ってきます。

2008年12月29日

みかんを頂きました

 今朝、支援者の方からお電話をいただき、たくさんのみかんを頂戴しました。この時期は本当にビックリするぐらいみかんを食べます。家族で喜んでいます。
 その後、年末にお願いされていた案件について、年明けに動き出すことが分かったので、私に依頼された方にそのご報告をしました。
 それが終わったら、今度は年末のご挨拶回りです。
 まだまだ仕事は続きます。

2008年12月30日

年末のご挨拶回り

 今日は一日ご挨拶回りに費やしました。
 歩いていれば色々な情報が入ってきます。一見、直接政治に関係ないようなものもありますが、どこでどういうつながりになるか分かりません。
 今日、私が重点的に回った地区では、最近空き巣が増えているそうです。その聞いた話を私があちこちで話のネタとして使いますから、少しでも気にしていただいて、防犯のお役に立てればと思います。
 外にいてもあまり寒くない日でした。年明けからは活動範囲をもっともっと広げていこうと思います。
 明日は午前中に埼玉へ向かいます。我が母校の近大和歌山高校がサッカーの全国大会に出ていて、明日1回戦が行われるので、応援に出かけます。応援よろしくお願いします。

2008年12月31日

赤い闘士達

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 今日は朝から東京への移動です。大晦日の朝早い便でしたが、結構多くの方が搭乗していました。
 羽田空港に着いて京急とJRを乗り継いでさいたま市の浦和へ。第87回全国高校サッカー選手権大会に、母校の近大和歌山高校が2年連続の出場で、応援のためにさいたま市駒場スタジアムに来ました。1回戦の相手は北海道代表の北海高校です。
 前半に1点取りましたが、オウンゴールで同点に。後半で1点追加し、2-1で北海高校に勝利しました。試合終了直後には、吹奏楽部による演奏の下、校歌を歌いました。
 昨年と同じ場所で同じように応援し、校歌を歌い、年の瀬を迎えることになりました。

 さて、今年1年も皆様には大変お世話になりました。ありがとうございました。私の議員活動も1期目の折り返しが見えてまいりました。
 応援していただいている皆様には、議員として、和歌山市民の一人として、十分目に見える形での活動をお示しできたかどうか不安は残りますが、和歌山県下で一番若い議員として、考えや動きを表していきたいと思います。変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。また、皆様のお考えやご意見もぜひお寄せ下さい。メールや郵便、ファックスなどあらゆる方法をご用意してお待ちしております。
 なお、市議会議員を含む政治家は、こちらから積極的に年賀状などの挨拶状をお出しすることが法律で禁止されています。いただいたものに対してのみ、自筆でお返事させていただくことになっていますので、ご理解をお願いいたします。
 それでは、良いお年をお迎え下さい。来年もよろしくお願いいたします。

2009年01月01日

戦いの年が明けました

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 2009年の幕が開けました。明けましておめでとうございます。
 本年は、衆議院総選挙の年です。9月が任期満了ですから、100%選挙が行なわれます。
 天下分け目の戦い、正しい政治の姿を取り戻す戦い、当たり前のことが当たり前に行なわれる社会に戻すための戦いが目前に迫ってまいりました。私達民主党の動きに一層ご注目をいただきたいと思います。
 本年もよろしくお願いいたします。

2009年01月02日

頂点を目指して

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 引き続き、東京での年末年始です。
 今朝はまず、天皇陛下の新年一般参賀にお伺いしました。昨年よりも人の数が多いように思いました。記念撮影をするつもりが、すっかり忘れてしまいました。
 皇居を後にし、昼食を食べてから、地下鉄に乗って埼玉スタジアム2002へ向かいました。今日は近大和歌山高校サッカー部の2回戦が行なわれました。
 相手は長崎代表の長崎日大高校です。スポーツの選手権ではよく名前の聞く学校です。ピンク色のウェアーが印象的です。
 試合は前半で1点取り、後半はかなりゴール前まで攻め込まれることが何度もありましたが、守りきり1-0で3回戦へ駒を進めました。3回戦の相手は兵庫代表の滝川第二高校です。
 明日の試合も応援したいのですが、残念ながら日程が入ってきたため、これから飛行機で和歌山に戻ります。

2009年01月03日

学ぶ新年会

 今日のお昼、私が色々と教えを請うている落合莞爾先生のお宅での新年会に行きました。
 落合先生のお宅に伺うと、毎回必ず何か一つ新しい考え方や、あるものの真実を教えていただいて帰ってきます。今回もちゃんといただきましたが、私も勉強しなくてはならないこともありますので、詳しい中身をここで書くことは差し控えます。
 たくさんの方が集まった会で、やはり最初に話題に上ったのは、アメリカ発の金融恐慌と経済収縮です。市内で会社やお店を経営する方の声とともに、落合先生の分析をいただきました。
 参加された方の中で、お嬢さんと一緒に来られた方がいらっしゃいました。色々お話していると、そのお嬢さんは近大和歌山高校の私の7つ後輩になるそうで、驚きました。そうこうしていると、サッカーの結果がどうだったのか話になり、彼女から3-0で負けていると聞きました。携帯で結果を探すと、やはり3-0で滝川第二高校に負けたと出ていました。
 残念ですが、よく頑張ったと思います。来年また楽しみにしています。
 夜は和歌山に帰ってきてる同級生数人と新年会をしました。仕事で和歌山を離れ、年に1度会う貴重な機会です。Uターンラッシュを逃れ、早めに戻った者もいましたが、改めて会う機会を作りたいと思います。

2009年01月04日

年賀状のお返事書き

 1日2日は東京、昨日は新年会が続き、ようやくいただいた年賀状を拝見して、お返事を書きました。
 年末に書きましたが、政治家は年賀状をいただいてからお返事を書くことになっています。何枚自分の手元に届くかも分からないので、届いたのを確認してから動き出します。ということで、午前中に年賀はがきを買い求めるところからスタートです。
 いつもお世話になっている方の所へ行き、新年のご挨拶とともにはがきを買いました。30分ほどお話させていただきました。やはりここでも話題の最初は今の経済の状態についてです。ご商売をされているので、人の動きを緊緊と感じられていて、生のお話を伺うことが出来ました。
 家に戻ってパソコンで裏面のデザインを探し印刷して、宛名を書き、それぞれに一言二言書き添えました。いただいたはがきを見ながら言葉を書くと、そこそこの時間がかかり、あっという間に夜になっていました。
 今年はJC青年会議所のメンバーからも年賀状をいただき、去年に比べると倍ほどの枚数になりました。書き終えたものは中央郵便局まで出しに行きました。
 気に留めていただいて、本当にありがたいことです。年賀状を下さった方には、まもなく届くと思いますので、しばらくお待ち下さい。ありがとうございました。

2009年01月05日

今年最初の街頭演説

 今年最初の街頭演説を和駅で行いました。今朝は個別の政策には触れず、引き続き今年も街頭演説に立たせていただくこと、また朝から大きな音を出すことへのお詫びを申し上げました。
 感覚だけですが、昨年までよりも反応が大きくなったような気がします。ありがとうございます。
 その後は市役所へ。昨年の正月と同じように、庁舎を下から上へ全ての部署に顔を出し、新年のご挨拶をさせていただきました。庁舎も狭いようで広かったです。離れもあるので汗をかきました。中には部屋を出た後で「あの人、誰?」なんていう声も聞こえたりして、まだまだ知名度がないのを実感しました。業者の挨拶回りと重なって、混同されてしまっていることもありました。
 市役所内が終わると、今度は関係の支援団体に挨拶回りをしました。回ればいい話も、耳に痛い話ももらえます。これまで自分の中にコミュニケーション不足のところがあったと思います。これは改善していこうと思います。ありがとうございました。

2009年01月06日

今年最初の市駅前街頭活動

 今朝は市駅前での街頭演説です。昨日に比べると、少し寒さがマシな気がしました。昨年、御用納め前の最終火曜日が天皇誕生日で祝日となり、お礼の挨拶ができませんでした。昨日以上に心を込めて、今年1年ご清聴ご支援のお願いをしました。
 その後は人と会ったり、新年の挨拶回りをしました。
 16時半からは今年最初の常任幹事会が行われました。前回の常任幹事会以降の活動や行事の報告、選挙対応について話し合いました。私からは、政治スクールの第2期を開講してよいか提案し、承認されました。
 18時からは連合和歌山の新春の集いが行われ、参加しました。村上会長をはじめ、ご挨拶された皆さんのお話は、昨今の経済の冷え込みに伴う雇用環境の悪化について触れられることが多く、どうしても暗くなりがちでした。そんな中でも、どうにか打開していこうと言う意気込みが感じられました。
 久しぶりにお会いする組合員の方もいらっしゃって、あちこちでお話させていただきました。
 旗開きが終わって帰ろうとした時、よさこい実行委員会のメンバーと会いました。同じ建物に入っているお店で役員会を開いていたそうで、私もそこから合流させていただきました。
 今年の祭りをどう動かしていくかと言う話だったのに、気付けば全然違う話になってしまいました。熱が入ってくるとそんなこともありますね。

2009年01月08日

緊急雇用対策の要請

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 党本部からの指示を受け、12月25日付で県連に緊急雇用対策本部が設置されました。
 また6日の常任幹事会の議決を経て、県・和歌山市・県経営者協会に対して、雇用の場を確保しつつ、必要な施策を実施していただくよう要請をしました。
 10時過ぎに県庁内で藤本代表・〆木幹事長と私で県知事宛要請書を商工観光労働部長にお渡ししました。知事に取り次ぐとともに、文書を精査し、必要な施策は早急に実施したいとの回答をいただきました。
 14時半には〆木幹事長と私で大橋和歌山市長に、市としてできることをやっていただきたいと要請し、文書をお渡ししました。市長は、11月から開始した中小企業緊急経営対策資金融資制度の利用状況について説明して下さり、柔軟に対応すると応えて下さいました。
 16時過ぎには県経営者協会を訪ね、要請を行いました。事務局長が応対して下さり、協会で把握されている解雇者数などの最新情報を教えて下さいました。
 劇的な変化は現れませんが、他県に比べれば経営者さん自体も努力をして下さっているようです。地域の中で新しい雇用の場をどのように作るか、雇用のミスマッチをどう解消していくかが今後の課題です。

2009年01月10日

昨日のこと

 昨日は夜遅くに帰ってきましたので、ブログ更新できませんでした。と言うことで、昨日の活動報告です。
 午前中は数軒挨拶回りと県連での事務処理をしました。お昼は某新聞社の記者さんと意見交換をし、色々お話を伺いました。
 その後は急に時間が空いてしまったので、会いたいとご連絡をいただいていた懇意にしてる方に急にアポを入れ、ロイネットの前に停まっている移動カフェ「カフェ・リストレット」で待ち合わせをし、新年のご挨拶をしました。その方がこの移動カフェの常連であり、私はいつも見かけてはいたけれど買ったことがなかったので、そこにさせてもらいました。私もその方も「黒糖ときな粉の豆乳ラテ」をいただきました。
 座って話し始めればやはり話題に上るのが、「選挙はいつなのか」ということです。その方は政治にかなりの興味をお持ちの方で、色々と考えも持っておられ、仕事柄受ける経済の感触などを教えて下さいました。
 それから、今日結婚式を挙げられた方のお宅へお祝いの言葉を書いて持って行かせていただきました。そこは新郎のお宅だったのですが、小学校から高校まで私の2年後輩だとお父さんお母さんから伺い、新郎のお兄さんも私の一つ上だったそうです。とても喜んで下さり、私もうれしくなりました。
 夜には、私を支援して下さった団体の新春旗開きがあり、参加させていただきました。
 それが終わった後、JC青年会議所の会員開発委員会の例会へ。ぶんだら節に参加するときの山車をどんなデザインにするか、交流事業をどんなものにするかが話し合われ、初めて委員会が終わった後の打ち上げ(アフターと言います)に参加しました。
 同じ委員会にいながらみんなと、議題以外でちゃんと話したことがなかったので、色々なテーブルからお声がかかりました。まだまだこれから色々な話をしていきたいと思います。
 以上が昨日の動きです。市当局から「無保険状態の子どもに対する対策について」報告がありましたので、データベースに置いておきます。今日は陳情があったのと、同級生が和歌山に帰ってきていて、会いました。

2009年01月11日

さぶいさぶい1日

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 今日は消防の出初め式が砂の丸広場で行われ参加しました。今年も消防局を所管する建設企業副委員長として、一番前に座らせていただきました。およそ3千人の消防に関わる皆さんが集まりました。
 写真は昨年新設されたハイパーレスキュー隊が仮設の建物に力技で進入し、傷病者を搬出して脱出するという訓練を見せてくれました。ものすごく迫力があり、感動しました。
 式の最後は、消防車や救急車など自動車隊を先頭に、消防署員、消防団員、民間救援隊、婦人防火クラブ、事業所救助隊の皆さんが市長や消防局長に敬礼をし、行進されました。

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 続いて、裁判所側のお堀で放水訓練が行われました。消防職員に加えて、10の消防分団の皆さんが参加されました。直上放水や噴霧放水に加えて、和歌山のイニシャルである「W」を形どった放水が披露されました。子ども達もたくさんいて、消防団副団長が「これを見て消防官になりたいと言ってくれたらうれしい」とおっしゃっておられました。
 その後はビッグホエールの前に移動です。和歌山市の成人式があり、新成人向けの街宣をやるのに向かいました。岸本周平さんが先着されていましたが、それより前に共産党の皆さんが街宣をされていて、マイクが使えない街宣となってしまいました。藤本代表や政治スクールの受講生、周平さんの秘書さんやお手伝いの方が来て下さいました。
 ビラを配っても50人に一人ぐらいしか受け取ってもらえません。「おめでとうございます」と声を掛けても9割5分が無視です。無表情で通り過ぎていくか、携帯をいじっているか。時々「ありがとうございます」と返ってきてうれしくなりますが、常識的には言葉が返ってくるのが当たり前のような気がして、これからの社会に不安を感じる場面でもありました。
 途中みぞれも降ってきたりして、晴れ着を着た女の子も大変そうでしたし、交通整理や会場整理をする市の職員さんも寒い中、本当にお疲れ様でした。
 半日あんな寒い中にいたら、体調がおかしくなりました。早く元に戻します。

2009年01月12日

今日一日は

 今日の午前中は、先日買って来た本を数冊読みました。
 午後は県連のホームページを更新するための原稿や写真の加工などをしました。

2009年01月13日

紀伊と水戸

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 今朝は和駅の西口東口両方をジャックして、生活と雇用を守る一斉街頭演説を行いました。西口は藤本代表・〆木幹事長と私、東口は岸本周平さんが担当しました。
 家を出たときは、今日は結構マシな寒さやなと思っていたのですが、実際しゃべり始めると、そんなに風はないのに冷えてきて、マイクを持つ手も寒いと言うより痛かったです。7時から8時までの1時間のうち、大半をしゃべらせていただきました。今日は結構ビラを受け取って下さる方が多かったです。
 いつも私に何か一言言う人は今日、〆木幹事長が差し出したビラを手で叩き落としました。こういう行為は人間として許せません。全ての方に支持していただくことは無理です。民主党を支持されない方もいます。きっとその方は支持されない方なのでしょうが、だからと言って、差し出されたビラを断ったり、そのまま通過するなら分かりますが、叩き落とすとは何事ですか。人間として間違っています。こういう暴力的行為は絶対に認めません。

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 街宣が終わった後、残った何人かでお茶を飲み、身体を暖めた後、私は東公園へ向かいました。
 いつも懇意にして下さっている敬老会の中で、グラウンドゴルフを月に4回している皆さんがいらっしゃいます。今日は打ち初めなので、ご挨拶に上がらせていただきました。ご厚意で道具を借りて、私もプレイさせていただきました。
 距離によって力加減を調節したり、地面のデコボコでボールの転がりが変わったりと、なかなか難しかったです。結局8ホールを2周させていただいて、パー48のところを54たたいてしまいました。当然全員の中で一番悪い成績でした。メンバーの皆さんには「初めてにしては、なかなかの数字よ」と慰めていただきました。
 昼過ぎに寒川副議長からお電話をいただき、和歌山市議会に水戸市議会から調査に来られている議員の中に、私のことをよく知ってる方がいると教えて下さいました。
 早速市役所へ入り、水戸市議会の調査が終わるのを控室で待っていました。すると、川﨑篤之水戸市議会議員が入ってきてくれました。私が来ないと思って、名刺にメッセージをビッシリ書いてくれていました。
 今回、水戸市議会の皆さんは、「紀伊と水戸」の徳川つながりで、色々なことを一緒にやっていけないか探るために来られたそうです。徳川御三家の街で、共通した何かをやるというのは、面白いと思います。何か実現できないか、考えてみようと思います。

2009年01月14日

市議会不人気アンケート!?

 今日は県連や市役所にいました。
 午後には支援者の方からお電話をいただき、市役所に来られるとのことで、お会いしました。
 後期高齢者医療制度の保険料について、これまで年金からの天引きが基本で、いくつかの条件を満たす人のみ口座振替にすることが出来ました。しかし、国民市民からの不満や反発があり、厚生労働省が見直しをして、4月から天引きか口座振替をどの人も選択できるようにするそうです。その案内の手紙が市役所から届いたので、どちらがいいのか担当者の話を聞いて判断し、申し込みをするために来られました。
 これまで強制的に年金から天引きされていたときは、子ども等の家族と一緒に住み、実質子どもの扶養に入っている場合、保険料が子どもの所得から控除されず、税金を多く納めることになると言う不公平な状態になっていました。これを改善する制度にしたそうです。
 その前に、まだこの制度でいいのかという議論がなされていません。おそらく、総選挙が終わるまで、そのままなのでしょう。
 ネットで配信されたニュースですが、鹿児島県阿久根市の市長のブログで、市議会議員の不人気投票をしているという画期的な話がありました。ニクいところは、全員の名前だけでなく、「全員クビ」と「全員必要」のボタンまであったこと。なかなかです。
 ザッとですが、他の文章も拝見しました。まともな事を書いてらっしゃいます。さほど違和感は感じませんでした。ついでに、ご自身の信任投票までされていました。変り種の市長のようです。

2009年01月18日

民主党2009年度定期大会

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 今日は東京で民主党2009年度定期大会が行なわれました。衆参国会議員と各県の代表2名が代議員として、予算や活動方針について論議しました。和歌山県連からは藤本眞利子代表と私の2名が参加させていただきました。
 まずは小沢代表の挨拶をご覧下さい。


2009年1月18日
民主党2009年度定期大会
小沢一郎代表挨拶

 まず、本日の民主党大会にご参集、ご来場いただきました皆様に、心より感謝を申し上げます。
 特に、友党として連帯のお言葉を頂戴しました社会民主党の福島党首、国民新党の綿貫代表、新党日本の田中代表、そしてお励ましをいただきました連合の岡部会長代行、経団連の大橋政治対策委員長に厚く御礼を申し上げます。
 また、お忙しい中、ご列席いただきました、在日公館の皆様、労働界、経済界、文化諸団体など友好団体の皆様に感謝申し上げます。

 さて、同志の皆さん、ついに今年、「その時」を迎えました。衆議院総選挙に勝利して、私たちが自ら新しい政権をつくり、「国民の生活が第一。」の理念に基づいて、国民の「新しい生活」を築くのであります。もはや、一刻の猶予もなりません。
 政治の役割は究極的に、国民の命と暮らしを守ること、その一点に尽きます。その責任と使命を忘れ、権力行使の目的さえも見失った政権は、一刻も早く、ただ消え去るのみ、であります。自公政権が一日長く続けば、それだけ国民生活の被害は大きくなっていきます。それは、世界的な金融危機、同時不況のさなか、麻生内閣が国民に信を問うことも、効果的な景気対策を実行することもなく、三カ月間も政治空白を続けたことを見れば明らかであります。
 私たちの手で、この国の仕組みを根本的に変え、「新しい生活」、新しい日本をつくり始める時であります。それ以外に、国民生活を、日本を救う方法はないと思います。
 そして、私たちがそれを決意しさえすれば、必ず仕組みをつくり変えることができます。日本の国民には、その能力が十分にあります。いわゆる「派遣切り」が進む一方で、介護を担う職員が決定的に不足していますが、それを是正して人材を活かしきるのが政治であります。そのようにして、国民が力を合わせ、新しい国づくりに挑む時なのであります。

 私たち民主党の実現目標は、明確であります。
 第一に、「国民の、国民による、国民のための政治」を実現する。単純な言い方ではありますが、それが民主主義であります。その当たり前のことが、日本では行われてきませんでした。それこそが、今日、政治、経済、社会の混迷を招いた最大の原因であります。何としても、二大政党制の下で初めて、政権交代を実現し、日本に議会制民主主義を定着させなければなりません。
 その上で、「人間の、人間による、人間のための経済」を実現する。現在の金融危機の根本原因は、自由というものを無原則な勝手気ままと履き違えて、「資本の、資本による、資本のための市場経済」を極限まで推し進めた金融資本主義の破綻にあります。それを、公正なルールに基づく、本来の自由経済に是正し、国民生活のセーフティネットを前提にした仕組みにつくり変えます。それによって初めて、「人間を大事にする経済」を回復することができると考えます。
 そして、「住民の、住民による、住民のための社会」を実現する。それは真面目に働く人が報われる社会であり、年金、医療、子育て、雇用、地域が立て直され、住民が安定した暮らしのできる社会であります。もちろん、真の地方分権を確立することがその前提条件であります。

 実は、経済危機の今こそ、日本の大転換を成し遂げる好機である、と私は思います。国の総予算二百数十兆円を全面的に組み替え、税金のムダづかいを徹底的になくして、浮かせた財源を国民生活の立て直しに集中的に使う。生活の不安をなくすことが希望を生み、積極的になった心が、この国全体を押し上げていくのであります。そのような仕組みの転換は、国民の多くが危機を認識している今だからこそ、国民の理解と協力の下に実現できるのだと考えます。
 私たちはすでに昨年秋、総選挙に向けて、ムダづかいの根絶、年金・医療の改革、子育てへの支援、雇用制度の改革、農林漁業と中小企業の再生という「新しい生活をつくる五つの約束」を決定、発表しております。その五つを実行すれば、国民は元気を取り戻し、生活を立て直すことができると確信しております。
 ただ、麻生内閣の無為無策の結果、雇用危機をはじめとする経済の悪化が急速に進んだため、当面の景気対策を早急に実施し、総需要を維持して、雇用を確保していかなくてはなりません。しかしそれは、自公政権が総選挙目当てに強行した総額二兆円の定額給付金のような、ただのバラマキ、税金のムダづかいであってはなりません。

 あくまでも、私たちの目指す将来の「人間のための経済」「住民のための社会」を実現できるものでなければなりません。私は、その中心となる総需要維持政策は「環境のニューディール」と「安全・安心のニューディール」の二つであると考えます。
 「環境のニューディール」は、戸別所得補償制度をはじめとする農林漁業の活性化策に加え、ソーラー(太陽光)パネルの徹底普及を中核に据えます。まず、新築の戸建て住宅を対象に設置費の半額を補助し、最終的には住宅、公共施設、オフィスビルなど、全ての建物にパネルを設置したいと考えます。また、全ての建物の屋上と外壁の緑化も強力に推進して参ります。
 「安全・安心のニューディール」の中心政策は、小中学校の校舎を全て耐震化することであります。特に、大規模地震によって倒壊の危険性が高いとされている約一万棟は、ただちに耐震化を実施します。病院の耐震化と、介護職員の待遇改善および大幅増員も、同様に進めて参ります。
 この二つのニューディールの眼目は、いずれも一つひとつは小規模事業であることから、それぞれの地域で雇用を創出できる、いわば「地域密着型の雇用創出策」であることであります。さらには、高速道路のネットワークの早期完成など、必要なインフラの整備も進めていかなければなりません。
これらの政策をさらに練り上げて、総選挙のマニフェストを完成させたいと思います。

 政権交代を実現して、新しい政権を担おうとする私たちが、いま最も求められているものは、国民の中に入り、その苦しみや悩みを共有し、国民とともに歩んでいく姿勢を、最後まで貫いていくことであります。「国民は家族である」という思いを忘れてはなりません。国民の苦しみや悩みに対する想像力さえ失ってしまい、政権の獲得・維持そのものが目的化すると、自公政権と大差のないものになってしまいます。
 そして、「国民は家族である」との思いに基づいて、私たちの掲げる「国民の生活が第一。」の理念と政策を、国民の生活現場で地道に訴えていかなくてはなりません。そうすれば、私たちは必ず、皆さんからご支持いただけると信じております。

 一方、国民の皆さんにも、おやりいただかなくてはならないことがあります。自分自身が主権者であり、最終的な権力を握っているのだということを自覚し、ここでその主権を必ず行使していただきたいのであります。総選挙で一票を投じ、主権者としての意思を表明する。それによって、現在の自公政権を続けるのか、それとも民主党を中心とする新しい政権をつくるのかを、選択していただかなければなりません。
 政権は、国民自身が選ぶものであります。政府は、国民自身がつくるものであります。国民を超えた「お上」がつくってくれるものではありません。国民が自分で決め、自分でつくるという積極的な姿勢が、民主主義の必要条件であり、日本国憲法の定める主権者の在り方なのであります。
 もし、国民の皆さんが今の自公政権に満足できないのであれば、今度の総選挙ではぜひ、私たち民主党に一票を投じてください。そして、もし、私たち民主党が政権を担っても、国民との約束を守らなかったり、国民の期待に応えられなかった場合は、直ちにその次の総選挙で私たちを政権の座から下ろしてください。議会制民主主義における主権者の責務とは、そういうものであると思います。

 私たち民主党は、最後の最後まで国民とともに歩み、そのご支持により「国民の命と暮らしを守る新しい政権」を樹立することを、国民の皆様にお約束するとともに、皆様にここで主権者としての「最終判断」を下してくださるよう重ねてお願い申し上げ、私の挨拶と致します。


 民主党本部のウェブでは動画がご覧になれますので、そちらのページへもお出で下さい。
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 皆さんはご覧になられて、どのような感想をお持ちになられたでしょうか。
 これから私たちがどこへ向かうのか、何をすべきか、易しい言葉で、しかししっかりと書かれている、そう思いました。近々マニフェストもまとめられ、発表するそうです。
 政権が変わったら、どんな日本になるのだろう。と具体的に想像はしにくいと思います。しかし、何か変わるかもしれない、変えてくれるかもしれないという期待は持っていただけるようになったと思います。
 小沢代表もおっしゃっておられますが、ぜひ比較してご判断をいただきたいと思います。
 会の最後は、「ガンバロー」三唱で締めくくりました。

2009年01月19日

今日はよく動きました。

 今朝も和駅前で朝の街頭演説を行いました。和駅に着いたら、急に真っ黒な雲が出てきて、雨がパラパラし出しました。しばらく避難しながらしゃべっていましたが、雨もそんなに強く降ることなく止んだので、いつもの場所で引き続き行いました。
 今朝は、昨日の党大会で小沢代表が話された決意や、定額給付金の実施を含む第2次補正予算が衆院を通過したことなどをお話しました。
 その後は市役所へ。少し仕事をしてから後、いつも良くして下さる方と一緒にお昼を食べました。お昼のトークテーマは「関空は和歌山にとってどうあるべきか」でした。難しいような感じですが、和歌山が利する関空の使い方ってどんなのがあるだろうか?ということを二人でお話しました。
 午後一は、支援者の方からお電話があり、生活保護を受けておられるお知り合いの方のご相談を伺いました。
 その後は市役所にいて、記者さんからの取材や、障害者の方が困っておられるということで、明日お伺いさせていただくことになったりと、日程が埋まり、あっという間に夕方でした。
 夜は平和フォーラム・地区労センターの新春の集いに参加させていただきました。

2009年01月20日

「反対」だけではいけない

 今朝も市駅前での街頭演説に立たせていただきました。昨日と同じく、小沢代表の党大会での決意や第2次補正予算のお話をさせていただきました。
 家に戻ってきてからは、午前中は手紙を書いたり、ご招待いただいた会合への出欠のお返事をしたり、メールのチェックをしていました。
 午後は、昨日お約束していた障害者の方のお家へ。ご家庭の色々な事情があり、借金を何とかしたいとのお話で、お手伝いさせていただくことになりました。また、障害者年金と母子家庭手当を同時に受け取ることができないことにもお話が及びました。
 実はこの件は、先の議会で松井紀博議員が一般質問で質され、当局からはこのような家庭が市内に21世帯あるとの答弁が出されていました。私はこの21世帯の一つに当たったわけです。
 このお宅にはいくつかの問題がありましたので、整理をし、いくつかに分けて解決していくことにしました。すぐに市役所へ戻って、担当部署の方々にお話をし、よい解決方法がないか探り始めました。
 それから控室にいましたら、市民の方が来られて、この間の議会で提出した「定額給付金の再考を求める意見書」についてご意見をいただきました。
 なぜ定額給付金の実施に反対するのか、反対するにしても、こうして欲しいと言う対案をどうして出さないのか、というご意見でした。市議会での議論の経緯をお話したり、国会で民主党が対案をアピールし切れていないなどのご指摘を受けました。
 確かに「反対」と言っているだけではどうにもなりません。私は一議員の考えとして、介護報酬へ全額乗せるという案を、ここでお話したりしてきました。単なる反対ではないと言うことはお分かりいただけると思います。これが一番と言うわけではありませんが、こうすべきだと言うことはもっと話さなければならないとも思いました。

2009年01月21日

母校の卒業式

 今日は母校である近畿大学附属和歌山高校の卒業式でした。
 「まだ1月やのに」と思われるかもしれませんが、進学校なのでセンター試験が終った後、私立大学や国公立2次試験の間に卒業式をやって、試験に集中してもらおうということに代々なっています。
 後でニュースで知ったのですが、全国でもトップの早さだったそうです。
 卒業生ですが、卒業式には呼ばれていないので、10時半ぐらいから正門の前で「卒業おめでとう!」の幟を作って掲げて待っていましたが、出てくる生徒はまばらでした。
 私の卒業式のときは、謝恩会もあったように思いますし、校門で写真を撮ったりもしたのですが、写真を撮っていたのは1人だけでした。なんだか寂しくなったなぁと感じてしまいました。
 時折小雨も降って、寒い卒業式でした。

2009年01月22日

選挙応援の週末スタート

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 今日から選挙応援の週末が始まりました。今日は岩出市で行われている市議会議員選挙に立候補した池田せいごさんの応援に出かけました。
 朝9時に事務所へ伺い、朝立ちから帰ってくる候補者を待っていました。一緒に車に乗って、路地裏など、こまめに午前中回らせていただきました。写真は街頭演説の風景です。時々小雨がぱらついてました。
 今日を含めて残り3日。一人でも多くの方の支持を得られるよう頑張って欲しいと思います。
 お昼からは市役所でいくつかの仕事を処理しました。そのまま、荷物を持って関空へ。飛行機で北九州へ来ました。明日は北九州市議会議員選挙に立候補する友人2人の応援に行きます。

2009年01月23日

戦友2人の出陣

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 今日から北九州市議会議員選挙が始まりました。私が福岡にいたとき、ともにチームを組んで動いた2人が立候補しました。
 昨日の夜に飛行機で九州入りし、朝から電車で移動して、福岡県連の事務長さんと一緒に八幡西区で立候補する大久保むが候補の出陣式に出ました。事前に連絡してなかったので、大久保候補も私の顔を見て、びっくりしていました。
 何人もの応援演説があり、最後に大久保候補が決意表明をしました。涙が出そうになるのを堪えながら想いを訴えていました。その姿を見ながら、自分のときのことをシンクロさせてしまいました。
 出陣式が終って、大久保候補は出口で来られていた皆さんに握手をして送り出し、選挙カーで市内へと向かいました。

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 その後、私は電車で小倉北区から立候補したながおか啓祐候補の事務所へ向かいました。
 事務所近くの貴船神社で出陣の神事が行なわれ、同席させていただきました。この神社での祝詞がとても珍しく、太鼓で曲を奏でながらの祝詞でした。この神社の祝詞は豊前神楽を取り入れていて、全て口伝で継承されていると、宮司さんが最後に説明して下さいました。とてもいい体験をさせていただきました。
 神事の後、境内でながおか候補の決意表明があり、選挙カーで市内へと出て行きました。お昼を食べていなかったので、近くの食堂で食べた後、空港へ向かおうと思ったのですが、候補から選挙カーに乗って欲しいと申し出があり、2時間ほど乗らせてもらいました。日が落ちてくると雪も降り出してきて、厳しい選挙日和になりました

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 二人とも苦労していますから、何としても上がって欲しいと思います。
 駅までしゃべりながら送ってもらい、電車で空港へ。これから東京へ向かいます。

2009年01月26日

東北への出張

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 今日から議会内の森林環境保全促進議員連盟の視察出張です。今日と明日で盛岡と仙台へ赴きます。
 朝7時半に市役所で集合して、南海とリムジンバスを乗り継いで伊丹空港へ。飛行機で仙台空港へ降り、電車と新幹線を乗り継いで盛岡に入りました。
 盛岡市では平成9年の盛岡城築城400周年を記念して、様々な催しが行なわれましたが、市民の中から「未来に何か形の残るものをして欲しい」との意見を受け、盛岡市内に平成市民の森を10年かけて整備しました。どのようなコンセプトでこの事業を行なってきたか、現状はどうかを教えていただきました。
 同行した先輩議員の皆さんも色々と盛岡市の担当者に質問をされました。私もひとつ市民の森に関連して、質問させていただきました。最近、グリーンニューディールという言葉が聞かれるようになりましたが、市民の森を整備することで新たな雇用は生み出されたかどうかを伺いました。盛岡市からは、新規の事業だったので、整備の仕事を受注した森林組合を中心に新たな雇用が生まれたとの回答をいただきました。
 盛岡市の場合は、ただ森林を保全するだけでなく、市民がその森に来て楽しみ、自然に触れ合うことが出来る森づくりをしていました。これまで、植えた樹木が枯れてしまうなど、様々なご苦労があったそうで、少しでも木々が長生きするように研究されているというお話も伺いました。
 盛岡市の市民の森は市内中心部から約8キロのところにありますが、和歌山市の市民の森は奈良県川上村にあって、簡単には行けません。地理的な差はありますが、市民の憩いの場としての整備方針には得るものがありました。
 明日は仙台へ行きます。

2009年01月27日

盛岡から仙台へ

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 議連の行政視察2日目です。
 出発までに時間があったので、ホテル近くにある「啄木新婚の家」を訪れました。が、残念ながら火曜日は定休日。ということで、外からだけの見学です。
 沿革によると、石川啄木が20才の年、東京から処女詩集「あこがれ」を出版し、それを土産に帰郷したが、仙台で途中下車して同郷の友人と10日間も遊んでしまった。その間、盛岡にいた婚約者はほったらかし。5月末に結婚式を挙げる予定が、花婿が来ないので花婿なしの結婚式を挙げたそうです。啄木がこの家に姿を見せたのは6月4日。それから3週間、この家で家族と過ごし、新しい家に転居したそうです。啄木という人はかなり変わっている印象を受け、興味が湧きました。
 雪が降る中をホテルへ戻り、定刻に盛岡から新幹線で仙台へ。仙台市役所に向かいました。政令指定の100万人都市だけあって、今もいくつかのビルが建設中でした。

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 仙台市を流れる広瀬川を保全する取り組みについて調査しました。景観を守る施策と水質を守る施策の両面から取り組みがなされていました。
 建物の高さ規制や水質の基準はかなり厳しい数値を設定していました。その取り組みは和歌山でも活かせれる部分があり、今後の提案につなげて行きたいと思います。
 明日、和歌山へ戻ります。

2009年01月31日

蓮舫参議院議員が和歌山へ

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 今日は蓮舫参議院議員が和歌山へ来て下さいました。
 11時からパームシティの前で、街頭演説会です。私は司会をさせていただきました。藤本県連代表、岸本総支部長の後、蓮舫さんの演説です。少し前に、参議院予算委員会で質疑に立たれ、その模様が中継されていたこともあり、演台に上がられたときには大きな拍手が沸きました。
 定額給付金の話や年金の問題、官僚の天下りや最近話題になっている「渡り」のことなどについて、分かりやすく力強くお話下さいました。
 写真をご覧になっていただくと分かりますが、テレビカメラも入りました。蓮舫さんの後ろに私もいます。ほんの少し雨がぱらつき、風が吹いて寒い中、たくさんの方にお集まりいただきました。ありがとうございました。

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 この後、講演会の会場へ移動です。ロイネットホテルの会場には入りきらないほどの方が来て下さり、椅子が足りなくて、増やしました。最終的には350人の方が来て下さっていました。
 こちらでも蓮舫さんは、軽快かつ力強く、国会での議論や次期衆議院選のマニフェストについてお話して下さいました。
 今回の講演会は「政治スクールわかやま」の公開講座として開催させていただきました。昨年2月から始めた講義も今回が最終回。講演終了後に修了式を行いました。修了証授与の後、お茶を飲みながら、色々とお話させていただきました。受講生の皆さん、約1年間お疲れ様でした。ありがとうございました。

2009年02月01日

地震の勉強会

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 今日午後から、高松の県立図書館2階で地震の勉強会がありました。
 講師をされた先生が、実は昔漫画家になりたかったと言うことで、自作の漫画で面白く分かりやすく説明して下さいました。
 この先生は10年近く前に、考古学の発掘現場から地震の痕跡を見つけて、文献に出てこない地震の発生を見つける「地震考古学」という新しい学問の分野を開かれました。
 実際の発掘現場の写真やイラストなどで説明され、とても興味がわきました。

 今日は北九州市議会議員選挙の投開票日です。2人の戦友の結果をそわそわしながら待っています。

2009年02月02日

いつもと違う朝の街頭演説

 先週は出張のために街頭に立てませんでしたが、今朝はいつもの通り、和駅で街頭演説を行ないました。今日の街頭演説から変わったことが一つ。今までトラメガの電源に乾電池を使っていたのですが、今日から充電式の電池「エネループ」に変えました。今までよりもコストは下がりますし、ゴミも出ません。外から見えないところですが、何かを少しずつ変えています。
 今朝の街頭演説は、JC青年会議所のメンバーが2月7日北方領土の日の啓発活動を行い、それと一緒にさせていただきました。ちょうど私の所属する委員会の持ち場も和駅で、私はマイクでしゃべって、他のメンバーはビラと絆創膏を配りました。
 たくさんの知っているJCメンバーがいたので、私の街頭演説とJCの啓発活動は全く関係ない、別の活動でしたが、何となく一人でやっているんじゃないような気がして、気が楽でした。
 ここ近日、日本とロシアの関係はあまり良好とは言えません。1月28日には鳥取のカニ漁漁船がだ捕されました。また前日の27日には、北方領土へ支援物資を携えて上陸しようとした外務省職員に、ロシア側が出入国カードを提出するよう求めたため、日本の領土でロシアの出入国カードを書くわけにはいかないということで、上陸を断念し、支援物資を持ち帰らざるを得なくなりました。
 北方領土に限らず、日本には竹島問題や尖閣諸島の領有権、中国によるガス田開発など排他的経済水域(EEZ)の範囲の問題など、日本を取り巻く領土問題がいくつもあります。どれも膠着状態で、なかなか進んでいません。一気に解決というわけにはいかないでしょうが、しかしその勢い付けるものは、言うまでもなく国民の理解と要求だと思います。
 ちょうど今月は7日が北方領土の日、22日が竹島の日です。この機会に「領土」について考えてみて下さい。またJC日本青年会議所中国地区島根ブロックの皆さんが「わたしの竹島ですが、何か?」という啓発ビデオを作成され、ユーチューブで公開されています。分かりやすく、ツンツンしたものではないので、ぜひこちらもご覧になっていただきたいと思います。

 今日は議会の控室に、串本沖で沈んだトルコの軍艦エルトゥールル号の海洋発掘調査団の皆さんが来て下さいました。先日も、エ号の厨房で使っていた鍋が発見され、鍋のふたを開けるセレモニーが行なわれたと新聞に掲載されていました。
 現地の様子も掲載されているので、エルトゥールル号発掘調査隊のホームページもご覧下さい。
 午後からは議員懇談会に参加。衆議院総選挙の対応などについて話し合いました。
 夜には岸本周平後援会西和地区の会議に参加。当面の活動について協議しました。
 市当局から「定額給付金課の設置について」の文書が届けられましたので、データベースに置いておきます。
 それと、北九州市議会議員選挙ですが、戦友二人はともに無事当選しました。よかったです。

2009年02月03日

節分の日

 今朝はいつものように市駅前での街頭演説です。こちらも出張で、2週間ぶりになります。
 始めはいつものようにマイクでしゃべっていたのですが、段々音が小さくなり、ボリュームを上げても小さくなるばかり。そうこうしているうちに、一気に音が小さくなって、いよいよ電池切れになってしまいました。
 財布も持ってなかったので、新しい電池を買うことも出来ないし、今日はそのまま引き上げようかと思って幟を片付け始めたのですが、いやちょっと待てよと思い、マイクを使わず地声で街頭演説を続けました。地声で話すのは選挙の時以来です。
 おそらく普段に比べれば、私の言っていることは雑踏に掻き消され、全然届いていないし、何を言っているのかも分からない、ともすれば何をしているんだろうかと思われたかも知れません。しかし、たまには地声の演説もいいのかなぁと思ったりしました。
 その後は、民主党県連のホームページについての打ち合わせをしました。私がいくつか原稿を書かなくてはならないのですが、抜けているところがあります。今後これも埋めていかなくてはいけません。
 今日は節分。それぞれのご家庭でも豆まきをし、太巻きを丸かぶりされたことと思います。我が家ではそれ以外に鰯も食べました。庭の梅の花も咲いてきて、春が近づいてきます。つらい花粉症の季節でもありますが…。季節行事は残していかなくてはと思います。

2009年02月04日

ひとつ山を越える

 今朝は、先日より障害者の方から受けていた相談について、そのご家族の方も来られて一緒に、市当局と話をしました。
 市当局もその方の現状を良く分かってくれているので、一緒に最善の方法を探して提案してくれました。ただこれでこの方に関する全ての問題が解決したわけではなく、とりあえず当面何とかなるというところに落ち着いただけです。まだこれから、いくつかの山を越えなくてはなりません。先の長い話です。
 夜にはよさこい祭りの第2回実行委員会が行われました。
 先日私も出席したJCの総会において、大橋市長のご挨拶の中で、今年はぶんだら節とよさこいを同日開催にすることが発表されました。今日の実行委員会でも、今年の8月1・2日同日開催が報告されました。
 これで和歌山の夏も新しい一歩を踏み出すことになります。当然初めてのことなので五里霧中ですが、どんな祭りになるのかワクワクします。色々とこれからです。

2009年02月06日

ピアノの先生来たる

 今日の午前中は市役所にいました。2月議会の目途が少し見えてきたので、そろそろ一般質問の勉強もし始めなければなりません。
 昼過ぎに東京からピアニストの先生が来られました。和歌山で国際コンサートを開きたいということで、会場などを見に来られました。
 この先生はロンドンにある英国王立音楽大学大学院を修了された先生です。今回も横浜でのコンクールと、神戸でのコンクールの合間に和歌山へ寄ってくださいました。
 そのような催しは残念ながら全世界的に少なくなってきています。経済不況が影を落とし、文化の維持から先に手を引かれていくようになってきています。
 そんな中でも、様々な可能性を探しながら和歌山で国際コンサートを実行してもらえたらと思い、今後もサポートさせてもらおうと思います。

2009年02月07日

2つの会議に出ました

 今朝は民主党県連の常任幹事会がありました。先月の常任幹事会以降の日程や催しなど、県連の取り組み状況について報告がありました。また衆議院総選挙についても、現状分析や分かりうる範囲での日程について、情報共有をしました。

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 午後からは、第18回日本禁煙推進医師歯科医師連盟の総会が和歌山で行われ、参加してきました。私は医師ではないのですが、この春に禁煙を推進する地方議員連盟が発足するに当たり、メンバーに入れていただいています。今日の総会に世話人をして下さってる方が来られていて、顔合わせをするために参加させていただきました。
 現在、神奈川県では受動喫煙防止条例が審議されています。この動きの元になったのが、和歌山県での教育施設での禁煙実施だと、ご挨拶の中で出ていました。しかし、残念ながら和歌山の現状は神奈川に遅れを取っています。
 最近は「日本でタバコを吸わせない、日本でタバコを売らない、日本からタバコをなくす」といった極端な考え方ではなく、吸う人と吸わない人が共存する、受動喫煙をゼロにするという点に重きを置くようになりました。急に大きく舵を切ってもうまくいかないということに気付いたからです。
 一人ずつ理解してくれる人を増やしながら、活動を進めて行きたいと思います。
 今日は2月7日、北方領土の日です。今週月曜日、JCのメンバーと一緒に啓発活動を行いました。北方領土の日の今日、先月27日ロシアにだ捕されたかに漁漁船とその乗組員が解放されました。
 全員無事で解放されたことに安心しましたし、これからロシアと外交の場で論戦してもらわなくてはならないと思います。

2009年02月08日

おどるんやフォーラム

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 今日は午後からおどるんやフォーラム2009が行なわれました。
 昨年行なわれた第5回のDVD映像や会計報告、フォトコンテストの表彰発表などとともに、今年の祭りの詳細が発表されました。
 今年の祭りは8月1・2日の両日、ぶんだら節と一緒に開催されます。今年のテーマは、原点に戻って「やっぱ紀州!!」になりました。ぜひご期待下さい。

2009年02月09日

高松での調査視察

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 今日から出張です。今回は全国大会誘致市議会議員連盟の調査視察で香川県高松市に来ています。
 新幹線に乗り、岡山で在来線に乗り換えて高松入りしました。生まれて初めて瀬戸大橋を渡りました。関空連絡橋のような感じでしたが、長さも規模も違いました。写真は車窓から瀬戸内海の島々と瀬戸大橋です。四国側に近づいたところで撮りました。
 岡山から快速で1時間弱で高松に到着です。駅を降りると駅前はロータリーが整備され、国際会議場を含んだ複合ビルと全日空ホテルがありました。
 もともと高松は四国の窓口で、本州岡山の宇野との間に宇高連絡船も通っていました。駅のすぐそばは港になっていて瀬戸内の島々へ行く船も出ています。鉄道と海路の組み合わさった玄関口が整備されていました。
 後でコンベンションビューローの方にお聞きしたのですが、数年前に県と市、JR四国が協力して高松港・高松駅周辺の整備を計画し、実行したそうです。確かに、外から来て駅を降り立ったら圧巻です。数年先を見越した都市整備は成功したように思います。

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 国際会議場の隣のビルに高松コンベンションビューローがありました。
 これまでの取り組みやここ数年の誘致数などを教えていただきました。また日本最高の開催補助金について説明を受けました。高松では条件によって、県と共同で最高1000万円の補助が制度化されていました。また、誘致のための下見に旅費などの補助も出すなど、開催主からするとかなり手厚い支援を用意して取り組んでいました。
 また駅前に国際会議場とホテルがあるなど、立地条件もとても整っています。和歌山にすればかなり手強い相手です。お金では張り合えませんから、他の部分で魅力を創らなければなりません。難しい問題です。
 また高松が抱える様々な課題についてもお話して下さいました。今後の誘致についても、考えさせられる機会となりました。ありがとうございました。
 先程テレビのニュースで花粉情報が報じられ始め、和歌山は少し多いとなっていました。いよいよつらい季節がやってきました。明日は松山へ行きます。

2009年02月10日

松山での視察

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 今日は全国大会誘致市議会議員連盟の調査視察2日目です。朝から予讃線に乗り高松から松山へ向かいました。単線で途中すれ違いの電車を待ったりして、2時間33分の移動です。
 チンチン電車で大街道という繁華街まで移動し、その近くの、松山城へ登るためのロープウェイ乗り場があるビルの中に松山コンベンションビューローがありました。
 今回の団の中では一番若輩なのですが、一応副会長という役職をいただいているので、先達を差し置いて、代表して挨拶させていただきました。
 専務理事さん以下4人の方が、松山の制度や過去2年間の実績について説明して下さいました。一昨年は2万人規模の会議が一つあり、集客数がだいぶ多かったのですが、その一方で収容のキャパが2~3千人ということもあり、宿泊施設の確保などにかなり苦労されたそうです。
 コンベンションビューローでの視察の後、事務局の方からご紹介いただいた、すぐ近くの「坂の上の雲ミュージアム」を訪れました。昨年開館したばかりで、建築家の安藤忠雄さんが設計されたそうです。今年からNHKで3年かけてドラマも放送されるということで、かなり力を入れてらっしゃいました。

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 私はその後、子規の住んだ家を移築した子規堂を訪れました。内部には子規や、子規と親交の深かった夏目漱石らに関係する原稿などの資料が展示されていました。その向かいには坊ちゃん列車客車の現物が保存展示されていました。市内のあちこちに句の石碑などがあり、俳句で街を盛り上げようとする姿勢が窺えました。これも子規や漱石など、出身者や関わりのある人を大事にしようとする気持ちの表れではないかと思いました。
 夕食を食べた後は道後温泉へ行き、駅前にある足湯に浸かり、からくり時計が動くのを見ることができました。
 明日和歌山へ戻ります。

2009年02月11日

“元気”1万人フェスタ

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 今朝、松山を出て、飛行機で関空に降り、リムジンバスで和歌山へ戻ってきました。市役所に着いて少し荷物を置き、その足でビッグホエールへ。
 今日は『わかやま“元気”1万人フェスタ』が行なわれました。私も101人実行委員会のメンバーに入れていただきました。始めのうちは実行委員会に出席させていただいていたのですが、出張などの日程とことごとく重なってしまいました。申し訳ないなぁと思いながら、とうとう今日になってしまいました。
 担当の役割も与えられていない状態でしたが、他の実行委員さんのお誘いもあり、遅ればせながらでしたが、行かせていただきました。
 びっくりするぐらいたくさんの人が来ていらっしゃっていて、まさに“元気”だなぁと思いました。私は急遽餅つきの担当になりました。スーツでそのまま行ったので、あまりお役に立てませんでしたが、お餅も搗かせていただきました。写真は、助っ人に紀州レンジャーズの選手が来てくれたときのものです。
 その後は、ステージで行なわれた紀州よさこいの演舞の運営をお手伝いさせていただきました。
 主催者発表では観客数は18,000人だったそうです。予想以上の大盛況で幕を閉じました。私もほんの少しだけブースを回らせていただいて、新しい発見もありました。一層NPO活動に勢いがつくことを祈っています。

2009年02月12日

祝日の翌日は

 祝日が間に挟まれると、週がリセットされたような気になって、月曜日が始まって、あっという間に週末という気になります。
 今日は午前中から夕方まで市役所にいました。
 20時からJC青年会議所の08年入会同期会が行われたのですが、時間を間違えていて、19時半過ぎに到着。時間つぶしをしていたのですが、支援者からお電話があり、そちらの会合へ急遽顔を出しました。
 で、結局JCの方は1時間遅れでの出席となってしまいました。幹事さん、すいません。
 同期22人中19人の出席で、出席率は86%。スタートにしてはかなり良かったと思います。これを維持していかなくてはいけませんね。
 市当局から、平成21年度市の組織改正についての文書が届けられましたので、データベースに置いておきます。

2009年02月13日

夕方から慌しく

 今日の明るい時間は市役所と県連にいて、夕方からぶらくり丁のおどるんや事務局で、昨年夏の祭りの模様を収録したDVDを作るに当たって、楽曲の著作権に関わる打ち合わせをしました。
 また、今年の祭りについてどうするかも少し話したりしました。途中でお通夜へお参りに行ったりして、何となく慌しい一日でした。

2009年02月14日

ザ・ニュースペーパー

 今日お昼過ぎから、市民会館で社会風刺コント集団「ザ・ニュースペーパー番外編」を見てきました。
 テレビなどでもよく出ておられるのでご存知の方も多いと思います。小泉元首相のモノマネで一世を風靡しました。その後、安倍元首相、福田前首相、麻生総理も次々と登場しています。
 今回の公演でも一番初めに登場したのは小泉元首相でした。舞台から降りて、最前列のお客さんに握手するサービスもありました。その後ろ姿は小泉元首相そっくりで驚いてしまったほどです。
 のっけから「怒るというより、笑っちゃうくらいただただあきれているね」と、先日麻生総理の郵政民営化見直しに対する批判の言葉も再現されていました。それを聞いていて、こっちが笑ってしまいました。
 安倍元首相は影が薄いとの理由で、小泉元首相の3分の1ぐらいの時間しか出てきませんでした。またそれを自分で言って引っ込んでいったので大笑いです。
 福田前首相も、最近は姿を現さないけど、わざわざカツラも新調したのに、減価償却できるまで粘って欲しかったと、演じる渡部さんが言うと会場が沸きました。
 口の曲がった麻生総理も出てきました。それも颯爽と出てきました。それだけでも笑えてきます。「私が欲しいのは1万2千円じゃないんだよ、総理の椅子なんだよ」とか「下々の皆さん」など特徴あるコメントが出てきました。
 有名知事が3人並んだり、海外から人が来たり、なかなかの舞台でした。後期高齢者医療制度を風刺したりと、個人的に面白いのだけれど、笑えない場面もたくさんありました。まだ笑っていられるうちが華なのでしょうか。

2009年02月15日

めっちゃ暖かい!

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 昨日今日とめっちゃ暖かい陽気でした。お葬式に参列するため、車で移動したのですが、沿道にあった気温計が19℃を差していました。車の中も暑くて、軽くクーラーを入れてしまいました。
 家に戻ってきて、あまりの陽気にちょっと和歌山城まで散歩に出かけました。お城の南側から入る駐車場は満車で、行列ができていました。
 砂の丸から紅葉渓庭園の前を通り、裏坂から天守閣へと登っていきました。天守閣周辺にもたくさんの人がいました。降りるときは表坂から降りました。
 その途中、坂の上から動物園が望めました。写真には写っていませんが、たくさんの親子連れが入っていて、にぎわっていました。昨年から動物園の運営をNPOが請け負っています。色々な努力や工夫をされて、少しずつお客さんも多くなっているようで、うれしいです。

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 表坂を降り切って、大手門の方へと歩いていきました。すると、たくさんの水仙の花が咲いていて、とてもいい香りに包まれました。とてもきれいに管理されていて、お客さんの目を楽しませているなぁと思いました。
 季節を感じられる施しもあり、近くにあってよく知っているはずの和歌山城で新たな発見もあって、散歩に出かけてよかったです。

2009年02月16日

クラブ総会を開催

 昨日までの暖かさが一体何だったんだと思うぐらいに、今朝は寒かったです。まさに三寒四温と言うのでしょうね。
 今日は会派のクラブ総会が開かれました。これで実質的に2月議会がスタートしたことになります。今回の議会では08年度の最終補正予算と、09年度の新年度予算が審議されます。
 09年度予算を執行するに当たり、市長はどのように予算組みをしたのか、それを説明する施政方針演説も行われます。
 今回は〆木幹事長が会派を代表しての代表質問、私が一般質問をさせていただきます。まだ全く準備ができていないので、急ピッチで進めなければなりません。
 昨日、小沢代表が和歌山へ隠密で来られました。1区の岸本周平事務所と3区の玉置公良事務所を抜き打ちで訪問されたそうです。岸本周平さんのブログにはその辺のことが少し書かれていました。がんばれと檄を飛ばしに来てくれたようです。

2009年02月17日

議会が始まる

 今朝は市駅前での街頭演説です。思った以上に寒く、風があって手がかじかんでしまいました。一気に春はやって来ませんね。

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 今日開かれた議会運営委員会で、2月議会は2月24日から3月25日までと決まりました。本格的に一般質問の準備も始めて行こうと思います。
 13時からは全員協議会が開かれました。市当局から09年度予算が内示され、大まかな枠組みが示されました。一般会計予算の総額は約1300億円と、08年度と比べて1.5%、19億7千万円余り増となりました。しかし、借金である市債に頼る部分も大きくなり、08年度に比べ17億2620万円増え、167億1180万円となっています。
 大橋市長や財政局からは、09年度での財政健全化団体転落は免れたが、まだまだ予断の許さない状況が続くとの見通しも報告されました。
 写真は全員協議会の自席からのひとコマです。右側に高く積んでいるのが議案書です。また同時に、和歌山県市町村振興資金借入れに係る財政健全化に向けた方策(案)が示されましたので、データベースに置いておきます。

2009年02月18日

とりあえず、やってみる

 今日も市役所入りです。昨日いただいた議案書に目を通し始めましたが、08年度の補正予算分、09年度の当初予算分でかなりの分量です。
 まだまだ予算書の読み方も分かってませんから、勉強しなくてはと思っています。
 夜にはJC青年会議所の2月例会が行なわれました。県立医大でドクターヘリの担当をされている先生からのお話でした。
 その後、よさこい祭りの実行委員会へ。今年の組織をどうするか、先月の実行委員会で話し合われ、それぞれ担当別にコーディネーターを4人置くことになりました。そのうちのスタッフ担当のコーディネーターに申し付かりました。
 はじめ実行委員長からお話をいただいたときには、今年は衆議院総選挙の年でもあり、9月任期満了の選挙なら8月は動けなくなるので、迷惑をかけると固辞したのですが、実行委員長からの強力なプッシュでお引き受けさせていただくことにしました。
 ただ、正直かなりの不安もあります。今年は初めてぶんだら節と同日開催です。その調整もありますし、選挙も気になります。議員活動もおろそかに出来ません。条件的には他の実行委員さんとも同じですから、自分だけ優遇しろとは言えませんし、そんな気もありません。ただ、自分がこなしきれるかなぁとも思います。
 とりあえず、やってみるしかないようです。

2009年02月19日

施設探し

 今日のお昼は、仕事で関わる方と一緒にお昼を食べ、色々と情報交換をしました。
 その後は市役所に入り、老人介護施設を探している方のお手伝いをさせていただきました。

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 おとつい、大江教育長をお訪ねした際、写真の『社会参加活動を体験して2008』をいただきました。教育長のお手元に届いたばかりのものを1部私に下さいました。
 この中には、市内の小学生や中学生が、交通安全やいじめをしない、麻薬に手を出さないなど、多くの啓発活動に携わったり、絵などで表現したものがまとめられ、それぞれの学校の先生がコメントを寄せられています。
 全国でも色々な事件が発生し、子ども達が犠牲になったと見聞きします。最近は大学の中で麻薬が飛び交っているようです。今、このような体験を通して、感じたことや経験したことを忘れずにいていただきたいと思います。
 市当局から、「中小企業緊急経営対策資金融資制度の実施延長について」と「子育て応援特別手当事業概要」が届きましたので、データベースに置いておきます。

2009年02月20日

200号

 今日も、いつものように市役所にいました。一般質問に関連して、市当局の担当者から現状などを教えていただきました。今回は2問やろうと思っていますが、もう一方はまだ手付かずです。少し調べが進んできたかなぁといったところです。

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 今日は金曜日なので、私の家には写真の「報道ワカヤマ」が届きます。私もこれまでに何度か掲載していただきました。私が市議会議員への立候補を準備していてお金がなく、窮々しているときからのお付き合いです。
 よく見てみると、今号が200号目でした。1年を50週として4年になるのですね。そのうちの半分ぐらいは拝見していることになります。
 今日もいつものように紙面を開きました。今日の紙面には『わかやま“元気”1万人フェスタ』のこと、和歌山を題材に歌うシンガーの方のこと、暗算選手権のこと、残り半分は子ども達のスポーツのことが書かれていました。
 全部を読み終えて、一つ気付いたことがあります。この号には批判や嫌事が書かれていませんでした。いつもなら市長の政治姿勢や市の政策について、何かしら一言二言書いています。時に購読者である私のことも容赦なくバッサリ。またその切り口が余りに鋭いのですが、今日はそんなことは出てきていませんでした。200号の記念で耳障りの良いことだけにして、201号でザックリ切り込んでくる作戦なんでしょうか。
 私も議員ですから、当然切り込まれる立場にあります。その辺は腹をくくりながら、拝見しています。ここから5年目のスタート、200号おめでとうございます。

2009年02月23日

質問通告書を提出

 今朝は和駅前での街頭演説です。雨交じりということもあってか、かなり暖かく感じられる朝でした。
 今日の演説の中身は、明日から2月定例議会が始まること、その中では08年度の最終補正予算と09年度当初予算が審議されること、09年度予算は08年度と比べて微増の1300億円規模になること、昨今の経済危機の煽りを受けて市の主な収入である税収が減っていること、その穴埋めのために借金である市債が増えていることなどをお話ししました。
 一般質問の通告書を提出しました。提出順序は6番目で、質問期日は3月6日(金)の午後からになります。また色々と決まり次第、ご報告します。

2009年02月24日

恥ずかしながら…

 今朝もいつものように市駅前での街頭演説で…と言いたいところですが、今日はちょっと違います。
 朝立ちに行こうと自転車をこいでいたところ、東急イン横の路地との交差点で国道から曲がってきた車に当てられ、危ないと思って自転車のハンドルを切って交わしたところ、そのまま前のビルの壁に激突して停まりました。
 ビルにぶつかったとき、顔を両腕でカバーしたので、壁に頭を打ったりすることはありませんでした。自転車のハンドルで腹部を打ったりもせず、膝が擦りむいているだけでした。
 警察に来てもらって実況見分をし、家に帰ってきました。縁起が悪いので、スーツを着替えて、議会へ。普通に出席するつもりだったのですが、議運委員長が「早く病院へ行かなあかん!」とおっしゃって下さり、本会議を早退して日赤で検査を受けました。頭から足まで診てもらって、特に問題はなく、膝の打撲と擦り傷だけで奇跡的に済みました。

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 写真は家に戻ってきた自転車です。前輪の部分が中央に寄って、車輪が回りません。完全にお釈迦です。高校入学の時に通学用で買ってもらった自転車ですが、14年間もよく動いてくれました。まさかこんな形でお別れすることになるとは…。最後はちゃんときれいにして送り出してやろうと思います。
 今月は車に関する良くない出来事が2回目です。改めて交通安全の重みを感じました。自分が運転するときにも、細心の注意を払おうと思います。皆様もお気を付け下さい。
 議運委員長はじめ議会事務局、市役所、関係者の皆様、ご心配をおかけしました。色々とご配慮ありがとうございました。

2009年02月25日

質疑が行なわれました。

 事故のことでは皆様にご心配をおかけしました。ブログをご覧になった方からメールをいくつもいただいたり、ありがとうございました。後始末もつきましたし、左膝も曲げれば痛いですが、ほぼ支障なくやっています。
 今日からは08年度の最終補正予算の審議に入りました。年度末で過不足ある予算の辻褄合わせをします。午前中の本会議では補正予算案について、共産党から質疑がありました。
 質疑とは、市当局から出された議案について、積算根拠など客観的事実を問い質すことです。ですから、政策の議論や是非について聞くことは出来ません。ここで示された数字を基に、一般質問や委員会での質疑に活かされることになります。
 質疑の後は、それぞれの委員会に議案が割り振られます。
 本会議が終ったあとは、一般質問の調整です。今日は教育委員会から説明を受け、その後すぐに市教育研究所のコンピュータルームを見せていただきました。実際にペンで画面を触って動くタブレットPCを触らせていただきました。
 この研究所で教育成果を試されているシステムは、世界でも一二を争うぐらい進んでいるそうです。海外の教育学会でも注目される代物で、本当に成果があるのか実験をしているところだそうです。
 年に1億2千万円も賭けているので、単なる金食い虫かと思っていましたが、一概にはそうとは言えないようです。
 今日私が見た事を踏まえながら、質問を考えていこうと思います。

2009年02月27日

委員会での討論と採決

 昨日、建設企業委員会での議論について少しお話させていただきました。その議案を審議して、良しとするのかどうかを決める討論と採決が行なわれました。
 今回、委員会には全部で16件の議案が付託されました。共産党議員から、昨日お話ししたスカイタウンつつじヶ丘の緑道に関する議案に反対するとの討論がされました。
 緑道の買い取りを含む4議案は賛成多数で可決、その他の12件は賛成全員で可決されました。
 確かに、すでに緑道となっているものを買い取って、それ以上市民生活にプラスになるものに変わらないものに、多額の税金をつぎ込むことは、財政の厳しい和歌山市にとっていいことではありません。しかし、スカイタウンつつじヶ丘の造成に多額の借金をしていて、その利子払いを少しでも軽減しようという市当局の努力も認めざるを得ないと思います。
 ということで、スカイタウンつつじヶ丘の緑道買取に係る議案については、消極的ではありますが賛成をしました。トータルで考えたとき、利子が膨らむのは得策ではないと思ったからです。
 ぜひ、皆さんのご意見もお伺いさせていただきたいと思います。

2009年02月28日

モーニングコールから始まって

 久しぶりに、午前中何も予定が入っていない土曜日でした。目覚ましもかけず、いつもより少し寝過ごしてゆっくり動き出そうと思いました。が、新聞記者からの取材の電話で起こされました。8時半前でした。結局そのまま起きました。
 起きてすぐは、まず新聞に目を通します。1面、社会面、和歌山版、政治面、2面の順番で読んでいきます。
 10時過ぎから家事の手伝いで買い物に出かけました。昼食をはさんで、散髪に行きました。一般質問の前には、気合を入れ直すために必ず散髪に行っています。スキっとして見える方がいいですし。
 帰ってきてからはパソコンに向かい、一般質問で使うデータ集めの作業をしました。週明けには、質問がまとまるかなぁと思います。

2009年03月01日

つな文

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 今朝は10時から吉田にある県立体育館で行われた第32回障害児者家族のつながりを広める文化祭にお邪魔しました。昨年から2回目の参加です。ステージ前の椅子に座って、開会セレモニーを拝見しました。
 参加される皆さんの中では、この文化祭のことを「つな文」と言っておられるそうです。来年からは私も「つな文」と呼ばせてもらいます。
 去年の「つな文」から以降、それぞれの学校で色々な作品を作られ、所狭しと展示されていました。市役所の職員さんがステージでの演奏などをサポートするボランティアをされていたり、本当に手作りの文化祭です。来年もどんな作品が並ぶのか、舞台で楽しませてくれるのか楽しみです。
 文化祭の会場を後にして市役所へ。少しだけ質問の資料調べをしました。
 その後は和駅から電車で京都へ向かいました。「がんばろう、日本!」国民協議会主催の第16回関西政経セミナーに参加するためです。今回は『低炭素化時代の日本の課題』というテーマで京都大学大学院准教授の諸富徹先生からご講演をいただいた後、数名のパネリストでパネルディスカッションが行われました。
 セミナーの後の意見交換会では、挨拶させていただく機会も得ました。ありがとうございました。前回の京都市長選挙に立候補した前市会議員のスタッフをしていた方とお話させていただきました。その候補者さんが書かれた本を私も読んでいて、本の基礎データとなったアンケートを取りにお家を回られたそうです。大変なご苦労があったと思います。
 会が終わってそのまま和歌山へとんぼ返りしました。何かと慌しい一日でした。

2009年03月02日

夜まで缶詰

 今日は月曜日で、和駅前の街頭演説の日ですが、自転車もトラメガもまだ復活していないので、出来ませんでした。
 今日の議会は休会でしたが、一般質問の準備があるので、市役所に入りました。夜まで市役所で缶詰になりました。
 夜にはJCの委員会があり、9月に行なう交流事業をどう運営するか、話し合いました。

2009年03月03日

本会議、実行委員会

 残念ながら、今朝も街頭演説はナシです。申し訳ありません。
 朝から市役所にいました。今日は一日中本会議です。午前中は08年度補正予算の審議で、各委員会に割り振られた議案審査の結果について、各委員会から報告がありました。建設企業委員会の報告は私がさせていただきました。
 その後、委員長の報告に対して質疑、討論と続きますが、質疑はありませんでした。共産党から一部の議案に対して反対の討論がありました。それから採決となり、賛成多数ないしは賛成全員で全ての議案が可決されました。
 お昼休憩を挟んで、午後の本会議は09年度当初予算の提案理由の説明が行われました。それぞれの担当部署別に、何のためにいくら使うのかを説明していきます。事細かに説明するわけではないのですが、それでもかなり時間がかかります。途中休憩しながら16時過ぎまでやりました。
 本会議が始まる前や休憩中、本会議が終わった後は市当局と質問の調整です。入れ替わり立ち代り引っ切り無しに担当者がやってきました。
 18時過ぎに市役所を出て、一度家に戻ってから、おどるんやのお祭りスタッフ部会に行きました。部会としては久しぶりの集まりです。
 今年、私は実行委員会の中でスタッフ担当のコーディネーターという重役をいただきました。衆議院総選挙のある年なので固辞したのですが、杉谷実行委員長のプッシュでさせていただくことになりました。昨年の副実行委員長からバトンタッチして、杉谷実行委員長に今年の祭りの概要をお話していただき、4月5日に行う「おどるんや春祭り」でどんな活動をするのか、話し合いました。
 結構、取りまとめ役に慣れているかと思ったのですが、思った以上に自分が慣れていない、忘れてしまっていることが分かり、ちょっと苦労しました。

 今日、市行政経営課から「転入・転出臨時サービスコーナーの設置について」と「20年度1課1提案について」の報告が届きましたので、データベースに置いておきます。

2009年03月04日

代表質問が行われました。

《告知》
 今日行われた和歌山市議会の代表質問の模様がテレビ和歌山で放映されます。明日5日正午から1時間です。ぜひご覧下さい。

 今日の議会は各会派の代表者による質問が行われました。この質問は「代表質問」といわれ、いつも私が行っている一般質問とは違います。
 どこが違うかと言うと、各会派につき1名しか質問できません。今の市議会には7会派あるのですが、一人会派はできないので、6人が登壇しました。
 時間制限があります。時間は会派に所属する議員の数で比例配分します。
 1回しか質問できません。当然市当局の答えも1回しかもらえません。
 代表質問は、新年度予算が審議される2月議会にしかありません。厳密に言えば、新しい市長が選挙で選ばれたときもありますが、まだそんな場面には遭遇していません。
 私が所属する民主クラブは〆木先生が質問に登壇されました。今回の代表質問は教育や子育てを取り上げたものが多かったです。私も一般質問は教育と子育てについてです。
 15時半頃に本会議が終わり、質問の最終調整と質問の原稿を書き始めました。なかなか思ったように進みません。
 昨日から小沢代表の秘書が東京地検特捜部に逮捕されたニュースが流れています。夕方県連に寄ったら、「記者会見でよく言った!潔い」といった電話が数本入ったそうですが、批判の電話は1本もなかったそうです。国民の皆さんはかなり冷静に見て下さっているようです。
 夜にはおどるんやのコーディネーター会議が行われ、参加しました。色々と議論は尽きず、終わったら22時半を回っていました。
 ちなみに、私の一般質問は6日(金)13時からです。ぜひ市議会を傍聴なさって下さい。

2009年03月05日

今日から一般質問

 議会は今日から一般質問に入ります。午前・午後あわせて3人が登壇します。
 今日のお昼にはテレビ和歌山で、昨日の代表質問の模様が再放送されていました。各会派の幹事長によるインタビュー、質問者の質問と答弁のダイジェストが放送されていました。
 時々議席がアップにされ、私も何回か映っていました。眠たそうな目をしているように見えたかもしれませんが、花粉症で目がかゆく、目薬を点しながら戦っていたのであって、決して眠たいのではありません。
 私は明日の3番目に登壇です。今日のお昼に読み原稿を提出しました。それを受けて市当局の勉強会が行われます。
 出した原稿があんまり良くなかったので、手直ししていたら20時半になってしまいました。たまにはそんな時もあるんですよ。

2009年03月06日

09年2月議会での一般質問全文

 今日の質問の議事録を記します。なお、これは原稿ベースで、速報版です。実際の議事録は若干異なることをお含み置きください。正規は後に発行される議事録に拠ります。

《質問》
 こんにちは。お疲れさまです。民主クラブの山本忠相です。
 私たちのこの和歌山市議会では、おととい、各会派による先輩議員の方々の代表質問が行われておったんですが、そのとき東京の永田町、国会では定額給付金が、関連法案ということで第2次補正予算関連法案が可決をされたということであります。
 私たちのこの議会では、定額給付金についてはもうちょっと考えろよということで、再考するということの意見書を出したんですが、物の見事に無視をされたというか、全く気にされていなかったというか、私としてはもう怒るというより笑っちゃうぐらい、ただただあきれているという感じがいたします。
 この先、日本の政治はどうなっていくのかということがちょっと心配になってきているところであります。
 それでは、議長のお許しをいただきましたので、一般質問をさせていただきます。今回は教育施策、そして子育て施策の2点についてお伺いをさせていただきます。

 まずは教育施策についてです。
 去る2008年10月14日の平成19年度分の決算特別委員会で質疑をさせていただいた第9款教育費、第2項小学校費、第1目学校管理費、第14節使用料及び賃借料の中にある機械等借上料1億1,941万2,102円について、その中身をただしたところ、当局から「コピー等の借り上げ等も入っているんですが、主にパソコンで、小学校52校に24台ずつ」--確認したところ、正確には研究協力実践校というのがありまして、それが4校それぞれに36台、それ以外の学校には22台で、平均して24台ということだそうですが、「52校に24台ずつと、2分校に5台で、計1,258台のパソコンと、サーバーが52校に1つずつと」、和歌山市の教育情報ネットワークである「『きいねっと』の情報サービスなどの契約」「パソコン本体だけの費用ではなく、ウイルス対策ソフトであるとか、サーバーをメンテナンスするためのシステムであるとか、子供たちの教室に入っているパソコンを制御するシステムであるとか、パソコン以外の部分もあります」と御答弁をいただきました。
 そこでお伺いをいたします。
 今まで1億2,000万円弱の費用を投入し、今後もその予定だと思いますが、まず、どういうシステムを導入したのか、その意図するところは何か、何を目指そうとしているのか、お答えください。

 次に、子育て施策についてです。
 昨今の経済不況が家庭にも影を落とし、家計を維持するためにお母さんがパートに出なければならないなど、影響が出てきています。特に子育て中のお母さんにとって、子供が病気になったときなどは、おちおち仕事も手につかないというのが本音であると思います。
 実際、子供の看護のために過去1年間に取得した休暇日数は、男性雇用者の約8割でゼロから3日であったのに対し、女性の約2割が6日から10日、約3割が11日以上の休暇を取得していることが労働政策研究・研修機構の調査から明らかとなっております。
 また、仕事と家庭の両立が難しいため仕事を辞めた理由の第4位に「子供の病気等でたびたび仕事を休まざるを得ないため」というのが入っております。核家族化が進み、別居の祖父母の手助けも得られないということも背景にあるようですが、和歌山市の場合はこの点まだましなほうかもしれません。
 1995年からの国の子育て支援策、エンゼルプランから病児・病後児保育事業が始められ、1999年度までに全国500カ所の設置を目指しておりましたが、実際、1999年度末には約2割の110カ所にとどまりました。2000年度からの新エンゼルプランでは、改めて500市町村での事業実施が目標とされ、2005年時点で598カ所まで拡大をいたしました。しかし、依然としてニーズが高く、2005年からの少子化対策、子ども・子育て応援プランでは1,500カ所にまで拡充されることが目指されております。
 そんな中で、病児・病後児保育を含めた子育て支援のために、これまで国の直轄事業で行われてきた緊急サポートネットワーク事業を2009年度から市町村へ移管することを厚生労働省が決めました。昨年11月20日の参議院内閣委員会でもこのことが取り上げられ、半年もたたない先にいきなり廃止するのはいかがなものかと議論がなされ、各市町村で行っているファミリー・サポート・センター事業に再編する前提で、とりあえず2年間の経過措置がとられることとなりました。
 本市でもファミリー・サポート・センター事業を既に行っておりますが、まずはこれまでの現状と、新規事業に含まれているファミリー・サポート・センター事業の拡充及びその財源についてお答えください。  また、事業の再編に関して、厚生労働省の対応は余りにも性急というか、拙速の感が否めません。先ほどの国会答弁で厚生労働省の北村彰大臣官房審議官が、「これまでも地方自治体に対しまして、予算要求の内容、ファミリー・サポート・センター事業の再編につきましての具体的な内容、あるいは当該事業の必要性、あるいは再編の趣旨、そういったもろもろのことをお知らせをさせていただきまして、また、来年度以降、病児・病後児預かりなどが、次世代育成支援対策交付金、これを利用してそれぞれの地域で実施されるように文書さらには直接電話により働きかけもしておるところでございます。」と答えられています。
 そこで、厚生労働省から本市に対し、どのようなアプローチがあり、どのような説明があったのか。
 以上をお伺いして、第1問といたします。

《岩橋市民環境局長 答弁》
 子育て施策について2点ございます。
 まず1点目、ファミリー・サポート・センター事業の現状についての御質問です。
 ファミリー・サポート・センター事業は、和歌山市在住で、子育ての支援をしてほしい人と子育てのお手伝いができる人を会員登録し、互いの信頼と了承の上で一時的にお子さんを預かる会員組織を運営する事業でございます。この事業は、平成14年6月から開始して以来、会員数は増加傾向にあり、平成21年2月末現在の会員数681人、平成20年4月から平成21年2月末までの活動件数は2,326件となってございます。
 本市では、子育て支援、男女共生を推進する上でファミリー・サポート・センター事業を重要な施策と位置づけており、今後とも引き続き当事業を推進してまいりたいと考えております。
 2点目、ファミリー・サポート・センター事業の拡充とその財源について、また、厚生労働省からのアプローチと説明はあったのかとの御質問です。
 国では、病気のお子さんや病後のお子さんの預かり及び緊急時の一時預かり等を行う事業である緊急サポートネットワーク事業を廃止し、平成21年度からは、市町村が実施するファミリー・サポート・センター事業の機能を強化して対応するよう制度の見直しを行うこととしています。本市といたしましては、ファミリー・サポート・センター事業の利用者のニーズを考慮し、平成21年度から、病気のお子さんや病後のお子さんの預かり及び緊急時の一時預かりに対応できるように事業を拡充してまいりたいと考えております。
 なお、財源でございますが、新たな事業は、事業費のおよそ2分の1が国の交付金で賄われることとなっております。
 また、厚生労働省からは、平成20年9月に、平成21年度から国が行っている緊急サポートネットワーク事業を廃止し、市町村が行うファミリー・サポート・センター事業制度の見直しを行う予定である旨の事務連絡があり、その後、平成21年2月に交付金の算定基準等についての事務連絡がございました。そのほかに、事業に関して国から市に対しての説明会等は開催されてございません。

《樫原教育局長 答弁》
 教育施策について、小学校で使用するパソコンのリース費用として、1億2,000万円弱の費用を投入し、今後もその予定だと思うが、どういうシステムを導入したのか、その意図するところは何か、何を目指そうとしているのかとの御質問でございます。
 小学校で使用するパソコンにつきましては、インターネットにおける有害サイトなどから児童の安全を守るフィルタリングシステムや、ウイルス対策などのセキュリティーシステムを導入し、また、学習面では、漢字学習や計算などの教材システム及びそれを活用するための手書き機能を持つパソコンシステムを小学校52校に導入したものです。
 導入のねらいといたしましては、児童が安全にパソコンシステムを利用できる環境の構築、児童の情報活用能力の育成、学力の向上を目的としております。
 目指すところにつきましては、手書き機能を持つパソコンシステムを活用することにより、児童が興味を持って学習し、一人一人が教員の指導のもと自分のペースで学習を行い、学力を向上させたいと考えてございます。

《再質問》
 それぞれ御答弁いただきましたので、再質問に入らせていただきます。
 まず教育についてです。
 パソコン導入の意図、目指すところは、子供たちの学力向上であるということのお答えでした。  本市で導入したシステムは、全国でも一、二を争う進んだシステムだそうです。複数のマスメディアにも取り上げられ、海外での学会にも取り上げられたと聞き及んでおります。
 ICT--Iというのはインフォメーション、情報、CはコミュニケーションのC、通信という意味ですね、Tがテクノロジー、技術。情報通信技術をICTというのですが--ICTを使った教育環境を整備する今回の研究は、NEXTプロジェクトと名づけられ、独立行政法人メディア教育開発センターとマイクロソフト株式会社によって進められ、現在、京都の立命館小学校、東京都港区立青山小学校など4校と和歌山市立の52校が参加をしております。
 戦後GHQが飢えた日本国民にパンやチョコレートを配り、そのときの子供が大人になって、食卓が和食から洋食に侵食されたように、どうも私には子供をパソコン漬けにする布石を打たれているのではないかと思えてなりません。小学生には読み書きそろばん--というふうに言うと、どうも私の頭の中は古いのでしょうか。
 決算特別委員会の席上では、それだけの金額をかけるだけの効果があるのかどうかということを疑問に思いましたので、当局にお尋ねしたところ、手書き学習よりもパソコンを使ったほうが若干学力が上がっているという答弁がありました。
 しかし、平成19年度から始めたばかりで、実証研究の途中であり、確実にすべての子供について学力が上がると言い切ってしまうには怖さがあると思います。
 パソコンを教えるな、パソコンで教えるなとは言いません。経費削減に相当の努力をされているということも伺いましたし、具体的に数字で出ていますのでその努力は認めますが、やはり1億円を超えるお金をかけるのであれば、人間としてどうあるべきかを教えることも大切ではないかというふうに思います。
 パソコンは機械であるがゆえに、自分の気に入らない画面を消したり、ゲームで相手をやっつけることもできます。しかし、そういうことは機械に対しては許されても、人間に対しては許されません。今や学校でしか子供同士が顔を合わせる機会が少なくなっている。また、自己中心主義になると、いじめや他人を傷つけることになるのではないかというふうに危惧をしております。機械が人間の心を奪い、人間社会を支配しつつあると言っても過言ではないと、おとといの代表質問で浦先輩議員がおっしゃっておられましたが、まさにそのとおりだと思います。
 学校でパソコンを使えるようになって家庭へ帰って来る。それ以前に、今や一家に1台パソコンがあるというような時代になってきています。学校のパソコンは有害サイトにアクセスしないようブロックがかけられていますが、各家庭では必ずしもブロックが施されているとは限りません。
 そうした場合、やはり子ども自身に最低限のよしあしを判断させる情報モラル教育、情報道徳教育と言ってもいいと思いますが、そういう教育が重要なのではないでしょうか。便利にパソコンやネットを利用するに当たり、するべきこと、してはいけないことを教えなければならないと思います。そういう教育を現場でしていただいているのかどうか。また、教員の指導力向上を図るためにどのようなことをしているのか。教員が教えるためのフォローはどのようにされているのか、お答えください。

 次に、子育て施策についてです。
 御答弁いただいたように、本市でもファミリー・サポート・センター事業は重要だと認識していただいていて、活動件数も増加している。お母さん方の需要は高いということです。
 国は、少子化対策を掲げて何とか食いとめようとしているようですが、その一方で、御答弁にもあったように、仕事はあげるけどお金は半分出しなさい--何と勝手なことかというふうに思います。今回のような予算なき市町村への事業移管という名の丸投げは、言うこととやることが矛盾をしていますし、地域主権にはほど遠いというふうに思います。
 そして、中央省庁の官僚というのは何と適当なことでしょうか。事務連絡で手紙だけ送り、国会では電話をかけたと答弁をしておきながら、電話はなし、説明会もなし。現場で受ける自治体は物すごく大変です。
 この点、経済状況が悪化していることに伴って、共働きの家庭が結果としてふえ、ファミリー・サポート・センター事業の拡充が求められている中で、利用者のいる地域事情を無視した、こういう画一的な再編をどのように思われますか、お答えをいただきたいと思います。
 以上で第2問といたします。

《大橋市長 答弁》
 地域事情を無視した国によるファミリー・サポート・センター事業の再編についてどう思うかということであります。
 国が緊急サポートネットワーク事業を廃止して市町村が実施するファミリー・サポート・センター事業に統合し、さらに、その財源もおよそ2分の1を市町村の負担とする方針を一方的に打ち出したことにつきましては、国が新規事業を立ち上げて、定着した後、国としては事業を廃止して市町村に押しつける、こういうパターンというのはこれまでにも幾つも例がありまして、私としても非常に納得のいかないところでありますが、子育て支援における市民のニーズが多様化していることを考えますと、病気のお子さんや病後のお子さんの預かり及び緊急時の一時預かり等を行う緊急サポートネットワーク事業は、子育て中の市民の方々を支援する上で重要な事業ですので、本市としても引き継がないわけにいかないので、事業を国から引き継いで行う必要があると考えております。
 国に対しましては、財源の確保等について機会があるごとに働きかけていきたいと考えております。
 以上でございます。

《大江教育長 答弁》
 教育施策について、子供たちへの情報モラル教育をしているのかどうか、教員の指導力向上を図るためにどのようなことをしているのか、また、教員が教えるためのフォローはどのようにしているかとの御質問です。
 情報モラル教育につきましては、情報社会において的確な判断ができる児童生徒を育成するために、インターネットの正しい活用方法やネット上のいじめなどの危険性について、すべての小中学校において指導しているところです。
 教員の指導力向上のために、初任者研修、5年経験者研修でそれぞれ1講座、情報教育担当者研修2講座、選択できる研修を3講座実施しております。
 また、カリキュラム、指導実践例、資料などが掲載された冊子を配布するとともに、授業で活用することのできる教材などを提供するなど、フォローしながら指導力向上に努めております。
 今後もさらに研修の内容を充実していくよう努めてまいります。
 以上でございます。

《再々質問》
 それぞれお答えをいただきましたので、第3問に入らせていただきます。
 まず教育についてです。
 教員に対しては、新任者、そして5年目の教員が全員必ず情報モラル研修を受けると御答弁をいただきました。教員に対してはかなり充実をしていると思います。しかし、子供たちに対しては、道徳の時間のうち年間2こま程度、また、折に触れての教育ということで、これはかなり少ないのではないかというふうに思います。パソコンやネットに触れる割合からすればどう考えても少ないと思います。
 さまざまな危険がネット上に存在し、それにかかわる事件も起きていることは既に周知のとおりです。それらから大人が子供を守るということはもとより、子供自身にもみずからを守る能力を持たせなくてはならないと思います。パソコンによる教育を進めること、また、それと同じだけ情報に対する道徳教育を行っていただきたいというふうに思います。
 また同時に、家庭でもパソコンに触れる機会が一層ふえてきます。保護者に対しても情報道徳教育、また、普通の道徳教育を受ける機会をつくるべきではないでしょうか。教育は決して学校任せではいけないと思います。これらのことを強くお願いをいたします。

 最後に子育てについてですが、一方的な事業の押しつけと経費の約50%負担について、市長から納得いかないと御答弁をいただいたように、私も納得はしていません。
 国は、制度を充実させるという口で、金は半分自分で出せと言い、また、地方財政健全化法という網をかけて自治体を追い込んでいく。まさに自己矛盾で、国は一体何がしたいんだ、地方をどうしたいんだと強く感じるわけであります。
 病児・病後児保育を行うには普通よりお金がかかります。構造的に赤字になりやすい。それでもやらなくてはならない事業です。また、事業を進めるに当たって、子供の預かり手となるスタッフの専門性の向上やリスク管理を強化することも課題となっています。
 保育所との連携も欠いてはいけないことです。ファミリー・サポート・センター事業では、子供を預かってくださる方のサポート、子供に何かあったときのホットラインの設置など、つまりサポーターのサポート体制、これをしっかり組むことも考えなくてはなりません。
 事業自体を否定するわけではありませんし、もっと拡充していただきたい。ファミリー・サポート・センター事業は、にわか里親制度と名づけてもいいぐらいで、人間関係が希薄になりつつある社会で、社会が子供を見てくれるいい制度だと思います。ちゃんとせえと国に言うと市長から御答弁をいただきましたので、ちゃんと言っていただけることを心待ちにして、質問を終わらせていただきます。御清聴ありがとうございました。

2009年03月07日

青少年育成の研修会

 今朝は、和歌山市と海南市の境の海南市寄りに、お店をオープンされた方がいて、開店のお祝いにお店へ行ってきました。ほんの少しですが、お買い物をして、オーナーさんと立ち話させていただきました。
 和歌山へ戻ってきて、12時半から「青少年育成施策推進体制充実強化研修会和歌山県研修会」に参加しました。

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 お昼ですから、お弁当を出して下さいました。でも、ただのお弁当ではありません。このお弁当は高野山BBS会がやっている「コミュニティランチ和(なごみ)」のお弁当で、その上食材はほとんどが和歌山産のものです。そしてその名も「たまスーパー駅弁」です。
 このお弁当をいただきながら、高野山BBS会の大江会長さんのお話を伺いました。大江さんもひきこもりの時期があり、その状況から脱出した経験を生かしてBBSの活動をされています。その一つの手法として行われているのが「コミュニティランチ和」の経営だそうです。
 続いて、内閣府の大塚参事官さんから国の青少年施策、特に昨年12月に改定された青少年育成施策大綱や昨日閣議決定されたばかりの青少年総合対策推進法案について説明をしていただきました。
 その後は、主にひきこもりの方を社会復帰させる活動をしていらっしゃる佐賀県のNPOスチューデント・サポート・フェイスの松尾事務局長さんから、実際の活動についてお話を伺いました。

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 それから、青少年育成国民会議の上村副会長さんのご指導の下、これまでの議論を踏まえ、会場を3つに分けてグループ討議をしました。私の居た班に与えられたテーマは「社会の中で、青少年指導者はどんな人がいるのか、それぞれの立場の人がお互い連携が取れているのかどうか」でした。
 でしゃばって取りまとめ役と発表係をさせていただきました。皆さんのお話を伺っていると、教員のOBやスポーツ指導者のような方に積極的に関わって欲しいという意見がたくさんありました。また、中小企業の経営者など具体的な技術を持った方に、技術の伝承をしながら育成に携わって欲しいとの意見も多くありました。
 年齢的にはギリギリ青少年に入るか抜けるかの30才で、まさに同じような年齢の方のことを話し合いました。こういう青少年に関する議論は初めてで、これを入り口に興味を持っていこうと思います。

2009年03月08日

源氏物語-雅楽の調べ

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 今日は午後から、市民会館小ホールで行われた和歌山雅楽会の定期演奏会「源氏物語」を鑑賞しました。
 こういう日本の伝統芸能に触れる機会は久しぶりですし、大学受験のとき、受験勉強もせず、古典で出てきた源氏物語に惹かれて、原文を買って読んだ記憶もあり、行かせていただきました。
 雅楽を生で聞くという機会はほとんどないと思います。初詣などのときに神社で耳にしますが、録音したものをスピーカーから流しているのが多いと思います。
 開演前に、いただいたプログラムを拝見しました。曲の説明だけではなく、楽器の説明、ミニ知識なども書かれていて、プログラムだけでも楽しく読むことができました。また開演後も、演者の一人が光源氏に扮してお話されるなど、工夫が凝らされていました。
 鳳笙(ほうしょう)や篳篥(ひちりき)の音色をあんなにも堪能できる機会はめったにないと思います。

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 音だけではなく舞いも披露して下さいました。ひとつは「迦陵頻(かりょうびん)」で、これは4羽の鳥が舞う姿を表しています。もう一つは写真にある「蘇莫者(そまくしゃ)」で、聖徳太子が龍笛を吹いていると山の神がその音色に魅了され、どうしても近くで聞きたいと猿に化けて聖徳太子の前に現れ、笛の音に合わせて踊ったと言う伝説を舞楽にしたそうです。
 そういうことも説明して下さり、とても楽しめた時間でした。

2009年03月09日

サンキューの日

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 今日は3月9日、サンキューの日です。
 昨年はよさこい祭りの紀州お祭りプロジェクトでも「ありがとうのまち」をテーマにお祭りをし、5周年記念事業で「ありがとうメッセージ」を行ないました。「ありがとうメッセージ」は普段の生活の中でも、感謝の気持ちを伝えたい人に、はがきで気持ちを伝えようとイベントです。
 今日の10時から中央郵便局で、「ありがとうメッセージ」のはがきの発送式が行なわれました。その模様は紀州よさこい祭りのホームページでご覧になれます。
 最終的には3,030通の「ありがとうメッセージ」が集まったそうです。早いところではもう今日に届いたところもあるそうです。和歌山にありがとうの気持ちがあふれますように。
 今朝は和駅前での街頭演説を行ないました。市議会で行なった一般質問の内容などお話しました。また途中で電池が切れて、地声で引き続きしました。
 議会では先週から引き続き、一般質問が行われました。今日も3名が登壇しました。
 今日、知人が亡くなったとの連絡をいただきました。29才の女性ですが、交通事故で急に彼岸へ渡ってしまいました。まだまだこれからの人生で、社会にとっても大切な存在だったのに、本当に残念でなりません。ご両親やご家族の悲しみは計り知れないと思います。心からご冥福をお祈りします。
 私も先日、ちょっとした事故に遭いました。そのことはここでもご報告しました。今回はたまたま軽症でしたが、一歩間違えればどうなっていたか分かりません。私にとっては、生きていられることに感謝する日にもなりました。

2009年03月10日

コーディネーター会議

 今朝は市駅前で街頭演説を行ないました。先日行なった一般質問のこと、西松建設による小沢代表への献金についてなどをお話させていただきました。
 今回の献金問題について、私のような党員にとっては小沢代表の言葉しか拠り所がなく、それを信じるより他に術がありません。ですから、直ちに代表辞任と声高に言うつもりはありません。
 しかし、今回のことが国民に、政治に対する不信感を抱かせたことは間違いありません。「小沢が言うんだから信じろ」と言われても、国民にはそれを信じるだけの後ろ盾がありません。その点では国民に対して、「期待してくれているのに、それを損なうような話が出てきて申し訳ない」と謝る必要があるとは思います。
 それか、いっそのこと議員辞職までして、「総選挙で禊を受けます」と国民に下駄を預ける方法もあります。
 あまり他の政治家の進退についてゴチャゴチャ言わないのが主義ですが、話の流れで少し触れました。
 街頭演説が終わった後は議会へ。今日も一般質問が行われました。一般質問も明日までです。本会議が終わった後は建設企業委員会の勉強会がありました。
 各部局ごとに提出されている議案について、正副委員長が説明を受けます。なぜかうちの委員会はいつも長時間の勉強会になります。円滑に委員会審査を進めるため、委員さんが引っかかりそうなところを事前に探し、前もって資料を用意していただくなど、対処の打ち合わせも同時に行います。
 夜にはよさこい祭りのコーディネーター会議が行われました。早いと思われるかもしれませんが、今から準備しなければ全然間に合いません。これからも週1~2のペースでコーディネーター会議や実行委員会が行われます。

2009年03月11日

特別なことはなかったのですが…

 今日の議会は一般質問の最終日で、2名が登壇しました。明日は、現在提出されている09年度当初予算に対する質疑が行われます。
 その後はしばらくデスクワークで、政治スクールのアンケート用紙などを作成したり、予算書を読んだりしていました。

2009年03月12日

質疑が行われました

 今日の議会では、09年度当初予算の他、提出議案に対する質疑が行われました。
 質疑とは、市当局から出された議案に対して、その中身の細かい部分を具体的に聞いたり、周辺のデータを前年分や、場合によっては数年分遡って数字を聞き、その議案が提出されるに至った経緯なども伺うものです。
 事実確認や詳細を知ることが中心ですから、出された議案に対して、こうした方がいいんじゃないかと提案することはできません。それは一般質問で行うか、委員会審査の際に言うことになります。
 夕方には、県文の前で岸本周平さんが街頭演説をするというので、お手伝いに行きました。ボランティアで来て下さった方数名に加えて、山下・片桐両県議、〆木先生も参加されました。県文のホールで銀座まるかんの創業者である斎藤一人さんの講演会があるということで、そのお客さんを狙ってのビラ配りでした。
 周平さんは喉の使いすぎか、声が枯れていて、途中で私がマイクを譲り受け、5分ほどしゃべって山下県議にバトンタッチしたら、最後までしゃべってくれました。
 明日から市議会は委員会審査へと移ります。

2009年03月13日

当初予算案が委員会審査へ

 今日はかなりの花粉が飛んでいたようです。ものすごくつらい1日でした。私の顔を見て、「顔が死んでるよ」と言う人もいて、今シーズン最悪の状況だったのではないでしょうか。鼻水・くしゃみ・目のかゆみと、正に三重苦です。
 議会では、今日から09年度当初予算案が各委員会に割り振られたのを受け、委員会での審査がスタートしました。私の所属する建設企業委員会では消防局と建設局中基盤整備部の審査が行われました。
 当初予算の審議は、全ての分野について大まかではありますが全部説明がありますので、かなりの時間を要します。各委員からの質問も全ての箇所に及び、昨年度との比較など説明を求められますので、必然的にやり取りが多くなります。
 そして、2月定例議会の委員会では、3月末で退職される方々からの挨拶があります。消防局では小畑消防局長が挨拶され、ご自身が任を拝命されたときのお母さんとのやり取りをお話され、私の涙腺がゆるくなってしまいました。そのお母さんも局長の退職を見届けないまま、昨年に亡くなられたそうです。基盤整備部では河川港湾課長が挨拶され、途中で感極まっておられました。
 春は別れの春であり、またまもなく出会いの春がやってきます。
 夜には岸本周平後援会の西和地区会議があり、出席しました。西和地区では3月27日(金)の夜に、岸本周平を囲む集会を予定しています。お手元にご案内が届くかと思いますが、よろしくお願いします。
 今日の委員会で建設局から「生活関連事業予算(平成21年度当初)」と「平成21年度入札・契約制度の改正について」の資料が提出されましたので、データベースに置いておきます。

2009年03月14日

お宅訪問

 昨日も少し触れましたが、私は岸本周平後援会西和地区担当の一人です。西和地区の担当は数人いますが、それぞれがある程度同じぐらいの地域を割り振って受け持つ担当制になっています。
 3月27日の金曜日に「岸本周平と語る会」を行うのですが、その告知で受け持ちのお宅を回りました。
 あえて土曜日のお昼を狙って行ったのですが、ご不在のお宅が多く、どうも当てが外れたようです。
 今、自転車を持ち合わせていませんので、歩いて回りました。花粉が気になって、初めのうちはインターホンを押す時にマスクを外して、お話が終わったらまたつけてとしていたのですが、面倒くさくなって、気合も入っていたのか、症状が出なかったので、そのまま外してずっと回りました。
 16時半も過ぎて、風も強くなり、雨もぱらついたりで、寒くなってきたので、撤退しました。思っていた件数は回れませんでしたが、まずまずの成果だと思います。

2009年03月16日

定額給付金の実施計画が決まる

 今日の議会は委員会審査の2日目です。建設企業委員会では建設局中住宅部と下水道部の審査が行なわれました。
 住宅部の審査では、スカイタウンつつじヶ丘造成に係る借金について質問がありました。また市営住宅の空き地を住民が勝手に駐車場にし、管理組合が駐車場代を徴収していたことも改めて質疑に上がりました。全ての駐車場整備が終らないと市が徴収業務にかからないと住民に約束したからということで、すでに整備の終った駐車場でも未だに徴収が始まっていません。
 市の歳入に直結するのに、それを見す見す逃していくやり方はおかしいと言う強い指摘がありました。
 下水道部の審査で「平成21年度工事概要」が配布されました。また産業部から「直川用地企業進出者の募集について」が届けられました。ともにデータベースに置いておきます。

 和歌山市の定額給付金について、実施計画が発表されました。3月31日に必要な書類を発送し、4月1日から受け付け、1回目の給付は4月28日になるそうです。ゴールデンウィークには間に合うように準備してくれているようです。
 詳しい内容はPDFにしてデータベースへ置いておきますので、併せてご覧下さい。

2009年03月17日

水道局の審査

 今日の委員会は水道局の審査でした。水道局の経営は比較的安定しています。しかし、人口の減少に伴って給水人口も減りつつあり、そんな中で大滝ダムの建設負担金がかなりの重荷になっています。大滝ダムの建設負担金とは、橋下大阪府知事が今声高に叫んでいる「国直轄事業の市町村負担金」です。
 かなり前にもお話しましたが、大滝ダムは紀ノ川の上流に建設されています。国土交通省は多目的ダム法という法律を盾に、和歌山市が負担金を払わなければ紀ノ川の利水権を認めないと脅しをかけてきました。利水権がなくなれば、水道が使えなくなって困るのは和歌山市民です。兵糧攻めにしようというのが国交省の魂胆です。
 和歌山市には国交省に対して物申すチャンスがあったのですが、はっきりとケンカを売ったのは橋下府知事が先でした。
 この建設負担金が今後和歌山市の水道財政を徐々に圧迫していくことになるのではないかという危惧が、委員会の場でも出てきました。
 夜には、よさこい祭りのスタッフ部会が行なわれました。4月5日に行なわれるおどるんや春祭りの役割分担を決めました。今年のお祭りにも、一人でも多くのスタッフが集まるようにと思っています。

2009年03月18日

委員会での採決

 昨日までの3日間、委員会で議案の議論を重ねてきました。今日は議案の可否を決める採決が行われました。
 採決の前には討論が行われます。討論は、主に議案に反対の場合、どの議案に対してどういう理由で反対なのかを表明するものです。
 今回も共産党から、平成21年度当初予算、土地造成事業特別会計予算など、いくつかの予算案に反対の討論がありました。
 今回の共産党からの討論でも、その指摘は至極ごもっともなものなのです。しかし、予算案はいくつかのものを一つにまとめて出されているので、その部分だけには反対で他は良くても、賛成か反対のどちらかしか、選ぶことができません。部分反対と言うのがないのです。だから、指摘はごくごく当たり前でも、残った部分を犠牲にできないので仕方なく賛成せざるを得ないことになります。
 常々、すごくやりにくいし、おかしいなぁと思っていました。事務局にも聞いてみました。「全体のうちの一部分だけ反対する方法はないのですか?」と。しかし、悪いところも含めて全部賛成するか反対するかしかないと答えてくれました。
 その時点で議員は悪いところも含めて容認したことになり、そのリスクを負ったことになります。何かあれば賛成したのだからと、責任を追及されることになります。積極的に賛成した部分については、いくら責任を追及されても構いません。しかし、他を犠牲にしないために制度上仕方なく賛成した部分で責任を追及されたときには、かなりつらいものがあります。
 この議会制度がどうにか改善できないのかなぁと思うところです。
 19時から、JCの3月度例会とよさこい祭りの実行委員会がありました。私はよさこい祭りのスタッフ担当コーディネーターなので、実行委員会を休むことはできません。なので、JCの例会を休ませていただきました。すいません。重なるとつらいです。

2009年03月19日

ちぐはぐで落ち着かない日

 今日は朝から勉強会に出席するため、東京日帰り出張しました。
 病院前から6時53分発の関空リムジンバスに乗るため、10分ぐらい前から待っていました。そこで事件が…。バスが来て、私の前で停まりかけたかと思いきや、そのまま走り去っていきました。大声で「おい!おい!」と叫んだものの届かず。路線バスで和駅まで行って、次のリムジンバスに乗りました。
 フライトまで余裕があったから良かったものの、時間を詰めてたらどうしたものかと思いました。私が市内の人間なのでまだ良かったですが、これが外国人や県外からのお客さんだったら、なんと不愉快だったでしょう。月曜にはこのミスの原因と改善策を追求したいと思います。

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 東京に着いて、虎ノ門にある東京財団へ向かいました。ビルのロビーで開場までの時間を待っていたところ、以前ここでもご紹介した、前佐賀市長の木下敏之先生にお会いしました。13時から「社会のルールについてⅣ 障害と経済について」に参加しました。
 障害を負っている方の経済的不利をどのように社会で埋めるか、バリアフリーの実施がどのような経済効果をもたらすのか、というのが勉強会の中身です。主に経済学の学者さんが説明してくれたので、難しくて理解できない部分もありましたが、いただいた論文は何とか理解できる範疇です。
 17時半まで続いて、和歌山へとんぼ帰りしました。しかし、帰りの飛行機が15分遅れの出発、20分遅れの到着で、またギリギリリムジンバスに間に合うという状態でした。
 本当に、時間に追いまくられる落ち着かない1日でした。

 私も読んでいます、木下先生が編集されているメルマガ“夕張市民病院を引継いだ「夕張希望の杜」の毎日”登録フォームはここをクリック

2009年03月20日

戸別訪問

 昨日がちょっとハードだったので、今日は9時半過ぎまで寝させていただきました。
 それからは、岸本周平後援会西和地区担当の一人として、27日の集会の案内を持って回りました。
 始めから分かっていましたが、祝日なのでご在宅のお家が少なかったです。お留守のお家には、名刺に一言書いて、案内をポストに入れさせていただきました。
 終わって帰ってきたら17時でした。日が長くなったなぁと改めて実感しました。花粉症もちょっと楽になってきましたし、もうちょっとで終わるのかなぁと期待しています。

2009年03月21日

フードアナリストのセミナー

 今日は日本フードアナリスト協会主催のブラッシュアップセミナーが行われ、参加してきました。
 実は、先月にフードアナリスト4級の試験を受け、なんとか合格しました。この資格は食や食空間を分析し評価するものです。まだまだ駆け出しですので、今日はお勉強です。
 講師は4人いらっしゃいました。最初はミホ・シェフ・ショコラティエ代表の斎藤美穂さん。チョコレートに命を賭けるようになったこれまでの経緯をお話して下さいました。斎藤さんのお店のチョコレートは全て手作りされているそうです。余計なものを使わず、本来のチョコレートの味を味わってもらいたいと言うことでこだわっておられるそうです。
 参加者にお土産で、ローズエッセンス入りのチョコをいただきました。このローズエッセンスですが、とても手に入りにくいフランス産のバラから作られたもので、1リットル300万円もするそうです。驚きました。
 次は日本フードアナリスト協会のスーパーバイザーである藤原浩さんが、フードアナリストとして求められていることをお話下さいました。

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 その後、キュイジーヌ[s]ミッシェル・トロワグロのヘッドシェフであるリオネル・ベカさんが、主にご自身の作る料理についてお話されました。彼はジャズのような、何度も波のある料理を作るよう心がけているそうです。そんなお話を伺うと、ジャズフレンチをいただいてみたくなりましたが、なかなか手が届かなさそうです。
 最後は㈱東京マーケティング代表取締役の加藤秀俊さんです。加藤さんは、フードアナリストとしてどのように表現していくか、具体的な表現技法についてお話して下さいました。
 料理や雰囲気、食材の使い方など、それぞれを35文字でまとめていくと、分かりやすく人に伝わりやすいと教えて下さいました。この方法は他にも応用できそうです。
 加藤さんはこれから日本版ミシュランのような、レストランの格付け本を企画制作されます。
 6時間ビッチリでしたが、とても楽しくためになりました。ありがとうございました。

2009年03月22日

全国禁煙推進地方議員連絡会 結成!

 今日、横浜で全国禁煙推進地方議員連絡会の結成総会が行なわれ、参加してきました。
 今回、神奈川で行なわれたのは、神奈川県議会に全国で初めての公共的施設受動喫煙防止条例案が提出されたことによります。
 会場は満席で多少人があふれてしまうような熱気でした。日テレのカメラも入っていました。しかし、マスコミが1社しかいなかったというのは非常に残念です。
 世話人である関口正俊神奈川県議会議員から、会の構成などについて説明がありました。
 その後、記念講演ということで、産業医科大学研究員の中田ゆりさんから、現在の禁煙を取り巻く状況や健康被害についてお話を伺いました。日本禁煙学会理事長の作田学さんからWHOなど国際会議での報告を翻訳要約してご報告いただきました。

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 そして何より、松沢成文神奈川県知事が会場に来られて、今回の条例案を提出するに至った経緯や審議中の思いをお話下さいました。
 元々松沢知事は熱のあるお話をされますが、今回は困難な道のりだったのか、一層強く話されていたように思います。今回の条例について、政治家として理想を持って10の政策をしたい。しかし、10を追い求めたために0にしてしまっては元も子もない。政治家である以上は何らかの結果を求められるので、10が理想だけれども、まずは5からでも始めていって、6.7.8と上げていけばいいとおっしゃっておられました。
 全国で初めて、教育施設の全面禁煙を実施したのは和歌山県だったのですが、今や禁煙先進県から後進県になってしまいました。神奈川で出来るんですから、和歌山で出来ないはずがないと思うのですが、いかがでしょう。
 また会員名簿をいただいたのですが、完全に「西低東高」の状態で、関西のメンバーを増やしていかなくてはならないと思います。ちょっと動かないといけませんね。

2009年03月23日

飛行機事故に思う

 今朝、成田空港で貨物機が着陸に失敗し炎上。乗員2人が亡くなりました。ご冥福をお祈りします。
 昨日、東京から帰ってくるときも強風で飛行機が1時間遅れました。関空へ降りるときも着地したと思ったらものすごく左右に振られて、ヤバいと思ったのですが大丈夫でした。空の上で揺れるより着地したときに振られるのが一番怖いと思いました。

 今日の議会は環境保全対策特別委員会が行われました。主には平成21年度から実行される第2次和歌山市環境計画や和歌山市地球温暖化防止計画、環境マネジメントシステムの見直しについて市当局から報告がされ、委員から質疑が行われました。
 私は以前から和歌山市がISO14001を取得していることに対して、お金を払ってまで取得する必要があるのか、NPOなどでもっと和歌山市に合ったやり方を提案してくれるところはいくらでもあると思うが、と指摘していました。
 今回ISO一辺倒の方向から少し転換した感じになりましたが、しかし計画は庁内だけで策定し、実施したことに対する監査を外部の専門家にやってもらうことにするようです。私としては、やはり計画段階から専門家に入っていただき、しっかりと組んで実施をし、違う専門家や計画した専門家から意見をもらって改善していくというやり方がいいのではないかと思います。
 とりあえず、今年1年の動きを見て改善を指摘したいと思いますし、私の知っている環境マネジメントの専門家に一度計画書を見ていただいてご意見を伺おうと思います。
 その後は、県連にいたり、書類の整理をしたりしました。党本部と政策についてやり取りもしていました。
 人事課から「和歌山県との人事交流について」という文書が届けられましたので、データベースに置いておきます。

2009年03月24日

神奈川県受動喫煙防止条例 成立!

 今日の神奈川県議会本会議で、松沢成文知事が提案していた「公共的施設における受動喫煙防止条例」が賛成多数で可決・成立しました。来年4月から施行されることになります。
 この条例については、関係する各方面からかなりの反対があったようです。当初は屋内全面禁煙の条例でしたが、小規模な飲食店や宿泊施設などは喫煙制限を努力義務とするなど、マスコミではトーンダウンしたとの批判もあるようです。
 先日の全国禁煙推進地方議員連絡会の席上で、知事ご本人もおっしゃっておられましたが、10を急ぐあまり0にしてしまっては元も子もないわけで、スタートとしては上出来ではないかと思います。改正を重ねて10にしていければと思います。
 和歌山県は全国で初めて教育施設内での全面禁煙を実施しました。神奈川の受動喫煙防止条例をまねて、神奈川の条例にプラスアルファーした条例を和歌山県でやってもらえたらなぁと思います。

 今日の和歌山市議会は、明日の最終日に向けて調整のため休会です。だからといって何もしていないわけではなく、クラブ総会を開いてそれぞれの委員会での審議について報告をし、引っかかるところがないか確認をして議案に対する賛否の意思確認をしたり、幹事長会や議会運営委員会が行われました。

2009年03月25日

2月定例議会最終日

 今議会の最終日となりました。これまで各委員会で審議された議案の可否を全議員で決めます。
 各委員長から委員会での審議の報告があり、その報告に対して2人から反対討論がありました。
 採決の結果、全ての議案が可決されました。

 夜にはよさこい祭りスタッフ部会で、4月5日に行われる春祭りの準備をしました。

2009年03月26日

間伐材の活用法を求む!

 森林環境保全促進和歌山市議会議員連盟の出張で、和歌山市民の森がある奈良県川上村へ、今日と明日の2日間、視察に来ています。和歌山市からバスで約2時間半、三重県との境に川上村はあります。

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 まずは川上村役場を表敬訪問しました。川上村は地方財政健全化法による健全化判断では、全国でも5本の指に入る好成績だったそうです。却って和歌山市は後ろから数番目。まさに上流と下流ですねとお話しました。
 現在、和歌山市民の森へと続く道が土砂崩れによって寸断されています。次はその現場を視察に行きました。山から道路上に崩れた土砂はすでに撤去されていましたが、ひび割れがあり、いつ再び崩れてもおかしくない状況だということで、通行止めになっています。復旧の目途は立っていません。山へ入って行けないので、市民の森がどういう状態になっているのか、把握できないそうです。

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 写真はその土砂崩れの現場を背にして撮ったものです。危ないのであまり下に行かないでくれと言われました。
 視察の前後をマイクロバスで移動しているときは雪が散らついていました。山々の頂上も少しガスがかっていました。やっぱり市内よりだいぶ寒かったです。
 その後、「山幸彦のもくもく館(川上村林業資料館)」へ伺いました。ここには川上村での林業の歴史や使用する道具が展示されており、吉野杉の製材の種類などを知ることができました。
 それから村役場の総務課長さんや市民の森を管理して下さっている皆さんと意見交換をしました。その中で出てきたのは、外国からの輸入材に押されて国産の木材が売れない。割り箸でさえも輸入がほとんど。この状態がこのまま続けば、日本の森が維持できなくなってしまう。木を育てるために山を手入れし間伐するが、その間伐材をそのまま山に放ってある。あまりにももったいないので、何か使い道がないかというお話が出ました。
 色々と加工してベンチなどに、というアイデアも出ましたが、決定打となるようなものではありませんでした。ぜひ何か良いアイデアがあれば教えて下さい。

2009年03月27日

2種類の森

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 昨日に引き続き、今日も川上村からです。
 朝起きると、結構な雨が降っていました。日本一降水量の多い大台ケ原の隣ですから、雨が多くて当然なのですが…。当然山々には杉が植わっているわけで、花粉症の私にはこの時期にあまり来たくない場所です。1~2週間予定が早かったら、来るのを断念してたかもしれません。山の中に入っても普段とあまり変わらず、正直助かりました。
 宿舎を出て、「森と水の源流館」へ行きました。昨日からお付き合いいただいている辻谷館長さんと尾上事務局次長さんが案内して下さいました。

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 森のジオラマとパノラマスクリーンで森や水の活き活きとした姿を見ることができました。他にも川上村の民家を復元した展示がされていました。
 一般の展示を見させていただいた後、辻谷さんと尾上さんから、「和歌山市民の森~今後の方針」についてお話して下さいました。今後必要なのは持続可能な取り組みの工夫と、より多くの様々な属性の方が参加してもらう方法を見出すことのようです。
 これまでの活動の中に、川上村から出前講座で来てくれて、森と水の話をして下さるというのがあります。この出前講座を入り口にして、次は実際川上村に来てもらい、本物を体験してもらうことでより理解を深めてもらうという狙いがあります。

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 そんな森のことを知る話の中で、辻谷さんから「森には2種類ある」というお話を伺いました。1つは原生林、もう一つは人工林で、原生林は決して人間の手を入れてはならない。人工林は必ず人の手を入れなければならない。同じ森でも反対の性質を持っています。人工林に手を入れなければ、地面に日が当たらず、やがては枯れてしまいます。世の中ではしきりに「木を切ってはならない」と叫ばれていますが、切らなければならない木もあるということを教えて下さいました。
 昨日も触れましたが、ちゃんと木を育てるために間引かなくてはなりません。その時に間伐材が出てきます。それを割り箸にして使ってやるのか、丸太のままほったらかしにしておくのかで、全然違います。同じ生きてきた木ならば生かしてやりたいというのが、林業に関わる皆さんの気持ちです。
 川上村を後にし、和歌山へ戻ってきて、夜には岸本周平後援会西和地区の集会があり、お手伝いしてきました。

2009年04月01日

ウソのなかったエイプリルフール

 人事異動の春です。議会事務局も3人が入れ替わりました。うちお会いした2人は若手です。北野さんは私とタメ、窪田さんは2才年下です。他の部署とはちょっと違うと思いますが、肩肘張らず、でもしっかりがんばって下さい。年齢の近い人がいると、何となくうれしいです。
 今日は、年度末で締めなくてはならない会計書類の整理をしました。領収書を仕分けして、報告文書を作ってと、結構大変です。
 お昼過ぎには、先日年金と介護保険、国民健康保険料のことで相談のあった方へ、結果の報告に行きました。そのときのことは、改めて「明日はどっちだ!?」でお話させていただきます。ただ、相談者には納得していただいたし、喜んでいただきました。
 夜にはよさこい祭りの実行委員会が行われました。4月5日に和歌山城西の丸広場で行われる春祭りの準備や、各部会での活動の報告などがされました。
 そういえば、今日はエイプリルフールでしたが、ウソつかずウソつかれず終わってしまいました。なんかちょっと寂しいような…。
 最後に、06年9月に開設したこのホームページですが、この3月は開設以来最高の月間アクセス数がありました。月合計5806件、1日平均187件とたくさんの方にお出でをいただきました。心から感謝申し上げます。今後も議会の動きや政策、資料の提供、思うところを好き勝手に言わせていただこうと思います。一層のご愛顧ご愛読をよろしくお願いいたします。

2009年04月02日

4月2日

 明るい時間は市役所にいました。
 夜は青年会議所の委員会があり、参加しました。秋に行なう交流事業の詰めをしました。

2009年04月04日

よさこい、和歌山放送、フードアナリスト

 明日、和歌山城西の丸広場で紀州よさこい祭りおどるんや春祭りが行なわれます。お祭りスタッフ部会でぶらくり丁の事務局に集まって、明日の準備をしました。
 うちの部会はゴミの分別収集を実施します。きっちり分別するのは面倒かもしれませんが、ゴミの減量のためには必要なことです。どんなときでもやって、普段から慣れることも大事だと思いますし、この機会に意識してもらうことも大切だと思います。

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 よさこいの打ち合わせや準備が終った後、グランヴィア和歌山で行なわれた和歌山放送開局50周年記念レセプションに参加しました。
 会場壁面のスクリーンに昔の写真が映し出され、アナウンサーの解説つきで拝見しました。放送に縁のある方が次々と壇上に上がり、ご挨拶されていました。
 私も高校2年から3年にかけて、当時あった「ラジ坊」という番組に出させていただいていました。今となってはしょうもないことばかりしゃべってたような気がします。もうちょっと気の利いたことを話せれば良かったのですが、これまでに経験のないことだったので、頭が回りませんでした。
 レセプションが終ったあとは大阪へ。フードアナリストの交流会が行なわれ、参加してきました。関西で同じ資格を持って活動されている方とは初めてお会いすることになります。会場には日本フードアナリスト協会の横井裕之代表理事もいらっしゃっていました。
 交流会が開かれる前に講習会が行なわれていて、その受講生がスライドして参加し、30名ぐらいがいました。
 会員専用のSNSで、和歌山の人が一人も引っかからなかったので、和歌山の人がいないのかと思っていましたが、湯浅で積極的に活動されている方がいるとご紹介いただき、今度お会いして来ようかと思っています。
 近くにたくさんの仲間がいることも分かりました。これからの活動が広がっていくように思います。

2009年04月05日

おどるんや春祭り

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 今年の祭りがいよいよ始まりました!今年は花見の時期と重なって、とてもたくさんの方が見に来て下さいました。祭りの最中でも観光バスが引っ切り無しに出入りしていました。
 今回の祭りでは「スタッフ担当コーディネーター」という重役をいただいています。コーディネーターは私以外にパレード担当、城担当、広報担当と4人いて、それぞれ役割分担しています。
 スタッフ担当コーディネーターは、お祭り当日にボランティアでお祭り運営をお手伝いいただくお祭りスタッフの募集や統括をするお祭りスタッフ部と、警備員さんに重要な箇所を警備していただく警備部の、2つの部の統括と実行委員会との橋渡しをします。

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 今年の春祭りは25チームが参加してくれました。プログラムの途中には総踊りが4回行なわれ、チームに関係なく入り乱れてみんなで踊ります。同じ衣装できっちり揃って踊るのもすばらしいですが、色々な衣装の踊り子が同じ曲を踊るのもまた感動です。
 チームによっては、今年の夏の練習を始めているところもあり、同じチームでも去年の夏とは、また違った一面を見ることができると思います。また、今年は8月1日(土)2日(日)の開催で、1日は「紀州おどりぶんだら節」と同日開催になります。初めてのことだらけであたふたしていますが、新たな和歌山の祭りをご覧になっていただけると思います。

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 今回の春祭りのイベントとして、「旗・フラフタイム」がありました。いつもは祭りを盛り上げ、踊りを引き立てる脇役の旗・フラフに注目してみようというものです。
 一斉にたくさんの旗が舞う姿はまさに壮観です。残念ながら写真では伝わりにくいので、ぜひ夏に現物を見に来て下さい。
 祭りの後は、打ち上げとメンバーから2人結婚した方がいるので、そのお祝い会をしました。サプライズゲストで紀美野町出身のシンガーソングライター小椋誠也さんが来てくれて、結婚した2組に歌のプレゼントをしてくれました。
 結婚したうちの一人が、昨年のスタッフ担当副実行委員長で、長野へ嫁入りすることになり和歌山を離れます。寂しくなりますが、長野へ行っても変わらず笑顔でお幸せに!

2009年04月07日

昨日と今日

 昨日と今日の活動をまとめて書きます。
 昨日のお昼は、関係者の方と選挙情勢について情報交換するランチミーティングがありました。
 当局からは、JR六十谷駅のバリアフリー化一部供用開始についてと和歌山バスの路線一部廃止について報告がありました。共にデータベースへ置いておきます。

 今日は、青年会議所の私が所属する会員開発委員会で秋に行なうイベントの打ち合わせを、お昼を食べながらしました。青年会議所も議会と同じで、議案書を出して理事長以下役員に納得してもらわなければ、事業が実行できません。
 事業の組み立てをみんなで話し合い、副委員長がそれを議案の書面に落とし込んでいきます。正式に了承されれば、ここで告知させていただきます。
 ここ数日、花粉がかなり多く飛んでるようで、つらい日が続いています。先月末に一度収束しかけて、楽になったと喜んでいたのですが、糠喜びでした。ほんまに早く花粉の季節が終ってほしいです。

2009年04月08日

閉会中の委員会開催か?

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 今日は市議会だよりの編集委員会が行われました。2月定例議会で行われた代表質問の要旨が掲載されています。各会派から選ばれた編集委員が細かな表現までチェックします。市民の皆さんが読んで分かりにくいものを作っても仕方ありません。
 最近、県議会だよりの内容がかなり充実してきていて、それを意識しながら躍動感ある議会活動が伝わるよう、紙面づくりを心がけています。
 その後は建設企業委員会の打ち合わせをしました。先の2月定例議会の委員会で、国からの交付金が出る予定だということが議題に上っていて、4月1日に交付金の内示が出たので、その報告をしたいとの申し出が当局からありました。委員長を中心に、閉会中の委員会開催を準備中です。
 これから、市政に関して情報交換をするための会食です。それが終わったら、21時からよさこい祭りのコーディネーター会議があります。さて、何時に終わるのでしょうか?では、行ってきます。

2009年04月09日

入学おめでとう!

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 今日は市立小学校の入学式の日です。私も砂山小学校の入学式に参加させていただきました。
 砂山小学校の辻校長先生は色々とお話をされる代わりに、絵本の読み聞かせをされます。今日は『キャベツくん』を新1年生56人に読みました。大人でも楽しめる絵本でした。
 新2年生が「はじめの一歩」という歌とともに歓迎の挨拶をしました。とてもいい歌なので、ぜひリンク先で聞いてみて下さい。
 去年の入学式には自分たちが座っていた席に新しい子が座り、新入生を歌で迎える。その様子を見ていると、同じ子ども達だとは思えないぐらい成長していました。そして、クラスの中でも何となく役割分担が決まっているようです。両方の姿を微笑ましく見させていただきました。
 式が終わって、自転車で市役所へ。11時から建設企業委員会の打ち合わせをしました。当局から報告事項をまとめた紙が出され、正副委員長で多少意見を述べさせていただきました。
 委員会開会の日程を調整して、当局に手続きをしてもらうよう、お願いしました。
 15時過ぎまで市役所にいて、陳情の処理などをしました。民主党県連にもいました。

2009年04月10日

今年最初で最後のお花見

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 今年の桜は去年よりもだいぶ早く咲いて、残念ながらもう散り始めています。完全に出遅れてしまって、大手門横の枝垂桜も葉桜になっていて残念です。全体的に咲くのが早かったせいか、今年はお花見がとても少なかったです。今日のお昼に、おそらく今年最初で最後のお花見に参加しました。
 ものすごく太陽が照り付けて、夏のような暑さでした。時折風が吹き抜けて、桜の花びらが雪のように舞いました。
 去年と変わらぬ顔ぶれで、楽しくおしゃべりしながらお昼をいただきました。皆さんがお元気でまたお花見できるのを楽しみにしています。
 市当局から、ミニボートピア設置に関する資料と和歌山市うたまちプロジェクトについての報告が届けられましたので、データベースに置いておきます。

2009年04月12日

時間が押され続け

 今日は日程がキチキチの日でした。
 13時からイベントの来賓として呼んでいただき、会場いっぱいのお客さんの前でご紹介いただきました。続いての講演会にも参加させていただいたのですが、講演の時間が押してしまいました。
 その後、青年会議所の勉強会があり、田辺までメンバーと乗り合わせで行く予定だったのですが、結局約束の待ち合わせ時間に間に合わず。待たせた上に行けなくてすいませんでした。
 今回は「JCプライドアカデミー」と名付けられた催しで、開始直前に滑り込んでセーフ。日本青年会議所安里繁信会頭が、ご自身の生い立ちを中心にJCの活動とは何ぞやというお話をされました。少年時代はかなり厳しい境遇で育って来られたようです。
 安里会頭のお話を伺うのは2回目です。講演の後に名刺交換会があり、安里会頭に2回講演を聴いて、思ってることをぶつけてみようと思っていたのですが、市内で次の日程があり、名刺交換会が本来終了の19時45分頃からスタートしたこともあり、何もしないまま和歌山へ戻りました。
 途中ちょっとした渋滞に巻き込まれながら市内へ戻って、よさこいのメンバーとそのご友人総勢5人で夕食を食べながら、お祭りスタッフへ勧誘活動をしました。
 どうも今日は時間に押され続けた一日でした。

2009年04月14日

本当に残念です。

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 今日の夕方に届けられたわかやま新報の紙面です。
 このブログでも書きましたが、和歌山城での花見のルールがなってなくて、今年は高札が出ていたことは取り上げました。その結果が紙面に出ていますが、「高札効果なし」だったようです。
 こうなると、和歌山城内での花見宴会を禁止すると市当局が言っても、議会では反対できないですね。それか、条例で城内をタバコを含めて火気厳禁にし、違反したら逮捕するしかないんですかね。
 全部和歌山市民が悪いとは言わないまでも、一部の突っ走った人によって、日本の風流や文化が失われていきます。ほんまに残念です。
 昨日当局から、定額給付金申請窓口の延長と、子育て応援特別手当の支給についてお知らせが届きましたので、データベースに置いておきます。

2009年04月16日

まだ終わらず

 そろそろ花粉の飛散も終了と言われていますが、残念ながらまだまだ終わってくれません。私の周りでも、しんどい思いをされている方が何人もいます。本当に早く終わってくれないかと思います。
 今日のお昼はJC青年会議所の委員会の事業について打ち合わせをするランチミーティングがありました。だいぶ色々なことが詰まってきました。
 その後は、岸本周平を囲む地方議員懇談会があり、出席しました。

2009年04月18日

開会宣言

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 今日の夜はJC青年会議所の例会がありました。今月の例会のテーマは「頑張ろう商店街!!」ということで、県庁の商工振興の担当官が来られてお話されました。
 今日の例会で、私の所属する委員会が色々な運営のお手伝いをする番になっていて、私を含めて4人がその任を任されました。私は開会宣言の担当になりました。
 人前で話すことには慣れていますし、「ただいまより社団法人和歌山青年会議所2009年度4月度例会を開会いたします。」と言うだけなので大丈夫と思っていましたが、突然のことでちょっとだけドキドキしまいました。
 名前を点呼され通る声で返事すると、会場のどこかから「さすがやな」という言葉が聞こえ、一瞬身構えましたが、難なく終わりました。やっぱり会の始まりでつまづくと、後がだらけますからビシッと決めなくてはならないと思っていました。しかし、何でも初めてのことは少し緊張します。
 今日の講演では、地元商店街と大型店舗を取り巻く環境や法律の話、また頑張る商店街を応援する国や県の制度についてお話して下さいました。
 6月以降のJCの例会は一般公開されます。またここでも告知しますので、ぜひお出で下さい。

2009年04月19日

砂山老人クラブ総会

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 今日は砂山老人クラブの総会が新和歌のほうらい荘であり、去年に引き続き、今年も来賓として参加させていただきました。
 会場に少し早く着いたので、皆さんのテーブルを回ってお話させていただきました。
 今年は110名もの参加で、会場は熱気に包まれていました。昨年と顔ぶれが変わらず、とてもうれしく思いました。私の他に県議さん2名も来られていて、私は3番目にご挨拶させていただきました。県議のお二人に比べて、年季も浅いですし、まだまだしっかり認知されていないようでした。散髪屋をやっていた、亡くなった祖父の話をすると、その孫だと分かってくれる方が多かったです。

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 今日は暑いぐらいのいい天気で、ほうらい荘の部屋の窓辺から望む景色は最高でした。そんな景色の中に観光客が少ないというのが非常に残念で、会場に来られていた方の中には「お客さんが来るようになんとかしちゃってよ」とおっしゃる方もいました。
 和歌浦はそんなに魅力がないのでしょうか?

2009年04月20日

コーディネーター会議

 今し方帰ってきました。
 午前中、市役所に来客があり、色々な話をして情報交換をしました。1時間ちょっとでしたが、色々な分野にまたがった話をしていました。
 昼過ぎは県連に入り、県連のホームページの管理をお願いしている方と、和歌山市を取り巻く環境を生活者の一人としてどう感じるか、またIT技術の持つ可能性などについて、お話を伺いました。
 夜には自治会の役員会があり、20年度の会計報告をして、会計監事に監査をしていただきました。今年は役員改選もないので、総会を開かないことにし、それぞれの報告等を回覧でお知らせすることになりました。
 自治会の役員も高齢化し、もっと若返りを、との声もありました。町内に若い人間が少ないと言うのもあります。ちょっとずつ進めることはできても、一気に替えるというのは難しいので、少しずつ訓練するというようになるのではないでしょうか。
 役員会が終ったあとは、ぶらくり丁のよさこい事務局へ。今日はコーディネーター会議がありました。それぞれの担当から報告があり、必要なことは協議しました。
 予算の査定もあったので、23時40分までかかり、終って帰ってきました。明日はお祭りスタッフ部会の会議があります。

2009年04月21日

スタッフ部会

 午前中は、昨日の自治会の役員会を受けて、私が作成していた決算報告に、会計監事の承認の印を頂き、また今年度の自治会名簿を作成しました。
 昼過ぎには役所へ入り、県連にも出入りしました。
 夕方には、民主党と友好関係にある団体の幹事会に参加しました。6月に行なう勉強会の日程などを話し合いました。
 その後、引き続いてよさこい祭りのスタッフ部会に参加です。部会は実働部隊なので、かなり綿密に打ち合わせを行ないます。全体的に開催が2週間早くなっているので、厳しいスケジュールになっています。今日も部会が終ったのが22時過ぎでした。明日はよさこいの実行委員会があります。

2009年04月22日

実行委員会

 ここ3日はよさこいの話が多くなっています。今日はよさこいの実行委員会が行なわれました。
 この実行委員会において、コーディネーター会議や各部会、役員会で決めたことを報告し、実行委員の皆さんから意見を出してもらいます。
 今日は前の日程が押して、40分ほど遅れてしまいました。砂の丸や西の丸の企画を担当する城部会の報告が終わり、けやき大通りのパレードを担当するパレード部会の報告をしている途中に入りました。
 その次に、うちのスタッフ部会の報告をさせていただきました。昨日に部会をやったところなので、その中身を報告しました。また、祭り当日の警備について、計画の進捗状況もお知らせしました。
 日程を見てみると、やはり2週間早くなるために、全体的にかなりきつい状態です。5月中は一つの漏れもないようにしなければならない感じです。
 ぜひ当日、楽しみにしていてください。また8月2日にお祭りをお手伝い下さる方を募集しています。ご参加お願いいたします。

2009年04月23日

臨時委員会開会

 今日、建設企業委員会の閉会中審査が行なわれました。審査と言っても、市当局から住まいづくり新築奨励事業に係る国の交付金交付の内定が4月1日に出たことを報告するだけでした。
 委員会開催の話が出ているときから、中身がその程度なら持ち回りで報告するだけでも良かったのではないかとの指摘がありました。うちの会派の〆木幹事長もそう言っていましたが、最終的には芝本委員長の権限で開催するということに決まりました。
 マスコミ各社も来ていましたが、5分ほどで委員会が終ってしまい、腑抜けのような感じでした。先輩議員からは、このようなご時世に議員自身も襟を正して、議会の質も上げていかなくてはならないとおっしゃっておられました。ちなみに、たった5分の委員会でも、私を含めた10人の委員には費用弁償として5000円が支払われます。
 その後は市役所を出て、訴訟を抱えている方の相談を受けました。親子関係が難しくなっていて、正直修復は難しいのかなぁと思います。私が考え付く限りのアドバイスをさせていただきました。
 自宅に帰ってくると、ぶらくり丁に計画されている場外船券売り場(ミニボートピア)の設置に反対の方から電話がありました。私の考え方は、以前ここでも書かせていただきました。治安が維持できるのかを気にされる方は本当に多いようです。
 市当局からは、定額給付金の振込みについて報告がありました。4月28日に約53,000件、30日に約5万件、5月8日に約8千件の振込みが実行されます。詳しくは、データベースに置いておきますので、ご覧下さい。

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 最後は告知です。26日日曜日、片男波でスチューデントジャズフェスタが11時から行なわれます。ほんのちょっとですが、お手伝いさせていただいています。映画『スウィング・ガールズ』のモデルになった兵庫の高砂高校や甲南高校をはじめ、県内の中学・高校が参加します。雨も止みそうですので、ぜひお出かけ下さい。

2009年04月25日

雨降りのメーデー

 今日は連合和歌山主催の第80回和歌山県中央メーデーがあり、参加しました。
 残念ながらあいにくの雨、しかもしっかりと降り、会場となった砂の丸広場は水溜りだらけで、グチャグチャになっていました。足場が悪いと予想していたので、長靴で行きましたが、正解でした。
 最初にセレモニーが行われましたが、ひな壇の上でも傘を差したまま。紹介していただいたのですが、きっとよく見えなかったでしょうね。

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 その後はデモ行進。雨でコースが変更され、お城の周りを1周するだけになりました。私は先回りし、広報担当の写真係です。
 写真の真ん中で赤いレインコートを着ているのが藤本県連代表、その隣が岸本第1区総支部長です。他にも関係者の方々に歩いていただきました。ありがとうございました。
 行進が終わったら、〆木幹事長と私は連合さんが用意した労働相談のブースへ。労働相談以外にも色々な相談を受けるために待機していましたが、残念ながら1件もありませんでした。雨で会場には関係者以外いなかったようです。テレビ局の方がカメラを持って待ち構えていましたが、相談を受けている画を撮ることはできませんでした。残念です。
 予定よりもかなり早く終わり、私は車でマリーナシティーへ。NGO団体の和歌山支部の総会があり、来賓として呼んで下さいました。
 メーデーがあったので、遅れて到着したら、東京にある本部から来られた幹部の方がご挨拶されているところで、このNGOが行っている国際貢献の活動や、世界情勢についてお話されていました。
 その後にご挨拶させていただく機会をいただき、会場にいるほとんどが女性で、男は私を含めて3人だったので、うちの家における母親の役割についてや、国際貢献ということで、私がアフガニスタンへ行った時のことをお話させていただきました。
 昨年のこのNGOの活動報告などを聞かせていただいて、趣旨や理念に共感できましたので、私にできることがあればさせていただこうと思っています。

2009年04月26日

スチューデント・ジャズ・フェスティバル

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 先週から週間天気予報ばかり気にしていました。というのも、この土日は野外がメインの催しがあったからです。先週の予報では土日が雨になっていました。「どうしよう」と思っていましたが、2日にまたがる雨が集約されて、昨日のメーデーは雨でした。
 そして今日。片男波の野外ステージで第4回和歌浦スチューデント・ジャズ・フェスティバルが行われました。行く前から結構寒くて、ジャンバーを引っ張り出してきました。やっぱり海沿いで会場はかなり風が吹いていて、午前中は時折雨がぱらついていました。
 予定通り11時に始まって、和歌山市の大江教育長、私、世耕参議院議員の順番で挨拶させていただきました。
 伏虎中学吹奏楽部の演奏から始まり、和歌山北高校、日進中学、星林高校、紀ノ川中学の順で前半が進みました。強風で楽譜が飛ばされたり、楽器が倒れたりと大変でした。
 後半は舞台をジャズスタイルに転換して、兵庫県立高砂高校、日高高校、東海南中学、海南第二中学、粉河高校と続き、トリは兵庫県の私立甲南高校が務めました。
 写真は高砂高校ジャズバンド部ですが、このバンドは映画『スウィングガールズ』のモデルにもなっていて、とても演奏がうまいし、曲と曲の間のMCも手馴れていました。上手下手より、エンターティナーとしてお客さんに「魅せる」ことも大事にしているように感じました。
 粉河高校の演奏では、プロデューサーの瀧益生先生が生徒に混じってドラムを披露してくれました。交通事故で思うように動かないとおっしゃっておられましたが、そんなことを感じさせないドラム捌きでした。生徒さんのMCの掛け合いもなかなか面白かったです。
 少し詳しい方に伺ったら、このような中高生のジャズフェスタは兵庫と和歌山だけのようで、かつ順位をつけないのは和歌山だけです。楽しんでいただくことに重きを置いている、また日本有数の景勝地でジャズの調べを聴くことができるのはこの和歌浦だけです。
 多少出入りがありましたが、ざっと数えて1000人のお客さんは来てらっしゃいました。来年は5回目。もっと楽しんでいただけるようにお手伝いさせていただきます。

2009年04月27日

地方発 日本再生の道

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 今日は東京にいます。政策研究大学院大学で行われた増田寛也 前総務大臣の講演に参加してきました。岩手県知事を3期12年務められたあと、安倍改造内閣の総務大臣になられました。
 知事と総務大臣の両方を経験され、その中から地方分権地域主権を実現するために必要なことを教えて下さいました。
 また、知事と大臣の違いということで、3点お話下さいました。1つ目は、知事は任期が決まっているが、大臣は決まっていないため、先を見通しにくい。2つ目は部下の掌握力が違う。大臣はすぐに変わるので掴みにくく、官僚主導にならざるを得ない。3つ目は対議会の関係が違う。首長の方が圧倒的に力が強い。と3点指摘されました。
 その上で、首長は手の届く範囲が小さいが、影響力は圧倒的に強い。地方は首長や議員に誰を選ぶかで大きく変わると結ばれました。
 制度論や道州制、地域の活性化のために必要なリーダーの存在など、1時間余りにわたって語られました。
 会場には外国からの留学生や聴講生もたくさんいました。講演後は全部で7人質問し、私も質問させていただきましたが、日本人で質問したのは私だけでした。
 私は「増田先生が自民党政権の大臣になられるというのを聞いたときは、大変驚いた。実際大臣として入られて、ご自身のお持ちになっている理念などが活かせられたか」と質問しました。増田先生からは、思ったよりも構想力が発揮できなかったというお答えをいただきました。
 多くは語られませんでしたが、きっと党利省益を優先し、本当に地方のための改革ができなかったのではないかと推察されます。1人の大臣が3年ぐらい腰を据えてやらなければ、官僚が動かす体制は変えられないともおっしゃっておられました。
 地方議会で必要とされる人間になって、和歌山に貢献できるよう頑張ろうと、改めて思いました。

2009年04月28日

パンデミックを回避せよ

 東京から戻ってきました。
 羽田から関空へ降り、リムジンバスで和歌山へ向かう車中でのことです。私の後ろの座席で、初老の女性が話していました。話の中身はこうです。飛行機を降りて、検疫を受けた際に熱があると言った人がいた。足止めされてすぐに帰られへんのに、あほやなぁ…と。
 その言葉を聞いて、かなり怖いと思いました。調子が悪いのに、言わずに入国して感染を広げてしまうことだってあるということです。熱が高いかどうかはサーモグラフィーで分かりますが、調子の善し悪しは外から見て分かりにくいです。やはり国内には持ち込まない、それぐらいの危機意識がなければならないと思います。
 だからといって、過剰に反応する必要もないと思います。毎年のインフルエンザと同じように予防することが大事です。うがい・手洗いをしっかり行う。人ごみにはマスクをしていく。調子の悪いときは医者にかかる。これで十分防げます。
 和歌山市にも新型インフルエンザ警戒本部が設置されました。これについての資料をデータベースに置いておきます。
 これ以外にも、文化財の指定について、またコスモパーク加太にある加太菜園の施設設置を中止する旨の報告が来ていますので、併せて置いておきます。
 夜には支援していただいている団体の総会があり、出席させていただきました。また挨拶させていただく機会も得ました。ありがとうございました。

2009年04月29日

穏やかな昭和の日

 今日は昭和の日です。元々は昭和天皇の誕生日で、崩御された後はみどりの日になっていました。早いもので昭和が終わって21年になります。
 今日は1件、新聞社から取材を受けましたが、それ以外は取り立てて、特別な日程はありませんでした。
 デスクワークと読書に勤しんだ1日でした。

2009年04月30日

落合先生

 今日は私がお世話になっていて、様々なことを教えて下さる落合莞爾先生のお宅へ伺いました。
 落合先生の高校時代の同級生を中心に10人ぐらい集まっておられました。入れ替わり立ち代りだったので、もっと多いかもしれません。
 お宅に着いたときには、ちょうどテレビ朝日系列で放送されたドキュメンタリー番組が上映されていました。”男装の麗人”と呼ばれた川島芳子の消息を追跡した内容で、そこに落合先生が出演されていたので、それを見ようということで、流されていました。
 今日も落合先生はじめ、来られていた方とたくさんお話しさせていただきました。ありがとうございました。

2009年05月01日

1期目の折り返し

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 今日から5月です。私も30才でいられるのがあと28日になってしまいました。議員にならせていただいて2年、残りの任期も2年と折り返しになりました。次期も続けさせていただけるよう、しっかり頑張って参ります。
 今日の午前中から市役所にいました。お客さんが訪ねて来られたり、電話で用事を頼まれ、その処理をしたりしていました。
 夜にはJC青年会議所の委員会が開かれました。今日の議題は、ぶんだら節に参加する際の山車作りについて、うちの委員会が行う交流事業の進捗状況、6月7日に行う「わんぱくフェスタ」の役割分担を決めました。
 委員会終了後の夕食の場で、5月に誕生日を迎えるメンバーのお祝いがあり、私も祝っていただきました。よく分かってくれていて、ベストショットの写真も撮ってくれました。ありがとうございました。
 最初は「JCなんか…」と思いながら入りましたが、一緒に色々なことをやっていれば、つながりもでき、分かることもあります。せっかくいただいた縁も大切にしながら、活動を続けていきたいと思います。

2009年05月03日

食博覧会へ行きました

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 24時過ぎに家へ帰ってきて、風呂に入ったりして今です。5月2日の日記ですが、日付は1日進んでいます。
 今日は朝から大阪南港のインテックス大阪で行われている「09食博覧会・大阪」へ行ってきました。今までなら南海と地下鉄で行くのですが、今回は車で行きました。高速も混んでいませんでしたし、駐車場へもすんなり入れました。しかし、車で行ったことを後で後悔するのですが…。
 会場に到着して、まず全館をざっと見て回りました。インテックスの全館だけでなく、ピロティーまでステージが設置されていたりで、ざっと見るのに2時間もかかってしまい、かなり歩き疲れました。

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 ちょうど今日、13時からVIP対談ということでステージで、橋下府知事、宮崎の東国原知事、仁坂知事がそれぞれの特産物をアピールしました。写真は仁坂知事がケンケン鰹をアピールしているところです。
 仁坂知事の両隣のお二人が結構しゃべるので、おとなしい仁坂知事が緩衝材になって、案外バランスが取れたなぁと思いました。東国原知事が、北海道の花畑牧場と提携して作ったマンゴー味の生キャラメルを橋下知事と一緒に聴衆に配っていたとき、和歌山の梅干を前列の報道陣に配っていて、なかなか天然のいいキャラを出していました。
 それにしても驚いたのは、東国原知事の「宮崎LOVE」さ加減です。人の話の中でも何でも、宮崎の産物をアピールすることにつなげる姿勢には脱帽です。ここまでやり切ったら、誰からも文句は出ないし、もっと言ってほしいとなるのでしょうね。
 会場には日本全国の特産品や世界の料理、新製品などが販売されていました。地酒や焼酎、地ビールや海外の限定ビール、ワインなどもあり、ここで車で来たことを後悔しました。当然お昼も会場内で食べ、私は幻霜スペシャルポークの豚串炭火焼と富士宮焼きそば、海外のアイスを食べました。

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 16時過ぎに南港を出て和歌山へ。今度はよさこい祭りのコーディネーター会議です。18時に招集がかかっていましたが、実際始まったのは18時半でした。
 早く終わろうということで18時スタートだったのですが、議論が白熱して、結局23時40分に終了となりました。
 真剣にやっているので仕方ないですし、そうなって当然だとも思います。それぞれの人が持っている想いをぶつけ合えば、時間がかかります。
 ということで、日付が変わっての更新となりました。

憲法記念日の今日に

 9時から支援者のお年寄りの家の模様替えをお手伝いしてきました。
 日々の生活の中で不便を感じたりして、改善したいと思っても、お年寄りだけではどうすることもできません。男手4人が集まって、たんすの入れ替えや粗大ゴミの搬出をお手伝いしました。
 12時過ぎに家へ戻り、お昼を食べてから県文で行われるJC青年会議所主催の憲法タウンミーティングに参加しました。
 前半は社会風刺コント集団「ザ・ニュースペーパー」から2人が来て、憲法を題材に色々なコントを披露して下さいました。
 後半は「国民投票法って何?」というテーマで、和大の堀内秀雄先生をコーディネーターに、鶴保参議院議員、松原弁護士、会社経営をしている宮田さんがパネリストとして参加され、議論が行われました。
 憲法改正というと、どうも「9条」の話に収束してしまいがちですが、本来はもっと他の条文についても考えなくてはならないことがあるように思います。確かに戦争はしたくない。しかし、その前にもっと日々の生活に直結したことの憲法改正について、話をしなくてはならないように思います。例えば、少し前にこのブログでも取り上げた第25条生存権の問題。これはかなり重要になると思います。
 会場からの質問に対して、鶴保議員がムッとした顔をされて、それを堀内先生がなだめるというような場面もありました。
 来年に5月に施行される国民投票法について知っていただき、憲法についてもお考えいただければと思います。

2009年05月04日

バカ企画会議に参加

 メールで連絡をいただいたときは「一体どんな会議や?」と思いました。題名が「第1回バカ企画会議@和歌山」となっていましたから、見た人は誰でもそう思うでしょう。
 普通なら得体の知れないものを触りにいく必要はないのですが、ものすごく興味が沸いてしまい、出かけていってしまいました。
 会場は本町のragtimeというライブハウスでした。14時半から始まるので、10分ぐらい前に着いたのですが、正直何となくつかめない雰囲気。
 時間となり、主催者である竹田君が登場。会の趣旨を少し話した後、和歌山出身の若手お笑い芸人のりちゃんとともやんがライブで、会場を和ませてくれました。
 しかし、ライブが終わったとたん、また会場は元のちょっと硬い感じに。竹田君が出てきて、自分の生い立ちやこの会議を開くに至った経緯を話してくれました。中学まで和歌山市にいて、高校から東京へ行き、大学を卒業してこの春に和歌山へUターンしてきたそうです。Uターン組という点では自分と同じだなぁと思いながら、話を聞いていました。
 バカ企画会議になったのは竹田君が、地域の活性化は「よそもの・わかもの・ばかもの」でできるという話を聞いたからだとか。私も別府オンパクの方の講演を聞いたときに、そのフレーズを聞きました。そこで、よそものとわかものはいるから、あとはばかものだけだと言うことで、バカ企画会議になったそうです。
 その後、休憩を挟んで、全員が輪になって自己紹介をしました。それぞれに思っていることを話して、あっという間に時間オーバーでした。
 1回で何か結論が出るわけでもなく、焦って出そうともしていませんし、回を重ねたら何かできるかなぁと思っています。
 和歌山にもそんな若者がいたこと(といっても、私は自分のことを若者の域に入っていると思っていますが)をうれしく思いました。

2009年05月06日

驚くほど

 昨日今日と、電話が1回も鳴らず、とても静かな日でした。
 おかげさまで色々と雑事ができました。ありがとうございました。
 私も含めて、ほとんどの方が、今日でゴールデンウィークが終了です。
 明日からまたがんばりましょう!

2009年05月07日

休み明け

 ゴールデンウィークがほぼ終わりました。まだ一部には今日明日と有休を使って、残り4日休みの方もいるかもしれません。
 最長で16日間、半月ですから、社会復帰できるんですかね。ペースが狂っちゃうと思います。
 市役所に行きましたら、休み中の新聞がドッサリ。全部目を通して、気になる記事は保存します。5月2日の毎日新聞朝刊に載った記事も見ました。結構顔が大きく載ってました。現物がも一つなんで、これ以上男前にならないのが残念ですが…。
 今日、シンポジウムのパネリストのお話をいただきました。詳しいことが決まりましたら、お知らせさせていただきます。

2009年05月08日

今日の動き

 朝から政治スクール第2期開講の準備や、よさこい祭りのチラシの準備、バリアフリー工事の問い合わせなどがありました。
 役所に入ってからは、児童扶養手当と障害者年金の併給ができないために、その差額を支給するようになった制度について、発案の議員と制度について議論しました。

2009年05月09日

チラシの作成

 今日は午前中からよさこいの事務所で、6月に配布する予定の、お祭りPRとボランティアスタッフ募集のチラシの原案を考えました。
 一人では心許ないので、詳しい人に手伝ってもらって(ほとんどやってもらって)書き上げました。慣れていないと案外難しいもので、昨年のチラシを下敷きにして、本当に必要な情報と必要でない情報の取捨選択や、同じ情報でもどう書けば分かりやすいかなどを考えます。あとはこちらの意思を伝えて、デザイナーさんにお願いします。
 11時から始めましたが、下書きやら段組やらで、結局13時ぐらいに終わりました。簡単ではなかったです。もう一つ、ガイドブックの見開き2ページも担当していますが、そちらも順次片付けていきます。
 終わった後は、市役所へ。政策の話をするための資料作りをしました。普段からアンテナを張っていないと、案外引っかかってこないものです。街頭演説などでお披露目させていただきます。

2009年05月10日

今日は警備部会

 今日はよさこいの実行委員会に新設された部署「警備部会」の初会合がありました。
 警備部会では、祭りが円滑かつ安全に行われるために、観客の誘導や導線の確保について研究し、計画を練って、祭りの当日に実行します。
 私がいただいた役割であるスタッフ担当コーディネーターの下には、お祭りスタッフ部会と警備部会があります。この2つの部会は密接に関係していますし、他の部署との連携も重要です。中だけでなく、外では警察や市役所との折衝もあります。
 重圧に苦しみながらも、支えられて何とかやっていけてます。

2009年05月12日

また、よさこい話です

 今日もちょっと「よさこい」ネタになってしまいますが、ご了承下さい。
 午前中から市役所にいて、色々と原稿を書いたり、チラシのゲラを校正したりしていました。
 午後イチに、紀州お祭りプロジェクトの西平会長とともに、昨年のお祭りで何かとお世話になった企業へ、今年もよろしくというお願いに行かせていただきました。
 先方さんは、快く引き受けて下さり、改めて詰めのお話をさせていただくことになりました。こんな不況の時期に、広告協賛とともに人的にもご支援下さるのは、とてもありがたいことです。
 その後は市役所へ戻り、夕方まで居りました。夜にはスタッフ部会がありました。6月からお祭り当日にお手伝いいただくスタッフさんを募集するチラシの作成や、ガイドブックの中のスタッフ部会の活動紹介のページをどういう内容にするかを話し合いました。

2009年05月14日

昨日と今日のこと

 まずは昨日の動きからです。
 12日の夜に行ったよさこいのスタッフ部会でメンバーに見てもらった、スタッフ募集用のチラシ原案に色々な意見が出てきました。それらを精査し、まとめて記入して、デザイナーさんにお渡しし、修正をお願いしました。
 午後イチは市役所へ、よさこいでお世話になる県警備業協同組合の理事長さんが来て下さり、1時間ほどお話させていただき、色々な情報交換をさせていただきました。
 夜にはよさこいの実行委員会があり、前日行ったスタッフ部会での話の中身や、警備部会の初会合の様子を報告させていただきました。

 さて、今日ですが、朝はデザイナーさんから修正の入ったチラシの案を受け取り、プロジェクトの副会長と今年の展開について色々と意見交換をしました。
 市役所に戻り、12時からはクラブ総会が行われました。22日から始まる臨時議会に向けて、議会に提出される予定の議案について、幹事長から報告がありました。
 昼からは支援者のところを数軒回りました。帰り道に偶然、宮前駅の前で支援者と会いました。どうも最近夜になると宮前駅の周辺が物騒になっているとのことで、近くの中学校の教頭先生や交番から警察官が3人見に来ていました。たまたま私がそこを通りがかって、お話を伺いました。
 以前からも相談を受けていて、できることはお手伝いさせていただいているのですが、なかなか解消とまでは行かないようです。今後もできることの提案をさせていただこうと思います。
 その後、市役所へ戻って打ち合わせや、県連で今週末に行う第2期政治スクールの準備をしました。
 ちょっと今、色々なことが重なってきて、かなり忙しくしんどい状態です。でも、若いからまだまだ大丈夫な気がします。

2009年05月15日

ちょっと落ち着いた

 今日の朝イチはよさこいのチラシのことで、デザイナーさんと電話でやり取りをし、最終稿へ。これで、大きな仕事が一つ片付きました。山はまだいくつもやってくるんですが…。
 その後、デザイナーさんと会い、原稿を確認して、出稿をお願いしました。
 それから、私を応援してくれている経営者の方のところへ行ってきました。和歌山で商売されている方は、経済の沈滞ぶりを毎日肌で感じておられます。色々と勉強されていて、私も色々と教えていただきましたし、また和歌山市のことについて、現状をお伝えしたりして、2時間ほどお邪魔させていただきました。
 お店を後にし、市役所に入って新聞を読んだり、新聞記者からの取材を受けたりしました。
 お通夜が2件あり、お参りさせていただいた後、JC青年会議所の同期会「08会」が行われ、参加しました。

2009年05月16日

第2期政治スクール 開講!

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 今日から政治スクールわかやまの第2期が開講しました。
 第1回目の今日は県連のメンバーで講義を行ないました。まずはじめに藤本眞利子県連代表から開講の挨拶をしていただきました。
 続いて、第2期の塾長を務める玉置公良和歌山第3区総支部長から挨拶と共に、県議時代に取り組んで来られた、熊野古道を世界遺産に登録する取り組みから、環境についてお話いただきました。
 その後、岸本周平第1区総支部長から、なぜ政権交代が必要なのかなどについて、お話いただきました。

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 それからは、休憩を挟んで車座になって、自己紹介、というより他己紹介をしていただきました。今回も年齢・業種バラバラのメンバーが集まりました。初めての試みで、時間設定を誤ってしまいましたが、なんとかいけました。
 それから、受講生の皆さんに、どのような講義を受けたいかをお伺いしました。受講生の中には選挙に出馬を目論んでいる方もいて、少し候補者養成講座のような要素も入れて欲しいとの要望がありました。全部を変えるというわけにはいきませんが、そんな講座も入れていくことにしました。
 また、公開講座も行いますので、ご参加下さい。

2009年05月18日

一通の葉書

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 先程、市役所で執務中に一通の葉書が届けられました。裏をお見せすることはできませんが、中身はお礼状でした。
 市民の方から、ある会館を利用して毎月短歌の会をやっているのだが、年寄りは足の勝手が利かなくて、和式の便所ではしんどいので、洋式にして欲しいとの要望がありました。
 市当局と掛け合った結果、年度末で予算の調整が付けば工事をするとの回答をいただきました。また私も依頼主に対して、和式トイレを全部洋式にすることは予算上叶わないので、複数台あるうちの1台だけで堪えてほしいとのお願いをし、了解していただきました。
 そうして、洋式トイレへの改造が済んだわけです。1年生議員なんで、手順勝手が分からず、時間がかかりましたが、喜んでくれる方がいらっしゃるので、やって良かったと思います。
 ただ、このことで、自分が「現場主義」に徹しきれなかったという課題を知ることになりました。その点は、今後改善していきたいと思います。

 市当局から、平成21年度入札・契約制度の改正について報告が来ておりますので、データベースに置いておきます。
 これから、よさこい祭りのコーディネーター会議があります。それでは行ってきます。

2009年05月19日

質疑の準備

 さて、昨日の最後に書いていました、よさこい祭りのコーディネーター会議ですが、20時から始まって、終わったのが夜中の1時でした。色々と議論をしていたので、頭は冴えていましたが、身体は疲れました。
 今日は役所にいました。22日から始まる臨時議会で、市当局から出される議案に対して、質疑を行うための準備をしました。
 「質疑」はいつも私がやっている一般質問とは違い、市当局から出された議案の中身を客観的に聞くもので、自分の意見を言うことはできません。
 例えば、今回の場合、昨今の経済状況の悪化に伴って、人事院が国家公務員の夏のボーナスを0.2か月分凍結、つまり減らすことを内閣に対して言いました。
 そこで和歌山市の人事委員会も県内の状況を調査した結果を受けて、人事院の勧告に従って、和歌山市職員の夏のボーナスも0.2か月分凍結すべきだと市長に答申しました。
 その答申を受けた市長は、市議会に対して職員のボーナスの一部を凍結する議案を提出し、やっていいかどうかの審議を求めます。
 審議のために必要な情報として、凍結の目的、0.2ヶ月という月数をはじき出した根拠、また現在一般職で3%、管理職では5%の給与カットとの整合性をどうするのかなど、客観的なことを質疑として聞きます。自分はこういう理由で0.1ヶ月にすべきだ、などということは言えません。
 質疑の答えを受けた上で、この議案に対する可否を決定します。そのための質疑の準備です。夕方遅くまで市当局とやり取りしました。
 明日は東京です。

2009年05月20日

久しぶりの古巣

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 お昼の飛行機で関空から羽田へ。夕方の講演会まで時間があるので、永田町の国会議員会館へ向かいました。写真の真ん中やや右にあるのが現在の議員会館。その両側で建設中なのが新議員会館です。ものすごく大きい建物が建設されていて、驚きました。来年には完成するそうで、1つの部屋は現在の数倍の広さになるそうです。
 まずは古巣の岩國哲人事務所へ。今日は地元の日程があり、代議士は国会にいらしてませんでしたが、後援会の事務局長がいらっしゃいました。私の最近の話や、私が秘書をしていたときの昔話などしました。
 秘書時代にとてもお世話になった、岩國事務所隣の三井辨雄先生の秘書さんとも久しぶりにお会いし、最近の私の話や和歌山の情勢についてお話しました。
 他にも衆参合わせて数箇所行かせていただきました。次は総選挙が終わった後で、ぜひ祝杯を!と言って別れました。

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 神保町まで移動して、言論NPO主催の「市民社会フォーラム」に参加しました。今回のスピーカーは前総務大臣の増田寛也さんでした。
 少し前にもお話を伺いましたが、今回は少し切り口が違ったので、参加させていただきました。全部で2時間余りでしたが、増田さんの講演が1時間弱、残りは会場との質疑応答で、かなりの議論ができました。
 地方分権・地域主権をどのように作り出すのか、私達市民の持つその意識から変えなくてはならないことを提案されていました。議員の頭の中も今までとは違う考え方を持つことが求められているように思いました。

2009年05月21日

東京から戻りました。

 東京から帰ってきました。普段はリムジンバスで和歌山まで帰るのですが、今日は久しぶりに南海電車で市駅へ帰ってきました。
 市駅から歩いてそのまま市役所へ。明日からの議会で、市当局から答弁の修正とかあるかと思ったのですが、特にありませんでした。民主党県連へも行ったりして、夕方まで居りました。
 お通夜にお参りさせていただいた後、2つの会合へ呼んでいただいていたので、行かせていただきました。

2009年05月22日

臨時議会開会

 今日から臨時議会が25日までの日程で始まりました。
 市当局から、提出された議案の提案説明が行われ、私を含めた3人が議案に対する質疑を行いました。
 私は2番目で出たので、前の人と質問がだいぶ重なってしまい、市長に同じことを答えさせてしまいましたが、議員間での質問の調整はしないので、仕方がありません。
 夕方には連合和歌山主催の親睦ボウリング大会に参加してきました。住金関連会社の方と同じレーンになり、2ゲームでの勝負。92-109のトータル201でした。

2009年05月23日

恩師の死

 今日の午前中は家の周りの溝掃除です。明日が一斉清掃の日になっていますが、天気が悪そうなので、今日掃除しました。
 午後からは市内の日本語専門学校に通っている外国人留学生の皆さんとの交流会があり、参加してきました。できるだけ一人ずつ出身だったり、和歌山の感想を聞いたりしました。
 その後、よさこいの事務所に行き、少し事務仕事をしました。当日のボランティアスタッフの申し込みがもう来ていました。ありがとうございました。まだまだ受け付けています。よろしくお願いいたします。
 今夜、同じ隣保班に住む恩師のお通夜に行ってきました。小学生の頃、そろばんを習っていて、私に指導してくれた先生です。その先生との話は改めて書きます。ご冥福をお祈りします。

 最後に告知です。世界禁煙デーである5月31日にフォーラムが行われます。私も報告者及びパネリストとして参加します。お時間がございましたら、ぜひお出かけ下さい。

「世界禁煙デー」フォーラム2009 in和歌山
日 時  2009年5月31日(日)午後1時30分~午後4時
場 所 和歌山市本町2丁目1番地 フォルテワジマ4階 第2会議室

参加対象者 健康問題に関心のある一般県市民、健康福祉関係者、医療従事者等
参加費 入場無料

第1部 基調講演 13時30分~
講  師 原田 久 先生(医師、日本禁煙推進医師歯科医師連盟運営委員)
演  題 「神奈川県受動喫煙防止条例制定までの道程」

報  告 山本忠相 和歌山市議
             (全国禁煙推進地方議員連絡会西日本担当代表世話人)
      「公共的施設の禁煙条例を全国に広げよう」

第2部 意見交換会 14時50分~
テーマ 「和歌山県における禁煙タクシーの実現に向けて」
発言予定者 井手口   貢(空いろタクシー統括責任者)
         原 田   久(医 師)
         山 本 忠 相(市議会議員)
         森 岡 聖 次(湯浅保健所所長)
         マスコミ関係者
コーディネーター 浦   光 良(和歌山県教育庁)

主 催・問い合わせ先 たばこ問題を考える会・和歌山
          和歌山市六番丁43番地 ハピネス六番丁ビル5階
             TEL 073-422-1858 FAX 073-422-1857

共 催 日本禁煙推進医師歯科医師連盟和歌山県支部
後 援 和歌山県、和歌山市、和歌山県医師会、社団法人和歌山県歯科医師会、
   和歌山県保険医協会、和歌山県保健所長会、社団法人和歌山県薬剤師会、
   社団法人和歌山県看護協会

2009年05月25日

5月臨時議会閉会

 今日まで臨時議会です。10時から本会議が開会されました。
 今回の議会では、すでにマスコミでも報じられている通り、臨時の人事院勧告に伴う、市職員の夏のボーナスを0.2か月分凍結するものなどです。
 市の財政が苦しいのは分かっているものの、職員も生活者であり、簡単に給与やボーナスのカットはできません。先に私が行なった質疑でも、検討するとの回答を市当局からいただきましたので、今回の議案については、条件付で賛成しました。
 午後からは、民主党と友好関係のある団体の幹事会に参加してきました。近々勉強会も行なわれるので、そちらにも参加しようと思います。

2009年05月26日

親知らず

 朝イチは歯医者へ行ってきました。左上の親知らずが少し腫れて、処置をしてもらいました。
 その後は市役所に居て、新聞のスクラップや書類の整理を行ないました。
 夕方には、民主党と友好関係のある団体の役員会に参加してきました。
 20時からはよさこいのスタッフ部会がありました。まもなく皆さんのお宅にも、市報わかやまと一緒に、よさこい祭りの案内と当日スタッフ募集のチラシがお手元に届くと思います。ぜひ、ご参加下さい。

2009年05月27日

いよいよ和歌山市でも

 和歌山市でも新型インフルエンザの患者が確認されました。
 5月16日に神戸で高校生の感染が分かってから、兵庫県内、大阪府内へと一気に広がっていきました。和歌山で発生するのも時間の問題かと思っていました。今日、いよいよ来たかと思いましたが、今回分かった患者さんは、ハワイへ行っていたとのことで、兵庫や大阪で感染したのではないようです。
 とすれば、兵庫・大阪で広がったインフルエンザは、まだ紀伊山脈を越えていないと思われます。山の力は偉大です。
 新型インフルエンザの正体が分からないときは、警戒してもしすぎることはありません。誰しも得体の知れない相手は怖いものです。しかし、正体が見えてきた今、改めて冷静に行動しなければなりません。致死率100%のウィルスを相手にするのと同じ戦い方では、少し重過ぎます。
 24日の日曜日に、私が良く見ている読売テレビの「たかじんのそこまで言って委員会」に、新型インフルエンザの専門家として外岡立人先生が出演されていました。2週前にも出演されてたそうですが、そのときに「新型インフルは怖くない、マスクは役に立たない」と言って、ウェブ上でかなり叩かれたそうです。
 しかし、ある芸能人の夫も、海外の空港でマスクをしているのは日本人だけ。海外ではマスクをしている人は、自分がインフルに罹っていると意思表示しているようなもの、とブログで書いていました。
 実際、全国でマスクが不足しています。和歌山市内でもとんと見かけなくなりました。タミフルやリレンザがありますから、重症になりにくい状況ですが、変異する可能性もあると言われています。しかし、これだけ広がれば、通常のインフルエンザ対応とし、これからは第2波、第3波への備えをすることが重要だと思います。
 和歌山市のインフルエンザ対応についてはこちらをご覧下さい。
 今日の午前中はよさこい祭りへの協力のお願いに、県青少年育成協会へお邪魔しました。午後は市役所やよさこいの事務所にいました。
 夜はよさこいの実行委員会があり、昨日のスタッフ部会の報告などをし、必要な事柄については協議しました。

2009年05月30日

世界禁煙デー記念シンポジウム

 今朝は民主党県連の常任幹事会が行われました。
 総選挙に向けての準備についてはもちろんのこと、党本部から来られる役員の受け入れについて、各自治体議会での審議、県連としての活動報告などが行われました。
 常任幹事会が終わってから、バスで和駅に移動です。ものすごく天気が良くて、その上、部活の練習試合か何かで移動する学生さんの熱気がすごくて、バスの窓はほとんど開いていました。
 和駅からリムジンバスに乗り、関空から羽田へ。
 東京で行なわれた世界禁煙デー記念シンポジウムに参加しました。今回のシンポジウムでは、特別講演としてリンボウ先生こと作家の林望先生が「私の非喫煙の論-タバコの害はタバコの害だけではない-」と題してお話して下さいました。

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 林先生のお母様もヘビースモーカーで、ガンになってタバコを止められたそうです。その時から、林先生にとってタバコが仇になったとおっしゃっておられました。その感覚は私と一緒でした。
 タバコを吸うこと、また受動喫煙が及ぼす健康被害だけでなく、家族にも健康被害だけでなく経済的被害ももたらすと言うことを、分かりやすくお話し下さいました。
 林先生の講演の後行われたパネルディスカッションでは、神奈川県で制定された受動喫煙防止条例を中心に、医師、飲食店の経営者、弁護士、神奈川県議会議員が受動喫煙の危険性や防止策について話しました。
 東京で色々な情報をいただきました。明日、和歌山で行われるシンポジウムでも一部披露したいと思います。

2009年05月31日

和歌山での世界禁煙デー

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 東京から戻ってきまして、今日は和歌山で行われた世界禁煙デーのシンポジウムに参加しました。昨日は単に聴衆だったのですが、今日は発表者およびパネリストとしての参加です。
 まず、日本禁煙推進医師歯科医師連盟運営委員の原田久先生が東京・三鷹からお出でて下さり、「神奈川県受動喫煙防止条例制定までの道程」と題して、神奈川県での禁煙活動の取り組みから条例制定に至る活動をご紹介いただきました。
 続いて私が、全国禁煙推進地方議員連絡会西日本担当代表世話人として、和歌山や県外の活動についてお話させていただきました。
 和歌山は2002年4月に教育施設での敷地内禁煙を実施、昨年には未成年喫煙防止条例を制定しました。しかし、一番おいしいところを神奈川に持っていかれて、和歌山も先を走っていたのですから、3点セットを揃えて、追いつくべきだというお話をしました。
 その後は、「和歌山県での禁煙タクシーの実現に向けて」という題でパネルディスカッションを行いました。和歌山は全国で10府県残った、タクシー内禁煙未実施の県のうちの一つです。売り上げが落ちるという話を聞きますが、実際実施している県では、売り上げは変わっていないそうです。
 今回は市内で禁煙タクシーを営業されている空いろタクシーの責任者の方に来ていただいて、お話を伺いました。また、市内でも大手の会社の社長さんが来られて、ご出身の大分での禁煙タクシーについても伺いました。
 やはりタクシーも公共交通であり、バスと同じように社内禁煙になるべきです。まだまだ道半ばですが、一日も早く全面禁煙のタクシーになるよう、活動していきたいと思います。

2009年06月01日

今日から6月

 早いもので、今日から6月。今年前半の最後の一月です。
 6月は旧暦で水無月といいます。梅雨で雨がいっぱい降るのになんで「水無月」?と思われるでしょうが、旧暦なのでおよそ2ヶ月、今の暦とはずれます。2ヶ月ずれると梅雨が明けて水が枯れてしまう頃なので、水無月と呼ばれるようになったという話など、諸説あります。
 また別名で「風待月」とも言うそうです。さわやかな風が吹くのを待つ月。とても風流です。
 さて、今日から駅前での街頭演説を復活しました。私は和駅で活動しました。しかし、県の労働委員会のキャンペーンと重なってしまい、7時から30分しゃべってマイクをお譲りしました。
 昨日が世界禁煙デーだったので、海外でのグロテスクな画像付きのタバコパッケージの写真を見せながら、受動喫煙の推進についてお話させていただきました。
 10時からは知り合いの老人福祉施設が開業2周年を迎え、お祝いの会があり参加してきました。手作りの会なので、来賓でありながら、場つなぎのしゃべりを職員さんとしたりと、とても楽しい会でした。
 その後は市役所にいて、案件の処理をしました。

2009年06月02日

2つの委員会

 今日は10時から市役所内で、スカイタウンつつじヶ丘の価格策定委員会が行われました。
 新たに土地を購入してくれるところがあり、その購入金額を決めます。建設企業委員会の正副委員長が委員として入っています。
 最近の不況による土地価格の下落で、土地鑑定士の出した金額もかなり下がっていました。使われないで土地のまま放って置かれるよりはマシですが、借金返済には程遠い状況です。
 夜はJC青年会議所の委員会がありました。9月に行う「鬼ごっこ」事業を実際のルールに則って、自分達でやってみようということで、公民館のホールを借りてやってみました。
 やり始めると本気になってしまい、「子どもみたいにはしゃいでるなぁ」と言われました。9月の大会では、ちゃんとしたコートで行われます。鬼ごっこですが普通の鬼ごっこではありません。とても楽しいです。この場でも告知させていただきます。ぜひご参加下さい。

2009年06月04日

2日分をまとめて

 昨日と今日の報告をまとめてさせていただきます。
 昨日のお昼は党の活動に関係のある方と一緒にご飯を食べ、情報交換をしました。
 夜は19時からよさこいのコーディネーター会議がありました。メンバーが集まって実際始まったのは19時半でしたが、それから日付が変わって12時半ぐらいまで会議が続きました。そこまで話せるぐらいのネタがあります。
 今日は午前中市内をウロウロし、午後は市役所にいました。

2009年06月05日

支援の輪

 今日の午前中はよさこいのことで動いていました。
 午後に支援者からお電話をいただき、応援してくれる人を紹介して下さるとのことで、17時過ぎにお約束をしました。
 それまでの間に民主党県連で、近々鳩山代表が和歌山に来られるとのことで、その日程調整をしました。それ以外にも、党本部から会合への出席要請があり、その調整もしました。
 17時過ぎに約束の場所へお伺いし、ご紹介していただいた上に、晩ご飯までご馳走になってしまいました。これからも時々家へ寄りなさいと言って頂きました。ありがとうございました。

2009年06月07日

わんぱく相撲とよさこいチーム説明会

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 今日は何かとイベントの多い一日でした。
 まずはJC青年会議所主催のわんぱく相撲和歌山場所。朝7時半に雄湊公園内の県営相撲場へ集合。準備をしました。
 小学生しかいないのですが、5年生ぐらいになると私よりも身体が大きく、同期のメンバーは「忠相が相撲したらきっと負けるな」と言っていました。私もそう思いました。
 私の所属する委員会はコルクコースター作り、地震体験、シートベルト体験の3つを担当しました。どちらかというと、相撲の外側の、子ども達が楽しむアトラクションの担当です。
 私はシートベルト体験の担当になりました。車を模した箱が坂を滑り降り、壁に当たったときの衝撃をシートベルトをして体感するものです。時速5キロ程度で壁に当たったときの衝撃ですが、5キロと侮るなかれ、結構なものです。JCメンバーも体験して「おー!」と声を上げていました。
 午前中は電力不足でうまくモーターが回らず、箱を人力で引き上げました。これが想定外でかなりきつい作業でした。途中、他のメンバーに手伝ってもらって、なんとかこなしました。
 午後は別ルートで専用の電力を引いてもらって、ボタン一つで引き上がるようになりました。段々と同じ子どもが循環して列に並び、「シートベルトしなくてもいいやろ」とルール無視だったので、注意して途中で打ち止めにしました。
 ご協力いただいたJAFの皆さん、ありがとうございました。
 15時過ぎに会場を出て、今度はよさこい祭りの出場チーム説明会へ。こちらでは、スタッフ担当コーディネーターとして、踊り子の皆さんを全力で支えることの決意表明と、また当日のスタッフに参加して下さる方がいればお知らせいただきたいことをお願いしました。
 うちへ帰ってきたら、シートベルト体験車の箱と引き上げるのに使った左手が、筋肉痛です。

2009年06月08日

6月の満月の夜

 どうもまだ昨日の疲れが残っているようです。
 今朝はまず、連合和歌山との会議がありました。選挙が8月か9月かという中で、候補者をどう支えていくかという話をしました。
 その後、市役所や民主党県連で仕事をしていました。14日の鳩山代表来援の準備や、来客対応をしました。
 その後、岸本周平を支える地方議員懇談会があり、参加しました。
 そしてその帰り道、市役所へ相談に来られた方がいらっしゃって、直接お会いをしてお話を伺ってきました。その方のおっしゃることは、確かに筋の通ったお話でした。市当局に確認をしてみようと思います。
 夕方に急遽、よさこいの警備部会が入り、参加しました。ぶんだら節との同日開催で、棲み分けがはっきりしていない部分があり、そこを調整してもらうようにお願いしました。
 その後は、友人が企画した「6月のフルムーン(満月)」を楽しむ会に参加しました。6月の満月だけに特別な意味があるそうで、「苺月」「薔薇月」「蜜月」と呼ぶそうです。そこで、その3つを合わせたカクテルを作って、楽しもうという企画でした。
 あいにくの朧月でしたが、会が終わる頃には結構はっきり姿が見えていました。6月の満月の夜を少し素敵に過ごすことができました。

2009年06月10日

東京へ出張

 昨日今日と東京へ出張です。民主党と友好関係にある団体の対政府交渉がありました。
 朝、和駅からリムジンバスで関空へ行き、飛行機で羽田へ。羽田から久しぶりにモノレールで浜松町へ出ました。浜松町から歩いて、友好団体の本部ビルへ行きました。
 全体の意思統一会議の後、国土交通省へ行きました。比較的新しい庁舎ビルの会議室で国土交通省との折衝です。
 空調の温度が比較的高く、その上会議室に結構な人数がいたので、かなり暑かったです。2時間みっちり交渉が行われました。
 今日は朝から、和歌山県選出の国会議員の議員会館を回り、対政府交渉の後押しをしてくれるようにお願いして回りました。和歌山は今、民主党以外の国会議員ばかりですから、民主党の名前の入った名刺を出してお願いする様が、かなり不思議な感じでした。
 こうして、東京での出張が終了しました。

2009年06月11日

さぁ、6月議会が始まる

 今日、議会運営委員会が開かれ、実質6月議会がスタートしました。
 会期は6月18日から7月7日までです。今回も一般質問をさせていただきますが、ネタ候補が4つもあり、4つ全部できないので、どれにしようか悩んでいます。先の見えそうなものにしようと思います。
 また、6月7月の政治スクールの準備もあります。日程が固まってきたので、受講生の皆さんにお知らせする準備も始めます。
 今日の最後は告知です。

《告知》
鳩山由紀夫代表が和歌山で遊説を行います。日程は次の通りです。

2009年6月14日(日)

13:00 【和歌山3区】たまき公良 街頭演説会
場所:ロマンシティ御坊前 御坊市湯川町財部(たから)181

14:30 【和歌山1区】岸本周平 街頭演説会
場所:JR和歌山駅前 

18:00 【和歌山2区】阪口直人 街頭演説会
場所:ミレニアシティ岩出店前の中迫交差点角(国道24号線沿い)
住所は岩出市中迫134付近

ぜひご参加下さい。

2009年06月12日

今日の動き

 今日は午前中から市役所にいました。一般質問の準備もありますし、今回の議会では人事案件が出てくるので、その動向も気になります。
 また、今週末に鳩山代表が和歌山で遊説をされます。その準備もあって、県連にも出入りしました。
 夜には連合地方議員団会議の総会が行われ、出席しました。

2009年06月14日

北海道から、千葉から

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 この週末は北海道の札幌にいました。おどるんや~紀州よさこい祭り~を主催するNPO紀州お祭りプロジェクトの西平会長のお付として、YOSAKOIソーラン祭りの表敬訪問と、和歌山から出場しているチーム「紀州龍神」の激励に行ってきました。写真はサッポロガーデン会場で演舞する紀州龍神です。

 さて、今日はうれしいニュースがありました。汚職による市長の辞職で出直し選挙が行われた千葉市長選挙で、民主党が推薦する熊谷俊人さんが、与党推薦の候補に大差をつけて当選しました。
 熊谷さんとは一度地方議員研修会でお会いしたことがあります。学年は一つ上になりますが、私と同い年の31才です。市議1期目の途中で辞任しての出馬で、未熟だという批判もあるようです。しかし、市民は変化を求めて熊谷さんに投票したということは間違いありません。
 友人から私宛に、同い年の市長が誕生してるんやから、お前も和歌山でがんばれという趣旨のメールもいただきました。
 これからも熊谷新市長の動向を見て、その姿を励みに、和歌山県下で一番若い議員として活動して行こうと思います。

2009年06月15日

本日は22時終了

 今朝もいつものように和駅で街頭演説…と言いたいところですが、北海道1泊2日の強行軍で疲れて、起きられませんでした。申し訳ありません。
 朝から市役所です。一般質問の通告書の提出で、3番を狙っていたのですが、事務局から「6番まで出ていますので、そろそろ…」との電話。かなり行き過ぎました。
 14時からよさこいの警備部会長とともに、県警備業組合にご挨拶。事務局長が対応してくださいました。
 市役所に戻って一般質問用の勉強をしました。
 19時から会派の部屋で、私とよさこいの警備部会長、県警備業組合の方と3人で打ち合わせ。終わったのが22時でした。
 議会によさこい、選挙と、まだまだこれからこんな日が続きます。

2009年06月16日

婚姻届に署名捺印

 お昼過ぎに支援者から、至急お願いしたいことがあるから、市役所まで戻ってくれないか、という電話がありました。ちょうどお昼を食べてお金を払っているところで、あわてて市役所へ走って戻りました。
 会派の控室には、電話をくれた支援者ともう1人の支援者がいらしてました。私にお願いとは、もう1人の支援者の婚姻届を代書してほしいとのことでした。
 私はその方から住所や生年月日、本籍など分かり得る範囲のことを聞き、用紙に書き込みました。書きながら色々なお話を伺いました。元々は今のご主人と籍を入れられていたのですが、一度事情で離婚しました。しかし、お互い年老いていく中で支え合い、長く内縁状態だったのですが、ご主人が身体を壊され、今後のこともあるからと、復縁されることになったそうです。
 そんなお話を伺いながら、書き上がった用紙をお渡しすると、電話をくれた支援者が証人の欄に署名捺印しました。すると、届けを出される支援者から、ぜひ私に証人になってほしいとお願いされました。「私、まだ自分の婚姻届も書いてない人間やのに、いいんですか?」と伺ったら、それでもぜひということだったので、署名捺印させていただきました。
 初めてのことだったので、ちょっと気合を入れて、お気に入りのペンで署名させていただきました。しかし、市販のペンなので、こういう公文書には不向きだと思い、ちゃんとサインするために万年筆を買おうかと思います。相手にも失礼ですし、こういう場合は形式張らなければならないと思いました。
 何はともあれ、初めての経験をさせていただきました。

2009年06月18日

6月議会 開会

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 和歌山城砂の丸広場の東側にある階段を下りて、すぐ右側に鶴の渓があります。そこの紫陽花が見頃を迎えています。梅雨らしくない暑い晴れた天気で、紫陽花もかわいそうです。ぜひ和歌山城近辺へ来られた際には、ご覧になって下さい。ちょこっと観光情報でした。

 今日から6月議会が始まりました。先週の11日から予告期間に入りました。中学・高校のときの定期試験のいわゆる「テスト期間」みたいなものです。
 私の一般質問は24日の2番目です。午前中にスタートできるかなぁといった感じです。議会の傍聴はどなたでもできます。ぜひいらして下さい。
 6月議会で正副議長が交代しました。議長は最大会派の市民クラブから、副議長は第2会派の公明党から選出されました。これから議会内での人事を決めることになります。
 また、今日の議会では、市当局から出された議案の説明がありました。国の補正予算成立に伴う、市の一般会計や特別会計の補正予算案が出されています。それらの審議も行います。
 一般質問も準備していますが、やや遅れています。

2009年06月19日

★Happy★

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 会派のお茶菓子で置いてあるロッテのチョココの包装に「★Happy★」と書いてありました。結構長く置いてあるのですが、こんなことが書いてあったのを今日初めて知りました。ちょっとしたことですが、気持ちが和やかになりました。

 公式には今日の議会は休会ですが、うちの会派はみんな出てきて、私は一般質問のすり合わせ、他の議員は議会内人事の調整をしました。
 16時からは西警察署へ。よさこいとぶんだら節の警備計画について、地域課と交通課にお話ししてきました。市役所のぶんだら節担当の方と併せて、1時間15分ほどお話させていただきました。
 その後は市役所へ戻り、質問に関する部分の新聞の記事を集め、関連する本を読み、原稿を書きました。そうこうしていたら、あっという間に19時半になっていたので、家へ帰りました。

2009年06月20日

農水キャラバンが来和

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 今日明日と党本部から農水キャラバンとして、参議院の農林水産委員長である平野達男参議院議員が来られて、県内を視察します。
 朝8時半に藤本県連代表を迎えに行き、最初の会場へ。岸本総支部長が農協関係者との懇談をセッティングされ、平野議員が和歌山の現状を聞きつつ、民主党の農林水産政策を説明されたそうです。
 その次は場所を変えて、実際農業をされている方にお話を伺う会がありました。1時間半の会ではありましたが、本当に色々な意見が出てきました。私も知らないことがあり、勉強になりました。
 1区内での活動は以上で、2区へと移動します。途中、お昼を「Cafe きゃらこ」でいただきました。かわいい砥部焼の器で、おいしいご飯をいただきました。聞けば、食材のほとんどは地元産だそうで、地産地消の最たるものです。
 その後は、2区の阪口直人事務所を経由して、紀の川市にある「めっけもん広場」へ視察に行きました。店内を見て回り、会議室で売り上げの推移や客層の特徴などについて伺いました。写真はめっけもん広場の運営をしている農協の組合長さんです。
 本隊はこの後も視察や農家の方との対話集会がありますが、和歌山市組はここで離脱です。せっかくなので、4月にできたサービスカウンターで桃ジェラートをいただきました。果肉も入って、桃の風味がそのままのとてもおいしいジェラートでした。
 和歌山市に戻って、私は15時からのよさこいコーディネーター会議に1時間遅れで参加しました。段々大詰めになってきて、議題がいっぱいあります。結局19時半過ぎまで、色々な調整をしていました。

2009年06月22日

総務委員会副委員長になりました

 今日の議会は、午前中、常任・特別委員会の所属決めと正副委員長の互選が行われました。
 これからの2年間、総務委員会に所属し、副委員長の職をいただきました。また特別委員会は引き続き環境保全対策特別委員会に所属させていただくことになりました。
 午後からは一般質問が行われ、2人が登壇しました。私の一般質問はあさってですが、ようやく原稿が書き上がりました。読み直してみて、推敲しなければなりませんが。
 夜には、友人が5人集まって、和歌山で和歌山の特長を生かしたイベントができないかということで、企画会議があり、参加しました。中身が煮詰まっていなくて、まだまだこれからです。

2009年06月23日

一般質問の2日目

 今日の議会は一般質問の2日目です。3人が登壇されました。
 連日寝るのが3時ぐらいになっています。だいぶ疲れも溜まってきました。
 昼休みには常任委員会の正副委員長会議が行なわれました。常任委員会は4つありますが、副市長は2人でそれぞれ担当分けをしています。身体が2つしかないので、どこの委員会に常にいるかというのを決めなくてはなりません。松見副市長は私の所属する総務委員会に、畠山副市長は建設企業委員会に席を置いて、必要があればその都度移動するということにまとまりました。
 本会議終了後は日中友好和歌山市議会議員連盟の役員会が行なわれました。昨年度の活動報告と来年度の予定、決算報告と本年度の予算について説明がありました。
 夜にはよさこいのスタッフ部会がありました。開催まで残り39日になっています。ボチボチと追い込みです。

2009年06月24日

09年6月議会の一般質問全文

 今日の質問の議事録を記します。なお、これは原稿ベースで、速報版です。実際の議事録は若干異なることをお含み置きください。正規は後に発行される議事録に拠ります。

《質問》
 こんにちは。民主クラブの山本忠相です。

 今回はH1N1型インフルエンザ、いわゆる豚インフルエンザの対応と今後の対策について、また選挙事務についての2つの分野について質問させていただきます。
 まず、H1N1型インフルエンザについてです。昨日の中村先輩議員から、今回のインフルエンザに対する市の対応について総括をしていただきました。そこで私は主に第2波、第3波に向けた対策についてお伺いします。現時点では今後の対策をどのように考えられていますか、お聞かせ下さい。

 次に、選挙事務についてお伺いします。
 昨今の各級選挙では投票率の低下が顕著になっております。特に若年層の投票率低下は明らかで、例えば、平成17年に行なわれた第44回衆議院総選挙では20歳代の全国平均投票率は46.20%、30歳代で59.76%、最も高い年代は60歳代で83.08%と、およそ37%から23%余りの差があります。
 全ての市民に政治参加をしていただくのが理想ですが、ここ十数年来の不況で生活を安定させることが最優先されるなど、政治に関心を持ってもらうまでの余裕がないことが窺われます。しかし、政治は生活であるということも忘れてはなりません。
 日々の生活に追われながらも半数の若者は投票に出かけています。投票機会の拡大を願い、2003年12月からは期日前投票制度も設けられました。何かと手続きが煩雑であった不在者投票制度から変わり、大変手軽に選挙日前の投票が行えるようになりました。
 本市においてはこれまで期日前投票所は、市役所西側にある商工会議所ビルの選挙管理委員会内にありましたが、最近では河北コミュニティーセンターにも置かれています。まず、河北コミセンに拡大設置した経緯をお答え下さい。
 またそもそも論として、期日前投票所の設置理念についてどうお考えですか。お答え下さい。
 以上で第1問といたします。

《有本健康福祉局長 答弁》

 新型インフルエンザH1N1については、その感染力や毒性等の特性が明らかになりつつあり、国も医療対策や検疫体制等を見直し、新しい方針が示されました。
 和歌山市においては、現在、市民にとって身近な医療機関を受診できるよう、「発熱外来」を設置可能な医療機関を「和歌山市新型インフルエンザ外来診療協力医療機関」として公募し、病院・診療所等30医療機関を登録しています。これらの登録医療機関には、診察・検査時に必要なマスクやフェースシールド、手袋等の個人防護具を配布し、疑い患者の受入体制を整備しているところです。
 今回の新型インフルエンザは、季節性インフルエンザと臨床的にはほぼ同等の毒性であるとされていますが、ほとんどの市民が免疫を持たないことは事実であり、二次感染力は季節性インフルエンザの数倍であることや、若い世代が感染しやすく、諸外国での重篤例や死亡例も若年層に多い特徴があります。一方、次の大きな流行が予測される時期は、季節性インフルエンザの流行シーズンでもあり、両者の鑑別は非常に難しいものとなります。
 これらを念頭に、新型インフルエンザH1N1も季節性インフルエンザと同様の医療体制の中で診断、加療される体制を確保しつつ、ウイルス学的サーベイランス等を的確に行うことで、流行状況を早期に把握する仕組みづくりが求められています。さらに、重症化した場合の医療の確保に重点を置く必要があり、透析患者や妊婦、そのほか基礎疾患を有する方々への対応について、準備を整えねばなりません。
 なお、これらの対応は、現在の毒性のまま変異しなかった場合であり、強毒性に変異した場合や別の強毒性の新型インフルエンザが発生する可能性も危惧されており、強毒性ウイルスへの対応も視野にいれた体制整備が必要と思われます。
 以上のことから、和歌山市としては、現在機能している「登録医療機関」や「病床確保協力医療機関」等を核にしながら、新しい医療体制を確立していきたいと考えており、これらの新型インフルエンザの医療に中心的に関わっている医療機関や市医師会、市薬剤師会、県病院協会と和歌山市で構成する「和歌山市新型インフルエンザ医療専門部会」において、今後の医療体制の在り方について具体化してまいります。また、個人防護具や患者の医療に必要な資器材の備蓄等についても、状況を見極め、進めていきたいと考えます。

《岩城選挙管理委員長 答弁》

 まず1点目、期日前投票所を、河北コミュニティーセンターに拡大設置した経緯についてのご質問ですが、紀ノ川北部の有権者の増加、セキュリティー、利便性及び投票率の向上等を検討した結果、継続的に使用できる市の施設であり、駐車場の確保が容易で、利便性に優れた環境であると判断し、平成19年4月の統一地方選挙から、設置したものでございます。
 次に2点目、期日前投票所の設置理念についてですが、期日前投票所として、継続的な使用、セキュリティーの問題、駐車場の確保、利便性など、勘案し、現時点におきましては、市の施設等に、設置することが望ましいと考えております。


《再質問》

 まずはインフルエンザの対策についてです。本市における今後取り得る対策についてお答えいただきました。当初、このインフルエンザが発生し始めたとき、我々はその正体をはっきりと知りませんでした。得体の知れないものを相手にしていました。その後の調査研究でH1N1型だということが分かったわけです。私が今回の質問の中で一度も「新型インフルエンザ」という言葉を使わなかったのにはわけがあります。
 「新型」と聞けば、あたかも新種が発生したかのように思われますが、実はすでにH1N1型インフルエンザは過去に大流行しています。90年前の1918(大正7)年の秋、H1N1型インフルエンザはスペイン・インフルエンザとして日本に襲来し、たった3週間で全国に広がりました。結局このスペイン・インフルエンザは1920(大正9)年の春までに2回大流行しています。我々はこの歴史から学ばなければなりません。
 スペイン・インフルエンザの2回の流行は当時「前流行」「後流行」と呼ばれました。「前流行」と「後流行」の趣は少し違います。「前流行」は罹患率は高いものの死亡率は比較的低く、「後流行」は罹患率は低いものの死亡率が高かったのです。残念なことに京阪神地区では、1919(大正8)年暮れから始まった「後流行」で全国最大の死者数を出すことになってしまいました。
 現在我々が置かれている状況がまさに「前流行」ではないかと思われます。そして秋から第2波である「後流行」に入っていく。そうすれば一気に罹患者が増加します。国内では数千万人が感染すると想定されています。そのときに、ご答弁いただいたように市内30医療機関だけで対応できるのでしょうか。対応しろと言っても急にできるものではありませんから、今から市内の全医療機関が対応できるように今から準備するべきではないかと思います。実際、仙台市では発生初期から医師会傘下の全医療機関―これは市内の小児科や内科の病院・診療所の8割―が診療するようになっているそうです。この点、当局はどのようにお考えでしょうか。
 先のスペイン・インフルエンザでは青年・壮年層を中心に、世界中で4000万人の死亡者が出ました。実際今回のH1N1型インフルエンザでも、初発地のメキシコでは高齢者の罹患が少ない一方、若年層に大きな被害が出ています。しかし、スペイン・インフルエンザやその後発生したアジア・インフルエンザ、香港インフルエンザでも同じように、初期には若い年齢層に被害が多いものの、後期には高齢者の患者が多くなっています。ご答弁の中では、「透析患者や妊婦、基礎疾病を有する方」への対応を整えるとお答えいただきましたが、後期に至っては高齢者も含めるべきだと思いますが、いかがでしょうか。
 ここまでは地上戦についてお話しましたが、ここからは情報戦についてお話します。
 これまでは患者が発生するたびに記者会見を行っていました。そこまでする必要があるのでしょうか。欧米各国でも患者が発生するごとには記者会見はしません。ただ「感染者が発生している」と言う事実だけは市民に対して情報を発信する必要があります。同時に確認した感染者が全てではないことも市民に認識してもらわなければなりません。どこでもウィルスに感染する可能性があることを市民に認識してもらい、感染することが特別ではないことを知ってもらう必要があると思います。
 公表すべき場合は、公的機関のスタッフが市民サービスに従事していた場合、またサービス業に従事していて、多数のお客さんに接している場合などに限るべきであると思いますが、いかがでしょうか。
 次に、H1N1型インフルエンザの「弱毒型」という言葉についてです。今まで私は「弱毒型」というのは症状が軽い病気をもたらすという意味に捉えていましたが、実はそうではありません。弱毒型は体内に侵入したとき呼吸器や消化器に留まります。しかし強毒型は全身の細胞が持つ分解酵素と反応するために、全身性の出血などを引き起こします。これが弱毒型と強毒型の違いです。こういう正しい情報を、市民はどの程度持っているのでしょうか。
 スペイン・インフルエンザは晩夏から秋にかけて拡大しました。今回のH1N1型インフルエンザも今現在、国内の各地で頻発しています。インフルエンザは冬のものだという意識を払拭してもらわなければなりません。こういった情報をどのように市民に伝えていくのでしょうか。
 厚生労働省のホームページには、「第一種」「第二種」感染症指定医療機関という分類や、「感染症病床」「結核病床」という分類が載っているだけで、医療現場が最も知りたい、隔離室や陰圧室の数は載っていません。本市では外来と入院それぞれの個室と陰圧室の数を把握していますか。把握しているなら、早急に公表すべきですし、把握していないなら、早急に調査すべきですが、いかがですか。
 そして、すべての病院の外来に隔離室を用意し、個室のドアに設置すれば陰圧室になるポータブル前室やプレハブを建てるべきと考えます。国からの補正予算でこれらの対応ができないでしょうか。

 次に選挙事務について再質問させていただきます。
 先程は期日前投票所についてお伺いしましたが、投票行動自体、例えば日々の買い物と一緒に、通勤の行き帰りにできるようになれば、投票率が上がるのではないでしょうか。和歌山駅や市駅、パームシティや最近できたイズミヤ川辺店の中に投票所があれば、とても便利だと思います。
 イオングループは全国で比較的理解をして協力されていると聞き及んでおります。仮称和大新駅横に店舗を設置されるとのことです。一度お話しされてみてはいかがでしょうか。
 ということで、駅やショッピングセンター内に投票所を設置することができないでしょうか。
 また高齢化で出歩きにくくなっている方も多くいらっしゃいます。そういう方の投票機会を奪わないためにも、移動図書館の投票所版、移動投票所を実施することはできないでしょうか。
 それぞれについて、期日前投票所として設置の場合の見解もお聞かせ下さい。
 以上をお伺いして、第2問といたします。

《有本健康福祉局長 答弁》

 6月19日に改定されました医療の確保等に関する運用指針によりますと、今後の第2波が危惧される中、患者数の急激で大規模な増加を出来るだけ抑制・緩和し、社会活動の停滞や医療供給への影響を低減させるとともに、医療機関の負担を可能な限り減らし、重症患者に対する適切な医療を提供するという基本的な考えから、原則すべての一般医療機関で外来対応をすると示されています。
 本市では、市民にとって出来る限り身近な一般の医療機関で受診可能なように、診察待ちの区域や診療時間を分けるなどを条件とし、「登録医療機関」や「病床確保協力医療機関」等に取り組んでいるところです。
 現在の登録状況は、30医療機関ですが、到底、次の流行期には、対応しきれません。これらの医療機関での実績を踏まえ、基本的には、ほとんど全ての医療機関に登録医療機関となっていただけるよう、市医師会、県病院協会、市薬剤師会等と連携し、取り組みを進めたいと考えています。
 現在、WHOやCDCが発表しているアメリカ等における重症者等に関する情報により、小児、成人を問わず、基礎疾患を有する場合に重症化する事例が報告されていますし、基礎疾患がない健康な若年成人においても、時に重症化する事例があり、社会的影響が大きいことからも注目されています。感染拡大が進むに伴い、高齢者を含むあらゆる世代において感染が拡大する可能性が危惧されます。現段階では、高齢者での感染者は少ない状況ですが、高齢者では、基礎疾患を有する者の割合が多いことや、免疫状態は低下すること、施設等の利用者も多いこと等から、高齢者への対応も、重視する必要があると考えます。
 今回の報道についてですが、和歌山市としては、市民の皆さんに正確な情報を迅速に提供し、情報の共有と感染拡大・予防対策につなげていくことや市民の不安の取り除くこと等を目的に、情報提供を行ってきました。
 国内における患者発生の初期においては、「新型」ということで、まだその病態も十分に明らかになっておらず、かつ、国内発生初期の事例等については、国の行動計画や感染症法に基づき、どの自治体も迅速に情報提供するために、記者会見等を行っております。
 和歌山市でも、患者発生時には、感染拡大防止対策の一環として取り組んだ患者や接触者の方々に対する対応等について、また、市民の方々にインフルエンザ予防策として取り組んでいただきたい事項等について、必要に応じて報道の機会をもちました。
 現在では、国内での感染者の病態等も明らかになり、各自治体における対策の方向性も経験を積む中で整理されてきたため、次第に報道の姿勢も変化してきているように思われます。市としては、今後も、市民に対し、必要な情報が適切に提供されるよう努めたいと考えます。
 市民への正確でかつ迅速な情報の提供をどのように行うかは、非常に重要な課題です。
 今回の新型インフルエンザ対策については、和歌山市感染症情報センターのホームページに、新型インフルエンザのページを作成し、随時市民向け、医療機関向けの情報を発信しています。また、啓発用のパンフレットやチラシを作成し、市の関係機関や医療機関、市民が多く集まる大型商業施設、学校や保育所、高齢者や障害者等の施設など、可能な限り多くの機会・手段をとらえて啓発に取り組んできました。
 議員のご指摘を踏まえ、より正確な情報、詳しい情報の提供に取り組みたいと考えます。
 和歌山市における新型インフルエンザの医療体制については、「和歌山市新型インフルエンザ医療専門部会」等において、医療機関等と協議しながら、進めております。
 その会議の中で、新型インフルエンザを疑う市民の方に対応可能な外来の設置や、病床の確保等について、具体的に意見交換しつつ、市としての外来及び病床等の確保計画を進めきています。和歌山市では、市内に感染症指定医療機関がない状況で、これらに取り組んでおり、外来の確保数や病床の確保数、うち陰圧室の数等については、会議の都度、明確にして情報共有しています。最近では、入院病床も必ずしも陰圧室である必要はないとも言われており、感染拡大の状況や病態等の状況により、今後さらに調整が必要な状況ですので、現時点では公表はしていません。
 なお、医療体制についてのご質問でも答弁しましたように、今後、可能な限り多くの医療機関に登録医療機関となっていただけるよう、必要な施設整備等については、各医療機関に具体的にご検討いただき、国の補正予算の活用も含め、県とも連携して支援できるよう取り組んでまいりたいと考えております。

《岩城選挙管理委員長 答弁》

 1点目、駅やショッピングセンターなどに、投票所を設置してはとのご質問ですが、投票所につきましては、公職選挙法第20条第2項により選挙人名簿は、投票区ごとに編成しなければならないため、各投票区で投票できる有権者は限定されます。従いまして、駅やショッピングセンターなどに、投票所を設置しましても、誰もが投票できるわけではございませんので、設置は難しいと考えております。
 次に2点目、高齢化で出歩きにくくなった方のために、移動投票所を設けることはできないかとのご質問ですが、1投票区1投票所主義という観点から移動投票所につきましても、投票所として設置はできないと考えております。
 最後に3点目、期日前投票所としての設置についてどう考えているかとのご質問ですが、投票の秘密や選挙の公正を確保するために必要な場所及び設備を有し、投票所の秩序を適切に保持できるなど、解決しなけらばならない諸問題がありますので、今後研究して参りたいと考えております。


《再々質問》

 まずは、インフルエンザの対策についてですが、現役の医師の意見を聞きつつ、私なりの考えをぶつけさせていただきました。かなり細かいところまで質問をさせていただきましたが、しっかりとご答弁いただき、何とか被害を小さく抑えたいという想いが、市民の皆さんにも伝わったのではないかと思います。 保健所の皆さんには、これという正しい答えがはっきりしない中で第2波に向けた準備をしていただいています。一層市民の安全・安心のためにご尽力下さいますよう、よろしくお願いします。
 
 最後に、投票所についてですが、法律による縛りがあり、実現が難しいとのことでした。ただ、例えば期日前投票所を設置するのに実際は数百万円かかっているのに、国の支出金は数十万円しかないとも聞き及んでおります。あまりにも現実との乖離がありすぎます。国民・市民の大切な権利を行使していただくために、私も国に対して改善を求めていきますし、市選管からも意見を上げていただきたい。全ては市民の目線で考えるべきだと思いますので、よろしくお願いいたします。
 以上で私の一般質問を終わります。ご清聴ありがとうございました。

2009年06月25日

昨日と今日の議会

 昨日は午前中の2番目で一般質問をさせていただきました。今回はインフルエンザ対策と、選挙時における投票機会の拡大について質問させていただきました。
 中身は昨日の日記でご覧になっていただきたいと思いますが、インフルエンザ対策については当局から答弁をいただいた通りです。
 選挙の投票所拡大は色々な制限があることが分かりました。1投票区1投票所という原則があるようです。これは法律で決まっているわけではないので、変えようと思えば比較的簡単に変わります。変えられれば、移動投票所も駅やショッピングセンターの中の投票所も実現可能です。
 ただ費用面で、国から数十万円しか出ないのに、実際は数百万円の設置費用がかかり、その差額は市の持ち出しになります。投票所を確保するためには仕方ないのですが、せめて半分ぐらいは出してほしいものです。
 昼休憩には全国大会誘致和歌山市議会議員連盟の役員会、本会議終了後は森林環境保全促進和歌山市議会議員連盟の役員会がありました。
 夜にはよさこいの実行委員会がありました。

 今日も一般質問が行われ、3人が登壇しました。
 昼休憩中に市議会だより編集委員会が行なわれました。後半も引き続き編集委員をさせていただきます。今議会号の紙面について話し合いました。
 本会議終了後は総務委員会の勉強会が行なわれました。今回の議会に出されている議案のうち、総務委員会に付託される予定の議案の中身について、当局から説明を受けました。
 それが終ってから、今週末の政治スクールで講師をしていただける方と打ち合わせをしました。
 原稿を1本依頼されているので、それを書いてから寝ます。

2009年06月26日

嵐の金曜日

 外は晴れてるのに…と思われるでしょうが、議会は大荒れです。
 昨日の本会議終了後から断続的に幹事長会が開かれ、協議が行なわれました。議題は、ボートピア和歌山に設置に反対する請願の取り扱いについてです。
 これまでボートピア関連の議案は全て総務委員会で取り扱われてきました。なぜなら、ボートピア設置の書類を受け付けるのが総務局の担当になり、総務局の担当委員会が総務委員会だからです。
 しかし、一部の会派から、請願文書の中に「まちなか居住の推進の方針となじまない」という文言があるから、まちづくり局所管の経済文教委員会でするべきとの意見が出てきました。
 しかし、この意見を認めると、これまでの流れを無視し、書類を受け取るところが所管となるという慣例を無視してしまいます。こうなると、これから出てきた請願は、中身によってどこでも審査できるということになり、大変な混乱が生じます。そこで、今日の朝に持ち越しての協議となりました。
 その結果、委員会への付託を省略して、本会議の場で議論し、一発採決することとなりました。
 1時間近く遅れての開会となり、午前中は我が会派の東内先生が一般質問をされました。
 午後は予定通り始まり、2人が登壇しましたが、3人目の質問で、事前にすり合わせしていない質問があり、当局が答弁を作るために休憩となりました。時間延長の手続きを取って、18時半現在、未だ再開されていません。
 今日はスムーズに動かない一日です。

2009年06月28日

昨日は盛りだくさんでした

 まず、金曜日のオチからお話しましょう。
 3人目の一般質問で、住友金属に係る課税すべき土地の面積が違うと指摘し、当局がその確認を取ることになりました。しかし、造成したのが23年前なので、その経緯も含めて調べることになりました。
 17時15分を過ぎることが確実となったので、17時前に本会議で時間延長の手続きをして、待ちます。しかし、23年前の資料がすぐに出てこず、精査に時間がかかるために、19時に延会の手続きをし、続きは月曜の朝から行うことになりました。

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 昨日は朝8時半に和駅の東口に集合して、部落解放・人権行政確立要求和歌山県実行委員会と部落解放和歌山県共闘会議の共催で行われたフィールドワークに参加してきました。テーマは「西光万吉の足跡を訪ねる」です。
 西光万吉は現在の奈良県御所市にある浄土真宗本願寺派の西光寺の長男として生まれました。西光寺はこの地域の穢寺(えたでら)という、被差別部落の住民が檀家としていた寺院でした。京都で名門の高校に進学するも、同郷の人物に部落出身者だと公表され、退学せざるを得なくなりました。その後仕事をしながら、1922(大正11)年に京都の岡崎公会堂にて全国水平社創立大会を開き、水平社創立宣言を発表しました。この水平社創立宣言を起草したのが西光万吉です。
 西光万吉が終の棲家とした旧打田町には、蓮乗寺というお寺があります。秀吉が石山本願寺と戦いを続けている最中、本願寺が蓮乗寺に「大至急鉄砲を送れ」という催促をしていたことが、このお寺に残る古文書から分かっています。蓮乗寺は雑賀衆と同等の扱いをされていたようです。
 その後、本願寺派の住民の身分を貶めたことから、部落差別の宗教起源説が唱えられるようになりました。
 写真は蓮乗寺の山門で、元禄年間に建てられたものだそうです。
 次に、蓮乗寺のすぐ近くにある西光万吉のお家に行きました。西光万吉は昭和45年に亡くなっているのですが、お家はつい最近まで人が住んでいたような感じを受けました。後に分かったのですが、1年半ほど前の、94歳で亡くなられるまで、夫人が住んでおられたそうです。
 それから移動して、西光万吉先生を偲ぶ会世話人の保田耕志さんから、西光さんの日記を紐解きつつ、お話を伺いました。
 その後、根来鉄砲衆の本拠となった根来寺を見学し、和歌山市へ戻ってきました。

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 和駅に着いてすぐ、今度はビッグ愛へ向かいました。今日は政治スクールの講義の日です。
 今日の講師はわかやまNPOセンター副理事長の島久美子さんにお願いしました。
 これまでは官と民で社会を構成してきましたが、今はNPOという第3極が存在します。そこで、NPOと市民生活との関わりなどについて、お話していただきました。今回も活発な議論ができたと思います。 

2009年06月29日

日程正常化

 本来、今朝から各常任委員会での審査が始まる予定でしたが、昨日書きました通り、金曜日の議事にオチがついていませんので、まずそこからです。
 本会議が開かれ、市当局から、週末に資料を探したが、23年前のことであり探しきれず、答弁できないという答弁がありました。おそらく9月議会にまで継続するのではないかと思います。
 その後は、当局から出されている議案が各委員会に付託されました。
 午後からは、各委員会での審査です。総務委員会では、出納室・議会事務局・選挙管理委員会事務局・監査委員会事務局・人事委員会事務局、以上をひっくるめて四局・出納室と言うのですが、これと財政局の審査がありました。
 今回は、国民投票法による、憲法改正の国民投票を行なうために必要な、選挙人名簿を作るためのシステム構築費用や、国の2次補正予算を利用して、公用車を低公害車に買い換えるための費用が計上され、それを審議しました。
 これで日程は正常化したことになります。
 夕方に来客と、新聞記者からの取材がそれぞれ1件ありました。
 明日も委員会審査です。

2009年06月30日

委員会審査2日目

 今日も委員会審査です。今日は、市長公室と総務局の審査です。市長公室の中には危機管理部が入っています。
 危機管理部から提出された資料をデータベースに置いておきますので、ご覧下さい。
 総務局からは、久保町に県が造成したボート係留所を、新たに和歌山市の面積として入れ、番地をつけることが議案で出されました。その他、共用で使う公用車を低公害車に買い換える議案や電気自転車を購入する議案を審議しました。
 今日は特に問題なく、スムーズに進みました。
 夕方、メールが来て、よさこいのコーディネーター会議があることを知りました。で、19時から会議に参加しました。今日の会議もちょっと延びて、家に23時ちょっと前に着きました。

2009年07月01日

今年の後半戦がスタートしました

 早いもので、今年の前半が終わり、後半がスタートです。あっという間の半年でした。色々なものに追いかけられていて、日が経つのも早く感じます。
 今日は、委員会での採決の日です。和歌山市議会には総務・経済文教・厚生・建設企業の4常任委員会があります。私の所属する総務委員会は、各分野の予算の総元締めだということもあり、総務以外の委員会が終わってから始めることになっています。今日も他の3つの委員会が終わったのを見届けて、開会しました。
 委員会での採決が終わった後は、議会内にある議員連盟の総会が行われました。和歌山市議会には6つの議員連盟があります。議員連盟は、ある特定の政策分野について特に推し進めようと、趣旨に賛同する議員が参加し、国の省庁に陳情したり、具体案を提案したりします。
 私は全国大会誘致議員連盟の副会長、森林環境保全促進議員連盟の会計を引き続きさせていただき、紀ノ川大堰建設に関する議員連盟の事務局長に新たになりました。それ以外にも、紀淡連絡道路・京奈和自動車道建設促進議員連盟、第二阪和国道建設促進議員連盟、日中友好議員連盟に入っています。
 紀ノ川大堰建設に関する議員連盟の事務局長をいただいたので、総会で議案の説明をさせていただきました。
 しばらく市役所にいましたが、19時からJCの委員会があり、参加しました。今日はぶんだら節で使う山車の組み立てになります。しかし、土砂降りの雨。台風かな?と思うぐらい雨は降り、風は吹きました。
 山車の製作会場に集まったものの、とても作業できるような状態ではありませんでしたので、今日はそのまま終了となりました。出鼻をくじかれました。それにしても、ビックリするぐらい雨が降りました。

2009年07月02日

今日は休会

 今日、議会では地震対策特別委員会が開かれていましたが、私は委員ではないので、出番はありませんでした。しかし、市役所で仕事しています。
 19時からよさこいの警備部会が行なわれました。もう一月ないので、詰めの協議です。

2009年07月03日

環境保全対策特別委員会

 今日は環境保全対策特別委員会の日です。私は引き続き、こちらの委員会の委員なので、出席しました。
 6月は環境月間でしたので、和歌山市における環境月間の取り組みについて、市当局から報告がありました。
 市民に対する啓発活動や住金和歌山製鉄所・花王和歌山工場への立ち入り調査が行なわれましたが、どうも企業に対する監視が厳しすぎるような気がして、もう少しバランスを取るべきではないかと思います。二酸化炭素も、市民が普段の生活で発生させるのが一番多いということを考慮に入れなくてはならないと思います。
 その他にも、公害対応についてや苦情件数を数える方法について、様々な指摘がありました。
 委員会で配られた報告資料をデータベースに置いておきますので、ご覧下さい。
 夜には、阪口直人後援会の皆さんが公選法の講習会を開かれ、私が講師としてお話させていただきました。19時からスタートしましたが、色々と話しが広がり、21時半過ぎに終りました。皆さんとても熱心にお話を聞かれていらっしゃいました。

2009年07月06日

最終日の前日調整

 今日の議会は休会日で、明日の最終日に向けて調整が続きます。
 今議会で最大の懸案となっている「ミニボートピアを設置しないよう求める請願」を巡って、駆け引きが続いています。午前中いっぱい、幹事長会で調整が行なわれていましたが、賛否は無記名投票で計られることになりました。思いはありますが、改めて書くことにします。
 それ以外にも、市当局から出てきている議案について、賛否を確認しました。
 午後は、総務委員会の当局説明と、経済文教委員会での議員の質疑と答弁の中で、一部整合性のない部分があり、委員長と共に調整に走りました。当局も説明に回ってくれて、うまくまとまりました。
 19時からよさこい祭りのコーディネーター会議があり、行ってきます。

2009年07月07日

6月議会 最終日

 いよいよ6月議会も最終日となりました。今日は全ての議案を本会議で採決します。
 午前中は幹事長会や議会運営委員会で今日の段取りを決めました。
 13時10分から本会議が始まりました。議場へ行こうとしたとき、議員ロビーにある議場の様子を映すテレビの前に人だかりができているのが見えました。議場に入ると傍聴席はいっぱいです。こんなに人が入っているのは初めて見ました。
 傍聴席やロビーにあふれた人たちは、皆さんぶらくり丁に計画されている「ミニボートピア」設置に反対されている方々です。
 以前からここでお話して来ましたが、今議会にミニボートピア設置反対の請願が出されています。その可否を見守るために集まって来られました。
 なぜ、反対派がここまで注目しているかというと、国土交通省が定めたボートピア設置条件の中に「当該議会が設置反対の決議をしていないこと」というのがあるからです。
 今回は無記名投票となりました。設置反対の請願を採択することに、私は「賛成」と書き、投票しました。
 議長から開票立会人として指名され、開票を見守りました。結果は投票総数38のうち、賛成20 反対18で、設置反対の請願が採択され、ぶらくり丁にはミニボートピアを作ることができなくなりました。
 下馬評では設置反対がやや不利だと言われていましたが、ギリギリ僅差で設置反対派が上回りました。
 私の場合は、端から腹は決まっていて、杉ノ馬場にある競輪場を整備して作ればいいという考え方なので、あえてぶらくり丁に来ることや、反対している人が多数なのに無理矢理置く必要性を感じませんでした。
 こういう逆転劇があり、6月議会は閉じました。明日からは議会以外のことでいっぱいになっています。

 ここ数年、七夕は天気が悪かったのですが、今年は数年ぶりに、何とか織姫と彦星が会えた夜になりました。

2009年07月08日

取材やら、よさこいやら

 今朝は10時に新聞社の取材がありました。中身は主に総選挙の動向についてです。週刊誌等で、和歌山の情勢がいいという風に書かれているので、実際はどうなのかということでした。私の感想は、週刊誌が書いているほど順風満帆ではないと答えました。「言うても相手は自民党の現職で副大臣。これからすごい巻き返しがあると思います。変な圧勝ムードに流されてはならない。」というふうにお答えさせていただきました。
 お昼ご飯を食べた後、よさこいの事務所へ。必要な器材の確認をしました。これまでは実行委員の川島ママが、器材の確認から不足分の聞き取り、買い足しから運搬と、何から何までやってくれていました。しかし、一人でするには余りにも負担が大きすぎて、今年からは器材の確認のみをお願いし、それ以降は各部会で行なうことになりました。
 いくつかの部会の中でも、私のいるスタッフ部会は一番器材の多い部会です。そのため、早く確認をして、事務局の倉庫から器材を出せば、スペースができて他の部会の器材確認もやりやすくなります。器材の確認をして、11日に部会の拠点へと運び出すことにしました。今日はその下準備です。
 結局、仕分けするのに2時間かかってしまいました。天気が良く、クーラーもないので汗をかいてしまいました。
 19時からはよさこいの実行委員会が行われました。今日は全員集合ということで、いつもよりも多い集まりでした。全体で会議をやった後、各セクションに分かれて、セクションをまたがる中身を話し合いました。

2009年07月09日

1回目のよさこいスタッフ説明会

 午前中は連合和歌山との合同選対会議があり、参加してきました。
 夜にはよさこい祭りのボランティアスタッフ説明会を行いました。
 32名の方が来て下さり、私は司会と全体の大まかな説明をさせていただき、細かな仕事の内容は各セクションのリーダーから説明してもらいました。
 説明を聞いてもらってから、それぞれに行きたいセクションを自身で選んでいただきました。
 説明会はあさっても行います。

2009年07月10日

全国わかやまポンチ協会 発足

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 今日15時から、「全国わかやまポンチ協会」の発足式が行われ、参加してきました。
 まず「わかやまポンチ」とは何ぞやというお話からです。「わかやまポンチ」は和歌山県産の果物を使ったフルーツポンチです。和歌山はフルーツ王国であり、日本一のフルーツは梅(全国シェア約58%)、柿(約21%)、みかん(約17%)があります。また有力なフルーツも、例えばスモモ(全国順位2位でシェア約15%)、キウイフルーツ(3位で約11%)、びわ(4位で約10%)、桃(4位で約8%)があります。和歌山がフルーツ王国だと知ってもらうには、と選ばれた手法がフルーツポンチです。
 しかし、「わかやまポンチ」は、他のフルーツポンチとは違います。「わかやまポンチ」を名乗るには3つの条件を満たさなければなりません。その条件とは、

①和歌山県産梅の甘露煮またはシロップ漬けが使われていること。
②和歌山県産フルーツが1つ以上使われていること。
③メニューまたは商品に使用されている県産品についての明示がなされていること。

です。
 今回の発足式では大人が考えたわかやまポンチだけでなく、和大附属小学校4年B組の子ども達が考えた「わかやまポンチ」も5種類披露されました。

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 今後、県内の飲食店で提供されたり、学校給食で出たり、そして全国のチェーン店で販売されたり、夢は広がるばかりです。
 全国わかやまポンチ協会のスローガンは「ひとりじゃなく みんなで見る夢」です。「わかやまポンチ」で皆さんも夢見心地になってみませんか。

2009年07月11日

スタッフ説明会が無事終了

 今日は、よさこい祭りのスタッフ説明会を、10時からと13時半からの2回行いました。
 ちょっとずつ言い回しや説明の仕方を改善していくのですが、うまくできるようになった頃には、たいてい最終回です。
 説明会が終わった後は、先日仕分けした物品を、ぶらくり丁のよさこい事務局からお祭りスタッフ部の拠点へと搬出しました。2トントラックにギリギリ入りました。

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 18時からはよさこい祭り成功に向けての決起大会が開かれました。実行委員を中心に50名ほどが集まりました。改めて気持ちを一つにして、成功させることを誓い合いました。
 ちなみに、写真の口の形は「おどるんや」の「や」です。

2009年07月13日

昨日と今日をまとめて

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 まず、昨日のことですが、お昼過ぎから砂山小学校で行われた砂山祭りに行ってきました。かなりの暑さにもかかわらず、子ども達は本当に元気です。
 オープニングイベントとして、よさこいチーム「喜笑花」の皆さんが3曲踊りを披露してくれました。
 夏休み直前の、ウキウキする子ども達の姿を見て帰ってきました。

 今日はだいたい市役所にいて、19日の岡田幹事長来援の準備やよさこいのことなどをやっていました。
 19時から、JC青年会議所の理事会にオブザーバーで参加させていただきます。私の所属する委員会の事業が、理事会で最終審査を受けます。それを見届けるために先月と今月の理事会に分散して参加します。それでは行ってきます。

2009年07月14日

4時間の理事会

 まず、昨日のJC青年会議所理事会のことからです。
 通常は2時間程度で終わるのですが、紛糾して23時に終わりました。理事会の慣例では、それぞれの事業について2回の協議が行われ、各理事からの意見を受けて事業の中身を修正したり改善したりし、3回目で実施してよいとの決済を受けます。
 しかし、今日出された事業案は、先月協議され、いくつかの不備があるにもかかわらず、最終の決済を受けようとし、紛糾しました。本来はルール違反なのですが、期日が決まっているとのことで、掟破りをしたそうです。
 しかし、反発が多く、臨時に理事会を開いてでも、次回に持ち越すべきとの結論になりました。
 理事会が終わってから会合に顔を出す約束をしていましたが、飛んでしまいました。夕食も食べていなかったので、終わってからみんなで食べに行きました。

 今日の夜は、よさこいのスタッフ部会でした。今回から場所を移して、ビッグ愛の一室をお借りしての開催です。
 11日に器材を運び込んだので、そのチェックと不足物の確認をしてもらいました。色々やってるとあっという間に時間が過ぎてしまいます。もうすぐ祭りです。

2009年07月15日

幹事会、幹事会…

 今日10時半から、民主党県連の常任幹事会がありました。総選挙対策など、諸々話し合いました。
 14時からは関連団体の幹事会に出席しました。来月総会をする予定にしていましたが、総選挙の関係で延期せざるを得ないようです。
 その後、市役所に入って、JC青年会議所の事業を案内するために、城北・本町小学校を訪問しました。
 夕方からよさこいの事務所で、スタッフの配置を考えていましたが、煮詰まってしまったので、途中で止めて、帰って来ました。

2009年07月16日

記者会見、準備、例会

 今朝は9時半から、県庁内の県政記者クラブで、19日の岡田克也幹事長が和歌山に来られる日程について記者会見しました。
 私は司会をして、藤本眞利子代表が日程を説明し、記者さんからの質問に答えました。
 その後は市役所で仕事をしていました。
 17時半ぐらいにビッグ愛へ行き、よさこいのスタッフ説明会に欠席された方へ、資料送付の準備をしました。
 19時からは同じビッグ愛の大ホールで、JC青年会議所の7月度例会が行われました。

2009年07月17日

相談、集会

 午前中は、岡田幹事長来援の準備に充てました。
 14時ちょっと前に市民の方が相談に来られました。昨日、私の家に直接来られたのですが、いなかったので、午前中にお電話差し上げたら、14時にお会いするということになりました。
 この方は固定資産税についての相談でした。税額の算出方法に納得されていないようなので、当局の担当者に来ていただいて、説明をしていただきました。
 それでも納得されず、結局不服申し立ての手続きをして帰られました。まだまだ私の知らない制度などがあります。勉強しないといけません。
 19時半から、岸本周平さんの吹上地区集会が行われ、靴を入れる袋を渡したり、回収したりするお手伝いをさせていただきました。
 雨にもかかわらず、だいたい120名ぐらいの方が来られていて、会場内は熱気ムンムンでした。解散の期日が決まったことで、支援者のエンジンがかかってきました。8月末までがんばります。

2009年07月18日

初めてのローラー作戦

 今日9時半から岸本周平後援会のローラー作戦に参加しました。
 ローラー作戦といってもピンと来ない方が多いと思いますが、地図を片手に岸本周平後援会への入会を一軒一軒お願いして回ることです。
 これまでも後援会の皆さんはローラー作戦を展開しておられましたが、議会も終わり、衆議院の解散も見えてきたので、ようやく私も参戦です。秘書の頃にはローラーばっかりやっていましたが、周平後援会の組織の中でやるローラーは初めてです。
 週刊誌によると、自民党の現職さんには450名ものローラー部隊がいるとか。こちらは10名ほどの精鋭が心を込めて訪問させていただきます。
 今日の担当場所は農村部で、一軒の家が大きかったり、お隣りと離れていたり。田んぼの世話をしなければならない時期と重なったこともあって留守も多く、2時間あまりで70軒ほどしか回れませんでした。
 照りつける太陽がきつくて、あっという間に汗だくに。スーツできっちりして行ったら、終わったときにはYシャツもジャケットもビチャビチャでした。
 これから残り少ない時間ですが、できるだけローラーに参加したいと思います。

2009年07月19日

岡田幹事長が和歌山へ

 今日、岡田克也幹事長が和歌山へいらっしゃいました。私は県連の随行者として白浜空港から和歌山市駅まで随行しました。
 朝、テレビ朝日のサンデープロジェクトに出演されている岡田幹事長を見て、家を出ました。特急くろしおで白浜へ向かい、白浜駅で支援者の方に拾っていただいて、南紀白浜空港へ向かいました。

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 岡田幹事長とともに、番記者の皆さんも一斉に降りてこられました。途中の幹線道路が連休のために混んでいたので、細い路地を抜けてくれました。さすがジモッチーです。時間通り、会場の田辺市にあるカッパークに着きました。
 携帯電話で撮ったので、きれいな画像じゃなくてすいません。このカッパークは源平合戦の際、熊野水軍が源氏に加勢するために出陣した地だそうです。そんな地で玉置公良総支部長と岡田幹事長の街頭演説が行われました。本当に暑かったにもかかわらず、会場いっぱいに支援者が駆けつけてくれていました。

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 田辺から特急に乗って、今度は海南へ。ひと時のクールダウンです。
 海南駅前にも岡田幹事長を一目見たいという支援者が、駅前広場いっぱいに集まっていました。海南では藤本眞利子代表が阪口総支部長への応援演説をされていました。
 こちらの会場でも岡田幹事長が演説を終えた後は、握手攻め写メ攻めで大変でした。
 海南での演説会を終えた後は、普通電車で和歌山駅に移動です。部活終わりや野球の応援を終えた学生達と一緒になりました。

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 和歌山駅ではビックリするぐらいの人だかりでした。私の同級生も岡田幹事長の演説を聞きに来てくれていました。夕方で陽もだいぶ落ち、過ごしやすい感じの演説会でした。
 演説の後、岡田幹事長は岸本周平総支部長とともに、自転車遊説に出かけました。私は自転車で終着点のぶらくり丁へ先回りです。
 岡田幹事長と岸本総支部長の隊列は東ぶらくり丁の東の端で自転車を降り、歩いて中ぶらくり丁へやってきました。
 ぶらくり丁では商店主の皆さんと、地方商店街がどれだけ疲弊しているかを見聞きしていただこうと、懇談会が行われました。小泉構造改革の負の遺産です。

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 この懇談会終了後、マスコミの記者の取材があり、全日程が終了しました。
 岡田幹事長を和歌山市駅までお送りし、私の役目も終わりました。田辺での暑さのパンチが最後まで尾を引いた感じです。
 皆様、本当にお疲れ様でした。

2009年07月21日

衆議院が解散!

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 今日11時から、市議会だよりの編集委員会が行われました。引き続き今後2年間、編集委員をさせていただきます。
 今回は6月議会で行われた一般質問の概要や審議の中身などが掲載されており、8月10日の新聞に折り込みされます。ぜひご覧下さい。
 その後はしばらく市役所や県連で、総選挙準備の雑用をしました。党本部からも多くの指示や通達がやってきます。中には結構厳しい締め切りのものもあり、捌くのもなかなか大変です。県連の人数が少ないこともあり、ほぼ全員野球で対応しています。

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 18時からは連合和歌山の和歌山地域協議会主催の「ストップ ザ・格差社会」総決起集会に参加しました。
 政治の構造を変えて、安心して生活ができ、働ける環境を作ろうという趣旨で開催されました。間近に迫った衆議院総選挙もご支援いただけるということで、岸本周平さんが決意表明をしました。じっくりと、今の想いや政策などを語りました。
 集会が終わった後は片男波集会場へ。祭り前最後の実行委員会が行われました。20分ほどの間に担当するスタッフ部門の報告をし、実施要領を受け取って次へ移動です。
 今度はビッグ愛で行われているスタッフ部門の準備に加わりました。早い人は18時から来てくれて準備してくれていました。いつも22時過ぎまでやっています。本当にお疲れ様です。
 行ったり来たりと移動の多い一日でした。

2009年07月23日

20年度は転落回避

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 午前中は、党本部から新たな通達が来たので、その連絡の準備と処理をしました。
 13時からは全員協議会が開かれ、市当局から20年度決算の見込みについて報告がありました。
 色々と努力した結果、財政健全化団体に転落する可能性は遠ざかりました。しかし、それは現状のまま維持できた場合の話であって、まだこれ以上に不況が深刻になったり、人口が減少したりした場合は話が変わってきます。決して安心できる状態になったわけではありません。
 ぜひ市民の皆さんにもご覧になっていただきたいので、全員協議会で配布された資料をデータベースに置いておきます。
 全員協議会の後は、〆木先生と一緒に移動し、県連の選挙実務者会議の会場へ。各選挙区から実務担当者に集まっていただいて、本選前や本選中の活動などについて、具体的な詰めを行いました。
 県連に戻って実務者会議の中身を整理し、次の会議に向けた準備を始めました。
 その後は、17時半から、県庁の職員さんでよさこいのスタッフとしてお手伝い下さる皆さん向けに説明会を行いました。今までは一般の方と一緒に説明会へ参加していただいていましたが、県庁の方は人数が多いため、県庁の方だけで初めて行わせていただきました。
 説明会が終わって片付けたあと、今度は港まつりの会場へ。毎年恒例となってしまった和歌山港駅前での、岸本周平さんのアピールをお手伝いしました。埠頭の方から人がどっと出てくると、風も少しぬるくなっていました。
 途中、酔っ払いに絡まれたりと大変でしたが、22時までしっかりやらせていただきました。

2009年07月24日

すんなり行かない都市計画審議会

 昨日、港まつりの花火大会から帰ってきた後、県内の民主党総支部に出す選挙事務の通達を書きました。これが思いの外時間がかかり、大変でした。それで結局寝たのが3時過ぎでした。
 普通に朝起きて、県連に行き、書いた通達を各総支部へ送りました。
 家でお昼ご飯を食べた後、市役所へ。13時30分からは都市計画審議会に出席しました。
 議案は4つありましたが、1つ目でつまづいて、ものすごく時間がかかりました。一旦1つ目の議題は置いておいて、2つ目以降を先に審議しました。
 2つ目の議題は、都市計画が出された地域には建ぺい率を緩和しようとする制度の変更。3つ目と4つ目は合わせて、紀和駅周辺の道路と防災公園の整備について許可を求めるものでした。
 先に3つを終わらせて、先の1つ目の議案に戻りましたが、手続き上の不備も見られるということで、やり直しとなりました。
 議論百出で2時間余りかかりました。こんなに長い都市計画審議会は初めてでした。
 夜はある労働組合の幹部の皆さんと、意見交換会を行いました。私がなぜ政治の道に入ったのかや、今の政治課題について、お互い色々な意見をざっくばらんに話しました。

2009年07月25日

瀧さんのドラム

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 先程まで、私がいつもお世話になっている瀧益生さんのバンド「グッドマン」のライブにお邪魔してきました。
 写真の一番左、ドラムを担当されているのが瀧さんです。少し前に事故に遭われたりしてリハビリされてらっしゃいましたが、もう完全復活!いつものキレのあるスティック捌きを見せてくれました。会場には片桐章浩県議会議員もいらっしゃってました。
 南海加太線沿線を盛り上げようと、色々考えていらっしゃるようです。

2009年07月26日

藤沢市での事業仕分け

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 神奈川県の藤沢市へ来ました。今日、藤沢市では市長の号令で、シンクタンク構想日本の協力を得て、市の事業の仕分けが、市民に公開で行われました。
 事業仕分けは、企業で言う棚卸しで、現在市で行っている様々な事業が本当に必要なのか、必要ならば改善する余地はないのかを、第三者の目から見て評価します。
 事業仕分けって一体何だ?と思われた方は構想日本事業仕分け専用ページをご覧下さい。詳しく図表入りで説明されています。
 朝から飛行機で羽田へ飛び、藤沢入りしました。9時から仕分けが始まっていましたので、3つ目の仕分けから間に合いました。市役所の会議室フロアには市民がいっぱい傍聴に訪れていて、熱気に包まれていました。3つの会議室で3班に分かれて同時に仕分けが行われていました。
 私が最初に傍聴したのは、教育総務課所管の学校給食(単独校)運営管理費の仕分けです。藤沢市では地産地消を進めつつ、給食の調理は主に単独校方式で行われています。現在一つある4校分の調理を担当する共同調理場も全て単独校に切り替え、廃止したい意向です。
 写真のように、市当局の担当者が事業の中身や予算、関係する職員数や人件費など概要を発表し、それを受けて仕分け人が質問や議論を重ねて、事業をどうすべきか、どうあるべきかを表決します。
 仕分け人からは、そもそも家庭から弁当を持ってきて親の愛情を示すべきで、給食は必要ないという意見や、共同調理場方式を拡大すべきという意見、民間に委託すべきという意見が出ました。
 市の当局としては、食育の一環として、授業中に食事の匂いがしてきたり、調理する人の姿が見えることが子ども達の教育につながるとの見解を示しました。
 表決の結果、学校給食(単独校)運営は民間で行なうべきとの結果が出ました。この結果は、法的拘束力はなく、あくまでも参考にしてもらうものです。結果を受けた市当局がどう対応するかは別問題です。

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 この後もお昼休みを挟んで、いくつもの事業仕分けを傍聴しました。会場の入り口には写真のような、仕分けが終った事業の結果が貼り出されていました。
 現在、市で行なっている事業が本当に必要なのかどうか、市が行うべき事業なのか、改善点がないのかを、第三者の目を借りてチェックすることは非常にいいことで、必要だと思います。和歌山市でもできないものか、提案してみたいと思います。
 関連のサイトをご紹介します。リンクを組んでおきますので、ご覧下さい。
 ・構想日本ホームページ
 ・構想日本 事業仕分け専用ページ
 ・藤沢市 事業仕分けの結果報告のページ

2009年07月27日

立候補者説明会

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 朝の飛行機で東京から帰ってきました。7時25分発だったのですが、操縦席の機器の故障で整備が必要となり、30分ほど遅れての出発となりました。「この便でいいのかなぁ、大丈夫かなぁ」と頭に過ぎりましたが、何事もなく着きました。
 13時半から県庁で、衆議院選挙の立候補者説明会が行われました。私は民主党の代表として参加しました。
 2時間程度で終わるものと思っていましたが、開会のときに所要3時間と言われ、結局終わったのが17時過ぎでした。こんなに長い説明会は初めてでした。とても疲れました。
 説明会の後、県連に戻り書類のチェックをしました。大量の届出書類と格闘します。
 写真はテレビ和歌山で放送されたニュースの映像です。真面目に話を聞いています。

2009年07月28日

直前最終の部会

 昨日の立候補者説明会でもらってきた届出書類を広げて確認し、書けるもの、早いうちに書かなければならないものを選別しました。
 各候補者選対からも、書類の書き方など問い合わせがあり、対応しました。
 夜には、よさこい祭り直前最終のスタッフ部会が行われました。ある程度のスタッフの配置などを報告し、ご意見があればそれを受けました。これから最終の詰めをします。

2009年07月30日

準備進む和歌山城

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 先程家へ帰ってきました。30日の日付になっていますが、29日の日記になります。
 市役所への行き帰りに砂の丸の中を通ります。おどるんや~紀州よさこい祭りの準備が着々と進んでいます。これから仕上げにかかる地方車の姿は、まさに圧巻です。
 祭りと選挙、一大行事が2つ重なって、正直かなり苦しい状態です。それぞれ100%のパワーを注いでやってのけるものが同時に2つあると、身動きが取れなくなります。選挙が8月8日や9日ではなく、30日になってくれたのがせめてもの救いです。
 一日の中に、よさこいと選挙の日程がモザイク状に入り組んでいて、頭の中がごっちゃになってきます。どちらも手を抜くわけには行かないので、その時その瞬間は全力で向かっています。

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 19時から最後のコーディネーター会議がありました。抜けていることがないか確認のために開かれたのですが、完璧にやっているつもりでも、案外ポロポロと確認忘れや、外の部署と意思疎通できていないものが見つかりました。そういうのを確認しながら、丁寧に一つずつ詰めていきます。
 今回は事務局内で作業をしていたため、机と椅子を外に出して、ぶらくり丁のアーケードの下で会議を行いました。2時間程度で終わる予定が5時間かかりましたが、不安要素を取り除けたので、よかったです。
 帰ろうと思ったら、突然の土砂降りの雨。気象庁のホームページで雨雲の様子を見たら、短時間で止む気配だったので、落ち着くのを待って帰ってきました。おかげでほとんど濡れずに済みました。

打ち合わせ、集会

 10時から、よさこいの当日スタッフとして6人で参加して下さる団体の方と打ち合わせをしました。お手伝い下さる方が多いと本当に助かります。
 その後は市役所にちょっとだけ顔を出して、あとは県連にいました。
 19時からは岸本周平さんを応援している会社の社長さんがたくさんの人を集めて、ビッグ愛の大ホールで集会を開かれたので、参加しました。
 周平さんは自転車に乗って登場しました。写真で皆さんに見ていただきたかったのですが、写真撮影禁止だったので、載せられません。すいません。ぜひ街中で自転車に乗った周平さんの姿をご覧になって下さい。

2009年07月31日

追い込まれています

 7月最後の1日となりました。ということは、明日は8月1日。そう、おどるんや~第6回紀州よさこい祭りの日です。明日は紀州おどりぶんだら節との同日開催になります。実際、祭りをやる私達にもどういう効果があるのか分かっていません。どうなるのか、不安と期待でいっぱいです。
 個人的には、当日のボランティアスタッフの配置でかなりヘコヘコ言ってます。
 今日の明るい時間は上にお許しをいただいて、だいたいよさこいの調整に動いていました。今日の明日で、結構やることがいっぱいです。
 18時からは関連団体の幹事会に参加しました。
 20時からは、私が統括するお祭りスタッフ部の物品運び出しをします。あと、スタッフの配置表も、1日目の分だけ渡して見てもらおうと思っています。頼む!異論が出ないでくれ!

2009年08月02日

やっぱ紀州! その1

 今日から「おどるんや~第6回紀州よさこい祭り」が始まりました!今年も今日と明日の2日間行います。そして今日は、記念すべき「紀州おどりぶんだら節」との初コラボでした。一粒で2度おいしいとは、まさにこのことです。
 今年のおどるんやは実行委員長の下に4人のコーディネーターがいます。役割分担をして、それぞれが担当部署を持っています。ここでも何度もお話ししましたが、今年はスタッフ担当コーディネーターという大役をいただきました。他はパレード担当、和歌山城担当、広報担当と4人のコーディネーターがいます。
 1日目の今日はぶらくり丁と砂の丸ではおどるんや、けやき通りから西の丸広場ではぶんだら節が行われました。毎年のことですが、運営をやっているとなかなか祭りを見る時間がありません。事故が起こらないように、進行が滞らないように気をつけていると、見る機会を逸してしまっているのが現状です。

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 JC青年会議所は毎年ぶんだら節に参加しています。今年は私の所属する委員会が山車を作る担当だったのですが、私は最初と最後の2日しか山車作りに参加できませんでした。厳密に言うと、初日は強い雨で作業ができず。最終日は製作場所に行ったら、すでに終わっていました。
 ぶんだらを踊るときに山車を見ることができると思っていたのですが、もともと1日のスタッフが少なかったのと、いくつものトラブルが集中したために、現場を離れることができず、西の丸からメンバーの引く山車と初対面することになってしまいました。メンバーの皆さん、行けなくて本当に申し訳ないです。
 いくつものトラブルを乗り越えて落ち着いたら、1日目が終了しようとしていました。1日目の最終は砂の丸にいました。

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 今年初めての企画で、踊りの際に振る旗(フラフと言います)が各チームから集合して、その雄姿を見せたり、各チームの代表が集まって、総踊り曲『YAPPA紀州!』を踊ったりと、新しいことにも挑戦しました。
 祭りの終わりにはウインズのお二人が生で歌ってくれたのですが、そんなときに限って雨が降ってきました。そのため、予定よりやや早く終了となってしまいました。
 まだまだ雨が降るつもりで、器材にシートをかけ、明日に備え、帰宅となりました。明日も頑張ります。

2009年08月03日

やっぱ紀州! その2

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 よさこい祭りの2日目です。今日は総勢300人のボランティアスタッフの皆さんがお手伝い下さって、祭りを支えて下さいました。
 写真は受付を済ませて、それぞれの担当に分かれて、リーダーから説明を受けているところです。
 やってみれば、色々と抜けているところもあり、部会のメンバーには本当に迷惑をかけました。集中できないとだめですね。
 昨日今日と、本当に多くの皆さんに見に来ていただきました。
 また、お手伝い下さったボランティアの皆さん、皆さんのおかげで祭りを成功のうちに終えることができました。ありがとうございました。
 不甲斐ないコーディネーターでしたが、なんとかやってのけました。ついて来てくれた皆さん、本当に感謝しています。ありがとうございました。

 わかやま最高! やっぱ紀州!

宴のあと

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 大仕事が終わり、ほっとしたのも束の間。これからは本業に専念です。
 市役所へ向かうときに砂の丸を通りました。あっという間に撤収が進んでいて、まさに「宴のあと」という感じです。
 10時からは紀ノ川大堰建設に関する議員連盟の役員会が行われました。私は事務局長の大役をいただいていて、その役を果たしました。会長から、これまでの経過報告と今後の活動方針についてお話があり、役員の皆さんにご了解いただきました。
 お昼ご飯を食べた後、今度は神戸へ。今日から民主党マニフェストの説明会が全国8箇所で行われます。その先陣を切るのが、兵庫と神奈川です。和歌山県連を代表して、近畿ブロック内の兵庫で行われるマニフェスト説明会に参加しました。

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 15時半から始まった兵庫の説明会には、鳩山代表と直嶋政調会長が説明に来られました。鳩山代表は民主党のマニフェストは国民の皆さんとの契約で、実現できない場合は責任を取らなければならないものと強調されました。また具体的にどういう手法で官僚中心の政治から転換するかを話されました。
 そのあと、直嶋政調会長が、具体的な政策からいくつか掻い摘んで、その中身を説明されました。またマニフェストの中にある工程表を見ながら、どのように改革を進めていくかを説明しました。
 16時半過ぎに新神戸を出て、新幹線と特急くろしおを乗り継ぎ和歌山へ。今度は19時半からのJC青年会議所の委員会に参加しました。9月に行う「和歌山・鬼ごっこ大会」のPRのために、青年会議所事務局で行われていた総務委員会にお邪魔しました。
 他のメンバーは、次の委員会の会場へ向かいましたが、私はそこで分かれて和駅へ。明日名古屋で行われる決算審議のポイントを学ぶ講習会に参加するため、移動です。
 息つく暇もなく動き回り、かなり疲れました。明日は一日勉強です。

2009年08月04日

決算審議のポイント

 今日は一日名古屋でした。
 決算審査に臨むに当たり、どのようなことに注目すればよいかを学ぶ講習会に出席しました。10時から始まり、終わりは予定よりちょっと延びて16時半までありました。
 過去2年、決算委員会に入らせていただきましたが、どう審議するのか知らないままに過ごしてしまいました。本当にもったいないことです。
 今までは決算書ばかり見ていましたが、色々と教えていただいて、決算書だけ見ていても審議にならないことを学びました。今度の決算委員会では、学んだことを活かしながら、それぞれの事業が市民に対してどのようなメリットをもたらしたのか、またもたらさなかったのか、本当はどのように事業を進めるべきなのかを詰めていきたいと思います。

2009年08月05日

明日は前原誠司副代表が来る!

 午前中は県連に詰めて、選挙に関する事務や、政見放送の打ち合わせなどを行いました。
 15時からは県連の三役会議、16時からは常任幹事会が行われ、参加しました。
 明日、前原誠司民主党副代表が和歌山へ応援に来られます。髪が伸びきってボサボサなので、急遽散髪をしてもらいました。営業終了後の19時半からやっていただいて、終わったのが21時でした。遅くまでありがとうございました。

2009年08月06日

前原誠司副代表が和歌山へ

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 午前中は県選管との調整などを行いました。
 今日、前原誠司副代表が和歌山へ応援に入って下さいました。14時から和駅の前で街頭演説会を行ったのですが、その前段に議員によるリレー演説が行われました。13時半からだったのですが、県選管との調整が長引いて、終わりごろに到着してしまいました。
 マイクを受け取ってリレー演説の話としてマニフェストについてお話した流れのままで、街頭演説会を行いました。今日の演説会では、久しぶりに司会を務めさせていただきました。
 午前中から雨でしたが、演説会開会前に雨がピタッと止みました。藤本眞利子県連代表の挨拶の後、岸本周平さんが政策や思いの丈をお話されました。
 前原副代表をご紹介するときに、雨が止んだのは会場にいる皆さんの日頃の行いが良かったのか、前原さんが吹き飛ばしてくれたのかと話したところ、前原さんは、私は雨男なので皆さんの精進が良かったのでしょうと受けて下さいました。
 写真は前原副代表がお話されているところです。後ろに岸本周平さんが写っています。走り回って汗だくになっていらっしゃるようでした。前原副代表は、主に医療制度の改革についてお話して下さいました。医学部を出た医者が失業している。医者不足が地方を苦しめている実例を挙げて、私達に語りかけて下さいました。
 平日の昼間にもかかわらず、たくさんの方が足を止めて下さいました。また、近鉄百貨店から出てきて下さった方もいらっしゃいました。本当にありがとうございました。

2009年08月07日

和歌山1区公開討論会

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 明るい時間は県連にいたり、市役所にいたりしました。
 19時からはNPO法人わかやま市民自治ネットワークと和歌山青年会議所が共催で行った「和歌山1区 衆議院議員選挙公開討論会」に行ってきました。
 写真を見ていただいても分かりますが、本来なら5人いないといけない舞台に4人しかいません。自民党前職の方が欠席されたので、候補予定者3人とコーディネーターの足立基浩和歌山大学准教授の4人になりました。
 足立さんから質問を投げかけられ、それに各候補予定者が定められた時間内に答えるという形式です。初めの質問は「景気対策をどうするか」でした。まさに岸本周平さんが得意な分野です。
 これまで自民党は、借金をして、短期的には効果があったが長期的にはマイナスしか残らない政策をやってきた。苦しいときこそ、将来生産性が伸びる産業や景気を引っ張っていくような分野に援助や資金の融資をして、日本が豊かになるための分野を応援をする、そういう観点が一番必要だと答えられました。
 得意分野の質問で、出だし好調といった感じでした。この他にも、外交や年金問題、和歌山をどうしたいか、などの質問がありました。

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 会場は最初ガラガラだったのですが、気付けば半分ぐらいは埋まっていました。しかし、あまりにも人が少なすぎる。関心がないのか、それともPR不足だったのか分かりませんが、もっとこちらのことを知ってほしいし、その上でぜひ比較していただきたかったと思います。
 まだまだ候補予定者の訴えを聞ける機会があると思いますので、ぜひ聞いてやって下さい。

2009年08月08日

若者だけのミニ集会

 今日最初の日程は、岸本周平後援会のローラー作戦に参加です。今日は南の方を攻めることになりました。午前中だけで回りきれなかったので、一旦中断です。
 12時から、今年27才の男女7人に集まっていただいて、ミニ集会を行いました。政治のことを詳しく分からないながらも、難しく考えず、日々の生活で思うことや感じることなどを素直に話していただきました。
 20才代、30才代は選挙での低投票率が顕著です。前回の衆議院総選挙、小泉旋風と言いながらも20才代の投票率は50%を切っていました。30年、40年先まで生きる我々が、将来後悔しないためにも、今から政治参加をしていただきたいと思うのです。分からないなら分からないなりに、調べたり聞いたりしていただきたいのです。
 以前ここで「権利」の話を少ししましたが、権利は放っておけばなくなってしまうものです。いつまでも自分の手の中にあると思わず、あるときにちゃんと行使することが大切です。
 その後、夕方からローラーを再開しました。夕方は在宅率が高かったです。終わったときには日が暮れていました。若干日が落ちるのが早くなってきているように思います。少しずつ冬に向かっているのですね。

2009年08月10日

事務局長補佐

 午前中は私用に時間を使わせていただきました。
 午後はまず県連に入り、和歌山3区玉置事務所のスタッフと打ち合わせをしました。
 16時ごろに周平事務所へ。ちょうど会議中で、早速その中へ入れていただきました。これからは半常駐の形になるようです。県連と周平事務所の往復の日々が始まります。
 この夏はどうも”2人前”の役割を持つことがテーマになっているようです。そして、久しぶりに「事務局長補佐」という役割をいただきました。和歌山へ戻ってくる直前に関わったいくつかの選挙でも「事務局長」だったり「補佐」だったり。今回の補佐役は立ち上げから関わっていないので、かなりの不安があります。
 でも、そんなこと言ってても日付は迫ってくるので、考えずに機械的にこなしていかなくてはならないですね。
 まさに戦いの夏です。

2009年08月11日

今日もよく動いた!

 なんか今日もあっという間に過ぎてしまいました。
 今朝、パソコンをつけたら、ヤフーのトップニュースに「静岡で震度6弱」と出ていて、驚きました。とうとう東海地震が始まったかと思い、震源地の周辺に住む知り合い数人に電話し、安否を確認しました。これといった被害はなかったそうです。それからはしばらく、時間の許す限り、テレビのニュースを見ていました。
 今回の地震で被害に遭われた皆様に、心からお見舞い申し上げます。亡くなった方がいらっしゃらなかったのは、不幸中の幸いです。

 何人かの方から選挙のことで電話があり、対応しながら県連へ。事務仕事をし、明日の岸本周平総決起大会のチケットを渡したりしました。
 お昼をどこで食べるか決めていなかったので、何かのついでにと思っていたところに電話が…。よさこい実行委員会の役員会をやっていて、私にいくつか聞きたいことがあったそうです。その電話でピーンと来て、すぐ近くでやっていた役員会の席へ行きました。
 西平会長の会社である信濃路のロイネット店で、しらす高菜丼をいただきました。そのまま役員会に加わりました。
 役員会が終わった後は、西浜の周平事務所へ。そこで選挙に係る法律のことを聞かれたり、日程を調整したりしました。
 夕方、周平さんが事務所に立ち寄りました。書類をチェックして、「それでは行ってきます!」と元気な声を出して出て行きました。スタッフは「行ってらっしゃい」と返します。なんかこういうのが選挙っていう感じを与えます。
 その後は、20時からよさこいのスタッフ部会を行いました。この間の本祭の時の反省点と、30日のお疲れ様会の段取りを決めようと思ったのですが、反省点だけで2時間費やしてしまいました。
 なんやかんややってて、家に着いたのが23時過ぎでした。もう、かなり眠たいです。明日も頑張ります。

2009年08月12日

大入りの総決起大会

 午前中から午後にかけては初盆のお参りをしました。途中、お昼前に県連に入り、多少の事務仕事をこなしました。
 喪服から普通のスーツに着替えて、和駅へ。16時から街頭演説会を行いました。

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 今日は海を挟んでお隣の徳島から、仙谷由人先生が岸本周平さんの応援に駆けつけてくれました。私は司会をさせていただいて、仙谷先生が20分ほどお話して下さいました。
 その後は、すぐ近くにある駅前後援会事務所に寄って、県連へ入りました。ちょっといない間に仕事が増えています。
 それから県文へ向かいました。今日は岸本周平総決起集会がありました。舞台へ上がらせていただきましたが、県文大ホールの椅子が埋まって立ち見まで出るという様子は、めったに見ることができないでしょう。そして、こんなにたくさんの人が周平さんに、日本の将来、和歌山の明日を託したいという思いを持って来て下さったことに、本当にありがたいことだと思いました。
 仙谷先生や、”ミスター年金”でおなじみの長妻昭先生も応援に駆けつけて下さいました。気持ちを一つにできたのではないかと思います。
 最後までのご声援、よろしくお願いいたします。

2009年08月13日

初盆のお参りなど

 昨日から引き続き、今日も初盆のお参りに伺わせていただきました。予定していた軒数よりも案外伺えないものです。今日は市内の南の方から堀止、宮前へのルートで動きました。
 途中、お昼過ぎには市役所で、支援者の方の墓地の手続きをお手伝いしました。
 15時には、私も会員になっている「がんばろう、日本!」国民協議会の関西担当責任者の方が、岸本周平事務所に来られて、県内全区の状況やこれからの政治の流れについてどのように分析されているか、意見交換をしました。
 その後は県連に入り、明日受ける選挙の届出の事前審査に向けた準備を行いました。

2009年08月14日

色々あります

 朝9時に県選挙管理委員会へ行き、候補者届出政党としての届出の事前審査を受けてきました。選挙が始まったら貼り出すポスターや配るビラの見本をつけて確認していただきます。事前審査は一発完了でした。
 その後は県連へ入り、様々な質問などにお答えしたり、提出書類を整えたりしました。

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 午後からは初盆のお参りの続きです。今日は市内の東部を回らせていただきました。生活圏ではないので、通ったことのない道ばかりでよく分かりません。地図で確認しながら、原付バイクで移動しました。
 写真は伺うお宅の目印になっていた池です。名前は成福赤池と言うそうです。ちょっとのぞいてみたら、カエルやアメンボなど、たくさんの生き物がいました。囲いもない、自然のままの池のようです。なんとなく、名前がいいなぁと思って、写真を撮りました。
 今日お伺いする予定のところが全て終わったので、岸本周平和歌山駅前事務所に顔を出しました。
 政治関係の事務所というのは、本当に色々な方が出入りされます。今日も私がいるときに、酔っ払いの方が事務所に入ってきました。15分ほど話して、マニフェストを持って帰られました。今日の方は温厚でしたが、時に敵意に満ちた方が来られることもあります。そんなときは、お話を伺うことしかできず、対応に苦慮します。
 こういう事務所というのは、本当に色々なことがあります。そんなことも知っていただければうれしいです。

2009年08月15日

お坊さんと市議会議員

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 今日も初盆のお参りです。今日で新仏さんは帰ってしまうので、今日中に回りきってしまわなければなりません。
 今日を含めて4日間で、この1年にご縁のあったお宅を訪問させていただきました。初日は徒歩で、2日目以降は原付バイクで回りました。今日だけで69キロ余り、3日間で131キロ余りを原付で走りました。
 信号待ちをしていると後ろにお坊さんが停まったり、反対車線をお坊さんが走っていたりという場面に何度も出くわしました。この時期、あちこち走り回って忙しいのは、お坊さんと市議会議員のようです。
 同じ和歌山市でも、地域によって文化が多少違うようです。だいたいは、京都の送り火の前の日に新仏さんは帰るようですが、地域やお寺によって、12日に来て13日に帰るといったお家もありました。なかなか奥が深いです。
 朝から夕方16時過ぎまで回らせていただきました。写真は市内東部のお宅に伺う途中で撮ったものです。青々とした田んぼがずーっと広がっています。
 その後は、岸本周平和駅前事務所へ。マニフェストの年金のことでお尋ねの方がいらして、応対させていただきました。
 その後は市役所へ。やっつけたい仕事がいくつかありましたので、登庁しました。途中であまりに眠くて、居眠りしてしまいました。地図落としやら選挙の準備やらで、3時とか4時に寝て、7時8時に起きる生活が続いていたので、かなりしんどかったです。初盆のお参りが終わって、ほっとしたのもあったのでしょうか、一気に疲れが出てきました。
 なかなか裏舞台を理解してもらえないのが、つらいところですが…。

2009年08月16日

秋の気配が…

 朝晩めっきり涼しくなって、8月ですが、秋の気配です。早いですね。
 朝から電話がじゃんじゃかかかってきました。全部ちゃんと対応してます。
 15時から会議が立て続けであったのと、その後、県連で打ち合わせなどをしました。
 寝不足は未だ解消できてません。

2009年08月17日

公示日前日

 朝一、政見放送の届出提出と中身の確認を行いました。これだけで昼過ぎまでかかってしまいました。
 その後は、ほとんど県連にいました。あちこちからの問い合わせやトラブルの解決など、何をやっていたのか分からないぐらいでした。
 明日からの12日間、限られた中での戦いを進めていきます。よろしくお願いします。

2009年08月18日

8月18日 晴れ

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 選挙戦が始まりました。泣いても笑っても12日間、全ての候補者に平等に与えられる選挙運動期間12日間です。
 朝5時半に起きて、6時半から岡の宮刺田比古神社で1区候補者の必勝祈願祭があり、参加してきました。選対の中心メンバーが集まって、厳かに執り行われました。
 8時過ぎに県庁へ。立候補の届出が行われ、県下全区の担当者が集まりました。私は1区の担当者と一緒に廊下で待っていました。
 民主党候補者の届出順位は和歌山1区が1番、和歌山2区も1番、和歌山3区が2番となりました。街頭演説用の標旗や選挙事務所の標札など、いわゆる七つ道具を持って飛び出して行きました。
 全員が届出を終わると今度は私の番、民主党の届出を行います。全員が早い順番だったので、当然政党の中でも1番目でした。何か引き寄せるものがあるんじゃないかと思ってしまいました。
 これ以降は、本当にバタバタしていて、自分は一体何をどうしたのか、ほとんど覚えていません。それぐらい忙しかったです。
 最後は22時から、候補者選対の会議に参加しました。それが終わって帰ってきたのが、23時をちょっと過ぎたぐらいでした。
 12日間、しっかりがんばります!

2009年08月19日

8月19日 晴れ 2日目

 朝は政見放送の手続きで、NHKとテレビ和歌山へ行ってきました。
 和歌山における政見放送の放送時間は次の通りです。

 NHK 8月24日(月) 8時35分から
      8月25日(火) 8時35分から
 テレビ和歌山 8月23日(日) 22時30分から
          8月26日(水) 19時から

 ぜひご覧になって下さい。
 テレビ和歌山の後は、お昼過ぎまで県連にいて、それから2区候補者の海南事務所へ行きました。海南には私のファンだという後援会幹部がいらっしゃって、私に会いにわざわざ仕事場から事務所まで駆けつけてくれました。ありがとうございました。
 その後は1区候補者の西浜事務所へ入り、打ち合わせなどをしました。県連へ戻り、2区のスタッフが来るということで、待っていました。終わったのは20時50分でした。彼はこれから粉河まで戻って、会議だそうです。

 明日、鳩山由紀夫代表が和歌山に入ります。各選挙区で街頭演説会を行います。
 1区では、14時30分から、県庁前交差点吉宗像の周辺で行います。私が司会をさせていただきますので、お時間ございましたら、ぜひお集まり下さい。

2009年08月20日

鳩山代表が和歌山へ

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 和歌山1区の候補者が、お昼に市役所前で街頭演説を行いました。職員さんがお昼休みを割いて、50人余りの方が演説を聞きに出てきてくれました。ありがとうございました。
 14時45分からは県庁前交差点吉宗像の広場をお借りして、街頭演説会が行われました。選挙戦3日目に鳩山代表が応援に駆けつけてくれました。この演説会では司会を務めさせていただきました。
 午前中は出雲で街頭演説をし、飛行機で移動して和歌山へ来て下さいました。こんなに早く、そして何度も和歌山へ入って下さる、どれだけ和歌山が重要な選挙区になっているかがお分かりになっていただけると思います。
 歴史あるこの和歌山、享保の改革を行った吉宗の故郷から国民の皆さんに訴えたい!
 平成の改革を実行できるのは民主党か自民党か。
 その先頭にいるのは鳩山由紀夫か麻生太郎か。
 和歌山からは1区の候補者か別の人か。
 それを国民に皆さん自身に決めていただきたい。それこそが今回の選挙の意義だと思います。
 平日のお昼、お天道様が高く暑いときにお出まし下さいました皆様に、心からお礼申し上げます。ありがとうございました。
 この街頭演説には2000人の方が、和歌山2区下井阪交差点で行われた演説会には1000人が、和歌山3区紀伊田辺駅前で行った演説会には3500人の方がお出で下さいました。ありがとうございました。

2009年08月25日

御会葬御礼

 去る8月22日午前8時55分 父が66歳にて他界いたしました。
 昨日、葬儀を滞りなく相営み、荼毘に付しました。
 本当にたくさんの方にご参列いただき、また多くのご弔意を賜りましたこと、心から厚く御礼申し上げます。

 人はこの世に生を受けたるときから、死に向かって歩かされています。誰も、この道筋から逃れることはできません。父も当然、この道筋にいたのですが、道程が若干短かったように思います。
 およそ2年前から、肺ガンという診断を受け、手術や放射線治療でガンと戦ってきました。これで全快するかと思っていましたが、複数の転移が見つかり、ガンとの戦いに勝つことができませんでした。
 18年間、1日に1箱のタバコを吸っていたそうですが、27年前に止めました。27年前に止めてるにもかかわらず、手術で取った患部にはタールが未だに残っていて、取った肺が黒くなっていました。
 そういうことがあって、私は禁煙運動に加わっていくことになりました。

 通夜・葬儀共に、たくさんの方にお参りしていただいて、父もとても喜んでいると思います。本当にありがとうございました。

2009年08月27日

もう少しだ!

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 写真は昨日、和歌山1区候補者応援のために駆けつけた、作曲家の三枝成彰さんが応援演説をされているところです。写真には写っていませんが、経済評論家の波頭亮さんも来て下さいました。
 波頭亮さんのインタビュー記事がありましたので、併せてご覧下さい。

 今日は、楽天の三木谷浩史社長も来られていたようですが、私はお会いできませんでした。
 選挙戦もいよいよ残り、明日あさっての2日間です。

2009年08月28日

ネガティブキャンペーン

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 今日の朝刊に自民党が全面広告を載せました。自分達の政策を論じるのではなく、民主党のマニフェストを攻撃するだけの、ネガティブキャンペーンです。
 また折り込み広告の中には、2冊のリーフレットが挟み込んでありました。これもまたネガティブキャンペーンの一環です。
 これが政権党の成れの果てかと思うと残念に思います。また有権者の皆さんも、こういうやり方には辟易しているんじゃないかなと思います。
 ご参考までに、自民党の全面広告に対する民主党の見解は、

1.「子ども手当」関係
・「子どものいない世帯」では、元々扶養控除の適用を受けておらず、児童手当の支給もないので、「子ども手当」が創設されても影響はない。
・高校生・大学生がいる場合に適用される「特定扶養控除」は存続するので、増税にはならない。

2.「年金一元化」関係
・自営業者等については「年収」ではなく、「所得(収入から経費を控除したもの)」であるので、自民党の指摘は誤り。
・民主党案では所得に定率を乗じた保険料を徴収するので、所得がゼロの場合には保険料の納付義務がなくなり、現状より大きく負担が軽減される。

3.「補正予算の凍結」関係
・平成21年度補正予算は「役所の施設整備費」、「役所の新たな埋蔵金(=基金)」など役所へのお金の配分が中心。これを凍結しても景気に影響はない。

4.「長寿医療の廃止」関係
・「後期高齢者医療(=長寿医療)」廃止による高齢者の保険料負担増は、税金で補填し、保険料は最大でも現状を維持するように措置する。そのための予算として、マニフェストにも9000億円を計上している。

5.「CO2削減目標25%」関係
・「CO2削減」による家計への負担は、「温暖化対策を放置した場合の家計の負担増(洪水対策、農業対策等)」と比較しなければ、意味がない。
・試算の内訳が示されておらず、根拠が不明確。

となっております。
 街頭演説をしていても、マニフェストが飛ぶように消えていきます。今日明日でご覧になっていただいて、皆さんの目でご判断下さい。
 今回の選挙が、これまでの選挙と違うのは、私達国民が自分の手で「政治」を選べるところです。これまでは私達国民に選択権を与えられていませんでした。多少形が変わっても、その中には必ず自民党が入っている。それが今までの政治でした。
 国民に選択肢が与えられれば、私達国民は選びます。選べば、その責任も国民が背負います。しかし、自分が選んだ結果なので、失敗しても納得はできます。今までの選べない状態から考えると、天と地ほどのとんでもない差だと思います。
 ぜひ、皆さんご自身の目で見て確認し、しっかり選んでください。

2009年08月30日

最終日

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 選挙戦最終日です。
 お昼13時からはぶらくり丁ドン・キホーテ前で街頭演説をし、ぶらくり丁商店街の中を練り歩きました。
 その後、和駅前の事務所へ行ったり、県連へ行ったり。
 18時からは、障害を持った子ども達の保育施設で行われた夏祭りに、和歌山1区候補者と一緒に参加。「障害者自立支援法」への辛い思いを聞かせていただくことができました。
 候補者は一足先に会場を離れ、私は後から原付で追いかけます。和駅での最終の街頭演説。たくさんの方が駆けつけて下さいました。

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 街頭演説が終わった後、候補者は再び市中へ。最終最後まで道端で立ち続けるとおっしゃっていました。
 最後の活動はガーデンパーク前でのアピール。日付が変わろうかというのに、かなり車の往来が多く、ビックリしました。日付の変わるギリギリまで、たくさんの支援者が手を振り続けてくれました。
 あとは有権者の皆さんのご判断と天命を待つばかりです。

周平さん 当選!

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 喜びを抑えながら、時系列にお話していきましょう。
 お昼12時から、よさこい祭りの際、大活躍して下さったお祭りスタッフの皆さんを慰労する懇親会を行いました。
 およそ50名の方々が参加して下さり、とても楽しい懇親会にすることが出来ました。
 懇親会が終わった後、家でスーツに着替えて、和駅前の事務所へ。少しずつ片づけが進んでいました。続いて県連へ。開票の結果を受ける準備ができていました。
 投票に行った方から”投票所の異変”について伺いました。投票が終わるまでに30分かかったとか、20分待たされたとか、11時前に行ったのにすでに2千番台だったとか。ご報告をくれた皆さんが、今までに経験したことのないと、口をそろえておっしゃるような事態が起こっていました。
 私は19時半頃、砂山小学校で投票を済ませて、西浜事務所へ入りました。
 20時に投票が締め切られて、テレビでは開票特番が行われていました。周平さんを支援する皆さんと一緒に、事務所の奥の特設会場でテレビに見入っていました。続々と民主党の候補者に当確が打たれていきます。
 20時半になる前に事務所の中から歓声が上がりました。それから数分して、特設会場のテレビで映っていたテレビ東京の特番で、周平さんの当確が出ました。会場は一気に歓声で沸きあがりました。

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 周平さんが事務所に到着して、周平コールで迎えられました。そして、たくさんの支援者の前で「勝利宣言」をしました。これを聞くのに4年間待ち続けた人がたくさんいます。涙して聞いてらっしゃる方もたくさんいました。
 ここからは、周平さんを先頭に、私達国民の生活を守る戦いが始まります。私も共に戦います。

2009年08月31日

パワフルな周平さん

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 一夜明けました。と言っても、正直数時間しか経っていません。
 周平さん、当選後最初の朝立ちです。同じ朝ですが、気分が全く違います。たくさんの人が周平さんに「良かったね、がんばったね」「しっかりやってよ」と声を掛けて下さり、周平さんは握手で応えていました。
 13時半から都市計画審議会があり、出席しました。今回は和歌山大学新駅周辺の区画整理事業についてが議題でした。
 大型商業店舗が出店する計画があるということで、一部委員から、中心市街地活性化計画との整合性などを疑問視する意見も出ましたが、賛成多数で計画案が承認されました。
 18時から20時まで、和駅東口で夕立ちをしました。周平さんはかなりお疲れでした。というのも、事務所で当選のセレモニーを行った後、大阪の毎日放送で夜中2時から3時まで生放送に出演。和歌山に戻って1時間ほど仮眠をし、朝の街頭活動に出たため、ほとんど寝てなかったのです。
 それでも、声を掛けてもらえば、握手をし、相手の言葉に応える。笑顔で気丈に振舞う姿がありました。私は私事で十分に選挙運動ができなかったので、少しでも報いるようにと、声出しをさせていただきました。
 周平さん、本当にパワフルです。

2009年09月01日

FMワカヤマに出演します!

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【緊急告知】
明日9月1日16時から、和歌山のコミュニティFM「FMワカヤマ(バナナFM)」の『和歌山市議会通信』に出演します。再放送は6日(日)21時からです。FMラジオのチャンネルを「87.7」にあわせて、ぜひお聞き下さい!

 今朝は周平さんと一緒に和駅の中央口に立ちました。昨日と同じように、たくさんの方々が祝福や激励の声を掛けてくれていました。
 朝立ちの後は県連へ入りました。私がお世話になっている団体の総会が近々あり、会計監査を仰せつかっているので、帳簿類の点検と監査報告書の作成を行いました。
 お昼ご飯を食べた後、13時ちょっと前に、塩屋にあるFMワカヤマのスタジオへ入りました。かけたい曲の確認と、どんなことを話すかの打ち合わせを行って、本番です。
 ラジオのスタジオは本当に久しぶりです。前にも書いたと思いますが、高校2年から3年にかけて、WBS和歌山放送ラジオの「ラジ坊」という番組に1年間、パーソナリティーとして出させていただきました。
 録音テープが家のどこかにあると思いますが、今では聞くに堪えないウダウダのしゃべりだったのではないかと思うと、公共の電波に流れていたことが正直怖いです。
 番組の中では、先日亡くなった父のことや仕事のこと、趣味のことなど、お話させていただきました。本当にとても楽しかったです。
 ぜひお聞きになって、ご感想などをお寄せ下さいね。

2009年09月02日

選挙会に出席

【緊急告知】
和歌山のコミュニティFM「FMワカヤマ(バナナFM)」の『和歌山市議会通信』に出演しました。再放送は6日(日)21時からです。FMラジオのチャンネルを「87.7」にあわせて、ぜひお聞き下さい!

 10時から県庁で選挙会があり、出席しました。
 選挙会とは、選挙の結果を確認し、選挙管理委員会として結果を確定するために行われるものです。私は民主党の代表として選挙立会人に届出し、各小選挙区の選挙会に出ました。同時に比例代表の選挙会と最高裁判所裁判官国民審査審査会も行われました。小選挙区と比例代表の選挙立会人は兼任できないとのことで、小選挙区の選挙会のみ出席です。
 1区の岸本周平さん、2区の阪口直人さんの当選が公示され、当選証書が手渡されました。3区の玉置公良さんにも当選証書が手渡されるところを見たかったのですが、残念です。
 午後からは、久しぶりにべったり市役所にいました。そろそろ質問の準備もしなければなりません。
 夜は、JC青年会議所の委員会が開かれ、出席しました。しばらくアクティブな委員会だったので、久しぶりに椅子と机を使っての委員会でした。23日に行う「鬼ごっこ和歌山大会」の役割分担などを決めました。
 今日のラジオを聞いて下さった方はいらっしゃるでしょうか?ぜひご感想などお寄せ下さい。

2009年09月03日

元気をくれた人

【緊急告知】
和歌山のコミュニティFM「FMワカヤマ(バナナFM)」の『和歌山市議会通信』に出演しました。再放送は6日(日)21時からです。FMラジオのチャンネルを「87.7」にあわせて、ぜひお聞き下さい!

 朝から県連や市役所をウロウロしていました。
 12時からはクラブ総会が開かれました。いよいよ実質的に9月議会の開会です。質問の詰めもしていかなくてはなりません。
 夕方は雑賀崎へ支援者を訪ねました。

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 19時からはビッグ愛で行われた「和歌山の外食産業を盛り上げる会」3周年記念の例会に参加しました。今回はお好み焼きでおなじみの千房株式会社代表取締役 中井政嗣さんが『お好み焼き日本一の感動経営-情熱と感動が生んだ年商55億円-』 をテーマにお話して下さいました。
 子どもの頃に丁稚奉公に出た5年間のこと、お好み焼き千房を立ち上げた時のこと、会社が傾いたときのこと、ちょっと道を逸れた子どもを会社に引き込むのはなぜか、など2時間きっちりお話して下さいました。
 自分とちょっと重なる部分があり、同じ考えをされる方がいらしたのだと思いました。そして、お話を伺って、とても元気になりました。ハキハキとした声、たくさんの拍手が元気をくれたのだと思います。次は私が誰かに元気を伝播させる番です。
 今日、中井社長さんにお会いできて本当に良かったです。ぜひもう一度お話しを伺いたいと思いました。

2009年09月04日

今日を短くまとめて

【緊急告知】
和歌山のコミュニティFM「FMワカヤマ(バナナFM)」の『和歌山市議会通信』に出演しました。再放送は6日(日)21時からです。FMラジオのチャンネルを「87.7」にあわせて、ぜひお聞き下さい!

 今朝はまず民主党県連に行って、来週の土曜日に行う政治スクールの準備をしました。
 11時から県連の三役会議に出席。総選挙後のこれからの動きや日程を確認しました。
 市役所へ戻って、市当局にお願いしていたことなどの進捗状況を伺いしました。
 その後は、夕方まで民主党県連にいました。ホームグラウンドになりつつあります。

2009年09月05日

梅田でミーティング、再生の町

【緊急告知】
和歌山のコミュニティFM「FMワカヤマ(バナナFM)」の『和歌山市議会通信』に出演しました。再放送は明日6日(日)21時からです。FMラジオのチャンネルを「87.7」にあわせて、ぜひお聞き下さい!

 今日は久々に大阪へ行ってきました。日本禁煙学会の方と、市議会の禁煙について情報交換するためです。
 9時半のサザンに乗って難波で乗り換え、地下鉄で梅田へ向かいました。
 JR大阪駅の駅ビルにある大丸梅田店の14階で学会の理事さんとお会いしました。大丸は完全分煙された喫煙室以外は禁煙になっています。普通の人にとっては、とても快適な空間です。
 昼食を取りながら、1時間半色々なお話をさせていただきました。
 来たときとは逆の順路で和歌山へ戻りました。それから周平事務所へ。選挙の後始末のお手伝いをしました。
 今、NHKの土曜ドラマで『再生の町-ふるさとが破綻するとき 私たちは何を守るのか…?-』というドラマが放送されています。全5話で今日2話の放送でした。
 先週の放送では、主人公が務めていたデパートが買収されたのを機に、故郷の大阪へ帰ってきて、市役所に再就職した。しかしその矢先、市が財政破綻し、主人公は財政再建プロジェクトチームの一員に加えられ葛藤するという話でした。
 和歌山市もほんの少し前まで、破綻の懸念がありました。都市計画税をはじめ、様々な分野で市民の皆さんの負担を増やした結果、今はかなり改善しましたが、決してずっと破綻しない、安全である保障も未来予想もありません。他人事ではないと思いながら、ドラマを見ています。
 国営放送ですから、民放が切り込みにくいテーマでもやれるのかなと思います。以前、同じ土曜ドラマのシリーズで監査法人のドラマをご紹介しました。日本の今の姿を見せてくれていると思います。ぜひ皆さんもご覧になって下さい。そして、ご自身の町のこととして考えていただく契機になればと思います。

2009年09月07日

反応アリ

 昨日まで2回、私が出演した「FMワカヤマ(バナナFM)」の番組が放送されました。聞いて下さった方からの反応がいくつかあり、本当にうれしいです。ありがとうございました。
 一般質問の通告をしましたが、質問がなかなかまとまりません。今回は日程の関係もあるのですが、どうもやりにくいです。
 これから、一般質問に関係する情報をお持ちの方とお会いしてきます。

2009年09月08日

難しい問題

 今回の一般質問では、2つのことを質問します。昨日の夜は、そのうちのひとつについて関係するお話を聞かせていただきました。
 2時間ほどで家へ帰ってきて、それからパソコンに向かったり、本を読んだり。あっという間に夜中の4時でした。
 朝は、もう一つの方の質問について、関係する事柄に詳しい方に午前中いっぱいお話を伺いました。なかなかいくつかの問題が重なり、一筋縄では解決しにくい問題です。

2009年09月09日

3新議員との意見交換会

 今日は先日の総選挙で選ばれた、新しい和歌山県選出の衆議院議員3人との意見交換会がありました。選挙が終わって3人揃って顔を合わせるのも初めてになります。
 それぞれの新議員から選挙のお礼と、これからの抱負を語っていただきました。

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 その後、引き続いて県の施策や財政の状況についてお話したいと、仁坂県知事から申し出があり、3議員と県知事との懇談会が行われました。
 私は冒頭の写真を撮っただけで、同席はしませんでした。知事からは50分ほど説明があり、質疑応答も含めて、1時間40分行われたそうです。
 後から懇談会の内容を伺いましたが、説明の範囲が広すぎて、何にポイントをおいて説明したかったのかが、分からなかったそうです。
 懇談会が終わってから行われた、3議員の記者会見には途中から入りました。
 これからが色々な意味で「動く時」になりそうです。

2009年09月10日

9月議会が開会

 今日から9月定例市議会が開会しました。
 今議会には市当局から、国の第2次補正予算で市に入る補助金などが計上された補正予算案が出されました。今日はその中身の説明が行なわれました。
 14日から一般質問が始まり、私は15日の10時から質問に立ちます。
 本会議が終った後は、質問のすり合わせをしました。まだ当局との調整が全部終っていません。その上、私も原稿を書けていない状態です。今回はかなりやりにくく、しんどいです。
 この後、和駅からリムジンバスに乗り、関空を経由して東京へ。霞ヶ関で行なわれたスウェーデンの介護制度について学ぶ勉強会に参加しました。
 この勉強会は、講義が千葉県松戸市、山梨県市川三郷町、熊本県荒尾市とテレビ電話システムでつなげて質疑応答できるほか、インターネット回線で北海道と三重県にネット配信されています。こんな勉強会は初めてでした。
 スウェーデンで行なわれている介護の現状から学ぼうという勉強会で、全部で4回行なわれるうちの、今日は2回目です。1回目は日程が合わず参加できませんでした。
 今回は在宅介護や施設での介護の違い、最新の介護現場がどんな風になっているかを教えていただきました。
 言うまでもなく、日本の介護とは全く異なります。日本では施設に入れたがることが多いですが、スウェーデンでは自宅か限りなく自宅と同じ環境で介護を受けることが普通です。介護のスタッフは仕事によって細分化されていて、何人ものスタッフが短時間で一人の要介護者に関わります。日本のように一人が一人にべったりという感じではないのです。
 とても効率的に合理化されています。しかし、そんな中にも手厚さが感じられます。この差は一体何なんだろうと思いました。

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 来月もまた講義があります。次回は財源を中心にお話して下さるそうです。
 写真は会場となったビルの前の広場です。しばらく来ない間にとてもきれいに整備されていました。なんだか東京の風景だなぁって思いました。

2009年09月11日

間に合わない!

 14時から議会で、総務委員会正副委員長の勉強会が入っていました。
 そこで、羽田を11時半に出て、関空に12時45分に着き、13時発のリムジンバスに乗って13時40分ごろ和駅に到着、そして市役所へ。という日程を頭の中で描いていました。
 しかし、羽田を飛び立ったのが20分遅れ。機内アナウンスでは12時50分に到着と言っていたのに、13時に到着。リムジンバスに乗れず、電車でも間に合わない。結局、勉強会の開始を土壇場で30分遅らせてもらうことになりました。ご迷惑かけて本当に申し訳ありません。
 あれぐらいの遅れなら取り戻せそうな気がするのですが、ダメなのでしょうか。それともわざと取り戻さないのか。
 14時半ちょっと前から、総務委員会に付託される予定の議案について、当局から説明を受けました。
 その後は一般質問のすり合わせを行いました。当局からの答弁は全て揃いました。私の原稿は月曜日の朝にお渡しするとお約束しました。当局としては今日欲しいらしかったのですが、無理をお願いしました。この土日のうちにしっかり取り組みます。

2009年09月12日

常任幹事会、政治スクール

 10時から民主党県連の常任幹事会が行われました。総選挙後初めての開催ということで、テレビ局のカメラや新聞記者が取材に来ていました。岸本代議士が遅れて到着し、お礼の言葉を述べられました。
 14時半からは第2期政治スクールの第4回講義を行いました。今回のテーマは「地方議会はどのように動いているか」です。
 きっと分かっているであろうとは思いましたが、国会と地方議会のシステム的な違いなどをお話して、続いて瀧洋一橋本市議会議員が6月議会で行った一般質問のビデオを見ました。
 和歌山市議会と橋本市議議会では一般質問のやり方が違います。和歌山市では3回までしか質問はできませんが、時間制限はありません。そして事前に議員と市当局が質問内容に関して、十分な摺り合わせを行います。このやり方のウィークポイントは、議論の過程が不透明なこと。市民に見えないところで議論されてしまいますが、こちらが求める結論には導きやすいです。
 一方、橋本市議会は、質問しその答弁を受けた後は一問一答になります。ただし、60分以内という時間制限があります。一問一答ですので、議論の過程が市民の目にもはっきりと分かる一方、必ずしもこちらが欲しい結論に辿り着けず、詰め切れないこともあります。
 全部の市町村議会が同じやり方ではなく、それぞれに違いがあるということを知ってもらいました。その後は受講生から質問を受け、それに答えていくと言うやり方をしました。
 受講生だけでなく、一般の皆さんにも議会がどういう風に動いているのか、知ってもらいたいとも思いました。

2009年09月13日

久しぶりの稲刈り

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 今日は食とみどり・水を守る和歌山労農市民会議主催の稲刈りに参加しました。大人と子ども合わせて20人ほどで稲刈りをしました。
 6月に田植えをして、3ヶ月ほどで稲穂がたわわに実っていました。改めて植物の力、自然のすごさを感じました。
 参加者の皆さんと一緒に鎌で稲を刈り取りました。稲刈りなんて、小学校での体験学習以来じゃないかと思います。久しくやってなかったです。刈り取った稲は、田んぼを貸してくれた地主の農家さんが脱穀してくれるそうです。その後、アフリカのマリ共和国へ支援米として送られます。
 マリ共和国の皆さん、おいしい日本のお米をいっぱい食べて下さいね!

2009年09月14日

今日から一般質問

 今日から一般質問が始まりました。全4日間です。私は明日の一番目に登板します。今日も3人の議員が一般質問に登壇しました。
 昨日というか、今日の夜中3時までかかって質問の原稿を書き上げて、今朝市当局に渡しました。もう一回推敲します。

2009年09月15日

09年9月議会の一般質問全文

 今日の質問の議事録を記します。なお、これは原稿ベースで、速報版です。実際の議事録は若干異なることをお含み置きください。正規は後に発行される議事録に拠ります。

《質問》
 民主クラブの山本忠相です。今回は本市における身体障害者の雇用について、及び公営住宅について質問をさせていただきます。
 まず、本市における身体障害者の雇用についてです。
 医療や介護技術の飛躍的な向上によって、障害を持たれた方でも、社会進出が可能となり、社会の一員として活き活きと活躍される方も多くなってきました。
 このような状況を鑑み、厚生労働省でも障害者の社会進出を妨げてはならない、より一層推し進めるべきとの考えで、「障害者の雇用の促進等に関する法律」を改正してきました。
 この「障害者の雇用の促進等に関する法律」は昭和35年に成立したものですが、それから幾度となく改正され、直近では今年の7月15日に改正されています。
 この法律には、障害者に職業を紹介すること、就業や生活支援を行うこと、身体障害者および知的障害者の雇用義務などが定められています。
 その中に、民間企業や特殊法人、国や地方公共団体に対して、一定数以上の障害者の雇用が具体的な数字で定められています。これを法定雇用率といいますが、常用労働者数56人以上規模の民間企業では1.8%。常用労働者数48人以上規模の特殊法人では2.1%。職員数48人以上の国や地方公共団体に対しは2.1%。うち、職員数50人以上の都道府県等の教育委員会は2.0%という法定雇用率が設定されています。 今年の4月に施行された法改正の背景には、2つの要因があります。
 まず一つ目は、障害者の勤労意欲の高まりです。厚労省の調査では、障害者の求職件数は1998年に7万8千件だったものが、2007年には10万7千件と37%余り増加しました。また実際に就職した件数は98年で2万6千件だったものが、07年には4万6千件と約77%増加しました。
 一方で課題もあります。大企業では障害者雇用が増加している反面、地域の身近な雇用の場である中小企業での雇用が低下してきているのです。100人から299人の従業員を抱える企業の実雇用率が一番低いのです。
 2つ目は、短時間労働への対応です。障害をお持ちの方は体調に左右されたり、また診療やリハビリのために通院することもあり、フルタイムの勤務よりパートのような短時間勤務を好む傾向が一部にあります。しかし、これまでの法律では短時間労働に対応できていなかったため、雇用主は週30時間勤務の常用雇用を基本とし、現状で短時間労働者を受け入れる利点に乏しかったのが現状です。
 これら2つの要因を踏まえて、来年7月1日から、中小企業における障害者雇用の促進と、短時間労働に対応した雇用率の見直しなどが追加されることになりました。
 これら法律と環境の整備が整えられつつある中で、本市においては、この法律に対しどのように対応してきたのでしょうか。また、本市における障害者雇用の現状はどうなっていますか。正規職員、非常勤職員も含めてお答え下さい。

 次に、公営住宅についてです。
 先ごろ、公営住宅が注目される出来事がありました。リーマン・ショックから波及した経済不況によって会社から解雇され、会社の寮を放り出された派遣労働者の受け皿となったのが公営住宅でありました。
 しかし、これより前に公営住宅の課題・問題点で注目され始めていました。それが「住民の少子高齢化」と「建物の老朽化」です。
 高度経済成長期前後に建設された団地が老朽化し、スラム化しつつあるという問題が表面化し始めました。有名なところでは、大阪の千里ニュータウンで、1962年11月に街開きを行って以降、順調に人口を伸ばしてきました。しかし1980年代を境に、人口は減少傾向にあるものの、世帯数は増加の傾向をたどりました。これは1世帯当たりの構成人数が減っていることを表しています。
 ニュータウン完成時までに入居した家族の多くが、30~40歳代の世帯主を中心とする家族で、その子ども達が現在は成長して独立し、ニュータウンの外に住むようになったため、入居者の高齢化が進みました。
 また若い夫婦が居住しても子どもが少なかったり、いなかったりするために少子化が進みつつあります。
 和歌山市に眼を向けてみます。本市においても、市内にある団地の多くが老朽化し、耐用年数を大幅に過ぎた建物が多数存在しています。
 当局からいただいた資料を少し分析してみました。すると、和歌山市の公営住宅の中で今年耐用年限を過ぎたものが29団地1043戸。うち10年以上過ぎてしまっているものが800戸余りありました。資料を元に自分で調べたので、間違っていたら指摘してください。
 団地に住む人についても、先程お話した千里ニュータウンと傾向は同じです。団地の完成時に入居した30~40歳代の世帯主が、そのまま高齢化してしまっています。また公営住宅は収入の制限があり、比較的高額の年金を受け取れる方は、団地から出て行ってしまいました。
 このように高齢者や低所得者だけが団地に取り残されて、以前のような「まち」や「むら」といったコミュニティを維持できない状態になっていると考えます。
 そこで、このような現状を当局はどのように認識していますか。  以上をお伺いして、第1問といたします。

《笠野総務局長 答弁》
 障害者の雇用の促進等に関する法律に基づく障害者の法定雇用率は、官公庁が2.1%、教育委員会が2.0%、水道局が2.1%で、それぞれが事業所として位置づけられています。
 本市では、障害者の雇用の促進を図るため、平成17年度から身体障害者を対象とした特別枠の採用試験を実施し、毎年1名ずつの身体障害者を採用し、また、平成19年度からは知的障害者を対象とした特別枠の非常勤職員採用試験を実施し、毎年1名ずつの知的障害者を採用しているところです。
 また、非常勤職員及び賃金支弁職員につきましては、法定雇用率には算入できませんが、本人の申し出等により把握している限りで6名の障害者を雇用しています。さらに、採用された職員の能力が十分発揮できるよう、職場の環境づくりを行い、雇用の安定を図るよう努めているところです。
 このことにより、本市の平成21年6月1日現在における雇用率は、市長部局では2.51%、教育委員会では2.47%、水道局では2.43%であり、いずれも法定雇用率を上回っています。

《千賀建設局長 答弁》
 現在、住宅部において管理している市営住宅の中には、建築後かなりの年数が経過している団地も多くあります。また、団地の居住者も少子化が進み、高齢者世帯等がふえているという現状につきましては、今、例示されました事例と同様でありまして、その点につきましては十分認識してございます。  つきましては、今後、老朽化が著しい団地の建てかえの際には、世代間の交流を図り、バランスのとれたコミュニティーを再生、維持することができるよう努めてまいります。

《再質問》
 まず、本市における身体障害者の雇用についてです。
 ご答弁にありましたが、本市の雇用率は6月1日現在、市長部局2.51%、教育委員会で2.47%、水道局2.43%で、いずれも法定雇用率2.1%を超えているとのことです。
 法定雇用率を超えてはいますが、決して褒められる数字ではないと思います。
 さて、ここで民間企業での事例をご紹介します。
 2007年11月東京都武蔵野市にある横河電機㈱へ視察に伺いました。横河電機では横河ファウンドリー㈱という特例子会社を設立し、そこに21名の知的障害者の方がお勤めになっています。彼らは横河電機や関連会社から発注される名刺やスタンプの製造、ファイルのリサイクル、社内で発生した古紙やゴミの回収、請求書や資料の封詰め、廃機器の解体分別などを請け負っています。
 横河電機本社のロビーで待っていると、実際に働いている知的障害の方が迎えに来て下さり、職場まで案内して下さいました。職場では業務を担当している人が、それぞれに自分のしている仕事を説明して下さいました。後に人事担当(横河電機では「人財部」と言います)の方から聞いた話ですが、見学者に対する説明は会社からこう言いなさいと決めているのではなく、各人がそれぞれに自分で考え、説明しているとのことでした。また、例えば、スタンプを作る人の場合、小さいスペースに漢字がたくさん並ぶと、字がつぶれて見えにくいので、書体を漢字だけ教科書体に変えるなど、それぞれに工夫をする余地が与えられていました。
 ただ単にマニュアル通りこなすだけの仕事ではなく、それぞれに工夫し考える余地を与えることで、あくまでも自立の一助になるように、との配慮がなされていました。また、一つの業務に偏ることがないよう、複数の業務ができるように訓練されているそうです。これは、別の社会に出たとき、一つのことしかできないよりもいくつかのことができるほうが、道が広がるという配慮からです。
 本市では採用した障害者を組織の中に取り入れて、障害者が市役所に合わせるというやり方になっています。しかし、横河電機ではその逆で、障害者が活躍できる職場を会社が作る、つまり会社が障害者に合わせているのです。
 横河電機の事例を参考に、名刺やスタンプの製造、ファイルのリサイクル、庁内で発生した古紙やゴミの回収、請求書や資料の封詰め、廃機器の解体分別などを専門に行なうチームを作ったりして、対応できないでしょうか。

 次に、公営住宅についてです。
 先のご答弁の中で、高齢世帯等が増えている現状を十分認識しているとお答えをいただきました。問題は認識したその次です。次の一手をどう打つのか。バランスの取れたコミュニティを再生・維持することができるよう努められるともお答えいただきました。
 では、具体的にコミュニティを再生・維持する策はあるのかどうかをお答え下さい。 コミュニティーバランスが取りにくい、口で言うほど簡単に維持していけないという現状は理解しております。例えば、現住者が様々な理由で部屋を移動してくれず、居住者の集約が進まない。財政の課題もあり、なかなか建て替えに着手できない現状も良く分かります。
 しかし、それは団地という一つの街に対する当局の先行き・構想・次のプランが示せておらず、漠然と住居の移動をお願いしているからではないでしょうか。
 具体的でなくとも、夢物語でもいいと思うんです。団地を中心とした「まち」や「むら」づくりのプラン・ビジョンを示してくことが、住民の理解と協力につながっていくのではないかと思います。
 一人のエゴのために、他の多くの方が享受できるであろう快適な住環境を得ることができない。これは公共の福祉を優先するという考え方に反しているのではないかとも思います。
 このように、まちづくりのビジョンを示していくことについて、当局の見解をお示し下さい。

《大橋市長 答弁》
 先ほど総務局長が御答弁いたしましたとおり、本市は法定雇用率を達成はしていますが、地方公共団体は障害者の雇用等に関する法律に基づいて、民間に率先垂範して法定雇用率を達成、維持することが求められています。障害者の方を採用するときには、特定の障害部位を限定するのではなく、採用された方の障害に応じた職務設計をすることが適切だと言われておりますので、採用された障害を持つ職員が十分取り組める職務を提供するとともに、今後も身体障害者を対象とした特別枠の職員採用試験を継続し、雇用を図ってまいります。
 一方、議員御提案の事業所が障害者に合わせた職場づくりを行い、障害者の雇用を促進していくことも重要なことであります。本市におきましても、知的障害者を対象とした非常勤職員の採用試験のときにはその方法を導入しておりますが、今後、一人でも多くの障害者の方が活躍できるよう、職域の拡大を検討してまいります。

《千賀建設局長 答弁》
 バランスのとれたコミュニティーの再生、維持を図る主な施策といたしましては、子育て世帯の優先入居や子育て支援施設等の立地誘導による若年世帯の入居促進、みなし特定公共賃貸住宅の活用による中堅所得者層の入居の促進などの方策があります。また、建てかえを契機とした多様な住宅を供給することにより、高齢者世帯や若年者世帯の世代間交流ができると考えます。
 今後の住宅政策を進める上で、こうしたコミュニティーは大変重要なことであると考えていますので、団地を中心として地域が生き生きとした町になるよう機能していくためにも、まちづくりのプラン、ビジョンが欠かせないものと思いますので、住民の御理解と御協力をいただきながら取り組んでまいります。

《再々質問》
 まず、本市における身体障害者の雇用についてです。
 市長から前向きなご答弁をいただきました。これまでのベクトルとは逆のやり方を検討していただけるとのことで、障害者の方々にとってはうれしく、勇気の出るお話だと思います。
 障害者に合わせた職場作りという点では、社内ベンチャーならぬ庁内ベンチャーを立ち上げて、役所で発生する仕事を庁内ベンチャーで請けるというやり方も考えられるのではないでしょうか。テクニカルな部分については畠山副市長や山口財政局長が、情報の窓口を東京にお持ちなんじゃないかと思います。
 そして、横河電機の担当者もおっしゃっておられましたが、何より大事なのは障害者の能力や特徴と仕事のマッチングです。これが合えば、障害者も活き活きとやりがいを持って仕事に励み、生活できる。役所も仕事がはかどります。合わなければ、両者にとって不幸な結果しか生み出しません。
 市役所からの視点か、働く者からの視点か、目線の合わせ方で対応が大きく異なると思います。ぜひ眼に見える形で実現していただけるよう求めます。

 最後は、公営住宅についてです。
 色々な手法をお答えいただきました。次は市内の団地において、具体的に落としこんでいくことが必要になろうかと思います。何をどのように、と詰めていきたいのですが、第3問ですので、また次回に譲りたいと思います。また、まちづくりに欠かせないと認識していただいたプラン・ビジョンを示していただきたいと思います。
 住宅の問題は単に社会基盤としての住宅問題だけでなく、福祉の問題、最低限度の生活を安定して営む人権の問題でもあります。今後も進捗状況を確認し、引き続きこの場で取り上げていきたいと思います。
 以上で私の一般質問を終わります。

2009年09月16日

分厚い書類

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 昨日、一般質問を終えました。傍聴者もいませんでしたが、マスコミの方もいませんでした。和歌山地裁で裁判員裁判をやっていたので、そちらの取材に行ってしまわれたのでしょう。でも、変わらずちゃんと質問させていただきました。
 今日も引き続き、一般質問が行われました。鳩山総理の誕生、そして組閣の日とあって、気もそぞろでした。午前中に3人目の1問目の質問と答弁まで終わりました。13時から再開して、13時45分には今日の本会議が終わりました。
 14時から民主党の友誼団体の総会が行われ、出席しました。私はその団体の会計監査を仰せつかっていて、監査報告をさせていただきました。
 総会が15時ちょっと前に終わって、慌てて県連へ行き、テレビをつけましたが、鳩山さんが選ばれた瞬間には間に合いませんでした。残念。
 役所に戻ると分厚い封筒が届いていました。中身は平成20年度の決算報告書です。公営企業の報告書と一緒に並べて定規で厚さを測ってみました。ほぼ6センチありました。余りの分厚さに、思わず写真を撮りました。またこの報告書を、眼を皿のようにして見なくてはなりません。
 その後、一度家に戻ってから、友誼団体の懇親会へ参加しました。

2009年09月17日

一般質問の最終日

 今日の議会は、一般質問の最終日でした。今日も先輩議員3人が登壇しました。
 夜にはJC青年会議所の臨時委員会が行われました。23日に鬼ごっこ大会を行うのですが、その最終の詰めです。
 今朝、岩國事務所時代の後輩秘書から連絡がありました。私も現役時代、ずっとお世話になった事務所の事務所長が亡くなられたそうです。
 前回、議員会館でお会いしたとき、げっそりされていて、病気だということまではお伺いしていたのですが、それ以上は詳しく聞きませんでした。
 代議士が世田谷で出られたときから尽力されていらっしゃいました。心から敬意とご冥福をお祈りします。

2009年09月18日

今日から委員会審査

 昨日の本会議で、市当局から提出された議案が、それぞれの委員会へと分野別に担当分けされました。これを「委員会付託」と言います。和歌山市議会では4つの委員会に分けて議案を審査しています。
 総務委員会では、市に関わる全ての歳入と、財政局や総務局、市長公室などの歳出が審査対象です。今回は麻生内閣が行った2次補正予算による歳入と歳出が上程されています。
 副委員長は運営に徹して、余り質問しないと言う暗黙の了解になっているのですが、どうしても聞いておきたい事があり、財政局の審査の際に質問しました。
 今回の歳入には、春に行われる予定だった大阪・神戸へ行く小学校の校外学習が、インフルエンザ蔓延のために中止となり、そのキャンセル料約176万円が計上されています。
 「地域活性化・経済危機対策臨時交付金」としてそのお金が交付されているのですが、(そもそもキャンセル料が「地域活性化・経済危機対策」なのかが分からないですが…)これから修学旅行の時期とインフルエンザの第2波が重なって、当然キャンセルの発生も予測されるのですが、そういう緊急の事態に対応できるように、予算の確保をお願いしました。当局からも何とか努力する旨の答弁をいただきました。
 春はたまたまですが2次補正の予算があったからキャンセル料が保護者負担にならず、秋の修学旅行は保護者負担になると言うのは整合性に欠けます。また修学旅行の方が日数も長く、キャンセル料も高額になります。なんとかしたいと思います。
 委員会は連休明け、再開です。

2009年09月19日

ぶっ通しの議論

 昨日の夜の最終フライトで東京へ来て、今日は朝10時から「がんばろう、日本!」国民協議会の勉強会に出席しました。
 主なテーマは衆議院総選挙後、民主党中心の政権になって、地方議会はどうあるべきかを中心にたくさんの方がお話されました。
 私も発言の機会を与えられて、和歌山での選挙の経過と結果、そして自分なりに、これからの新政権下で地方議員としてどう動こうと思っているかをお話しました。中身は9月16日の「明日はどっちだ!?」で書いたとおりです。
 お昼休憩を20分ばかし取っただけで、後はぶっ通しでした。議論を始めれば、案外時間が経つのは早いものです。

2009年09月20日

突然の訪問

 先日亡くなった元岩國事務所の事務所長のお宅へ伺いました。手を合わさせてもらおうと思ったのですが、ちょうど故郷へお骨を持っていくところで、機会を得ることができませんでした。残念でなりません。
 午後からは、同じく元岩國事務所の幹事長のお宅へ伺いました。事前に電話を差し上げたのですがつながらず、結果として突然の訪問になってしまったのですが、温かく迎え入れて下さいました。
 最近のお話を色々と伺うことができました。また超がつくほどのベテランから見た総選挙をどう分析するかも聞かせていただきました。
 それにしても、関わりのあった方が亡くなるというのは、本当に寂しいことです。

2009年09月22日

明日は鬼ごっこ

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 今日の夕方、JC青年会議所のメンバーがビッグホエールに集まって、明日行なう和歌山鬼ごっこ大会の準備をしました。
 ラインテープを引いてコートを作るのですが、ゆがんだり、だぶついたりして、これがなかなか難しいんです。
 後は明日に備えるばかりです。

2009年09月23日

取ったら勝ち!

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 今日はJC青年会議所の鬼ごっこ大会の日でした。インフルエンザが蔓延して、中止せざるを得なくなったらどうしようか、などと思っていましたが、予定通り32チームが集まって、無事開催することができました。
 鬼ごっこと言っても、数人の中から鬼を決めて捕まえる、公園で遊んだ鬼ごっこではありません。ゲームは2チーム対抗で行われます。1チーム9人で組織され、お互いに自分達の陣地を与えられます。円の中に置かれた台の上に置いてある宝を取ったら1点。これを何回取るかを競うゲームです。チームワークと作戦力、瞬発力がポイントです。
 この鬼ごっこを考案したのが、東京の青山にあるこどもの城で企画研修部長をされている羽崎泰男さんです。NHK教育の番組にもよく出演されていらっしゃって、知る人ぞ知る有名人です。
 私はルール説明のときのデモゲームに参加しました。あとは本部で運営と、対戦表の管理を、同じ委員会のメンバーとしました。
 羽崎先生がこの鬼ごっこを考案されたのは、クラブ活動などスポーツで技術や練習が必要なくても、気軽に楽しく子どもが身体を動かせるものはないかと考えて、考案されました。
 1チーム9人にするために、JCメンバーが数人加わりましたが、見たところ完全に子ども達に翻弄されていました。大人の方が勝てると思いきや、実際はそんなことはありませんでした。
 大会が終わった後、JCメンバーが委員会対抗で鬼ごっこをやりました。みんなかなりハッスルしていました。
 私は羽崎先生を和駅までお送りする役を仰せつかりました。車中で羽崎先生は、「ここまでできるとは思わなかった。みんな活気のある青年ばかりで、すばらしい」とおっしゃっておられました。また和歌山の環境を気に入って下さって、今度はプライベートで来たいとも言って下さいました。
 無事、成功して良かったです。ご参加下さった皆さん、ありがとうございました。JCメンバーの皆さん、お疲れ様でした。

2009年09月24日

委員会審査2日目

 今日は委員会審査の2日目です。市長公室および総務局の議案について審査を行いました。
 市長公室からは、国の2次補正予算で出る地域活性化・経済危機対策臨時交付金を使った事業で、災害発生時に使用するビニールシートや簡易アルミ寝袋、可動式浄水器などを購入する議案が出されています。
 総務局からは、同じく臨時交付金を使って、インフルエンザ対策の使い捨てマスク9万枚を購入する議案が出ています。
 明日は討論と採決が行われます。

2009年09月26日

いこら会の総会

 今日は、郵便局を退職された方が集まる「いこら会」の総会があり、来賓として呼んで下さり、参加しました。
 いこら会の皆さんには、私の選挙前からお世話になり、毎年の総会には必ず声を掛けて下さいます。今年の総会には、岸本代議士も参加され、総選挙当選の報告と、ここ数日の国会でのことをお話しされました。
 私は、地方議会を主眼において、これからは国会と地方議会の「ねじれ現象」が見られるようになるとお話ししました。今回の総選挙で衆議院では絶対安定多数を確保し、参議院では多数の第一党になっています。これまでの衆参における勢力差のねじれは解消されました。
 しかし、国会は選挙が行なわれ勢力が変わっても、地方議会の勢力は変わっていません。例えば、和歌山県議会は定数46名中29名が自民党です。国会で決まった政策に対して、自民党多数の地方議会が抵抗することは、十二分に考えられます。
 ただ単に「篭城」するだけなら、政党間の政争に市民を巻き込んでしまい、そのことは市民にメリットがなく、市民目線の政治ではありません。地方議会にも適当な緊張関係がなければならないと思いますし、是々非々での議論が求められるようになると思います。決して、民主党だから白紙委任と言うことではなく、あくまでも和歌山市の状況を中心に議論していこうと考えています、といったようなお話をさせていただきました。
 いこら会には、辻田さんという方がいらして、この会の前の会長をされていました。辻田さんは太公望でしょっちゅう釣りに出かけられていたそうです。しかし、昨年の冬、釣りの最中に亡くなられました。大好きな釣りの最中ということで、辻田さんにとっては本望だったのかも知れませんが、そのお顔が見当たらなくて、とても寂しく感じました。
 いこら会の総会でご挨拶をさせていただいた後、退席させていただいて、民主党県連の役員会に出席しました。まもなく県内各地で行なわれる首長・議会議員選挙について協議しました。

2009年09月27日

命のバトンをつなぐ人が増える

 今朝は、消防局で行なわれた普通救命講習に行ってきました。
 たいていはこう書くと講習を受けに行ったと思われると思いますが、今回は講師として参加させていただきました。しかし、講師として参加するといっても、私にとってはこれも研修の一環です。
 プロフィールにも書いていますが、私は「応急手当普及員」という資格を持っています。この資格は、普通救命講習の講習会を行うことができ、普及員の開講する講習会を受講すると、消防署で受ける講習と同じように、修了証がもらえます。
 しかし、実は今回私が講師をしたのには理由があり、応急手当普及員の資格にも更新があります。更新は3年に1回と決まっていて、今年がその年でした。
 心肺蘇生法のやり方も変わってきていますし、自分達教える側の技術維持や向上も必要で、それらを学ぶために更新制度があり、今回は実践で学び、向上させることになりました。
 全部で30人の受講者がいらっしゃいましたが、そのうちの10人を担当させていただきました。軽く私がデモンストレーションをして、受講生の皆さんに人形を使って練習していただきました。
 一巡した後、今度はAEDのデモ機を持ってきて、色々なシチュエーションを想定して、練習していただきました。
 私が資格を取得したときは、人工呼吸2回に対して心臓マッサージ15回が1サイクルで、このサイクルを効率良く続けられるよう、傷病者に対する立ち位置などを習いました。
 ところが今は、心臓マッサージに重点が置かれ、呼吸よりも血液の循環を止めてはならないというのが救命の理念になっています。
 そもそも、私が応急手当普及員の資格を取ったのは、私がお世話になったある方の教えに沿ったからです。見知らぬ誰かのためではなく、自分の大切な人や家族のために、救命の技術を持っていて欲しいと、その方の住む街で普及活動をされています。目標は街の人全員が救命の技術を持っていること。何かあってもお互いに助け合える街を創るのが目標と、私に話してくれました。
 私はとても共感を覚え、まずは真似をするところから始めようと、普通救命の講習を受け、上級の講習を受け、普及員の資格を取りました。
 理想は和歌山市民全員が、目標は市民の半分が救命の技術を持っていること。目標に近づけるだけの活動を十分に行えていませんが、一人でも増やしていければと思います。
 ぜひ、皆さんも普通救命講習を受講して下さい。そして、命のバトンをつなげられる人になって下さい。お願いします。

2009年09月28日

交通政策研究集会

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 今日は和歌山県交通運輸産業労働組合協議会から民主党県連に講師派遣のご依頼があり、白浜まで行ってきました。
 本当はもっと県連の役員や年長で話せる人が行くべきだったのですが、あいにく議会中ということもあり、私しか出られるものがいなくて、一番ショボいのが行かせていただいた次第です。
 朝7時半過ぎに県連へ行き、印刷機を回し始めました。前日に追い込まれてレジュメを作り、配布資料をまとめて、ようやく段取りがつきました。なので、朝から印刷です。印刷が終わり、1セットずつホッチキス止めをして、完了したのが9時半でした。
 息つく暇もなく自転車で和駅へ。10時5分発のオーシャンアローで白浜へ向かいました。電車の中ではレジュメと資料を見ながら、お話しすることのおさらいをしました。そんなことしてるとあっという間に白浜でした。
 駅前から明光バスに乗り、とれとれ市場へ向かいました。おいしい海の幸のお昼を食べたいと思い、行ってきました。
 月曜のお昼にも関わらず、団体のお客さんなどたくさんの方がいらしてました。市場内をぐるっと一周して、とれとれ横丁という食事エリアに行きました。色々な種類の海鮮丼があったのですが、私は写真の「堅田(かたた)丼」をいただきました。堅田丼はとろろをかけたご飯にカンパチのづけを乗せた丼です。おいしくいただきました。

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 それから再びバスで講演の会場へ。雨の予報でしたが、晴れてとても暑かったです。バス停から歩いていくと、私が車で来ると思っていたらしく、役員の方が驚いていました。もともと公共交通好きだというのもあり、やっぱり電車・バスです。
 主催者からは「政治情勢について」というテーマをいただいていたので、総選挙以後の政治情勢や、マニフェストの中でも特に交通政策に関わる高速道路の無料化や子ども手当について、お話しました。質疑応答では、もっと突っ込んだ質問や、給食の民間委託についての質問がありました。
 つたない話ではありましたが、よく聞いて下さっていました。ありがとうございました。直接本人に率直な感想を言うことはできないと思うので、遠まわしに伺ってみたいと思います。

2009年09月29日

環境保全対策特別委員会

 今日の議会は、環境保全対策特別委員会が開かれました。
 市当局からは、昨年度の和歌山市の環境についてまとめた報告書に基づいて委員会で説明を受け、各委員から質疑が行われました。
 目標値に達していない環境基準もありますが、計画を立てて、改善していくようです。

2009年09月30日

議会運営委員会

 今日は議会運営委員会、略して議運が開かれました。
 私は委員ではありませんが、議運で諮られた内容を会派に持ち帰って、全員で協議し、その回答を再び議運へ持っていって協議するなどの手続きがあるので、登庁していました。
 会派としての賛否を確認したり、意見書の文案を確認したりしました。
 9月も今日で終わり。いよいよ今年も残り3ヶ月になりました。早いものです。

2009年10月01日

9月議会最終日

 今日で9月議会が一旦終了しました。この後、引き続いて来週から水道局の公営企業決算委員会、一般会計・特別会計の決算委員会が開かれます。私は今年も一般会計・特別会計の決算委員会に所属することになりました。
 本会議では、市当局から出された議案について、各委員会からの報告を受け、採決を行いました。今回、総務委員会の報告は私が行わせていただきました。
 18時からは、民主党県連と友誼団体の総会が行われ、参加しました。私は役員の一人に入れていただいているので、役員紹介のときに壇上へ立たせていただきました。
 これからの1年、引き続き活動に関わらせていただきます。

2009年10月03日

与良正男さん

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 今日、本町のフォルテワジマで、毎日新聞論説委員の与良正男さんが講演をされるとのことで、行ってきました。
 今年の4月に講演することが決まったそうですが、その時にはすでに民主党が総選挙で勝利すると確信していたと、与良さんはおっしゃっておられました。テーマも「民主党政権のゆくえ」としたかったそうですが、当時の政権に遠慮して「政治のゆくえ」という当たり障りのない題にされたのだとか。
 とてもおもしろくお話して下さったのですが、一番印象に残ったのが「右肩下がりの予算にする」というお話。私も以前から、人口が減少しつつあるのに、役所の予算は右肩上がりでないといけないという美徳に囚われているのはおかしいと言っていたのですが、同じことをおっしゃられて、同じ考えの方がいることに安心しました。

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 夕方には懇親会があり、与良さんの正面に座らせていただき、色々と真剣にお話させていただきました。来月にも、また和歌山へいらっしゃるので、お会いできるのを楽しみにしています。

2009年10月04日

法事

 今日は父の四十九日の法事を行いました。
 父の田舎からも、兄弟が来てくれました。
 早いもので、もう7週間です。

2009年10月05日

懸案事項

 今月末から来月頭にかけて、和歌山市の姉妹都市である中国山東省の済南市へ、友好訪中団の一員として参ります。今日は、その実施説明会が行なわれました。
 済南市にとっては、和歌山市が姉妹都市を結んだ最初の街です。面積や人口は、さすが中国だけあって、和歌山市の比になりません。
 ちょうど日本で言う花博のような、造園花卉博覧会が済南市で行なわれています。私にとっては初めての中国訪問で、とても楽しみにしています。
 さて、最近色々なところから、ある相談を持ちかけられます。それは、市立小学校の給食の民営化についてです。
 先日、白浜でさせていただいた講演の場でもこの話が出てきました。昨日は教職員の方から、不安視するお話がありました。今日は、実際子供を通わせている保護者から、ぜひどうなっているのか聞かせて欲しいと問い合わせがありました。
 来年度から小倉・高松・雑賀小学校の3校で、学校給食が民間委託されます。すでに今年度から貴志・貴志南小学校が民間委託されています。市当局としては、単独調理校44校中半分の22校を民間委託し、残り20校となっています。どの学校をいつ民間委託するかという工程表も明らかになっていません。
 市当局の説明では、公務員である調理員を民間業者の社員に置き換えるだけで、食材の調達などはこれまで通り市教委が行ない、食の安全などには問題ないと言っていました。
 しかし、実際色々な方面の不安が保護者を中心に広がり、払拭できていないのが現状です。確かに、経費削減効果は大きいのでしょうが、社会で子供を育てるという点からは疑問が残ります。
 単に賛成反対の議論ではなく、できるだけ色々な人が不利を被らない方法を探るため、しばらく調査をして、考えをまとめようと思います。

2009年10月06日

あっちへ、こっちへ

 まもなく県下で選挙ラッシュになります。民主党が政権を獲った直後ということもあり、公認や推薦の依頼が候補予定者から寄せられています。
 今朝は藤本県連代表と共に、紀の川市長選挙に立候補予定の方へ、政策や考え方など色々なことを聞きに行きました。
 夜は、よさこい祭りのスタッフ担当コーディネーターとして、当日の運営スタッフにご協力下さった和歌山くろしおライオンズグラブへ、感謝状を持って例会に行かせていただきました。来年もご協力下さると言っていただいて、本当に感謝しております。ありがとうございました。

2009年10月07日

新古祐子さん

 私の友人にお願いして、湯浅醤油の新古祐子さんにお会いさせていただく段取りをつけ、和駅東の三八波で、お昼をご一緒させていただきました。
 なぜ新古さんにお会いしたかったかというと、私も持っているフードアナリストという資格を、和歌山で初めて取られた方で、和歌山を取り巻く「食」について、ぜひお話してみたかったからです。
 私は、自分がフードアナリスト資格を取ったとき、和歌山では1番目だろうと思っていたのですが、新古さんに伺ったところでは、すでに5人ほどいらっしゃるそうです。
 結局、2時間ほどの間に、食だけでなく、最近の政治の話や新古さんが取り組まれてきたことなど、色んなお話をさせていただきました。
 せっかくの資格なので、それを活かしながら、和歌山をアピールしていく方法を一緒に考えていこうと、話がまとまりました。
 土砂降りの雨の中でしたが、わざわざお時間をいただいて、有意義なお話ができました。ありがとうございました。

2009年10月08日

台風にジャマされる

 今日は、先月から参加している「たおやかコンソーシアム」に出席するために、午後から東京の霞ヶ関へ行ってきました。
 が、ご存知の通り、折からの台風の影響で、乗る予定にしていた飛行機の機体が羽田から着いておらず、関空で2時間も待たされる破目になってしまいました。
 そんなことがないように、和歌山を出発するときに運行状況を確認して、定刻通りというのを確認してから出たのですが、関空へ着くまでの間に変わってしまったようです。
 割引の切符で取っていたのと、台風という不可抗力で、他の便に振り替えることもできず、新幹線に乗り変わっても飛行機より遅く着くという八方塞がりに陥りました。
 2時間遅れで羽田に降り、会場に着いたら、ちょうど終ってしまいました。そのまま引き返すのもアホなので、その後の意見交換会に参加しました。
 遅れてきたので、事務局の方が気を利かせて下さって、講師の藤原瑠美先生に引き合わせてくれました。藤原先生は民主党政権に対して、期待を寄せられていて、そのことをお話して下さいました。これまでとは違う、利用者本位の福祉に変わっていくのではないか、変えてくれるのではないかとの期待です。だからこそ、スウェーデンの実情を調べ、私たちに紹介して下さっているのだと思います。
 一自治体ができることは限られていますが、その中でもできることを、今後提案できたらと思っています。

2009年10月09日

都計審、常幹

 羽田10時5分発の飛行機で戻ってきました。さすがにダイヤは平常に戻っていました。いつものように、関空から和駅まではリムジンバスで、和駅から市役所までは原付バイクで移動です。
 13時半から都市計画審議会が行われ、出席しました。今回の都計審の議題は3つあり、1つは和歌山市貴志に計画されている廃棄物の中間処理施設を設置してよいかどうか。2つ目は和歌山市生産緑地地区の指定追加について。最後は和歌山県が決定した和歌山港沖臨港地区の埋立地の地目を変更したいので、それに対して意見があれば述べよと言うものです。
 廃棄物の中間処理施設については、前々回の都計審に議案が出されましたが、同時に行われる廃棄物処理の許可申請が出ておらず、立地するものが廃棄物処理の許可申請と中身が同じなのか判断できないとのことで、継続審査になっていました。
 今回の審査では、廃棄物処理の許可申請も出され、都計審に出された申請書との整合性も取れているので、許可することにしました。
 和歌山市生産緑地地区の指定追加については、問題なく許可されました。
 3つ目の埋立地の地目変更については、県が決定を出した意図が分からず、火力発電所建設の計画などとの整合性を確認するために、継続審査となりました。
 都計審が終わった後、今度は民主党県連の常任幹事会がありました。
 今月から来月にかけて、いくつかの首長・議会議員選挙が行われます。民主党の公認で出たいという方もおり、その申請を審議しました。
 10月18日に告示される新宮市長選挙では田岡実千年さんを支持。11月8日に告示される紀の川市長選挙は自主投票。紀の川市議会議員選挙では谷口和秀さんを公認。来年3月に行われる予定の橋本市議会議員補欠選挙では松本健一さんを公認することになりました。
 ご支援よろしくお願いいたします。

2009年10月10日

再び東京へ

 昨日の午前中に東京から戻ってきましたが、また今日の朝から東京行きです。
 今回は日本自治体危機管理学会が開催する研究大会に参加するためです。会議の場所が浦安で、羽田空港とは海を挟んだ向かいなのですが、陸地をぐるっと回るしか移動手段がありませんでした。
 途中、ディズニーリゾートの最寄り駅である舞浜を通りました。電車の中は遊びに行く人でいっぱいでした。
 駅前にある複合的公共施設で行われました。高齢化社会と防災について話し合う分科会、また地域や生活を再建していく過程を、どう一番いいやり方で行うかなどが議論され、勉強になりました。

2009年10月13日

平成20年度の決算審査がスタート

 今日から決算委員会が本格スタートしました。特に大きな問題がなければ、4日間で審査が行われます。

第1班…議会事務局、選挙管理委員会事務局、人事委員会事務局、監査委員会事務局、出納室
第2班…消防局、教育委員会

 以上のような班分けで、今日の審査が行われました。
 第1班はすんなりと。第2班の教育委員会はかなりの指摘がありました。まず、毎年教育にかける予算が減らされていること。表面的には、校舎の耐震補強やスカイタウンつつじヶ丘に造成中の、テニスコート整備の予算が入っているので微増しているのですが、これらのお金は現場に下りないお金なので、実質減です。
 子供達に一人1台、画面を触って動かすタブレット型パソコンの予算については、昨年私が「本当に必要なのか」と指摘しましたが、今年は先輩議員がそれを質していました。6年間で7億円余り使うんです。実になればいいのですが。
 養翠園に移築された湊御殿。移築先の土地を借りる費用に毎年1千万円、向こう30年間支払う契約になっているという。トータル3億円余りの出費。3億で何ができるでしょう?かなりのことができます。
 優先順位をつけた事業進行をする必要があることを痛感しました。
 なお、決算委員会で配布された資料は、データベースに置いておきますので、ご覧下さい。
 18時から、連合和歌山の政策勉強会へ参加。来年4月に施行される予定の改正労働基準法について学びました。

2009年10月14日

決算審査の2日目

 決算審査の2日目は第3班の市民環境局、第4班の健康福祉局が審査対象です。しかし、この2局の審査が結構ヘビーでした。
 というのも、この2局は特別会計を持っているので、その審査も同時に行います。その分だけ、審査内容が増えるのです。具体的にどんな特別会計があるかというと、

市民環境局…国民健康保険事業特別会計、住宅新築資金貸付事業特別会計、宅地取得資金貸付事業特別会計
健康福祉局…老人保健特別会計、母子寡婦福祉資金貸付事業特別会計、介護保険事業特別会計、後期高齢者医療特別会計

これらの特別会計のお金の出入りを、一般会計の分も含めて説明します。説明だけで市民環境局は55分、健康福祉局は70分でした。
 市民の皆さんにとって身近なのは、国民健康保険や介護保険、後期高齢者医療だと思います。特に国民健康保険の特別会計は和歌山市の「三つ子の赤字」の一つです。しかし、実は単年度では10億円の黒字なのですが、これまでの累積赤字がひどすぎるので、埋め合わせできずに保険料の値上げなんてことになってしまうのです。
 そもそもの体質改善が必要だと考えますが、それがなかなか実行できないんですよね。だからといって、このままだとまた赤字になってしまうので、どこかで切り返しをしてもらわないといけないと思います。
 夕方からは、「タバコ問題を考える会・和歌山」の例会に出席しました。全国的に取り残されつつあるタクシーの全面禁煙を、各タクシー会社に要望する活動について、協議しました。

2009年10月15日

決算審査3日目

 決算審査3日目の今日は、第5班の市長公室と総務局、第6班の財政局が対象です。
 市長公室の中には防災の危機管理に関する費用も含まれています。
 財政局の審査では、和歌山市の借金についての質疑が多くなされました。実際どれだけあるのかという具体的な数字は、データベースにおいてある資料11の2枚目をご覧になって下さい。
 数字を見た正直な感想は「ほんまにそんな金額返せるんかいな!」です。私が議員になってから、相当あるというのは知っていましたが、改めて確認して目が飛び出るような数字です。ぜひ、皆さんご自身の目で確かめて下さい。

2009年10月16日

具体的な審査は今日まで

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 アバローム紀の国にある樹です。たわわに果実が実っているのを、今日の帰り道に見つけました。名前は分からないのですが、初めて見たので、写真に撮ってみました。
 今日は平成20年度決算審査の4日目です。今日は第7班まちづくり局と農業委員会、第8班の建設局が審査の範囲です。そして今日も特別会計がたくさんあります。

まちづくり局…食肉処理場事業特別会計、卸売市場事業特別会計、駐車場管理事業特別会計、土地区画整理事業特別会計
建設局…土地造成事業特別会計、住宅改修資金貸付事業特別会計、下水道事業特別会計、漁業集落排水事業特別会計、農業集落排水事業特別会計

特別会計が多い分だけまた、説明が長くなります。時々お経を聞いているよりもツラくなり、説明している方もきっとしんどいだろうなぁと思い巡らせてしまいます。
 ここに「三つ子の赤字兄弟」が二人います。
 一人は土地造成事業特別会計です。これは加太の手前にあるスカイタウンつつじヶ丘を造成するために作られた特別会計です。バブル前に計画され、バブル中に造成を開始し、バブルがはじけてから販売を開始したため、全く採算が合わなくなりました。かなりの値引き販売にもかかわらず、未だに完売できていません。その上、完売しても200億円余りの借金が残り、結局は市民の税金で埋め合わせしなければならなくなるでしょう。
 もう一人は下水道事業特別会計です。ハコモノ建設を優先し、整備が遅れたために、高い事業費負担が重く圧し掛かり、赤字です。もう説明が長いとか言ってられなくなります。
 途中で止めることができず、何か良い手立ても見つからないまま、今日に至っています。
 公営住宅の家賃滞納も多く、市所有の土地を無断使用していても賃料を払わなかったり、ひどい事案がたくさん出てきます。一体どうなっているのかと頭を抱えてしまいます。何でこんな風になってしまったのでしょう。
 議員には市に対して「ちゃんとしなさい」としか言えません。我々が動くことはできないので、もどかしい部分もあります。こうして事実をお伝えすることしかできないのが実情です。
 昨年も書きましたが、決算審査は「認める」か「認めない」の選択肢しかありません。「ここの部分はおかしいから認めない」というやり方はありません。ですから、いくつもの悪い点があっても、7割が問題なければ認めざるを得ないのです。そういう点でも、決算審査は本当に難しいです。
 週明け月曜日に採決が行われます。

2009年10月18日

秋の催しへ

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 朝9時からせせらぎ公園で、中消防署管内の消防団による訓練が行われ、来賓として参加させていただきました。
 一つ目のチームが紀ノ川から水を汲み上げ、中継所までホースでつなぎ、もう一つのチームが中継所から水を汲んで、的に放水するという、連携の訓練です。
 吹上分団に入った女性団員がポンプ操者としてデビューを果たしました。分団長から指示を受けながらだったそうですが、これから場数を踏んで、一人立ちしてくれると思います。

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 訓練を途中で失礼して、砂山小学校へ。昨日行われる予定だった運動会が、一日順延して今日行われました。
 雨が降ると予報されていたので、朝のうちに順延を決めたのですが、朝のうちは晴れていました。しかし、あっという間に曇って、土砂降りになりました。一度止んだものの、再び降る始末。
 同じく昨日運動会を予定していた学校で、開始したものの、半分済んだところで中止し、残りを今日やっている学校もあったそうです。
 私が着いたときは低学年の子供達のダンスが行われていて、続いて6年生のリレーを観ることができました。ほのぼのと、興奮を両方味わえました。
 本当に良い天気に恵まれ、良かったです。

2009年10月19日

決算審査の採決

 今日は決算審査の最終日です。これまでの議論を踏まえて、20年度決算を認定するかどうかを決めなくてはなりません。
 正直、今年もたくさんの問題点や改善すべき点がありました。昨年も不認定にすべきかどうか、かなり悩んで結論を出しました。
 一般会計の中の問題点は、「一般会計」という一つのパッケージになった議案として出されているため、その問題点だけを他から切り離して不認定にするということが出来ません。問題点を指摘しておきながら全部を認定するか、一点において全否定するかしか、選択肢がありません。
 そのため、7割に問題なければ、問題点を指摘した上で認定するしかないと考えました。議会運営上の独特の決まりがあり、仕方ないことですが、問題ある点だけを抜き出して審議できないか、その方法を編み出したいぐらいです。

2009年11月15日

絡まった糸

 今日はまず、小倉小学校へ行ってきました。
 来年度から学校給食の民間委託が行なわれることに関して、PTAの皆さんが反対をされていて、これまでの経緯や保護者の皆さんの気持ちをお伺いしてきました。
 過去3回、市教育委員会が保護者に対して説明会を行なってきましたが、不誠実な対応でとても納得できない、とのことでした。かなり糸が絡みきってしまっている印象を受けました。
 決して民間委託に、頭ごなしで反対するものではありません。しかし、余りにも市教委の手順の踏み方が後手に回っていて、納得が得られにくいように思いました。
 ボタンの掛け違いを元に戻そうとするのは大変です。

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 夕方には、11日未明の大雨で、床上・床下浸水などの被害が出た杭ノ瀬地区を、岸本周平衆議院議員とともに視察し、住民の方々にお見舞いを申し上げました。
 下水でも全く想定していないほどの大雨で、市内各地に大変な被害を及ぼしました。異常気象による影響を我が身で感じました。
 水を揚げるポンプが故障してたとか、職員がいなかったとか、色々噂が出回ってるようですが、そんなことはなく、そもそもの雨自体が異常だったので、仕方なかったものと思います。
 改めて、亡くなられた方にはお悔やみ申し上げ、被害に遭われた皆様にはお見舞い申し上げます。市当局も全力で復旧作業に取り組んでいきますので、何かございましたらお知らせ下さい。

2009年11月16日

もう一山

 まずは残念なお話です。
 昨日、投開票が行われた紀の川市議会議員選挙において、公認で立候補していた谷口さんは、残念ながら次点となりました。ご支援ありがとうございました。

 昨日、小倉小学校のPTA役員さんとの話を受けて、今日、教育委員会の担当部長と色々お話しました。
 様々な不手際については、あってはならないことだと認識はしていただきました。その上で、これからどのようにしていくのかを、〆木先生も交えてお話しました。
 もう一山超えなければならないようです。

2009年11月17日

雨だからこそ

 午前中は議会で少し仕事をして、午後からは外に出ていました。
 山手の住宅地にある側溝が、先日の大雨で流されてきた土砂に埋まってしまい、導線が変わってしまったので、市で何とかしてくれないかという相談が、昨日持ち込まれました。
 そして、今日はちょうど雨。現場へ行って、どういう状況になっているのかを見てきました。裏手の山から大量の土砂が流れてきて、元の流れが分からなくなっていました。そして、勝手に低い方へと雨水が流れているような状況でした。
 写真を数枚撮って役所へ戻り、担当課に対応をお願いすることにしました。
 その帰り道、お世話になっている方から電話があり、同じく先日の大雨で水のついた地域から、地面の低い地域の雨水を汲み上げるポンプが動いていなくて、役所は取るべき最大限の手立てを打ったのか不信感があるので、間に入って対応をお願いしたいというお話がありました。これについても、対応しなければなりません。
 大雨が大きな波紋を広げています。きっと次の12月議会でも行政対応についての質問が出てくるのではないかと思います。

2009年11月18日

12月議会の告示

 今日、議会運営委員会が開かれて、12月議会の日程が決まりました。11月25日から12月15日までです。
 今回も一般質問に立たせていただきます。質問は、何にしようか現在思案中です。議案書も受け取りましたので、これから中身を見ます。
 夕方からはフードアナリストの打ち合わせで大阪へ。道すがら、電車の中でも議案書を読んでいました。
 ちょうど、淡輪の海岸沿いに来たとき、線路を中心に海から山にかけて、大きな虹がかかっていました。虹を見たのは久しぶりです。何かいいことあるかな、と思いました。

2009年11月19日

「病気友達」

 先日から父の「病気友達」からご連絡をいただいていて、今日ようやくお会いできました。
 その方は、父が入院していたとき、同じ病室で同じ病気だったことから、仲良くなられたそうです。入院していたときから、私の話を父から聞かされていたそうです。
 父が亡くなったことを大変残念に思っていらっしゃいました。とてもありがたいことです。
 その後は、イベントの打ち合わせで、2箇所ご挨拶に伺いました。
 15時からは、県連のホームページの更新について、当面の運用などを業者の方に相談しました。

2009年11月20日

2010年を先取り

 これまで道府県や市町村、各種団体の陳情や要望を、各所管の省庁に行ってお願いする『霞ヶ関詣で』が行なわれてきました。
 しかし、今後は『霞ヶ関詣で』を止めて、陳情・要望は民主党の幹事長室で一括管理し、そのための窓口を民主党各都道府県連に設置することが決定されました。
 そこで今回、民主党和歌山県連の中に陳情・要望を受付し、審査する機関を新たに設けることとなりました。そのシステム設計をさせていただいております。県連にはある程度権限が与えられていて、県連内での処理の仕方は、任せられています。
 すでに陳情・要望を出したいとおっしゃる方も居り、できるだけ早く手続き方法をお知らせできるように努力しているところです。
 そんな段取り仕事を、今日はやっていました。
 夜には青年会議所の2010年予定者委員会が行なわれました。私は来年、例会委員会に所属することになっています。
 例会委員会は毎月の会合を主催する委員会です。会員全員が一緒に学ぶ場であり、常に高い質が求められます。そんな重要な機関のひとつです。
 なぜもう2010年?と思われるかも知れませんが、2010年になってから動き出したのでは、タイムロスが出るので、10月からの3ヶ月間は糊代のような期間です。
 講師の選定から出講の交渉など、多岐に亘ります。来年の例会も一般公開する予定ですので、ここで告知もさせていただきます。一人でも多くのご参加をお待ちしています。

2009年11月21日

先を望む事々

 今日は民主党県連が行った、来年夏に行われる参議院選挙の候補者公募の選考会がありました。
 16人の応募があったうち、書類選考で6人に絞り、面接審査が行われました。私は選考委員としてではなく、控室の担当兼誘導係でした。
 最初は沈黙気味の控室も、待つ間に色々と話すこともあり、和んできました。選考内容や結果は窺い知れませんが、皆さんにとって良い結果が出ればと思います。
 夜は、よさこい祭りスタッフ部会の打ち上げ兼「望年会」を行いました。前向きに来年もがんばろうということで「望年会」にさせていただきました。
 来年の実行委員会も動き出しましたので、そろそろうちの部会も動き出さなくてはと思います。

2009年11月22日

スターシェフが来和

 午前中はご無沙汰している支援者の方とお会いして、近況などをお伺いしました。

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 午後はフードアナリストの仕事で、ベルギーからいらしたスターシェフとお会いしました。
 スターシェフとは、ミシュランのレストランガイドで星を獲得したレストランのシェフを指します。
 来年の夏、そのスターシェフが一度に3人も和歌山へ来てくれます。そして、彼らはその腕前を和歌山の人に披露したいとのことで、その場のセッティングに向けて動き出したところです。
 同時に彼らは、ベルギーで使える和歌山の食材を研究したいとのことで、彼らの舌と感性に合う食材を探し出し、提案することになっています。
 そんな諸々のことを打ち合わせするために、ベルギーからわざわざスターシェフが来てくれました。聞けば、滞在日数3日だそうです。それだけ我々に対する期待度も大きいのでしょう。
 今日はスターシェフの意向と、受け手の我々の課題を洗い出し、大まかな方針を立てました。詳しい中身の協議はこれからです。
 写真は、今回来てくれたスターシェフのマークさんが、お土産に持ってきてくれたチョコです。全てシェフが手作りしたチョコで、大量生産品ではありません。ごちそうさまでした。

2009年11月28日

子供達のマニフェスト立会演説会

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 今日のお昼、京橋で母校である和大附属小学校の子供達が、和歌山を良くするためのマニフェストを発表する立会演説会をするということで、行ってきました。ニュース和歌山でも記事として取り上げられていました。
 子供達は「教育応援党」「健康党」「生産農水林党」「エコニコ観光党」「安全第一党」の5つの政党に分かれて、それぞれの政策を考えたそうです。政策の発表もそれぞれの党が、思い思いのやり方でやっていました。
 2学期に入ってから県庁へ行って、職員の話を聞き、調べ学習をしたそうです。なんか、昔の自分を思い出します。
 政策も面白そうなのがありました。例えば、教育応援党の「ふるさと教育をすすめ、和歌山を好きになってもらう」というのは、今の教育に欠けている部分かもしれません。また、健康党の「学校や公民館と老人施設の連結」などもいいと思います。
 ただ、率直な感想を言えば、もっと子供達の柔軟な頭で、現実的な大人の頭で思いつかない突拍子もない政策、大きな夢の政策を打ち出して欲しかったなぁと思いました。政策の中に「高速道路紀伊半島一周、4車線化」と書いた党が3つあり、なんか言わされた感が透けて見えました。
 もう少し時間をかけて学習や議論をすすめ、流れの持って行き方でもっと良くなると思うし、これを契機に世の中のことにもっと興味を持ってもらえたら、いいのかなと思いました。あと、折角だから、和歌山市議会の議場を使って議論してもらう、子供議会を開会してもいいのかなぁと思いました。

2009年11月30日

一般質問が始まりました。

 和歌山市議会は、今日から一般質問に入りました。今週いっぱいは一般質問が行われます。今日は3人が登壇しました。
 私の一般質問もようやく摺り合わせが終わりました。今回は喫煙について、いわゆるタバコ対策について質問します。
 明日の3番目なので、午後からです。午前中に2人質問してしまえるようなので、13時からになるようです。お時間ございましたら、ぜひ傍聴にお出かけ下さい。
 議会をやってる時間は、大体の方はお仕事をされていると思います。ですから、なかなか傍聴に来られないと思います。
 数年前からインターネットによる会議の配信を行っている進んだ議会があります。和歌山県議会でも、リアルタイム配信と、後から遡ってみるオンデマンド配信をしています。
 先日来から、市議会だより編集委員会で、もっと市議会での議論を知ってもらいたいとのことで、インターネット配信を提案していこうという話が持ち上がりました。そうすれば、職場で見られる人は職場で、仕事を終えて自宅で、オンデマンドで見ることも可能です。
 議会としての合意が必要なので、すぐにできないですが、少しでも早く実現できるよう取り組んでいきたいと思います。

2009年12月01日

09年12月議会の一般質問全文

 今日の質問の議事録を記します。なお、これは原稿ベースで、速報版です。実際の議事録は若干異なることをお含み置きください。正規は後に発行される議事録に拠ります。

《質問》

 民主クラブの山本忠相です。今回は喫煙について、いわゆるたばこ対策について質問をさせていただきます。
 昨年の2月議会でたばこ対策についての質問をさせていただきました。ちょうどそのとき県議会において和歌山県未成年者喫煙防止条例案が上程されていたところで、後に可決・成立となりました。前回の質問では主に喫煙が青少年に与える害について、また市内のタバコ自販機を撤去するための条例の制定を提案させていただき、市長の見解を伺いました。
 今回は、喫煙が与える健康被害について、また行政ができることは何なのかを問いたいと思います。
 まず、基本的な部分として、タバコが人体に与える影響をどのように把握されていますか。また、前回の質問の際、「喫煙による健康被害は極めて大きく、医療費への影響も甚大と考えられます。」とお答えいただきました。では、どの程度甚大なのか、お示し下さい。
 前回の質問で、市内のタバコ自販機を撤去するための条例の制定を提案させていただいた際、市長は「青少年の健全育成や健康増進法などの観点から考えまして、議員の御指摘は重要な課題だと考えております。」「本市としてどのように対応していくか関係部局に研究させ、健康でいきいきとした和歌山市を目指す所存であります。」とお答えになりました。
 あれから1年9ヶ月経過いたしましたので、研究の成果を報告してください。
 以上で第1問といたします。

《有本健康福祉局長 答弁》

 基本的な部分として、タバコが人体に与える影響をどのように把握しているかとのご質問です。
 喫煙が健康に及ぼす影響については、がん、心臓病、脳卒中、肺気腫等特定の重要な疾病の罹患率や死亡率を高めることが指摘されています。
 また、妊婦の喫煙では、流産、早産、低体重児などの発生率も高く、妊娠中の喫煙が胎児の発育に影響を及ぼすこともいわれています。
 さらに、他人のたばこの煙を吸わされる受動喫煙による健康への影響も指摘されており、肺がんのほか、子どもの呼吸器などへの影響や乳児突然死症候群を引き起こす要因になるとされています。
 平成20年度和歌山市市政世論調査から、男性の喫煙率は、35.7%であり、国の平均36.8%よりもやや低いものの、女性の喫煙率は、10.5%であり、国の平均9.1%よりも高い結果でした。
 また、妊婦の喫煙率は、平成18年度7.5%、平成19年度8.9%、平成20年度7.2%でほぼ横ばいの状況にあります。
 このような状況のもと、本市においては、がんによる死亡率が高く、特に肺がんによる死亡率が全国平均よりも高い状況にあります。
 このことから、第4次和歌山市長期総合計画では、健康阻害要因となっている喫煙習慣の改善に取組むことを重点項目として、平成25年度の喫煙率を男性は25%に、女性は5%と目標設定し、禁煙教室や思春期教室などの健康教育、世界禁煙デーなどによる啓発・広報活動に努めるとともに、健康わかやま21推進協議会を核とし、今後とも地域活動を通じて、喫煙率の減少に積極的に取組んでまいります。
 次に喫煙による健康被害は極めて大きく、医療費への影響も甚大と考えられます。ではどの程度甚大なのか、というご質問です。
 厚生労働省の平成17年度国民医療費の概況等の調査資料によりますと、生活習慣病を原因とする死亡率は、全体の約6割を占めています。また、生活習慣病にかかる医療費につきましては、約10.7兆円であり、これは全体医療費33.1兆円の約3割を占めている状況にあります。
 生活習慣病の主な疾患には、がん、脳血管疾患、糖尿病、高血圧疾患などがあり、これらを発症する要因として、喫煙を初め、運動、食生活、飲酒等が関係していると考えちれます。
 このため、生活習慣病の疾病予防と医療費適正化の観点から、国においては、平成20年度から生活習慣病予防対策として、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症侯群)に着目した特定健康診査、特定保健指導が医療保険者に義務づけられました。この中でも喫煙歴は、特定保健指導が必要かどうかを判断する基準の一つとなっており、国の動向も、喫煙が健康に及ぼす健康被害については、大きなものであるとしています。
 このことからも喫煙者の喫煙習慣を改善する取組みは、健康寿命の延びと医療費に甚大な影響を及ぼさないよう抑制を図るうえからも重要なことであり、これからも積極的に取組んでまいります。

《山本まちづくり局長 答弁》

 市内のタバコ自販機撤去のための条例制定提案から1年9ケ月を経過しているが、現在の状況はどうか、というご質問です。
 市タバコ税は平成15年度の約27億5千万円に比べ平成20年度には、25億8千万円と6.3%減少し、たばこ消費の減少がうかがえます。また、たばこ自動販売機については、和歌山県内ですが、平成20年3月に5,154台設置されていたものが約16%減少し、対面販売が進んでおります。
 しかしながら、自動販売機撤去の条例制定については、営業の自由にかかる行為であり、その設置を禁止することは、憲法で保障された営業活動を条例で規制することになりかねず、非常に困難であると認識しております。
 青少年の健全育成の推進や健康増進法の主旨に照らしまして、今後は業界団体と連携しながら各種啓発活動に努めていくことで、健康で生き生きとしたまちづくりを進めたいと考えております。

《再質問》

 それぞれお答えを頂きましたので、第2問に入らせていただきます。
 基本的なタバコが人体に与える害についてお答えいただきました。害については皆さんもよくご存知のことと思いますが、再認識をしていただきたく、質問させていただきました。
 医療費への影響が甚大だということも、一人当たりどれだけ余分に医療費がかかるか、具体的に数字をお伺いしたかったのですが、試算が難しいと言うことで、その代わりに医療費を縮減するための取り組みについて、お答えいただきました。国も市もそれだけ本腰を入れて医療費の縮減に努めていることは理解しました。
 ちなみに、奈良女子大学保健管理センターの高橋裕子教授が、喫煙者と非喫煙者の経済的な影響の比較について研究をされた論文を見つけました。
 この論文では、平成7年から17年末までの11年間に、現在喫煙者14,230名、過去喫煙者6,595名、非喫煙者21,996名、合計42,821名のデータを集計して、①医療費の増加②入院による損失③死亡による損失④火災による財産損失⑤火災による死亡⑥火災による負傷の6項目について、経済的損失を推計しています。
 その研究結果の一部をご紹介しますと、「喫煙者と非喫煙者の直接医療費の比較」では、男性の生涯非喫煙者における一人当たり1ヶ月当たりの医療費は36,912円、喫煙者では45,399円、女性の生涯非喫煙者は36,917円、喫煙者は41,940円と推計されたそうです。つまり、男性で毎月8,487円、女性で5,023円過剰に医療費がかかると推計されるそうです。
 さて、本市の場合だったらどうなるか。信頼できるものかどうかは別にして、この研究結果を基に、私が和歌山市の国保加入者のデータを合成して、計算をしてみました。
極力研究データに近づけるため、平成17年の和歌山市国保加入者数、そして18年に調査した和歌山市民の喫煙率を利用しました。
 平成17年の和歌山市国保加入者は男性66,220人、女性80,852人、合計147,072人でした。18年の和歌山市民の喫煙率は男性40.7%、女性11%。これに先ほどの直接医療費の差額を12か月分掛けたところ、総額約32億8093万円も余分に医療費を支払うことになっているのです。しかも、入院や死亡、火災の損失は入っていないので、これ以上に膨らむ可能性があるということです。
 ということで、「タバコ税が入ってくるから」というロジックは使えないということもご理解をいただけると思います。
 また、昨年2月の質問で市内のタバコ自販機を撤去するための条例の制定をお願いしましたが、営業活動を制限できないとのご答弁でした。あらかじめ予想されたお答えでしたが、ではなぜお聞きしたか。
 喫煙者の70%以上は「やめられればやめたい」と思いながら、ニコチンの強い依存性によって「吸わされている」という実態が、世界各国で明らかとなっています。故平山雄(たけし)博士は「医学的、心理学的なアプローチをすれば、喫煙者の95%は禁煙願望を持っている」ことを確認し、それが喫煙率の大幅低下につながっている。タバコ自販機を撤去するなどの厳しい喫煙規制や禁煙運動は、タバコの煙に悩まされている多くの非喫煙者を救い、同時にやめたいと悩んでいる喫煙者を救う、最善の方法だとおっしゃっておられます。
 そういうことで、物理的に喫煙規制をできないかとお伺いした次第です。
 さて、そこで、行政ができることは何かを考えて行きたいと思います。
 タバコに関する国際条約で、WHO世界保健機関のFCTCタバコ規制枠組み条約と言うのがあります。この第8条に「締約国は、屋内の職場、公共の輸送機関、屋内の公共の場所及び適当な場合には他の公共の場所におけるタバコの煙にさらされることからの保護を定める効果的な立法上、執行上、行政上又は他の措置を国内法によって決定された既存の国の権限の範囲内で採択し及び実施し、並びに権限のある他の当局による当該措置の採択及び実施を積極的に促進する。」とあります。これの期限が2010年2月までとなっています。
 タイムリーなお話をさせていただくと、11月27日にイタリアで運転中の喫煙を禁止する法案が国会上院委員会に提出された。集中力低下による事故を防ぐと同時に、同乗者を受動喫煙から守るのが目的だそうです。法案が可決されると、運転中の喫煙だけでなく、火をつけただけで違反の対象となり、違反者には250ユーロ(約3万2千円)の反則金と、5点の減点が課せられるそうです。また、未成年者が同乗しているにもかかわらず、喫煙した乗員には500ユーロ(約6万4千円)の反則金が課せられることになるそうです。
 ちなみにイギリスでは、すでに2007年の道交法改正で、運転中の喫煙が禁止されています。
 このように、世界的にタバコへの規制が強化されていることは、ご理解いただけると思います。
 また先の9月議会に、特定非営利法人日本禁煙学会から「和歌山市役所の可及的早期の建物内完全禁煙化を求める」陳情が届いているかと思います。その中にも同様のことが書かれていたかと思います。
 これらの点から見て、多くの市民が出入りする和歌山市庁舎の現況は、この条約の趣旨にそぐわず、ベストな状態ではないと考えます。そこで、市庁舎を全面禁煙にすることはできないでしょうか。
 また、以前から非常に気になっているのが、伏虎中学校の真ん中を通る歩行者専用道路です。日中は開いた窓から授業内容が聞こえてくることもあります。放課後となれば吹奏楽の練習をする生徒や、運動部の部員が準備体操をする横を、大人が歩きタバコで歩いていく姿を日に1度は見かけます。一般に開放された道路ではありますが、校舎を貫く特殊性からすれば、決してこのままではいけないと思います。そこで、伏虎中学校の真ん中を通る歩行者専用道路を禁煙道路にできないでしょうか。
 以上、当局の見解をお伺いして第2問といたします。

《大橋市長 答弁》

 市庁舎を全面禁煙にしてはどうか、というご提案です。
 喫煙は、本人にとどまらず受動喫煙する者にも健康上の悪影響を及ぼすものと認識しています。
 職員に対しては、健康保持の観点から禁煙の啓発や産業医による指導を行い、一方、庁舎内については、来庁者や職員の受動喫煙を防止するために分煙化を進めてまいりました。
 平成15年には、健康増進法が施行されたことに伴い、エレベーター前の分煙ベンチを撤去し、喫煙場所を喫煙室に限定することにより、分煙を強化し、受動喫煙を防止しているところです。
 喫煙については、より望ましいのは庁舎内を全面禁煙にすることだと考えますが、現在、市役所衛生委員会でも、労使双方で健康管理上の観点から検討しているところですので、今後、検討結果も踏まえて、受動契煙防止対策に取り組んでまいります。

《大江教育長 答弁》

 伏虎中学校の真ん中を通る歩行者専用通路を禁煙化にできないか、というご質問です。
 学校敷地内禁煙につきましては、平成14年4月から、教職員だけでなく保護者などの学校への来校者にも協力をいただき、全学校において取り組んでいるところです。
 伏虎中学校の間を通る市道での歩行者等の喫煙については、学校長からは、今のところ特に生徒への受動喫煙等の問題はないと聞いております。
 しかしながら、良好な教育環境は、教育委員会が主体性をもって構築しなければならないとの観点から、今後、生徒の健全育成や健康面などで影響があると考えられる場合には、禁煙化について関係部局に働きかけてまいります。

《再々質問》

 まず、市庁舎の全面禁煙ですが、検討されているとのことですので、よろしくお願いいたします。
 また、伏虎中学校の真ん中を通る歩行者専用道路を禁煙道路にする件についてですが、事が起こってからでは遅いので、前向きに検討していただけるよう強く求めたいと思います。
 最後に、私のところに届いた匿名のメールをご紹介します。差出人は本市の職員さんです。
 本年4月に新しい職場へ異動されたのですが、喫煙室から流れてくるタバコの煙で毎日とても辛い思いをされているそうです。
 このメールは次のような言葉で締めくくられています。
「私一人の意見を言っても何も変わりません。しかし、市民の方や団体の方からのお声があれば、時代の流れに沿って、喫煙状況が変わる可能性があります。いきなりの身勝手なことで申し訳ありませんが、なんとかお力になっていただけないでしょうか。よろしくお願いします。」
 政治は弱い人、困っている方の手助けをするのが本旨であると思います。それが一人であろうと、ちょっとでも何とかしたいと思って、今回の質問に立ちましたことを、喫煙される先輩・同僚議員、市幹部や職員の皆さん、そして市民の皆さんにもご理解を賜り、私の一般質問といたします。ご清聴ありがとうございました。

2009年12月02日

一般質問や会議など

 議会では引き続き、一般質問が行われました。今日も3人が登壇です。
 本会議が終わった後、総務委員会の正副委員長で、市当局と打ち合わせをしました。当局側から懸案事項があれば調整をしました。
 夜にはJC青年会議所の、09年の方の最後の委員会に出席しました。が、中座して小倉小学校へ。
 PTAの役員さんが集まっておられるということで、行ってきました。お話を伺いながら、私の考えをお話させていただきました。

2009年12月04日

済南市長が訪問

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 一般質問も最終日となりました。3人が登壇しました。質問が終結した後、提出議案を各常任委員会へと分担しました。
 また今日は、先日私も訪問させていただいた中国済南市から、友好訪問団の皆さんがいらっしゃいました。
 写真は左から張建国(ちょう けんこく)済南市長、私、済南市人民政府外事弁公室(和歌山市で言う国際交流課)の龐龍(ぱん ろん)副所長、松井市議、中嶋副議長です。私だけ背が低くて、妙に目立っていますね。
 龐さんは私達が済南訪問の際、上海まで迎えに来てくれた上、通訳としてずっと就いて下さいました。また写真には写っていませんが、同じく外事弁公室の李敏(り みん)さんも一緒に来られたので、済南でお世話になったお礼を申し上げました。
 これからも一層、済南市と和歌山市の関係が深くなっていくことを望みます。

2009年12月05日

新しい陳情・要望のシステム

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 今日、和歌山2区で地域からの陳情・要望を聞く地域戦略会議が行われたので、行ってきました。
 これまでは毎年、予算策定の時期になると、予算確保や施策実施のお願いをするために、全国から東京の霞ヶ関や永田町へ人がどっと集まっていました。
 しかし、政権交代をして、色々な陳情や要望を各都道府県連で受けるシステムに変わりました。
 民主党和歌山県連でも12月1日付をもって、県連内に陳情や要望を受付・審査する地域政策会議が設置されました。
 私はこの地域政策会議の事務局長を仰せつかり、今後どういうシステムで行っていくのかを説明させていただきました。
 今回は和歌山2区内の4市4町の首長や担当者の方がお出で下さいました。
 各市町からは「正直困惑している」といった声も聞かれました。しかし、困惑されるのも当たり前で、今までしたことのないことをしようとしているので、誰にとっても初体験であり、困惑されたり、不安に思われたりするのは当たり前のことです。
 しかし、それが政権交代でもあり、世の中が変わっていく過渡期には、不安や困惑があるのは仕方ないことだと思います。実際やってみて非効率だったり、不都合な部分は改善していきますので、ご容赦下さい。
 何はともあれ、新しいシステムが動き出しました。

2009年12月06日

にぎわう市場

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 ここ数年、毎年ご案内いただいている中央市場の鍋祭りに行ってきました。今年で5年目になるそうです。
 今年は11時半ぐらいに着いたのですが、すでにクエ鍋とふぐ鍋は終了、慌てて並んだアンコウ鍋も途中で終わってしまい、結局口にできたのは味噌ちゃんこと塩ちゃんこでした。
 魚が食べられなかったのは残念でしたが、おいしい鍋をたらふくいただいたので満足です。
 その後、15時から小倉小学校へ行ってきました。PTA主催の給食民営化に関する説明会が行われ、市教育委員会から教育局長や部長など職員さんが説明に来られました。
 端的に結果だけを申し上げれば、話し合いは平行線をたどりました。今回の説明会に出て、色々と考えさせられるところもありましたので、それは「明日はどっちだ!?」で書かせていただきます。

2009年12月07日

委員会審査スタート

 今日から各常任委員会での審査がスタートしました。
 私の所属する総務委員会では、四局出納室と財政局を審査しました。と言っても、四局出納室については付託議案がありませんでしたので、特段することはありませんでした。財政局については、補正予算として上がってきたものの収入に当たる部分が、主な審査内容でした。ほとんどは国からの交付金や補助金です。
 明日は市長公室と総務局の審査です。

2009年12月08日

委員会審査2日目

 今日は委員会審査の2日目です。総務委員会では市長公室と総務局の審査を行いました。
 総務委員会の審査が終わった後、経済文教委員会へ傍聴に行きました。経済文教委員会では教育委員会の審査が行われ、そこで小倉小学校の給食の民間委託についても取り上げられていたからです。
 午前中から審議に入っていましたが、審議に必要と思われる資料が特定の議員の手元にしかなく、他の議員は一体何の話をしているのか分からないという状態になり、そのままでは続けられないので、とりあえず全員の資料を準備するために休憩。
 午後から資料を配布して審議が再開されました。小倉小学校の給食を民間委託するに当たって、教育委員会の手続きの不備や答弁の矛盾などが次々と指摘されました。
 その間、午前午後とPTA役員の皆さんは、ずっと傍聴していらっしゃいました。しかし、納得のいく答えは最後まで得られなかったと思います。
 明日は各委員会で採決が行われます。
 今日の総務委員会で提出された「11月11日の豪雨被害について」をデータベースに置いておきます。

2009年12月09日

委員会での採決

 今日は各委員会で議案の採決が行なわれました。私が所属する総務委員会は予算の審議も担当しているので、経済文教・厚生・建設企業の各委員会の採決が終わってから、採決に入ることになっています。
 経済文教委員会で審議されている、小倉小学校の給食を民間委託することについて白紙撤回を求める請願がどんな結論を見るのか、気になっていました。幸い、総務委員会の開会が後なので、経済文教委員会の採決結果を見てから総務委員会をスタートできます。
 詳しい話は伺っていませんが、請願の採択について採決する際に、だいぶ紆余曲折があったように聞いています。
 たくさんの保護者の方が傍聴に来られている中、一部の委員から継続審査の意見も出たのですが、採決するか継続審査のするかの採決の結果、採決すべきとの意見が1名多く、採決することになりました。そして採決の結果、請願は不採択となりました。
 私としては、15日の本会議でどう対応するか、考えたいと思います。

2009年12月10日

バッタバタです

 マスコミ報道もされていますが、政権交代して、自治体や様々な団体などからの陳情・要望を党で一元的に受付することになりました。
 和歌山県内から出てくる陳情・要望は県連や各総支部で受付し、県連に集約して党本部の幹事長室に届けます。
 一度、党本部から、各都道府県で受けた陳情・要望を一覧表にして送るようにとの指示がありました。その後、党本部で集約した結果、国土交通省に対する陳情・要望がかなり多く、各都道府県別にヒアリングすることになりました。
 そこで、8日付で県連に対して、国土交通省に対する陳情・要望のみを一覧にまとめて、12日必着で党本部へ送るように指示が来ました。和歌山県連にも多くの国土交通省に対する陳情・要望が届いていて、陳情・要望の中身が同じで提出者が違うものをひとまとめにして、一覧表にし、党本部へ送付しました。
 文字で書けば数行ですが、初めてのことを考え、作ることから始め、同時に受付と書類の提出を3日間でしなければならない。本当に大変です。今日は議会がないので、この処理にかかりっきりになれました。
 本来は8月頃に予算要望を行うのですが、今年は選挙があり、延び延びになってこの時期になりました。
 受ける側としては、陳情・要望を出される方々の思いをしっかり受け止めないといけない義務があります。まだ不十分なシステムかも知れませんが、不足のところは十分改善してやっていきたいと思っています。

2009年12月11日

環境保全対策特別委員会

 今日は環境保全対策特別委員会が開かれました。
 本来は森林公園や市内の北部で多発している不法投棄の現場や、そこにあった監視カメラが盗難に遭った現場を視察に行く予定でしたが、大雨で中止となり、委員会室で資料を見ながら、市当局から説明を受けました。
 不法投棄も問題ですが、それを監視するカメラが盗まれるなんて、正直理解に苦しみます。地元の方々にもご協力いただいて、色々と手立てをしていますが、ゼロにはなっていません。
 不法投棄の処理は結局市の税金で行われます。不法投棄したときは自分の目の前から消えて、それでよかったということになるのでしょうけど、後々そのコストは間接的に不法投棄した本人が負担することになります。手間を増やすだけ高くなります。いいことは何もありません。
 近々、不法投棄の現場などを見に行きたいと思います。

2009年12月13日

来年に向けて

 久しぶりに、よさこいの実行委員会に参加しました。
 すでに来年の夏に向けた動きが始まっています。今年の反省から、来年に向けての動きは、少し早い目に動こうということになりました。年明けに向けて、人事を決めて、本格的に動き出します。
 その後は、藤本眞利子県議の県政報告会に参加させていただきました。本当にたくさんの方々がお見えでした。会場では多くの方にご挨拶させていただきました。ありがとうございました。

2009年12月14日

最終日に向けて

 議会は明日が最終日になりました。委員会の審査もすべて終了しています。
 市当局から出された議案については、問題ないと判断しましたが、懸案は小倉小学校の給食を民間委託することに対して白紙撤回を求める請願が出されていることに、どう対応するかです。
 先輩議員と相談しながら、私が取り得ることのできる方法を伺って、判断したいと思います。
 昼過ぎからは東京へ。岩國哲人先生を囲む会に参加しました。岩國先生は今回の総選挙で引退されました。選挙が終わって以降、お会いできていなかったので、いい機会をいただきました。
 この3ヶ月のお話を伺いました。沖縄や韓国での講演、サウジへの出張をされていたそうです。かなり精力的に動かれていたそうです。
 岩國先生のお元気な姿を拝見できて良かったです。

2009年12月16日

25mの高さから

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 今日10時から消防局で、新たに導入されたはしご消防車のお披露目が行われました。現在使われているはしご消防車が老朽化してきており、買い替えられるものです。私が建設企業委員会副委員長の時に、市当局から議案として出てきたものです。
 消防局の担当者から装備の説明を受けた後、まず副市長が、続いて私がはしご車のバスケットに乗せてもらって、はしご車の届く一番上の高さ25mまで上げていただきました。こういう機会でないと、なかなかはしご車に乗せてもらえません。

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 実際乗せていただいて、とてもスムーズにはしごが伸び、怖さは感じませんでした。ほぼ消防庁舎と同じ高さまで上げていただき、実際の消火活動の際、どういうふうに行うのか、今までと比べてどれぐらいやりやすいのかその違い、消火活動に携わる消防士の安全対策などを教えていただきました。本当に貴重な体験をさせていただきました。
 技術の進歩で車体がだいぶ小さくなったそうです。市内にはまだまだ細い路地が多く、車体があまり大きいと路地に入れず、せっかくのはしご車も役に立ちません。もっと高くまで届くはしご車もありますが、地域に合わせた作りにされたそうです。
 また、はしごがマイナス10度まで下げられるということで、地面より低い位置でも使いようによっては救助活動ができるそうです。
 できることなら、このまま出番がないのが一番いいのですが、万が一のときにも安心です。
 夜には、連合和歌山和歌山地協の県政・市政報告会があり、出席しました。

2009年12月17日

3議連からの陳情

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 今朝9時から岸本周平代議士に来ていただいて、和歌山市議会の中にある第二阪和国道建設促進議員連盟、紀淡連絡道路・京奈和自動車道建設促進議員連盟および紀ノ川大堰建設に関する議員連盟の3議連合同で、陳情とその中身の説明をしました。
 私は民主党で陳情を受ける立場でもあるのですが、今日は紀ノ川大堰建設に関する議員連盟の事務局長として、席に着かせていただきました。とはいうものの、両方の立場でお話を伺いました。
 それぞれの議連の会長ないしは幹事長が、事業の中身やこれまでの経緯を岸本代議士に説明しました。民主党が「コンクリートから人へ」というスローガンを掲げたことを、全ての道路事業をストップすると誤解され、報道もされました。しかし、必要な道路は作るということを理解していただき、党所属国会議員もそのために必要な努力はすると申し上げております。
 そういう流れがあって、改めて3事業の必要性を訴えるという今回の要請行動になりました。岸本代議士は、県選出の国会議員として党本部に皆さんの思いをしっかり届けると応えられました。
 夜にはJCの総会が行われました。これをもって2009年の活動は全て終了です。

(2010年3月15日、一部に適切でない表現があり、修正しました。)

2009年12月31日

2009年を見送るにあたり

 早いもので2009年もあと1時間あまりとなりました。
 今年も多くの皆様にお支えいただき、元気に活動をさせていただきました。日頃ご支援下さっている皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました。
 今年は公私共に、本当に激動の一年でした。特に8月を中心に、自分を取り巻く環境が大きく変化しました。変化に対応しながら、与えられた新たな役割も滞りなく果たせるよう、最大限の努力をさせていただいたつもりです。
 まだまだ至らないところも多いと思いますが、ぜひご指導下さいますよう、お願いいたします。
 今年の大晦日は冷たく強い風が吹き荒れる一日で、今年一年を象徴しているように思いました。明けた新年は穏やかな一年になることを願うばかりです。
 来年は、今年以上に活動の幅を広げ、深みを増していけるよう取り組んで参ります。今年以上のご指導ご支援を賜りますよう、お願いいたします。
 皆様におかれましても、どうぞ良いお年をお迎え下さい。

2010年01月01日

2010年の幕開け

 新しい年、2010年が幕を開きました。
 年が変わってしばらくしてから、たくさんのメールをいただきました。また午前中には、数通の年賀状もいただきました。ありがとうございました。
 今年は喪中につき、年始のお祝いを申し上げることができません。どうぞご了承下さい。
 昨年は変化激動の年でした。今年はもっと激動の年になると思います。皆さんから結果を求められるようにもなると思います。その期待や要求に応えられるよう、様々な活動に取り組んで参ります。
 皆様にとりまして、よい日々でありますようお祈り申し上げます。本年もよろしくお願いいたします。

2010年01月02日

新年恒例の勉強会

 毎年、お正月恒例行事となった落合莞爾先生宅での新年会に参加させていただきました。新年会と名はつくものの、中身は勉強会です。
 落合先生はいつも世の中の事象を、大所高所から説いて下さいます。それは先生のこれまでのご経験や、先生がお持ちのネットワークからの情報を基にお話して下さいます。
 今日は昨今の政治状況について教えて下さいました。落合先生は結論をズバッとおっしゃられることがあり、それがまた驚きの中身だったりします。今回もビックリするお話がありました。
 貴重なお時間をいただき、色々なお話を伺えて、感謝しております。ありがとうございました。
 続いて、これは残念なお話ですが、我が母校である近大附属和歌山高校が第88回全国高校サッカー選手権大会に3年連続7回目の出場を果たしましたが、栃木代表の矢板中央高校に0-1で敗退してしまいました。
 今年は応援に行けなかったので、本当に残念です。来年の再起に期待します。

2010年01月05日

藤井大臣のお身体を案じる

 まだまだ松の内ですが、永田町からは驚きのニュースが・・・。
 藤井財務大臣が鳩山総理に辞意を伝えたとのこと。お身体があまり芳しくないようで、そのことも心配ですが、今の内閣にとってしっかりと押さえの効くベテランは、重要な存在だと思います。
 なんとか、なんとか・・・という気持ちです。
 今日は、党県連で行う新春交歓会の準備や、議員ネットワークの設置準備を行いました。
 もう一つ、これは個人的なことですが、いとこがアメリカから一時帰国しました。前回会ったのはいつだっただろうかと、思い出せないぐらい前です。
 小学5年の時にワシントン郊外にあるいとこの家にホームステイさせてもらったのが、20年も前になります。そんなに経ったのか、という感じです。
 寒くないときにでも、アメリカへ行こうかと思います。

2010年01月06日

本当に寒い日でした。

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 10時から、県庁企画課の職員さんがいらして、年始のご挨拶と、年末25日に発表された来年度予算で、和歌山県に関わるものの大枠の予算をまとめた書類をいただきました。今月中には、具体的な事業に対していくらの予算をつけるか(これを「箇所付け」と言います)が決まります。
 11時からは議会内で、市議会だより編集委員会がありました。12月議会の概要を市民の皆さんにお知らせするものです。ゲラ稿見て、少しでも分かりやすいように、知恵を出し合って文章も手直ししたりします。
 市議会だよりは2月1日前後に、自治会から市報わかやまと共に配布されます。

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 夜は連合和歌山の新春の集いに参加しました。労働組合の皆さんが多く集まって来られ、ご挨拶をさせていただきました。
 今日も本当に寒い、風のきつい一日でした。向かい風だと自転車をこぐのも大変です。

2010年01月07日

和歌山がHotになるかも!?

 午前中は、県連のホームページ運営について、打ち合わせをしました。
 それから、市内を自転車でウロウロし、ご挨拶回りをしました。
 夜には、青年会議所の例会委員会があり、29日に行う賀詞交換会の打ち合わせや、これから毎月行う例会の講師について協議しました。
 今年の青年会議所の例会も、基本的には一般公開します。ここでもお知らせしますので、ぜひお出かけ下さい。
 さて、うれしいニュースが入ってきました。
 1つ目は、あさって9日から公開されるホラー映画『彼岸島』のロケ地に友ヶ島が使われていました。公式ホームページの劇場情報では、和歌山での上映は今のところないようなのですが、これからシネコンとかでやってくれるんじゃないかと期待しています。
 もう一つは、10日の21時から6チャンネル朝日放送で、「SMAPがんばりますっ!!」CHAN TO SHI NAI TO NE!スペシャルが放送されます。この中で、中居さんが「壮絶!要塞の島で12時間鬼ごっこ」に挑戦します。この要塞の島が、またもやなんと友ヶ島なんです。超極秘で撮影されたそうです。
 こうやって和歌山の地が使われて、「そこへ行ってみたい!」と外からお客さんが来てくれるようになったらいいのになぁと思います。

2010年01月10日

今年の消防出初式

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 今日、消防出初式が行われ、参加しました。会場は昨年と同じ砂の丸広場でしたが、舞台の位置が西側から東側に移っていました。
 来賓の挨拶などがあった後、実際の救急通報の音声を使った、救命の寸劇が披露されました。夫が心筋梗塞で倒れ、妻が119番に電話。救急車が到着するまでの間、職員の指示で妻が応急手当を施し、到着した救急隊に引き継ぐというものでした。
 結果、夫は救急隊によってAEDで除細動を施され、息を吹き返して数日で退院されたそうです。近くにいる人の応急手当によって助かる命が助けられるのです。私も応急手当普及員の資格を持っていますが、改めて普及の重要性を再確認し、一層その技術を広めていきたいと思いました。
 救出訓練の披露では、地震でビルの建設現場にある鉄塔が崩壊し、2人が宙吊りになっているという想定で、行われました。レスキュー隊員が素早く鉄塔に侵入し、意識のある要救助者を救出。意識の失っている要救助者を2人のレスキュー隊員が協力して助け出しました。訓練とはいえ、命がけで活動される姿に感動しました。

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 式典が終わると、恒例の放水訓練が和歌山城東側のお堀で行われました。たくさんの市民が見に来られていました。
 お昼からは新春のカラオケ大会があり、顔を出させていただきました。

2010年01月11日

がんばろう日本の大会勉強会

 先日ここでもご紹介しましたが、昨日の21時から朝日放送で、「SMAPがんばりますっ!!」CHAN TO SHI NAI TO NE!スペシャルが放送されました。その中で中居さんが「壮絶!要塞の島で12時間鬼ごっこ」に挑戦され、そのロケ地に友ヶ島が使われました。番組の一番最初に登場されましたが、ご覧になっていただけましたでしょうか?
 今は寒いので、ぜひ暖かくなってから友ヶ島へいらしてください。もうちょっとしたら鯛の旬になります。加太観光協会のサイトに詳しく書かれています。

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 さて、今日から東京です。「がんばろう、日本!」国民協議会の第6回大会に参加しました。
 大会は2部構成になっていて、第1部は政権交代と日本外交についての講演、第2部は地方自治市民自治についての講演でした。第2部には望月良男有田市長がパネリストとして参加されていらっしゃいました。
 写真のように、現職の首長や地方議員、また元我孫子市長の福嶋浩彦先生もお話されました。これから地方の役割が大きくなっていくときに、市民自治はどうあるべきかというお話をして下さいました。
 地方議員の打つ手はもっともっとあるようです。

2010年01月12日

戻ってきました

 東京から戻ってきて、そのまま役所入り。
 その後、県連で陳情の受付処理をしたりしました。
 今日は短くてすいません。

2010年01月13日

雪が散らつく

 今日はとても寒かったです。13時ごろに雪が散らついてきました。
 そんな中での挨拶回りは、結構辛かったりします。
 回れば困っていることがあって、話して下さる方もいます。出来得る限り、お力になりたいと思って動きます。

2010年01月14日

陳情要望の受付

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 12月から新しい陳情・要望のシステムが始まったことは、ここでもお話しました。今日は難病をお持ちの方とそのご家族が陳情にいらっしゃいました。
 難病は、なぜその病気になるのかそのメカニズムや治療の方法が発見されていなかったりすることが多く、既存の薬で様々な症状を一時的に抑えることしかできない、対症療法しかないのがほとんどです。
 またその薬も価格が高かったりして、多額の医療費に生活が脅かされてしまうそうです。
 そんな状況をなんとか改善していただきたいというのが、今日の陳情の趣旨でした。1時間ほどお話を伺い、分からないことを質問させていただいたりして、少しは理解したつもりです。しかし、ちょっと話を聞いただけで全部を完全に理解したとは思っていません。
 少しでも寄り添い、理解をしようと一層努力していこうと思っております。

2010年01月15日

明日は党大会

 明日、東京で民主党2010年度定期大会が行われます。代議員は全国会議員と各都道府県2名の地方代議員で構成されています。和歌山からは藤本眞利子県連幹事長と私の2名が参ります。
 私は朝9時から会議があるので、関空からの最終便で東京へ向かいます。
 まもなく18時から、連合和歌山和歌山地域協議会の旗開きがあり、出席します。

2010年01月16日

物々しい党大会

 今日は党大会で東京にいます。朝9時から永田町の党本部で会議があり、出席しました。地下鉄永田町の駅を出て、党本部に通じる道を行こうとすると、警察官に止められ「どちらへ?」と聞かれました。「会議です」と答え民主党のバッジを見せると通してくれました。党本部の入り口前にも十数人の警察官がいて、もう一度バッジを見せてビルの中に入りました。
 1時間半ほどの会議が終わり、2軒隣のビルへ移動です。私より前を歩いている代議員にマスコミが「どんなお話でしたか?」と聞いていました。カメラやマイクを持った記者がワンサカいました。

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 続いて地方代議員会議が行われました。会場の後ろにはマスコミのカメラがビッシリでした。党幹部が次々と入ってきます。そして最後に小沢幹事長が入ってこられました。一斉にフラッシュが焚かれます。
 会議の内容はマスコミに公表しないとのことで「頭撮り」だけの約束になっていたようです。司会者がマスコミに会場から出るよう促されると、マスコミは小沢幹事長の挨拶を撮りたかったので、「約束が違うじゃないか!」なんて怒号も飛んでいました。
 結局全てのマスコミが退室するまで、10分弱かかりました。その間、ただ待つだけです。時間がもったいないので、隣の藤本眞利子幹事長に、前段の会議の報告をしました。

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 会場に静けさが戻り、小沢幹事長が話し始めました。マスコミを遠ざけたのは、政治資金問題について話すに当たり、ちょい噛みの話が一人歩きして欲しくないとの思いからで、党大会でしっかりお話しするから、配慮して欲しいとも付け加えられました。小沢幹事長の話を要約すると次の通りです。


 まずはお詫びと私の決意を申し上げたい。私の政治団体に関係する者が逮捕された。非常に誤解を生み、ご迷惑ご心配をかけて申し訳なくお詫びする。
 ただ理解してほしいのは、報告書の不記載ミスなど形式的なものは訂正や修正で済んできた。しかし私の場合、最初から逮捕強制捜査になった。理解に苦しむし、承服できない。マスコミは、企業の裏金が入っているかのように報道しているが、全くのデタラメで、そのような金は一切受け取っていない。検察の問い合わせに弁護士を通して返事した。帳簿も持って行ったから理解して頂けたと思う。
 検察の恣意的な捜査で日本の民主主義は崩壊してしまう。民主主義を守るためにも決して屈しない。断固戦う。そのために、輿石氏に幹事長職を代行してもらう。不正資金には身に覚えがない、やましいこともない。国民にはっきりするまで戦う。

 以上のような内容でした。その後の党大会でも、ほぼ同じ内容のことをお話されていました。
 党大会の会場周辺は騒然としていました。こんな党大会は本当に初めてです。
 今回の事件について、私には真偽の程は分かりませんし、判断できません。一党員として、党所属の地方議員としては、一日も早く白黒をはっきりつけて欲しいという思いのみです。

2010年01月30日

風邪ひきさん

 どうも風邪をひいてしまったようです。熱はないですが、今朝から喉が痛くて、首の後ろ辺りに重たさを感じます。
 今週は出張もあったので、疲れているのかもしれません。この後、お風呂に入って寝ます。

 昨日は和歌山青年会議所の新春交歓会が行われました。私は今年、例会委員会に所属をしています。例会委員会は、毎月定例に行われる例会の運営を中心に活動します。今年から新春交歓会の運営も例会委員会の担当となり、今年の初仕事となりました。
 私は受付や鏡割りの時の来賓誘導などを担当しました。色々と初めてのこともあり、ご迷惑をおかけしましたが、どうぞご容赦下さい。あまりに会場のことに気が行き過ぎてて、写真を撮るのも忘れてしまいました。
 何とか無事に終了しましたが、例会委員会のメンバーは何も口にすることが出来なかったので、委員長が夕飯に連れて行ってくれました。
 夕飯の席では、少しは私の仕事の話にもなります。昨年、広報委員会にいらした先輩が記事を書くために、市議会を傍聴されたときのことを話してくれました。こうやって和歌山市のことが決まっていくんだと、実感されたそうです。もっと興味を持たないといけないなとおっしゃられました。私は、ぜひ見て下さいとお願いしました。
 どっかの誰かが勝手に決めてる、というのではあかんと思うんです。自分達が決めるんだ、そのために議員を選んで動かすんだというのが本来の姿だと思います。そんな意味からも、もっと市議会を見ていただきたいというのが、切なる願いです。
 また同時に、議会もネットでオンデマンド配信がされるような整備も必要です。仕事を持っている世代で、議会が開かれる昼間に、傍聴できる人は少ないと思います。だから、自宅でいつでも見られる環境を整備する必要があります。また、一般質問は土日にやってもいいと思います。
 そんなお話もしながら、夜が更けていきました。

2010年02月01日

梅一輪 一輪ほどの あたたかさ

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 早いもので今日から2月です。今日は静かで冷たい雨の降りしきる一日でした。ふと庭に眼を遣ると、梅の花が咲き始めています。春がちょっとずつ近づいてきています。
 今日は固定の予定はなく、県連にいたり、役所にいたりしました。お願いしてあった資料をいただいたり、6日の県連新春交歓会の準備や、陳情面会の段取りなど、中身は色々でした。細々したことが多かったですね。
 では、明日もがんばります。

2010年02月02日

歓喜の声か、落胆の顔か

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 今日、ぶらくり丁のフォルテで、フードアナリストの打ち合わせがあったのですが、ぶらくり丁に通じる道が黄色く舗装し直されていました。
 これは中心市街地活性化基本計画に基づいて行われるもので、市駅近くの舟大工町交差点から東へ城北公園南側を通ってぶらくり丁入り口までの約420メートルを黄色く塗り替えて、ぶらくり丁へお客さんを導こうとするものです。
 確かに、とても目立ちます。目的地が分かっているなら、道しるべとしてはとてもいいと思います。この黄色の道の先には何があるんだろうと期待もします。ゲーム感覚とサービス感覚を含んだアイデアとしては完璧だと思いますが、着いた先で歓喜の声を聞くのか、落胆の顔を見るのか。そこが一番の課題ですね。

2010年02月03日

明日から春ですね

 今日は節分です。我が家では、私が比較的季節行事にうるさいので、今年もちゃんと恵方巻きを食べ、豆まきをしました。暦の上では、明日から春ですね。
 今日は比較的日程の詰まった一日でした。ある業界団体から、市に対する制度変更のお願いや、政府が行おうとしている、外国人地方参政権の付与や選択的夫婦別姓についての意見書提出のお願いなど、次から次へと面会がありました。
 日程表を見ていると、結構ぎっちり詰まってきています。

2010年02月04日

時間が迫ってくる

 今日は市議の仕事に加えて、フードアナリストの仕事もしました。
 8月に行うイベントで、ベルギーから来るスターシェフ(ミシュランで星を獲得したレストランのシェフのことです)に、和歌山の食材を提案するのですが、その食材をどうやって探し出すかを、数人のフードアナリストとアイデアをお持ちの方に集まっていただき、話し合いました。
 イベントは8月で、それまでに探し出さなくてはならないので、正直そんなに時間がありません。結構切羽詰って追い詰められています。時間との戦いですね。

2010年02月05日

日程詰め詰めです

 今朝は県連のホームページについての打ち合わせを2時間ほど、業者の方と行いました。
 その後は、少し前から気になっていたお店へ、お昼を食べに行きました。和歌山城の追廻門の近くにあるamicaというお店です。役所の職員さんに教えてもらったのですが、実はその前にお店の前を通っていて、新しいお店ができたことは知っていました。
 このお店は、おいしくて身体にいい料理を提供しているようです。ランチは玄米で提供しています。今日いただいたのは、ごぼうとレンズ豆のキーマカレーです。今思えば、写真を撮っておけば良かったです。
 女性二人で切り盛りしているお店で、一人は私と同い年の方です。おしゃれなお店なので、男一人では入りづらいかも知れませんが、私は気にせず行きます。カフェもしているので、散歩ついでに立ち寄ることもできますね。
 それから、陳情案件を一つ解決しに新和歌浦の方まで行きました。
 16時からは各総支部から、陳情の受付担当者に集まっていただいて、改めて流れの説明をしました。
 今日は比較的日程が多く、詰まった一日でした。

2010年02月06日

参議院選挙の候補者決まる!

 今日はとっても忙しい一日でした。
 10時から臨時の県連常任幹事会が開かれ、参議院選挙和歌山県選挙区における民主党公認候補者を内定しました。東京から石井一選対委員長・参議院議員が来られて、我々にも党本部における選考の過程を説明して下さいました。

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 10時半から記者発表し、候補予定者でNPO法人役員の島くみこさんをご紹介しました。島さんの決意表明は最後に記しておきます。
 その後、11時から県連初の催し「新春交歓会」を行いました。「今回も司会ですか?」というお声もいただきましたが、司会は藤本眞利子幹事長がされて、私は新しい陳情要望システムの説明をさせていただきました。
 会場には多くの団体の方々が来られていたので、私が説明させていただいた後、相談コーナーを設けさせていただいたのですが、相談は一件もなく徒労に終わりました。そもそも新システムの説明が乾杯の後に回されたので、誰も聞いてなかったという声を聞きました。タイミングは大事ですね。残念です。
 13時半からは「民主議員ネット和歌山」の設立総会を行い、事務局として説明や質問に対する答弁を行いました。広く民主党に近い議員の皆さんに集まっていただき、交流を深めながら活動していくものです。
 それが終わって、参議院選挙候補者内定の記事を、党本部のホームページに載せてもらうための記事を書きました。色んなことが重なって、今日はかなり疲れました。
 最後に、島さんの参議院選挙に賭ける思いと出馬の決意表明をご覧になって下さい。
 


島くみこ 決意表明


 昨年夏、私たちは“政権交代”という大きな選択をしました。政治を変えたい、社会を変えたいという一人ひとりの思いが、新しい流れをつくり始めています。生まれたばかりの鼓動は、少しずつ育ち始め、より大きな時代のうねりになろうとしています。
 そんな現在、私たちが求める政治家は、変革への強い思いと市民の目線や心を、しっかり持っていなければなりません。
 高校生時代、生徒会活動やボランティア活動を通して、「誰かの役に立ちたい」「社会をより良く変えて行きたい」との思いをふくらませていました。短大を卒業後、その思いをさらに強くした私は、子どもたちの豊かな成長を目指す「子どもNPO」に飛びこみました。公務員でもなく、会社員でもない。どんな業界なの?とまわりの人から不思議がられていた「子どもNPO」は、10数年後には県内で8,000人を超える大きな組織になりました。「自分の子」も「よその子」も分けへだてなく、その成長のために、さまざまな人たちがボランティアで支える「子どもNPO」の活動を通して、私は多くのことを学んだと思っています。子どもたちの成長を願う人たちの力が集まることで得た成果。子どもたちの重なり合う笑顔。そんな小さな感動の数々が、積み重ねられ大きな幸せをもたらすことを。
 そして、私のかかわる活動は、「子ども」から「地域活動のサポート」を行うわかやまNPOセンターの設立へと向かいました。和歌山県内のNPO法人は約300団体、法人格を持たない団体も含め、多くの県民の方々が活動をすすめ、子ども・福祉・文化・環境など様々な分野に根ざし、ますます生活になくてはならない存在になりつつあります。これらの活動現場の声をもっと政治に反映し、皆さんの出番を強化することが、私たちみんなが主人公の国づくりへとつながると確信しています。
 一人ひとりが「幸せ」や「生きがい」を感じながら日々を送り、それが地域の元気につながる。そんな社会をみんなで一緒に作ることが、私の強い思いです。私は、これまで33年の市民活動の経験と実績の中でつちかった市民の目線を大切に、新しい時代を皆さんとともに切り開いて行きたいと思います。私たちにとって身近な政治。みんなが主人公になる政治を、皆さんとともに作って行きたいと決意しています。

2010年02月10日

出張から帰ってきました

 月曜から今日まで、全国大会誘致議員連盟の出張で新潟県長岡市と静岡県熱海市へ行ってきました。
 長岡市へ着いたときにはたくさんの雪が残っていました。先週末の寒波でかなり雪が降ったようです。私達が訪れた長岡観光コンベンション協会の事務局長さんも「平年は60センチぐらいしか雪がないんですけど、今年は特別です」とおっしゃっておられました。
 長岡は昨年のNHK大河ドラマ『天地人』で取り上げられた直江兼続ゆかりの地であり、その影響でかなりの観光客の入り込みがあったそうです。長岡観光コンベンション協会が本格的に動き出したのは2年前だそうです。すぐ近くの新潟市に大きなコンベンションホールがあるなどで、なかなか苦戦されているそうです。
 多くのコンベンション団体が持っている開催補助・助成金制度は今年の4月から設置されるそうですが、今の時点でコンベンション開催時のアトラクションとして、民謡や太鼓詩吟など長岡市内の伝統芸能を利用した場合、その出演料の一部を補助する制度や、貸し切りバスを利用して市内の観光地などを回る企画には、バス代を補助する制度がありました。私はコンベンション開催補助・助成金制度より、市内にお金が回る仕組みにしていることが、とてもいいことだなぁと思いました。
 また来年には、全国初のアリーナと屋根付き広場、市役所が一体となったシティホールが完成するそうです。ちょうど今回泊まったホテルの裏側がシティホールの建設現場で、部屋の窓からも見えました。完成したらぜひ見たいものです。

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 さて、新幹線で移動しまして、今度は熱海です。熱海はとても晴れていて、暑いぐらいでした。寒いところから暑いところへ。身体にはきついです。写真は早咲きのあたみ桜といわれるもので、ちょうど満開でした。
 熱海のコンベンションビューロは歴史が古く、1991年からあります。バブル崩壊以降、当初一人当たり1000円あった補助を段階的に減らし、2000年に廃止したところ、コンベンションの数が急激に減少しました。誘致活動も積極的に行ってこなかったので、今日まで減少傾向に変わりはありません。
 また、役所主導が多いコンベンションビューロですが、熱海は商工会議所が中心となって活動していました。そのためか、専属の職員が1名で、その職員さんと商工会議所の専務理事さんが説明をして下さいました。
 バブル期に宿泊料を上げすぎてしまったため「(値段の)高い熱海」のイメージが払拭できずに苦しんでいます。一緒に行った先輩議員も「和歌山に通じるものがある」とおっしゃっておられました。しかし、決定的に和歌山と違うのは、豊富な湯量の温泉があること。これは人間がどうすることもできません。そんな大きな一手がない状況で、和歌山が観光やコンベンションで残っていくのか、そもそもこの分野を伸ばすことがいいのかどうかも含めて、考えていかなくてはならないと思います。
 こういう2つの全く違う状況の都市を見させていただきました。学ぶところが多かったです。

2010年02月11日

久しぶりの秘書

 今日の夕刻、岸本周平後援会の総会に出席させていただきました。
 市議会議員としての来賓出席ではなく、参議院選挙の候補予定者である島くみこさんの付き人をしました。
 総会の開会前に、島さんに挨拶の時間を与えてくれました。総会後の懇親会では、〆木先生と3人チームで、全部のテーブルを目指してご挨拶に回らせていただきました。
 島さんは信愛の出身ですが、同級生や後輩に当たる方が何人もいらっしゃいました。会場にいらしたできるだけたくさんの方に名刺をお渡しし、ご挨拶できました。
 私は後ろから島さんに名刺を渡し、島さんが受け取った名刺を預かるという、久しぶりに秘書の仕事をしました。中には「あなたも挨拶しときなよ」と言って下さる方もいらして、なかなか秘書時代のようにはうまく立ち回れませんでしたが、でもそう言って下さるのは、本当にありがたかったです。
 これからあちこちで島さんにお会いいただけると思います。よろしくお願いいたします。

2010年02月13日

ハイチ地震のチャリティージャズコンサート

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 ちょっとピントがぼけた写真ですいません。
 今日は夜に、私も少し関わらせていただいてるジャズのコンサートがありました。当初は普通のジャズコンサートというだけだったのですが、ハイチの地震があったので、急遽チャリティーコンサートになりました。
 ジャズは中学生の頃、よく夜にNHKのラジオで聴いていました。聞いたことのない曲が毎日電波に乗ってきて、それを楽しみにしていました。しかし、いつの間にやらプッツリ途切れてしまいました。たぶん、高校受験がきっかけだったと思います。今さらながら、もったいないことをしたなぁと思います。
 今回のコンサートには、ピアノに東京から秋満義孝さんが加わっていらっしゃいました。正直、私はよく存じ上げなかったのですが、ピアノではかなり有名な方なんだそうです。もうちょっと知って、知識持った上で聴いた方が楽しめただろうに、とも思いました。
 本当にいいひと時でした。

2010年02月16日

2月議会が告示されました

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 今日も比較的日程いっぱいの一日でした。
 10時から、県連ホームページの管理を委託している業者さんと打ち合わせ。簡単なようでなかなかややこしい話なんです。
 そして今日は、2月議会の告示の日です。2月議会は2月23日から3月19日までの日程で行われます。今議会では、平成21年度予算の最終補正と22年度の当初予算を審議します。また今回も、いつものように一般質問に立ちます。
 13時からは全員協議会が開かれました。左の写真は自席から撮ったものです。22年度予算や新規事業について大まかに説明がありました。
 詳しくは新聞各紙の和歌山版に掲載されると思いますが、一般会計予算が21年度比3.6%増の約1347億円となりました。特別会計と水道事業の公営会計を併せた総額は2744億3千万円余りで前年比ほぼ同額となりました。
 人口が減ってきているのに、いつまで右肩上がりの予算を続けられるのか。この点は以前からもこの場で指摘してきたことです。前年度を上回る予算は美徳でも何でもありません。身の丈にあった予算にしていかなければ、必ず手が届かなくなります。
 22年度予算で心配なことがあと2点。1つ目は市の収入である歳入に占める自分で工面できるお金である自主財源の割合が50.4%となっていること。経済の悪化が原因でもあるでしょうが、国の財布や借金に依存する体質に戻りつつあるのではないかと少し怖いです。
 もう一つは、扶助費の増加。前年度比3.7%約61億円の増加です。扶助費の多くは生活保護の原資です。それだけ、生活保護をもらわなければ生活できない人が増えているということが分かります。しかし一方で、若いのに働かず受給したり、不正に受給しているという話も聞きます。適正管理をしなければならないのも事実です。

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 14時半からは都市計画審議会に出席しました。これも自席から撮った写真です。
 今回は第二阪和国道に関係する案件が2件と、前回継続審議となっていた和歌山港西防波堤の臨港地区指定についての計3件が審議されました。
 審議の中でおかしな話がありました。それは第二阪和国道につながる市道中平井線の路線についてです。山裾に沿って道路を引くことにしたので、カーブがきつめに設計されています。計画段階で国土交通省や県警本部と調整して、制限速度50キロと決めて線引きがされているのですが、それに対して市議会から出ているある委員がこう言ったのです。
「利用者の安全を考えたら、50キロ以上のスピードでも安全に曲がれるカーブなんですか?50キロ以上でも安全なカーブにしておかないと事故が起こるでしょうが!」
 いやいや先生、それは違います。50キロで走りなさいと決めてあるんですから、50キロでないとあかんのです。違反すること前提に考えてはいけないでしょ。スピード違反で事故起こすのは自己責任です。
 委員の中には県警本部交通部の方もいらっしゃったのに、なんで「それはおかしい」って言ってくれないんですかね。それが水戸黄門の印籠なのに。
 そんな話もありながら、全議案が可決されました。

2010年02月18日

青年会議所の例会がありました

 今日の午前中は陳情要望の処理をしていました。
 午後からはフードアナリストのお仕事です。段々と回数が増えてきました。8月に行うイベントの成功も然ることながら、その前のシステム作りなど、しなくてはいけないことがたくさんです。
 夜にはJC青年会議所の2月度例会がありました。私は今年、例会を運営する例会委員会に所属しています。今年度最初の例会を行いました。
 今回の講師は株式会社サクセス京都代表取締役の岩田博志さんです。「心構えがすべてだ!」という演題でお話して下さいました。
 先日リコールを発表したトヨタや、経営不振にあえいでいた企業トップの言葉を使いながら、心構えや考え方の違いで、仕事のやり方や業績が大きく変わるということを、すごいパワーで教えて下さいました。
 「知ってる・やってる・できてる・分かってると言いながら、知らない・やってない・できてない・分かってない」という岩田講師の言葉が鮮烈でした。
 正直、私があれこれここで書くより、ぜひ一度岩田講師のお話を直に聴いていただけたらと思います。
 最後に、岩田講師からいただいた「ホットドッグを売る男」をご紹介します。


ホットドッグを売る男


 数年前のこと、ある賑やかな通りに住んで、ホットドッグを売って生計を立てている男がいました。彼は難聴だったので、ラジオはありませんでしたし、目も大変悪かったので、新聞や雑誌も読みませんでした。しかし、そんなハンディキャップにもかかわらず、彼のホットドッグはよく売れました。店の看板は、そのホットドッグが、いかに美味しいかをうたっており、その男自身も、街行く人達に、
「旦那、ホットドッグはいかがで?」
 と声をかけました。たくさんの人達が、彼の店に立ち寄ってホットドッグを買って行きました。そのため、毎月毎月、仕入れのパンやソーセージの注文を増やさなければなりませんでした。売上に対応するため、オーブンも大きなものに変えました。

 やがて夏が来て、大学に行っていた息子が夏休みで戻ってきて、店の手伝いをしました。優れた教育を受け、社会の出来事に関心を持っていた息子は父親に言いました。
「父さん、知らなかったのかい。今は、ひどい経済恐慌の真っ只中にあるんだよ」
 そして、息子は、今がどんなに不景気で、ひどい状況かを話して聞かせました。父親は考えました。
「息子は教育もあり、色々なことを知っている。新聞を読み、ラジオも聞いているから、正しいことをよく知っているはずだ。国中で景気が悪いのであれば、ここでも景気が悪いに違いない」
 そこで、男はパンとソーセージの注文を減らしました。看板も下ろしてしまいました。通りに立って声をかけるのもやめました。ほとんど一晩で売上はガタ落ちとなり、とうとう店をたたんでしまいました。男は息子に言いました。
 「お前の言う通りだ。今は大恐慌の真っ只中だと言うのがよく分かったよ」

 この話は、人の気持ちや心構えというものが、いかに日常生活やビジネスに大きな影響を与えているかを示唆しています。1930年代の、あの大恐慌の時代においても、巨万の富を築いた人達が沢山いるのです。またその反対に、繁栄の時代にあっても、事業に失敗したり、その繁栄の波に乗れない人達が沢山いるのも事実なのです。

人生は、あなたが考えた通りに良くもなり、悪くもなるのです。

 3月の青年会議所例会は3月18日(木)19時から、和歌山ビッグ愛大ホールにて、北九州で大躍進するヘアサロンを経営する(有)バグジー代表取締役の久保華図八(くぼ かずや)氏に「利より信~人が幸せになる経営とは~」と題してお話いただきます。事前申し込み不要、入場無料です。奮ってご参加下さい。

2010年02月20日

しまくみ応援団 結成!

 今日のお昼は、人権教育の勉強会に出席しました。大阪市立大学の安竹貴彦先生が「牢番頭家文書を通してみる紀州藩の司法・行政」というテーマでお話されました。
 牢番頭とは、もともと豊臣秀吉の弟である大納言羽柴秀長の時代に、お城の掃除役や牢番役として置かれたものです。江戸幕府下においても、それが様々な権益と共に、他藩と比べて紀州藩内では独特の進化を遂げてきたそうです。
 江戸時代に入ってからは、御城御掃除、牢屋番、町廻り、倒者片付け番、無宿者追放、牢死者片付け、御仕置者死骸片付け、夜廻り、芝居等の際の群衆整理、出火の際の牢屋詰、拷問、科刑、その他の仕事が牢番頭職務だったことが、『城下町警察日記』という史料から分かったそうです。
 よく史料の読み説きを、大学受験予備校の日本史の恩師に教えてもらったのを思い出しました。普通はなかなか何を書いてあるのか分からないものですが、史料を読んでいたら、少し勘が戻ってきて、だいぶ読みやすくなりました。こういうの結構面白いし、楽しいです。
 夜には、島くみこさんの後援会「しまくみ応援団」の初顔合わせと選挙制度の勉強会があり、出席しました。私は請謁ながら、後段の勉強会の講師をさせていただきました。
 まだまだ始まったばっかりで、これからです。ぜひ「しまくみ応援団」に加わって下さい!

2010年02月21日

次に来るのはコレ!

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 今日はちょっと活動報告からは離れて、食べ物のお話です。私はフードアナリストという資格を持っていることを、ここでも何度か書きました。そんな私が、和歌山で次に来る食べ物はこれやろうというのをご紹介します。
 はい、写真のコレです。何だと思いますか?中華そばです。でも、ただの中華そばじゃありません。なんと「焼き中華そば」なんです。初めてでしょ、聞いたことないでしょ。
 和歌山では、普通は「和歌山ラーメン」とは言いません。みんな中華そばと言います。私が「和歌山ラーメン」という言葉を初めて聞いたのは、「和歌山ラーメン」がブームになった東京ででした。
 そんな新しいものが和歌山でできてたんかと思って、食べに行ったら中華そばでした。「これ、中華そばやん」と思って帰ったのを覚えています。今でも頭の中では「和歌山ラーメン」というものはなくて、中華そばなんですけど、県外の人には「和歌山ラーメン」の方が分かりやすいので、使い分けしています。
 さて、「焼き中華そば」の話に戻りますが、普通の中華そばと違うのは、汁がないこと。そしたら、あっさりしすぎてるんちゃうんと思われるでしょうが、そんなことはありません。しっかりとスープの味がついています。そして、くどくない。
 まさに発想の転換の産物です。これがもっと色々な店に広がればいいのにと思います。この「焼き中華そば」が食べられるのは、セルブロックというお店です。たぶんまだここ1軒だけじゃないでしょうか。他でもやってるところをご存知の方は、ぜひ教えて下さい。

2010年02月22日

春の陽気

 今日は朝からとっても暖かい一日でした。となると、そろそろやって来るのが、花粉です。今年の飛散量は例年に比べて少ないそうですが、症状が出ないことはないので、ちょっと憂鬱です。
 午前中は一般質問の調整をしました。と言っても、当初取り上げるつもりの課題が解決してしまい、質問する必要がなくなったので、新たな質問の調整に入りました。
 お昼過ぎからは、総務委員会の正副委員長で打ち合わせをしました。今議会では21年度の最終補正予算と22年度の当初予算を審議しますが、先に最終補正予算をやります。委員会に付託される予定の最終補正予算案の中身を見て、委員会運営について話し合いました。
 もう少し、22年度の施政方針を読んでから寝ます。

2010年02月23日

2月議会が開会

 今日は昨日よりももっと暖かでした。手袋いらず、コートも前を開けて自転車に乗っても、ちょっと暑いぐらいでした。
 さて、今日から2月議会が開会しました。今日は21年度最終補正予算の議案説明が行われました。国の第2次補正予算に伴う歳入歳出の計上や、人件費および事業費の余った端数調整が主なものです。明日はこれらの議案の中身を聞く質疑が行われます。
 そして、一般質問の通告が締め切られました。今回は行財政改革について取り上げます。順番は6番目で、3月4日午後に質問する予定です。今回は先に最終補正の審議があり、代表質問もあるので、比較的時間に余裕があります。
 詳しいことは、ここでお知らせしていきます。

2010年02月24日

19時半過ぎの電話

 今日の市議会は、21年度最終補正予算に対する質疑が行われました。質疑とは具体的な中身を聞くだけで、自分の意見は言えません。
 今日の質疑では、例えば「土地購入費が出てるけど、これは何で買うの?どういう必要性があるの?」とか「国民健康保険の予算が少なくなってるけど、これはどうして?」といったことが聞かれました。
 本会議が終わった後は、福祉関係の方と膝を突き合わせて、じっくり「福祉とはどうあるべきか」というような話をしました。近いうちに「明日はどっちだ!?」で書きたいと思います。
 書類の整理をしたり、県連へ行ったりしてると、あっという間に夕方になってしまいました。参議院選挙の活動で中心的に動いてくれる方と、今後の活動のやり方などについて、意見交換もしました。
 そして、今日は驚きのニュースがありました。19時半過ぎに支援して下さってる方から電話があり、「旅田さんに判決出たで」と教えてくれました。最高裁に対する上告が棄却され、有罪判決が確定しました。これで議員は失職することになります。
 旅田さんは最後まで無実を主張されていました。先程も「最高裁なんてデタラメなもんだ!」という題でブログを更新されています。多くの人が「旅田さんはやった」と思っているでしょう。
 しかし、最近の冤罪事件の結果や、検察などの動きを見てると「ひょっとしたら・・・」なんて考えが、頭の中をよぎったのもまた事実です。

2010年02月25日

待つ理由

 いよいよ本格的な花粉の飛散が始まったようです。ここ数日とても暖かかったので、一気にきました。東京や大阪でも花粉が観測されたようです。
 私はいつもウェザーニュース社の花粉情報をチェックしています。市内に2箇所、一般の家庭とテレビ和歌山に観測装置が置かれていて、毎時ごとに観測データが提供されます。ぜひ参考になさってください。
 今年は例年に比べれば、飛散量が少ないと言われています。しかし、飛ぶことは飛ぶので、人によって多い少ないは関係ないようです。反応がある人は、もうかなり来てるそうです。
 私は昨年から毎日北山村のじゃばら果汁を飲んでいるのですが、今年はぐっと症状が楽になった気がします。鼻水やくしゃみの回数も激減しました。今から飲んでも、薬じゃないので効果はないでしょうが、来年に向けて対策されるなら、今から飲み始めてもいいと思います。
 今日の市議会は、各委員会に分かれて、所管の議案を審査しました。すんなり終わる予定だったのですが、経済文教委員会に付託された議案の中に友ヶ島の整備に関する予算があり、それが不適切ではないかという指摘があって、それを調査するのに時間がかかり、その影響で私の所属する総務委員会も大幅に遅れました。
 それはなぜかというと、総務委員会は財政局を所管していて、市の収入の全てを担当しています。例えば、もし友ヶ島の整備に関する予算が不適切であった場合、支出から消さなくてはなりません。しかし、そのために用意した収入は総務委員会の議案の中にあります。先に総務委員会が議案を採決して、収入の全てを良しとしたのに、経済文教委員会で支出がダメとなったら、矛盾が生じて、総務委員会が決めたことは何だったんだ、ということになります。
 ですから総務委員会は、総務委員会以外の委員会の議案採決が終わるまで待って、自分ところの議案採決に入ります。今回のように他の委員会が遅れたり止まったりすると、自動的に決着がつくまで待つことになります。
 ムダなように見えるかもしれませんが、とても合理的なやり方です。議会は矛盾を認めてはいけないので、こういうやり方をします。
 議会のこういう部分も、ぜひ知ってください。

2010年02月26日

久しぶりのミニ集会

 今日の午前中は役所にいました。一般質問の原稿が全然出来ていません。ダメなときは全然何も出てきません。うー困った。
 お昼はフードアナリストを中心にパワーランチ。そしてそのまま会議に突入です。13時から17時半までの予定でしたが、私は役所で片付けなくてはならないことがあったので、15時半に中座。
 8月にイベント。残り5ヶ月。時間があるようで、案外ないものです。夏が近づくにつれて、色々と立て込んできます。

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 夜には、久しぶりのミニ集会です。
 来て下さった方のうち2名だけが男性と、とても理想的なミニ集会でした。これから審議する予算案から、傾向や市の借金の状況などを掻い摘んでお話させていただきました。
 私のスタイルで、私からお話しする時間は短く、皆さんから受けた質問に対してできるだけお答えするようにしています。人それぞれ視点が違うので、極力たくさんの方に質問していただけるようにしています。
 そうすると、質問が出るわ出るわ。水道料金の話やバス路線の話、浄化槽の話も出てきました。もっと民主党がどうとかって言う話が出てくるのかと思いきや、やっぱり自分達が生活している地域の話が中心でした。
 そういう視点がもっと強くなって、市議会では誰がどんな話をしているのか、注目してくれるようになれば、少しは市議会も変わるのかなぁと思います。

2010年02月27日

常任幹事会やのりちゃん

 今朝は民主党県連の常任幹事会がありました。主に参議院選挙における当面の取り組みなどについて話し合いました。
 続いて、地域政策会議を開きました。ここでは、様々な団体などから持ち込まれた陳情や要望について、話し合います。先月の会議開催以降、先に事務局で処理したものや書面で決裁していただいたものについての報告、前回の会議で継続審査になったものや、新たに持ち込まれたものを審議しました。
 現在は月1回ペースでやっていますが、5月ぐらいになると件数が増えてくるんで、大変になると思います。
 夕方にはぶらくり丁のインターラーケンで行われたお笑い芸人のりちゃんファミリーズのライブに行ってきました。
 私にしたら、どちらかというと友人のりちゃんで、お笑い芸人の姿としてちゃんと見たのは、これが初めてです。
 和大の学生でお笑いをやってるコンビやピンでやってるアキバ風の人など、5組が出ていました。物を使った大喜利やのりちゃん風桃太郎の寸劇など、楽しませていただきました。
 のりちゃんのブログもありますので、ぜひご覧下さい。

2010年02月28日

森久美子さん、おめでとうございます!

 今日は津波警報で騒々しい一日となりました。テレビではどこのチャンネルも、右下に警報の地図が出ていました。防災無線でも警報が出ていることを知らせています。結果的に大きな被害が出ていないようですが、まだ警報が解除されていないので、要注意です。
 朝には自治会の役員会がありました。まもなく新年度で、総会の準備などを話し合いました。

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 午後からはフラメンコの普及活動などで功績を認められ、和歌山県文化奨励賞を受賞された森久美子さんの受賞祝賀会にお邪魔しました。
 森さんはフラメンコの修行のため、子連れでスペインへ渡るなど、特異の行動力をお持ちで、帰国後はフラメンコ講師などをされていらっしゃいました。
 スペイン発祥のフラメンコに和の要素を組み合わせて「オリエンタルフラメンコ」を確立させ、日本からスペインを始めとする海外に発信するなどの功績が認められ、今回の受賞につながったそうです。
 特に和歌山を大切に思われ、道成寺に伝わる「安珍・清姫伝説」をフラメンコに仕立てた『ドラマティコフラメンコ~炎の道成寺~清姫伝説~』も有名です。

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 祝賀会発起人のお一人が「フラメンコを踊るための最大の弱点は日本人であることだ。でもそれを見事に克服された」とおっしゃっておられましたが、まさにその通りだと思いました。
 本格的なフラメンコを生で拝見したのは初めてで、打ち寄せるパワーを感じましたし、踊っているときの皆さんの笑顔が、踊ることの喜びや楽しさを物語っているように思いました。
 本当にとてもいいひと時を過ごせましたし、新たな文化に触れることができました。ありがとうございました。そして、おめでとうございます。

2010年03月01日

大げさだったのか?

 今日の市議会は、午前中に21年度最終補正予算の、委員会における審査の報告がありました。総務委員会は私が報告させていただきました。その後、討論と採決があり、平成21年度最終補正予算は可決・成立しました。
 午後は、22年度の予算について議案説明が行われました。一般会計予算と特別会計予算について、歳入歳出の説明がありました。
 明日は各会派の代表による代表質問が行われ、あさってから一般質問に入ります。

 さて、チリの大地震による津波で、日本の沿岸部や島嶼に、大津波警報から津波注意報までが発令されました。これに関して、一部から観測を誤ったのではないか、大げさ過ぎたのではないかという批判が出ています。
 確かに、警報発令によって影響が出ました。しかし、津波が来てからでは遅いわけですし、結果としてそんなに高さがなかっただけで、それを批判するのは余りに酷です。自然が相手なのですから、何が起こるか分からないと思うと、批判は当たらないと思います。

2010年03月02日

代表質問が行われました

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 現在開かれている2月定例議会(もう3月に入っているのですが、始まったのが2月なので、こう言います)では、4月から始まる新年度の予算が審議されます。具体的な審議が行われる前に市長から、どういう方針や考え方で予算を組んだかが示される施政方針演説が行われます。
 施政方針演説と具体的な予算の中身の説明は昨日行われましたが、今日の議会では、施政方針を受けて、演説の中では触れられなかったことやもっと知りたい考え方などについて、各会派の代表が質問する代表質問が行われました。
 各議会によってまちまちですが、和歌山市議会では代表質問は2月定例議会でしか行われません。そして代表質問にはテレ和歌のカメラが入り、その模様が番組で放送されます。先程22時から放送されていましたが、ご覧になっていただけたでしょうか?
 代表質問は一般質問と異なり、1回だけ質問をして、それに市当局が答えて終わりです。ですから、1回目で聞き足りなかったから次で、というわけに行きません。それはそれで難しさがあります。
 我が民主クラブからは寒川幹事長が代表質問に立ちました。施政方針についてやスカイタウンつつじヶ丘の活用についてなどを質問しました。
 あさっては私の一般質問です。今回は行財政改革について質します。

2010年03月03日

今日から一般質問

 市議会では、今日から一般質問が始まり、3人の議員が登壇しました。
 私の一般質問の原稿もどうにかこうにか出来ましたが、読んでたらたぶんまた手を入れると思います。
 家にあるはずの資料がなくて、一体どこへ行ってしまったのか。探しても探しても、あるはずの場所にないので、捜索範囲を広げます。

2010年03月04日

2010年2月議会の一般質問全文

 今日の質問の議事録を記します。なお、これは原稿ベースで、速報版です。実際の議事録は若干異なることをお含み置きください。正規は後に発行される議事録に拠ります。

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《質問》

 民主クラブの山本忠相です。今回は行財政改革についてお伺いします。
 さて、少子高齢化と言われて久しい今日ですが、研究者の層では人口減少社会に突入したと見る向きもあるようです。
 市報わかやまには、毎月市の人口が掲載されています。3月号には2月1日現在の人口が掲載されていましたが369,889人、2009年4月以来の37万人割れとなってしまいました。
 人口の減少は財源の縮小をもたらします。これから審議をする平成22年度予算においても、一般会計で1347億円余りと前年度比3.6%の微増となっています。しかし、不況による企業業績の悪化や失業などで家計における収入が減り、結果として税収減から自主財源の割合がギリギリ5割の50.4%になる見通しです。
 市債残高も増加しつつあり、財源も大変厳しくなっているのは周知の通りです。そんな中でも多くの事業を行っておられますが、しかし、やりたいことを何でもかんでもできるような状態にはないと思います。優先順位をつけて、今何をすべきかを選択していかなければなりません。
 そこで、各事業を、効果がどれだけ出ているのか評価する必要が出てくるのですが、現在市においては各事業をどのように評価しているか。この点をお伺いして、第1問といたします。

《笠野総務局長 答弁》

 本市では、平成14年度より、事務事業の見直し、改善を進めるため、行政評価制度を導入しています。これは、各事業の執行にあたり改善を意識し、事業を効果的・効率的に進めるためのものです。
 また、平成21年度からは、長期総合計画を着実に推進するため、これまでの事務事業を中心としたものから、一段高い視点での施策を中心とした評価に移行した、新たな行政評価制度に取り組んでいるところです。
 新たな行政評価は、各担当課において、市民サービスの向上と事務の効率化を念頭に、自らの事業を見つめ直し、改善等へつなげるために事務事業の評価を行ったものを、施策ごとに部長が中心となって評価し、さらに外部識者や公募の市民からなる行政評価委員会による外部評価の3段階の評価を行い、それぞれの結果に基づいて業務の見直し、改善を行うものです。
 特に、部長による施策評価は、長期総合計画を効果的に進める視点から、施策に属する事務事業のうち、重点的に取り組むべきものを区分付けするなど、予算配分の参考になるものとしております。
 一方で、サマーレビューによる事業の見直しを行っているほか、限られた財源を基に、施策を着実に進められるよう、各局が主体性を持って、効果的な予算を組み立てて要求を行うこととしました。
 このように本市では、財政状況が厳しさを増す中においても、行政評価を用いて、常に見直しを行い、効果的な財源配分・事業執行に努めているところです。

《再質問》

 それぞれお答えをいただきましたので、第2問に入らせていただきます。
 平成14年度から行政評価制度を導入し、今年度からは長期総合計画を推進するのに併せて、さらに評価制度を進化させたというお答えでした。行政評価委員会も設置して、外部審査もされているともお答えいただきました。
 しかし、全体として内向きの感じが否めません。行政評価委員は全部で7名いらっしゃいますが、公募で選ばれているのは2名であり、残り5名は市から依頼をしてお願いしている方です。市からお願いした方なので、耳に痛いことを言わないとは思っていませんが、委員からどんな質問があり、当局はどう答えたのか。どういう議論があって導き出された結果なのかが、見えてこないのが現状です。それはなぜかといえば、非公開で行なわれているからです。
 そこで、今回私は、いわゆる「事業仕分け」をやってみませんか、と提案したいのです。
 事業仕分けと聞くと、ある女性議員が官僚に向かって捲くし立てているというイメージがありますが、国の場合と自治体の場合で、やり方が若干異なります。また、元々の提唱者である構想日本というシンクタンクのやり方があります。ですので、テレビで流れた国の事業仕分けのイメージを一度捨てていただいて、事業仕分けとは何ぞやということをご説明させていただきたいと思います。
 まず現在ある事業について、そもそも必要なのかどうかを判別します。不要か必要かは、この事業がなくなっても問題はないのか、そして目的達成のための手段になっているかどうかを判別します。
 この中で必要と認められたものについては、今度「誰がやるべきなのか」を判別します。行政がやるべきなのか、民間がやるべきかを判別します。税金を使ってまで実施する必要のある事業なのかどうか、また行政と民間の両方が行っても、一律のサービスを提供する必要があるのかどうかを判別します。
 その次に実施主体として国と自治体のどちらがやるかを決めます。自治体に仕分けられたものは、都道府県と市町村のどちらで行うかを決めます。市町村でできないことなのかどうか、サービスの範囲はどの規模がもっとも効果的効率的なのかということも、そこで判別します。
 そして、例えば和歌山市でやるべきだとなった事業の場合には、引き続き今のやり方でいいのか、事業規模はこれ以上大きくしない方がいいのか、もっと大きくすべきなのかということも、最後の段階で判断することになります。
 また、事業仕分けは5つのルールがあります。1つ目は外部の目で見分けるということ。2つ目に公開の場で議論をするということが必要になります。3つ目に、現在の制度がどうかということは一旦脇に置き、事業の必要性や実施主体が合っているかということを「そもそも論」から考えてみること。4つ目に、事業の名前ではなく、具体的な事業内容で考えること。例えば、中小企業支援とか青少年育成とかということ自体を否定する人はいないのですが、実際に何をしているかを聞けば、評価は分かれると思います。そして、事業仕分けはコンサル業務ではありません。
 この5つのルールで事業仕分けは動きます。こういうやり方で事業仕分けは行なわれるのです。
 私は昨年7月に神奈川県藤沢市で行われた事業仕分けを傍聴しましたが、3つの部屋で分かれて仕分けされたにもかかわらず、どの部屋も傍聴席はいっぱいで立ち見が出ていました。それだけ市民の関心は高いのです。
 また先進的に実施している滋賀県高島市は、2005年に1回目を実施、この時は構想日本のチームが全てを行ったそうです。翌2006年はコーディネーターのみ構想日本から派遣し、仕分け人は全て市民で。明くる2007年以降は全て市民が行い、行財政改革と市民参画の両面を両立させたそうです。今では事業仕分けが市民に定着し、市民は行政に対して受身から能動的に変化したそうです。
 私は、これまでの市で行われている行政評価がダメだと言っているわけではありません。今までのやり方をもっと進化させて、市民にも公開された場で、前例踏襲主義に囚われず、ゼロベースから見直してみるのが良いのではないかと思うのですが、いかがでしょうか。見解をお伺いします。
 公開の場でやることにどんな意味があるのか。それはたくさんある市の事業について、その中身を理解してもらうこと。また、本市においては、都市計画税や下水道使用料の値上げなどがあり、かなりの負担が市民にあります。一方で長期の経済不況により家計は苦しくなるばかり。そんな時、市民から聞こえてくるのは「公務員は仕事をしない、その割に高い給料をもらっている」という声です。実際は、そうではないということは分かっているのですが、そういうイメージが先行している。
 そこで公開の場でやれば、決して職員は遊んでいるわけでもないし、必要なことをちゃんと仕分けてやっているということを市民に示せるのではないでしょうか。同時に公開の場で、事業毎の達成率を示しながら事業を評価することが必要ではないかと思います。そのことで「役所はここまでやってくれているんだ」ということが市民に伝わる。それが職員の達成感につながり、士気も上がる。ひいてはこれが職員と市民の信頼関係を築くきっかけになると思うのです。
 職員と市民の信頼関係を築くという点でもう一つ。和歌山市は「気くばり市役所」を掲げられています。しかし、本当に「気くばり市役所」になりきれているかという点です。
 例えば、税や国保保険料、上下水道料金などの滞納者に対して、払ってもらうことだけに注力していないか、ということです。
 先日、総務委員会の視察で盛岡市を訪れました。税滞納対策という名目で参りましたが、そこには税滞納対策をはるかに超えるものがありました。
「多重債務問題に強いまち 盛岡」を掲げて、市が消費生活センターやNPOいわて生活者サポートセンターと協働し、「盛岡市ほほえみと太陽のプロジェクト」を実施しています。
 このプロジェクトの中には、多重債務者包括支援プログラムと、くらしとお金の安心支援事業があります。簡単にまとめますと、税や保険料、給食費などを滞納する人には滞納する理由がある。まずその原因を突き止め、それが借金ならば法律家と共に債務整理を行う。借金はないが失業やDV、病気などが原因の生活困窮者もいる。
 そんな生活が不安定な市民に対して、一元化された相談窓口を設けています。市民にとって相談窓口が分かりやすいだけでなく、たらいまわしを解消し、公益扶助制度やセーフティーネット貸付の手続きが一箇所でできます。そして、市民の相談に乗るだけでなく、生活再建ができるまで寄り添い、解決への道筋をつけるというシステムがありました。
 本市ではそこまで市民に寄り添えているでしょうか。それぞれの窓口での親切な指導体制が構築されているでしょうか。生活保護の窓口でも、生活建て直しのための相談が行き届いているでしょうか。福祉関係では、○か×かの判断だけでなく、ダメでもこういう方法もありますよというアドバイスができないでしょうか。
 そんな窓口体制が職員と市民との信頼関係を築くきっかけになると思います。この点について、どのようにお考えか、お伺いして、第2問といたします。

《大橋市長 答弁》

 本市の行政評価は、各部局において全ての事務事業について自ら評価を行い、見直し、改善を行うとともに、外部の視点からチェックするため、行政評価委員会による外部評価を行っています。議論の場を公開していないこと、多数決ではなく委員の総意により判定を行い、参考として様々な意見を添えているところなど、違いはありますが「事業仕分け」と同様の取組を行っています。
 この行政評価委員会は、和歌山市をよく知る企業経営経験者、学識経験者や公募の委員で構成され、地域の実情を十分に踏まえた上で、事業の「必要性」や「実施主体の再検討」、「経費の節減」等に関しての厳しいご意見をいただいています。
 例えば、「青年の家」や「発明館」などの廃止、「共同調理場」などの業務委託の推進、また、「養護老人ホーム白菊寮」や「かつらぎ園」の民営化による、実施主体の見直し等、いただいた意見をもとに、大規模な見直しも行い、十分な効果が出ているところです。
 併せて、その意見等については、毎年、行政評価報告書及び意見書として市のホームページなどで公開しているところです。
 同時に、サマーレビューにおきましても、事業の必要性や実施主体、経費節減等について、厳しい議論を重ねた結果、「外国出張旅費支度料」「社会福祉会館の貸館業務」の廃止や「SOHO事業」の見直し等の成果を上げています。
 議員ご提案の「事業仕分け」は、大きな利点もありますが、断片的に判断されがちであるなど、様々な問題点も考えられることから、今後、他都市の実施状況等も見極め、導入の可否について判断したいと考えています。
 今後も将来の和歌山市像を見据えた改革ができるよう、行政評価制度の更なる充実を図り、予算編成や行財政改革とも連携し、財源、資産、人員の行政資源の適正配分を行い、効果的で効率的な行政運営に努めていきたいと考えています。
 本市では、市民の方々が様々な用件や相談にお越しになった際に、その場で分かるようなものはでき得る限りお答えし、アドバイスをするようにしています。
また、以前に比べまして、市民から「窓口の対応が良かった。」「電話での対応が分かりやすかった。」等のお褒めの言葉も増えています。
 しかし、相談内容等が専門的且つ多岐にわたることもあるため、相談内容によっては、適切に回答できる部署にご案内するようにし、また、迷われているようなときには、積極的に声を掛け、内容をお聞きした上で、関係する部署まで案内をするとともに、概略の引継ぎを行うなどの対応をしているところです。
 この年度末から年度当初にかけても、「春の引越しこども窓口」の開設や、新年度より、こどもに関する相談支援について、福祉、教育の垣根を越え、より密度の高い対応が行える体制を構築し、また、生活保護課を生活支援課に改編し、就労、健康管理等、自立に向けた支援の強化を図ることとしています。
 これからも市民の声に耳を傾け、市民に分かりやすい、また、利用しやすい窓口体制と気配り市役所の実現を目指して、さらに市民との信頼関係の構築に取り組んでまいります。

《再々質問》

 それぞれお答えいただきましたので、第3問に入らせていただきます。
 事業仕分けの実施を提案させていただいたのですが、「今後他都市の事業仕分けの状況等を研究してまいりたい」とのお答えでした。「今年度中に実施します」とサクッとお答えいただけるのかと期待していました。「事業仕分けはすでにやっているところもあるので、わが市では同様の効果があるサマーレビューを公開します」と言っていただければ、1日に市長が施政方針で謳われた「信頼される市政運営をひたむきに推進」するための一助になるのではないかと思ったのですが、温度差があるようです。
 窓口対応については、色々とご努力をいただいているようです。しかし、窓口で怒鳴り散らしている人を見かけるのも、また事実です。中には理不尽な内容をおっしゃっている方もいますが、当たり前のことをおっしゃる方もいて、私も見かけたときには何をおっしゃっているのか、耳を傾けています。
 新年度から組織改編で生活保護課が自立支援を含めた課に変わるとお答えをいただきました。様々なことが絡み合った事案が、いくつも持ち込まれると思います。盛岡市のように、決してあきらめず見捨てることなく、市民に寄り添えるかが鍵になると思います。信頼される市政のために、ご尽力いただけるようお願いして、私の一般質問を終わります。

2010年03月05日

花粉がつらかった今日

 今日の市議会は、一般質問の3日目です。今日も3人の議員が登壇しました。
 昨日の私の一般質問の際、初めてパネルを使って質問をさせていただきましたが、どうも後ろの席の議員まで見えなかったようです。
 初めてだったので、気づかなかったこともあり、今後パネルを使う際に後ろまで見えるか、気をつけたいと思います。
 今日は、質問が終わって気が抜けたわけではないのですが、花粉症の反応がとてもきつく、つらい1日でした。今シーズンで一番花粉が飛んだ日だったようです。私がいつもチェックしているウェーザーニュース社の花粉情報によると、かなりの数値でした。
 今年は例年に比べて、飛散量が少ないので、楽な日が多かったのですが、今日は本当にしんどかったです。

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 昨日の一般質問の内容をわかやま新報が一面に掲載してくれました。
 質問の中でも述べましたが、他都市でもかなり浸透していて、事業仕分けのやり方自体も改善されています。また、それぞれの都市にあったやり方を導入しているところもあります。事業仕分けについて、今更研究するほどのものでもないと思います。
 市長は、行政評価委員会で十分効果が出ているから、必要ないという考えのようですが、最大の欠点は市民に公開された場で議論がされていないことで、市民の納めた税金がどのような事業でどう使われたか、市民自身がこれを知る権利をどう満たすか考えていただきたいと思います。
 夕方からはよさこいの事務局で、当日スタッフを募集するためのチラシについて、打ち合わせしました。祭りも本格的な準備に入ります。

2010年03月06日

みんなの学校 開校!

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 今日、ぶらくり丁の中にまちなか交流スペース「みんなの学校」がオープンしました。今後ここを中心に、和歌山大学の学生さんや高校生が、まちづくりの活動や商業教育を実践する場所として活用されます。
 11時から行われた開校セレモニーには、大橋市長や市議会議長をはじめ、たくさんの方が来られて、立ち見盛況でした。
 その後は読売テレビの川田裕美アナウンサーによるトークショーがありました。川田アナは和歌山大学の卒業で、在学中にまちづくりの活動に参加していたことから、今回ゲストとして招かれたそうです。続いてのゴスペルライブまで居て、失礼をしました。
 今後、生涯学習などの学びの場として、地域活動の交流の場として、様々な情報の交流点として、地域おこし産品の販売の場として、イベントの会場として、地域活動を披露する展示の場として利用されます。皆さんもぜひご活用下さい。

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 その後は、数軒隣のおどるんや事務局へ。ちょうどお昼時で、よさこいを踊るチームの代表者が2人来られていました。
 色々とお話していると、事務局の女性が写真のクッキーをくれました。これは毎年「おどるんや」に出て下さっているチーム「乱痴気」の池田さんが手作りで作ってくれたものです。箱に何十個と入っていたのですが、全部少しずつ表情が違いました。そりゃ何しろ、全部手作りですから、かなり大変やったろうと思います。
 池田さん、おいしくいただきました。ありがとうございました。
 今日の2つのようなことが、また新たな人のつながりを作り出して、何かを生み出すんだろうなぁと思いました。

2010年03月07日

33回目のつな文

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 今朝は、第33回の「障害児者家族のつながりを広める文化祭」が行なわれ、出かけてきました。毎年お声を掛けて下さり、欠けることなく行かせていただいています。
 受付をしてくれたのが、我が母校である近大和歌山高校の剣道部の生徒で、後輩の活躍する姿を見て、とてもうれしく思いました。
 開会式では名前をご紹介頂き、式の後は会場内の作品を見て回りました。写真は和歌山盲学校の生徒さんが共同制作した貼り絵です。本当にきれいです。どういう風に作られたのか、今度教えていただこうと思います。
 写真の作品以外にも、多くの特別支援学校や学級から、たくさんの作品が展示されていました。生徒さん達は、毎年この文化祭での出品を目指して、作品作りに取り組まれているそうです。
 考えてみれば、今年で33回目。私が生まれた時より2年も早く始まっています。長きにわたって続けられてきたのは、学校の先生をはじめ関係者の皆さんのご努力の賜物だと思います。
 来年もまた、新しい作品に出会えるのを楽しみにしています。

2010年03月09日

昨日と今日の市議会

 昨日の市議会は一般質問の最終日。最後の一人が質問を行いました。
 今日の市議会は、提出されている議案に対する質疑が行われました。
 質疑とは、質問者の意見などを含めずに、ただ単純に予算や事業の中身、積算の根拠、対象者などを聞くことです。その答弁を踏まえて、各委員会での審査の際の土台にします。
 質疑に対する市当局の答弁の後、各担当の委員会に議案が割り振られました。明日から委員会での審査になります。

2010年03月10日

しまくみさん、教育を熱く語る

 市議会は今日から委員会審査に入りました。初日の今日は議会・選挙管理委員会・監査委員会・人事委員会の各事務局四局と出納室、財政局が審査の対象です。
 四局と出納室からは、該当の支出について説明がありました。
 財政局は説明が45分ありました。というのも、市の収入である歳入は全て財政局の担当なので、どういう項目でいくら入ってくるのかを全部説明することになり、時間がかかります。財政局に係る支出の説明、新たに制定する「和歌山市債権管理条例」の説明がなされました。
 「和歌山市債権管理条例」についての資料はデータベースに置いておきますので、ご覧下さい。

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 夜には「食とみどり、水を守る和歌山労農市民会議」の総会に参加させていただきました。
 昨年の秋にはマリ共和国へ送る支援米の刈り取り作業をお手伝いさせていただきました。120キロのお米が採れてマリへ送られたことが報告されました。
 総会後の懇親会には島くみこさんも駆けつけて、ご挨拶されました。子ども劇場の運営に長く携われていた経験から、教育について熱く語っていらっしゃいました。私も隣で聞かせていただいて、勉強になりました。

2010年03月11日

委員会審査2日目

 2日目の委員会は市長公室の審査を行ないました。
 冒頭は予算の審議、その後は危機管理部から、先日のチリ中部地震による津波の対応と、地域安全サポート事業について報告がありました。
 津波は大きな被害がなく安堵したものの、避難について課題が見つかったのも事実です。マスコミでも報じられていますが、避難勧告や避難指示が出ているにもかかわらず、各自の判断で避難しなかったために、避難率が低かったということが明らかになっています。
 先日も書きましたが、津波警報の出し方について色々と批判もあるようですが、あくまでも今回の場合は結果論であって、津波が押し寄せる途中で高波になったら、広報が間に合わないこともあります。そういう点では、やはり行政の指示に従っていただくのが一番賢明だと思います。
 防災に熱心に取り組まれている自治会もあります。できるだけ意識を引き上げるようにしていかなければと思います。
 また、地域安全サポート事業については、青色パトロールカーの活動報告です。警察と消防のOB2人に従事していただいています。目に見えて効果が出てるとの報告がありました。
 共にデータベースに資料を置いておきますので、ご覧下さい。

2010年03月12日

総務局の委員会審査

 今日の総務委員会では、総務局の審査を行ないました。
 総務局には人事など役所を動かしていくのに必要な庶務事務や、事務処理を行なうためのシステムを管理したり、市内の交通政策を立案したりする部署などが入っています。
 今回は職員定数を定める条例の改正案が出されています。また4月からの組織改正について、説明がありました。
 今日の委員会では市内の交通体系、特にバス路線や貴志川線の維持について、かなり深い議論がなされました。
 高齢化で足がバスなどの公共交通しかない人がいる一方、採算面から路線の縮小や廃止などがあり、これをどう両立していくかが、かなり難しい課題です。以前にそのような課題を考える勉強会にも参加させていただきましたが、私自身、考えが浅く、まだ何らの手ごたえも得ていない状況です。
 高齢者には免許を返納してもらいたいとお願いしている一方で、その代わりの足を用意できていない現状では、生活を圧迫するだけになってしまいます。そのようなことを重点的に考える場を作らなければならないと、改めて思いました。
 委員会で配られた職員定数条例の改正に関する資料と、4月からの組織改正についての資料をデータベースに置いておきますので、ご覧下さい。

2010年03月18日

卒業おめでとう!

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 今朝は砂山小学校の卒業式に参列させていただきました。
 過去2年間は、議会日程と重なっていたので出席できませんでしたが、今年はちょうど議会最終日前日の調整日だったので、出席できました。
 辻校長先生が児童一人ずつ卒業証書を手渡しましたが、その時に子供達の夢を言って、激励の言葉を添えられました。一人ひとり将来の夢を持ち、そこに向かって歩いているようです。式のしおりに卒業生の名簿があり、途中からそれぞれの夢を書き留めました。そういう趣向だと知ってれば、1番目の児童から書き留めていたのですが、気づくのが遅かったです。
 最後に別れの言葉を、卒業生と在校生が、歌を交えながら交換しました。在校生は送る言葉を述べ、卒業生は一人1フレーズずつ応えました。その様子を見ていて、私が小学校を卒業するときの答辞の言葉を思い出しました。私は終わりから2つ目の「自覚と責任を持ち」というフレーズを言わさせてもらいました。
 送る側、送られる側。両方の姿を来賓席から第三者的に見ているつもりだったのですが、子供たちが歌っている歌を思い出して口ずさんだりしているうちに、すっかり感情が入り込んでしまいました。自分の子供が卒業するわけではないのに・・・。ダメですね。
 子供たちが体育館から退場するのを見送って、私も学校を後にしました。
 市役所に入って、すぐさまクラブ総会です。明日の議会最終日、それぞれの議案に対する賛否を確認し、意見があれば述べました。
 夜はJC青年会議所の例会でした。北九州で大躍進するヘアサロンを経営する(有)バグジー代表取締役の久保華図八(くぼ かずや)さんが講師としてお話して下さいました。本当に分かりやすく、楽しかったです。

2010年03月19日

2月議会が閉会しました

 今日は2月議会の最終日でした。
 朝一、委員会審議の報告を委員会メンバーで読み合わせしました。委員会としての報告内容を全員でチェックし確認して、本会議で委員長が委員会としての審議結果を報告します。
 読み合わせが終わった後、しばらくして、今度は森林環境保全促進議員連盟の役員会があり、来年度の活動について話し合いました。
 元々、この議員連盟が市議会の中にできたのは「市民一人1本、市全体で40万本の植樹を」という理念からです。結成以後、なかなか理念通りには進んでこなかったのですが、一方で「紀ノ川の上流に川の恵みの感謝を」ということで、奈良県川上村に和歌山市民の森を作って、山の斜面の土留め事業などをしてきました。
 市民一人につき1本の植樹を行うことは、昨今の住宅事業が変わり、庭のない家が多くなってきていることなどから困難ですが、しかし市民の目に触れるところでの植樹を進めようということで計画しています。具体的に話が煮詰まってきたら、ここでもお知らせしたいと思います。
 本会議では、議案の採決を行いました。今議会の目新しいことは、議員定数問題特別委員会が設置されることになりました。これから1年かけて議論していくことになります。
 世の中の風潮は「議員の数を減らせ」という意見が多勢です。しかし、少なければいいのかといえば、そうではないと思います。地方自治法上、52人の議員を置ける和歌山市の現状は40人。40人が多いのか、少ないのか、適正なのか。削減ありきではなく、考えていかなければならないと思います。
 夜は「しまくみ応援団」の会議があり、先程まで参加していました。

2010年03月20日

カラオケで元気

 お昼過ぎに、老人会でやっているカラオケ教室へお邪魔しました。
 30名近くの方が練習にいらしてました。次から次へと選曲して、機械に入れていきます。
 実は、カラオケはたくさんの元気になる要素が含まれているそうです。まずは、仲間ができるので、寂しくならない。子供が独立し、連れ合いに先立たれ、一人暮らしの高齢者が増えています。カラオケへ行くことで、誰かと話すことができます。安否確認にもなります。
 次に、身体の機能を維持できる。家でじっとしてるのではなく、カラオケの会場へ出掛ける。会場ではモニターのところへ行くなどの動作が発生します。身体を動かして、筋肉を動かすことは大事です。
 そして、脳を使います。音程やリズムを合わせたり、歌詞を覚えたりします。外部からの刺激に反応することが大事だそうです。時には、他の人よりうまく歌いたいと思うこともあります。そんな感情が人間としての機能を維持する原動力になるそうです。
 人間、頭も身体も使わなければ、段々退化していきます。これを医学用語で「廃用性委縮」と言うそうです。「廃用性委縮」で一番有名なのが認知症です。脳を使わないことで起きる「廃用性委縮」は認知症で、認知症の約90%がアルツハイマー型認知症です。つまり、脳を使えば9割の認知症は防げるわけです。
 気軽にもっと楽しくカラオケができるようになれば、高齢者の健康維持に役立ちますね。
 私も挨拶をさせていただいた後、一曲歌わせていただきました。

2010年03月21日

朋あり遠方より来る、また楽しからずや

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 3連休中日の今日も暖かい一日でした。
 午後一にフードアナリストの打ち合わせがあったので、バスで和駅まで行きました。が、ものすごい黄砂で、真砂町のバス停から見た和歌山城がどんより霞んでいました。この距離でこんなに霞むのかと驚き、写真に収めました。
 各駅停車で湯浅へ向かいましたが、途中沿線のどこも霧がかかったようにどんよりしていました。
 13時から15時半まで打ち合わせをして、今度は大阪へ向かいました。予備校時代の同期生が仕事で大阪に来ていて、久しぶりに会いました。
 現在は東京にいますが、職場の人事異動で4月から札幌へ行くことが決まり、めったに会えなくなるからということで、時間を合わせました。
 夕飯を食べたのは天六にある「鮨処小町」というお店で、私の同級生がご主人と一緒に切り盛りしています。
 カウンターに座って、お互いの仕事のことや、私が東京を離れてからの話などを語らいました。久しぶりに同級生夫婦にも会えましたし、いいひと時を過ごせました。

2010年03月25日

菜種梅雨 花曇り

 今日一日は紀ノ川大堰建設に関する議員連盟の要望活動を行いました。
 紀ノ川大堰の建設に関する一連の事業は、今年度が最終年度になっています。しかし、新六ヶ井堰の撤去が終わっておらず、工事が完了していません。そこで、できるだけ早く計画通りに工事を完了してもらうように、要望活動をしました。
 10時からは国土交通省和歌山河川国道事務所へ行き、所長さんや担当者と会い、できるだけ早い事業の完了をお願いし、現在までの進捗状況について説明を受けました。
 10時半過ぎに県庁へ行き、企画部長さんや担当課長さんなどと意見交換をしました。県は、県民の立場に立って、必要な支援はしていくと言ってくれました。
 昼食を挟んで、今度は大阪にある国土交通省近畿地方整備局へ行きました。河川の担当者が対応して下さり、和歌山河川国道事務所でのお話や、県での意見交換の内容をお話し、整備局からも本省に話を上げてくれるよう、要望しました。
 移動の途中、先輩議員が「菜種梅雨の花曇りやな」とおっしゃっておられました。今日まで3日間、冷たい雨が降り続きました。春の菜種が咲く頃の雨です。菜種梅雨という言葉を知らなかったので、日本らしい趣のある言葉を教えていただきました。

2010年03月26日

歌の効能

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 今日は午後から、市内の老人施設での生バンド演奏があり、行ってきました。
 施設の中では娯楽がないわけではないですが、生バンドの演奏を聴くことは少ないと思うので、入所者の皆さんにはいい刺激になったのではないかと思います。
 ただ、年齢層に合わせた曲だったので、私が知らない曲ばかりでした。『東京キッド』『港町十三番地』『鈴懸の径』『森の小径』『星の流れに』などなど。初耳の曲ばかりでした。
 入所者の皆さんも歌ってらっしゃいましたが、ご近所の歌のクラブに入ってらっしゃる方々も来られて、一緒に歌いました。どうしても地域で孤立しがちな施設の入所者の方と、一緒に歌を歌うことで、また新たなつながりが生まれるのではないかと思います。
 最後は『青い山脈』を、私も前に出させていただいて、みんなで一緒に歌いました。前から見てて、皆さん生き生きと歌っておられました。
 歌は人の心を和ませる効果があるのを実感しました。

2010年03月27日

ルーキー登場

 今朝は民主党県連の常任幹事会がありました。先日の橋本市議会議員再選挙で当選された松本健一議員が初登場し、当選の報告と決意表明をされました。
 国政報告や県政報告、各市議会の報告をし、先月の常任幹事会以降の動きについて、事務局から報告があり、続いて主に参議院選挙についての協議を行いました。
 夕方には、和歌山1区での参議院選挙対策会議が開かれ、出席しました。
 その後、青年会議所の卒業生の追い出しに参加しました。ぶらくり丁の元帝国座の跡にあるPREGOというクラブで行われました。会場いっぱいの人で、とてもにぎやかに行われました。

2010年03月29日

本日は東京で会議です

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 今日は東京で民主党地方自治体議員フォーラムの全国世話人会があり、出席しました。各県に1人ずつ世話人がおり、和歌山県では私が世話人をさせていただいています。
 今回、全国の世話人が集まったのは、毎年1回行っている地方自治体議員フォーラムの総会・全国研修会を、今年も5月の連休の終わりに行うのですが、その研修会での講義の内容などを何にするか決めるために召集されました。
 会の冒頭には、党本部の地方組織を担当する細野豪志組織委員長から挨拶がありました。その後、具体的な中身の議論になりました。
 事前のアンケート回答などを踏まえて、鳩山内閣が掲げる「新しい公共」の話や、地域主権改革について、またローカルマニフェストについてなど、主題が決まりました。
 全体会が終わった後、近畿ブロック2府4県の世話人が集まって、近畿ブロックでの研修会について話し合いました。9月上旬に大阪で研修会を行うことを決めました。

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 世話人会が終わった後、少し墨田区まで足を伸ばしました。今朝のニュースで、東京スカイツリーが東京タワーの高さを10時頃に超えると報じていたので、見ていこうと思ったのです。
 永田町から地下鉄半蔵門線に乗って押上駅へ。7.8分歩いて、テレビで言っていた見所の十間橋へ行きました。橋の上には、私と同じようにスカイタワーを見る人が15人ぐらいいました。まだこの倍の高さになるのですから、ビックリです。

2010年03月30日

帰ってきました。

 東京から帰ってきました。そのままに市役所と県連に寄り、いくつかの雑用を片付けました。
 夕方には、しまくみ事務所に必要な備品を見に行きました。まもなく城は築かれます。
 夜には島くみこさんと一緒に、ある労働組合の執行委員会へご挨拶に伺いました。島さんから一方的にお話しするだけかと思いましたが、役員さんから質問が出て、受け答えしました。
 一方通行で聞くだけでなく、島さんはどんな考えを持っているのかということを、もう一歩突っ込んで引き出そうとして下さったことに、本当にありがたく思っています。

2010年03月31日

スムーズに進んだ一日

 今日は午前から午後にかけて、島くみこさんと一緒に、労働組合へ挨拶回りをしました。先日から〆木先生と分担して進めています。途中、渋滞に巻き込まれることもなく、スムーズにいけました。
 夜は仲の良い友人達と、今の政治状況やら、仕事のことなどをしっかり語りました。

2010年04月01日

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 朝一はしまくみ事務所で電話の設置工事をするに当たり、事務所のレイアウトを考えるので助言を、ということで行ってきました。
 その道すがら、和歌山城の西側の道が、桜と名前が分からない真っ赤な低木に挟まれ、とてもきれいでした。私は自転車だったので、ちょっとゆっくり走ってみました。
 さて、4月1日です。今日から新年度の始まりです。使い古された言葉ですが、春は出会いと別れの季節でもあります。
 役所を退職される方もいます。人事異動で違う部署に行く人もいます。民主クラブの事務の女性も、自分の道を切り開き、新天地へ移りました。一層の活躍を祈っています。
 そして、新たに民主クラブへ来てくれる事務の女性もいます。ちょうど役所へ入ったとき、引継ぎの最中でした。
 そんな積み重ねで、日々を過ごしていくのですね。

2010年04月04日

気持ちは焦るばかり

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 今朝は自治会の役員会がありました。年度が変わり役員改選の時期になったので、総会を開かなくてはなりません。その相談をしました。
 また、私は会計の役をいただいているので、出納を閉めて会計報告を出さなくてはなりません。まだ終わっていないので、早めにしようと焦るばかりです。
 一段落してから、おどるんや 紀州よさこい祭り春祭りに顔を出してきました。本当は準備から手伝わなくてはいけなかったのですが、自治会にかかりっきりで、終わりの方だけ顔を出して、片づけを手伝いました。
 よさこいの夏も近づいてきます。

2010年04月05日

久しぶりの一斉街宣活動

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 今朝は、久しぶりに民主党県連の一斉街頭演説を行いました。
 和駅に集まったのは、島くみこ総支部長をはじめ、岸本代議士、藤本幹事長、〆木副代表や私と、数人のボランティアの方たちです。島さんと岸本代議士、藤本幹事長が交代でマイクを持って、政策を訴えました。私は東口に通じる地下通路の入り口付近でビラを配りました。
 普段から感じていますが、今日の街頭活動でも、改めて民主党への風当たりのきつさを感じました。ボランティアさんの渡したチラシを見たある男性が、「民主党かぁ」と言うやいなや、そのチラシを地面に投げ捨てて、足でねじり踏んで去っていきました。
 その一部始終を見ることになってしまったのですが、決して正常な行動ではないにしても、それだけ批判や不満、期待を裏切った不信感があるということは分かりました。
 週始めの月曜から重い気持ちですが、仕方ありません。今まで何度もこのような逆風に晒されてきましたが、耐えて耐えて今日まで来ました。またしばらく耐えながら、真面目にやるばかりです。

2010年04月06日

お花見会に参加

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 今日は、お世話になっている福祉団体のお花見に参加させていただきました。
 いつもは呼んでいただいているだけなのですが、今年は少しお手伝いをさせていただきました。その任務は場所取りです。
 朝6時に和歌山城の岡口門前で集合です。集合場所へ向かう時に撮った太陽が左の写真です。凛と張り詰めた空気の中、赤い太陽が昇ってきます。とてもきれいで、太陽ってすごいなぁと思いながら、携帯で写真を撮ったのですが、きれいに撮れていませんでした。このときの雰囲気を感じ取ってもらえればと思ったのですが、残念です。
 1時間ほどかけて、ブルーシートを敷き、クッションを置いたりして準備しました。一度家に戻って、10時半に再び参上。
 20人ぐらいのお年寄りや団体の職員さん達と一緒にお昼を食べました。程よい風があり、寝転がって昼寝したくなるような陽気でした。時折風が吹いて、桜の花びらが雪のように散ります。とてもきれいでしたが、少し儚さを感じました。
 片づけまでお手伝いして、役所へ入りました。桜の花粉にやられたのか、くしゃみと鼻水が止まりませんでした。後半はしんどい一日でした。

2010年04月07日

分かりやすい市議会だよりを目指して

 今日の午前中には、市議会だより編集委員会がありました。5月1日に配布される2月定例会号の最後の編集会合になります。
 細かく文章や記載内容などをチェックしました。予算議案の審査結果について、可決とだけ書かれていてもよく分からないので、どれぐらいの予算なのか、具体的な金額を書くことになりました。それ以外にも、分かりやすい市議会だよりを目指して、様々な改善をしていますし、これからもしていきます。ご覧になったご意見もお寄せ下さい。
 午後には県の企画部長さんが来られて、平成23年度の国の予算に対する要望活動について打ち合わせをしました。22年度が始まったばかりですが、23年度予算についても動き出しています。

2010年04月09日

感激の入学式

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 今日は砂山小学校の入学式に参列させていただきました。
 入学式では恒例となった、辻校長先生の絵本読み聞かせが今年もありました。今年は『だんまりこおろぎ』が選ばれました。子供たちは絵本に集中していました。
 『だんまりこおろぎ』はこおろぎの子供がたくさんの虫や動物に会って挨拶しようとして羽をこすっても、音が出ないというお話です。最後には驚くオチが用意されています。それは、ぜひ本を手にとってご自身の目で(耳で)確かめてみて下さい。

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 その後は、6年生の代表から歓迎の言葉があり、続いて式会場に2年生が入場してきて、歌と言葉で新入生を歓迎しました。それが左の写真です。
 昨年の今頃、同じように迎えられた新2年生が新入生を迎えます。新入生と同じ感じだったのに、1年でこんなにもしっかりするのかと感心してしまいました。見ていて感激すると同時に、河井醉茗の『ゆづり葉』を思い出しました。こうやって人はつながっていくのですね。来年を楽しみにしています。
 午後からは民主党県連の三役会議に出席しました。

2010年04月10日

あと4日

 今日はスターフードジャパンプロジェクトの打ち合わせに時間を費やしました。
 というのも、14日にベルギー料理協会のラサウト会長が和歌山に来られます。その受け入れを万全にするため、今日のうちにきっちり、詰めるところを詰めて切っておきたかったので、集中して打ち合わせしました。
 月曜日にも関係先に協力を求めに行きます。

2010年04月11日

総会のハシゴ

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 今朝は、議員になってから毎年声を掛けていただいている砂山老人クラブの総会に参加させていただきました。県議3人、大艸先生に続いてご挨拶させていただきました。
 総会が始まる前に、皆さんのところを回って、ご挨拶させていただいたのですが、その時のやり取りで、

「こんにちは、いつもお世話になります。」
「あなた、どちらさん?」
「市議会議員の山本忠相です。」
「砂山の方?」
「はい、東長町の、長町公園の西の角に住んでます。」
「ああ、散髪屋さんのあったとこ」
「そうです。僕、岡田の散髪屋の孫なんです。」
「ああ、岡田さんの孫さんかいな!」

みたいなことがありました。もううちの祖父が亡くなって12年になりますが、未だに名前が通って、記憶に残して下さっていることをうれしく思います。
 総会の帰りに、砂山地区カラオケ同好会の発表会が行われる県立図書館のホールへ、お祝いメッセージを届けに行きました。
 家に車を置いて、今度は大阪へ。上本町で行われる全国禁煙推進地方議員連絡会の第2回総会に出席するためです。総会では司会をさせていただきました。
 総会に続いて記念講演が、八尾市を中心に活動されている「NPO法人健康と環境を良くする会」との共催で行われました。
 日本禁煙推進医師歯科医師連盟会長の大島明先生の講演や、国際興業大阪の迫田謙典社長から禁煙タクシーの実例報告、八尾市から3月に制定されたばかりの「八尾市路上喫煙マナーの向上を市民とともに推進する条例」について説明していただきました。
 総会のハシゴでしたが、実り多い一日でした。

2010年04月12日

ショウガない雨

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 今日はあいにくの雨になってしまいました。
 森林環境保全促進市議会議員連盟で秋葉山の展望台近くに植樹をする予定でしたが、雨が止みそうになかったので明日に延期です。
 先週の9日にJAわかやまの方が、5月に売り出す『生姜丸しぼりWakayamaGingerAle(わかやま・ジンジャーエール)』を持ってきて下さいました。
 これは和歌山の特産品である新ショウガを使って、和歌山農業協同組合(JAわかやま)と和歌山商工会議所が農商工連携で開発したものです。ここ数日、メディアでも取り上げられて、ご存知の方も多いと思います。
 私も早速いただきました。大手メーカーのジンジャーエールと比べて、はっきりとショウガの風味が生きていて、ピリッとした辛味が特徴的です。しかし、ショウガショウガしていなくて、とても飲みやすく仕上げられています。
 カロリーも1瓶当たり125Kcalと抑え目です。ただ、表には「HEAVY(ヘビー)」と書かれているのですが、私にはそんなに辛くないと感じました。子供にも飲めるようにとの配慮なんでしょう。そこで今のを「SWEET」にして、もっと辛い本当の「HEAVY」を作ってみてはどうかなぁと思います。
 実は料理にもジンジャーエールを使います。肉を煮るときに、やわらかくする炭酸と臭みを消すショウガの、両方の効果を得られます。ですから、もっと辛くしても需要があるのかなぁと思います。
 あと、夏に向けて、JRの特急くろしおの車内販売で売って欲しいですね。行楽シーズンに車内で和歌山の産品を。入り口としてはベストではないでしょうか。
 ついでに言わせていただくと、くろしおの車内でポンジュースを売るのは何とかならないかと・・・。やっぱりジョインジュースでしょ!

2010年04月13日

秋葉山での植樹祭

 今日の午前中はしまくみ事務所に詰めていました。
 午後イチ、スターフードプロジェクトの打ち合わせをしました。今までは3人のスターシェフを中心にイベントの企画が進んでいましたが、本来の趣旨である「和歌山の食材にもっと眼を向ける」ことに軌道修正しようということになりました。
 そこでシェフイベントの当日、イベントの来場者や周辺への観光客向けにマルシェという市場形式で、様々な和歌山の産品を手にとって見てもらおうということになり、その企画も行いました。
 続いて、明日来られるベルギー料理協会のラサウト会長が大橋市長を表敬訪問することについて、秘書課と打ち合わせをしました。

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 思ったより打ち合わせが長引いて、役所を出発したのが15時15分。秋葉山での植樹祭が15時半からなので、慌てて自転車で向かいました。プールの駐車場に着いたまでは良かったのですが、上へ上がるのに結構長い坂道で、思ったより時間がかかってしまいました。
 秋葉山の上にある広場に桜の苗木を星林高校の生徒さんや美術の堤先生と共に植えました。来年たくさんの花をつけてくれると思います。
 実は秋葉山の山頂にこんな広場があるのも知りませんでしたし、初めて来ました。展望台もあります。植えた桜の向こうにきれいな海を臨むことができます。
 帰りに展望台へも上がってみましたが、だいぶ木が生い茂っていて、視界を遮っていました。少し手を入れてやらないと折角の風景が見えないです。
 今まで気付かなかったけれど、観光スポットにはなるように思います。和歌山の街と海を見下ろせるいい場所です。
 夜にはよさこい祭りのスタッフ部会に、久しぶりに参加しました。

2010年04月14日

ベルギー料理協会のラサウト会長が来和

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 8月に行うスターフードプロジェクトのために、ベルギー料理協会のラサウト会長がイベント会場の視察や知事、市長への表敬訪問のために、和歌山にいらっしゃいました。
 11時半過ぎに一行と待ち合わせをし、和食を召し上がっていただきました。
 その後、県庁の知事室へ伺いました。知事は出張中で、下副知事や食品流通課の方が対応して下さいました。
 たくさんの報道陣に囲まれて、会談が始まり、ラサウト会長がイベントへの期待や和歌山の食材の質の高さについて話すと、下副知事はそれを受けて、和歌山の食材を使っていただけることはありがたい、食材は豊富にあるので、たくさん使っていただいて、本国ベルギーでも使っていただきたいと応えられました。
 続いて和歌山市役所で、大橋市長と会談しました。市長は和歌山で夏に獲れる鯛やはも、あわびなど魚介類や野菜のリストを用意して下さっていました。また飲み物は、先日ここでもご紹介した和歌山のジンジャーエールを出して下さいました。市長から、出来得る限りの協力はするとの心強いお言葉をいただきました。
 私は市役所で離脱しましたが、一行はその後、シェフイベントの会場となるマリーナシティのベイサイド迎賓館の視察に向かいました。
 ラサウト氏はベルギー国王が海外へ行かれるときに同行される料理人でもあります。ヨーロッパのシェフで、特にベルギー料理協会の会長となると、とても気難しい方なのだろうと、勝手にイメージを持っていたのですが、お会いしてお話してみるととても気さくな方で、昼食の時にもジョークをおっしゃるような方でした。
 8月のイベントを成功させるべく、準備していきます。
 夜には、たばこ問題を考える会・和歌山の例会がありました。5月23日に世界禁煙デーのフォーラムがあり、私はコーディネーターとして参加させていただきます。

2010年04月15日

たくさん取り上げられました

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 昨日、ベルギー料理協会のラサウト会長が来られたというニュースや記事がマスコミ各社で流れました。私が自分で確認できたのは、テレビ和歌山と新聞各紙ですが、NHKでも報道されていたようです。ラジオの和歌山放送でも伝えて下さり、ニュースのページには写真付きで書いて下さっています。私は後頭部だけの出演です。
 産経新聞の写真には、一番遠くの方に私が写っています。はっきり見えないので、雰囲気だけで確認してやって下さい。
 まだまだ山あり谷ありで、すんなり事は進みませんが、何とかいいイベントになるようにしていきます。

2010年04月17日

初めての語る会

 今日は「山本忠相と語る卯月の会」を開催しました。会場は支援者からご紹介いただいた新和歌浦の木村屋さんをお借りしました。
 はっきり言って多くない人数でしたが、老若男女幅広く集まって下さいました。
 50人100人の集会は効率的にいいのでしょうが、どうしても一方通行になりがちです。たとえ1回に10人ぐらいしかいなくても、一人とお話できる時間はぐんと多くなって、色々なテーマのお話ができます。
 特にこのテーマと決めて話したわけではないのですが、参加して下さった方から色々な話が出てきて、それに私が受け答えすることで自然と話が広がりました。決して全部が市政の話ではありませんでしたが、その時の流れに任せた方が堅苦しくなくて、結果としてよかったです。
 また近いうちに会を開きたいと思っています。

2010年04月18日

海南市議選が始まる

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 今日から海南市議会議員選挙が始まりました。民主党からは山部弘候補が立候補しています。
 正直「民主党」というだけで風当たりのきつい今日ですが、山部先生は和歌山に民主党のみの字もない黎明期から支えて下さっています。
 9時からの山部候補の出陣式に参列しました。県連を代表して藤本幹事長が挨拶し、続いて阪口代議士も挨拶しました。玉置代議士からは祝電が届いていました。
 最後は「がんばろう!」の三唱で式を閉じ、山部候補は選挙カーに乗って支援のお願いに出ました。
 選挙カーを見送った後、今度は雑賀崎の金属団地へ向かいました。先週の13日に秋葉山の山頂で、森林環境保全促進市議会議員連盟から苗木を提供して、植樹祭を行いましたが、その第2弾を行いました。
 今度は雑賀崎の番所の鼻と言ったり、トンガの鼻と言われたりするところでの植樹です。この地域は2002年から「トンガの鼻自然クラブ」の皆さんが中心となって、遺跡などの保全と樹木の手入れをして下さっています。
 今回は桜や藤、銀杏や紫陽花などの苗木を提供させていただきました。今日は私が代表して伺いましたが、数日前には議連の会長である東内先生も見に来られていたそうです。
 ご挨拶をさせていただき、トンガの鼻自然クラブの会長さんと一緒に、銀杏の木に土盛りをさせていただきました。
 その後、下のナカヤマの浜広場から上のカゴバ台場跡、算木積遺跡などを案内して下さいました。クラブの皆さんが手を入れるまでは、とても人間が入れるところではなかったそうですが、根気よく整備され、砲台跡などの遺跡も確認されたそうです。
 まだまだ訪れる人は少ないようですが、とても見晴らしの良い場所でした。また伺いたいと思います。

2010年04月19日

原因は雨漏り

 今日、役所へ行くと、会派の控室の机にある書類の位置が大きく変わっていました。どうも土日の間に雨漏りしたようで、茶色い水で大変なことになっていたそうです。私が行ったときには、すでにきれいに片付けられていて、元の状況は分からなかったのですが、捨てた書類もあったそうです。
 3階なのに雨漏りかぁと思いながら、仕事しました。
 午後からはしまくみ事務所へ。日々、ボランティアでお手伝い下さる方が増えてきました。
 夜はJC青年会議所の例会がありました。今日の講師はたこ焼きで全国フランチャイズを展開するひっぱりだこ株式会社の揚野雅史社長にお出でいただきました。
 アルバイトも含めて、色々な仕事を経験されていらっしゃいます。そんな今までの経験や、今手懸けられている事業についてなど、お話して下さいました。

2010年04月21日

議員定数問題特別委員会

 今日、議会では議員定数問題特別委員会が開かれました。私は委員会の委員ではありませんが、傍聴して議論を見続けていこうと思います。
 10時開会の予定でしたが、打ち合わせが長引いて、10時43分に始まりました。どういう話で打ち合わせが長引いたのかは、委員しか知りえないので、私には分かりません。
 まず初めに議会事務局から、他の中核市の現状について報告がありました。その資料はデータベースにおいてあります。続いて委員から、和歌山市の人口異動の状況や他の議会における委員会の数や定員などを調べるよう要望がありました。
 その後、委員長から自由に意見を、ということで各委員が意見を述べました。その中で出されたのは「議員定数削減がマスコミに載って市民受けしているが、本質が議論されていない」「財政悪化から経費削減の流れだけになっている」「定数が減って財政が良くなったという話は聞かない」「市長と議会の二元代表制として、その役割を果たしているかが問われている」「市議会として自主的にやっている部分もあるので、まずそれを知ってもらうべき」などの意見が出されました。
 また、和歌山市議会は現在の定員40人で4つの常任委員会があります。1つの委員会に10人の定員になっていますが、その点で少数意見も取り入れられていることも大切で、今がいい状態に保たれているとの意見もありました。
 昨年、和歌山市自治会連絡協議会(自連協)が議員定数と報酬の削減を要望したとここで書きました。要望の後、ある議員がある連合自治会長に尋ねられたそうです。「会長は市民何人に対して1人の議員がいればいいと考えてらっしゃいますか?」
 するとその会長さんは「1万人に1人位かな」と答えられたそうです。それを受けて「じゃあ東京なら1000人、5万人の街なら5人の議員でいいんですね」と返すと、その会長さんは黙ってしまわれた、という話をされました。
 私も以前のブログで、漠然と「1万人に1人」と書きました。確かに確固たる根拠はありませんが、議員活動している実感として任期中に1万人の声は聞けるだろうという経験から出させていただきました。
 これに対して1通だけ私宛にご批判のメールが届いていましたが、私が書いたことを理解していただいた上でのご批判ではなく、世の中一般にある議員定数を巡る指摘だけでしたので、とても残念に思いました。
 委員長からは、12月定例議会までに月1回のペースで委員会を開き、意見集約したいとの発言がありました。
 議員定数に関わることを議論する委員会でしたが、議会改革を求める声も出ました。全国での流れからはかなり遅ればせながらですが、今回のことが議会改革の契機になればとも思います。
 財政悪化から経費削減のためだけの議員定数削減ではなく、和歌山市にどれだけの市議会議員が必要なのか、皆さんのご意見を伺いたいと思っていますので、メールや手紙でお寄せ下さい。
 またtwitterでも議論ができます。ツィートの最後に「 #議員定数_」とハッシュタグを入れていただければ、一連の議論がまとまります。よろしくお願いします。

2010年04月23日

マルシェの打ち合わせ

 今日はスターフードプロジェクトの打ち合わせをしました。前回までの委員会で、当初の目的である、地元食材にもっと眼を向けてもらうことを重視しようという意見が出て、マルシェ(市場)という企画が持ち上がりました。
 このマルシェをどういう形で運営していくかを打ち合わせしました。できるだけたくさんの地元食材を、手軽に手にしていただきたいというコンセプトで作っていきます。

2010年04月29日

しまくみ応援団の店

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 今年もメーデーがやってきました。もう81回になります。昨年は土砂降りの雨の中でしたが、今年は晴天の下での開催です。明け方頃、きつい雨が降っていましたが、早いうちに止んでくれました。
 式典では壇上に上げていただき、名前を紹介して下さいました。島くみこ参議院選挙候補予定者も挨拶させていただく機会を得て、堂々としっかりと支援のお願いをしました。
 続いてデモ行進。例年通り、砂の丸広場を追廻門から出て、県庁前の交差点を左折し、岡公園の前からお堀に沿って公園前へ抜け、中消防署の跡地の鳥居へ戻る約2キロのコースを歩きました。
 デモが終わると、「しまくみ応援団の店」の応援に入りました。写真のように、練乳かチョコレートをかけた串刺しいちごを、しまくみ応援団いちごガールズの皆さんと一緒に販売しました。
 少し奥ばった場所なので、午前中の売り上げはさっぱりでしたが、昼食を済ませたぐらいの時間から売り上げは急上昇。客引きや移動販売をしたりして、完売することができました。ありがとうございました。
 多くの方から「エプロン姿、似合うねぇ」とお褒めの言葉。うれしいやら恥ずかしいやら。すっかり日焼けしてしまいました。
 ご協力下さった皆様、本当にありがとうございました。

2010年05月09日

ポンプ操法の腕を競う

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 今朝はせせらぎ公園で行われた、第21回和歌山市消防団消防ポンプ操法大会に参列させていただきました。
 和歌山消防学校長の半田さんの横で、ルールなどを教えていただきながら、競技を拝見させていただきました。
 ただこれは、スポーツではなく、実戦のときにいかに素早く消火するか、そのための技術を向上させるもので、早いだけでもきれいなだけでもダメという、難しいものです。
 採点基準を伺っていると、ホースはまっすぐ伸びているか、ホースを捌けているか、ホースをつなぐ場所の距離が足りなくて引っ張っていないかなど、細かなものがいくつもあります。
 解説を聞きながら、動作の全てに意味があり、必要だから行われているということが分かりました。
 お休みの日曜日にもかかわらず、地域への奉仕のために消防団で活躍されている皆さんに心から感謝と敬意を表します。
 昨年は最終までおらせてもらったのですが、今日はお葬式があり、中座させていただきました。どこの分団が県大会へ出場するのか、気になるところです。

2010年05月10日

第二阪和国道の陳情活動

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 今日からまた東京です。
 今回は第二阪和国道のうち、和歌山岬道路約7.2キロの早期開通について、和歌山市と大阪府岬町、和歌山市議会の議員連盟が合同で陳情活動を行いました。私は今回、党県連の陳情を担当する地域政策会議事務局長として同行させていただきました。
 午前中は県連に入り、市役所前からリムジンバスに乗り、関空を経由して東京へ。衆議院の議員面会所で一行と合流しました。
 16時から国会内で、国土交通省担当副幹事長の山根隆治参議院議員に面談し、地元の熱意と要望を伝えました。
 その後、山根先生は私に「久しぶりだねぇ」と言って、硬い握手をして下さいました。実は山根先生とお会いしたのは、初めてではありません。今を遡ること6年前。私がまだ東京にいる頃、党本部に我が身を預け、埼玉へ参議院選挙に出る島田ちやこさんの支援に入りました。その時が初めてです。
 気さくにお話して下さる姿に「この人、本当に国会議員なんだろうか?」と思ったほどです。それから以降、直接指示を受けたり、政策について語り合ったりという時間がたくさんありました。
 参議院選挙の夏が終わった後、今度は川越市の市長選挙で、新人候補の立ち上げから選後処理まで行いました。このときも山根先生とずっと一緒でした。そう思えば、あれから6年が経とうとしているのです。短く感じられる6年間でした。

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 その後、国土交通省へ。長安豊政務官が面談して下さいました。岬町は長安政務官の地元でもあります。あれこれ話さなくても、ご理解をいただいていました。
 その時、他の公務から馬渕澄夫副大臣が帰ってこられたので、お会いしていただけることになりました。本当に偶然でありがたいことです。
 こうして今日の要望活動は終わりました。活動は明日に続きます。

2010年05月11日

人の縁に恵まれた日

 第二阪和国道の要望活動2日目です。10時にホテルのロビーに集合し、3班に分かれて和歌山・大阪両府県選出の国会議員に要望活動を行いました。私は参議院議員会館の担当になり、7つの議員室を訪問させていただきました。
 要望活動が終わって解散した後、有楽町にある和歌山県のアンテナショップ「わかやま喜集館」へ行きました。東京へ行く途上で和歌山土産を買う時間がなく、ここで柚子もなかとのし梅を調達しました。本当に便利な時代です。
 その後、国会議事堂へ戻りました。私が秘書のときにとてもお世話になった衛視さんに会いに行きました。が、昨年の3月に退職されたそうです。お会いできず、本当に残念です。
 それから国土交通省へ。同期が国交省に勤めているので、昼食を一緒に食べました。アメリカ留学から帰ってきて、今は国土計画局にいます。以前の国土庁に当たる仕事をしています。国土計画局や地方議会、党の仕事のことなど、話しました。
 食事を終えて、同期と別れ、地下鉄の駅へ向かうとき、神野直彦先生にばったりお会いしました。神野先生は現在、総務省の中にある地方財政審議会の会長をされています。ご挨拶すると、「ちょっと時間あるかな?」と言って、地方財政審議会の部屋へ迎えてくれました。そして先生が出されたばかりの『「分かち合い」の経済学』を私に下さいました。そうしている間に「仙谷大臣に呼ばれたので・・・」と神野先生は大臣室へ向かわれました。お忙しいのに、本当にありがとうございました。
 続いて和歌山県の東京事務所を訪問しました。東京事務所には在京和歌山県人会の事務局があり、そのお世話をされている中野さんにお会いするためです。昨日の要望活動に同行して下さった県の職員さんに、明日行くかもしれませんとお伝えしていたので、お昼過ぎに中野さんからお電話があり、出掛けるのでお会いできないかもしれないとの一報をいただいていたのですが、エレベーターホールのところで出掛ける中野さんとバッタリお会いしました。
 わざわざ事務所まで戻って下さって、東京事務所長さんや次長さんとお話しました。東京事務所には和歌山市から2人の職員さんが派遣されています。その職員さんにもご挨拶させていただきました。
 そして、新党日本の本部へ伺いました。来月に田中康夫代議士の講演を予定していて、その前にお会いさせていただきました。ご挨拶して私の名刺をお渡しすると「紀州ルネッサンス」という言葉に反応され、田中代議士が長野県知事だった時に出された『未来への提言~コモンズからはじまる、信州ルネッサンス革命~』という冊子を下さいました。それから政治の話をし、講演について少し打ち合わせさせていただきました。田中代議士はたくさんのご著書や資料を下さいました。
 また永田町へ戻って、私が秘書時代からお世話になっている長浜博行厚生労働副大臣の先輩秘書と難病指定についての意見交換を、三日月大造国土交通政務官の先輩秘書と第二阪和国道の陳情内容について意見交換しました。
 今日は図らずも本当にたくさんの方とお会いできました。ありがとうございました。

2010年05月12日

31年7ヶ月

 昨日の活動報告は文字ばっかりになってしまいました。見にくいことこの上ない。申し訳ありません。

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 今日は13時30分から、日比谷公園野外音楽堂で行われた「狭山事件の再審を求める市民集会」に参加しました。会場で藤本眞利子県議と一緒になりました。
 狭山事件の犯人として石川一雄さんが逮捕され、裁判で無期懲役の判決が出て、31年7ヶ月もの間、囚われの身となりました。ようやく裁判長から検察に対して、証拠を開示するよう勧告が出され、今か今かと待ちわびているところです。
 足利事件ではDNA鑑定の結果、菅谷利和さんが犯人でないことが判明し、無罪判決を受けたのは記憶に新しいところです。昨年12月には布川事件でも再審開始が決定しました。
 冤罪は作ってはならないのですが、人が人を裁くことの盲点なのだと思います。一日も早く検察の持っている証拠が開示され、真実が明らかになるよう願うばかりです。

2010年05月13日

一つずつ、ひとつずつ

 昨日までの1週間、日曜を除いてずっと東京でしたので、色々と仕事がたまっていて、今日はそれを一掃することにしました。
 が、なかなかうまくいきません。相手のある話もありますし、とんとん拍子には進まないですね。
 それでも色々なことを調整しながらやるのが議員の仕事です。一つずつ解決していきます。

2010年05月14日

選手交代

 今日は午後からスターフードプロジェクトの打ち合わせを行いました。大きな2つのイベントのうちの一つを、私が取り仕切ることになっていたのですが、参議院選挙の取り組みが予想以上に多忙となり、実質的な実働のトップを替わっていただくことにしました。
 これまでの経緯などを引き継ぎ、今後の方針などを話し合いました。5月半ばですが、まだまだ不確定要素が多く不安ですが、成功に導けるよう出来得る限りのことはしたいと思います。

 さて、先程急遽決まったのですが、あさって16日16時からJR和歌山駅前で、原口一博総務大臣を迎えての街頭演説会を開催することになりました。お時間ございましたら、ぜひお出かけ下さい。

2010年05月17日

ありがとうバッジ

 今日も党県連や市役所、しまくみ事務所を行ったり来たり。昼イチには県庁で、高校授業料の無償化について、和歌山県の予算など現状を伺いました。これについても、少し考えなくてはならないことがありましたので、改めて書きたいと思います。
 夜にはよさこい祭りスタッフ部会のガイドブック編集会議がありました。19日には1回目のたたき台を出さなくてはならないので、急遽今日の会議になりました。
 どんな紙面の構成にするか、どの写真を使うかなどを話し合いました。私達が組んだ案をデザイナーさんに出して、形にしてもらいます。どんな風になるか、ご期待下さい。

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 よさこいつながりで、もう一つ。今年のおどるんやサポーターバッジが出来上がりました。このバッジを購入していただくと、バッジ代を除いた残りが、祭りの運営資金になります。1個千円です。私のは赤ですが、紺色の2種類があります。
 このバッジを胸元につけて、おどるんやを応援して下さい。そして、祭りを、街を一緒に盛り上げて下さい。よろしくお願いします。

2010年05月21日

長い、長い一日

 ある支援者の方から、三日月大造代議士のブログのような書き方をしたらどうだ、とかなり前から言われていて、今日はまねて書いてみようと思います。うまくいくかどうか・・・。

6:30起床
窓を少し開けて寝て、正解だった。結構な暑さ。

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7:45島くみこさんの早朝街頭活動に参加。
市役所の正面、西側、北側の3つの入口で、登庁する職員さんを待ち構える。
私は〆木先生と北側へ。朝日を浴びて、右半身だけが熱い。

8:45会派の控室で休憩しながら意見交換。
その後、県連へ。参院選でのいくつかの課題について話し合う。

11:00告別式に参列。62歳、まだまだ働き盛り。非常に残念。

13:00からは県連三役会議。
参院選の6月からの行動方針や課題について話し合う。
しなければならないことが山ほどあるが、なかなか思うようには動けていない。

15:00市役所へ戻り、公園緑地課で広場の使用について打ち合わせ。
色々な縛りがある中で、何とか広場を使わせてもらえるようになった。

15:30会派控室で、市の環境政策について勉強。
途中、環境政策課へ資料をもらいに行く。

16:30前にはしまくみ事務所へ。
日曜日の午前、島さんと一緒にする街頭活動の計画を練る。
徹底的に辻立ち作戦。

17:25一旦自宅に戻って、メールチェック。
毎日数百のメールが来るが、ほとんどがスパムメール。
処理にかける時間がもったいないったらありゃしない。

18:10陳情を聞いて欲しいとのことで、依頼者の元へ。
あらかじめ電話で、大まかに内容を伺っていたので、
思っていたより、短時間で終わる。

18:45自宅に立ち寄って、鞄の中身の入れ替え。
そしてメールチェック。

19:50同級生と会食。
五月病になっていないか、確認し合いながら、近況の報告など。

22:30解散、帰途へ。

初めてのことなので、慣れていなくて書きにくいが、
たまにはこういう書き方もいいかもしれない。
「市議会議員ってどんな一日なんだろう?」という疑問には
少し答えられる書き方だと思った。

2010年05月22日

明日の辻立ちの準備、など

 昨日は、今までとちょっと違う活動報告の書き方をしました。
 すると、今朝早速、私のアドバイスをくれた方から「ブログ見ました」と電話がありました。
 なかなか良かったとお褒めの言葉をいただきましたが、自分の気持ちをあまり書いていないとのご指摘が・・・。改めて読み返してみて、確かにそうだなぁと思いました。形を気にしすぎてしまったので、次の時には気をつけて書きたいと思います。
 午前中は、明日の街頭活動で辻立ちする場所を確認。たくさん立とうとするとあらかじめ段取りしておかないと時間が無駄になってしまいます。
 午後はグラウンドゴルフをやってらっしゃる団体が、使用する場所の草刈りをされるということで、その激励に行きました。鎌を片手に草刈りをされるんだと思っていたのですが、エンジン付きの草刈り機で手馴れた人が草を刈り、刈った草を軽トラに載せていくという本格的な草刈りで、その場所に行って私が驚きました。
 30人ぐらいでされていたのですが、皆さん65歳以上の方だとは思えないぐらい動きが俊敏。会員の皆さん自身もおっしゃっておられましたが、これが本当の介護予防なんだなと思いました。
 その後はしまくみ事務所へ。午前中に確認した場所を地図に落として、街宣車の運転手と打ち合わせしました。
 家に戻って、家の周りの溝掃除をしました。明日が一斉清掃の日なのですが、確実に雨が降るようなので、今日やりました。終わりかけにポツポツと雨が・・・。ギリギリ間に合いました。
 一日があっという間に過ぎていきます。

2010年05月23日

雨の10箇所街頭演説

 今朝は島くみこさんと一緒に、砂山地区内を街頭演説して回りました。9時過ぎに待ち合わせをして出発です。
 あいにくの雨でしたが、時間が経つにつれて若干雨足がゆるくなり、良かったです。島さんの声が聞こえたとしても外へは出てきてもらえないだろうと思っていましたが、ところどころで外へ出てきてくれたり、ベランダから声援を送ってくれたりする方がいらっしゃり、うれしかったです。
 1箇所で話す時間を5分と決めて、ほぼ2時間で10箇所の辻立ちができました。うまく組めば、もっとできると思います。
 島さんは、1日50箇所の辻立ちをすることを目標にしているので、近いうちに50箇所の計画を組んでみたいと思います。

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 午後からは「たばこ問題を考える会・和歌山」主催の世界禁煙デーフォーラム2010in和歌山に参加しました。
 2部構成になっていて、第1部は工学博士で豊橋技術科学大学准教授の齊戸美弘先生から「身近な有害化学物質による被害~残留受動喫煙(サードハンドスモーク)」と題してお話いただきました。
 残留受動喫煙(サードハンドスモーク)を理解していただいている方は少ないのですが、これはタバコの煙が部屋の壁やカーテン、ソファにくっついて間接的にタバコの有害成分を体内に吸い込んでしまうことです。また外や喫煙室でタバコを吸った人の肺の中に残ったタバコの煙が息として吐き出されて、それを間接的に吸ってしまうことです。
 最近ようやく受動喫煙という言葉が浸透してきましたが、それに続く第3の被害を出すのが残留受動喫煙(サードハンドスモーク)です。齊戸先生には科学者としての視点から残留受動喫煙についてお話していただきました。
 第2部は禁煙活動に携わる様々な分野の方々に参加していただき、「タバコ問題の今」と題してパネルディスカッションを行いました。
 県福祉保健部健康づくり推進課の川村真也さんには「国及び県の進めるたばこ対策」について、医師で和歌山県保険医協会理事長の舩橋利理さんには「禁煙治療の現場から」、和歌山第一交通株式会社社長の髙野福己さんには「タクシー全面禁煙化を進めるために」、元小学校校長の北山敏和さんには「たばこの依存性」というテーマをそれぞれに持っていただいて、そこへ齊戸先生に加わっていただき、私がコーディネーターをさせていただきました。
 まずはそれぞれのお立場でタバコ問題の現状をお話いただき、それを受けて今後の進む方向について語っていただきました。
 それぞれの持ち味を生かすようにしたつもりですが、うまくまとめられたかなぁと多少の不安もあります。会場にいらした方は、ぜひ感想などもお寄せ下さい。

2010年05月24日

県からの政策要望

 今日の午前中は党地域政策会議事務局長の仕事でした。県庁企画課の方々が来られて、県からの政策要望についてお話を伺いました。これは、県が具体的な施策について、具体的な金額で予算を要求するものではなく、地方自治体として制度がこうあれば助かるといった、制度設計や政策について要望されるものです。
 40項目弱あり、その全てについて、意図や効果などを説明していただきました。
 その中でも、先日もここで少し触れました高校授業料の無償化による県負担分の増加について考慮して欲しいといったことや、難病指定に伴う医療費扶助の拡充をして欲しいということ、南海フェリーなど内航航路の維持をして欲しいといった課題では、お互いにかなりの議論をしました。
 必要なこと、理解できることは党県連地域政策会議で議論し、国に要望していきたいと思います。
 午後は県連やしまくみ事務所で仕事しました。また陳情を受けていた案件をようやくまとめて、依頼者にお返事しました。完了までもう少しです。

2010年05月25日

「久しぶりやなぁ」

 午前中は、ご支援いただいている団体へ伺いました。来月総会を開かれるのですが、出席のお返事をしがてら、顔を出しました。
 主席の方がいらっしゃってご挨拶したら、「久しぶりやなぁ」と言われてしまいました。もう少し頻繁に顔を出さなくてはいけません。ありがたいご忠告です。
 参議院選挙の情勢や永田町などの動きなど、色々お話できました。
 午後は街宣のための道路使用許可をもらいに西署へ。それから市役所に入って一仕事しました。
 夕方はしまくみ事務所で詰めました。島さんが海南の街宣から帰ってきたのが20時ちょっと前でした。お疲れ様でした。今日、海南でご協力いただいた皆さん、ありがとうございました。

2010年05月26日

内航航路の存続、議会改革

 今日の午前中は県連やしまくみ事務所へ行ったりしていました。
 13時からは南海フェリーの兜社長さんや県の交通政策担当者が、内航航路の存続について陳情するために県連へいらっしゃいました。
 3月末まで社会実験として、和歌山・徳島両県の車は1000円というキャンペーンをしていましたが、それも期限が過ぎて終わりました。
 一企業体を存続させるためというのではなく、公共交通である内航航路を維持するという観点から、高速道路の均一料金制度などを見直して欲しいとの要望でした。
 すでに和歌山と徳島、南海フェリーだけの話ではなく、日本の交通体系で、鉄道やバス、航路をどのように位置づけ、高速道路との関係をどうするかという点まで考えなければなりません。
 これまでも要望を受けて考えてきましたが、制度が土日祝1000円から終日2000円均一に変わろうとする今、一層党県連の中で検討しなければならない課題だと思っています。
 お話を伺った後、関空を経由して東京へ。虎ノ門にある東京財団で勉強会があり、参加しました。

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 今回は「地方議会改革は誰のためか~地方議会議員の活動」というテーマです。財団の上席研究員である木下敏之先生が、現役の地方議員にどのような時間の使い方をしているか、30人弱を4ヶ月間追いかけて、それを基に地方議員の活動の「見える化」についてお話して下さいました。
 あさっての28日、和歌山市議会では2回目の議員定数問題特別委員会が開かれます。それに先んじて、議員定数や議員報酬について論じるためのヒントを得られればと思い参加しました。
 ものすごく簡単に言うと、まずは議会や議員が何をやっているのかをオープンにして、「私の仕事は報酬に見合っていますか?」と市民に判断を求めること、同時に議会自体がもっと市民へ近づいていくことが必要、というのが結論です。
 今日のお話を持って帰って、会派で話して、活かしてもらえたらと思っています。

2010年05月27日

冬に逆戻りの寒さ

 先程、しまくみ応援団の会議から帰ってきました。23時過ぎに終わったのですが、今日は長めの会議でした。参議院選挙公示まで1ヶ月を切って、本選に向けた準備について話し合いました。
 東京から今朝帰ってきたのですが、関空へ降りて、曇っていたのもあるんですが、本当に寒いと思いました。
 和駅近くにある支援者のお店で、中華そばと早ずしを食べました。テレビではお昼のワイドショーをやっていて、ネタは鳩山内閣の普天間問題に対する対応について。それを聞きながら、大将から「民主党はどうなってるんよ」と問いかけられました。
 バスで市役所に入り、14時から市の活性化につながるかもしれないというシステムの説明を受けました。
 15時からは県庁の方と、半島振興についての陳情について、手続きのことなどをお話しました。
 その後、私用などを片付けて、20時からしまくみ応援団の会議に加わりました。自転車で走ってても本当に寒い一日でした。

2010年05月28日

あなたが求める「議員」像は?

 今日、市議会では2回目の議員定数問題特別委員会が開かれました。10時開会の予定でしたが、10時半に始まりました。
 前回の委員会で各委員から要求された資料について、議会事務局などから説明が行われ、それに対して委員から質問がありました。
 その後自由討論となり、「人口比で議員定数を考える前に、まず議会の存在意義を考えるべき」「財政や経済状況によって、定数が左右されるべきものではない」「憲法にある二元代表制を否定することはできない」「40人が民意を反映する点で妥当だと思う」などの意見が出されました。
 定数問題を契機に、議会改革に取り組もうという方向性が少し見えてきました。これが最終的に議会基本条例など、身に見える形で反映できればいいと思います。
 そして、定数や議員報酬は市民に決定権がありますから、例えばパブリックコメントの実施やタウンミーティングを開催したりして、市民の声を聞かなければならないと思います。この点はとても重要です。
 その結果として、たとえ定数は10人でいいという結論が出たとしても、議会はそれを呑むべきだと思います。しかし、その結果が生み出す不都合は市民が受け止めなければなりませんが。
 議会が議会の中だけで数を決めてはいけません。やはり市民自身が決めるべきです。市民が人数を決めた議会の議員なら、どんな仕事をしているのか興味も湧くでしょう。
 おとついの勉強会でもありましたが、市民にとっての議員像、ボランティア的な議員か、プロの議員か、市民がどんな議員を欲しいのかで大きく違ってきます。
 一度この機会に、どんな議員がいて欲しいのか、考えてみて下さい。なお、今日配布された資料はデータベースに置いておきます。

2010年05月29日

今日から一つ変わった

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 今朝は、島くみこさんの政策ビラをポスティングする一斉活動を行いました。しまくみ応援団を含めて、50人ほどの方が来て下さいました。
 一人300枚のビラと地図をお渡しして、配布に行っていただきました。そのエリアを島さんが1日かけて街頭演説して回りました。
 私は〆木先生とペアであっちの路地、こっちの路地と駆け回りました。なんとかギリギリの午前中に終えることができました。
 配る家の玄関先にお家の方がいらっしゃったら、一声かけてポストに入れたり手渡したりするのですが、民主党とはっきり言って拒否されるようなことはありませんでした。それだけでもありがたいことです。
 15時からは小中学校の先生達と、小学校での英語の授業がどのように行われているのか、現場でのご苦労などを伺いました。
 今年度から新しい学習指導要領になり、小学校でも英語を扱うようになりました。来年度から本格的に施行されます。指導要領では英語学習(正式には外国語活動)の目標を「外国語を通じて、言語や文化について体験的に理解を深め、積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度の育成を図り、外国語の音声や基本的な表現に慣れ親しませながら、コミュニケーション能力の素地を養う。」と定めています。
 英語の歌を歌ったり、パネルを使ったりして、様々な工夫が現場でなされていることが分かりました。
 私は小学校での英語学習には否定的です。それは日本語が未熟なままで英語を教えるべきではないという考え方だからです。ただ指導要領にある通り、慣れ親しむことが目標であれば、学習時間を圧迫しない程度で行われる分にはいいのかなと思いました。
 私自身は、中学時代から英語はかなり苦労しました。しかし、秘書時代には海外と連絡を取ることが多く、やらざるを得ない状況があり、身に付いたように思います。ただ、使わなければあっという間に忘れてしまいましたが。よっぽど好きか、追い込まれないと覚えないのかも知れません。

 さて、今日から変わったこと。それは「私 山本忠相は32才になりました!」引き続き県内で一番若い自治体議員としてがんばっていきます。
 32才の最後には、改選という4年間の集大成が待っています。市民の皆さんに通知簿をつけていただくつもりで、この1年も今まで以上にがんばります。ご支援よろしくお願いいたします。

2010年05月30日

紀ノ川合同水防演習

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 9時からせせらぎ公園で紀ノ川合同水防演習が行われました。
 夏が近づいてくると、梅雨や台風によって大雨が降ることがあります。また最近は気象の変化により、局地的な集中豪雨に見舞われることも多くなりました。和歌山市でも昨年の7月と11月11日に集中豪雨があり、大変な被害を受けました。今日はそういう事態を想定しての訓練です。
 想定は、台風により大雨が降り、紀ノ川の水が堤防を越えたというものです。現地の確認から出動、土のうを積んだりしての堤防の補強実施を行いました。しかし、水があふれ、市内が浸水したため、被災者を救出するというところまで行われました。
 写真は和歌山市消防団の皆さんが改良積土のう工という作業をされているところです。堤防のかさを上げるために行われる工法です。

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 演習がほぼ終わったので、国土交通省が設置した体験コーナーに行きました。ここでは水中を歩く体験や、浸水時にドアがどれだけ開きにくいかを体験できました。
 写真は浸水時のドアがどれだけ開きにくいかを体験しているところです。小学生の子供と一緒にやったのですが、子供だと25センチの高さなら何とかドアを開けられますが、30センチになるとびくともしませんでした。
 私は30センチだと開けられましたが、40センチだとびくともしませんでした。40センチの高さは膝下になります。それぐらいの高さなら、と思ったのですが、侮ってはいけません。体験すればこそ、分かることもあります。水の高さが膝下になるまでに脱出して下さい。
 和歌山市のホームページには洪水のハザードマップが置かれています。ぜひそのページも、この機会にご覧になって下さい。

2010年05月31日

今日で5月も終わり

 早いもので、今日で5月も終わりです。今年に入って5ヶ月も経ってしまったのかと思いました。まさに「光陰矢の如し」です。
 さて、毎年5月31日は世界禁煙デーです。これはWHO世界保健機関が1988年に定めたもので、世界中で禁煙にまつわる様々な祭典が行われています。
 この日にWHOはタバコ使用の危険性とタバコ産業の事業展開について広く社会に情報を送り、WHOがタバコ病の流行と闘うために何をしているか、世界中の人々が健康と健康的に生活することを主張し、未来の世代を守るために何ができるかを知らせています。
 またWHOでは毎年禁煙デーにスローガンを発表しています。2010年のスローガンは「Gender and tabacco with an emphasis on marketing to women(ジェンダーとタバコ 女性向けのマーケティングに重点をおいて)」です。
 これまで様々な禁煙活動が推進されてきた結果、先進国では喫煙者の割合が毎年減少しており、日本の統計でも同じ傾向が見られます。しかし、男女で見た場合、男性の喫煙率が下がりつつあるのに対し、女性の喫煙率は10%前半と低いものの、低いまま推移していて減少の傾向が見られません。
 そのような現状から、今年は女性の禁煙に重点を多き、女性が喫煙することで被害を受けやすい子供を保護しようという動きとなりました。全国的に「女性と子どもをたばこの害から守ろう」というスローガンで活動されているようです。和歌山県が作成した啓発用のポケットティッシュにも、そのスローガンが入っています。
 23日に行われた禁煙デーフォーラム2010 in 和歌山でもコーディネーターをさせていただきましたが、すでにタバコ問題は避けて通れないところまで来ています。聞けば、大阪府下のタクシーは原則車内禁煙になるそうです。全面禁煙の実施に着手していないのは、全国で和歌山だけとなりました。都道府県別のタクシー禁煙状況マップをご覧下さい。
 中には「タバコを吸う人の権利も守れ」とか禁煙ファシストとか言われますが、他人の煙を吸わされない権利を守ってからだと思います。昔、よく言われましたよね。「他人が嫌がることはするな。自分がされて嫌なことは他人にするな」と。本当の基本原則に立ち返って考えて見なければならないときだと思います。
 10月には、またタバコが値上げされます。禁煙治療も保険が適用されます。これを機にタバコの呪縛からの逃避を考えてみてはいかがでしょうか。

2010年06月01日

過去最高!

 今日から6月、衣替えです。市内では中高生の夏服姿を目にしましたし、白浜では役所や駅でアロハシャツの着用が始まったとのニュースも流れていました。
 今日は市役所や党県連、しまくみ事務所をウロウロとしました。夜には、19日に行われる講演会の打ち合わせをしました。一時は開催できないかと思ったのですが、どうにかこうにか実施できそうです。
 さて、タイトルが「過去最高!」となっていますが、何が過去最高なのか。このホームページの月間訪問者数が、2006年9月の開設以来過去最高の7674件となりました。1日平均247件も過去最高です。訪れて下さる皆さん、本当にありがとうございました。同じ人が1日に何回来ても1回なので、純粋な訪問者数です。
 2006年10月は月間で58件、1日1件か2件という状態でしたが、ここまで来れました。日程がタイトなときは更新できず、見る見るアクセス数が下がっていくのをしんどい想いで見ていましたが、何とか更新もほぼ毎日でやってこれました。
 目に見える形で数字が出てくるので、励みにもなります。これからもブログの更新だけでなく、実際の議員活動もしっかりがんばって行きます。引き続きよろしくお願いいたします。

2010年06月02日

混迷から激動へ

 ニュースでもかなりやっていましたから、すでに皆さんご存知だと思いますが、鳩山総理が辞任を決意されました。小沢幹事長も連れ立って辞任されます。
 私は9時40分頃に辞任のニュースを耳にし、テレビの前にずっと座っていました。鳩山総理がどんなお話をされるのか、両院議員総会の始まりを、不安を持ちながら待っていました。

 総理のお話は皆さんもご覧になった通りです。改めてご覧になりたい方は上のYouTubeでご覧下さい。
 今まで、普天間問題などで行っていたぶら下がりのコメントと比べて、本当に力のある、腹にぐっと来るお話でした。20分近くメモも持たずお話され、それでもおそらく漏れはなかっただろうと思います。
 政権交代がある程度形作られるまでには、相当の時間がかかります。植物に例えれば、種を植え芽が出るまでの期間が、昨年の8月に行われた衆議院総選挙から今日までだったと思います。ここから芽が大きく育ち果実を結ぶのが次の期間で、果実が熟するのがまた次の期間だと思っています。
 鳩山総理や小沢幹事長は政権交代第1世代で、まさに政権交代を実現するという目標を見事にやり遂げて下さいました。第2世代の使命は、これを大きく飛躍させることです。第3世代の使命は、政権交代の成果を国民に享受していただくことだと思っています。ですから、後は第2・第3世代に任せていただきたいと思うのです。
 鳩山総理は演説の終わりしなに、自分は宇宙人と言われるということに触れられました。その理由は、現実と余りにも飛躍している理想を述べられるからだと思いますし、その点はご本人も認めていらっしゃいました。しかし、今の政治家では唯一「理想」を高々と掲げてらっしゃる政治家だったのではないかと思います。
 確かに、政治家は理想を持っていないとやっている意味がありません。しかし、飛躍しすぎると有権者から理解されず、それはすなわち選挙で選ばれないことを意味し、何も実行できなくなってしまいます。ですから、どんな人にも理解してもらえる現実にかなり近い理想しか言わないし、言えなくなってしまっているのだと思います。
 しかし、鳩山総理は「友愛」をキーワードに多くの「理想」を掲げてこられました。長くその姿勢を貫いてこられました。私の知る限り、少なくとも私が政界に飛び込んだ1999年から、その姿勢は変わってらっしゃいません。普天間問題のコメントを聞いていても、本当に真面目な方だというのが分かります。真面目すぎてごまかしがきかないのでしょう。
 その真面目さが沖縄県民を失望させ、全国民を混乱に陥れたことも事実であり、猛省しなければならないと思います。と、同時に沖縄の基地問題に正面からぶち当たり、国民の目を沖縄に向けさせたことは、今まで避けて通ってきた点からすると、評価されるべきだと思います。それでも、沖縄県民以外はまだまだ基地のことを知りません。ある沖縄県議さんに聞いたら、マスコミに乗っからないことがワンサカあるそうです。
 次の総理・代表は誰になるか分かりませんが、潮目は変わりました。変わったと私は思っています。混迷から参議院選挙を挟んで、激動へと移っていきます。少しでも早く、政権交代の果実が安定して享受できるようになるよう、願うばかりです。
 鳩山総理の辞意表明を機に、少し私の思うところを述べさせていただきました。

2010年06月03日

95位でした

 今日も市役所と党県連、しまくみ事務所の三角地帯を行ったり来たりしました。
 18時半からは毎年恒例!連合和歌山和歌山地協主催のボウリング大会に参加しました。会派からは〆木先生と寒川先生が参加されました。開会式には島くみこさんも来られて、挨拶されました。
 ルールは個人戦で2ゲームのスコアを競います。女性には1ゲームあたり40点のハンデがつきます。
 1ゲーム目はそこそこストライクも出て120台だったのですが、2ゲーム目は崩れてしまい、90台前半でした。
 結果は130人中95位でした。下位から5位ずつの表彰だったので、結構早い目に名前を呼ばれてしまいました。楽しかったです。ありがとうございました。
 さて、昨日は鳩山総理のことを書きました。鳩山総理が両院議員総会でお話されていたとき、私の頭の中にある曲が流れました。それは鬼束ちひろさんの『月光』という曲です。正直言って、今までほとんど聴いたことのない曲です。何で突然に頭の中で流れるのか、とても不思議でした。曲名を知らなかったので、何となく歌手名に「鬼」がついていたという記憶だけでYouTubeを使って探し当てました。
 改めて歌詞を見ながら曲を聴いてみると、鳩山さんへの哀悼歌に思えてきました。感じ方に個人差がありますから、私の感じ方とピッタリ合うとは思っていませんが。一度見てみて下さい。

2010年06月04日

6月議会が告示されました

 今日、6月議会が告示されました。来週の11日から30日までの20日間の日程で行われる予定です。
 この議会も一般質問に立たせていただきます。昨日から少し摺り合わせを始めました。今回は環境政策について質問します。
 今朝は、11日に行われる参議院選挙の候補予定者による公開討論会の勉強会をしました。玉置代議士から資料を提供していただいて、それらを基に政策の勉強をしました。島さんの頭の中にはかなりのことが入っているので、細かな数字などを確認したりするだけで、スムーズに進みました。

2010年06月05日

白浜に行ったけど・・・

 今日は白浜で行われた部落解放同盟和歌山県連合会第55回定期大会に、民主党和歌山県連の代表として参加しました。
 同じく会場には藤本県連幹事長が解放同盟の役員として、阪口・玉置両代議士は来賓として参加されました。
 自民党の代議士や議員、知事の代理で副知事も来られていて、挨拶されました。大橋市長も市長選での推薦のお礼を述べられました。
 最後に名前を紹介して下さいました。その後会場から退場したのですが、その時に会場内に私の応援団の方々がいて、大きく手を振ると振り返してくれました。
 そのまま会場からタクシーで駅へ。途中、白良浜海水浴場や足湯の横を通ったのですが、止まることなく駅へ直行しました。15時半のくろしおに乗って和歌山に戻ってきました。あんまり暑かったので、駅前のお土産物屋さんで梅のソフトクリームを買って食べました。白浜へ行ったのに、旅先気分はそれぐらいしかなかったです。
 和歌山に着いてからは、バスに乗ってしまくみ事務所入りです。あさっての街宣活動のためのルート作りをしました。今日で完成しなかったので、明日も引き続きルート作りをします。

2010年06月06日

辻立ちの準備

 明日一日、島くみこさんと一緒に街宣車に乗って行動しますが、今日はそのためのルート作りをしました。党本部からは1日50ヶ所の辻立ちをするようにと指示が出ていますが、いいところまでいくものの、なかなか達成できていませんでした。
 そこで一度は1日50ヶ所の辻立ちをやり切ってみようと計画を練りました。地図上ではうまくいけてても、現地へ行ってみたら違うということもあります。ですので、夕方からバイクで確認してきました。
 行ってみたらやっぱり違って、ルートも変更したり、辻立ちの場所も変えたりしました。
 さぁ、50ヶ所やるぞ!明日うまくいきますように。

2010年06月07日

50ヶ所完遂!

 今日一日、島くみこさんと一緒に街宣車で市内を回りました。昨日も書きましたが、今まで党本部から言われている「1日50ヶ所の辻立ち」を、惜しいところまで行きながらもできていませんでした。
 やっぱり一度はやってみようと思い、今日一日私が同乗して挑戦することにしました。
 朝、岡崎にある福祉作業所で島さんが挨拶をさせていただいて、それが終わってからスタートです。9時過ぎから18時前までが与えられた時間です。
 岡崎から杭ノ瀬、手平から堀止、高松をかすめて砂山、築港、西浜まで回ることができました。途中予定していたところ以外のポイントでも辻立ちをしました。
 ところどころで、家の中から声援をいただいたり、団地では廊下へ出てきて演説を聴いて下さったりと、風向きが変わったのを感じられました。でも風に左右されない、確固たる信頼と支援を得たいと言うのが本音です。
 結果、17時50分ぐらいまでで、50ヶ所の辻立ちを行うことができました。これは今までの最高の記録です。ここから動きに勢いがつけばいいなと思います。
 そのまま、連合地方議員団会議に参加しました。島さんは藤本眞利子幹事長の挨拶の際に、一緒に登壇して挨拶しました。私も議員団の一人として、島さんの決意を聞かせていただきました。

2010年06月09日

またひとつ、実現しました

 今朝はグラウンドゴルフをやってらっしゃるシニアの方々が市役所に来られて、使用する場所について相談しました。
 今までどちらかというと、肩身の狭い思いをされてプレイされていたのですが、2015年に開催される予定の「紀の国わかやま国体」ではグラウンドゴルフが公開競技になる予定であり、また元気な老後を過ごすための介護予防にもなっているという観点から、ちゃんとできる場所を探して欲しいとの依頼があり、取り組んでいました。
 完璧と言える場所ではありませんが、しかし大手を振ってできる場所を確保しました。国体が開催される時までには、専用の場所を探したいと思っています。
 午後には同級生のお父様が亡くなり、勤めていらした会社の社葬に参列しました。
 その後はしまくみ事務所へ。かなり人の出入りが激しくなってきました。
 17時半からは、和駅前で連合和歌山の街頭宣伝活動に参加しました。おとついの連合議員団会議の際に「最近街頭活動をされてないんですね」とお話したら、「あさってやります」とのことだったので、参加させていただきました。
 バスから降りてくる人をターゲットにしてうちわ型のチラシなどを配りました。受け取り率は50%ぐらいだったと思います。
 これからまた駅前で街頭宣伝を行うことが多くなります。ぜひチラシを受け取って見てやって下さい。

2010年06月10日

一般質問の準備

 午前中は市役所に入って、一般質問の摺り合わせを行いました。結構早いうちから勉強や当局との打ち合わせを行っていたのですが、思ったより時間がなかったなぁと感じました。
 それと、1回目の質問通告では「環境政策について」だけだったのですが、今日「行財政改革について」を追加したので、また窮屈になったのかもしれません。ともあれ、いつものように、ちゃんと進めて行きます。
 午後には党県連の常任幹事会がありました。平日なので国会議員3人もいませんし、少し寂しい幹事会でした。主に参議院選挙の取り組みについて話し合いました。
 その後は、支援者から依頼のあったガードレールの整備について、地権者との間に入って条件を詰めました。地権者も内容を理解してくれて、要望通りに進められることになりました。これで付近の子供達の安全が確保されます。
 それから、しまくみ事務所にいました。

2010年06月11日

6月議会が開会しました

 今日から6月議会が開会しました。30日までの20日間の予定です。
 本会議は10時開会の予定でしたが、議長選挙の調整に手間取り、実際は14時に開会しました。これまで正副議長は1年で交代するという取り決めになっていました。しかし、第2会派から副議長を留任させたいとの申し出があり、これについて協議するためにかなりの時間を要しました。
 結果、多数が賛成し、議長は新任、副議長は留任となりました。
 その後、市当局から提出議案についての説明が行なわれ、今日の日程を終えました。
 15日からは一般質問が行われます。私は16日の3番目で、今回は「環境政策について」「行財政改革について」質問します。

2010年06月13日

日曜お昼の大事な会

 今日のお昼には、月に1回シニアの方々が集まって、お昼を一緒に食べて、カラオケに興じるという会があり、参加させていただきました。
 この会、ただ単に日曜のお昼に集まって、ご飯を食べて、カラオケを歌う会というのではないのです。歳を重ねれば、連れ合いに先立たれ、家で一人という方も少なくありません。普段ご飯を食べるときも、どうしても一人になりがちです。
 そこで一緒にご飯を食べ、カラオケを歌うことで、安否確認や話し相手になることができます。ある意味立派な「介護予防策」なのです。
 私が会場に着いたときは、女性ばかりが20人ほどいらっしゃいました。たまたまなんでしょうが、その後に男性が一人来られて、会場に男は2人しかいませんでした。これが、やはり平均寿命の差なんでしょうか。
 それぞれのテーブルを回らせていただいて、ご挨拶をし、皆さんから色々なお話を伺いました。1曲歌いなと言っていただいたのですが、予定を大幅に過ぎていたので、途中で失礼しました。
 その後は、私の支援者が島さんのご主人を連れて、挨拶回りに同行しました。狭い道を移動し、2時間で10数軒回りました。ポスターを貼ってもいいと言うお宅もあり、本当にありがたかったです。

2010年06月14日

質問原稿執筆中

 今日の議会は休会です。
 しかし、私は一般質問の摺り合わせがあるので、ほとんどを議会で過ごしました。
 当局の答弁が訂正されたり、私の質問と噛み合うように直したりすると、結構な時間がかかってしまいました。
 家に帰ってきてから、原稿を書いています。なかなかうまくまとまりません。時間がないのでまだまだ続けます。
 ということで、本日のブログはこの程度に留めます。

2010年06月15日

今日も質問書き

 昨日は結局、原稿を書くのに4時までかかってしまいました。窓の外はうっすらと白み始めてから、床に就きました。大方の皆さんはW杯日本代表の試合観戦で寝不足なのでしょうが、私は原稿書きで寝不足です。残念ながら、サッカー観戦の余裕がありませんでした。
 今日から一般質問が始まりました。3名の議員が登壇し、質問しました。
 私は朝の登庁後に、本会議の終了後にと、一般質問の摺り合わせをしました。役所を出たのが20時を回っていたと思います。当局の皆さんも遅くまでお疲れ様でした。ありがとうございました。
 またまた原稿書きの最中です。質問原稿と答弁原稿とのにらめっこが続きます。
 質問は明日の3番目で、午後からになります。

2010年06月20日

飛んで和歌山市!

 今朝は10時から党県連の常任幹事会が開かれました。主な議題は県知事選挙の対応についてです。
 岸本県連代表から経緯と説明があり、県連幹事長の藤本眞利子県議を推挙したいという提案がありました。藤本県議からは、後援会と相談して決めたいとのお答えでした。各幹事からは県連代表の提案に対し、異論は出ませんでした。
 これで県知事選挙も本格始動します。
 午後には花山温泉で行われた落語会に行かせていただきました。私の支援者がお手伝いしていて、会場に知っている方も数人いらっしゃいました。今回で8回目になります。1回目などはガラガラだったそうですが、今日は満席で座るのにも難儀するぐらいでした。
 主催者の方も、回を重ねるごとにお客さんが増えてきて良かった、とおっしゃっておられました。

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 19時からはしまくみ応援団の激励集会に行きました。私は受付担当の責任者で、会場に来られた方の誘導や受付手順の指示を出しました。
 今日の集会には、特別ゲストとして、同じく民主党から比例区で立候補予定の庄野真代さんが駆けつけてくれました。
 庄野さんは島さんへの激励メッセージの後、ヒット曲『飛んでイスタンブール』を少し歌って下さいました。庄野さんのプロフィールによると、私が生まれた1978年にヒットした曲だそうです。
 私はヒットした当時を存じ上げないのですが、庄野さんについては「夜もヒッパレ!」という番組で拝見していました。
 庄野さんが歌い始めると、会場の外にいたスタッフもみんな会場に入って、その歌声に聞き入りました。普通のスピーチマイクなのに、歌手の声量ってすごいなぁって思いました。
 今日の集会で一層勢いがついたかなと思います。ありがとうございました。

2010年06月22日

委員会審査1日目

 和歌山市議会は、今日から委員会審査に移りました。
 総務委員会の審査1日目は四局・出納室と財政局が対象です。四局・出納室については、付託議案がありませんでした。
 財政局については、国の臨時交付金に伴う21年度予算の補正と地方税法の改正に伴う市税条例の改正を市長専決処分で行ったことに対する承認、22年度予算の補正などが審議されました。また市土地開発公社の手持資産の状況について報告がありました。
 それぞれ資料はデータベースに置いてありますので、ご覧下さい。

2010年06月23日

いよいよ明日から始まる

 今日の市議会は、委員会審査2日目。私の所属する総務委員会では市長公室と総務局の審査を行いました。
 市長公室では、主に危機管理部から出された「地域防災スクールモデル事業」について、重点的に審議しました。
 この「地域防災スクールモデル事業」は、将来の地域防災を担う人材を育成するため、自主防災組織や児童・生徒などの地域住民に対して、防災活動の知識や技術を消防職団員などが教えるというものです。
 宝くじを原資とした200万円が交付され、必要な資機材の購入に充てられます。和歌山市では野崎地区で行いたいということで、小型消防ポンプなどを購入するため、予算計上されました。
 質疑の中で「新たに消防ポンプを買わず、すでにある消防団のポンプを利用してはどうか」という意見や「訓練した大人でも消防ポンプの扱いは大変なのに、子供が安全に扱えるのか」という現役消防団員の委員からの意見もありました。
 当局から、購入の資機材や内容についても検討するという答弁がありましたが、委員会に提出された事業の公募要領から、すでに事業内容も含めた申請書を提出していたことから、基本的に見直しできないことが分かり、市当局の委員会に望む姿勢が問われました。
 総務局では、国の法律改正に伴う育児休業や介護休業のルール変更に合わせた条例改正について審議しました。
 委員会が終わり、昼食をとった後、県連へ。しばらく選挙ハガキを書いていました。全部手書きとなると、思っていた以上に動力が要りました。
 その後、しまくみ事務所に立ち寄り、和駅へ。今日は馬淵澄夫国土交通副大臣が島さんの応援に来て下さいました。
 朝、橋本での街頭演説からスタートして、紀ノ川筋を西へ向かい、海南から広瀬を経由して、16時40分から和駅前で街頭演説を行いました。

 私は県連の広報担当として現場にいたのですが、司会役がいなかったので、急遽司会を務めさせていただきました。阪口代議士、岸本代議士に続いて、馬淵副大臣が政権交代の意味について話され、島さんへの応援メッセージをくれました。
 本当は写真を撮ったり、馬淵副大臣の演説を録音したりしたかったのですが、前に立たせていただいて、できませんでした。
 実は、馬淵副大臣とのお付き合いは長くて、馬淵副大臣が当選1回で、私がまだ議員秘書の頃、どこかの補欠選挙でペアを組んで、1軒ずつお家を回りました。その時に、訪問の極意を直接ご指導いただいたのです。秘伝なので詳しくは書きませんが、一呼吸置くことがどれだけ大事かを教えていただきました。
 そのおかげで、前の家での反応が芳しくなくても、次のお宅では新たな気持ちで訪問できました。私は今もそれを続けています。そのことを馬淵副大臣もご存知で、今日の和駅前でも声を掛けて下さり、握手を交わしました。本当に力強い応援、ありがとうございました。
 いよいよ明日から17日間の闘いが始まります。ご支援よろしくお願いいたします。

2010年06月24日

17日間の戦い 火蓋切る

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 いよいよ参議院選挙が始まりました。
 私は民主党候補者の届出担当で、岸本代議士の秘書と2人で立候補の届出をしました。立候補の届出は8時半から県庁で行われました。
 写真は公営掲示板のポスターです。右上から1番2番・・・の順です。ポスターは立候補届出順に貼ります。この順番はどうやって決められているかご存知ですか?
 立候補順の決め方は、まず8時半までに県庁に到着した順で前くじを引き、くじを引く順番を決めます。次に前くじの順で本くじを引いて、その順番が立候補順になります。うちの場合、前くじが2番目、本くじが1番目でした。
 この順番に立候補を受け付けてもらい、いわゆる「七つ道具」をもらいます。ニュースでもよく言われる「七つ道具」という言葉。実際何かと言うと、選挙事務所用鑑札、個人演説会用看板鑑札、街頭演説標旗、選挙自動車用鑑札および拡声器鑑札、選挙運動員および車上運動員用腕章をひっくるめて「七つ道具」と言います。選挙では命の次に大事な「七つ道具」です。
 「七つ道具」は県庁を出て、出陣式を行う事務所へ先に向かいます。私は届出書類を全て提出し、選挙運動用ビラに貼る証紙を受け取って事務所へ向かいました。事務所へ着いたときには出陣式は終わっていました。届出の担当になるとほとんどの場合、出陣式には間に合いません。残念ですけど、役割ですから仕方がないです。
 その後は市役所へ。今日は総務委員会の討論と採決が行われました。総務委員会に付託された議案は、賛成多数でいずれも原案通り可決すべきものと決しました。
 午後からは県と和歌山市の選挙管理委員会へ行ったり、党県連や選挙事務所を行ったり来たりでした。

2010年06月25日

梅雨らしい雨の一日

 今日は雨の一日でした。雨の日の選挙運動はやりにくくなります。雨対策をすると、どうしても身動きがしにくくなるからです。
 今日はどちらかというと事務的な内の仕事をしました。晴耕雨読と言いますし、早いうちに片付けておこうという算段です。
 といっても、雑用も多く、思っていたほどには片付かなかったんですが。
 ところで、公示日の昨日、候補者のホームページには20,435件のアクセスがあったそうです。1日のアクセス数では、今までで一番多かったそうです。やっぱり初日は注目が高いようですね。
 ただ、先の国会で公職選挙法の改正法案が審議未了で廃案になり、選挙期間中の候補者サイトの更新が認められていないので、新しい情報を提供できないことがとても残念です。

2010年06月26日

最初の土日

 選挙戦最初の土日がやってきました。選挙の世界では、土日は1日で平日2日分の価値があると言われています。どの陣営にとっても、土日は人の動きが多いので、知ってもらう上でとても重要になります。
 報道各社が序盤戦での調査をしているようです。こちらの陣営にとっては、かなり厳しい結果が出ているようです。しかし、一喜一憂せずに正々堂々と戦いに臨んでいきます。
 そんな中、ここ2日間の候補者の動きを見た感想などが、あちこちから入ってきます。それぞれの方が様々な視点から、感想や助言を下さいます。参考にさせていただき、活動に活かしていきたいと思っています。

2010年06月27日

今日は外へ

 今日は一日中選挙事務所にいました。今日の主な仕事は事務仕事ではなく、選挙が始まって初めて、外へ出ました。
 候補者の活動が主に和歌山市内だったので、午前中は街宣車の後方支援、午後は自転車を使った活動の写真撮影を行いました。
 今日はものすごく暑かったので、外での活動は汗をかきながらでした。湿度が高いとかなり体力が奪われます。午後の自転車街宣が終わっても、候補者がとても元気なので驚きました。すごいです。
 私は21時まで事務所におりました。明日もがんばります。

2010年06月28日

今年初めての蝉の声

 今日はなぜか3時に目が覚めてしまいました。昨晩、かなり疲れていたのか、知らん間に寝てしまっていました。それで目が覚めたのが、その時間でした。
 それから二度寝もせず、候補者もこれぐらいに起きたんだろうなぁと思いながら、新聞を読んだりしていました。
 夜が明けてくると、蝉の声が聞こえてきました。今年最初の鳴き声です。いよいよ夏に突入します。
 10時からは環境保全対策特別委員会がありました。委員会では、6月の環境月間に市当局が行った事業や事業所への立ち入り検査、環境パトロールなどについて報告がありました。
 午後からは選挙事務所に張り付きです。来客や電話応対などをしました。また戦況分析をして、中盤から終盤にかけての作戦も話し合いました。
 カナダのトロントではG20金融サミットが開かれています。この首脳宣言では先進国が2013年までに財政赤字の半減を目標とすることが明記されました。しかし「各国の状況で財政健全化計画は異なる」と、先進国で最悪の財政状態にある日本を事実上例外扱いとしたと、報道されています。
 この報道を聞いたとき、一瞬日本に各国が配慮してくれたと思いました。しかし次の瞬間「待てよ」と思ったのです。世界は2013年までに財政赤字の半減を目標に取り組みます。そんな中で、日本だけ例外扱いされて、赤字解消が進まず、一人置いてきぼりを食うのではないか。同じように2013年までに半減させるという網をかぶせてもらった方が、真剣に取り組むのではないかと。
 地方の財政赤字もひどいですから、同じ時期によーいドン!で赤字解消に乗り出した方がいいのではないかと思ったのです。
 今回の「配慮」が吉と出るか、凶と出るか。大変重要なポイントだと思いました。

2010年06月29日

期日前投票が大幅な伸び

 25日から始まった参議院選挙の期日前投票で、27日までの3日間の投票者数が県から発表されました。3年前の選挙と比べて、ほとんどの市町村で投票者数が上回りました。和歌山市では1.2倍、和歌山県全体でも1.34倍と伸びています。期日前投票の伸びは全国的な傾向のようです。
 7月11日の投票日に投票に行けない方は、ぜひ期日前投票をご利用下さい。
 今朝は6時半から和駅での街頭活動から始まりました。おおよそ半分ぐらいの方が、ビラを受け取って下さいました。8時半ぐらいまで和駅前で活動し、候補者は海南・下津方面へ向かいました。
 その後は市役所へ。市議会は明日最終日ですので、議案の賛否について調整したり、意見書の取り扱いについて打ち合わせをしました。
 13時半から、ある企業の退職者の方が集まるというので、候補者の夫と一緒に支援のお願いに伺いました。その後は選挙事務所にいたり、県連や市役所を行ったり来たりしました。

 さて、参議院選挙前に、にわかに争点となった消費税についてお話します。
 どうもマスコミの報道では、すでに10%で話が進んでいるように言われています。しかし実際は、10%にすることを前提で話をしているわけではありません。10%というのが一人歩きしていますが、10%というのは一つの目安であって、ひょっとしたら8%になるかもしれない。現状の5%で済むかもしれない。15%にしなければならないかもしれない。これはあくまで、これから国民全員がもれなく最低生活できるだけの年金を支給するだけの制度を設計したりなど、社会保障の再構築をしていく上で弾き出される数字です。ですから、端から10%に決めて議論しているわけではありません。
 消費税率が小さければ、それに越したことはありません。しかし人口減少社会になっている今、少なくなる人間で社会を支えていくかが重要です。安心して生活していける社会をどう作っていくか、どう運営していくかを到達点として、その一つの手法として消費税率の議論があります。
 ただ単に税率を上げるか、上げないかだけの○×の議論に収束せず、広く議論されるように願うばかりです。

2010年06月30日

6月議会が閉会

 今日、市議会6月定例議会が閉会しました。
 今議会では補正予算や法改正に伴う条例の改正などの議案を審議しました。最終日に向けて、意見書を採択してもらうよう動いていましたが、残念ながら多数の賛同を得られなかったので、取り下げることになってしまいました。本当に残念です。
 本会議での採決は、共産党が一部の議案に反対したものの、賛成多数または全員で可決されました。
 夕方からは選挙事務所にいました。20時過ぎに、紀南にいる候補者から連絡が入りました。今日は街宣活動に、玉置公良代議士が一日中同行してくれたそうです。ところどころで聴衆が集まってくれていて、しっかり政策の訴えができたとのことで、とても喜んでいました。

2010年07月01日

活き活きとした候補者の声

 今し方、選挙事務所から帰ってきました。今日は会議が19時からでした。終盤戦に向けて、後援会としてどう活動するか、どんなことができるかを話し合いました。
 さて、朝からの動きですが、10時に県の総合交通政策課から政策要望を伺いました。現在、岡山や広島を通って九州へ通じる国土軸がありますが、和歌山から四国を通って九州へ抜ける南側の「太平洋新国土軸」構想を実現したいとの要望でした。
 午後一は、〆木先生と一緒に新聞記者の取材を受けました。中身は高速道路無料化と交通政策について。特に高速道路については、和歌山県独特の事情があります。そんな点を中心にした取材でした。
 その後は選挙事務所にいました。20時を過ぎて、候補者から電話がありました。候補者は今日紀南へ行っていたのですが、玉置公良代議士がずっと一緒に行動してくれて、各地の街頭演説では人が集まってくれたそうです。候補者はすごい元気をもらったようで、喜んでいました。
 明日もいい日でありますように。

2010年07月02日

紀南ロード3日目

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 今日の午前中は市役所にいました。
 午後からは選挙事務所へ。途中、一度市役所へ戻って、水道局から水道事業債についての説明を受けました。制度をちゃんと知っておかないと、話が食い違ったりしてしまうので、この機会にしっかりと教えていただきました。
 さて、候補者は紀南街宣の3日目です。勝浦からスタートして白浜まで北上したようです。今日も候補者は紀南泊まりなので、事務所で顔を見ることはできません。
 毎晩街宣活動が終わった20時過ぎに、候補者は事務所へ電話をくれます。今日の事務所がどうだったのか報告して、候補者からはいつもねぎらいの言葉があります。
 候補者は明日も紀南で活動です。がんばって!

2010年07月03日

事務所は大賑わい

 今日は朝から選挙事務所にいました。
 事務所の中は、ビラ折りなどを手伝って下さるボランティアの方々でいっぱいになりました。平日とは違い、かなり活気がありました。私の同級生も手伝いに来てくれました。そのおかげで、相当な枚数のビラが配りやすいように折られました。ありがとうございました。
 候補者は紀南での集会を終えて、4日ぶりに事務所へ帰ってきました。紀南ロードお疲れ様でした。

2010年07月04日

睡眠30分、街宣14時間

 今日は身体のきつい一日でした。
 いろいろと処理しなくてはいけないことが溜まっていて、一気にやっていたら朝の6時になってしまいました。今日の午前中は岸本代議士と一緒に、選挙カーに乗ってカラスをやる予定になっていたので、早く止めて寝ておけば良かったのですが、選挙カーに乗るのが午前中だけなので、何とかなるかと思って、30分だけ寝ました。
 ちなみに、選挙カーに乗ってしゃべる人には通称があって、女性のしゃべり手を「ウグイス嬢」、男性を「カラス」と言います。
 7時45分に選挙事務所に入って、8時ちょっと前には出発して、河北地域へ向かいました。8時から9時と、10時から12時前までは私がカラスをして、住宅密集地では候補者本人がマイクを持ちました。
 事務所へ戻ってきて、昼食を摂った後、候補者は自転車で街宣へ。私は選挙カーに乗り込んで15時まで走りました。一応これで終わりのはずだったのですが、人手が足りなくて、結局この後も選挙カーへ乗り続けることに。午前中に結構シャウトしてしまい、声が嗄れてしまいました。
 17時に切り離すまでは岸本代議士がマイクを持ってくれましたが、それ以降は私がカラスをし、住宅地などでは候補者がマイクを持ちました。
 20時にマイクを置き、その後21時半まで候補者と一緒に沿道へ立ちました。事務所に帰還したのが21時45分ぐらいでした。もう身体はガタガタになりました。
 睡眠時間30分で一日フル稼働はきつかったです。動く日はちゃんと寝てからでないとダメですね。今日はこの程度にさせて下さい。

2010年07月05日

残り5日

 昨日はこのブログを書いた後、横になったら一瞬で、眠りに落ちていました。
 今朝は8時起きで、洗面所で鏡を見たら、目の下に隈ができていました。まだ完全復活とまではいきません。改善しようと思って酸素カプセルへ行こうと思ったのですが、間の悪いことに定休日でした。
 その後は選挙事務所へ。毎日取材やら電話・来客の応対などをしています。候補者は今朝、5時半に事務所を出発して、美浜や御坊など紀南方面へと向かいました。
 それにしても候補者は、本当に驚くほどの体力があります。そして、いつも笑顔です。

2010年07月07日

七夕に願いを

 七夕です。午前中は曇っていましたので、今年も織姫と彦星は逢えないのだろうかと思っていましたが、午後から晴れてきて、夜には星が見えました。きっと待ち合わせの場所で逢えたことでしょう。
 選挙事務所には支援者の方が作ってくれた七夕の笹飾りがあります。短冊には「もっと変える」と願いが書かれています。
 候補者は午前中、田辺方面から北上し、午後は和歌山市内を回ったようです。今日を含めないで、残り3日となりました。17日間って長いと思っていましたが、こうしてやってみると早く過ぎていった気がします。

 今日の午前中、市役所の西側にある教育研究所で行われていた教科書の展示会に行ってきました。
 小学校の学習指導要領が改訂され、それに合わせた教科書がつくられ、文部科学省の検定を通ったものの中から、どの教科書を使うか決める手続きが、6月から始まっています。この教科書展示会も教科書採択の手続きの一つで、広く一般市民や保護者、関係者などに見てもらい、意見を聞こうとするものです。
 私の母校である和大附属小学校などの国立校や私立校はその学校に決定権がありますが、公立の学校は学校の設置者、市立校なら市教育委員会が決定します。

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 展示されている教科書は膨大なものになります。出版元がたくさんあり、1年から6年までの分があり、全ての教科に亘っているからです。私も全ての教科書に目を通すことができませんでしたが、中でも国語の教科書についてはしっかりと見させていただきました。やはり国語は言葉をつかさどるための基本、全ての基本になると思うからです。
 いくつも見ていると、その中に懐かしいものがありました。2年の教科書に『スイミー』がありました。当時は何も考えずに授業を受けていただけですが、今読み返してみて、見た目の差を越えて、皆で協力しながら、全体の中でそれぞれの特徴を生かした役割を担っていくことが大切だという、強いメッセージがあると思いました。
 他にも3年では『ちいちゃんのかげおくり』、4年では『ごんぎつね』といった名作が今も変わらず使われています。時代が変わろうとも、伝えていかなくてはならないことは変わっていないんだと思いました。

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 一つ変わったなぁと思ったのが、全ての教科書の裏表紙に、左の写真のような言葉が書かれていました。教科書の扱いがぞんざいになってしまったのでしょうか。
 なお、教科書の展示会は、最終の展示が和歌山市民図書館で7月13日(火)まで行われています。選挙の帰りにでも立ち寄って、子供達が来年からどんな教科書で学ぶのか、ご覧になってみてはいかがでしょうか。

2010年07月08日

暑い! 熱い!

 今日は晴れて暑い一日でした。候補者は夏の暑さよりもっと熱く、懸命に訴えを続けています。
 そろそろ選挙の終わりが見えてきたこともあり、色々なところから「選挙終わったら、〇〇のお手伝いして」といった電話もかかってくるようになりました。終わりましたらご連絡差し上げますので、もうしばらくお待ち下さい。
 夜には民主党全国比例区から立候補している候補者の個人演説会に参加しました。会場は満員で、候補者も炭が熾るような感じでお話されました。
 その後は、うちの候補者の応援団の会議でした。最終日の活動などについて打ち合わせを行いました。
 会議が終わった後、市議補選や来年春の統一地方選挙が近いこともあり、求める市議会議員像についての話になりました。
 先日、うちのあるスタッフが政治を志す人に「なぜ議員になりたいのか、なって何をするのか」といった誰もが聞きたい、皆がよく聞くことを聞いたそうです。その答えが自分にピンと来なかった。というところから話は始まり、議員は市民にどう活動を報告すべきかというところまで話が行きました。
 人によっての理解の差もあります。それをどう超えながら、伝えていくかを考えるいい機会になりました。外が少し涼しくなった先程まで、選挙事務所の中ではそんな熱い議論がされていました。

2010年07月09日

残り1日

 早いもので、選挙運動ができるのもあと1日となりました。候補者は橋本から紀ノ川筋を西へ移動したようです。
 夕方、警察から、候補者の公営掲示板に貼っているポスターが汚されていると電話がありました。場所を教えてもらって、張替えに行きました。交番の横にあるのに傷つけるとは、なんと大胆かつ卑劣な犯行。公営掲示板のポスターを傷つけたり破ったりすることは犯罪です。絶対にしないで下さい。
 明日は一日中選車に乗ることになりました。例の「カラス」というやつです。
 最後の日程は、19時からJR和歌山駅前で、3人の国会議員を弁士に街頭演説会を行います。ぜひ、足をお運び下さい。

2010年07月11日

17日間、ありがとうございました

 おはようございます。
 昨日は選挙戦最終日でした。17日間というのは、本当に長いと思っていましたが、済んでみればあっという間だったように思います。
 最終日は一日、候補者と一緒に動きました。朝7時に市駅前で挨拶に立ち、8時から選挙カーで市内を走り回りました。私は岸本代議士と換わりばんこにカラスをやりました。
 細い住宅地にも行きましたが、時々細すぎて車が入らない道や袋小路に行き当たってしまいました。19時前には和駅前に着き、最後の街頭演説を行いました。
 午前中は時々雲がかかったものの、午後はスキッと晴れて、かなり暑かったです。候補者は日付の変わる24時まで市内各地で立ち続け、選挙戦を終えました。
 結局最後まで、候補者は笑顔と元気を絶やすことがありませんでした。聞くと、栄養ドリンクがあったのですが、ほんまに疲れてどうしようもなくなるまで飲まないでおこうと思ったら、飲まないまま最終日まで来てしまったとおっしゃっていました。本当に誰もが驚くほどタフな候補者です。
 色々とすることがあり、24時までの行動には参加できず、事務所で候補者を迎えることになりました。

 関わって下さったたくさんの皆さんに、心からありがとうございました。
 今夜、静かに結果を待つことにします。

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 参議院選挙の開票結果はまだ確定していませんが、20時過ぎ、相手候補に当確が点りました。
 島くみこ候補からは「私の力不足で、ご期待に応えることができず、心からお詫びしたい。貴重な出会いの中で、改めて和歌山県の様々な課題や問題を学ぶことができた。今後は何ができるか、じっくりと考えていきたい」と敗戦の弁がありました。全国的に、民主党に対して非常に厳しい結果となりそうです。
 今回の結果をきっちりと受け止めて、次に活かしていきたいと思います。

2010年07月12日

子ども手当も止めるべきか

 一夜明けました。朝起きてみると、驚くとともに、愕然とする選挙結果が出ていました。民主党は改選54議席に対して、44議席しか獲得できませんでした。
 しかしこの結果は、国民が民主党に対して通信簿をつけたと考えれば、真摯に受け止めなければなりません。民主党の政策にNOを突きつけたのですから、外国人参政権付与の実施や選択的夫婦別姓の制度導入は止めるべきですし、子ども手当や高校授業料無償化などの政策も止めることを考慮すべきかもしれません。
 今後国会は、またもや「ねじれ国会」となります。しかし、今度のねじれ国会は前のねじれ国会とは質が異なります。
 衆議院で可決された法案が参議院へ送られ、審議の結果否決されたとします。自公政権下のねじれ国会では、衆議院で再議決できる3分の2の議席を持っていましたが、民主党は連立相手を含めても3分の2を持っていません。
 その結果、必要最低限の法律しか通過せず、新たに行おうとする政策などは廃案となって実施されない可能性が高くなります。
 ある意味、小さな政府が実現するのですが、そのしわ寄せやツケは国民が払うことになり、結局は国民が苦しくなります。本当にこれで良かったのか、これからの流れを見て、考えていただきたいと思います。
 また、地方がそのカバーに回らなければならないことが多くなると思います。そこまでできるかどうか、正念場だと思います。

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 左の写真は、今度消防局が配布する「救急安心カード」です。高齢者で一人暮らしの方が増える中、具合が悪くなったときに、その方の持病やかかりつけ医が誰かを知るのがご本人だけのケースが増えています。
 東京都港区では、冷蔵庫の中に持病やかかりつけ医などの情報を書き込んだカプセルを入れておいて、もしものときは救急隊員が冷蔵庫を開けてカプセルの情報を見て、適切な処置をするといった取り組みが行われています。
 冷蔵庫はどこの家にもありますし、誰でも見つけられるので、情報を探すのに手間取りません。同じ取り組みは千葉県習志野市や山口県防府市や周南市、広島県府中町などでも行われています。
 今回の和歌山市の取り組みもこれに準じたものです。冷蔵庫の中やドアに貼ったり、本人が携帯したりと、カードの使い道は色々です。
 このカードは市報わかやまの8月号と一緒に配布されます。また支所・連絡所や消防署などでも配布されますので、ぜひご活用下さい。

2010年07月13日

梅雨の終わりの大雨

 今朝は5時ぐらいに、ものすごい雨音で目が覚めました。その後うつつとしたら、6時ぐらいにまた強い雨音に起こされました。そんなんで、若干寝不足気味です。
 私が寝不足になるだけならいいのですが、また昨年11月のように、雨で冠水したりしないことを願いつつ、警戒するしかありません。九州や中国地方では被害も出ていますので、ご注意下さい。
 11時からは市議会だより編集委員会がありました。6月定例会号の最後の編集会議です。今回の分は8月10日に新聞折込で、皆さんのお手元へ届きます。ぜひご覧下さい。
 午後は紀三井寺の方までお遣いに出かけ、その後は県連で雑用をしました。
 夜はよさこい祭りのスタッフ部会に、久しぶりに参加しました。もうほとんどのことが決まっていて、あとは当日を待つばかりといった感じです。
 今後の作業日程などを確認して、終わりました。ものすごい雨で早めに帰ろうということで、解散しました。
 当日お手伝いしていただくスタッフの人数が、若干足りません。まだまだ募集しておりますので、ぜひぜひお手伝い下さい。
 お申し込みは紀州よさこい祭り公式ホームページの中段にある「お祭りスタッフ募集中」からお願いします。

2010年07月14日

土砂災害に注意

 今朝も雨音で起こされました。しかし今日は早朝から警報が出ていて、これまでに降った雨の量も相当なものになっています。
 10時から禰宜にある重要文化財旧中筋家住宅の修理工事竣工式が行われる予定でしたが、警報が出ているので中止になりました。連絡をくれた教育委員会の方も残念そうなお声でした。
 日程がなくなってしまったので、家の中の片付けなどをしました。幼稚園の先生をしている友人に聞いたら、警報が出て給食を止めたりするのにバタバタしていると言っていました。
 14時半から県庁で、参議院選挙の選挙会があり、選挙立会人として出席しました。選挙会は選挙結果の確定と当選者の告知を行うために開かれます。
 ちょうど県庁へ行こうとしたときに土砂降りで、車へ乗り降りする間にもしっかり濡れました。
 選挙会が終わった後は、過疎対策課へ伺いました。今度は党県連地域政策会議事務局長としての仕事です。半島振興の意見書を提出したいとのことで、少し前から打ち合わせをしてきました。準備ができたとご連絡を頂いたので、ちょうど県庁内にいましたので受け取りに伺いました。
 受け取った意見書を持って県連へ。東京へ上申する準備をしました。
 送る準備をして、市役所へ戻ったら、総合防災課から報告があり、市内でいくつかの通行止めが発生し、うち加太の国民休暇村に通じる道が土砂崩れで塞がれ、宿泊客96人を含む100人余りが取り残されたとのことでした。その後、環境省が復旧作業に入ったとの報告もありました。
 気象庁などのレーダー情報に注意して、雨雲の動きや雨の強さなどをよく把握し、必要な対策を講じて下さい。

2010年07月15日

和歌山下津港はまだまだいける!

 今日は阪口直人衆議院議員の呼びかけで行われた、和歌山下津港の視察に同行させていただきました。
 和歌山下津港は全国で23ある特定重要港湾の一つに指定されています。和歌山下津港の成り立ちは、古くは元禄年間、紀伊國屋文左衛門が下津からみかんの積み出しを行い、また和歌山港は徳川中期、四国諸藩からの貢米輸送船の寄港地となっていました。
 現在は和歌山下津港周辺の鉄鋼・石油関連産業で使用される原料の積み下ろしや製品の積み上げ、また国際港湾である阪神港で降ろされた輸入品や積み込まれる輸出品の国内輸送を担う内航フィーダーサービスの拠点にもなっています。
 まず初めに、国土交通省和歌山港湾事務所で和歌山下津港の業務内容など、概要を伺いました。

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 その後、岸壁に移動し、海面清掃兼油回収船「はりま」を見学しました。左の写真にある「はりま」は毎日清掃活動に出掛けており、活動範囲は紀伊水道のほとんどをカバーしています。浮遊ゴミを回収しなければ、船舶のスクリューなどに巻き込んで思わぬ事故の原因になります。
 船の真ん中の開口部がゴミや油の上を通ることで、回収できる仕組みになっています。昨日の雨で海面にはかなりのゴミが浮いていました。今日はかなり働き甲斐があるのではないかと思います。

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 小豆色の網かごの中に回収したゴミが溜まります。ほとんどが流木だそうです。回収されたゴミは1立方メートル当たり5,800円の処理費用がかかるそうです。そんなお話を国交省の担当者から教えていただきました。
 「はりま」見学の後は、国交省が用意してくれた船で、海上から和歌山下津港を視察しました。
 和歌山下津港は全国997ある港のうち、9番目の広さです。そのため、和歌山北港区、和歌山本港区、和歌浦海南港区、下津港区、有田港区の5つの区に分かれています。この5港区はそれぞれに特色があり、北港区は鉄鋼港湾、本港区は公共埠頭中心の商業港、和歌浦海南港区は鉄鉱関連企業とリゾートエリア、下津港区は石油精錬企業があり、有田港区は日本有数の石油備蓄基地として利用されています。

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 このような多様な使われ方をしている状況を阪口代議士と一緒に海上から視察し、国交省の担当者から説明を受けました。
 船からの視察を終えて、和歌山下津港を利用している企業の経営者や責任者、海南商工会議所の会頭さんと意見交換会を行いました。
 特に東南海・南海地震への備えとして、和歌浦海南港区の入江に計画されている直立浮上式津波防波堤の建設推進について、強い要望がありました。
 直立浮上式津波防波堤とは、普段は海底に沈んでいる防波堤が、津波の襲来が予想される時、空気圧によって浮き上がり、津波を止めるものです。コンクリート製の防波堤は一度造ってしまえば、どけることはできませんが、直立浮上式津波防波堤は普段海中に沈んでいるので、平時はその防波堤の上を航路として開放できます。
 またおおよそ10分ほどで浮上させられるので、東南海・南海地震の津波到達が予想される約1時間には十分間に合います。このような、日本で初めての取り組みが行われています。この直立浮上式津波防波堤を一日も早く進めてほしいというお話でした。
 和歌山下津港も関空との連携により、まだまだその価値を高めることができると思います。その点では、伊丹や神戸空港に隣接する阪神港よりも有利ではないかと思うのです。今後、和歌山市の中でもどんなことができるのか、検討してみたいと思います。
 夕方からは、しまくみ事務所の最後の片づけをしました。今はほぼ借りたときの姿に戻っています。

2010年07月16日

三連休前の金曜日

 三連休前の金曜日です。週末プラス1日は動けなくなるので、今日のうちに処理しなければなりません。
 いくつも要望をしたい旨の申し出がありましたので、一気に片付けました。中には、東京で政務三役と面談したいというのもあります。私が直接アポを取るわけではないのですが、アポ取りをお願いして、党本部に書類を送付するところまでは、私の仕事です。
 今日は、そのような動きの一日でした。

2010年07月17日

梅雨明け

 今日、九州から関東にかけて梅雨明けが発表されました。梅雨の終わりに各地で大きな爪痕を残して去っていきました。残念にも亡くなられた方のご冥福をお祈りするとともに、被災された皆様には心からお見舞い申し上げます。
 おかしな天気ですが、本格的な夏が始まります。

2010年07月18日

田辺での会合に参加

 今日は田辺へ行きました。郵便局退職者の会の総会が行われ、来賓として藤本幹事長とともにお伺いしました。
 8時55分発の特急くろしおで向かったのですが、指定席は満席になっていました。前もって予約しておいて正解でした。車内放送では「自由席が大変混み合いまして、申し訳ございません」と言っていたので、かなり混んでいたのでしょう。
 10時に紀伊田辺駅へ着いて、会場へ。同じように来賓で来られていた方に聞くと、その方は和歌山市から車でいらしたのですが、8時に和歌山市を出て、吉備インターの前で渋滞10キロと表示されていたので、高速を降りて一般国道で来られたのだとか。
 そんなお話をしているうちに開会の時間になったのですが、会場中央の島の席がすっぽり空いています。どうしたんだろうと思っていたら、紀南から来られる方々を乗せたバスが渋滞で遅れているとのこと。思わぬ影響です。しばらくして、バスの皆さんが到着され、20分遅れで開会しました。
 藤本幹事長が民主党県連を代表して挨拶する前に、数人の来賓の方がご挨拶されました。そのほとんどが選挙の結果であったり、政治の流れに関するものであったり、民主党に対するご批判でありました。我々はそのお話を率直に受け止め、藤本幹事長がそれを受けた形での挨拶をしました。
 その後の昼食懇親会では、二人で手分けしてそれぞれの方からお話を伺いました。
 懇親会後、藤本幹事長とは別れて、私は和歌山へ。上りの電車は比較的空いていました。
 18時からはよさこい祭りの決起集会に参加しました。早いもので、開催まであと3週間です。

2010年07月19日

介護百人一首の後のわかやまポンチ

 先日から「介護百人一首」という文字が気になっていましたので、今日観に行ってきました。
 家のすぐ近くにあるNHK和歌山放送局の展示ロビーで、それは行われていました。
 この「介護百人一首」はNHKの福祉ネットワークという番組の中で、日々の介護などの経験を詠んだ歌を平成16年から紹介されてきたそうです。この歌がとても反響が大きく、20年から百人一首として投稿された中から100首を選び、冊子などにしたそうです。
 2010年の「介護百人一首」が選ばれ、その展示が行われていました。
 家族の介護をする側や、介護される側になった方、また介護職を選んだ方の歌を拝見しました。その情景が浮かぶ歌ばかりです。残念ながら、和歌山での展示は今日までなので、NHKハートプロジェクトのページでぜひご覧になって下さい。

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 その後は、夏のわかやまポンチを食べに行きました。いちごをメインにした春のわかやまポンチを食べ損なったので、何としても食べようと思っていました。
 全国わかやまポンチ協会の加盟会社である信濃路で提供されています。梅の甘露煮と牛乳をベースにしたアイスと、トマト・にんじん・いちご・オレンジを混ぜ合わせたシャーベットが乗っています。
 洋ナシのスライスやりんごの角切り、牛乳寒天を使って、さっぱりと仕上がっています。
 夏のわかやまポンチを、ぜひ召し上がってみて下さい。

使用県産品:梅甘露煮、オレンジ
属性:じょわじょわ系
価格:480円

2010年07月20日

東京日帰り勉強会

 今日は東京でした。
 朝6時53分に病院前からリムジンバスに乗り、関空へ行き、8時50分発のANAで羽田に着いて、半蔵門へ。スーパーで500円のお弁当を買い、13時半からの講義に出ました。
 今回の勉強会は、全5回シリーズになっていて、今日がその1回目です。
 今日の勉強会、前半は「地域主権時代の地方議会と地方議員」と題して、地方分権が進んだ時に「地方政府」と認識される地方自治体の中で、地方議会の求められる役割は何か、本来すべきことは何か、どんなことができるのかを、中央大学教授の佐々木信夫先生から学びました。
 後半は「事業仕分けから見えた議会への期待」と題して、議会の役割として求められている事業仕分けの役割について、実際国の事業仕分けに携わられた横浜市立大学エクステンションセンター長の南学先生から学びました。
 17時過ぎまで来られていた他の自治体議員さんと意見交換したりしました。
 その後、会場の近くにあった牛丼チェーン店で夕飯を食べ、地下鉄で羽田空港へ。20時15分のANAに乗り、関空へ降りて、リムジンバスで帰ってきたのが23時ちょっと過ぎでした。
 ちょっと強行軍でしたが、明朝の日程があるので、仕方ありません。では、おやすみなさい。

2010年07月21日

旧中筋家住宅修理工事竣工式

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 禰宜にある旧中筋家住宅において、修理工事竣工式が9時から行われ、出席しました。当初は14日に行われるものだったのですが、その日は警報が出る大荒れの天気で、今日に延期となり、快晴の下で式典が行われました。
 市長の式辞に始まり、市議会議長と地元代表の祝辞、テープカットの後、大太鼓の音色に誘われて、表門をくぐり、前庭へと進み入りました。
 旧中筋家住宅は平成12年2月から約10年6ヶ月をかけて修復されました。南北が約57m、東西が約40m、敷地面積は約2200平米の旧中筋家住宅は、外周を土塀で囲まれていて、敷地の東側と南側には水路が巡っていて、東側は熊野古道に面しています。

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 中筋家は秀吉の根来攻めから逃れ、この住宅のある禰宜にやってきた文貞坊に始まるとされています。5代目良重が和佐組の大庄屋となってから6代にわたって大庄屋を勤めたそうです。
 今回の保存修理では、住宅だけでなく、庭なども出来得る限り整備して、使われていた農機具なども展示し、当時の趣を感じてもらえるようにしたそうです。
 旧中筋家住宅は8月1日から一般公開されます。公開日は3月から11月までの土日祝日9時から16時30分までですが、5名以上の団体は事前申し込みで、平日でも見学できます。観覧料は高校生以下無料、一般は300円です。

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 せっかくですから、子供達の校外学習などで積極的に利用し、昔の人々はどのような家で生活していたのかなどを知る一助になればと思います。
 また可能ならば、昔の農機具を使って、子供達が育てた稲を脱穀したりするのを体験してもらえたらいいだろうなぁと、期待を膨らませました。

2010年07月22日

お茶2杯で4時間

 少し疲れが込んでるのか、19日から親知らずが腫れて辛い日々です。少しマシになりましたが、まだシクシクと痛みます。
 昼からは県連メンバーが集まって、統一地方選に向けたローカルマニフェスト作りについて、話し合いました。
 15時からは来客。メインの話から、政治の話やら国の制度の話など脱線しながら、お互い語っていたら4時間も経っていました。
 終わってみれば、お互いそんなにも話していたかと、ビックリしてしまいました。
 でも、僕が一方的に話していたのではなく、あちらからも色々と思うところを聞かせてもらい、非常にいい刺激になりました。

2010年07月24日

昨日と今日をまとめて

 昨日は午前中、党県連のホームページについて、更新の打ち合わせをしました。
 午後からは役所で陳情などの処理を行いました。

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 今日の午後は、砂山小学校の夏祭りにお邪魔しました。青年会議所の同期が、今年度から保護者会の会長をしています。
 夏休みに入ったばっかりで、ウキウキした子供達の姿を見ることができました。保護者が作ったレモンドーナツを買って食べました。さっぱりしてておいしかったです。
 消防団の団員さんお二人と政治談議になりました。民主党に期待していただいていただけに、党の対応や参議院選挙の結果を厳しく評価されていました。貴重なご意見、ありがとうございました。

2010年07月25日

市長選挙・市議補選始まる

 今日から市長選挙と市議会議員補欠選挙が始まりました。
 8時半から、現職候補の出陣式に出席しました。朝の日差しがとても暑い式でしたが、たくさんの方々が参加されていました。
 これから4年間の舵取りを誰に任せるのか、国政よりも重要な選挙です。必ず投票にお出かけ下さい。
 その後は、よさこい祭りの器材を運び出すために、ぶらくり丁の事務局へ。
 運び出して、使う場所ごとに仕分けして、中身を確認して、17時過ぎまでかかってしまいました。
 でも、きっちり運営するには、きっちり段取りをしておかないといけません。はじめにちゃんとしておかないと、後で困るのは自分達ですから。

2010年07月27日

祭り近し

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 和歌山城周辺が祭りの様相を呈してきました。
 けやき通りもサーチライトやスピーカ、ちょうちんの取り付け工事が始まっています。
 市役所の1階ロビーにも、今年の祭りのポスターパネルと、昨年の祭りの様子が放映されています。
 和歌山の夏のピークはもうすぐです。

2010年07月29日

これから東京へ

 14時から、関係団体の会議に出席しました。近々総会を行うのですが、その際の講演にどんな講師を呼んだらいいか、などを検討しました。
 そしてこの後、東京へ向かいます。明日、勉強会があるのですが、それに出席するためです。
 行ってまいります。

2010年07月30日

新しい議員会館へ

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 午前中は新しい議員会館へお邪魔しました。岸本周平代議士の部屋は第2議員会館の9階にあります。20日に移動されたそうです。
 秘書時代はこれまでの議員会館でしたし、つい数日前までは旧議員会館でしたので、中へ入るにも、入ってからもどうも勝手が分かりませんでした。
 部屋の広さも旧会館の一つの部屋の倍ぐらいあります。収納もこれでもかというぐらいあり、快適な勤務環境だと思います。
 議員会館の西側の窓からは日枝神社が望め、東側は国会議事堂の裏側が真正面に見ることができます。岸本代議士の秘書さんに案内していただいてると、阪口代議士とお会いしました。阪口代議士も今日、初めて新しい議員会館に入ったそうで、秘書さんからフロアの設備について、説明を受けていました。
 お昼は、秘書時代によく行った議事堂本館の中の蕎麦屋さんで食べました。満員で少し待ちました。そういえば、この蕎麦屋さんで、まだ首相になられる前の小泉さんがいらして、その横でそばをすすったことがあります。
 議員も秘書も職員も関係なく、並んで座って食べられる蕎麦屋さんの雰囲気は、全く変わっていませんでした。
 食べ終わって、歩いて勉強会の会場へ。13時半から17時前まで、みっちりやりました。
 明日、和歌山へ戻ります。

2010年07月31日

宇宙が和歌山にやってきた

 午前中は、東京でお世話になった恩師が主宰する会合にお邪魔し、冒頭挨拶をさせていただきました。この恩師と会うのも数年ぶりです。
 最後まで居たかったのですが、後ろ髪を引かれる思いで羽田空港に向かいました。
 午後一の飛行機に乗り、和歌山へ戻ってきました。和駅からバスに乗り、本町のフォルテワジマへ。

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 17時から宇宙航空研究開発機構(JAXA)と和歌山大学観光学部が共同で開催する「JAXAタウンミーティング & ユース・スペース・プログラム in 和歌山」に参加しました。
 14時からは高校生以下の子供達を対象にユース・スペース・プログラムが行われ、米・ボーイング社の招きで米航空宇宙局(NASA)の研修に参加した県教委の戸川先生が、宇宙で使われている技術などについてお話されたそうです。
 後半のタウンミーティングでは、JAXAの樋口副理事長さんや和歌山市出身の上野部長さんがJAXAの活動を中心にお話して下さいました。
 特に、目から鱗だったのが、JAXAの活動が未知なる宇宙へ挑戦するロマンだけでやっているのではなく、今は地球の姿や災害時の状況把握のために活動されていることが分かりました。

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 今月13日の大雨で、橋本市での被害を把握するために、県からの依頼で人工衛星から写真を撮って、データ解析をし、県に渡されたそうです。
 他にも、すでに和歌山市の衛星写真からハザードマップも作られているそうで、見せてくれました。
 質疑応答のときに、人工衛星がどのぐらいの周期で日本の上を通過するのかと伺いました。すると、人工衛星は2日に1回、日本の上を通るそうで、その時に写真を撮っていると、答えてくれました。ただ機動性に欠けるので、もう1機増やして、毎日写真を撮ることのできる体制にしたいと、おっしゃっておられました。
 ちなみに、JAXAの年間予算は約2400億円。和歌山県の年間予算の約3分の1、和歌山市の一般会計と特別会計を合わせた金額に匹敵します。これを高いと見るか、低いと見るかは人それぞれですが、普段は気付かない生活のあらゆるところで、JAXAの活動のお世話になっているということは事実です。
 県内には機材の原材料などを作っている会社もあります。世界シェア約80%という会社もあります。もっと県内に宇宙関連産業を呼び込む活動もしなければならないのではないかと思いました。

2010年08月02日

FMバナナでラジオの収録

 今日はバナナFM877へ行ってきました。毎週水曜日の16時から「和歌山市議会通信」という番組があります。この番組は全議員が交代で出演し、MCの宇和千夏さんとおしゃべりする番組です。
 2周目に入りまして、私も2回目の出演です。1周目は普段のことなどを話しましたが、2周目のテーマは「誰でもええから、誰か連れて来て~」でした。友達でも恋人でも誰でもええから連れて来て、本人以外からその人の人となりを聞こうというものです。
 誰を連れて行こうか悩んだ結果、おどるんやの開催直前ということもあり、お祭りスタッフ部事務局長の北村さんを連れて、収録に臨みました。
 昨年は私がコーディネーターで北村さんがその補佐、今年は逆転して私が事務局長補佐をしています。
 私はいつも言うのですが、祭りは「見る人・踊る人・支える人」で成り立っています。どれだけの方が支えてくれるかで、祭りの成否が決まります。ありがたいことに、今年もボランティアのスタッフにたくさんの方が応じてくれて、万全の体制を整えることができました。そこが担当者として一番苦労するところですが、乗り越えることができました。そんなお話も、番組の中でさせていただきました。
 あと、事前の打ち合わせの祭に、FMバナナの山口理事長さんから、実は高知のよさこいと和歌山の串本節の節はほとんど同じというお話を伺いました。
 「土佐の~高知の~はりまや橋で」と「ここは~串本~向かいは大島」と口ずさんでみて下さい。ほとんど同じです。これは太平洋で操業していた和歌山と高知の漁師が、お互いを鼓舞するために歌ったそうです。それがそれぞれの地域で根付いたのだという一説があるそうです。まさに黒潮が結んだ縁や文化と言えるでしょう。
 受け売りで話の中に入れたかったのですが、流れがあったので話せませんでした。せっかくですので、ここで披露させていただきました。
 ぜひお聴き下さい。本放送はあさって4日16時から、再放送は8日21時からです。

2010年08月03日

けむり屋

 今夜は、友人が久しぶりに一緒にご飯を食べようということで、車に乗せてもらって、善明寺にある「けむり屋」へ行きました。
 「けむり屋」はジンギスカンのお店で、店先にも「和歌山で一番!」と掲げていました。連れて行ってくれた友人が「けむり屋」オーナーの木村充宏さんを良く知っていて、紹介してくれました。

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 名刺交換すると、何と私が今まで見たことない名刺をいただきました。ラミネートパウチが施され、その上、ご自身の名前よりも「出愛に感謝します」と面積の半分ぐらいを使って、でかでかと書かれていました。代わりに木村さんは、私の名刺に対して「二つ折りの名刺は初めていただきました」とおっしゃっておられました。
 木村さんとはちょこちょこお話して、とてもペースの合う(合わせてくれてる?)方でした。ちょっとでも喜んでもらいたいから、手間を惜しまず、おいしい食べ方を教えてくれます。それと、会話のポケットがすごく多い方で、何を話したか忘れてしまうぐらいです。
 肝心のジンギスカンも、塩コショウだけで、それもミディアムレアで食べても、ラム独特の嫌な臭みがなく、本当においしい!それだけでも、とても得した気分になりました。
 ご飯のおいしさだけでなく、木村さん自体からもパワーをもらい、気持ちを和ませてもらいました。ありがとうございました。

2010年08月06日

おどるんやの夏 始まる

 明るい時間は、来年の統一地方選挙に向けたローカルマニフェストの打ち合わせをしました。まだ会合も開いていないので、これからです。
 さて、第7回おどるんや~紀州よさこい祭りが今日から始まりました。あれ?と思われる方もいらっしゃるかもしれません。そう、去年より1日早いのです。
 それもそのはず、今年は前夜祭が行われるのです!前夜祭はマリーナシティで行われました。プレ演舞も含めると、20チームが踊ってくれたそうです。会場はどんな感じだったんだろうと気になります。
 そう、残念ながら前夜祭には行けませんでした。なぜなら、その時間、明日からの本祭で使う器材を砂の丸広場に搬入していたからです。あーすごく残念。
 明日から2日間、和歌山城周辺は活気に満ち溢れます。ぜひ祭りへお越し下さい。ちなみに明日は、今年もぶんだら節とおどるんやの同日開催です。

2010年08月07日

おどるんや1日目

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 今し方帰ってきました。おどるんや1日目は日付が変わらないうちに帰って来ることができました。
 今日はけやき大通りではぶんだら節が、砂の丸広場ではおどるんや~紀州よさこい祭りが行われました。私はずっと砂の丸広場にいました。
 今日はあまりカンカン照りではなかったので、明るい時間からかなりの人出がありました。日が落ちてからは一層増えて、混雑しました。砂の丸広場では今年も「よっちゃげて旬店街」は開かれましたが、おなかが空く時間はかなりの混雑でした。

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 演舞の終わりには、全チームのフラフや旗が集合して「よさこいフラフ・大旗大集合!」が行われました。
 携帯で撮った写真なので伝わりにくいですが、各チームの旗手が力いっぱいフラフや大旗を振って、会場を盛り上げてくれました。自分の持ち場で見ていて、背中がぞくぞくしました。
 明日は一日おどるんやです。

2010年08月09日

今年のおどるんやは無事終了!

 おどるんや~第7回紀州よさこい祭りは無事終了しました。本当にありがとうございました。片づけを終えて、先程帰ってきました。
 2日目は西の丸広場のスタッフ運営責任者をさせてもらいました。場所に関わらず、お手伝い下さった全てのボランティアスタッフの皆さんにも感謝いたします。
 この祭りは「踊る人・見る人・支える人」の三者で成り立っています。どれか一つ欠けてもできなくなります。ましてや、支えて下さる方の重要度合いは、言うまでもありません。
 当日までに我々も色々考えて、万全の体制を整えてきました。しかし、それが完成するかどうかはボランティアでお手伝い下さる方々にかかっています。不自由なく、祭りを楽しみながら支えていただけることに腐心しました。
 和歌山がもっと元気になるために、来年以降も続けてまいります。よろしくお願いします。

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 今回の祭りでも、砂の丸広場に「よっちゃげて旬店街」が出ました。その中で北の新地にあるサウスウエストカフェさんがわかやまポンチの外伝「よさこいポンチ」を出していらっしゃいました。
 わかやまポンチ勝手応援団長としては食べないわけにはいかない!と今日、いただきました。本当は昨日に食べて、ここに書きたかったのですが、そこまでの余裕がありませんでした。
 梅甘露煮、パイン、巨峰を使い、蜂蜜ベースのシャーベットで仕上がっています。他のお店でもぜひメニューを考え、出していただければと思います。

東京強行軍

 昨晩、と言っても今日のことですが、3時に寝て、6時に起き、病院前からリムジンバスに乗って関空へ。8時40分発のANAで東京へ向かいました。
 5回シリーズ3回目の勉強会に出席しました。今回は地方財政でこれから問題になるであろう事柄について、学びました。
 講義の中で講師の先生が、千代田区の図書館について触れられたので、講義が終わった後にその図書館を実際に見に行ってきました。 

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 千代田区は夜間人口が約4万人なのに対して、昼間人口が約86万人にもなります。そこで、区庁舎を建て替えるのに合わせて、図書館もモデルチェンジしました。
 定住者だけでなく、通勤・通学者が使いやすく、ビジネスにも利用してもらえる図書館を目指し、また指定管理者制度を活用して、夜10時まで開館することにしました。
 その上、区内にある古書店街とも連携し、古書の展示なども行い、書物から文化への造詣を深めてもらうようにしました。
 そして、特筆すべきは、それらのことを「図書館宣言」としてまとめ、図書館の入口に掲示していることです。こういう取り組みは、かなり画期的だといえます。
 図書館内を見学した後、庁舎の最上階にある食堂で少し早い夕食と摂り、羽田へと向かいました。
 関空21時半着の飛行機に乗りましたが、少し早く着いて、21時半発のリムジンバスで帰ってきました。
 講義の中で出てきたものを、すぐ見られるというのは、とても幸運でした。

2010年08月11日

マニフェストの検討

 知事選の動きも慌しくなってきました。今日は知事選で掲げるマニフェストの打ち合わせをしました。
 たたき台が示され、内容の検討に入ります。範囲や項目が多岐にわたりますので、なかなか大変な作業になりそうです。

2010年08月13日

お盆を迎えて

 10日から今日まで、初盆を迎えられたお宅へ伺い、手を合わさせていただきました。やはりご縁のあった方やそのご家族ですから、何かしら重みを感じます。
 中にはお留守でお顔を見ることができなかったお宅もありましたが、お礼の電話などをいただいて、逆にこちらが恐縮しかりです。
 すべての御霊に心から 合掌

 そして、お盆といえば里帰りです。同級生が東京から、福岡から帰ってきました。そして、久しぶりに顔をあわせ、色々と話をしました。気の置けない仲間との時間はあっという間に過ぎてしまいます。
 みんな、元気で。また近いうちに会いましょう!

2010年08月14日

気づきのひととき

 私がいつも参加させていただいている勉強会のお世話をされている方が、和歌山に帰ってこられたので、夕飯をご一緒させていただきながら、色々と意見交換をしました。
 その方は若い頃、私の家の近所に住んでいらして、散髪屋を営んでいた私の祖父に散髪してもらっていたそうです。
 高校時代の部活の仲間が集まった会の後、私との時間を作って下さいました。
 特に参議院選挙以降の動きや選挙の総括、来る知事選の話や来年の私の選挙の展望などについて、2時間半にわたって、意見交換しました。
 外からでないと見えないこと、分からないことがあります。気づきを与えてくれたひとときでした。

2010年09月14日

2010年9月議会の一般質問全文

 今日の質問の議事録を記します。なお、これは原稿ベースで、速報版です。実際の議事録は若干異なることをお含み置きください。正規は後に発行される議事録に拠ります。

《質問》

 民主クラブの山本忠相です。
 今回は市長の政治姿勢ということで、4年前の市長選挙で掲げられたマニフェストについて、検証したいと思います。
 大橋市長はマニフェストに『元気和歌山「誇り」と「信頼」の再生』『ストップ・ザ・「人口減少」総力で挑む』と大書きされ、重点施策として「5つの全国モデルへの挑戦」を掲げられました。まず、それぞれの施策の進捗状況について、事業や政策を担当しているであろう各課にヒアリングしましたので、確認していきます。

1、「安全なまちづくり」の推進について
 『現代版「稲村の火」避難誘導灯を計画的に設置する』については、太陽光発電式避難誘導標識の設置は12箇所計画中の10箇所設置できたようです。
 『防災行政無線システム(屋外拡声子局)を平成19年度末までに全小学校に設置』は平成20年度に完了しました。
 『緊急時用浄水装置を平成19年度末までに全中学校に設置する』とありますが、これは昨年度完了しています。
 災害時用の毛布を5万枚確保し、下水管に直結する簡易トイレを計画的に確保するとありますが、毛布や簡易アルミ寝袋を目標の85%まで確保し、簡易トイレは設計段階に入っているそうです。
 耐震補強が必要な小中学校の校舎・体育館の工事を22年度末までに完了させるとありますが、平成17年度から工事を開始し、今年度末で小学校44校、中学校15校の工事が完了する予定だそうです。また、建て替えを予定していた3校の校舎と体育館1棟は補強工事で対応するよう再検討し、23年度中に工事を行う予定だそうです。
 自主防災組織の充実を促進するということで、防災資材等整備補助金制度の充実と地域防災リーダーを各連合自治会に10人、計420人のリーダー養成を目指すとあるのは、市民防災大学や自主防災組織に対する補助が7~8割で行われ、また在住外国人に向けた支援も取り組まれています。
 子どもの視点による地域危険箇所確認マップの作成は、今年7月現在52小学校のうち、43校で作成されているそうです。
 「地域子ども見守り隊」運動が全国モデルとなることを目指し、全小学校区での「声掛け運動隊」「見守り隊」「お迎え隊」結成の支援するとあるのは、見守り隊員さんに平成18年からボランティア保険を掛けているそうです。
 ひとり暮らしの高齢者への声かけ運動は、配食サービス事業を委託したことでできたそうです。
 悪徳商法に対応する相談窓口の設置については、従来ある市民相談にプラスαして、平成19年6月には消費相談窓口が設置され、新規に有資格者の相談員を採用、職員さん1人が相談の資格を取得されて、2人体制で当たられているそうです。

2、「優しいまちづくり」の推進について
 市北部(直川用地)に保健センターを新設するについては、現在建設中です。
 病院ネットワークの構築は、救急医療情報センターや病院群輪番制病院運営補助金の支出、周産期医療ネットワーク事業によって構築できたと考えてらっしゃるようです。
 市民の集うお城や公園のバリアフリー化は、六十谷駅のバリアフリー化が完成。水門筋のセミフラット化工事が進められています。
 高齢者が住み慣れた地域で生活できるようサービスを充実するということで、小規模特養を各年度1箇所ずつ整備するというのは、毎年1箇所ずつ新設されています。認知症対応高齢者グループホームを120床増やすとあるのは、4年間で153床新設できたとのことです。
 子育て中の市民が集う「親子の広場」を設置するというのは、市内5箇所につどいの広場を設置しています。
 乳幼児健康支援一時預かり事業、いわゆる病後時保育の実施は、杭の瀬保育所の建て替え工事によって受け入れが可能となり、また緊急サポートネットワーク事業が行われています。
 学童保育の設置は、放課後子ども教室推進事業と放課後児童健全育成を49の小学校と13の保育園で行われています。
 子育て応援団のネットワーク支援は、運営を委託して行っています。
 ボランティア活動拠点の充実は、平成20年度にNPOボランティア指針が策定され、21年度から3年計画で充実に向け、進行中だそうです。市民提案事業の拡充は、実施されています。
 奈良県川上村にある市民の森を1haから3haに拡充する政策は、1ha増加して2haにできたそうです。
 リサイクルの推進やゴミの減量については、プラスチックや資源ごみのリサイクルを進めているそうです。
 総合的な人権施策については、人権施策総合推進事業や人権教育推進事業、企業人権推進事業などを行ったそうです。

3、「元気なまちづくり」の推進について
 和歌山市の名産(ブランド)を創出するコンテスト等を積極的に開催し、10個以上の新名物を目指すとありますが、コンテストを開催した結果、4つの新名物を創り出せたそうです。
 和歌山市の産物をブランド化するプロジェクトは、しらすやアシアカエビのブランド化を始めているそうです。
 姉妹都市と連携した海外のアンテナショップは実現できませんでした。
 城フェスタ事業を拡充し、「週末には必ず何かの催しが開催されるお城」の実現は、平成20年5月18日から11月23日までの間にあった56の土日のうち、44日で何らかの催しができたそうです。
 平成22年度までに4ゾーンを、四季の花を楽しみながら健康散歩できるように整備するとあるのは、ボタンの植栽や公園内の照明を増設する工事を行ったそうです。
 「ものづくり付加価値創出支援制度」は目標65件中実績47件。「ふるさと起業支援制度」は目標11件中実績7件ということでした。
 企業誘致などにより5000人の新規雇用確保については、住友金属やその関連会社、また誘致した企業などにおいて955名の新規雇用が生まれたそうです。
 「和歌山市経済戦略会議」は平成20年度中に開催されました。
 和歌山大学観光学部の設置促進は、設置されました。
 スポーツを楽しみ、ゆったりとリフレッシュする観光をどの程度実現できたのかは、スイム駅伝やドラゴンボートの開催を支援したそうです。

4、「快適なまちづくり」の推進について
 和歌山北インターチェンジは今年3月に共用が開始されました。
 第二阪和国道と京奈和自動車道の早期完成促進は、現在地籍調査や関連の工事が行われています。
 市駅小倉線は3割強が整備され、完成が平成26年度末に変更されました。
 西脇山口線は5割弱整備が終っています。
 JRの高架事業は平成21年度に完成しています。
 和大新駅の実現は平成20年度末目標となっていますが、平成24年度末完成に変更されています。
 下水道普及率の向上33.9%、水洗化率73.6%の目標については、普及率が33.5%と少し及ばなかったものの、水洗化率は79.3%と目標を達成できたそうです。
 「半径1キロ気持ちの切り替え運動」で職員の意識改革を促進、中央省庁や企業などへ年10名を目標に若手職員を研修派遣は、それぞれ実施されたそうです。
 来庁者アンケートを実施して、市民満足度90%を目指すとあるのは、平成18・19の両年度実施され、平均76・74点で90点には届きませんでした。平成20年度からは所属長や職員各自による自己評価に変わったそうです。
 ワンストップ窓口の実現は、税証明総合窓口を設置し、その他については検討中という回答でした。
 市民の問い合わせに迅速に対応する市役所コールセンターの開設については、コールセンターではなく、市ホームページのよくある質問集で当面対応するそうです。
 全ての市施設にインターネット予約システムの導入は、市民会館はじめ30施設について今年度から導入されました。
 施設の指定管理者制度の導入や保育所・幼稚園の民営化推進、民間活力導入を積極的に行うとあるのは、第一・第二共同調理場の民間委託、一般廃棄物の収集運搬業務の委託、粗大ごみ収集業務の委託、市営住宅の指定管理者制度導入、小学校校務員の派遣委託事業が行われているそうです。
 縦割り行政の弊害解消のため、各部局の総務事務の一元処理については、局制を導入したとの回答でした。

5、「教育のまちづくり」の推進について
 市和商に普通科の開設は、平成21年度に完了しました。
 少人数学級とチームティーチングの推進は、低学年サポートプランとして実施されているそうです。
 各小学校に毎年100冊ずつの図書の充実は、おおよそ100冊分の予算を各学校に配分しているそうです。
 仮称「基礎学力向上プロジェクトチーム」を設置して、「10分読書館」や「10分計算塾」を実施するというのは、小学校で100%、中学校で80%の実施率だそうです。
 土曜スクールの拡充は、33校から34校と1校増加させたそうです。
 学校周辺をあいさつ道路とし、地域の方々とあいさつを交わす運動の推進は、各校校門前を中心に展開し、校区全域に広がるよう啓発中とのことです。
 食育の推進は、健康わかやま21推進事業や栄養指導事業、食育推進計画の策定が行われているそうです。
 「地域の学校支援事業」の展開や学校支援ボランティア登録者数を22年度末までに500人にするとしているのは、きのくに共育コミュニティ事業として、100%の実施率だそうです。
 「小学生和歌山クイズ大会」は平成18・19年度の2回行われたそうです。
 教員の研修を充実し、教える力を高める環境整備を進めるとあるのは、国の法定研修以外に、初任者研修など市独自の研修を設けているそうです。
 教員表彰制度は実施されているそうです。
 
 以上、4年前に掲げられたマニフェストの政策は、おおむね実施されていることが分かりました。
 さてそこで、『5つの全国モデルへの挑戦』ということで掲げられた重点項目
1、「安全なまちづくり」の推進 「地域見守り隊」全国モデルへの挑戦
2、「優しいまちづくり」の推進 「介護予防」全国モデルへの挑戦
3、「元気なまちづくり」の推進 「名産創出・まちなか再生」全国モデルへの挑戦
4、「快適なまちづくり」の推進 「気配り市役所」全国モデルへの挑戦
5、「教育のまちづくり」の推進 「地域の学校支援」全国モデルへの挑戦
この5つは全国モデルにできたのかどうか。また全国モデルになったと言える根拠、例えばマスメディアにこれだけ取り上げられたとか、他の自治体や議会からこれだけの視察があったとか、具体的な事例を含めて、お答え下さい。
 また、それぞれの事業を、実施してどうだったか評価されていると思います。やってみて見い出せたこと、反省点、またスローガンである『元気和歌山「誇り」と「信頼」の再生』『ストップ・ザ・「人口減少」総力で挑む』の実現できた点をお伺いし、第1問といたします。

《大橋市長 答弁》

 まず、「安全なまちづくり」の推進についてです。
 安全なまちづくりを推進するため、各地域において、自治会や自主防犯組織、或いはPTAの皆様方をはじめ多くの方々により、積極的な取り組みがなされております。
 その内、地域子供見守り隊については、全ての小学校区で設けられ、暑い日も雨の日も、子どもたちに声をかけながら長時間にわたり見守っていただいており、小学生に対する不審者による声かけ等の事案は、平成17年度100件でしたが、平成21年度は49件と半減する等の効果がありました。
 民間のこのような活動と呼応して、本市においても行政として、青色回転灯付パトカーによる巡回パトロールを行い、犯罪抑止効果を高めるとともに、地域の方々や関係機関との連携を密にし、通学路や公園等における防犯上問題のある箇所の点検を行うなど安全なまちづくりに努めています。
 これらの活動は、先進的な取り組みであり、民間と行政によるパトロールが協力し合って大きな成果を挙げている点でも、他に誇るべき取り組みであると考えています。

 次に「優しいまちづくり」の推進についてであります。
 平成18年度から実施している介護予防のための通所型介護予防事業において、和歌山大学と連携した和歌山市シニアトレーニング事業は、市民の健康維持を後押しする介護予防体操であり、テレビ朝日「スーパーモーニング」、TBSひるネタ「おとなの教室」、NHK「ためしてガッテン」、各社新聞記事などで全国的に取り上げられました。
 また、市民ボランティア養成講座では、平成18年度から21年度まで、242人の方がシニアエクササイズを学んで、地域での介護予防活動に取り組んでいます。
 「介護予防」全国モデルへの挑戦については、達成することができたと考えておりますが、今後も更に事業の充実に努めてまいります。

 続いて「元気なまちづくり」の推進についてです。
 「元気なまち」づくりを目指し、特に17年度から開催していた城フェスタに全力で取り組んでまいりました。竹燈夜、食祭といった主催事業による元気づくりに加え、「城にあつまれ百人のこども忍者」や「小梅日記を活用した事業」等、市民の皆さんに積極的に事業を開催して頂けましたので、お城を舞台に行政と市民の皆さんが一体となった本市の元気づくりのモデル(礎)ができたと思っています。最終年度の平成20年度には、城フェスタの一環として「女流王将戦」や「なんでも鑑定団」の誘致に成功しましたので、全国に和歌山市を発信する機会も得ました。
 今後も市民の皆さんと力を合わせ「ぶんだら・よさこい」「食祭」「竹燈夜」を和歌山城三大イベントに磨きをかけていきたいと思っています。
 名産創出では、和歌山銘菓「紀らやか」や「トマトカレー」「ぶんだら漬」「よさこいバーガー」等、本市にちなんだ商品の開発が行われ、ポスター等で全国にPRしましたが、ブランド化の全国モデルにいたりませんでした。最近、商工会議所とJA和歌山の農商工連携により「和歌山ジンジャーエール」が販売され、私は機会あるごとにPRしています。
 ブランド化には、しっかりした販路開拓が必要ですので、今回の「和歌山ジンジャーエール」には期待していますし、本市としてもできるかぎりの応援をしたいと考えています。そして、成功例ができれば次の成功へとつなげたいと思っています。
 「旧丸正百貨店」の再生は、平成18年度に、国において新たに創設された「暮らし・にぎわい再生事業」を活用した近畿初の取り組みで、まちなか再生のモデル事業として、国土交通省の事業例として紹介されました。
 また、中心市街地活性化基本計画の主要事業としても、近畿地方整備局で、圏内の自治体を対象にした取り組み事例の発表を行ったり、習志野市議会はじめ、20団体を超える視察がありました。

 「快適なまちづくり」の推進についてです。
 「市役所は、市民の皆様にとってわかりやすく、便利なものでなくてはならない」いう考えから、行政サービスに対する市民満足度の向上を目指し、職員の意識改革、人材育成に積極的に取り組んでまいりました。
 中でも、フロアマネジャーの配置、窓口事務の時間延長、気配りポスターの掲示、接遇ハンドブックの作成などの取組みにより、市役所を訪れる市民の皆様のアンケート結果等から、一定の市民満足度の評価を受けているものと思っております。
 また、中核市では最多の、毎年10数名の若手職員を総務省、内閣府等へ派遣し、次代を担う人材の育成に努めてまいりました。
 さらに、ワンストップ窓口の推進については、本庁舎2階の税証明の総合化を図るとともに、戸籍の電算化にも取り組み、また、この11月にはサービスセンターの設置を予定するなど、窓口でのサービス向上を進めてきたところです。
 また、市民の皆様からの様々な問い合わせに迅速に対応するため、ホームページ上に「よくある質問集(Q&A)」の掲載を行ってまいりました。
 これまでも、「気配り市役所」全国モデルへの挑戦については、マスコミ等で報道され、全国的に広がったものと考えておりますが、今後も、引き続き、快適なまちづくりに向けて、多種多様な新時代の行政サービスに職員全員が誇りと情熱を持ち、市民の皆様には満足と信頼を持ってもらえる市役所づくりを目指し、「気配り市役所」の全国モデルへの挑戦を進めてまいります。

 5つ目「教育のまちづくり」の推進についてです。
 地域住民がボランティアとして学校の教育活動を支援し、学校と地域との連携体制の構築を図るために、「共育コミュニティ推進事業」を、西浜・西脇の各中学校区で実施しています。
 具体的には、西浜中学校区では、水軒の浜の松の植樹、校庭の清掃・整備、マラソン大会での見守り活動などを実施、また、西脇中学校区では、磯の浦クリーン作戦、図書ボランティア、技術科や家庭科の実習授業の支援などの活動を行っています。
 国の先進事例としてよく取り上げられている東京都杉並区では、土曜日の学習サポート、学校図書館の司書業務サポート、校内の緑地化などの活動等が行われています。
これらの活動を単純に比較する事は出来ませんが、相対的に考えれば、「地域の学校支援」全国レベルへの到達度はほぼ達成されているものと考えます。
 平成21年10月には、このような当市の活動を視察するために、茨城県古河市議会が西浜地域協議会を訪れ、校外での地域との連携について、参考になったとの意見をいただきました。
 また、「共育コミュニティ推進事業」を範とした「学校と地域が連携した取り組み」は、全市の小・中学校に広がっています。

 各事業につきましては、最近の事例では、未利用地であった直川用地について、和歌山北インターチェンジの開通と、直川用地への10企業の立地、「さんさんセンター紀の川」という保健所、コミュニティセンター、サービスセンターの複合施設建設が、和歌山市東北部在住の皆さんに「この地域も一気に良くなる」という大きな希望を持っていただくことにつながっています。これらも、厳しい財政状況の中、行政と住民がともに、知恵と工夫を凝らし、国の補助施策をうまく活用しながら、未利用地の解消と活用という財政の健全化と産業の活性化及び都市基盤の整備を「最少の経費で最大の効果」が得られるよう複合的に展開いたしました。
 また、約3万人規模の民間開発と新駅建設などが進んでいることも、住民の大きな希望を生み出しているように感じます。
 平成14年8月に和歌山市長に就任した当初、和歌山市は大変厳しい財政状況にあり財政健全化団体転落の危機にありました。まず、市政の信頼回復と安定を図ることが重要であると考え、「誇り」と「信頼」の回復及び「人口減少対策」をスローガンに、堅実な市政運営と傾いた財政の建て直しに努めてまいりました。また、住民の皆さんと行政が力を合わせて、「和歌山市に住んで良かった」「和歌山も活気が出てきた」と思えるような、まちづくりの実現を図るための各々の事業を粛々と進めてまいりました。
 その結果、まだまだ楽観できるところには至っていませんが、財政状況は、平成20年度決算において、健全化判断比率等が全て基準を下回ることができ、さらに平成21年度決算においても、前年度より改善され、財政立ち直りの兆しが見えるところまでこぎ着けたところです。
 人口減少については、子育て支援など様々な施策に積極的に取り組んできた結果、前年と比べた減少幅が、平成17年には、約1900人であったのが、平成21年には、約1000人まで縮小しておりまして、十分とは言えないまでも取組の成果が表れていると考えております。

《再質問》

 それぞれご答弁いただきましたので、再質問に入らせていただきます。
 まず、5つの全国モデルへの挑戦で、全国モデルに成り得たのかという質問に対し、
『1、「安全なまちづくり」の推進 「地域見守り隊」全国モデルへの挑戦』は、なったと言っても良い。
『2、「優しいまちづくり」の推進 「介護予防」全国モデルへの挑戦』は達成できた。
『3、「元気なまちづくり」の推進 「名産創出・まちなか再生」全国モデルへの挑戦』は行政と市民が一体となった元気づくりのモデルができたが、本市にちなんだ商品のブランド化は、全国モデルには至らなかった。まちなか再生事業は国土交通省の事業例としても紹介されている。
『4、「快適なまちづくり」の推進 「気配り市役所」全国モデルへの挑戦』は、マスコミ等で報道され、全国的に広がっている。
『5、「教育のまちづくり」の推進 「地域の学校支援」全国モデルへの挑戦』は全国レベルにほぼ到達した、というお答えでした。
 私の感覚からは、正直「全国モデル」と言えるのだろうかと感じるのです。例えば、『「地域見守り隊」といえば和歌山市!』と言われるところまで、来れたのだろうか、と。ただ灯台下暗しで私が全国で取り上げられていることに気付いていないだけかもしれませんが。
 この8月に3選され、これから4年間の和歌山市の舵取りを任された大橋市長ですが、4年前のマニフェストの総括の中で、十分な評価が得られていないならば、理解を得られるよう努めるとともに、積極的な情報発信をしていかなければならないはずで、本来なら、まずご自身で4年間の自己評価をしていただき、それを市民に示した上で、3期目のマニフェストを示さなければならなかったのではないでしょうか。この点、いかがお考えでしょうか。
 また、大橋市長のホームページで3期目のマニフェストというか、公約を拝見しました。2期目のマニフェストと比較して、数値目標や達成期限がなく、具体性に欠けていると思います。
最近は首長マニフェストに数値目標・達成期限・財源・具体的な手法を工程表とともに明示されるのがスタンダードになっています。今からでもマニフェストに手を入れて、中身の充実を図ってはいかがでしょうか。
 以上をお伺いし、第2問といたします。

《大橋市長 答弁》

 議員ご指摘の4年前にお示しした69の重点事業や数値等につきましては、より具体的に理解していただけると考え、作成しましたが、結果的には項目が多すぎて、かえって市民の皆様に浸透しなかった面があったと感じたため、今回は関心を持ってもらい、理解しやすい形式として、3つの「磨き」と9つの「充実」にまとめて政策をお示ししたものでございます。
 いずれにしましても、誰もが「住んで良かったまち」、「将来に希望が持てるまち」を築いていくことが私の使命であります。
 そのようなまちづくりをめざして、「ふるさと和歌山市」の魅力を磨き上げていきたいという気持ちを込めたものであります。
 和歌山市の未来を開いていくために、自信と勇気を持って、政策を推進し、多くの実を実らせていきたいと考えています。

《再々質問》

 市長からは、市民受けが悪かったので、「3つの磨きと9つの充実」というグループにまとめて政策を示したと言う主旨のご答弁をいただきました。そのお考えは理解できますが、たとえ市民から一瞥もしてもらえないとしても、首長として市民に対する説明責任を果たさなければならないと考えます。
 大橋市政総決算の3期目が始まったばかりの今だからこそ、政治家大橋建一さんとして、先程私が再質問で述べた4つの項目と工程表を明らかにしていただきたい。
 それが「首長マニフェスト全国モデルへの挑戦」であり、たった1つの磨きと1つの充実で、大橋市政3期目がキラキラと輝くのではないかと思います。
 来年再び議席をお預かりできましたら、2年を過ぎた時点で中間評価をさせていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
 以上で私の一般質問を終わります。

2010年09月15日

質問と代表選挙 後記

 昨日の市議会で、一般質問に立たせていただきました。
 今回は、4年前の市長選挙の際に示されたマニフェストの検証を行いました。また、今年の市長選挙の際に示された公約へ、4年前のマニフェストの反省がどう活かされたのかについて質問しました。本来なら、市長選挙前に検証をしておかなければならなかったのですが、六日の菖蒲十日の菊と思いながらも、しておかなければならないと思い、質問させていただきました。
 昨今の首長選挙では、マニフェストを提示するのが一般的になっており、マニフェストには数値目標・達成期限・財源・具体的な手法を工程表とともに明示するのがスタンダードになっています。
 4年前のマニフェストは数値目標や達成期限、具体的な手法を明記していましたが、財源や工程表は示されていませんでした。
 市長からは、細かすぎて市民受けが悪かったので、今回の選挙ではマニフェスト方式をやめ、市民が理解しやすいように『3つの「磨き」と9つの「充実」』というグループで政策をまとめた、との答弁がありました。
 しかし、世の中の流れに逆行するような、市長の政策提示は良くないと思います。確かに細かい政策は見てもらえないかもしれませんが、ならば二段方式にして概略版と詳細版という形で提示するべきだったと思います。その提案もしましたが、市長には受け入れてもらえませんでした。
 そうなると、やっぱり六日の菖蒲やなぁと、自分の不明を恥じるしかありません。

 ほぼ時を同じくして、東京では民主党臨時党大会が開かれ、代表選挙の投開票が行われました。結果は皆さんご存知の通りです。
 マスコミ報道では、岸本代議士は小沢候補を支持、阪口・玉置両代議士は菅総理を支持されたそうです。和歌山県における党員・サポーターの得票数は(選挙区/小沢候補/菅候補)1区/324/533、2区/353/435、3区/191/289 という結果でした。
 今回の代表選挙で印象的だったのが、勝った菅総理が渋い顔で、負けた小沢さんが笑顔だったという点です。あまりにも大差だったので、晴れ晴れとしたのではないでしょうか。
 菅総理も「ノーサイド」とおっしゃっておられました。早急に立て直しを図り、国難に立ち向かっていかなくてはならないと思います。

2010年09月19日

丼米わかやま

 今日は和歌山城西の丸広場で、和歌山青年会議所主催の「丼米わかやま~2010丼米横丁出現の巻~」が行われました。
 自分の所属の委員会が行う事業ではなく、お手伝い役です。
 昨年から始まった「丼米わかやま」。昨年のコンテストで優勝を獲得したたちうお香梅揚げ丼がとても人気でした。出店の各店が工夫を凝らした丼物を出していらっしゃいました。

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 私はかつおのたたき丼を食べました。隣でちらし丼を食べているのは、私が所属する例会委員会の吉増委員長です。
 会場では食べるだけでなく、子ども達による落語寄席も行われました。ネタをしっかり覚えて、たくさんの方の前で披露するのは、落語の情景を自分で創造したり、人前で話したりなど、いくつもの良い点があるそうです。子ども達が老人ホームへの慰問にも出かけているそうです。
 今日の来場者は約3600人だったそうです。たくさんの方が来て下さいました。ありがとうございました。ただ、残念だったのは、市役所の真ん前でイベントをやっているのに、市長や関係職員さんが顔も出されなかったこと。(来られていたのならば、お知らせ下さい。訂正しますので。)確か今議会の冒頭、市長の所信の中で「観光力」っておっしゃっておられました。「観光力」って市がやることだけなのかな?って思います。民間との「協働」とも書いてあったような・・・。
 今後、議会の一般質問でも検証しようと思います。

2010年09月20日

敬老の日に思う

 3連休の最終日、敬老の日です。
 杭ノ瀬の敬老会へ呼んでいただき、ご挨拶させていただきました。皆さん喜んで下さり、いっぱい手を振ってくれました。こちらがお祝いを言いに行ってるのに、逆に励まされた感じで、恐縮です。
 でも、お年寄りを取り巻く環境はとても「敬老」とは言えず、どちらかといえば「軽老」になってしまってるように思います。
 昨日も奈良で、夫が妻の遺体を3ヶ月間自宅マンションのベランダに放置したとして逮捕されています。逮捕された夫は「市役所に届ける手続きが面倒だった」と話しているそうです。
 夫婦の話なので、生前に何かあったのかなぁと想像したりもするのですが、それにしても亡くなってそのまま放置というのは、あまりにも悲しすぎます。
 昔はお年寄りの数が少なかった、長生きできる人が珍しかったという社会環境があったのでしょうが、科学技術の進歩で多くの人が長生きできるようになり、お年寄りの数も増え珍しくなくなった分、扱いもぞんざいになってしまったのでしょうか。ここまで豊かになってしまったことの功罪相半ばすることなのかもしれません。
 ただ、年齢がどうあれ、安心して生活できる社会を創り出していくことが求められていることは重々承知しています。そのための仕事は、これからも引き続き行っていきます。

2010年09月22日

昨日と今日の市議会

 昨日21日の市議会は一般質問の最終日で、2人が登壇しました。続いて市当局から追加の議案が提出されました。追加の議案は、来月行われる予定の県議補欠選挙にかかる経費を予算に計上するものです。選挙ポスターの掲示板を設置するなど、選挙準備があるため、他の議案と切り離して、先に議決が行われました。
 続いて、当初提出された議案についての中身を詳しく聞く「質疑」が行われました。質疑が終わると、細かな審査のために、それぞれ担当の委員会に議案が割り振られる「委員会付託」の手続きが執られました。最後に先日まで行われた議員定数問題特別委員会の報告が委員長から行われ、本会議が終了となりました。
 この手続きを受けて、今日から委員会での審査に入りました。私が所属する総務委員会では、四局・出納室と財政局の審査を行いました。
 過去にも書きましたが改めて。四局とは「議会事務局・監査委員会事務局・選挙管理委員会事務局・人事委員会事務局」を差します。前半では、昨日の一般質問を受けた形での、人事委員会のあり方といった質疑がほとんどでした。
 後半の財政局の審査では、提出議案の中身について以外に、税を滞納した場合に課せられる年14.6%という高率の延滞税について、その取り扱いについての質疑がありました。
 故意に悪質な意図を持って、税を滞納している場合は別として、税を滞納する人にはそれなりの理由があります。ギリギリの生活をしている中で、何とかやりくりしている人もいる中で、本税以外に年14.6%という高率の延滞税が上乗せされると、払えなくなる人もいます。払う意思のある人には相談に乗って、できるだけの手当をするよう、求める話でした。
 この点は特に切実です。困ったときには、役所か議員に必ず相談して下さい。

2010年09月25日

運動会日和

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 今日は地元の砂山小学校の運動会へ行ってきました。昨日はちょっと寒かったですが、今日は寒くもなく暑くもなくで、まさに運動会日和でした。
 私と青年会議所での同期が、今年の育友会長をしているということもあって、子供達の姿とともに、その雄姿も見に行ってきました。
 低学年のかけっこあり、中学年以上のリレーがあり、6年生の騎馬戦がありと、楽しませていただきました。午前中の中盤に、6年生の親子綱引きがありました。子供達と親の対決です。親の先頭には育友会長がおりました。
 育友会長曰く、保護者に事前に声を掛けると人数が集まらないのだけど、直前になったらどっと集まってくるのだそうで。その予言通り、はるかに予定人数を超える保護者の数。
 1回戦は難なく親の勝ち。2回戦は、子供達の団に先生方が加わって子供達の勝ち。3回戦は親が本気を出して圧勝。育友会長曰く、親の力を見せておかないと、とのこと。なるほど。

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 その後、競技を見ながら育友会長と話していたのですが、私のいた本部テントの隣が敬老席になっていました。毎年近所の高齢者や孫の姿を見に来た方々が座っていらっしゃいます。最近の研究で、子供の声や動く姿を見ると、認知症を改善したり、なりにくくしたりする効果があるのだとか。だから、幼稚園や保育所の隣に老人ホームを作ったりして、いつも交流できるようにしているのかと、少し納得しました。
 私の後ろでも、わざわざ長野から孫の姿を見に来たという方がいらっしゃいました。映像で見るのもいいですが、やっぱり生でみたいですよね。さぞかし、おいしいお昼のお弁当が召し上がられたのではないかと思います。
 今年は記憶に残る運動会でした。

2010年09月28日

ビックリするような話

 市議会は今日明日と特別委員会の日です。今日は地震対策特別委員会が開かれました。
 明日は環境保全対策特別委員会が開かれます。私は環境保全対策の委員ですので、出番は明日です。
 ですので、役所の中で私が受けた陳情の処理をしました。陳情も様々なものがあります。老人ホームに入りたい、道を敷いて欲しい、生活再建の相談などなど。必ずしも、全てが役所の中で片付くとは限りませんが、役所内で片付かないものは外へ出て、答えを探します。出来得る限りのことはするようにしています。
 その後、議会の控室にいたら、ある記者さんが来られました。今議会の課題や議案の中身について、色々と聞かれた最後に、ちょっとビックリすることを言われました。
 8月の補欠選挙で当選した永野議員が今議会で一般質問を行わなかったことについて、会派内で意地悪されて、一般質問ができなかったという話があるけれど、本当のところは?という質問をされました。
 言われた僕もビックリ。ちゃんと、そんな事実はなく、確か本人さんが今回は見送るという意思を示されたというお話をさせていただきました。新人議員は当選直後の議会で一般質問に登壇して、顔見世するというのが慣例になっています。もう一人の当選した議員は登壇したのに、永野さんが登壇しなかったので、そういう話になったようです。
 まあ色々と言われます。でも、事実でなければ、堂々と事実を述べればいいだけですし、その結果、笑い話で済みましたが。

2010年09月30日

議員定数 2減へ

 和歌山市議会9月定例議会も明日最終日となります。今日は議決の精査などを行うために、会派の総会がありました。
 その他にも、尖閣諸島問題に関連する意見書や国立大学の運営費交付金を確保するよう求める意見書が提案される予定です。
 そして、議員定数を2減する条例案が最大会派から提案されます。2月議会で設置された議員定数問題特別委員会で調査・議論されてきましたし、先日も竹下譲 拓殖大学地方政治センター長にご講演いただきました。竹下先生は定数削減に反対で、削減の前にまず議会改革を行わなければならず、改革ができなければ定数が何人になっても、市民から不要論が出ると、おっしゃっておられました。
 そんな講演を受けながらも、議会改革の話が出ず、市民受けしやすい定数の削減が先に出てきました。定数削減より、議員報酬の引き下げや市民に対する議会主催の説明会を行うなど、先にできることはあったはずですが、それをすっとばしてしまいました。
 議員が定数削減に反対すれば、すぐに「保身」だと言われますが、憲法にも一つの章を立ててまで設けられた民主主義のシステムである地方自治を維持することは、議員としてすべきことのひとつであり、それを財政上の問題で捻じ曲げることは認められません。
 財政上の問題なら、議員報酬を大幅に引き下げたらいいのですが、人数は市民の声を反映させるために必要です。財政か、民主主義か、どちらを優先するのか、言うまでもなく民主主義です。
 何が何でも定数削減に反対するわけではありません。議会として、やるだけのことはやって、それでもなお、市民の皆さんから「削減せよ」と言われれば、私は議員としてそれに従います。しかし、今の状態は、全てやり尽くしたとは言えません。
 思っていることを全て書ききれていませんが、以上のような考えから、今回の議員定数削減条例には反対させていただきます。

2010年10月01日

9月議会も最終日

 早いもので今日から10月です。ものすごく暑かったせいか、反動で涼しさを通り越して寒いぐらいで、衣替えの前に衣替えしてしまった姿を見かけました。
 今日は9月議会の最終日。全ての議案について採決をしました。共産党からは一般会計補正予算について、小学校給食の民間委託が含まれているので反対との意思が示されました。
 採決の結果は、一般会計補正予算も含めた全ての議案が可決されました。また「尖閣諸島海域における中国漁船の我が国領海侵犯事件に関する意見書」と「国立大学法人運営費交付金の見直しに関する意見書」の2件の意見書も採択しました。
 そして、昨日も書きましたが、議員定数を2減する条例も出されました。共産党議員が条例案に反対する意見を述べているとき、後方でざわめきがあり、事務局が慌しく動きます。反対討論が終わって、そのまま採決に入るのかと思いきや、休憩となりました。
 配られていた議案書に間違いがあり、それを訂正しなければ前に進めないとのことで、訂正のための時間が必要で休憩となりました。1時間ほどして再開。直後に議長が陳謝し、直ちに採決となりました。
 市民クラブの一部と共産党、民主クラブの4人が反対しましたが、賛成多数で可決となり、来年の選挙から38人となることになりました。民主クラブでは山田・永野両議員が賛成、私と〆木・東内・寒川各議員が反対しました。
 38人になったからといって、即座に何か影響が出るとは言いません。後々じわじわと出てくると思います。それがどれだけ大きいかは、まだ分かりません。

2010年10月13日

自衛隊の皆さん、ありがとう!

 今日は平成21年度決算審査の3日目。市長公室と総務局、財政局についての審査を行いました。
 この3部署は、主に役所を動かすための事務を担っており、そのための支出がほとんどです。また財政局は市の収入の全てを担当しているので、必然的に歳入に関する説明が長くなります。

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 決算審査を終えた後、藤本事務所へ立ち寄りました。その道すがら、和歌山城のお堀を自衛隊の皆さんが掃除して下さってました。訓練の一環として、毎年して下さいます。本当にありがとうございます。
 その後は、雨が降ったら水がつく墓地があるということで、現地を見に行ってきました。雨が降った後の写真を見せていただき、現地へ赴くと、墓地を囲むように付けられている道路が墓地側に少し傾斜していて、雨が集まってしまうようになっていました。
 すぐに対処できる代物ではありませんが、ご先祖様にも悪いので、対策は考えていきたいと思います。
 夕方には「たばこ問題を考える会・和歌山」の10月例会に参加しました。今回は飲食店の入口に表示する新しい禁煙マークについて、コンビニの入口にある灰皿について、タクシーの禁煙化について話し合いました。
 その後、市役所の会議室で行われた、吹上・砂山・今福・高松地区を対象としたサービスセンター設置の説明会に参加しました。各連合自治会長はじめ、単位自治会の会長などが参加していました。
 説明会に参加して、まだまだサービスセンターに業務を集約する意義やそれによってどう変化するのかが浸透していないように感じられました。実際に動き出して、分かってもらえる部分もあると思います。議員としては、行革の効果がどれだけ出せるのかを注目していきたいと思っています。

2010年10月14日

チリ一色

 昨日のお昼から、テレビはチリ鉱山作業員救助のニュースで持ちきりです。ちょうど12時間の時差で、こちらが真昼なら向こうは真夜中。昨日のお昼には最初の一人が救出され、今日のお昼前には33人目が救出され、その模様が衛星中継で全世界に配信されたようです。
 同じ会派の東内先生とお話したのですが、日本だとあのような救出劇はなかなか難しいとのことです。それは、技術的には優れていても、地理的に岩盤がチリより軟らかいので途中で崩れてしまったり、鉱山が海の近くにあり浸水してしまったりと、難しいことが多いそうです。
 全員が助け出されたことは本当に喜ばしいことですが、実は、すでに作業員の家族が今回の事故の損害賠償を求めて鉱山会社を提訴していたりと、テレビに映らない影の部分もあるようです。
 さて、今日の決算審査はまちづくり局と農業委員会、建設局が対象でした。それぞれに特別会計も多くあり、また借金の多い土地造成の会計も含んでいたので、時間がかかりました。
 審査が終わった後、少し遅れて、和歌山社会経済研究所主催の講演会に行ってきました。今回は「為替市場と経済のお話」というテーマの講演会でした。
 やはり今、円高に多くの方が関心をお持ちであり、会場は満員でした。
 その後、藤本事務所で打ち合わせなどを行いました。

2010年10月16日

岡田幹事長が来和

 今日は和歌山に岡田克也幹事長が来てくれました。
 朝早く東京を出られて、白浜空港へ降りられました。田辺市でタウンミーティングに参加。会場は満員でものすごい熱気に包まれていたそうです。
 その後の海南では、浮上式防波堤の建設予定地を視察。同じくタウンミーティングが行われました。
 その後はJR和歌山駅近鉄百貨店前での街頭演説会に出ていただきました。今回は久々に司会をさせていただきました。
 県議補選の候補者、藤本眞利子さんも弁士として参加していただきました。
 本当にたくさんの方が集まって下さり、岡田幹事長の訴えに耳を傾けていただきました。ありがとうございました。
 街頭演説会の後、車座集会を挿んで、県連役員と岡田幹事長との意見交換会に出席しました。知事選や来年の統一地方選挙での対応などについて話し合いました。
 和歌山での日程を終えられた岡田幹事長は車で大阪へ。明日は北海道へ衆院補選の応援に行かれるそうです。

2010年10月23日

久しぶりの全力ポスティング

 今日は一日ふじ本まり子事務所にいました。
 朝9時前に事務所へ入って、午前中は私を含めた4人でポスティングへ出動。山を切り開いた新興住宅地だったので、上から降りてきましたが、走ったのでかなり疲れました。
 しかし、チームを組んだ他の3人もかなり慣れていて、とても早く終われることができました。
 次の場所へ転戦しようとしましたが、3人は街頭での活動に参加するため、時間が迫っていたので、事務所へ帰還しました。とても素早く活動できました。
 その後は事務所で雑用などをやりました。明日も事務所に居ります。

2010年12月01日

しばらくぶりです。

 ひと月以上、ブログ更新の間が空いてしまいました。
 ご存知の通り、この間、和歌山県知事選挙が行われていました。私は藤本眞利子候補の事務所に詰めていました。選挙の結果は3日前に出たとおりです。
 県下全市町村で現職候補に苦杯を嘗める結果となりました。藤本候補を支えた一人としては、非常に厳しい結果であり、また自分の力不足を痛感した次第です。
 藤本候補は民主党を離党し、無所属の候補でしたが、民主党の支援を受けたこともあり、民主党の内政・外交両方の不手際のあおりを受ける格好になってしまいました。この点、支援していた地方自治体議員の一人としては不本意です。
 本来、県のトップを選ぶ知事選挙ですから、政党に関係なく、和歌山県民にとって利益となる知事を選ぶべきであるのに、選挙戦の争点をその点に持ち込めず、「政党vs政党(民主党vs自民党)」の選挙になってしまい、それを払拭できませんでした。
 また、藤本候補が掲げた政策をなかなか浸透させることができなかったことも反省点です。人とのつながりが投票行動となる大きな要素ですが、一方で政策を重視する有権者も多いと思います。そこで和歌山をどのように元気にするか、かなり細かな政策を整えて選挙戦に挑みましたが、一部の方にしか行き届かなかったようです。
 選挙戦の総括をしっかりと行い、今後の活動にも繋げていこうと思っています。

2010年12月13日

常任委員会の審査が終了

 今日は冷たい雨の一日です。朝のうちはパラパラでしたが、お昼ぐらいには本格的に降り始めました。
 今日の市議会は、各常任委員会での採決が行われました。私の所属する総務委員会では、国の補正予算に伴う歳入と、庁舎内にオムツ交換台を設置するための予算が提出されていました。
 反対討論もなく、賛成全員で可決されました。

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 委員会が終了して、控室でお昼を食べ、ふと振り向くと並んだ2つの机。あまりにも対照的なので、写真を撮ってみました。
 右のゴチャゴチャした机が私。左の整頓され、きれいなのが永野議員の机。性格だから仕方ないんですが・・・。

2011年01月01日

平成23年の幕開け

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 明けましておめでとうございます。
 平成23年が始まりました。今年は4月に統一地方選挙が行われます。私にとっては、これまでの4年間の活動に対する成績表を有権者の皆様から頂くという重要な意味があります。4年間の活動内容を真摯に訴え、ご理解いただけるように力を尽くしたいと思います。
 今朝は和歌山城へ登り、午後には矢宮神社へお参りに行きました。元旦の和歌山市の風景を写真に撮ろうと思っていたのですが、デジカメも携帯も持っていくのを忘れてしまい、澄んだ空気の街を自分の記憶に焼き付けるだけになってしまいました。
 ということで、静かな元日を過ごさせていただきました。本年もよろしくお願いいたします。

 なお、公職選挙法により、いただいた年賀状に対してのみ、自筆でお返事を出すことができます。こちらから先んじて出すことができませんので、ご理解をお願いいたします。

2011年01月09日

盛大な消防出初式

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 今朝は和歌山城砂の丸広場で、消防出初式が行われ、出席しました。
 市長の式辞をはじめ、来賓の皆さんから挨拶があり、続いて鷺森幼稚園幼年消防クラブの年長児さんが和太鼓演奏を披露してくれました。
 子供達は「ワーッ」と声を上げて太鼓や竹の前に立ち、先生の太鼓に合わせて叩き、次はぶんだら節21に合わせて、踊りながら演奏をしてくれました。
 かわいい子供達の姿に、会場からは満場の拍手が送られました。

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 その後は、和歌山市消防局のエースである高度救助隊(いわゆるレスキュー隊)による救助訓練が披露されました。
 3人が取り残されたお堀へ、仮設塔からロープを渡して、隊員がお堀へ渡ります。要救助者を仮設塔へ助け出し、地上へ搬送。仮設塔から隊員が脱出して訓練が終了です。
 隊長さんが隊員の動きに説明を付けてくれました。こうやって書くのは簡単ですが、実際は腕の力だけでロープを手繰って仮設塔へ侵入したり、お堀へ渡ってみたり、体力勝負です。
 よく消防庁舎でも訓練されていますし、年末から実際の仮設塔で訓練されている姿を何回もお見かけしました。日頃の訓練の成果を市民に皆さんに見ていただけて良かったですし、市民の側からしても、こういう方々が我が街にいて守られているという安心感を改めて持っていただけたのではないかと思います。

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 砂の丸広場での式典が終わり、今度は堀端へ移動です。消防局と消防団による放水訓練が披露されました。
 今年は会場のテントではなく、放水の指示を出す指揮官の後ろで見させていただきました。
 色々な放水の指示を無線で伝え、最後に「始め」と言うと、その指示通りに放水が切り替わります。普通に見ている分には「放水の手法が変わった」としか目に映らないのですが、指示を聞いていると、人の動きまで手にとるように分かります。ひょっとしたら、無線の指示を観覧の皆さんにも聞こえるようにした方が良いかもしれませんね。
 ともあれ、風はないのにだいぶ冷え込みましたので、水を扱うのはかなり大変だったと思います。お疲れ様でした。

2011年01月15日

鏡開きの小豆粥

 今日は10時から民主党県連の常任幹事会がありました。先月に引き続いて、今月の会議にもマスコミの取材がありました。東京がガタガタしていることもあって、地方の動きも何かと注目されているようです。
 今日の会議では、昨年夏の参議院選挙および県知事選挙の総括と、統一地方選挙の公認・推薦候補の決定がなされました。その間、マスコミの記者さんがドアに耳を付けて、話の中身に聞き耳を立てていたようです。

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 幹事会が終わってから、杭ノ瀬の文化会館へ。今日は鏡開きで、婦人会の皆さんが小豆粥を作って、地区のお年寄りにお届けしています。私も作っているところへお邪魔して、お相伴に預かりました。
 あんまり人のを取ってはいけないと思っていたので、1杯だけ呼ばれて帰るつもりだったのですが、お代わりをよそってくれて、結局3杯もいただいてしまいました。すみません。
 「今年も皆さんが元気で過ごせますように」と願いを込めた小豆粥でした。

2011年01月16日

楽しく学びながら防災の備え

 今日は松下体育館で、和歌山市青年団体協議会(市青協)主催の第1回防災運動会が行われ、青年会議所の一員として参加しました。
 和歌山は東南海・南海地震にいつ襲われてもおかしくない状況は、皆さんもご存知の通りです。そんな中で、いざというときに役立つノウハウを楽しく学ぼうというのが、今回の防災運動会を行う目的の一つです。

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 ボーイスカウトやガールスカウトの子供達と一緒に、三角巾で包帯を作ったり、腕の骨折を想定して三角巾で腕を吊ったり、毛布と丸太で担架を作る講習を受けました。私は応急手当普及員の資格を持っているので慣れたものですが、それでもしばらく使わないとうる覚えになります。良い思い出しの機会になりました。
 お昼ご飯は非常食の試食でした。お湯を入れて15分で出来上がる五目おこわをいただきました。正直お腹がいっぱいになるだけの量はありませんでした。しかし、実際の災害のときにお腹いっぱい食べられるかといえば、その可能性の方が低いでしょう。そういう意味では、少し物足らない方がいいのだろうと思いました。

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 その後は、子供大人それぞれ4チームずつに分かれて、担架を作り、三角巾で包帯を作って頭に巻いたり、腕を吊る課題をこなして、スタートからゴールまでの時間を競うタイムトライアルをしました。
 私が入ったチームは一時トップになりましたが、最後のチームが2秒上回り、あえなく2位となってしまいました。
 こうやって子供と大人が入り混じって、一緒に学び、防災への備えを身につけることは非常に大切だと思います。小学校など、色々なところで同じように行われればいいなと思いました。

2011年02月14日

久しぶりの大雪です

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 今日は午前中から雪が深々と降りました。気象台の発表では19時までに6センチの積雪を観測したそうで、これは27年ぶりのことだそうです。
 そう言われれば、雪だるまが作れるぐらいに雪が降ったのは、私がまだ幼稚園児のときだったような。アルバムの写真を引っ張り出して見たら、「59-1-31 大雪 記録的」と父の字で裏書された写真がありました。
 和歌山は普段雪が降らない地域ですから、こんなとき色々な支障が出ます。車でもスタットレスタイヤを履いている車は少ないと思うのです。私も今日は車で移動したのですが、みんなが用心してゆっくり進むので、国道もやや渋滞気味でした。アクセルの踏み方もかなりゆっくりに心掛けました。
 夕方、日が落ちる前に自室から撮った写真ですが、一面銀世界でした。和歌山では6センチの積もり具合ですが、東北などはこれの50倍ぐらいの雪が降っているわけですから、その処理だけでも想像を絶する大変さだと思います。
 さっきから屋根の雪が落ちて、ドサドサと大きな音がしています。これから冷えて、雪が氷になるようです。明日は上に下にご注意下さい。

2011年02月15日

和歌山で鳥インフルエンザ発生

 非常に残念な話です。
 紀の川市の養鶏場で鶏10羽が固まって死んでいるのが見つかったと、県に連絡が入りました。死骸を簡易検査したところ、インフルエンザの陽性反応が出たため、初動体制を執りました。民主党和歌山県連内にも鳥インフルエンザ防疫対策本部を設置しました。
 そして先程、19時前に詳しい検査で鳥インフルエンザの陽性反応が確定したそうです。これを受けて、県や関係自治体内に対策本部が設けられました。宮崎・鹿児島・島根・愛知に次ぐ全国5例目の鳥インフルエンザ発生です。
 ただ、県が以前から、発生した場合に備えての準備をしてきていたこともあり、拡大防止に向けた取り組みがかなり早く進められています。
 また明日、農林水産大臣政務官が来県し、現地視察して、対応について協議します。出来得る限りの対応を行ってまいります。
 なお、当該農場から出荷された卵や鶏肉を食べても、人に鳥インフルエンザがうつることは世界的に確認されていません。

2011年02月16日

絶対に拡大させない

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 昨日の日記に書きましたが、紀の川市の養鶏場でで発生した鳥インフルエンザの対応のため、松木農林水産大臣政務官が視察に来られました。
 3人の県選出国会議員が急遽和歌山に戻ってきて参加したほか、瀧洋一橋本市議と私が民主党県連を代表して同行しました。
 紀の川市役所で市長や担当者とお会いして状況をお伺いし、引き続き対策活動のベースキャンプになっている貴志川体育館へ向かいました。体育館の駐車場には県職員を運ぶための観光バスや自衛隊の車両、マスコミの中継車などでごった返していました。

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 体育館では医師による作業前後の健康診断が行われていました。ちょうど信太山から自衛隊の皆さんが到着したところで、順番に検診を受けてらっしゃいました。
 我々は紀の川市が用意した地図を見ながら、消毒ポイントの設置場所などを確認しました。松木政務官は、今までいくつものこういう事例を見てこられていて、手薄になりやすいポイントを熟知されているので、その点を重点に確認されました。
 視察終了後、自衛隊の中隊長さんに、どれぐらいの方が応援に入っていただいているのかとお尋ねしたら、早朝から1個中隊が活動していて、これから1個中隊が入るので、2個中隊約200名です。とお答えいただきました。たくさんの自衛隊員さんが県職員さんと一緒にしんどい仕事をして下さいます。本当にありがたく、頭が下がる思いです。
 視察終了後は市役所へ。一期目最後の議会が告示されました。クラブ総会が行われて、会期や一般質問、議案などについて話し合いました。
 13時から全員協議会が開かれて、来年度予算の対する当局からの説明がありました。来年度から行う新規事業の説明が主な内容です。担当部局別に約1時間の説明でした。
 14時半からは都市計画審議会が行われ、出席しました。今回は県から、都市計画道路の幅員を、一部拡張したり、縮小したりする変更についてが議題となりました。
 夜には、菅総理が推し進めているTPP(環太平洋経済連携協定)が、いかに日本をダメにするかについて、京都大学公共政策大学院の岡田知弘教授からお話を伺いました。
 詳しい中身は私自身もまだ消化できていないので改めてにしますが、ただたんに農業がダメになるとか、ピンポイントの話ではなく、地域経済自体がズタズタにされるといった、もっと広い視野からのお話で非常に勉強になりました。TPPについて、まだまだ知らないことも多いので、引き続き勉強したいと思います。

2011年02月20日

USTREAMを使った討論会のお知らせ

 今日20日16時頃から、USTREAMを使った討論会「元気にしよらよ!おもしゃい街にしていこらよ! USTREAM 2011 wakayama」が行われます。
 和歌山の街をどうして行くか、討論します。双方向なので、視聴者からご意見をいただきながら話を進められるのではないかと思います。
 USTREAMを使っての討論会の企画は、おそらく初めてのことだと思います。株式会社クラウドエージェントのホームページからご覧下さい。

株式会社クラウドエージェントホームページ

2011年02月23日

一期目最後の議会が始まる

 今日から2月議会が開会しました。この議会では、今年度の予算の最終調整と、平成23年度新年度予算の審議が行われます。会期は3月18日までの予定です。
 今回も一般質問に立たせていただきます。一期目の4年間には16回の定例議会が開かれます。今回の質問が終われば、その全てで一般質問を行わせていただいたことになり、質問率100%を達成させていただきます。何でもいいから場数だけ踏んでいればいいというものではありませんが、常に市の課題を見つけては、議場で議論させていただいたつもりです。
 質問の度に原稿ベースの議事録を載せていますが、市議会の議事録検索システムから全ての確定版議事録をご覧になっていただけますので、ぜひお立ち寄り下さい。
 一期目最後の一般質問、しっかり行わせていただきます。私の質問は3月4日(金)の午後からです。

2011年02月25日

乗り越えられない壁

 今日の議会では、22年度の最終補正予算について、各委員会での審査が行われました。
 私の所属する総務委員会では、担当する部局の支出にあたる歳出と、全部局の収入に当たる歳入を担当しています。そのため、歳入の説明は結構長く、また市債の発行金額の変更も一部担当しています。
 途中休憩を挟んで、議案の採決まで行いました。
 市役所を出るとき、消防局の部長さんがいらしたので、ちょっと気になっていたことを聞いてみました。和歌山市消防局にも高度救助隊、いわゆるハイパーレスキュー隊があります。その高度救助隊をニュージーランドの被災現場に派遣できないのだろうかと。
 部長さんのお話では、全国の特殊救助組織はいくつかのグループに組織されていて、順番に受け持ちの期間が決まっているそうです。海外などでの救助事案が発生したときは、その日の受け持ち担当のグループに属する自治体の特殊救助組織が派遣されることになっているそうです。
 そして、今回のニュージーランドの場合、あと2日発生が早かったら、和歌山市消防局のハイパーレスキュー隊が所属するグループの受け持ちだったそうです。
 そこで、和歌山市の隊が志願して行くことはできないのか聞いてみたのですが、国からの派遣要請がないと出られないそうです。
 しかし、せっかくの能力があるのに本当にもったいない。ましてや現地では1分1秒を争う状況。その上、和歌山も他人事ではない。いつ大きな地震が起きてもおかしくない確率が出されている中で、人助けになり、実戦の経験も積める。非常にいいことだと思うのですが、壁があるのです。
 乗り越えられそうで、乗り越えられない壁。悔しいです。乗り越えたいです。

2011年03月09日

ありがとうの日

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 今日は何の日だかご存知ですか?
 今日は「ありがとうの日」なのです。
 なぜかって?
 それは3月9日、39でサンキュー
 だから「ありがとうの日」なのです。

 おどるんや~紀州よさこい祭りでは、5回目の祭りを開催した3年前から「ありがとうのまち宣言」をスローガンに掲げて、活動してきました。その企画の一つで「ありがとうメッセージはがき」に取り組んできました。
 これは、大切な人に普段伝えていない、伝えにくい感謝の気持ちをはがきに託して、サンキューと語呂合わせの3月9日に届けようというものです。
 1回目の投函枚数は約3000枚、2回目の昨年は約3500枚。そして、3回目の今年はなんと約6000枚もの投函がありました。

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 今朝は中央郵便局前で、ありがとうメッセージはがきの配達出発式が行われました。はじめに、選りすぐりの選抜チームで踊りを披露。その後、NPO紀州お祭りプロジェクトの西平会長と全国植樹祭のマスコット「キノピー」がありがとうメッセージはがきを配達員さんに託しました。
 今日はあちこちで「ありがとう」の気持ちが届いていると思います。人間関係が希薄になったと言われる今、絆を紡ぎ直すいいきっかけになると思います。
 議会は、委員会審査1日目。総務委員会では四局・出納室と財政局の審査を行いました。

2011年03月27日

人のめぐり合わせがいい日

 午前中は支援者に連れられて、支援者の知人・友人のお宅へ、ご支援のお願いに回りました。これを業界用語では「引き廻し」とか「連れ回し」と言います。
 午前中いっぱいで20数軒のお宅を回って、直接お願いさせていただきました。
 予定していたところを回り終わって、支援者のお家に戻ると、始めの方に回らせていただいたお宅から、もう1回来てほしいと電話があったそうなのです。支援者と顔を見合わせ「何かまずいことでもあったかなぁ」と言いながら、電話をくれたお宅へ向かいました。
 すると、先程対応してくれた初老の女性が、奥にいるもう一人の女性を呼んでくれました。その方はすごくニコニコして出てきてくれました。そして開口一番「私の事を覚えていますか?」とおっしゃるのです。
 いや~お会いしたことあるような気はするけど、はっきり思い出せないし、困ったなぁと思っていると、種明かしをしてくれました。私が小学6年の時に、教育実習に来られた先生だったのです。姓を伺うと名前もすぐに思い出しました。
 初老の女性のお宅にお伺いした時に、後援会入会のリーフレットをお渡ししました。その後、息子さんの奥さんである先生がお家に来て、リーフレットを見て、お電話をくれたのです。
 本当にこんな偶然ってあるんだなぁと思いました。やっぱり人は縁でつながっているんですね。
 他にも、めぐり合わせがいいなぁって思うようなことがいくつもありました。そう思うと、とても優しい気持ちになりました。

2011年06月27日

2011年6月議会の一般質問全文

 今日の質問の議事録を記します。なお、これは原稿ベースで、速報版です。実際の議事録は若干異なることをお含み置きください。正規は後に発行される議事録に拠ります。

《質問》

 民主クラブの山本忠相です。
 今回は住民基本台帳や外国人登録に基づいて役所から子どものいる親や世帯宛に、もしくは子ども宛に送付している子どもを対象とした事業や施策に関する案内や通知等についてお伺いします。
 例えば教育委員会では、義務教育である公立小学校や中学校の入学年齢に達した子どもへの就学通知などがあります。また健康福祉局で言えば予防接種の通知や乳幼児健診などの通知がありますが、これらの通知やはがきなどがあて先不明で、不着のために市役所に返戻されてきた場合、その通知やはがきなどを保管している所管課とそこで保管されている過去5年分の件数についてお答え下さい。
 次に、返戻された通知には住所など個人情報が記載されており、法的には公文書扱いになるものと思いますが、公文書であるのかないのかをお伺いします。
 所在不明の児童生徒の数を補足する一つとして、文部科学省は、学校教育法に規定されている全ての学校及び市町村教育委員会に対して、毎年5月1日に学校基本調査を実施しています。その調査の中に、1年以上所在不明となっている児童生徒の数を報告するように求められていますが、本市では平成19年度から平成23年度までどのように報告されたのかをお伺いします。

《永井健康福祉局長 答弁》

 予防接種や乳幼児健診の通知が、あて先不明等の理由で不着となり返戻された場合、それぞれ保健対策課、地域保健課において保管しています。
 過去5年間、不着により返戻され保管している件数は、予防接種の勧奨通知では、平成19年度0件、平成20年度6件、平成21年度16件、平成22年度19件、平成23年度5月末現在7件です。
 また、乳幼児健診の案内通知については、返戻された場合、追跡調査等によりすべての対象者に届いています。
 なお、これらの通知は公文書であるため、返戻された通知についても公文書となります。

《原教育局長 答弁》

 義務教育である公立小学校や中学校の入学年齢に達した子どもへの就学通知書が、宛先不明で不着のため返戻されてきた場合、その通知書は教育委員会学校教育課において保管しています。
 過去5年間の保管件数は、小学校においてはありません。中学校においては、平成19年度1件、20年度1件で、21年度以降はありません。
なお、就学通知書が公文書であるため、返戻された通知書についても公文書となります。
 文部科学省が実施している学校基本調査において、入学後1年以上所在不明となっている児童生徒数の報告を求められていますが、平成19年度から23年度まで、当該児童生徒はいませんので、その旨を報告しています。

《再質問》

 まず乳幼児健診の通知についてですが、郵便で返戻されたものに対して再度調査するなどして、不達件数が全くないということでした。
 しかし一方で、予防接種を勧める通知については、数件が返戻されています。
 ほぼ同じ年齢の子供を対象とした2つの通知があり、予防接種の通知は返戻され、一方乳幼児健診の通知は届くということがあるのでしょうか。また、同じ健康福祉局内で、情報の共有ができていないのではないかと思われますが、見解をお伺いします。
 次に教育委員会ですが、不達返戻の件数は、直近の3年で0件、過去5年でも中学校で2件ということでした。しかし、不達返戻はなかったものの、学校に入学しなかった子どもがいると仄聞しています。過去5年にわたって入学しなかった子どもの人数をお答え下さい。1度目で届かなかった通知と入学しなかった子どもの名簿は照合されているのでしょうか。また、入学しなかった子ども達の居所確認はされているのか、フォロー体制はどうなっているのかをお答え下さい。
 全般として、子どものいる世帯が住民票の置いてある場所に存在していない場合、考えられる理由と、その場合に子どもに及ぶ可能性のあるリスクや不利益について、どうお考えでしょうか。極端な場合、虐待で殺されていたとしても実態が把握できないという可能性もあると思います。この点について、お考えをお聞かせ下さい。
 それぞれ質問させていただいた通知は公文書であるとのご答弁をいただきました。公文書であるならば、あらかじめ定められたしかるべき方法で管理され、不達であった旨も含めて、その情報が記録保存されなければならないと思います。その返戻された文書はどのように管理され、その情報が記録・保管されているのかをお伺いします。
 そして、住民票の所在地に居住の確認が取れない場合、住民基本台帳制度施行の趣旨として、関係機関の密接な連携の下、住民基本台帳の記録の正確性の確保を期すべきだと謳われているかと思います。同じ庁内において、情報を共有し、調査して、台帳の正確性を向上させるべきだと考えます。その点についてのお考えと、現在の本市での情報共有制度についてお聞かせ下さい。

《上島市民環境局長 答弁》

 住民基本台帳の記録の正確性を確保するためには、議員ご指摘のように関係各課と情報を共有し、調査すべきと考えていますので、住民票の所在地に居住の確認が取れない場合は、各担当課の調査状況の報告を受けて市民課で親族への文書調査や現地調査を行い、調査結果をもとに本人に連絡がとれた場合は、居住地と住民票の所在地を同じにするよう申請を依頼し、また、生活の実態が無く所在がどうしても確認できない場合は、住民票の職権消除を行っています。

《永井健康福祉局長 答弁》

 返戻された乳幼児健診の案内通知については、地区担当保健師が調査し、訪問等を含めて確認しています。
 予防接種勧奨通知の返戻分についても、後日、接種状況の追跡調査を行うなど状況把握に努めています。
 また、必要に応じ関係課と情報の共有を行っているところです。
 なお、返戻された予防接種勧奨通知については、1年間保管し、定期予防接種関係書綴に管理しています。

《原教育局長 答弁》

 先程、答弁させていただいた不達返戻された就学通知書に該当する中学生2人を含め、過去5年にわたって入学しなかった子どもは、小・中学校において、平成19年度4人、20年度3人、21年度2人、22年度4人、23年度4人であり、学齢簿において照合しています。なお、入学しなかった子どもの居所については、居住の実態がなく、正確な情報を得ることが困難ですが、学校が住所地を訪問し、近隣の方々に伺うなどして状況把握に努めています。
 次に、入学してこなかった子どものいる世帯が住民票の置いてある場所に存在していない場合、その理由として、過去の事例からは、外国へ居住したり、家庭の事情により人知れず転居したりしていることがありました。
 議員ご指摘のリスクや不利益については、これまでのところ、和歌山市ではなかったとはいえ、全国的に児童虐待が増加傾向にあることから、今後、関係機関等とより一層の連携を強め、入学しなかった子どもの状況把握に努めてまいります。
 また、不達返戻された就学通知書については、その内容を学齢簿に記録し管理しています。

《再々質問》

 まず、返戻された乳幼児健診の案内通知は、該当者の住む地区を担当する保健師が調査して、訪問などで確認されているとのことでした。予防接種を受けるよう勧める通知の返戻分も追跡調査を行っているとのことでした。
 現地を訪問していただくのが一番正確なので、保健師や民生児童委員、場合によっては児童相談所や警察の協力を得て、所在の確認に努めていただきたいと思います。
 続いて住民基本台帳に情報を集約することについてです。ご答弁いただいたように、各課との情報共有と調査は重要です。しかし、現在は各課が持つ所在不明の住民の情報を、ひとつの制度として、システマティックに集約する状態にはなっていません。住民基本台帳の正確性向上のためには、居所不明情報を漏れなく、部署の差異なく、全庁的にシステム化された情報集約制度が必要ではないかと思います。なぜならば、言うまでもなく、住民基本台帳は生まれたばかりの赤ちゃんからお年寄りまで、全ての市民に対して行われるサービスの土台となるからです。この点については、今後改善の課題にしていただきたいと思います。
 最後に教育委員会ですが、1問目で、学校基本調査に対して、1年以上所在不明の児童生徒はいないので、ゼロと報告しているとお答えいただきました。
 2問目で、過去5年間に入学しなかった子供の数は、平成19年度で4人、20年度で3人、21年度で2人、22年度で4人、23年度で4人とお答えいただきました。
 ここで、入学しなかった子供たちは一体どうしているのか?という疑問が生じます。数が少ないからと言って、気にしなくていいということにはなりません。
 保護者の海外転勤で、届けを出さずに行ってしまった。全員がそういう理由ならいいんです。しかし、中には理由が分からず、所在不明の子供がいると聞き及んでいます。先日の丹羽議員の質問の中にもありましたが、2010年度本県全体で640件もの児童虐待事案を児童相談所が受け付け、うち2~300件が和歌山市内の事案だとのことです。2人3人4人のことだから、といって、そのままでいいのかということを強く申し上げたい。
 また、一部マスコミでは、学校基本調査の対象を誤解して、誤った数字を報告しているといった事案があるとも報道されています。本市においては、文部科学省の担当者に確認されたと説明を受けました。
 数字が0ならば良い、数字が上がれば悪いという性質のものではありません。そもそも調査自体に項目設定の問題があるかもしれませんが、しかし子供の目線で考えるなら、入学しなくても子供は子供。市教委の範疇でなければ、関係各所と連携して、その存在をしっかりと確認する必要があると考えます。
 子供の置かれた状況を把握する機会はいくらでもあります。それを単なる手紙の返戻と捉えるか、「ひょっとしたら」と捉えるかで、現れる差は大きいと思うのですが、いかがでしょうか。
 その投げかけをさせていただいて、私の一般質問を終わります。

2011年07月11日

6月定例会最終日

 新しい任期が始まって、最初の本格的な議会が終わりました。
 所属が二人とはいえ、会派の一つの幹事長を務めさせていただき、色々と考え、悩みながらの6月議会でした。
 今日最終日に、議長会派から「菅内閣の即時退陣を求める意見書案」が提出されました。


菅内閣の即時退陣を求める意見書案

 東日本大震災以降、未曾有の国難とも言うべき事態の中で、菅内閣の震災後の対応のおくれ、場当たり的な判断や命令はさらなる混乱を招き、復興に大きな支障を来しているばかりか、国政に対する国内外からの信頼をも失墜させていることは衆目の一致するところである。
 そもそも菅内聞からは、地震・津波で被災し、原発事故によって家族や住まい、仕事をも失った人々の痛みへの真筆な思いが全く感じられず、加えて、電源不安に対する国の姿勢により国民の政治不信は極みに達している。特に、大規模な復旧に必要となる財源の確保や、被災地を初めとする地域の復興への議論は遅々として進んでおらず、さらに産業経済への甚大な打撃となっている政府の混乱が全国の地方自治体へはかり知れない影響を及ぼしていることを考えるとき、もはや政権を担う内閣としての資格や能力が著しく欠けていると言わざるを得ない。
 このような菅内閣のもとでは、原発事故の収束も、震災・津波被害からの早期復旧・復興も経済の立て直しも到底不可能であり、「我が国国民の生命と財産を守る」という政治の絶対的使命を果たす新たな内閣を早期に誕生させなければならない。
 よって、和歌山市議会は菅内閣に対し、一刻も早く退陣するよう強く求めるものである。

 結果は、民主クラブと共産党市議団以外の賛成多数で可決となりました。
 閣内での言動が不一致だったり、次から次へと色々出してきて、国民に不安と不信を与えているということについては否定しません。そんな内閣、そんな総理であってほしくないという思いは、同じです。
 しかし、菅総理を辞めさせるかどうかというような政局を、和歌山市議会で論じる必要があるのかどうか、わざわざ和歌山市議会がそこに首を突っ込んでいく意味があるのかどうか、私は非常に疑問に感じます。
 実際、ある市民の方から「へぇ~、それで菅総理を辞めさせられるんかい?でけへんやろ!そんなもんのために議員に選んでるんちゃうで!」と厳しいご意見を頂きました。
 共産党市議団は、総理の退陣を求めて先行き不安を広げるより、まず復旧復興と原発事故の収束、そして原子力ゼロを目指すすべきである旨の反対討論をされました。私達民主クラブにも反対討論に立つ権利はありましたが、先程も申し上げたとおり、そもそも和歌山市議会で論ずる議題ではないと考え、反対討論は行いませんでした。
 あと、今議会では議会制度についての議論がほとんどできませんでした。選挙直後は「特別委員会を設置して・・・」という話もありましたが、立ち消えです。市民が議論の過程を手に取るように知ることができる「見える化」の進んだ議会に一歩踏み出せなかった、その議論すらされなかったことについては、一議員として市民に皆様に対し、慙愧に堪えない思いでいっぱいです。

2011年07月12日

少しでも、肩代わりできれば

 昨日、6月定例議会が閉会したとの記事が各紙に掲載されていました。毎日新聞とわかやま新報以外は小さい記事でした。市議会で「菅内閣の即時退陣を求める意見書」が採択されたことは、当初考えていた通り、そんなにたいした話ではないということなのでしょう。
 埼玉県議会や東京の調布市議会も同じような意見書を採択しているようですが、広がりが見えないところからも、地方議会がどうこういう話ではないと思います。

 議会が終わったからといって、一段落という感じにはなりません。今日も色々な用事が舞い込んできます。放置自転車の撤去の依頼。要介護4の方のお世話が自宅でできなくなってきた。老老介護でどうにもならないので特養に入れないか、など。
 それぞれの方がそれぞれに問題を抱えています。その負担を少しでも肩代わりできるように、取り組んでいきます。

2011年07月13日

紀の川大堰に関する議員連盟

 和歌山市議会の中にはいくつかの議員連盟があります。今日は「紀の川大堰に関する和歌山市議会議員連盟」の要望活動で、県の県土整備部と国土交通省近畿地方整備局へ伺いました。
 まず「議員連盟」とは何か?ということですが、特定の目的や事業を達成するために党派会派を超えて協力し、必要な活動を行う議会内の組織です。今回の「紀の川大堰議連」の場合、国土交通省が紀の川大堰を建設するにあたって、毎秒12,000トンの水を安全に流下させるようにするとともに、新六ヶ井堰の完全撤去を求めるなどのために結成されました。
 国交省の見解としては、平成22年度において紀の川大堰建設事業は完了したとのことですが、和歌山市や議員連盟としては、建設時に付した条件を完全にクリアしていないため、今後も議連を維持し、活動を続けていくことになりました。
 県に対しては紀の川大堰事業の推進に協力を求め、また国土交通省近畿地方整備局に対しては、当初の約束を果たしてくれるようにお願いするとともに、早期に見通しを示してくれるように陳情しました。

 夜には、東京から同期の友人が海南での仕事の後に寄ってくれて、数年ぶりに会いました。

2011年07月27日

都市計画審議会

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 今日は新しい任期になって初めての、都市計画審議会に出席しました。1期目の4年間も委員をさせていただいて、引き続きの登板です。
 都市計画審議会は、都市計画法という法律に基づいて、設置することになっています。都市計画審議会は市長からの委嘱で、和歌山市をどういう街にしていくか、その基本となる区割りや計画について、市当局からの提案を審議します。
 審議会には市議会議員以外に学者や法律家、国土交通省の所長や交通警察の担当者、そして公募で選ばれた一般市民が委員としています。
 今日の審議会では、区割りの調整や面積の修正についての案が諮問され、また新しい「都市計画マスタープラン」についての説明が行われました。
 和歌山市は友ヶ島など離島も含めて、全域が都市計画区域になっています。都市計画区域は2つに区分けされています。一つは「市街化区域」といって、都市化を積極的に進める区域。もう一つは「市街化調整区域」といって、都市化するのを抑えようという区域です。
 これまでは、地図上でそれぞれの面積を計測していたのですが、今回電子化された地図を利用して、デジタルで計測したところ、誤差が判明したため、まずそれを修正することになりました。結果、市街化区域から市街化調整区域に移った面積が108.3ヘクタールになりました。
 あと、エリアの線引きの修正や、大規模集客施設制限地区の設定と解除、準防火地域の設定について意見聴取がありました。
 続いて、平成16年に策定された都市計画マスタープランが渡され、来月の審議会までに中身を見て、意見を述べるという宿題も出されました。
 「都市計画マスタープラン」は、平成4年に都市計画法が改正され、市町村ごとに「市町村の都市計画に関する基本的な方針」(都市計画マスタープラン)を作ることが定められ、和歌山市では平成11年に策定され始めました。
 新しいマスタープランの原案を読み込んで、来月の審議会で質疑したいと思っています。

2011年07月28日

国交省へ

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 今日は、13日に県と国土交通省近畿地方整備局・和歌山河川国道事務所に陳情した、紀ノ川大堰の整備について、本省へ役員改選の挨拶と状況の説明に行きました。
 国交省のロビーは、あちこちの自治体から来た団体であふれていました。写真のように、節電のためロビーの電気は消されていて、少し異様な感じでした。
 岸本周平代議士にも同行していただき、現在の状況をお話させていただきました。正直、東日本大震災の復興に膨大な費用が必要なため、100%思い通りには行かないでしょうが、しかしこちらも洪水など、人の命に関わる話なので、そのままにして置かれても困ります。適切な対応をお願いするばかりです。

2011年08月05日

お詫び

 以下の記事中で、一部不適切な表現があり、「紀州じゃーなる」の名誉を傷つけました。該当部分を削除した上で、お詫び申し上げます。
 言葉で勝負しなければならない世界に居て、言葉で失敗してはいけないのですが、感情的になってしまった部分もあり、ご迷惑をおかけしました。今後、同様の事を起こさないよう、一層精進して参ります。
8月9日  山本 忠相

 今日、あるところへお邪魔したら「名前出てたよ」と言われました。6月議会の一般質問で子供の居所不明問題を取り上げたことかな、と思っていたのですが、2枚物のファックスを渡されました。3日に飛び込み取材を受けた「紀州じゃーなる」でした。
 まあ、コメントを都合のいいように編集され、あまりにもひどいので相手にしなくてもいいのですが、本意と違うことに解釈されても困るので、自分の本当の思いを書いておきます。
 まずは、原文をどうぞ。

「菅さんの辞任、法案ぶら下げ野党と駆け引きありかな」 ~山本忠相・和歌山市議(民主クラブ)       (平成23年8月4日)

 民主党の議員にとって今、頭が痛い存在がリーダーである菅直人首相ではないだろうか。そんな、国のトップを民主党の地方議員はどうみているのか?3日、和歌山市議会民主クラブの山本忠相議員を直撃した。
                ◇
 -民主党は政権をとってから迷走状態が続いていますね。どの地方選挙も惨敗の連続。民主党の地方議員にとっては、中央の動きが逆風につながっていますね。
 山本 はい。厳しいです。
 -ズバリ現在の首相、菅直人さんについての感想を聞かせて下さい。
 山本 今回の東日本大震災の対応の遅さがかなり批判されています。でも、大きすぎる災害。誰がやっても同じ。政権が交代していて自民が対応しても混乱していると思う。まだ、何もしないと言われながらよくやっていると思う。菅さんというより、国会がもっとしっかりして欲しいとの思いが強いですね。
 -辞任を公表した首相。未だにいつ辞任するか分からない状況。菅首相個人についてはどう思います?
 山本 菅首相を早く変えたらいいかというとそうではないと思う。辞任の3条件を掲げていますね。この条件の成立が東日本大震災の被災者にプラスになる。居座りとみせかけて自・公など野党と駆け引き、これはありかなと思う。一日も早く法案を通すことの方が大切だと。法案と辞任、ぶら下げての駆け引きは賢いやり方かなと思う。
 -最後に今の民主党をどう受け止めていますか。
 山本 与党となった民主の国会議員は若葉マーク(初心者)ばかり。一日も早く、若葉マークをはずせるようにしないと。反省すべき点はあると思う。
                 ◇
《本紙の主張》
菅首相の手法を「賢いやり方」と受け止める怖さ
 最初、民主の議員に菅首相の感想を聞けば、頭を抱えるだろうと思っていた。
 ところが、菅首相のやり方が、「賢い」と捕らえた回答には心底驚きを隠せない。
 まず、菅首相の外交問題をみても尖閣諸島問題では中国、竹島問題では韓国、ロシアには北方領土問題。これら全て、「菅は弱腰外交」として攻められっばなし。日本の領土を守ることの出来ないリーダーなんて日本国民は望んでいない。
 この時点ですでにリーダー失格の烙印が押されても仕方がないだろう。
 思いついたように、「脱原発宣言」。福島原発直後だけに国民にとっては耳触りのいい言葉だ。
 しかし、原発の代替エネルギーをどうするのかという議論がない。代替エネルギーの対策があってこそ、脱原発ではないのか。
 脱原発だけを推し進めれば、電力不足で企業の流出が起きるだろう。企業の流出、それは働く場所がなくなることを意味する。ただでさえ就職難の若者達にとって、これ以上苦しめることに。いや、企業の流出は《日本沈没》を意味する。
 「リーダーは誰がやっても同じ」 「辞任を駆け引き材料で法案提示が賢いやり方」。本気でそう考えているなら、筆者には山本議員の頭の中、《分からん》。

 さて、まず、頭を抱えるかどうか。頭を抱えてても、何も前には進まないので、とにかく動く。自分の与えられた役割をしっかりこなす。そっちの方が大事やと思っていますので、私は頭を抱えていません。
 そういう意味で、もし政権党が自民党だったら、死者はもっと少なかったか、原発事故は起こらなかったか、起こってもすぐに収束できたかという問いには、必ずしもそうだとは言い切れない、と答えるしかないでしょう。そもそも、もしたらの話をしても、あまり意味がないと思います。
 それに、この話と「リーダーは誰がやっても同じ」という言葉の意味は全く異なります。どこで一緒になっちゃったんでしょうね。
 次に、総理の居座りと法案を通すことについて。私は被災者の生活を中心に考えれば、法案は一日でも早く通すことが大事だと思っています。国会での審議が止まっていても、得する被災者は一人としていません。たとえ、総理のクビを餌に法案が通るなら、それを道具として考えれば、ある意味「賢い」やり方だと、お答えしました。
 結果として、仮設住宅の建設が進み、避難所の解消が2日でも10日でも早くなるならば、それでいいと思います。
 「民主党の地方議員は頭を抱えてる」って書けば、面白おかしい記事になるんでしょうけど、実際議員は必ずしもそうではありません。
 乱文ご容赦下さい。

2011年08月06日

和歌山市 夏の風物詩「ぶんだら&おどるんや」

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 いよいよ今年も「ぶんだら&おどるんや」が行なわれます。
 ぶんだら節は16時50分スタートです。
 おどるんやは、和歌山駅前演舞場が11時50分から、和歌山城砂の丸演舞場が16時30分から、本町バス通りのぶらくり演舞場は16時50分から開始です。
 準備も終わりました。あとは最終チェックをして、お客様をお迎えするばかりです。ぜひぜひお出かけ下さい!

2011年08月18日

欝陵島に行ってきました。

 去る8月1日、自民党国会議員3名が竹島(韓国名:独島)に近い欝陵島の視察をしようとしましたが、韓国政府に入国を拒否されました。
 正直今回の件があるまで、欝陵島という島があることや、欝陵島が竹島の入口になっていることも知りませんでした。奪われかけている自国の領土がどういう位置関係にあり、韓国とどう接しているのか、無知であったことと、自らの領土問題への意識の薄さを改めて認識し、反省したところです。
 その反省の上で、欝陵島とはどんなところか、今島内はどんな感じなのかを知りたくなりました。ならば自分の目で見よう、と思い立って、国会議員3人が入国拒否されたちょうど2週間後の15日、韓国へと向かいました。
 2001年9月11日アメリカ同時多発テロ後の02年1月にニューヨークへ、同じ02年9月にはアルカイーダに対する対テロ戦争が終わったばかりのアフガニスタンへ行きました。しばらく大きな物事の現場へ向かうことから遠のいていたのですが、久しぶりに沸々と沸き立つものが自分の中にあり、欝陵島へ行くことにしました。
 まず、そもそもどうやって行けるのかを調べるところから始まりました。途中で、島へ渡る船を運航する会社が、日本人の乗船を拒否したとの情報も得ました。またお盆休み中のハイシーズンであるため、飛行機のチケットすら取りにくい状況でした。
 韓国内の都市間を移動するため、高速バスの時刻や乗り場を調べたりすることも大変でした。韓国へ入国しても、島に渡れない可能性もあり、こうなれば実際どこまでいけるか試してみよう、という気持ちで乗り込みました。
 日程は次の通りです。

8月15日(月) 1日目
 関空→(航空機)→ソウル仁川空港→(空港鉄道)→ソウル→(高速バス)→江原道東海市(泊)
16日(火) 2日目
 東海市墨湖港→(船)→欝陵島道洞港
17日(水) 3日目
 欝陵島道洞港→(船)→慶尚北道浦項市浦項港→(車)→慶州市→(韓国新幹線)→釜山(泊)
18日(木) 4日目
 釜山空港→(航空機)→関空

 今回のこのルートは、飛行機の座席を確保してから組んだので、決して効率がいいものではありません。ハイシーズンの一番混み合う時期なので、帰ってくることを優先しました。使ったのは当然、アシアナ航空です。
 続いて、島の様子や独島博物館の様子などを別枠で記していこうと思います。なお、ハングルの翻訳に時間がかかるので、若干のタイムラグが生じると思います。
 また原則「竹島」と表しますが、「独島博物館」のように固有名詞となっているものについてはそのままで表示しますので、ご了解下さい。

欝陵島の雰囲気

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 ここでは、欝陵島の状況がどんな感じだったかをお伝えしていこうと思いますが、その前に、韓国は竹島のことを、韓国内外のあらゆるところでアピールしていることを知っていただきたいと思います。
 まず、アシアナ航空の機内。前のモニターに映し出される飛行経路図。しっかり分かるように「Dokdo」と書かれています。写真は飛行エリアが中心になっていますが、もっと引いた広い地図でも「Dokdo」と書かれていました。通常は広域の地図だと、小さい島の名前は書かれていないことが多いのですが、「Dokdo」はどの縮尺でも表示されるようになっていました。
 日本の航空会社はどうなっているのでしょうか?ちなみに、私の愛読誌であるANAの機内誌『翼の王国』では、国内線航路図には竹島が表示されていますが、国際線航路図には書かれていませんでした。

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 次に、私がソウルで移動に地下鉄を使った際、ソウル市庁駅で乗り換えをしました。1号線から2号線に乗り換える通路の真ん中に、竹島のかなり立派な立体模型が置かれていたのです。説明もハングル、英語、日本語の3ヶ国語で書かれていました。
 日本で例えるなら、東京メトロの銀座駅で乗り換える途中の通路に、竹島の立体模型が置かれているのを想像してみて下さい。残念ながら、日本ではそこまでしていません。

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 さて、ここからは欝陵島の中へと入っていきたいと思います。
 島の港周辺にはたくさんの横断幕が掛けられていました。船から港に降り立つと、真っ先に目に飛び込んでくるのが、日本語とハングルで書かれた、左の写真の横断幕です。車が前に止められていたので、非常に分かりにくい撮り方になっていますが、横断幕には「独島の問題は単純な領有権ではなく、歴史的な問題なのを、日本政府は悟らなければならない」と書かれています。
 横断幕の左端には林子平により書かれたとされる地図の画像があり、その地図には竹島のところに「朝鮮ノ持ニ」と書かれている、ということを表示しています。

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 最初の横断幕から島の内部に入っていこうとすると、またもやたくさんの横断幕が掲げられていました。
 まず左の写真で、一番上は介護施設での研修生を募集するもの。真ん中のものは、その日本語訳が下の横断幕に書かれています。
 右の写真は、一番上が日本語で書かれています。来たらバナナをくれてやるとのこと。日本の政治家はサルだとでも言いたいのでしょう。
 真ん中は禁煙運動の横断幕です。「タバコの煙は民族のため息」と書かれています。この横断幕にはかなり興味が湧きました。
 一番下は「日本の独島妄言、棒が薬だ。」と書かれています。韓国では、狂犬病の犬には棒を与えて薬にするそうです。日本は狂った犬だそうです。

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 続いて、左側の写真。次の横断幕は、バナナ横断幕の隣にあったものです。
 上の横断幕には「世界的な清浄島欝陵島に日本の放射能物質流入とは何という話か! 欝陵郡の女性団体協議会/欝陵郡在郷軍人会」と書かれています。現地では写真を撮るだけで、翻訳は帰国してから行いました。おそらく日本の政治家を汚いもの扱いしたかったのだろうと思いますが、未だに福島では多くの被災者が不便を強いられ、苦しんでいる中で「放射能物質流入」という言葉を使う感覚が私には分かりません。
 真ん中の横断幕は「日本の独島領有権妄言軍国主義の妄想だ!! 欝陵郡報勲・安保団体協議会」と書かれています。
 下の横断幕には、次のように書かれています。
「<日本政府の独島侵奪態度に怒る>
1.韓国大韓航空機の韓国領土の独島上空飛行を問題視する日本外務省は反省しなさい。
2.外交通商部は日本の国会議員の不純な入国を禁止せよ。
3.日本政府は、即、中等学校の教科書の独島歪曲を直ちに撤回せよ。
2011年8月11日 興士団独島守護本部」
 横断幕紹介も残りあと2つです。

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 左の写真は、港にある交番の建物の屋上に掲げられたものです。「日本は植民地支配謝罪し、独島の歴史歪曲中断せよ! 大韓老人会欝陵郡支部/正しく生きる運動欝陵郡協議会」と書かれています。
 そして最後は、港の公園のような広場に掲げられていたものです。欝陵島訪問を計画していた国会議員の顔にバツ印を付けて、「自民党4敵は自爆しなさい」と書かれています。
 ちなみに、この自民党4敵の横断幕は、私が翌日欝陵島を離れる際には撤去されていました。撤去した意図までは、残念ながら分かりません。

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 港から島の内部へ入っていくための3本の道沿いには、たくさんのお店や民宿が並んでいました。それらのお店には、日本を批判する何かは掲示されていませんでしたが、1軒だけ表示をしている喫茶店を発見しました。
 さて、ここまで欝陵島内に掲げられた竹島問題に関する横断幕等についてご紹介してきました。私はこれらを紹介し、ただ単にナショナリズムを煽ろうとなどとは考えていません。我々が対峙すべき相手の今の姿の一面を、リアルに見ていただきたいと思っているのです。
 私はある漁師さんとお話しました。その漁師さんは日本語が少し話せます。日本語を使いたいけど、日本語を使うと親日に見られてやりにくい。そうおっしゃられました。本人の意思とは関係なく、村社会の島で生きていくには、そういう一面もあるのだということを付け加えておきます。

独島博物館

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 さて、ここでは独島博物館について、お話していきたいと思います。
 その前に、独島博物館に展示されている、韓国側が、竹島は韓国の領土であるという証拠だと主張する多くの地図や書籍などの信憑性や歴史的検証については、ここでは行いません。私のような素人が根拠を示しながら理論立てて、韓国側の主張を論破することはできません。この点については、ご了承いただきたいと思います。
 この点について詳しく書かれているのが、島根県のWeb竹島問題研究所のサイトです。特に韓国側が有力な証拠資料だとする地図などを重点に検証しています。ぜひそちらをご覧下さい。

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 独島博物館は港から近くの山の上にある薬水公園の中に位置しています。
 私が博物館に入ったのは16日の14時過ぎでした。受付には女性一人だけ、館内には韓国人観光客が10人程度いました。示されている順路に従って、第1展示室から見ていきました。
 まず最初に、竹島の立体模型が置かれていました。先にソウル市庁駅で見たものより、はるかに大きな模型でした。そして、その展示室ではたくさんの種類の地図が並んでいました。

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 その多くは日本で描かれたものであり、朝鮮全図の中に竹島が描かれたものや、国別で色分けしたもので朝鮮と竹島が同じ色で塗り分けられている地図などでした。
 つまり、日本で描かれた地図で、朝鮮の地図に竹島が入っていたり、同じ色で塗り分けられているのは、日本人が竹島を朝鮮のものだと認識していた、という論法に持っていきたいようです。

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 第2展示室では、日本がいかに不当に竹島の領有権を主張しているかということを、韓国や島根県の公文書を証拠として、展示していました。
 第3展示室では、韓国国民が日本の不当な占拠といかに戦ってきたか、その武勇伝を展示していました。

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 1階のロビーに戻ると、液晶テレビが壁に掛けられていて、そこでは韓国のテレビ局であるKBSが竹島のライブ映像を流していました。この映像はKBSの特別ページで見ることができます。
 同じロビーには絵や写真、韓国で発行された竹島切手なども展示されていました。その中には、韓国が竹島に建てた灯台と国旗の写真もありました。これが竹島の現状を把握するのに一番端的なものだと思い、その写真を撮ってきました。
 かなり徹底的にやっていることが分かっていただけたと思います。

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 そしてもう一つ。実は、実際独島博物館へ行ってみて、非常に怖いと思ったことがあるのです。それは、左の写真の石碑です。ご覧になっていただいて分かるように、「對馬島本是我國之地」と書かれています。対馬は韓国のものだと言っているのです。石碑の土台には地図と文字が彫られています。同じ地図の説明が博物館の案内書にあるので、それを記します。


「朝鮮國地理圖所在の八道總圖」(1592年)
壬辰倭亂当時、豊臣秀吉の命令で九鬼喜隆などが製作した地図で、八道總圖と江原道別圖に于山島(独島)と欝陵島が描かれている。これは現在発見された日本の地図の中で最初に欝陵島と独島を韓国の領土に描いたものである。

 日本が作らせた地図の中に欝陵島と独島が韓国の領土として描かれている。その地図に対馬島も描かれているから、対馬も韓国のものだ!という論理のようです。
 ここから考えられるのは、
①最近、対馬の土地が韓国資本によって買われていることから、本気で対馬も取りに来る。
②対馬の土地を買い、実効支配して領有権を主張するが、対馬の土地を返還する代わりに、対馬の土地に見合う金銭と、竹島に対する領有権の放棄を求める。
ではないかと考えたのです。考えすぎならいいのですが、絶対ないとは言い切れないのです。この石碑は、いつ設置されたか分かりませんが、非常にきれいなもので、最近設置されたものではないかと思われます。
 そう考えると、一層怖くなりました。私の勝手な思い過ごしならいいのですが。

2011年09月05日

台風の被害は甚大

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 まずは、今回の台風12号によって亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げるとともに、被災された皆様にお見舞いを申し上げます。
 民主党和歌山県総支部連合会は昨日4日、県連内に「台風12号災害対策本部」を設置して、対応に当たっています。私も事務局次長として、主に県外から提供の申し出があった救援物資やボランティア派遣の取りまとめ、政府・党本部との連絡調整を行っております。
 未だ被害の全容は明らかになっていませんが、関係機関総出で被害状況の確認と人命救助、2次災害の防止に努めてまいります。
 写真は今朝、上空から和歌山市の紀ノ川河口付近を撮影したものです。茶色に濁った水が海へと注いでいるのが分かります。紀ノ川は大きく、容量があったために被害は出ませんでしたが、紀南地域では川が小さい上、相当な量の雨が降ったため、今回の水害となりました。残念ですが、これは山間地の宿命と言う他ありません。
 明日は平野防災担当大臣が被災地の視察に来られます。現状を見ていただいて、一日も早く激甚災害指定をしていただきたいと思います。

2011年09月12日

吉宗くんをよろしく!

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 今日、和歌山市の観光キャラクターである吉宗くんの着ぐるみがお披露目されました。これまでは観光ガイドブックやポスターでしか見ることのできなかった吉宗くんですが、これからは動く吉宗くんがご覧になっていただけます。
 これから秋が深まるにつれて、観光シーズン、イベントラッシュになります。あちこちでお目にかかると思いますので、仲良くしてあげて下さい。

 市議会は、明日から一般質問が行われます。一般質問は5日間の予定で、前3日が4人ずつ、後ろ2日は3人ずつで、18人が登壇予定です。私は3日目15日の3番目に質問を行います。今回は市有財産の管理について質します。
 8月30日に質問の要旨を当局に伝えていたのですが、まだ思ったほどの進展がなく、間に合うのかなぁと心配です。

2011年09月15日

2011年9月議会の一般質問全文

 今日の質問の議事録を記します。なお、これは原稿ベースで、速報版です。実際の議事録は若干異なることをお含み置きください。正規は後に発行される議事録に拠ります。

《質問》

 民主クラブの山本忠相です。
 まずは、先日の平成23年台風12号による水害で亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、被災された方々に対しお見舞い申し上げます。民主党の一員として、政府に対し、一日も早い激甚災害指定の決定をしていただけるよう求めていく所存です。
 さて、今回は市有財産の管理について質問させていただきます。
 去る6月議会において、旧第1清掃工場の解体撤去工事にかかる補正予算約6500万円について審議され、私も賛成し、本議会で可決されました。この予算について、今更異論を挟むつもりはありません。
 しかし、昭和60年の稼動停止から先の議会における補正予算提出までの経緯や状況については検証する必要があると考えます。
 昭和46年から稼動を開始した旧第1清掃工場は昭和60年に稼動停止し、13年後の平成9年に旧厚生省の財産処分承認を受け、平成11年度には煙突の撤去工事を行いました。
 その間、平成9年8月には旧厚生省が大阪府豊能郡にある豊能郡美化センターの周辺土壌を調査、同年11月には高濃度のダイオキシン類を検出、翌10年9月には豊能郡美化センターのダイオキシン汚染を発表しました。平成11年度中にダイオキシン類対策特別措置法が施行される中、平成12年7月豊能郡美化センターの解体工事に従事していた作業員の血中から高濃度ダイオキシン類が検出されたとの報道を受け、ダイオキシン類に対する厳しい規制が敷かれ、平成13年には廃棄物焼却施設解体作業マニュアルが出されるに至ります。
 これを受けて、平成15年に第1清掃工場解体に向けたダイオキシン類の調査を行い、16年事前調査に基づく解体実施の設計、17年に工事の計画を行ったが、同時期平成10年に稼動休止した第2清掃工場の煙突が倒壊する可能性があるとのことで、その解体工事を先に行い、第1清掃工場に係る解体工事を延期しました。
 また同時期、本市の財政が悪化、第1清掃工場解体工事は先送りされてきました。平成22年度国の当初予算で循環型社会形成促進交付金を利用した第1清掃工場跡地利用を含めた計画を立てるも、国の予算措置が見送られたために再び延期。
 その間にも、県から施設を撤去するよう再三再四指導され、平成21年の県市連絡協議会においては、撤去が正式に申し入れという形で言われました。
 平成22年6月外装鉄板部の剥離が市民からの通報で認められ、職員さんが応急手当を行い、解体に向けた予算が組まれることになった。しかし、改めて設計を行ったら、老朽化があまりに進んでいて、ダイオキシン類の洗浄に使う高圧水流に建物が耐えられないから、補強してから解体するという、皮肉で無駄な状況になった、ということで、今日に至っています。
 先の6月議会厚生委員会での質疑でも、法律との絡み、技術的な課題などが出ましたが、何より予算の問題が大きいと感じました。
 次に、先の委員会審査でも出てきた鍵となる言葉は「ほったらかし」だと思います。用途廃止になったとは言え、元は市の施設、市民の財産であります。市民から信託されながら、管理はすれど活用はせず、というならば市の責務に対する意識が非常に希薄と言わざるを得ないと考えます。ひょっとしたら、他にもあるのではないかと思い、調査しました。
 例えば、加太地区会館大川分館の建物。昭和23年に加太小学校大川分校の校舎として建設されましたが、児童数の減少により昭和39年休校となり、以降校舎は地区会館として地域で使われるようになりました。しかし昭和53年、隣地に新しい建物ができてから使われることがなくなり、昭和63年、同校の廃校とともに建物の所管が市教委から自治振興課へ異動。そのまま現在に至っています。
旧第1清掃工場や加太地区会館旧大川分館のような物件を「負の遺産」と呼んだりします。
 保健所横の旧城南病院跡地。建物の大部分は交通安全対策課に貸し出され、放置自転車の保管場所として利用され、いくつかの部屋は介護保険課などの書類保管庫や災害発生時などに必要な備品の備蓄庫として使われていました。中には病院だったときの消毒室などに器械器具が収められたままの部屋もありました。
 このような財産の維持管理について、どのようにお考えですか。お答え下さい。

《松見副市長 答弁》

 議員ご指摘の加太地区会館大川分館内にある旧大川分校については、建物が非常に老朽化しているため跡地利用を含め検討しています。旧城南病院につきましては現在放置自転車の一次保管場所や災害用備蓄晶の保管場所として活用しています。その他の老朽化した施設につきましても、まず必要性の観点から検討し、必要性の高い施設については更新や修繕による延命化対策を講じるとともに、必要性が低いと考えられる施設については他の施設への転用や用途廃止後、売却も含めた跡地の有効利用などを図ってまいります。

《再質問》

 お答えをいただきましたので、第2問に入らせていただきます。
 老朽化した施設については、必要性の観点から分別して、必要なものは使い続ける、必要性の低いものは次の手立てを考えるというご答弁でした。
 おっしゃるようにできていれば、私が質問する必要もないのですが。議事録を見ると、未利用地や遊休地の話は、議会において過去何度も取り上げられています。
 旧第1清掃工場についても、色々と手立てを考え、タイミングを計り、予算の都合をつけようとしていたことは理解しています。現在の担当課が積極的に、今このときに過去の負の遺産を後始末しようと動かれていることには敬意を表します。しかし、それでもなお、これまでがほったらかしていなかったと言い切れる状態ではないですし、ほったらかしていたことは委員会での審査席上、当局自身が認められたことです。
 また今回、奇しくも議案第13号にある中筋日延児童遊園の問題も、本来市当局が行っておくべき手続きをほったらかしておいたために発生した事案であり、後世に無駄な負担をつけ回しする重大な過失があると考えます。
 先程例に挙げました、旧大川分校の校舎は新しい会館の隣にあります。当局は旧校舎が地震に襲われたとき、倒壊の可能性があると想定していらっしゃるようですが、想定外のことが起こるということは、3月11日東日本大震災で被災地の現状からご理解いただいているはずです。場合によっては、隣に倒れこんで現会館をつぶし、とりあえず雨風をしのぐ避難所としての機能を失わせ、その瓦礫が避難を妨げ、2次災害を招きうるということも考えなくてはなりません。
 旧城南病院の建物は耐震補強がなされていません。おそらくそこまで手を掛ける建物ではないということなのでしょう。それが地震で倒壊し、隣の民家に倒れたら、家はひとたまりもありません。それで人命が失われたら、どんな言葉を発せられるでしょう。
 これまでいくつかの具体例を挙げてきましたが、これら管理行き届いていない形態をその性質から4つの体系に分類してみました。

①持て余し型・・・現在あるものを次の方向性が決めきれず、持て余しているもの。
 これに当てはまると思われるのが旧発明館で、旧発明館は平成21年3月に閉館し、土地建物を売却すべく一般競争入札を行いましたが、不調に終わっています。まだ次の方向性が決まっていません。休止中の本町駐車場もこれになると思います。
②事情型・・・様々な他の事情が絡んでくるもの。
 これには、現在放置自転車の保管場所に使っている旧城南病院の建物、また水道局が所管している西脇配水池跡地は、両隣の土地所有者との関係があり、また2件の受水槽跡は隣地所有者との関係から、そのままにしておかなくてはならない状態です。
③放置型・・・これは役目を果たしていないのに放置されているもの。
 これには加太地区会館旧大川分館があたると思います。旧第1清掃工場はこれと事情型の半々といった形だと思います。
④怠慢型・・・これは当局の怠慢により、現状に至っているもの。
 建物では見受けられなかったのですが、中筋日延児童遊園の権利についてはこれに当てはまると思います。

 こうして現状分析をした上で、2つの問題点があると思います。
 1つ目は、市当局内に各部局で管理しているものも含めた市有財産を完全に把握している部署がないということです。だから長期間ほったらかしになっていたり、権利の書き換えがなされていなかったりということが起こるのではないでしょうか。
 また、今あるものを有効に活用する上でも、このような機能が必要ではないでしょうか。例えば、旧発明館ですが、売って現金化するのもいいのですが、市役所に程近い一等地で、同様の土地を付近で探すのは至難の業です。そんな時、一括把握している部署があれば、産業部局内で持て余していても、他の部署での需要が見込め、活用も可能ではないかと考えます。
 もう一つの問題点は、作るときとつぶすときの財政措置の差です。公共施設を新たに作るときは、起債もでき、場合によっては補助が行われます。しかし解体撤去となると、起債も認められず、国による補助もありません。実はこのことは、東日本大震災の被災地も同じで、制度的な不備により街づくりの線引きさえできないとの問題点が浮かび上がっています。そんな実情を踏まえれば、新たな公共施設を建設する際には、30年、50年先をも見越して、その建物が役目を終えるときにおいても、自ら手立てしなければならないことも含めて進めなければならないと考えます。
 以上、2点の問題点について、市長のご見解をお伺いします。

《大橋市長 答弁》

 まず、1点目につきまして、中心市街地にある老朽化した施設の存廃及び処分について部局を跨いだメンバーで構成したプロジェクトチームを立ち上げ検討を行いました。今年度も庁内関係部局での協議を再開させているところです。今後も施設ごとにこのような取り組みを続け、市有財産のより適正な管理と有効活用を図ってまいります。
 次に2点目ですが、東海・東南海・南海地震などの災害に備え、特に防災上の観点から緊急性が認めら一れる施設の解体や除却については、私も重要なことであると認識しています。このような解体などを促進するためには制度がより手厚いものであるべきだと考えますので、財政支援などの拡充について引き続き国へ要望してまいります。

《再々質問》

 ご答弁をいただきました。
 中心市街地の施設について検討するプロジェクトを立ち上げたのが一昨年のことだそうです。なぜそのときに全市全庁に広げて行わなかったのか。その点が非常に残念です。
 市の財産には行政財産・普通財産の区分けがありますが、これらの区別なく、また担当の各部署で持っているとか、管財課で持っているとかの、主管の部署に関係なく、市の財産を一括して把握する部署を置くことが急務であると考えます。
 同じ轍を二度と踏むまいという強い意志をもって、「関係部局での協議」といったものにとどまらず、手札を把握し活かすという役割を置いていただくことを求めます。
 また、国に対して財政支援を要望していくとのご答弁でしたが、先程も申し上げた通り、先を見越した上で、自分で何とかするという気構えが必要になってくるのではないかと思います。
 以上、色々と申し上げましたが、改善していただけることに期待をして、質問を終わります

2011年09月18日

山津波の町へ

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 台風12号の襲来から2週間が経ちました。被災地では未だ復旧活動が続いています。今日、ようやく現地入りし、状況を見、復旧活動のお手伝いをしてきました。
 今回、現地入りするまでには紆余曲折がありました。和歌山青年会議所のメンバーとして参加させていただいたのですが、雨の予報が出ていたために、前日の午前、派遣中止の決定がされました。しかし一転、天気が回復し晴れの予報になり、田辺市本宮の災害ボランティアセンターがボランティアの受け入れを決めたため、行ける者だけで行こうということになり、19時半から準備が始まりました。

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 5時半少し前に和歌山市を出発、海南インターから有田インターまで高速に乗り、金屋、龍神、中辺路を経て、本宮に入りました。
 その途中、日高川沿いでも目を覆いたくなるような悲惨な状況を目の当たりにしました。ブルーシートをかけた民家や工場、建物の足元の土砂を流され傾いた建屋、流木や土砂に埋め尽くされた川岸、山積みされた大量の瓦礫や使えなくなった家財道具など。
 瓦礫の山から出火したという話も報道されていたので、気にかかるところです。
 道も土砂崩れなどで片側交互通行になっているところが何箇所もありました。簡易の信号が付けられており、一定の時間で交互通行できるようにされていました。直後にはアスファルトが盛り上がって、路面の白線が立体になっていた、という話も伺いました。

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 美山にある椿山ダムに着いたとき、ダムに漂着した流木の量に圧倒され、流木がひっかかっている位置にも驚かされました。ダム湖は一面、流木で覆われていました。よく見ると、流木の中に船が混じっているのも確認できました。大量の雨水が、まさにダムを超えんとしていたことが想像できます。
 途中で白浜・田辺青年会議所のメンバーと合流し、9時頃には本宮行政局近くの公民館に到着。準備して、ボランティアセンターで登録を行いました。連休ということもあるのか、たくさんの方々が来ていました。登録が終わると現場へ移動します。

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 現場は熊野本宮大社の大斎原(おおゆのはら)です。大斎原に堆積した土砂の撤去が今日の仕事です。大斎原へ向かう道の両側には田んぼがあり、黄金色の穂がたわわに実っていました。不思議なことに、同じ場所なのに、田んぼによって稲穂が立っているところと倒れているところがありました。用水路は土砂で埋まっていました。
 大斎原で集まると、作業の説明がありました。また熊野本宮大社の宮司さんからお話がありました。お話の中に「山津波」という言葉がありました。土石流とか言いますが、状況はまさに津波に襲われた後と同じで、東北の被災地の光景を重ねて見ました。
 ボランティアの中に、福井県から来て下さったチームがいらっしゃいました。少しお話しすると、今日15人で来られて、明日までの1泊2日で活動して下さるそうです。全部で3班が入れ替わりで来て下さるとのことでした。
 福井といえば、平成16年夏に福井も水害に見舞われました。私は当時秘書をしていて、党から1週間福井に派遣され、復旧のお手伝いをしました。一乗谷朝倉氏遺跡で土砂さらいの毎日でした。
 引率されていた福井県の職員さんにそのことをお話しすると、「やっぱりお互い様ですね」とおっしゃって下さいました。本当にありがたいことです。

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 9時半過ぎから15時前まで、途中昼休憩を挟みながら、ひたすら泥さらいをしました。百数十人で行ったので、予想以上に捗り、少し早く終わることになりました。
 写真では少し分かりにくいかもしれませんが、手前が泥かきを終えた元の地面、奥が泥かき前です。厚みがあるのですが、その分だけ山からの土砂が堆積したのです。それも一部分だけでなく、大斎原や周辺の田んぼにも同じだけの土砂が押し寄せているのです。
 それらを人力でひたすら取り除きます。大斎原の縁に一段低くなっているところがあり、そこに手押し一輪車で泥を運びます。泥が溜まってくると、縁と泥の境が分からなくなり、つい泥の中に左足を突っ込んで身動きが取れなくなってしまい、助け出してもらいました。まさに「泥沼にはまる」を体験しました。

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 大斎原の近くには世界遺産熊野本宮館という紀州杉を使った観光施設があるのですが、その建物は水で襲われ、基礎の下の土が持っていかれたために傾き、あるところは沈んでいるように見え、あるところは浮いているように見える状態になっていました。職員の方に聞くと、このまま手を入れて使い続けられるかどうかも分からないと話され、疲れた表情をされていました。
 長靴や道具についた泥を落とした後、白浜・田辺JCのメンバーに、本宮から熊野川沿いを新宮に向かって国道168号を行ける所まで案内してもらいました。

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 電源開発の発電所の看板は一部がなくなっていました。元々なかったのか、土砂で流されてしまったのかは分かりません。
 紀伊半島名勝の一つである瀞峡を楽しむためのウォータージェット船の発着場になっている志古乗船場は土石流の被害を受け、その機能を失っていました。ぱっと見ただけで20人ぐらいのボランティアらしき人が掃除のお手伝いをされていましたが、再び使用できるのか、分かりません。観光の拠点が失われると、その後の地域経済の再生に大きな支障となることは、容易に想像がつきます。

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 続いて、道の駅「瀞峡街道熊野川」へ向かいました。残念ながら、写真の通り、原形がどうであったのか、全く想像できない状態になっていました。丈夫であるはずの道路標示用看板さえ、なぎ倒されていました。ここから先、倒木のため通行止めになっており、新宮へ進むことはできませんでした。
 道の駅の向かいにあった民家は、地震でなったのか、津波でなったのか、山津波でなったのか、判別がつかない状態でした。
 本宮へ戻る道の途中には、船が電柱に引っかかっている状態で残っていました。

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 最後に熊野川行政局近くに架かる三和大橋を見に行きました。この橋は、洪水で浸水しないように、わざわざ高いところに作られた橋です。見えにくいかもしれませんが、橋の橋脚にスケールが貼られてあり、下から黄色のシールが1つと、赤のシールが2つ貼られてます。黄色のシールは「注意」と書かれており、川底から5.6mの高さにあります。一つ上の赤のシールは「避難」と書かれていて、避難開始の指標となる水位で、川底から8mの位置にあります。一番上の赤のシールは「危険」と書かれていて、川底から10.6mの位置です。文字通り、ここまで来ると危険です。
 しかし、橋の欄干を見ると流木が引っかかっています。橋の裏側にもたくさん引っかかっていました。目測で、橋脚の「危険」の位置から2倍以上の高さはあると思われます。その位置まで水が来ていたことになります。
 今、自分が立っている場所も水没して、まだなお高さがある。一体どれだけの水がここを流れていったのか、想像はできましたが、とても実感できず、分かったような分からない感覚に襲われました。ありきたりな言葉しか見つかりませんが、想像を絶する状況の痕跡です。
 今回、実際現場へ行かせていただいて、報道だけでは分からない状況を知ることができました。写真と文章でできるだけ伝わるように書いたつもりですが、しかし実際に行って見ていただくのが、一番理解していただけると思います。ぜひ1回でいいので、現地へ行って復旧活動に参加して、帰りに現状を見て来て下さい。
 いくつかの課題も見つけました。これは別稿で書きたいと思います。

2011年09月19日

健やかに、お元気で

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 今日は敬老の日。
 テレビ番組で知ったのですが、もともと敬老の日は、兵庫県野間谷村の村長さんが昭和22年に「としよりの日」として始まり、それが兵庫県全体、そして日本全国に広がり、昭和40年に国民の祝日「敬老の日」となったそうです。
 今年も地区の敬老会へお招きいただき、一緒にお昼を呼ばれました。ありがとうございました。

2011年09月30日

餞(はなむけ)の言葉

 「春は出会いと別れの季節」などと言われます。3月から4月にかけて、卒業・入学、就職・転職・異動など人の動きが激しくなります。
 彼岸を過ぎる今頃は、春からちょうど半年。これまた人が動く時期になります。
 我が民主クラブの事務を受け持ってくれていた女性が本日付で退職しました。ご主人が転勤されるとのことで、誰もが致し方のないことです。
 私が議員になってから、何人もの方が民主クラブ所属議員のお世話をしてくれました。結婚を機に退職した方、新天地へ向けて巣立った方など、それぞれの事情でそれぞれの道を歩まれます。私が会派の幹事長をさせていただいてから、初めて来てくれた人で、初めて見送る人となりました。
 細かなところにまで気を配ってくれ、主婦ならではの目配りは、男二人の会派にとって、大変助かりました。
 新しい土地でも活躍されることを期待し、感謝を込めて、餞の言葉としたいと思います。

 さて、今日で9月議会が閉会しました。今議会は山場がいくつもあり、しんどい日々でした。特に議案第13号「土地賃貸借契約締結等請求調停事件の和解について」の取り扱いで、苦しい場面がありました。また、そこから派生して、違うことにまで飛び火し、心を削ぐような思いをしました。
 そもそも議案第13号とはどんな内容かということですが、一部新聞紙上にも出ていますが、住宅開発団地の中にある公園の土地が、市当局の怠慢で昭和49年から登記変更がされないままになっていました。昨年になって元の登記名義人から土地を譲り受けたという人物から、公園となっている土地の返還を求められ、問題が表面化したものです。
 市当局は公園を維持しつつ登記上の権利を得るために、申立人に対して530万円余りの金銭でもって買い取り、解決しようとしました。しかし、本来は法律の定めにより、公園として整備し、開発工事の完了を公告した時点で和歌山市のものになっているのです。それを登記していなかったということだけをもって、市当局も相手方の土地と認識して、金銭で買取することは、認められないことです。
 市当局が行うべき行動は、調停で買い取るのではなく、その土地は元々和歌山市のものだ!勝手に自分のものにするな!と訴えを起こすべきなのです。
 住民の「公園が使えなくなっては困る」という思いは理解できます。しかし、日本は法治国家である以上、今回の問題は感情論ではなく、法秩序や法理論で対応処理しなければならないものなのです。でなければ、この国は何でもありになってしまいます。日本は隣の国とは違うのです。
 採決は議長を除く37人で行われ、36対1の圧倒的多数で議案は否決されました。私も否決した一人です。
 今回は一つの案件でしたが、和歌山市の公園となっている土地には、同様の例が200件ほどあるようです。また公園にとどまらず、道路にもあるそうです。ただ登記上名義が変わっていなくても、現に公園や道路で使われている土地は、それ以外に使用できないため、明け渡しを求めたり、買取を求めたりすることは強制収用の場合などを除き、原則できません。また固定資産税などの税金が免除されているはずで、その時点で公園や道路として使用することを追認していることになります。
 今回のことが報道で取り上げられ、他都市においても、同様のことが起こって、行政の職務執行が滞らないよう、願うばかりです。

2011年12月02日

2011年12月議会の一般質問全文

 今日の質問の議事録を記します。なお、これは原稿ベースで、速報版です。実際の議事録は若干異なることをお含み置きください。正規は後に発行される議事録に拠ります。

《質問》

 民主クラブの山本忠相です。今回は教育行政について2点お尋ねします。まず、福島県郡山市からの97人の子ども達の集団宿泊活動についてお尋ねします。
 この夏、福島県郡山市の小学5・6年生97人が和歌山に来てくれました。このことについては9月定例会の経済文教委員会でも報告されたと聞き及んでおりますが、ご存じない方もいらっしゃるかもしれませんので、概要を少しだけお話したいと思います。
 この集団宿泊活動は「紀望」プロジェクトと名づけられ、募集から引率まで、郡山市側の手を煩わせることなく実施されました。8月1日に和歌山からバスで郡山市へ子ども達を迎えに行き、和歌山へ連れて来ます。約12時間の道程もバスの中でゲームをしたりなど、子ども達が飽きることのないよう引率の方が工夫をして下さったそうです。
 2日目は「和歌山を知ろう」というテーマで、和歌山城へ登ったり、市立博物館の見学、紀伊風土記の丘での体験学習、和歌山電鐡貴志川線のマスコットであるたま駅長に会いに行ったりしたそうです。
 3日目は「太陽の下、のびのび遊ぼう」というテーマで、マリーナシティでの自由行動、4日目は加太海岸での海水浴やよさこいの演舞鑑賞、加太少年自然の家での飯盒炊爨などが行われ、翌5日保護者の下へ送り届けられたそうです。
 終了後、市教委には多くの反響があったと聞き及んでおりますが、どのような反響があったのでしょうか。また、事業を行った率直な感想をお聞かせ下さい。

 次に中学校における学期制の変更についてお尋ねします。
 先日、新年度から中学校の学期制を2学期制から3学期制に変更すると、市教委から報告がありました。そこで、まず2学期制導入の経緯について調べました。
 市教委は平成16年度から2年度にわたって、2校で2学期制の試験導入を行いました。試験導入の結果を受けて、18年度から市内の全18中学校で本格導入しました。18年2月定例議会では、松井先輩が2学期制導入に疑問を呈する立場から、一般質問をされております。
 本格導入で2巡した6年目の今年、学期制を見直し、来年度から3学期制に戻すことが決定されました。
 そこでお尋ねします。まず、16年度から2年度にわたって行われた試験導入の際、2学期制採用について、どういう洗い出しの結果があったのでしょうか。また本格導入はどういう組織機構で検討決定されたのでしょうか。
 次に、2学期制本格導入6年目において変更するにあたり、この6年間どんな方からどういう反応があり、また市教委としてどういう課題を認識し、変更を検討するきっかけとなったのでしょうか。また変更の決定はどのようなプロセスで行われたのでしょうか。
また市教委は来年度から行われる予定の3学期制を「NEW3学期制」と名づけられています。「NEW3学期制」とはどのようなものか。2学期制導入前の「3学期制」との違いはどのような点でしょうか。
 以上をお伺いして、第1問といたします。

《大江教育長 答弁》

 集団宿泊活動「きぼうプロジェクト」は、多くの方々のご協力を得て成しえたものです。
 その活動の内容を、詳しくお伝えしたわけでありませんが、郡山に帰った子どもたちやその保護者からは、和歌山市の人々に対する感謝の声や子どもの成長を喜ぶ手紙が続々と届きました。
 なかでも、暑い盛りのこと、子ども達の衣類の洗濯を多くのPTAの方々が、心をこめてしてくださったことへの感謝の意は深く、「福島に対する心無いうわきにつらい思いをしていたなか、和歌山市民の温かさに触れて、親子でうれし涙を流した」という手紙をいただいたことは、強く心に残っています。
 私としましては、本事業を通して、郡山の子どもたちの心身の安定と健やかな成長について願うのはもちろんのこと、和歌山の人の「困ったときはお互い様」という温かい心意気に触れて強く胸を打たれ、心揺り動かされたというのが率直な感想です。

 次に学期制の変更についてです。
 まず、16年度から2年間にわたる試験導入時、実施した学校からは、授業時数が確保しやすいこと、また長期休業前の事務処理の軽減が、教育相談や部活動の指導の時間に当てられるなどの効果があるという報告がありました。また、本格導入に向けて、当時の校長代表、教育委員会事務局で組織された2学期制検討委員会において検討しました。
 次に、導入以降については、2学期制検証委員会において、継続的に検証を行ってまいりました。
 新学習指導要領の全面実施を翌年に控えた本年度は、教職員、保護者を対象にアンケートを実施し、改めてその成果と課題についての意見集約を行いました。
 その結果、授業時数の増加という所期の目的において一定の成果を得ることができたものの、学習意欲の向上や持続性、評価の在り方等で、課題があることが明らかになりました。
 これらを踏まえ、教育委員会では、2学期制から3学期制に移行することが適切であるという結論に達しました。
 最後に、NEW3学期制は、各学校の実態に合った学期ごとの中期目標、年間を通してPDCAサイクルの有用性を生かし、よりきめ細かな教育を行います。学期ごとの評価を提示することで、生徒個々の課題意識を高め、個に応じた指導を行うことを目指します。
 以前の3学期制と比較して、NEW3学期制は、2学期制の良さであった授業時数の確保を生かし、一層明確となる指導と評価の一体化によって、確かな学力、豊かな心、健やかな体を育むことができると考えます。
 以上でございます。

《再質問》

 それぞれお答え頂きましたので、2問目に入らせていただきます。まず、郡山市からの子ども達の集団宿泊活動についてです。
 ご答弁いただきましたが、今回の子ども達の受け入れは教職員はじめ、多くの方々、企業・団体の協力があって、成り立ったものです。おそらく普段から市教委や市当局に対して理解があり、それぞれがコミュニケーションをとっていたので、乗り切ることができたと考えれば、教育長からも感謝のお言葉がありましたが、本当にありがたいことだなぁと思います。
 まだまだ和歌山のコミュニティも捨てたもんじゃないと思いますし、今回のことを契機に一層地域でのつながりを考えるいい機会になるのではないかと思います。
 さて、事業については大成功でありますが、「やりました、成功しました、良かったねぇ」で終わってしまっては、非常にもったいないと思います。今回のノウハウを今後に活かしていかなければならないと思うのです。子ども達の精神的なケアの一環として、精神科医や臨床心理士などの専門家の意見も取り入れつつ、被災地支援の「和歌山モデル」としての構築を目指すべきではないでしょうか。
 和歌山市以外の被災地の子ども達の心をケアすることにも役立てられますが、和歌山市が被災したとき、外の手を借りられないときは自分たちで子ども達の心を癒してあげなければならない必要が出てきます。地域の小さい単位ででも活かせる方法を模索すべきだと思いますが、この点、当局としての考えをお伺いします。

 次に学期制の変更についてです。
 ご答弁にもありましたが、2学期制は授業時間が確保しやすい、長期休業前の事務処理が軽い、教育相談や部活動の指導の時間が取れるといった利点はあったものの、学習意欲の向上や持続性、評価のあり方等で、課題の解決が難しいとの結論を得て、3学期制に変更すると決定された、とのことでした。当初は、「とてもいいもので、バラ色の未来がある」風な捕らえ方をされていたのかもしれませんが、現実は違ったようです。
 導入時は利点と課題を天秤にかけて、結果、授業時間の確保、長期休業前の事務処理軽減、教育相談や部活動の指導の時間の確保に重きを置いた。それがなぜ今、どんなきっかけで、その天秤の傾きが変わったのでしょう。そう思うのは、私だけではないはずです。
 そして、NEW3学期制になれば、授業時間を確保しながらも、指導と評価の一体化によって確かな学力、豊かな心、健やかな体をはぐくむことができる、とのご答弁がありました。ならばはじめから、2学期制を導入せずとも、そこへ辿り着ければ良かったのにと、考えるのは短絡的でしょうか。
 さて、ご答弁の中にありました「2学期制検証委員会」は2学期制導入以降も継続的に検証を行ってこられたとのことです。
 この「2学期制検証委員会」は学校教育部長をはじめとして、教職員課長、学校教育課長、それぞれの課の副課長、専門教育監、専門教育監補、教育研究所長から成り立つ組織だそうです。では、検証委員会はいつから設置され、どのぐらいの頻度でいつ開かれたのか、お答え下さい。また検証委員会はいつから2学期制の課題を把握していたのでしょうか。
 それぞれお伺いをして、第2問といたします。

《大江教育長 答弁》

 今回の集団宿泊活動を通し、子ども達の心身のケアのためには、地域住民や学校関係者、企業や団体、また各関係機関と行政がそれぞれの持つカを結集し、補完し合ってこそ、よいものができるということを、身をもって確信することができました。
 このたびの東日本大震災をうけ、中核市41市、災害相互応援協定の広域災害時における応援体制が整備されました。このような中核市同士の連携のなかで、臨床心理士などの専門家の意見も取り入れながら、被災地の子どものための支援計画「和歌山モデル」の構築を検討していきます。
 集団宿泊活動の経験を生かし、和歌山市が被災したときは、学校、保護者、地域住民の三者の協力体制を中核に据え、企業・団体、関係機関、医療・心理の専門家などの地域社会が手をつなぎ、子どものために必要な支援を行えるような体制を模索していきたいと考えます。

 2学期制検証委員会は平成18年度に設置し、各年度2~3回程度開催するとともに2学期制を生かした学校教育の充実に向けた取組について、各中学校長に調査を行い、意見を収集しました。
 その調査などでは、授業時数が確保できる、授業内容の工夫改善が少しずつ進んできたという成果があげられました。
 課題として、学習習慣の確立や学習意欲を向上させる指導と評価の工夫、前期・後期の切り替えの難しさ等があげられ、改善に向けて校長会でも話し合いを重ねてきました。
 その話し合いの中で、課題がより明確になったため、本年5月、教職員、保護者を対象に2学期制と3学期制を比較したアンケ一ト調査を実施し、広く意見を集約しました。
 その結果、従前の課題であった学習意欲の向上や持続性、評価の在り方等の課題が明らかになりました。
 以上でございます。

《再々質問》

 それぞれお答え頂きましたので、3問目に入らせていただきます。まず、郡山市からの子ども達の集団宿泊活動についてです。
 先程も述べましたが、「やりました、成功しました、良かったねぇ」で終わってはいけないと思いますので、有事の際に今回の経験を活かせる方策を検討していただき、郡山の子ども達に向けたベクトルを、和歌山市の子ども達にも向けられるようにしていただきたいと思います。

 次に学期制の変更についてです。
 ご答弁いただきましたが、2学期制が始まって以降ずっと検証委員会が設置され、検証委員会に対して現場の校長から、2学期制の課題に対する意見が出されていたとの事でした。
 石の上にも3年と言います。1年や2年で見直せとは言いません。しかし、本格導入した年の1年生が3年生になった、一巡した年、本格導入をして3年目、試験導入から5年目に見直すべきであったのではないか、私はそう思うのです。3年5年やれば、良いも悪いも分かると思うのです。
 ご答弁にもあったように、確かに来年度から新学習指導要領に変わります。変わるので、それを契機に切り替えを行う。その点は理解できます。しかしそれは、子ども達をものさしに考えたのではなく、役所の論理ではないですか?
 2学期制も3学期制も、どちらも100%のものではありません。しかし、日本の気候や文化、風土、学校での行事日程などを勘案したとき、やはり3学期制が日本には合っているのではないかと思うのです。
 そのことは先程ご答弁の中にあった、市教委が本年5月、教職員と保護者に対して行ったアンケートで、教職員の56%が、保護者の64%が、「3学期制がよい」「どちらかというと3学期制がよい」と回答していることからも窺い知れます。
 子ども達に対して今よりよい学習環境を提供したい、その思いは現場の教職員さんや市教委の皆さんも共通にお持ちだと思いますし、保護者側も当然提供してほしいと思っておられるでしょう。単なる政策的な時間的の差で済むならいいのですが、事これに関しては、人の人生が懸かっている話です。人としての成長期、過ぎた時間は取り返しが利かない。ならばその思いに応えなければならない義務が市教委はあると思います。その点から考えれば、本格導入から6年経った今ではなく、3年目の時点で考えるべきではなかったのでしょうか。
 先程の、松井先輩が18年2月定例会で行われた質問の答弁で、当時の教育文化部長は「定期考査の間隔が長くなることにより、学習意欲が低下しないよう学習指導や評価の工夫などが必要であると考えてございます。そのため、定期考査だけでなく、ふだんから子供の学習状況をきめ細かくとらえ、学習課題や目的をしっかり持たせる指導の改善や、子供、保護者が学習状況を十分把握できる通知表や面談内容の工夫などを図るよう指示しているところでございます。」と答弁されています。
 今省みるに、結局この課題は市教委として克服できなかった、克服する策を出しえなかったということになるのでしょう。
 松井先輩は「2学期制のマイナス面を補完する制度が、今日現在において決まっていない」ことが問題であり、「みずからの決断をもって2学期制を導入するのであれば、その責任において、予想し得る制度のマイナス面を補完する方法を同時に提案し、広く理解を求める必要があ」ると問われましたが、同質問中にそのお答えはありませんでした。
 改善策を講じられたかもしれませんし、ご努力されたかもしれませんが、結局、私にはそのまま答えを見出せることなく、6年間やり過ごしてしまったのではないかと思えてなりません。
 当時の教育文化部長が答弁されたように「2学期制の趣旨が十分生かされていないと判断される学校につきましては、学校長に対して改善策の提出を求めるとともに、その内容によっては学校訪問なども実施し、本市の中学校教育の充実、発展を図ってまいる気概」をもって行われていたのであれば、3学期制に戻す必要もないのではないでしょうか。
 改めてお伺いします。3学期制への変更が、なぜ今なのでしょうか。試験導入の2年、本格導入の3年をあわせた5年が経過した時を期に再考すべきではなかったのか。機を逸したというお気持ちはありませんか。
 そして、市教委には人の人生を大きく左右する案件を取り扱っているという覚悟をもって取り組まれ、検討し、判断されましたか。
 私は3学期制に戻すことに反対しているわけではありません。しかし、安直に2学期制に飛びついてしまったのではないか、そして、ちょうど来年度から新学習指導要領に変わるから、学期制も変えてしまおうなどと、安易に考えているのではないか、その点を改めて確認いたしたく、質問させていただきました。
 市教委の覚悟と、新年度からの運営に対する決意をお聞かせいただいて、私の一般質問といたします。ありがとうございました。

《大江教育長 答弁》

 2学期制は、授業時数や教師と生徒が向き合う時間が確保できたり、工夫した体験活動を行うことができたり、いわゆるゆとりのある教育活動を展開できることが、良さであります。
 モデル校での試験導入の2年、すべての学校での本格導入の3年、合わせて5年が経過した時点では、評価と学習意欲という点で課題も見えてきましたが、本格導入から3年しか経過しておらず、当時はその課題を克服し、よりよい2学期制を目指している段階でありました。
 よって、教育委員会では、まだ移行を検討する時期ではないと判断していました。
 しかしながら、平成24年度から全面実施される新学習指導要領では、生徒の良い点や進歩の状況などを積極的に評価するとともに指導の過程や成果を評価し、指導の改善を行い、学習意欲の向上に生かすことが強く求められています。
 この学習指導要領の改訂に伴い、教育委員会として、生徒の確かな学力・豊かな心・健やかな体を育むために、2学期制と3学期制のどちらがより有効であるのか、2学期制検証委員会の提言を踏まえながら、真摯に議論を重ねました。その際、行った調査でも、全国的に2学期制から3学期制への移行や検討が進められていることが分かりました。
 これらの状況を踏まえ、教育委員会では、この機に、2学期制から3学期制に移行することが適切であるという結論に達しました。
 新年度から、2学期制で培ってきた成果を生かしつつ、一層指導と評価の一体化をめざし、教育効果が高まるような3学期制の構築を目指していく決意です。

2011年12月16日

12月議会の最終日

 今日で12月議会が閉会しました。最終日は、市当局から出された議案に対する常任委員会での審査の報告を受け、採決をします。
 今議会に当局から出された議案のうち、特に注目すべきものは、下水道料金値上げの議案と、放課後の子どもを学校で預かってくれる若竹学級の利用料を徴収するという議案です。
 まず、下水道料金値上げの議案です。下水道料金は平成19年9月議会で平均39.9%もの大幅な値上げがなされました。しかし、それまでにも平成9年、12年、15年と値上げを繰り返しています。
 その主な原因は、現在も建設中であることと、すでに整備された地域での接続率の悪さです。
 市当局の説明では、平成25年度にはこれまでの建設費用を賄ってきた市債償還(借金返済)の目途がつき、経営状況はかなり良くなるとのことでした。しかし一方で、初期に建設された管の老朽化が著しく、陥没事故なども発生しています。
 また、市債償還の目途がついたからと言って、直ちに下水道料金が下がるわけでもありませんし、現在の使用者がそこまでの負担を強いられなければならないのか、という疑問もあります。高齢者の一人暮らしの世帯では、下水道の本管に接続する工事の費用が重く、家計と相談してできない事例も多くあることは知っています。こういう事例にどう対処するのか、その対応は大きな課題であると思っています。
 ちゃっちゃと整備を進めなかった市当局の責任は重大ですが、和歌山市民にとっての財産となることや、生活環境を維持していく点から考えれば、致し方ないと判断しました。
 ただ、自ら改善を進めてもらわなければなりませんし、これ以上の負担が発生するようであれば、それを認めることはできません。今後の経営計画なども市当局に質していきます。

 次に若竹学級の利用料を徴収するという議案です。これはまず、今日の本会議での反対討論をご覧下さい。

 今般上程されております議案第8号「和歌山市若竹学級費用徴収条例の制定について」に対し、民主クラブを代表して反対の立場から討論をいたします。
 大橋市長! 市長にあえて問いたい。市長にとって放課後児童健全育成事業、若竹学級の政策はどのようなものなのでしょう?数多くある市の施策の中でも、重要なものの一つではなかったのですか?
 大橋市長が就任され、初めて自ら手がけられた平成15年度予算の施政方針演説以降、9回全ての施政方針演説に「放課後児童健全育成事業」または「若竹学級」という言葉が必ず入っていました。昨年9月に行われた大橋市長3期目の所信表明演説においても、磨き上げる3つの力のうち、市民力の中に「放課後児童健全育成事業若竹学級の時間延長」が謳われました。
 実際これは、重点政策の一つにも含まれています。それだけ市長が肩入れする、思いいれのある政策ではなかったのですか?
 確かに、受益者負担の原則があります。費用の半額ぐらいは保護者に負担していただこうという国の指針が出ていることも理解しています。中核市41市中3市だけが無料であり、今回議案にある4000円という数字が、有料市における利用料・保育料などその名目に関わらず徴収する金額の平均から比べれば低いということも十分分かっています。
 しかし、それをもってもなお、これまでと同じく提供することに大きな意義があるのではないですか。
 本市財政が地方公共団体の財政の健全化に関する法律に基づくイエローカードになろうとした際も、何とか踏ん張って耐えて、無料化を維持し続けてきたではないですか!どうしてそのときの職員さんのご苦労を活かさないのか?そして何より、大橋市長の思いはどこへ行ってしまったのですか?
 有料化して、制度を拡充する。これは誰でもできます。しかし、市民は有料化せずとも、制度を維持、できれば拡充することを、大橋市長に期待しているのです。
 有料化することで、これまで重点政策として持っていた輝きはくすんでしまい、その他一般の政策になってしまうわけです。大橋市長はそれでもいいのですか?
 委員会審査の席上、様々な家庭事情に対応できるよう、これから規則を検討し、定めるというお話でした。しかし、そもそも規則も含めた制度を定めてから条例を提出すべきであり、そのような当局の姿勢は容認できるものではありません。
 議員各位には本討論に御理解を賜り、御判断いただくことをお願い申し上げまして、議案第8号に対する反対討論といたします。

 ほぼこの中に、私の考えは書かせていただきました。大切に育ててきたはずなのに、残念ながらその本質を失おうとしています。市長の子育て政策についての考え方はどのようなものなのか?今後、議会で質してみようと思います。
 和歌山市の財政もマシになったとはいえ、正直好転したとまでは言えません。市民の皆さんからは色々な要望が出てきますが、全部を叶えることはできません。しかし、子どもにかけるお金だけはケチりたくない、それが私の考えです。そのために大人が何かを我慢しなくてはならない場面が増えるでしょう。
 場合によっては、嫌われてでもそれを言い通さなくてはならない時が来ると思います。その覚悟を持って、引き続き与えられた職務をこなしていきたいと考えています。
 以上、今議会に上程された議案のうち、下水道料金の値上げについては賛成し、若竹学級の利用料を徴収するという議案については反対いたしました。一部からは「ええかっこしいや」といった声も聞かれましたが、私はこれで正しい判断をしたと考えています。
 市民の皆さんでご意見があれば、ぜひお聞かせ下さい。

2012年02月17日

2月議会開会直前

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 和歌山市議会2月定例議会が24日から開会します。今日はその1週間前で、告示日です。
 朝から幹事長会、議会運営委員会が開かれ、出席しました。午後から全員協議会が行われ、平成24年度の予算についての内示説明がありました。
 これは新年度予算のうち、継続や新規を問わず、市が行う様々な事業について、その内容と予算額、予算の出所(例えば全額市の税金か、国や県の補助金か)について説明されるものです。
 今定例議会では、まず23年度予算について精算などの最終補正を行い、続いて市長から24年度の施政方針を聞き、予算の中身について説明を受けた後、審査に入っていきます。

2012年02月20日

民主党全国青年局長会議

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 今日は東京で、民主党全国青年局長会議があり、日帰りで行ってきました。
 基本は毎年行われるのですが、昨年は統一地方選挙があり、全国から集まりにくいということもあって、延期になっていました。2年ぶりの開催です。見たことある顔から、初めてのお顔まで、様々。ただ、和歌山はずっと私です。
 どうしても2年も間が空いてしまうと、活動が停滞気味になります。党本部の青年局長も津村啓介衆議院議員に交代し、積極的に目に見える活動を展開していきたい、との方針を示されました。
 そこで『青年局宣言』を新たに掲げ、そこにみんなの気持ちを結集して活動していこう、との津村執行部の提案がなされたのですが、各県から色々な意見が出ました。
 私も自分の考えを述べると、執行部から提案されたものが、どうしても基本活動方針的な、小さなところにまとまっていて、『宣言』と言うからにはもっと高尚で理想を掲げるものであってほしいということ。また自分達がそれを基に活動を展開していくのであるから、作るときにはトップダウンでなく、自分達も仲間に入れてほしかった。というものです。
 他県からも同じような意見が出ましたし、また真逆の意見もありました。スピード感を持ってやるには、一々持ち帰ってできない。書かれている中身には問題ない、みんなが乗れるのだからいいじゃないか、など。
 反対反対ばかりでは進まないので、自分の意見を述べた上で、しかし確かにスピード感も必要だから、この場で私がたたき台を提案します!と言って出させていただいたのが、以下の宣言案です。


我々民主党青年局メンバーは、
それぞれの地域において、自らが持つ若い力を発揮し、
住民との対話や協働しつつ、政策提言を行い、
その実現を通じて、次代の日本を担う人となるために、
共に研鑽し、努力し続けることを宣言する。


 残念ながら、私が提案した形で採用されることはありませんでしたが、このような理念を掲げることは、引き続き検討していくこととなりました。
 即興で書き上げたものなので、完成度はそんなに高くありません。少し磨いて、和歌山県連青年局の宣言を近いうちに掲げたいと思っています。
 会議終了後の懇親会では、党本部が実施しているオフィシャルインターンの大学生達と話しました。先週の水曜日15日から始まったそうで、対外的な場に出るのは今日が初めてだったそうです。別に政治家になることを目指しているわけではないが、政治の現場がどんなところか、知ってみたいというのがきっかけだったようです。
 入口がどんなのでもいいのですが、その興味を維持してほしい、幻滅しないでほしい。そのためには我々が生の姿をさらすことも必要ではないか、見られる覚悟も当然持つべきだと思いました。
 懇親会の途中で失礼をし、20時15分羽田発の飛行機で帰ってきました。

2012年02月24日

2月定例議会が開会

 2月定例議会が始まりました。
 この時期の議会では、今年度の最終補正予算と、4月からの新年度予算を審議します。まずは今年度の最終補正予算から。
 最終補正予算とは、3月で年度末を迎えるため、人件費の精算や、行った事業の費用や入札で安くなったお金などの帳尻合わせをするために行うものです。「入ってきたお金」と、「出て行ったお金」と「手元に残っているお金」を足した金額が合わないとおかしいですよね。それを最終的に合わせることを、最終補正と言います。
 今日の本会議では、この最終補正予算案についての説明が行われました。本会議が終わると、幹事長会、議会運営委員会(議運)が開かれ、週明け以降の運営方法などについて話し合いました。
 最終補正予算案の審議が終わると、4月からの平成24年度当初予算案についての審議に入っていきます。当初予算案審議の一番初めは、市長の施政方針演説から始まります。
 施政方針とは、市長が新年度予算を組むに当たって、「こういう点を大事にした」とか「こういう考え方でこんな政策を実行したい」という、理念や方向性を示すものです。税金の使い道を決めるにあたっても、何も考えず、思いや考えもなく決めることはありません。
 例えば、大阪市の橋下市長は、大阪市内でも西成区へ重点的に、世代ではお年寄りを切り捨てるわけではないけど、子供や若者世代にお金を多く使いたい、との方針を出したと、新聞で読みました。必ず何か考えがあって、予算を振り分けるわけです。
 家庭の中で考えるともっと分かりやすいかもしれません。昨年テレビの地デジ化が実施されました。実施前に、手元に何に使ってもいいお金が10万円あり、今あるテレビが地デジに対応していないとします。洗濯機は調子悪いし、節電のために太陽光発電システムを付けたい。しかし、もうすぐテレビが見られなくなる。どうしようか・・・
 『テレビが見られなくなるのは困るから新しいテレビを買おう』と考えたことが、市長でいう「施政方針」であり、『そのために10万円を使おう』というのが「予算案」になります。
 テレビを買いに行ったら9万8千円にしてくれた。2千円余ったので通帳に入れておこう。これが「補正予算」になります。分かりやすいでしょうか?

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 議運の後は、テレビの収録です。写真は収録前の準備風景です。スーツの襟にピンマイクをつけてもらっています。
 テレビ和歌山で、代表質問のダイジェストとともに、各会派幹事長のインタビューも放送されます。その収録がありました。
 正直、少し緊張しました。議場で話したり、街頭でマイク持って話したりしても、あまりなんともないんですが、人ではない無機質なカメラのレンズ相手となると、どうもいつもと勝手が違って、非常にやりにくかったです。途中で言うことが飛んでしまって、カンペを読んでしまいました。きっとたどたどしいと思います。
 ぜひ放送をご覧下さい。

2012年02月28日

告知がほとんどになっちゃいましたが

【告知①】「税と社会保障の一体改革」意見交換会を開催します。
日時 2012年3月3日(土) 14時~16時
場所 中央コミュニティーセンター(和歌山市三沢町1丁目2番地)
講師 長妻 昭 前厚生労働大臣・衆議院議員
事前申し込み不要です。奮ってご参加下さい。

【告知②】市議会代表質問の模様がテレビ・ラジオで放送されます。
代表質問のダイジェストとともに、各会派幹事長へのインタビューも放送されます。
放送時間は次の通りです。
☆テレビ テレビ和歌山
 3月2日(金)21時~22時(1時間)
 3月3日(土)14時~15時(1時間)
☆ラジオ 和歌山放送 AM1431
 3月2日(金)22時30分~23時50分(80分)
 3月3日(土)19時30分~20時50分(80分)
3月2日が代表質問の日になっています。傍聴もできます。私の質問は最終バッターの5番目で、13時以降になります。

 さて、今日の市議会は、平成23年度の最終補正予算案を、それぞれ受け持ちの委員会で審査をしました。
 ようやく代表質問の原稿も書き終わり、あとは市当局との調整が主になります。

2012年02月29日

もうけもんの一日

 4年に1度のうるう年、今日はうるう日の2月29日です。
 本当なら3月1日になってるはずですが、今年は1日おトクです。なんかそう考えると、いいと思いませんか?

 市議会は、23年度の最終補正予算案の審査が昨日終わり、幹事長会で議事日程の調整が行われました。引き続き議運が行われ、各委員長からの報告を基に、討論の申し出を受け、明日の本会議の議事日程を確定します。
 明日の本会議では、23年度の最終補正予算案の採決と、24年度当初予算案について、市長からの施政方針が示され、一般会計はじめ特別会計や議案の説明が行われます。
 あさっての代表質問の準備も大詰めです。

2012年03月02日

2012年2月議会の代表質問全文

 今日の質問の議事録を記します。なお、これは原稿ベースで、速報版です。実際の議事録は若干異なることをお含み置きください。正規は後に発行される議事録に拠ります。

《質問》

 民主クラブの山本忠相です。民主クラブを代表して、3つの項目について質問させていただきます。
 まずはじめに、市長の政治姿勢についてです。
 来る日も来る日もその名前や顔を、テレビや新聞、雑誌等で見ない日はない人物と言えば、橋下徹大阪市長です。今日の代表質問でもすでに2回登場しました。矢継ぎ早に、これでもかというほど様々な話題を提供しています。
 特に教育に関するものが多く、教育基本条例案では首長が教育目標を定め、教育委員はその目標を実現する責務を負う。その責を果たさないときは、議会の同意を得て罷免させる条項を入れると共に、教職員への相対評価による人事評定を盛り込んでいました。
 しかし、教育委員の罷免については地方教育行政法における違法性を文部科学省から指摘され、取り下げ。首長が目標を設定することについても「首長が教育委員会と協議して目標を決定する」となりました。
 教職員の人事評価では、5段階の相対評価で、最低ランクが2年連続続いた教員は分限免職の対象にするとしていました。しかし、教育委員側の反発もあり、保護者や生徒からの申し立て権を認めることで、これは撤回されることになりました。
 一方で、貧困家庭には習い事にも使える教育バウチャー、クーポン制度を検討したり、義務教育課程の小中学生にも留年制度を検討するよう指示を出したりしています。
 さて、あらゆる手段でもって、地方自治の屋台骨を揺るがしているわけですが、これが隣の府の府庁所在地の話だと言って終わらせてしまえるかといえば、決して対岸の火事ではないと思います。
 先日も滋賀県の嘉田知事は、大阪が愛知と連携するという話に触れ、「大都市連携は劇薬で、滋賀は漢方薬。滋賀のような地方には劇薬はそぐわない」と述べられました。嘉田知事のように、うちにはうちのやり方があると、楔を打った方もいらっしゃいます。
 これら教育をめぐる大阪の動向について、同じ首長として大橋市長はどのように受け止め、考えていらっしゃいますか。大阪のことだから、和歌山に関係ないという向きもあるようですが、しかし我が街の市長がどっちを向いているのかは、市民にとって非常に重要な事柄であります。お聞かせ下さい。
 また、先程述べた教育委員会に対する方針においても、橋下市長はことあるごとに「民意」という言葉を使われます。たいていは自らが選挙で選ばれたことを指して、選ばれた人間が主張することを「民意」とおっしゃっておられるようですが、大橋市長は「民意」をどのように理解されていらっしゃるでしょうか。お伺いします。

 次に、和歌山市民の幸福度についてお尋ねします。
 昨年11月、法政大学大学院政策創造研究科の坂本光司教授が、経済的な指標ではなく「幸福度」を数値化しようと調査。様々な社会経済統計を利用し、住民の幸福度や満足度を都道府県別にランキングし発表しました。
 この幸福度ランキングは「住みやすい県はどこか?」という生活・家庭部門、「働きがいのある県はどこか」という労働・企業部門、「心配なく過ごせる県はどこか?」という安全・安心部門、「健やかに暮らせる県はどこか?」という医療・健康部門の4部門40の指標から成り立っています。それぞれの指標をそのまま比較したり、人口による差をなくすために10万人当たりの数字に直したりして比較し、順位付けしています。
 このランキングはただ単に順位付けによって優劣を決めることが目的ではなく、ランキングや評点を通じて、客観的事実に基づく問題の所在の理解認識と、それに基づく地域住民の「幸福度づくり対策」、つまり地域住民が幸せとなる地域づくりを講じてほしいことにあると、坂本教授は述べられています。
 今回のランキングによれば、和歌山県は32位でした。労働・企業部門は6位と高いものの、他の3つは30位以下と低迷していました。そこで気になるのが、我が街和歌山市はどうなのだろうかと、いうことです。
 全国の市町村と比較してもいいのですが、一人で調査するには物理的に困難であることと、またそれぞれ地域の特色があるので、他都市と比較することが必ずしも効果的ではないと考え、時間軸での比較とし、ちょうど大橋市長が就任された平成14年の数字と、手に入る最新の平成22年を対象としました。
 比較に利用された40の指標について和歌山市の数字を一つずつ拾いはじめたのですが、残念ながら市町村別に公表されていない統計が多く、確実に両年を拾えるものは14統計でした。中には5年毎の統計もあります。それぞれお示ししていきますが、特段注釈がつかないものは平成14年と22年を比較したものとご理解下さい。
 生活・家庭部門では、良くなっているもので合計特殊出生率が1.29から1.47、下水道普及率は24%から34.5%に、保育所収容定員比率は35.55%から47.16%に、悪くなっているものは転入率が2.34から2.13に、家計に占める交際費の率は10.73から10.16に、生活保護比率は12.3から21.2になっています。
 労働・企業部門では完全失業率は平成12年で5.7%だったものが平成17年には6.64%になっています。これ以外に離職非就業者率や正社員比率などが使われていますが、あまり有効な数字が拾えませんでした。
 安全・安心部門では千人当たり刑法犯認知件数が27.2件から14.5件に、1万人当たり出火率が4.83から3.25に、1人当たり地方債現在高は859,037円から896,395.2円に、1世帯当たり負債現在高は319万円が393万円に、1世帯当たり貯蓄現在高は1711万円が1408万円に、65歳以上1人当たり老人福祉費は109,264円だったものが101,890円になっていますが、これは分子である老人福祉費が増加しているものの、分母に当たる65歳以上人口がそれ以上の割合で増えているため、一人当たりの数字は小さくなり、見かけの数字は減っています。
 医療・健康部門では1万人当たり病院と診療所の病床数が193.1床から184.2床へ、1万人当たり医師数が35.2人から38.6人になっています。
 坂本教授が選ばれた指標以外に、私が独自に選んだ指標として、観光宿泊客数と日帰り客数を比較しました。これは観光客が魅力に感じる街は住民も魅力的に思い、住民の幸福度も高いという判断からです。観光宿泊客数は561,508人が541,054人に、日帰り客数が5,443,651人から5,276,204人になっています。
 2つ目の独自指標として、地場産業がどのぐらいの力を持っているのか、地域経済がどのぐらいの底力を持っているのかを知るために、和歌山市における従業者4人以上の事業所における製造品出荷額等と付加価値額を比較しました。この統計は、どれだけ製品を生産し、それにどれだけの付加価値を付けられているかを見るものです。
製造品出荷額等は9180億39百万円が1兆3391億85百万円に膨れ上がったものの、付加価値額は4765億36百万円から4838億2千万円と微増したに留まりました。
 また家計は物価に左右されます。消費者物価指数を比較すると、平成17年を100としたとき平成14年は101.3であったのが平成22年は101.8と若干の上昇です。
 こうしてみたとき、完全失業率や生活保護率、世帯あたりの負債額、1人当たり地方債現在高が増えています。世帯あたりの貯蓄高、観光客数も減少しており、このことは地域経済に影響を及ぼします。
 先程の製造品出荷額等は大幅に増えているものの、その割には付加価値額が延びていない。付加価値とはGDP国内総生産であり、GDI国内総所得であり、GDE国内総支出でもある。つまり「もうけ」そのもののことなのです。これを最大限伸ばすことが、最終的に和歌山市の経済を動かすことになります。この付加価値を伸ばす必要があるのではないでしょうか。
 はじめにも述べましたが、ランキングの目的はただ単に順位付けによって優劣を決めることではなく、ランキングや評点を通して、客観的な事実に基づいて問題や課題がどこにあるのかを理解し認識するとともに、それを使って地域住民の「幸福度づくり対策」、つまり地域住民が幸せとなる地域づくりを行っていくことにあります。他との比較か、時間軸での比較であるかの違いだけで、最終の着地点は同じです。
 以上、十分探し出せたものではありませんが、いくつかの統計の数字をご覧になっていただいた上で、市民の幸福度を向上させていくことについて、市長はどのようなお考えをお持ちでしょうか。お聞かせ下さい。

 最後に、和歌山インターチェンジ周辺の土地利活用についてお伺いします。
 ほぼ2年前の平成22年3月14日、和歌山北ICが開通しました。当初4200台の通行量を見込んでいましたが、最近の実績では日量約5200台と、予想を1000台も上回る利用があるようです。また24年度予算案の中には仮称和歌山南IC設置の調査費も計上されております。
 和歌山でICといえば、昭和49年に設置された和歌山ICであります。長く県都の玄関口として重要な役割を担い続けています。
 さて、IC周辺を自家用車で走ることもありますし、関空へ行く際にリムジンバスから風景を眺めるのですが、その度にこれが県都のICかと、残念でなりません。関空から一番近い県都の玄関口が非常に煩雑である、和歌山IC周辺の土地は十分に利活用されていないのではないかという印象を持つのですが、そう思うのは私だけでしょうか。
 ICを境にして東西で、市街化区域と調整区域に別れています。またICの横には農地もあります。そんなICは決して珍しいものではありません。
 先日視察で訪れた大分市には、4つのインターチェンジがありますが、大分ICに隣接して約100万平米の開発されたであろう住宅地があり、農地もあります。大分米良ICにはゴルフ場が隣接、1キロあまりのところに住宅地があり、大分光吉ICには住宅地と大規模商業施設が隣接、大分宮河内ICにも開発住宅地が隣接しています。ちなみに大分市は面積が501.28平方キロ、人口は約47万6千人です。
 では和歌山ICはどうか。グーグルマップで和歌山IC周辺の衛星写真を見ても非常にスカスカです。これはやはり、政策誘導的に利活用の方法を考えなくてはならないのではないかと思います。
 2月26日に市の都市整備課が主催した『都市再生とコンパクトなまちづくり―戦略的都市再生プログラムに係るシンポジウム―』が行われました。大橋市長もパネリストとして参加されていましたが、この終了後、基調講演をされた名城大学都市情報学部の海道清信教授に、本市の都市計画図をご覧になっていただきながらお話しし、お帰りになるのを少し引き止めてしまいました。
 その際、地区計画を立てて整理を行えばよいと教えていただきました。地区計画といえば、大規模なものを想像しがちですが、実は大きさに制限はないそうで、周囲10軒程度の範囲ででも、範囲の世帯や地権者が合意をすれば実施できるそうです。海道先生は実際、北陸のある都市で、都市計画マスタープランの策定に関わられて、このことを実践されているそうです。
 IC周辺の土地利活用について、今後の方針など、どのようにお考えでしょうか。
 以上、3項目をお伺いし、民主クラブの代表質問を終わります。ありがとうございました。

《大橋市長 答弁》

 私は、平成14年に市長に就任して以来、ふるさと和歌山に誇りと活気とやさしさを取り戻そうと、ひたすら地道に、着実に、誠実に市政に取り組む姿勢を貫いてきました。
 橋下市長のように大胆な改革プランを花火のように次々打ち上げ、市民やマスコミの反応を見ながら少しずつ姿勢を修正していくという手法とは異なり、課題を見極め、必要なことを一歩ずつ着実に進めていくのが私の政治スタイルです。この点では「漢方薬」とおっしゃった嘉田・滋賀県知事の考えに近いものがあると思っています。
 また、私と考えが違うと感じるところは、橋下市長の文化芸術に対する姿勢です。私はふるさと独自の文化や伝統を行政と市民がともに守り育てていくことが、地域力をあげていくための有効な手法であると考えています。
 教育については、私は就任時から「教育のパワーアップ」を公約に掲げ、教育の充実を重点施策としてまいりました。次代を担う子どもたちに、生きていく上で必要な社会常識や基本的な知力や体力を身につけさせ、同時に優しさや強い心を育むために小・中学校教育を充実させていくことは市の大きな責務であると考えています。
 私は教育委員の皆さんとは、毎年何度か定期的に懇談会を開いています。その場での様々な意見交換を通じて、私の市政に対する基本理念を理解していただくとともに、現在の教育課題について共通の理解を有していると考えております。よって、教育委員会は克服すべき課題について、企画・実施・検証・改善の循環による、より良い教育施策の実現に努めていると考えております。
 次に、民意についてですが、私は、市長として市政の基本理念に「市民が主役」を掲げ、これまでも「校区トーク」や「市政モニター会議」、「ジュニア会議」、「防災マップ説明会」などを通じて市民の皆さんと直接接し、対話を重ねてきました。多数の人々によって共有される信念や感情だけでなく、少数の意見や小さな声にも耳を傾けながら市政を運営していくことで、「信頼される市政」を実現していく所存であります。

 統計指標をモノサシとして市民の幸福度を測るというお話について、興味を持って承りました。
 様々な指標には、市の努力によって改善できるものと経済環境の変化によるものがありますが、市民の幸福度を表すものでありますので各指標の向上を目指して、まちづくりを進めていきたいと思います。
 議員が重点を置かれた付加価値額につきましては、工業統計調査の平成14年と平成22年の結果を比較すると、本市の製造品出荷額等は約46%伸びているのに対して、付加価値額の伸びは1.5%に止まり、一見すると低いという感じがします。
 しかし、全国の結果を見ると、製造品出荷額等の伸びは11.7%で、付加価値額は逆に8.1%減少しています。
 このことから、本市の製造業が、全国的に付加価値額が減少する厳しい時代にもかかわらず、非常にがんばっておられるということが言え、更なる高付加価値化を促進し、本市の強みを更に磨いていく必要があると考えています。
 特に、古くから本市の産業を支えている地場産業については、地域活性化の柱と考え、需要開拓、高付加価値製品の開発等に対応していくため、平成24年度から「和歌山ニット販路開拓支援事業補助金」を新設し、ブランド化を図っていきたいと考えております。
 平成23年度から実施している人材育成やものづくりの活性化を図る「地場産業技術伝承事業補助金」を増額し、地場産業の支援に取り組む予算を計上しています。
また、平成24年度組織改正においては、まちおこし推進課の商工振興班を商業振興班と工業振興班に分け、庁内の支援体制の強化を図ったところです。
 対外的には、各関係団体、県及びわかやま産業振興財団等の専門機関と連携を図りながら、地場産業の「競争力強化」・「ブランド力強化」などに取り組んでまいります。

《東まちづくり局長 答弁》

 和歌山インターチェンジ周辺は、都市計画マスタープランにおいて、市街地の整備目標を、運輸流通拠点の計画的整備と定めています。
 市街化調整区域におきましては、その都市計画の目標と整合を図り、インターチェンジとの交通アクセスが図れる地域に、流通業務施設を初めとした企業進出を可能とする立地基準を平成13年に設けて、土地利用の誘導を行ってきました。
 今後も、インターチェンジ周辺の市街化調整区域につきましては、運輸業や倉庫業を中心とした産業ゾーンとして、都市機能の拡散とならないよう規制と誘導をしてまいります。

2012年03月03日

今日は東京へ

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 今日、市内では長妻昭 前厚生労働大臣をお招きして、税と社会保障の一体改革に関する意見交換会が行われましたが、私は党から、5月に行われる自治体議員フォーラム全国研修会の世話人として、世話人会へ出席するために、東京におりました。
 研修会での研修テーマを決めたりするために集まったのですが、その他に高山環境大臣政務官が来られて、東北のがれき処理について、各自治体での協力をお願いしたい旨のお話がありました。
 お話では、被災地のがれき処理が、全体の5%しか進んでいないそうです。宮城県では19年分、岩手県では11年分のがれき量。石巻市では100年分、女川町では90数年分のがれきがあるようです。
 現在、処理能力日量1500トンの仮設焼却炉を25基、24時間フル稼働させているのですが、それでも10年は処理にかかってしまう。そこで、各自治体で焼却の協力をお願いしたいとのことでした。
 早速和歌山へ持ち帰って、お話したいと思います。

2012年03月05日

今日から一般質問

 市議会は、今日から一般質問へと移りました。
 今までにも書きましたが、一般質問は市の行政活動について質したり、提案したりするものです。原則どの分野でも構いませんが、自分が所属している委員会の所管事項は、委員会でも質すことができるので、それ以外の分野を質すというのが、暗黙のルールです。ただ、絶対に守らないといけないかと言えばそうでもなく、どちらかといえば、効率の点から言われているのかなと思います。
 今日は3人が登壇しました。今週いっぱい一般質問が行われます。

2012年03月10日

議会もいろいろ

 今日は、私も会員である「がんばろう、日本!」国民協議会の大阪・京都合同勉強会に参加しました。
 テーマは「住民自治と議会改革」で、京都府内の4自治体議員から報告を受け、大学生や社会人も含めた数人で意見交換しました。
 実は、同じ「市議会」という名前がついていても、その中でのルールはそれぞれで決めているため、若干違います。
 例えば名前。和歌山市の場合、正式には「和歌山市議会」と言います。これは日本国憲法が施行されてからこう呼ぶようになったのですが、それまでは「市会」と呼んでいたので、今でも「市会議員」と使われる方もいらっしゃいます。
 では、現在全く使っていないかというとそうではなくて、京都市・大阪市・神戸市・名古屋市・横浜市の議会は「市会」と呼ぶと取り決めをして、使っています。

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 また、代表質問や一般質問の通告一覧表を傍聴人に配布するかどうかも違います。
 和歌山市議会では、いつからなのかは分かりませんが、代表質問や一般質問が行われる本会議の傍聴の際には、写真のような通告一覧表が配布されます。確か、私が20才ぐらいの時に傍聴した際も、いただいたような記憶があります。
 しかし、京都市会ではこの一覧表を傍聴人に配布するかどうかを、市会改革推進委員会で審議しているそうですが、意見集約が整わず、未だ配布されていません。私は、どこでも行われていることだと思っていたのですが、そうではないようです。
 傍聴者に、誰がどういうことをテーマに質問するのかを知っていただく方が、聞く方も聞きやすいとの意見がある一方、合意ができずに実行されていないそうです。
 あと、和歌山市議会にはない制度で「交渉会派制」というのがあります。
 おそらく議員数が多いからだと思うのですが、所属議員が5人以上いないと幹事会や議運に出席できず、代表質問の機会も与えられないというものです。5人以上いる会派は「交渉会派」、4人以下は「非交渉会派」と呼ばれます。会の運営について「交渉」できるか否かを人数で区分けするものです。
 和歌山市議会にはそういう制度はありません。所属議員が2人以上いれば「会派」であり、会派であれば幹事長会や議運にも席が与えられ、代表質問もできます。たとえ少数でも権利を与えてくれる議会です。
 京都市会でも非交渉会派に対する取り扱いを協議している最中だそうです。これはどちらが正しいとか言えるものではありません。それぞれの議会が、それぞれの歴史や流れの中で作り出してきた制度ですから、京都では必要に迫られたことがあったのでしょう。
 京都市会はすでにインターネット中継を行っています。和歌山市議会はこれからです。全国一律のものではありませんので、それぞれの議会でルールを決めるというのが、地方自治なのです。

2012年03月12日

介護保険の権限委譲がやってくる

 市議会は、今日から各常任委員会での、新年度予算の審査に入りました。
 私の所属する厚生委員会では、健康福祉局の予算を審査しました。健康福祉局は例えば、生活保護や介護保険、子育てや保健所に関することなどが対象になります。
 予算では一般会計のうち福祉保健衛生に関するもの、母子寡婦福祉資金貸付事業特別会計、介護保険特別会計、後期高齢者医療特別会計が審査の対象です。また、自治体への権限委譲を行う第2次地方分権一括法に基づき、県からいくつかの業種の監督権限が移されたため、それに必要な条例を制定するものもあります。
 今回はクリーニング業・理容師(散髪屋さん)・美容師・興行場(映画館や劇場など)・公衆浴場について施行条例が作られ、旅館業については一部が改正されます。
 また4月からは介護保険の制度改正に伴い、審査などの権限が県から市へ移されます。介護保険自体、「施設から居宅へ」という理念に変わり、サービスの新設や介護報酬の変更などが行われます。

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 例えば、医療と介護の連携を強化する点。地域包括ケアシステムといって、日常の生活圏域(30分程度で駆けつけられる範囲)に介護・医療・生活支援・予防・住まいを集約しようとするもの。24時間巡回・随時対応サービスの創設。サービス付き高齢者住宅の整備や居宅介護と訪問介護を合わせた複合型サービスの創設などがあります。
 このように様々なサービスの充実を図っているのですが、一方で現場からは異なる声もあります。
 友人のケアマネさんは「財政もかなり厳しいから仕方ないのかもしれないけど、ますます介護の職に就く人は減るやろうし、一方で最後まで在宅で!って言ってくるし。長生きはしたらアカンのかな?」と嘆きにも似た声を届けてくれました。
 そういう声が出るであろうことも事前に分かっていましたし、大幅な権限委譲で、「福祉のまちづくり」をどうしたいかは、和歌山市が考え、決めなくてはなりません。今回の委員会審査では、厚生労働省が提示する様々な介護事業メニューのうち、和歌山市に必要であろうものを選び、計画を立てなくてはならなくなるのを見越して、それらを選び決めるための基準、つまり和歌山市の介護福祉に対する理念について質しました。
 厚生労働省が提示する様々なサービスがありますが、それらの全てが和歌山市の状況に合致するものではありません。ですから、必然と充実させたいサービスとそうでないサービスが出てきます。基本理念がなければ、事業者からの申し出だけで介護サービスが決まり、本当に必要としているものが満たされないことも起こりえます。また、当然に介護保険料というお金が使われるわけですし、求めるものも地域によって差が出ます。その点を、和歌山市として考えを持っているのかが、私は重要だと考えています。
 まだまだ勉強途中ですが、引き続き高齢者の福祉施策について、研究していきます。

2012年03月13日

もっと、ちゃんと学びたい!

 市議会は、委員会審査の2日目です。私が所属する厚生委員会では、市民環境局のうち、市民生活部と市民活動推進部に関する議案が審査されました。
 皆さんが一番ご利用になる住民票などの発行業務や、サービスセンターの運営、自治会運営に対する補助、NPO活動に対する支援などが、主な仕事になります。
 私は特に、NPO活動で、役所の業務でカバーできていない分野を取り組んでいる団体には、できるだけその活動が円滑に進むよう協力していただきたいと、市当局に要望しました。

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 さて、皆さんは「夜間中学」というのをご存知でしょうか?
 義務教育を受けるべき時期に、戦争や貧困により学校へ通うことができなかったため、大人になってからもう一度学び直したいと思う方々のための学校です。今夜は和歌山にある学校の公開授業を視察しました。
 と言っても和歌山の夜間中学、正式には夜間学校ですが、これは公が設置し、公が認めたものではありません。教室は児童館の一室。小学校教諭である吉本拓司先生がボランティアで教えてらっしゃいます。カリキュラムも決まっていません。卒業証書ももらえません。しかし、学びたい人と教える人はいるのです。
 上の写真で、一番右にいるのが吉本先生。真ん中の学習机に座っているのが生徒の北川順子さん(通称 順ちゃん)です。
 現在夜間学校は第2・4火曜日の夜7時半から9時に行われています。今日の授業は「日本国憲法を読み、その意味を知ろう」というものでした。
 本当は生徒が3人いるのですが、お一人はお家でお父さんの介護があり、もう一人は家の階段から落ちて腰を打ったとのことで、欠席です。通って来られるみんなはそれなりの年齢です。そういうこともあるのです。

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 今日は特別に授業を1時間にして、残りの30分で公開授業を参観した参加者と吉本先生・順ちゃんとで、色々とお話をしました。
 私が色々と質問して順ちゃんが答えてくれる中で、順ちゃんの「字知らんのが悔しい」「火曜日が楽しみ」という言葉が非常に重く、心に残りました。
 現在、公立の夜間中学がないのは和歌山県と滋賀県だけです。戦中戦後の混乱期に学童期であって、まともに学べなかった人は、和歌山市に約5千人いるといわれています。潜在的に学びたい人はいるはずなのです。しかし、現在はっきりと意思表示しているのは3人です。
 昨年3月に夜間学校の生徒を中心に署名を集めて、和歌山市教委に公立の夜間学校設置を陳情しました。しかし市教委は「予算」と「需要」を理由に、設置に向けた動きをしていません。
 戦争と、戦後期の生活苦で学校に通えなかった。これは本人の責任ではありません。かといって、特定の誰かが責任を取る性質のものでもありません。最終的には公がその力で守ってあげなくてはならないと思います。
 順ちゃんは70歳。残された時間はあまりありません。また夜間中学は高齢者だけの話ではありません。不登校やひきこもりなどの、今の子ども達にも存在させるべきものだと思います。
 私にどこまでできるか、どんなことができるか、まだ分かっていませんが、義務教育を受ける権利を全うさせてあげたいと思っています。

2012年03月14日

今日の厚生委員会

 今日は委員会審査の3日目です。厚生委員会では、市民環境局のうち、環境事業部と環境保全部の審査が行われました。
 予算案の説明の後、滝畑地区に計画されている産業廃棄物最終処分場の設置について、12月議会以降の提出書類等が資料として配布され、説明がありました。
 また東日本大震災で発生した災害廃棄物の広域処理について、現況の説明がありました。
 他の会派から、産業廃棄物最終処分場の設置について質疑があり、長くなるのかと思っていましたが、本会議でやったのでやらないとのことで、思ったより早く終わりました。

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 さて、最近和歌山城内にこのようなものが出現したのをご存知でしょうか?
 写真は砂の丸広場前ベラミ跡地ですが、他にも二の丸や城内動物園の周辺などに5基設置されました。ちょっとした休憩や雨宿り、日よけにも使えます。
 城内を散歩される際はぜひぜひご利用下さい!

2012年03月15日

委員会審査最終日

 常任委員会での審査最終日となりました。
 各委員会に付託された議案に対して討論を行い、採決します。今回、厚生委員会には請願が1件付託されていますので、採決の後、請願の審査も行います。
 今日は10時から委員会を開会する予定だったのですが、朝に東北からの震災がれき受け入れを反対する陳情が12件も出されたため、開会が遅れました。
 受付処理の事務を行わなければならないのと、幹事長会を開いて、出された陳情の取り扱いについて協議を行いました。
 本来、陳情は委員会の審査前に出していただいて、委員会の審査中に、提出者の意思も含んで審査するのが通例です。しかし、委員会審査は昨日までに終わっており、実質的な中身の審査ができないため、どうするかを協議しました。
 結果、提出された方々の意思を尊重するべく、私の所属する厚生委員会へ回されることになりました。
 開会された委員会では、付託された議案については、賛成多数または全員で、全ての議案が可決されました。請願については継続審査となりました。

 色々な思いがあるので、全てを否定はしませんが、がれき処理受け入れを反対されている方が持ってこられたビラの中に、東北全域が放射能に汚染されているといった文章があり、非常に憤りを覚えました。そのビラを、被災地で被災された方に配れるの?と言いたくなる内容です。
 受け入れに賛成意見も反対意見もあるのは理解しています。しかし、反対するためには何を書いても良いのかといえば、そうではありません。もう少し、心配りをお願いします。

2012年03月17日

3.11後、これからの地域

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 今日は東京で勉強会です。テーマは「3.11後、これからの『地域』の話をしよう」です。
 まず千葉大学法経学部法学科の小林正弥教授から「コミュニティと公共」というテーマで基調講演がありました。
 私は存じ上げなかったのですが、小林教授は「ハーバード白熱教室」で有名になったハーバード大学のマイケル・サンデル教授と親交が深く、小林教授ご自身も対話型の講義を行っておられるそうです。
 基調講演では、「公共とは何か」という基本的な概念、公共と公と民はどう違うのか、などをお話下さいました。
 その後は各テーブルに分かれて、グループディスカッションです。基本テーマは「地域の課題を考える」です。その中で小テーマが①地域の産業振興・復興②地域の担い手、女性・若者③地域コミュニティの再生の3つを設定されました。私は①の地域の産業振興・復興に参加させていただきました。
 私が参加したグループでは、まずNPO法人JUON(樹恩) NETWORKの松本さんから、この団体の活動内容について説明がありました。その後、他のメンバーが様々な質問をして、活動についての課題を洗い出しました。詳しい活動内容はリンク先のホームページをご覧下さい。
 その後、小林教授がコーディネーター役となって、それぞれのグループでの議論の結果を聞き、他のグループがそれに対して質問するというものでした。
 こういう勉強会ですと、だいたいは講師から一方通行が多いのですが、対等に議論しているようで新鮮でした。

2012年03月19日

新年度の環境対策

 今日は環境保全対策特別委員会が開かれました。
 委員会では、新年度から行われる予定の環境保全対策事業について説明がありました。当局からの配布資料はデータベースに置いておきますので、ご覧下さい。
 私は新年度事業のうち、環境啓発事業の中の(2)環境啓発・学習事業について、各地区で啓発活動の中核となる生活排水対策指導員の活動について質しました。
 始めて3年になる事業ですが、41人の方が指導員になって下さっているそうです。2年のうち1回市民向けの講習会をやれば良いとのことで、平成22年度で955人に指導したそうです。
 和歌山市には15万世帯以上あって、1世帯1人としても全体の1%にも満たない。それでは効果が薄いと指摘した上で、これから自治会の総会シーズンに入っていくので、そういう寄合の場所などで、啓発するのも一つではないか、と提言しました。
 夜は災害がれきの放射能に関する勉強会や、青年会議所の例会に出席しました。

2012年03月21日

会期末に向けて

 和歌山市議会2月定例議会も、いよいよ明日が最終日です。
 今日はまず、議会中継プロジェクトチームとりあえずの最終会合がありました。
 幹事長会から諮問され、各会派から8人のメンバーが出て、市議会本会議のインターネット中継を実現させるために、その規則から技術論まで、決算審査終了後の11月から何度も集まって研究して議論して、一つの結論を出すことができました。
 私が議員2年目の時、市議会だより編集委員会でインターネット中継の導入を提案しましたが、時期尚早ということで実現しませんでした。任期が変わり、他の会派からもやろう!という声が上がり、実現しました。喜び一入です。おそらく6月議会は、お茶の間で、職場で、スマホでご覧になっていただけると思います。
 続いて、幹事長会。明日の本会議での議案採決などの確認の前に、議会中継プロジェクトチームの正副座長から、諮問に対する答申が出されました。私は答申を出す方にも受ける方にもいて、変な感じですが、中身を一番分かっていると言えばそうです。
 その後、議運が行われました。議運では、明日の議事日程を諮ります。委員全員で議事次第を確認し、日程を決めました。
 明日の本会議には、議員発議の条例改正案や決議案、意見書案が5件出されます。提出する書類に提出者が署名をするのですが、議運が終わった後、署名して提出しました。
 それが終わってから、民主党県連での打ち合わせや、来週の視察の日程調整などをしました。

2012年03月22日

平成24年2月定例議会閉会

 先程、2月定例議会が閉会しました。議案審査に対する各常任委員会の報告の後、討論、採決を行いました。
 市当局から提出された平成24年度当初予算案と特別会計予算案、関連議案は全て可決されました。また追加議案として、副市長の選任など人事案件5件が提出され、いずれも可決されました。
 その他、議員発議として、市の組織改正に伴う委員会条例の一部改正、「こころの健康を守り推進する基本法(仮称)」の制定を求める意見書案、「障害者総合福祉法(仮称)」の制定を求める意見書案は全会一致、LNG火力発電所建設促進に関する決議案については賛成多数で可決されました。
 報道等でも取り上げられていました「東日本大震災に伴い発生した瓦れきの受け入れに関する決議案」についてですが、まずは文面をご覧下さい。

東日本大震災に伴い発生した瓦れきの受け入れに関する決議

 平成23年3月11日午後2時46分、マグニチュード9.0を記録する大地震が東北地方太平洋沖で発生し、それに伴う巨大津波の発生が、福島第一原子力発電所への壊滅的な損害初め東日本の沿岸地域を中心として甚大な被害をもたらし、現在に至ってもなお被災地の住民が耐乏生活を余儀なくされている。
 このような悲惨な事態を打開するため、我が国各地の方々はもとより世界各国から救援の手が差し伸べられ、被災地の復旧と復興に向けて取り組んでいる。
 本市でも、消防職員による救助は言うに及ばず、飲料水の供給、医療関係、行政関係職員の派遣や救援物資、義援金の提供、あるいは被災者の受け入れなど、さまざまな方面から復興支援に取り組んできた。
 しかしながら、被災地の復旧、復興への大きな障害となっているのが、この大震災に伴い発生した膨大な瓦れきの処理が進まないことである。
 政府は、福島県を除く瓦れきの処理について、全国の自治体に対して協力を呼びかけているが、受け入れの進んでいないことが実情である。
 このまま全国の自治体の協力がなければ、この先長年にわたり瓦れきがそのまま放置されることになりかねず、被災地の方々の苦悩を思えば、また被災地の一日も早い復興を願う私たちの思いをかんがみれば、今こそ我が国国民の協力をもって瓦れきの処理に当たるべきである。
 関西広域連合の声明では、和歌山県は大阪府とともに岩手県への支援が求められているところであり、環境省の調整により両県での協定を結ぶことで、本市は岩手県の瓦れきを受け入れ、処理することとなる。
 よって本市議会は、本市に対し、科学的な知見により放射能の影響を検証し、放射線量の測定等十分な体制を整えるとともに、現在、本市が処理している通常の廃棄物と判断されるものについては受け入れるよう決議する。

 今日までの間、がれきに付着している放射性物質の拡散を心配される方、また反対される方など、多くの方々ががれきを受け入れないよう申し入れがありました。またメールもいくつかいただきました。がれき処理に税金を使うなら、被災者を受け入れろ、というご意見もありました。
 19日には放射能についての勉強会にも参加しました。支援者から、徳島県知事室の市民に対する回答を見ておいた方が良いとのアドバイスも頂き、拝見しました。十分とは言えないまでも、調べ勉強もしました。その上で最終的に、上記の決議文となりました。
 ご覧いただいてお分かりかと思いますが、何が何でもすぐに、どんながれきでも受け入れるという意思表示ではありません。被災地の復興の一助となりたい。しかし和歌山市民の安全と安心も担保しなければならない。その両方の思いを込めて整えた文章です。
 和歌山市はかなり早くから、被災地の方々を受け入れる体制を整えています。2000人は来ていただけます。しかし、実際に移り住まれる方は本当に少ない。それは、地理的に遠いということもあるかもしれませんが、何より「故郷を離れたくない」という思いがあるのではないかと思います。
 そういう入り組んだ、様々な思いをご理解いただければと思います。

2012年06月05日

6月議会の告示

 今朝、幹事長会と議運が開催され、実質6月議会がスタートしました。
 会期日程の確認、各会派の一般質問と議案に対する質疑に立つ質問者数の確認、議会に提出された陳情や要望の内容確認と付託する委員会の確認などが主な議題です。
 また、先日講師をお招きして行われた政策条例の勉強会で学んだことを一歩進めようということで、各会派から代表を出して、政策条例についてのプロジェクトチーム(PT)を結成することになりました。
 幹事長会だけで1時間半弱時間をかけ、協議しました。
 また、今議会から和歌山市議会の本会議がインターネットで動画配信されます。生中継とビデオ再生の両方があります。
 今から3.4年前に市議会だより編集委員会でインターネット配信を提案しましたが、時期尚早ということで賛同者が少なく、実現には至りませんでした。確かに、設備投資に必要な費用が1千万円近く必要ということもあり、非常に難しい時期でした。
 しかし、時が過ぎ、導入の費用もかなり低く抑えられるようになりました。動画配信に対する理解も相当広がりました。市議会の総意として、できるだけ多く市民の皆さんに見ていただきたいとの思いもあり、実現の運びとなりました。
 日中お仕事されている方がほとんどの状況で、なかなか市議会で傍聴するというのは難しかったわけですが、これからは職場のデスクで、またおうちのパソコンで見ていただけることになりました。また生中継で見られなくても、録画配信で見ていただけます。
 なお、録画配信は放送後、平日5日後からご覧になっていただけます。

和歌山市議会インターネット配信 http://www.gikai-web.com/dvl-wakayama-c/

2012年06月06日

今日は東京日帰り

 今日は民主党和歌山県連の副幹事長として、関係団体の全国総会が行われるため、東京におりました。
 朝の飛行機で東京へ向かい、国会裏の議員会館へ。松本龍 前環境大臣と私の近況についてお話したり、岸本代議士の事務所で和歌山での話をしたりして、永田町を離れました。
 午後からの会議に出て、17時前に終了したので、急ぎ羽田へ向かい、1便早い飛行機で和歌山へ戻ってきました。

2012年06月16日

南海加太線開業100周年

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 今日は朝からあいにくの雨です。
 本日、南海電鉄の和歌山市駅と加太駅の間を結ぶ加太線が開業して100周年を迎えました。
 鉄ちゃん(鉄道ファン)の末端である私にとっては、身近に走る鉄道が、このような記念すべき日を迎えられたことを非常にうれしく思います。
 朝9時に市駅で、加太線内5駅分がセットになった記念入場券を購入。限定800セットですので、すぐになくなると思い、早々に買いに行き、無事に手に入れることができました。

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 午後から加太線に乗って加太へ。加太港近くにある旅館の大広間で行われた記念シンポジウムに参加しました。加太線にまつわるお話を、5名のパネリストがお話下さいました。
 和歌山社会経済研究所の元主任研究員でいらした亀位さん、和歌山市の合併される前の加太町役場時代からお勤めだった田中さん、曾祖父が加太線の工事を請け負われた建設会社の曾孫にあたる原さん、南海電鉄和歌山支社の和田部長さん、加太にある活魚料理店の3代目である稲野さんという重厚なパネリストのお話を、コーディネーターとして和歌山市観光課の新谷垣内課長が進行するというものでした。
 亀位さんは加太線の成り立ちについてお話されました。詳しくは亀位さんが和歌山社会経済研究所でまとめられたレポートをリンクしておきますので、ご覧になっていただくのが一番分かりやすいと思います。
 田中さんからは、加太が神代の時代から交通の要衝であり、特に淡路島や四国に続く南海道の宿場町であったことなどをお話されました。
 原さんからは、曾祖父時代の工事記録を見つけて来られ、加太の手前の険しい山を切り開いた工事の写真などを披露されました。
 和田さんからは、近年の加太線の状況をお話されました。加太線も乗降客数が下降の一途をたどっており、平成3年には約490万人だったのが平成23年には約200万人と半分以下になっており、貴志川線同様乗って残すしかないとお話されました。
 稲野さんからは、関空にも近いこともあり、外国人観光客をもっと呼び込めるような仕組みづくりをしていきたいと話されました。
 それぞれに違った加太への想いを伺うことができました。しかし、20年で半分以下の乗降客数になってしまっているのにはショックを受けました。公共交通とはいえ、赤字ではやっていけません。維持する苦労は和歌山市民が日本で一番よく知っていると思います。行政からの補助金といった安易な方法ではなく、根本的に維持していくための方法を模索していかなくてはならないと、実感しました。

2012年06月18日

2012年6月議会の一般質問全文

 今日の質問の議事録を記します。なお、これは原稿ベースで、速報版です。実際の議事録は若干異なることをお含み置きください。正規は後に発行される議事録に拠ります。
 今議会から本会議のインターネット配信が行われています。録画配信は平日5日後から視聴することができます。 http://www.gikai-web.com/dvl-wakayama-c/

《質問》

 民主クラブの山本忠相です。今回は教育行政について質問させていただきます。
 記憶に新しいところですが、4月23日の朝、京都府亀岡市の府道で集団登校中の児童と保護者の列に車が突っ込み、児童2人と保護者1名が亡くなるという事故が発生しました。その後も千葉や愛知でも同様の事故が立て続けに発生しています。
 このような事故は今に始まったわけではありません。2002年1月21日朝、京都府綾部市で集団登校中の小学生の列に乗用車が突っ込み、1人が死亡、11人が重軽傷を負いました。2005年10月17日横浜市都筑区で通学途中の高校生らの列に乗用車が突っ込み、9人が負傷しました。2007年9月20日山形県南陽市で集団登校中の小学生児童2人が乗用車にはねられ、1人死亡。2008年12月4日埼玉県所沢市で集団下校中の児童の列に乗用車が突っ込み、1人死亡4人が軽傷。2011年4月18日、栃木県鹿沼市で登校中の小学生の列にクレーン車が突っ込み6人が死亡。ちょっと調べただけでもこれだけ出てきます。過去10年間に同様の事件で、全国の小学生2485人が犠牲になったとの統計もあります。
 また残念なことですが、5月27日和歌山市湊で4才の男の子が、見通しの悪いT字路で車にはねられて亡くなるという事故も起きています。
 ここで、和歌山県の車事情について参考までにお話しさせていただきたいと思います。統計上和歌山県全体の数字になりますが、人口の多い本市について、その姿をかなり映しているかと思います。
 全国消費実態調査という統計がありまして、これは家計の収入・支出及び貯蓄・負債、耐久消費財、住宅・宅地などの家計資産を5年ごとに調査しているものです。この中から2人以上の世帯について抽出した2009年の数字についてお話しさせていただきます。
 家庭での自動車普及率の全国平均は85.5%に対し、本県は95.3%で13位。1位は栃木県で97.8%、最下位は東京都の60.7%です。
 2台以上所有している割合は全国平均で40.7%。本県は59.5%で24位。最も普及率が高いのは長野県で74.9%、最下位は東京都の7.2%です。
 軽自動車普及率の全国平均は32.9%に対し、60.8%で本県がトップ。6.2%で東京都が最下位です。
 バイク・スクーター普及率の全国平均14.8%に対して、本県は42.1%とこれまたトップであり、全国平均の3倍近い値となっています。本市の職員さんでもバイク・スクーターで通われている方を多く見受けられる点からも、実感できる数字だと思います。
 以上、4つの統計からも、本県のモータリゼーションの状況がよく分かると思います。車が生活に浸透している、切っても切れない関係であれば、当然その裏で交通事故の確率が高まるわけです。
 亀岡の事件を受けて、本市においても教委が5月28日に「通学路緊急交通安全対策会議」を行ったと報道されておりました。
 さてそこで、この会議を開くに至った経緯、例えば誰が実施を提案し指示したのか、会議内容の検討はどのように行われたのか。どのようにとりまとめをされたのか。報道によれば、警察に対し市内20箇所の安全対策を要望したとありますが、当日の会議の内容をお聞かせ下さい。
 次に、平成22年12月議会で自転車の利用について質問をさせていただきました。その後について、質問させていただきます。
 中高生が通学時にイヤホンをしながら自転車に乗っているのは危険であるばかりか法令違反である。この点は学校現場でどのように指導されているのかとの質問に、大江教育長から「交通ルールを守りマナーを高めることは、みずからの命を守り、他者を思いやる心を育てることにつながります。今後も子供たちへの交通ルールの徹底とマナーアップを図るよう、各学校に強く指導してまいります。」とお答えいただきました。
 質問から1年半が経過しました。具体的にどのように指導され、それは現場の各学校でどのように実践されているのか。その効果をどのように検証されたのか。質問前と質問後にどんな変化があったのか。お尋ねし、第1問といたします。

《大江教育長 答弁》

 会議開催に至った経緯については、亀岡市での通学路における事故を重く受け止め、事故翌日に市立の全小中学校長及び幼稚園長に対し、通学路における危険箇所の総点検をするよう指示いたしました。
 その結果、19学校園から、信号機や横断歩道の設置、一方通行などの交通規制や、歩道・ガードレールの設置などの要望があり、担当課で現地の状況を調査しました。この報告を受け、私は改善策等について、早急な対策を講じるため、警察・県・市の関係者による合同会議を開催するよう指示いたしました。
 次に、会議内容の検討については、教育委員会で資料を作成し、警察・県・市の関係部署に提示し、検討した次第です。
 また、当日の会議の内容については、先ず亀岡市での事故を受けて、各部署から取り組みの報告があり、次に、交通安全対策として、警察所管の方策や道路管理者所管の方策について意見交換し、最後に各学校園からの要望を示し、検討を依頼したところです。

 交通安全指導については、児童生徒が交通社会の一員として社会的な責任を自覚し、交通規則を遵守するなどの適切な行動がとれるように、教育活動全体を通しで指導するとともに、家庭や関係機関と連携・協力することを通して継続的に取組を進めることが大切であります。
 具体的には、自転車を運転する際に、ヘッドホン等を使用し大音量で音楽を聴く行為や携帯電話で通話するなどの行為をしないよう啓発するチラシを全学校に配布し、生徒に指導するよう指示してまいりました。
 また、少年センターと警察が連携し防犯教交通安全パトロールを強化し、街頭での指導も行っております。
 学校においては、学級指導や学校行事などにおいて交通安全の指導時間を確保するとともに、各家庭に文書を配布し自転車のマナーアップを含む交通安全について保護者の方への啓発も行っています。
 その効果の検証として、一つのバロメーターですが、平成22年度の中学生の登下校時の自転車に係る交通事故発生件数は7件でしたが、平成23年度は1件に減少しています。
 また、高等学校では、昨年度、雨天時の自転車運転において雨合羽着用を指導した結果、事故が激減した事例が生徒指導部長会で報告され、全市的に広がりをみせていると聞いております。
 これらの結果に妄り、議員からのご質問後、生徒の自転車遠転時の交通安全に対する意識は向上し、マナーも改善されていると推察されます。
 今後も、家庭及び関係機関と連携・協力を図りながら、自転車の正しい乗り方を含めた交通マナーを一層向上させるよう」児童生徒の安全確保のための取組を継続してまいります。

《再質問》

 それぞれご答弁いただきましたので、再質問させていただきます。
 新学期が始まって間もない時期の亀岡での事故。それからひと月経っての会議の開催。これは比較的対応が早かっただろうと思います。各学校の状況を聞き取った上で、保健給食管理課においてその現場を全部見に行かれたと伺いました。そのような下準備の上で開催された会議ではありますが、しかし、会議の内容を聞くにつけ、この会議の開催はこれでよかったのだろうかと疑問に思うのです。
 通学路の設定や各学校からの改善要望は、まず学校がPTAや地元自治会と協議し、その結果を保健給食管理課に報告。保健給食管理課は道路管理者の県や市の担当課に歩道整備やガードレールの設置を求め、また市の地域安全課を通じてないしは直接所轄の警察署に信号設置などを求めていくという流れになっているとのことです。
これまでは、今述べたやり方でやってきた。しかし、一方で各学校からの安全対策については、学校とPTA、地元自治会などが意見集約し、所轄警察署へ交通対策の要望を持ち込み、真摯に対応していただいていたところもあるとも仄聞しております。直接交渉というやり方は本来市教委で定めたルールに反しているとは思います。しかし、保健給食管理課が全ての地元事情を完全に把握するというのは難しいとも思います。
 今回の会議の開催を報道関係者に知らせ、当日は実際に報道関係者も傍聴していた。市教委としては積極的に会議を公開するとの方針を持っているからとのお話でした。情報公開は確かに必要です。市教委が何をしているのか、保護者はじめ市民に分かってもらいたいという思いがあるのは当然でしょう。しかしそのためには下準備が必要です。動いた結果に果実を得られなければなりません。それも今回の場合「子供の命を守る」という最大限の果実を、です。
今回のことについては、市教委は何かやりましたよとアピールするために会議を開いたのであって、その実は得られなかったのではないでしょうか。
 本来は市教委と道路管理者、警察が安全対策について話し合い、全員で取り組んでいくという報道になるはずが、思わぬ誤算が生じた。それは、警察側から、「要望の中にはすでに規制済みのところもある」「地元の合意なしには進められない」などの意見が出され、結果新聞記事の見出しに「安全対策の調整難航」と書かれる始末。これをもってしても、一体何のための会議だったのかと言わざるを得ない。
 また会議の中でも、警察に対してあれもしてほしい、これもしてほしいと要望しているが、その姿勢が警察への他力本願と映るのは私だけでしょうか。
 当日出席されていた警察の方にもお話を伺いました。警察としては登下校時に街頭へ立つ警察官の数を増やしている。地域には見守り隊の方々もいらっしゃる。学校は現場の意見をちゃんと汲み取っているのか。また、各学校での取り組みを教えていただけたら、警察という役割の中で、私達でできることは何でもさせていただく、とのお言葉をいただきました。
 警察にお願いすれば、何でも解決するのか。そういう姿勢ならば、暑い日も寒い日も、日差しの強い日も雨の日でもボランティアで街頭に立って子供たちを見守って下さっている地域の見守り隊の皆さんに対して、これ以上失礼なことはないのではありませんか。
 この会議に先立ち、市教委は学校とともに自分たちの範疇でできうる限りのことをされましたか。例えば、場合によっては通学路の変更を検討することもできたはずです。手の届く範囲で、亀岡の事故発生から会議までの1か月間にどんな動きをされたのでしょう。
 市教委は、自分たちが子供たちを守らなければならない、必ず守るんだという気持ちと愛情を持って、取り組まれていますか。
 以上、ご所見をお伺いします。
 
 次に、自転車のルールについてです。
 チラシの配布や出前授業などを行い、指導を行っている。一般質問以降に意識向上とマナー改善はなされているとのご答弁でした。
 私はほとんど自転車で移動していますが、やはり半分程度の生徒は、未だにヘッドホンイヤホンをしたり、携帯片手に前を見ず運転しているという姿を毎日見かけます。
 それは中学生でないかもしれない。高校生であったとしても市高の生徒ではないかもしれない。市教委の手が届く範囲ではないかもしれない。しかし、子供としては差はないので、やはり指導すべきではないかと思うのです。学校や地域でできないなら、そこでこそ警察の出番であって、街頭での指導をお願いすべきであると思います。
 まずは自助努力を行う。その上でできないところは助けを求める。そういう姿勢が必要ではないでしょうか。ご所見を伺いし、第2問といたします。

《大江教育長 答弁》

 亀岡の事故後、1カ月間の具体的な取り組み等と通学路変更の検討も含め、危険箇所の点検と対策を検討するとともに、児童生徒への交通指導や、保護者とともに登下校時での見守りを強化しています。
 また、教育委員会では、各学校園からの報告を受け、現地の状況を調査し、道路管理者等で対応できる要望については、道路管理者に依頼し、共に現場で改善策を協議し、対策を講じております。なお、亀岡での事故後、関係機関がそれぞれの立場で、通学路の危険箇所の状況を把握した上で、合同緊急会議に臨み、活発な意見交換をし、課題等について共有できたことは、大きな成果があったものと認識しています。
 教育委員会といたしましては、これまで以上に、教職員による交通安全指導への取り組みを充実させるとともに、関係機関と協働して、児童生徒の通学路における安全確保を図りたいと考えています。

 先ほど答弁しましたが、これまでの取組により、生徒の交通安全に対する意識の向上、マナーの改善がみられるところではありますが、一部には、未だ自転車の交通ルール遵守が徹底されていない光景が見られます。
 中高生の交通安全意識を高め、自転車の安全な利用法を啓発していくためには、警察等関係機関との連携は不可欠であると考えます。
 教育委員会としましては、これまでの取組を継続し、関係機関との連携をさらに深め、学校のみならず家庭や地域とともに、生徒の交通安全意識を高め、交通ルールを自ら守ることができる市民の育成に努めてまいります。

《再々質問》

 それぞれお答えをいただきました。
 教育長から、合同会議において「活発な意見交換をし、課題等について共有できたことは、大きな成果があったものと認識してい」るとのご答弁をいただきましたが、本当に活発な意見交換ができたとお考えですか。会議の詳細を聞かせていただきましたが、活発な意見交換や議論ができていたとは思えないのです。教育長は会議に出席されていなかったようですので、出席されていた原局長はどういう感想をお持ちなのか、お伺いしたいのですが、私も先程思い浮かんだので、通告していませんので、伺わないことにします。
 今回のように、負の報道がされてしまえば、保護者への心理的影響は否めません。結果、市教委に対して不安を感じ、不信感となり、信頼感が低下してしまう。これが成果と言えるのでしょうか。
 他県の話ですが、集団登校が心理的な緩みを生んでいるのではないかと考え、根本的に通学方法を考えているところもあるようです。子供の命を守るために、あらゆる策を講じようと全国で動き始めています。
 2つの質問を通して、2問目の最後にも述べましたが、まずは自助努力を行う。自分の手の届く範囲ではこれ以上できませんというところまでやるだけやって、助けを求めることが必要だと考えます。しかし、これまでのご答弁の中から、教員の姿が見いだせないのです。会議の中でも「学校の先生は何をしているんだ」との声を聴くとの発言もありました。本当にできるすべての自助努力を行っていますか。
 確かに警察には助けていただかなくてはならない。市教委もお願いする立場にあるというのは理解します。しかし、子供を守るという立場では対等ではありませんか。会議の中では突き放したかもしれないが、しかし市教委がすべきことを全て行っていれば、間違いなく力になってくれると確信しています。
 市教委ができることを全てするのかどうか。お考えをお聞かせ下さい。

《大江教育長 答弁》

 今後とも、教育委員会としましては、児童生徒の通学路における安全を保つため、最善の努力をする所存です。
 また、各学校の教職員はそれぞれの校区内において、定期的に、通学路の危険箇所に立つなど、安全確保に努めておりますが、今回の事故を受けて、児童・生徒の安全に対し、意識を高め、更に取り組みの強化を図るよう指導してまいります。

2012年06月22日

今回の豪雨被害について

 すでにテレビや新聞でご覧になっていらっしゃるかと思いますが、昨日21日夜から22日早朝にかけて、台風5号が崩れた温帯低気圧と梅雨前線が一緒になり、九州から西日本にかけてかなりの雨をもたらしました。
 和歌山市内でも東南部の和田川周辺を中心に、用水路から水が溢れ出し、広範囲で冠水しました。
 まずは、被害を受けられた皆様に、お見舞いを申し上げます。
 市の危機管理局で被害状況を取りまとめていますが、被害の全容はまだ把握できていません。
 民主党和歌山県連内にも本日午前、県連代表を本部長とした災害対策本部を設置しました。県内全域の被害状況について情報収集を行うとともに、政府および党本部に現況を伝えて、対応をお願いしているところです。
 市議会では、常任委員会審査の2日目でしたが、市当局の動向を見ながら開会を遅らせる対応をしました。
 昨日の警報発令から多くの職員さんが市役所で詰めて、徹夜で対応しました。また夜明けとともに市内全地区へ赴き、将に「不眠不休」で状況把握を行いました。職員の皆さん、本当にお疲れ様でした。ありがとうございました。
 私も委員会審査の終了後、被害地域に入りました。また午前中に現場へ行かれた方からも状況をお伺いしました。
 今回の豪雨で、床上まで浸水したお家も多数ありますが、甚大な被害にならなかったのは、この地域に田んぼが多く、そこで水を抱えることができたからだと思います。
 昨年9月以降、自然の力を見せ付けられることが多くなりました。残念ながら、我々人間は自然の猛威を完全に抑えることはできません。命まで取られずに済んだ、そういうこともあるんだと思いながら、自然と共存していくしかないと思います。

2012年09月18日

2012年9月議会の一般質問全文

 今日の質問の議事録を記します。なお、これは原稿ベースで、速報版です。実際の議事録は若干異なることをお含み置きください。正規は後に発行される議事録に拠ります。
 本会議のインターネット配信が行われています。録画配信は平日5日後から視聴することができます。 http://www.gikai-web.com/dvl-wakayama-c/

《質問》

 民主クラブの山本忠相です。議長のお許しを頂きましたので、質問をさせていただきます。今回は人権施策と文化財保護の二題を取り上げさせていただきます。
 まずは、人権施策についてです。
 平成23年11月11日、愛知県警は、同県警の暴力団担当捜査員を含む7人分の戸籍謄本や住民票の写しを不正に取得したとして、東京にある「プライム総合法務事務所」の経営者やGという探偵会社の代表、司法書士、元弁護士など5人を偽造有印私文書行使や戸籍法違反、住民基本台帳法違反の疑いで逮捕しました。
 そもそもの発端は、愛知県警暴力団担当捜査班の車両が相次いで盗まれたり、捜査員の自宅周辺を不審者が徘徊したり、不審な電話が掛かってきたりしていたため、捜査を進めたところ、プライム社やG探偵会社と暴力団関連企業との間に資金のつながりがあることが分かり、結果今回の犯罪が明らかになったそうです。
 しかし、問題はこれだけに留まらず、全国に波及しました。プライム社や探偵会社は、今回逮捕された司法書士の名義で取得した「職務上請求書」を平成20年11月以降約2万枚偽造し、偽造請求書を使って戸籍情報など1万件以上を全国各地の役所から不正に取得していたことが明らかになりました。
 「職務上請求書」とは何かということですが、本来戸籍謄本や住民票の写しなどは、本人とその家族以外は取ることが出来ません。八士業という「士」の文字がついた8つの国家資格を持った方々、具体的には、弁護士、公認会計士、司法書士、行政書士、弁理士、税理士、社会保険労務士、土地家屋調査士であれば、依頼者から相談を受けた場合に当事者やその他の関係者、家族について戸籍謄本等で確認する必要があり、依頼者本人の手を煩わせることなく必要書類を取得するために用意されたものです。
 それぞれの業の全国組織、例えば日本行政書士会連合会や全日本税理士会連合会等が独自で作成した「戸籍謄本及び住民票の写し等職務上請求書」を使用しますが、これは各都道府県連合会に送った枚数や通し番号を管理し、都道府県連合会は支部や支部に所属する個々の会員に対しても同様に管理を行っているそうです。
 今回の事件は、本人やその家族の申請でなくとも戸籍謄本等を取得できる「職務上請求書」を偽造して、全国で大量の戸籍情報を不正取得していたことですが、本質はそこではありません。プライム社とG探偵会社がなぜ1万件以上もの戸籍情報を取得していたか。それはG探偵会社が全国各地の探偵事務所や調査会社から依頼を受け、戸籍情報の不正取得を繰り返していた疑いのあることが分かっており、G探偵会社から情報を入手するルートが業界内に確立していたようです。依頼を受けたプライム社は戸籍情報を不正取得し、G探偵会社に1件5千円から1万5千円で売り渡していたようです。
 しかし、今回のような事件は今に始まったものではありません。調べるだけ調べてみましたが、平成17年4月には神戸市と宝塚市、大阪市の行政書士3人が「職務上請求書」を悪用し、興信所の身元調査などに絡んで第三者の戸籍謄本や住民票約4千件を取得、見返りに報酬を受け取っていたことが明らかになっています。
 同年7月には愛知県の元行政書士が、23都道府県で91件の住民票の写しを不正取得し、信用調査会社に横流ししたことが明らかになっています。
 平成18年5月には大阪府の行政書士が、他人の戸籍謄本を不正に入手したとして、業務停止処分を受けています。
 本市も関わる事件としては、平成19年三重県の行政書士が511件の戸籍謄本などを不正取得した事件があります。先の事件同様、調査会社が背後にあることが明らかになっています。
 そこでお尋ねします。平成19年に不正取得が発覚した当時の本市における対応を時系列に明らかにして下さい。また、プライム事件についても、その発生を認知して以降、本市における対応について明らかにして下さい。

 次に文化財の保護についてお伺いします。
 「お台場」とか「台場」と聞くと、多くの方が東京のお台場を思い浮かべられるかと思いますが、私達の和歌山市にも台場、正確には台場跡が存在します。雑賀崎にある番所庭園の北側にある、地元住民からは「トンガの鼻」と呼ばれる岬に雑賀崎台場跡、通称カゴバ台場があります。
 幕末、鎖国下の日本に外国船が押し寄せてきました。特に文化5年1808年長崎港にイギリス軍艦が侵入したフェートン号事件以降、幕府は態度を硬化させ、文政8年1825年異国船打払令を発して、沿岸に接近する外国船は見つけ次第砲撃して追い返し、上陸外国人については逮捕を命じるようになります。
 徳川御三家の一つである紀州藩は国家要諦のひとつであり、また紀伊水道は諸国交通の要衝でありました。安政元年1854年以降、紀州藩は加太から下津町大崎までの和歌山近海を7つの地区に分けて、それぞれを7人の家臣に管理させ、持ち場の要所に台場を築かせたと言われています。元番所台場、現在の番所庭園もその一つですが、カゴバ台場についてはその築造時期はよく分かっていないものの、おそらく同時期であろう事は想像に難くありません。
 このトンガの鼻カゴバ台場は、平成10年に専門家の協力の下、その存在を再確認されて以降、地元住民有志が中心となってボランティアで草刈りや道の整備を行って来られました。平成14年12月には、活動に参加されている方々を中心に会員数42名で「トンガの鼻自然クラブ」を発足させ、これまで行ってきた遺跡の維持保存活動に加え、見学していただく方の助けになる案内板の設置など、その活動の幅を広げてこられました。
 我々議員に直接関係あるところでは、平成22年4月18日に森林環境保全促進和歌山市議会議員連盟から、市民が散策できる環境整備を目的に、トンガの鼻とそこから海側に下りた通称ナカヤマの浜広場に植樹するための苗木を贈呈させていただいております。
 さて、このように地元住民を中心に、大切にされているトンガの鼻カゴバ台場ですが、平成17年2月の定例会本会議において、市長は「早い時期に買収し・・・保全整備に努めてまいります」とのご答弁をされています。以降、今日までの状況について、お示し下さい。
 以上で第1問といたします。

《上島市民環境局長 答弁》

 平成19年8月に三重県より行政書士による不正請求があり、住民基本台帳法に基づく過料通知を行ったとの通知がありました。同年9月に本市にかかる請求について資料提供を求める照会文書を送付しました。同年10月に三重県より回答文書が届き、直ちに対応の協議を開始し、10月末に対策本部を設置し、同年12月に、被請求者本人への告知文書を発送しました。
 次に、プライム事件につきましては、平成23年11月に和歌山地方法務局と和歌山県から、司法書士事行政書士の職務上請求書を偽造した不正請求があったとの通知がありました。その後12月に、不正な取得がおこなわれた期間及び偽造された請求書番号について、該当する請求書が存在しないかという、県からの照会があり調査したところ、8件の請求があったことが判明しました。その後、県を通じて情報を収集し、現在、被請求者本人への告知に向けて準備を行っているところです。

《原教育局長 答弁》

 通称「カゴバ台場」こと「雑賀崎台場跡」は、農林水産省の所有であり、管理者である県農林水産総務課が、現在、農地法に定められた売払いの手続きを進めているところです。
 「カゴバ台場」は、平成19年に文化振興課が実施した発掘調査の結果により、22年4月に和歌山県指定文化財に指定されています。

《再質問》

 それぞれご答弁いただきましたので、再質問させていただきます。まずは人権施策についてです。
 三重県の行政書士による不正取得の場合、平成19年8月13日に三重県から当該行政書士に対する過料処分の通知文書を受理。同23日には和歌山地方法務局から事件についての文書を受理。9月11日三重県に対して本市に対象者がいるかどうかの照会文書を送付。10月1日に三重県から回答文書が届きます。その後、和歌山市戸籍謄本等不正入手・身元調査事件対策本部が設置され、対応を協議。不正取得された本人に不正取得されたことを通知したのが同年12月中旬。この間4か月です。
 プライム事件の場合、平成23年11月に関係者が逮捕され、同時に法務局と県から不正取得があった旨の通知が来た。本年3月22日には探偵会社の代表に懲役2年6ヶ月の実刑判決が、翌23日には司法書士に罰金刑の判決、5月18日にはプライム社の経営者に懲役3年の判決が出ています。
 ご答弁にありましたが、平成23年11月に和歌山地方法務局と県から、職務上請求書を偽造した不正請求があったとの通知が来た。不正取得が行われた期間と偽造された請求書番号について県から照会があり、調査したところ8件該当することが分かった。なのに今日、まだそのご本人には不正取得されたことが通知されていない。
 2つの事件の経緯は全く違うとはいえ、不正取得されたのは事実であり、当局はそのこともすでに認知していらっしゃいました。にもかかわらず、今日まで当事者に告知すらされていないのはなぜでしょうか。三重県の事件に対応したという前例のあることなので、もう少し早く対応できたのではなかったか、対応すべきではなかったでしょうか。当局の見解を求めます。
 次に今後、同様の事件が起きた場合に、不正取得されたことを本人に知らせる制度を導入する必要があると思いますが、どのようにお考えですか。お聞かせ下さい。

 次に文化財の保護についてです。
 ご答弁にもありましたが、市当局の皆さんにも色々とご尽力いただいて、平成22年4月に和歌山県から指定文化財(史跡)の指定を受けることができました。これで内外にその重要性を示すことができたのではないかと思います。しかし、その指定からもまもなく2年6か月が経ちますが、市長がおっしゃった早い時期の買収は実現しておりません。今後の見通しについてお考えをお聞かせ下さい。
 また、せっかくのこのような歴史的に重要な遺構を、我々から次代へと受け継いでいかなければならないのではないでしょうか。そのためには保存や整備は欠かせないものであります。
 保存と整備、そして継承していくための準備が必要であると考えますが、当局の見解をお伺いして第2問といたします。

《大橋市長 答弁》

 本人通知制度については、事前に登録された方につきまして、住民票の写し等が代理人や第三者に交付されたことを早期に本人へ通知することで、事実関係を究明するきっかけにもなること、制度を導入することを広報することで、不正請求に対する抑止力も期待できることから、住民の権利保護のため、年度内にも導入できるよう取組んでいきます。

《上島市民環境局長 答弁》

 平成19年の場合は、同年8月に三重県より通知があった時点で事実が解明されており、それをもとに対応することができました。プライム事件の場合は、平成23年11月に和歌山地方法務局と和歌山県から不正請求があったとの通知があり、12月に和歌山県から不正が疑われる請求書についての照会がありました。
 その後は県を通じて情報を収集し事件の経緯を確認してきました。議員ご指輪のとおり、平成24年5月に裁判の結果もほぼ確定していますが9月にはすべて確定しましたので、本人告知に向けて早急に取組んでいきます。

《原教育局長 答弁》

 「カゴバ台場」は、戦後、農地として国が買上げをおこなったものであり、買受の優先権は、旧所有者の承継人、地方公共団体の順となります。
 教育委員会といたしましては、承継人の方からの買受申込みがなければ、平成26年度中を目処に買収を行うとともに、保存整備に向けて、有識者による検討委員会を立ち上げ、以前より保存整備にご尽力いただいている地元の方々にも参加をお願いし、ご意見をいただければと考えております。

《再々質問》

 それぞれご答弁いただきましたので、3問目に入らせていただきます。まずは人権施策についてです。
 上島局長のご答弁にもありましたが、8月23日に名古屋高裁で探偵会社社長の控訴審判決が言い渡され、1審判決を支持、弁護側控訴を棄却しました。9月上旬には判決が確定したと聞き及んでいます。これで関連する全ての事件の判決が確定したそうです。
 2問目でも指摘しましたが、今回プライム事件の対応について、もう少し早く対応できたのではなかったか、対応すべきではなかったのかと思うのです。
 例えば、東京都荒川区では、不正取得が行われた場合、被害者に対して事実告知等の迅速な対応をとるための事務取扱要領を平成22年4月に定めています。これは三重県の事件の後、プライム事件の前です。
 具体的には、
 ①国(東京法務局)又は東京都(総務局)からの不正取得の通知又は照会があった場合
 ②新聞等報道機関において不正取得に関する報道があり、国又は東京都に照会し不正取得の事実が確認できた場合
 ③裁判所の判決で不正取得の事実が確定した場合
のいずれかで不正取得があったことを確認した場合、
 ①被害者本人に親展扱いの文書で、不正請求があったことを告知します。
 ②戸籍法等の規定に違反したものとして、警察に刑事告発します。
 ③不正請求した者が所属する資格者団体に改善報告を求めます。
とホームページに分かりやすく書かれています。
 市長からは、本人通知制度を年度内に導入できるよう取り組む、とのご答弁を頂きました。実は本県においてすでに、橋本市・湯浅町・広川町・有田川町が事前登録型の本人通知制度を導入しています。私は県都和歌山市が、他の市町村の範となるべく先駆者先駆市の役割を担わなければならないのではないかと考えます。
 「知らぬが仏」という言葉もありますが、事これに関しては知らないでもいいというものではありません。誰にどこでどう使われているか分からないという気持ち悪さ、知らない間に被害を被っているかもしれないという恐怖。これらを和らげる、また被害者に心づもりをさせることが一日でも早い方がいいのは、言うまでもありません。
 本人通知制度導入の決意を述べて頂きましたので、お言葉通り実施していただきますようお願いします。

 次に文化財の保護についてです。
 相手のあることなので確定ではありませんが、承継人からの買受申し込みがなければ、平成26年度中には市で買受けしていただけるというご答弁をいただきました。承継人からのお返事があった後には、速やかに対応していただくよう求めます。
 また、どのように保存していくかについては、検討委員会を立ち上げて計画を練っていただけるようですが、その中では「どのようにするか」も重要ですが、「誰が行うか」も重要であると思います。地元住民や先程ご紹介した「トンガの鼻自然クラブ」といった実際に活動してらっしゃる方々と協働して進めていただきたい。
 そして、このような和歌山の歴史を物語る遺構は地域の宝でもあり、和歌山市民全員の宝でもあり、日本国の宝でもあります。大切な宝をもっと積極的に守っていただきたいということを付け加えさせていただきます。
 もう一点、所管が教育委員会ということで、学校教育の中で和歌山の歴史を、子ども達にしっかりと教え伝えていただきたいのです。
 先日、ニュース和歌山で車駕之古址古墳の記事を拝見しました。実は記事を拝見するまで、和歌山市の古墳から全国で唯一の金の勾玉が出土していたことを知りませんでした。私は福岡市志賀島で見つかった金印に匹敵する発見ではないかと思っています。
 私が和歌山市のことについて学んだときに使っていた副読本があるのを思い出して、教育研究所でお借りしてきました。『わたしたちの和歌山市』という名前です。久しぶりに読み返してみて思ったのですが、和歌山の成り立ちや歴史についてあまり詳しく書かれていません。
 車駕之古址古墳で金の勾玉が出土したのが平成2年1990年で私が12才の年ですから、間に合わないのは無理もありませんが、今の子ども達には車駕之古址古墳やカゴバ台場の話も含めて、教材の中に取り入れていただき、和歌山の歴史を教えていただけないでしょうか。これはお願いです。
 以上で私の一般質問を終わります。

2013年04月15日

7ヶ月ぶりの更新です。

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 長く放置してしまい、申し訳ありません。約7ヶ月ぶりの更新です。
 休んでいる間に色々なことがありました。一番大きかったのは、衆議院の解散総選挙で民主党が大敗し、下野したこと。残念に思いながらも、批判を受けるのは当然だという思いも半分ぐらいあります。それでも、私は民主党を辞めません。その思いはまた別の時にお話します。
 今日の午前中は、この土日に受けた相談の解決に向けた準備や下調べに充てました。市の担当部署の職員さんにも助けてもらって、乗り切ってもらえるようにしたいと思います。
 夕方には、北原美麗先生の個展にお邪魔させていただきました。たくさんある作品の中でも一番目に止まった「凛」の字の横で、北原先生と一緒に記念撮影させていただきました。にすいのみずみずしさと、つくりのどっしりと腹が据わった感じが、将に「凛」の字を表しているように思いました。
 北原先生から、「山本さんも書いてみたら?決まりはないから、思うがままに」と言っていただきました。復活してみようか思案しています。

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 17時半からは党のウェブ政策担当者会議に参加しました。3月から毎週月曜日の夕方、党本部と全国の都道府県連をウェブの会議システムでつないで、決められたテーマについて議論します。
 今回は「交通基本法案について」でした。私も、この4月から始まった紀三井寺団地を走る地域バスシステムを紹介し、私の考えを述べさせていただきました。

2013年04月23日

『和歌山市みんなでとりくむ災害対策基本条例』を制定しました。

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 昨年の6月から議会内で、議員としての重要な仕事の一つである「条例を創る」という取り組みを行ってきました。法律は原則日本全国一律の決まりであるのに対し、条例はその条例を定めた地方だけのきまりです。
 議会は今まで条例を制定してこなかったわけではありません。市の施策やサービス提供の決まりとなる条例は市長が議会に提出し、議会の賛同によって実施されてきました。議会での中身の議論なくして条例を作ることができない仕組みなので、当然多くの条例について議論し、採決してきました。
 しかし、前述のように、そのほとんどが市長による提案でした。本当は議員にも条例を作る、特に政策に関わる条例を作る権限はあるのですが、それはあまり活かされてきませんでした。
 地方主権自治分権と声高に言われるようになり、議員としてできることを最大限やろうというところから、今回の取り組みは始まりました。
 各会派から選出された11人が、それぞれ役割分担をして、政策条例を作るために奔走しました。それこそ、どんなテーマで条例を作るかといったところから議論は始まっています。
 色々と市民の皆さんに知っていただきたい点があるのですが、その一つに、今回の条例を作るにあたって開かれた協議会の議事録がすべて公開されています。11人全員が出席する協議会10回分の議事録です。リンクを貼っておきますので、こちらからご覧下さい。
 たった10回と思われるかもしれませんが、それぞれの会議の間にも担当だけが集まって詰めたり、廊下で会っても「あれはどうする」「これはどうなった」など、条例の話ばっかりしていたように思います。本来、舞台裏は明かさないものですが、それぞれの議員がどう考え、どういう思いで創った条例かを知っていただきたいと考え、全員一致で公開することになりました。
 また、条例の文体も特徴的です。通常条例の文体は「である、しなければならない」という文末を使うのですが、表題にもある通り「みんなでとりくむ」必要があるので、目線を変え、その主体に合わせた言葉遣いをしようと決めました。
 災害発生の時、市民ひとり一人の横に市職員を置いておくわけにはいきません。まずは、自分の命は自分で守っていただかなくてはならない。だからこそ、この条例をチェックリストのように使っていただけるものにしたいと考えました。市や議会に対しては公の責任があるので、今まで通り「である体」を使用しています。
 一つの条例の中で、対象者によって言葉を使い分けている条例は全国でも初めてだと思います。法令や条例のプロからすれば邪道かもしれませんが、私達はその目線にこだわりました。
 まもなく写真の市議会だよりが皆さんのお手元に届くかと思います。この機会にそれぞれのお家の災害対策を確認・点検してみて下さい。

2013年08月01日

愛走フレンズ

 まったく更新ができておらず、申し訳ありません。
 トルコへ行ってきたことも書きたいのですが、なかなかままならず、です。

 先程、福祉関係の部署に用事があり、その部署でお話ししている間に、終業時刻の17時15分を過ぎていました。議会の自室へ戻ろうと廊下を歩いていると、その途中に人権同和推進課という部署があります。そこで男性の職員さんが立って、課のみんなに聞こえるような声で何かをお話しています。私は、申し伝えか何かかなと思って、そのまま部屋に戻りかけたのですが、気になって踵を返しました。
 聞いていると、『それがにんげん』という詩を読み、人が一人の人として生活していくこと、日常業務の中で職員さんが率先してお手伝いすることなどがお話しされました。
 次はなんだろうと思っていると、その言葉に気を取られてしました。「愛走フレンズ」という言葉です。まずはそれが何かをお話しします。

 島根県出雲市では毎年建国記念日の2月11日に「くにびきマラソン」を開催しています。
 ある年、市長室に1本の電話がありました。電話の主はくにびきマラソンに出たいとおっしゃいました。市長は歓迎の意を伝えられたのですが、相手からの次の言葉で絶句します。
「私は、まったく目が見えないのです。」
 市長は「伴走者を探すので、安心して参加してください」と、答えました。があてはありません。担当課長を呼んで事の次第を話し、職員から伴走ができるものを探すよう言いました。全行程の10キロを走るだけでも大変なのに、盲目の方の伴走をするなんて、できるのだろうか。
 翌朝、担当課長から5人見つかったとの報告が市長にもたらされました。
市長「みんな10キロ走れるのか?」
課長「誰も10キロは走れません。」
市長「走れないのが5人もいてどうするんだ!」
そして課長はこう答えました。「みんな10キロは走れないので、一人2キロずつ走ります。5人が力を合わせたら10キロ走れますから、ぜひやらせてください。」
 そして、その日から5人は練習を開始します。凍てつくような寒い日に、仕事を終えてからの練習です。一人が目隠しをし、一人がロープの片方を持って「坂です」「右に曲がります」と誘導しながら走る練習です。
 2月11日、マラソン大会の日。盲目の方と一緒に5人の職員が交代で伴走しました。そして見事にゴールイン。くにびきマラソンで盲目のランナーが誕生した瞬間でした。
 翌年は8人の参加応募があり、48人の職員と20人の市民が伴走を申し出ました。そしてこの時からこのグループに「愛走フレンズ」という名前がつけられ、毎年ランナーが増えているそうです。

 この時の市長というのが、私が秘書として就かせていただいていた岩國哲人先生のことです。この話も直接岩國先生から何度も聞かせていただきました。
 まさか今日、久しぶりにその話を聞くとは思いませんでしたし、戻ろうと思わせたのは何かあるのかなぁと思ってしまいました。
 お話が終わった後、本市の職員さんから今日のレジュメをいただきました。「発想の転換 愛走フレンズ」と書かれた後にこう続いています。
◇思い込みをやめる
◇みんながいきる方法
◇障がいがあるのは不便ではあるが、不幸ではない。
◇あたりまえのこと
 岩國市長も、一人が10キロ走らなければならないという思い込みがあったそうです。しかし、盲目の方に何としても走ってもらいたいという職員さんの情熱が、状況を大きく変えました。まさに、発想の転換です。
 久しぶりに思い返してみて、思い込みをやめ、当たり前のことを当たり前にし、みんながいきる方法を提案できる仕事をしようと、改めて思いました。

2013年08月12日

市議会だより発行!

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 2日前の話になりますが、10日付の新聞折り込みで和歌山市議会だよりが配布されました。
 市議会の活動を市民の皆さんに知っていただくために、毎定例会後に発行しています。2年ぶりに市議会だより編集委員として復活しました。
 まだご覧になっていらっしゃらなければ、ぜひ10日の新聞折り込み広告の中を探してみてください。
 1面には正副議長の挨拶とともに、カナダ・リッチモンド市との姉妹都市提携40周年を記念した交流について掲載されています。
 また任期も折り返し、所属委員会の変更などもあり、異動のお知らせなども掲載しています。

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 6月の議会でも一般質問に立ちましたので、その概要が掲載されています。そちらも併せてご覧になってください。
 「探したけど見つからない」とか「新聞を購読していない」という方は、市議会だよりのページでご覧いただけますし、お申し付けくださればお届けさせていただきます。
 結構手間暇かけて、分かりやすい紙面づくりに取り組んでいますので、ご覧になったご感想やご意見などお聞かせいただければ幸いです。

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